子供用首まき式保冷具
【課題】
体温が上昇しすぎるのを防ぎ、特に子供の生活活動の際の熱中症対策として暑気から人体を保護することのできる、作業性・密着性・コスト面・冷熱保持期間で優れていること、また巻きつける際に人体にフィットするように保冷剤本体の素材を３〜６分割して充填することを特徴とする首まき式保冷具を提供する。
【解決手段】
マジックをとめることにより体に密着させた巻き付け式保冷具本体は、体を動かしてもずれることがない。さらに着脱式の保冷剤は繰り返しの使用が可能である。また保冷剤本体を円柱状に冷凍することで、幅をせまくして人体に接する面を少なくしていることと外側を断熱資材で覆っていることで保冷時間を長く担保できることを特徴とする。また揮発性に優れたメッシュの布地で覆うため装着時の爽快感を得ることができる。
体温が上昇しすぎるのを防ぎ、特に子供の生活活動の際の熱中症対策として暑気から人体を保護することのできる、作業性・密着性・コスト面・冷熱保持期間で優れていること、また巻きつける際に人体にフィットするように保冷剤本体の素材を３〜６分割して充填することを特徴とする首まき式保冷具を提供する。
【解決手段】
マジックをとめることにより体に密着させた巻き付け式保冷具本体は、体を動かしてもずれることがない。さらに着脱式の保冷剤は繰り返しの使用が可能である。また保冷剤本体を円柱状に冷凍することで、幅をせまくして人体に接する面を少なくしていることと外側を断熱資材で覆っていることで保冷時間を長く担保できることを特徴とする。また揮発性に優れたメッシュの布地で覆うため装着時の爽快感を得ることができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、熱中症防止用の首まき式保冷具に関し、例えば高温下での業務および活動者、特に子供を暑気から保護するための保冷具に関する。日常生活活動の際の保冷用品に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
体を冷やすためには、脇、背中、腹、腰などを冷やす用品を使用していた。例えばタスキ式わきの下動脈熱降下は、急な発熱・高温を短時間で効果的に下げることを目的としているため、本考案とは使用目的が異なる。（特許文献１参照）
また、冷却機能を有する衣服は冷却材を収納するために収納ポケットが多数取り付けてあるため、全体重量が重くなり活動する際に問題がある。
【０００３】
身体冷却装置は２点支持のために腹部以外で使用すると活動時にずれが生じ、所定の位置に固定できないことが考えられる。（特許文献１，２参照）
また、体温冷却衣は構造が複雑でコスト面・使用面において問題があると考えられる。
（特許文献４参照）
さらに背負い保冷具は保冷剤入り本体に、着脱可能な滑り止め付ベルトを付け当該ベルトを背中にかけることにより、本体を背中に装着するとあり本考案とは異なる。
【０００４】
またニューネックールＷは２層からなるゲル製の保冷剤本体を直接カバーに入れるので、保冷時間が短く、さらに不凍ゲルと凍結ゲルの２層からなっており不凍ゲル側が人体部の表面に当接されるとしており本考案とは異なる。
【０００５】
さらにマジクールは水分が気化する際の吸熱作用により皮膚の温度上昇を抑えるとしており冷感を担保する手段が異なりまた保冷性能としては数字で表すと２６℃〜２７℃ぐらいの温度としており本考案とは異なる。
【０００６】
本発明者は子供用巻き付け式保冷具で実用新案を取得しているが、保冷剤を冷凍する際の形及び保冷袋の構造さらには筒状ポケットの素材において改良点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
【特許文献１】特開２０００−６０８９１号
【特許文献２】特開２００２−３０９４１４号
【特許文献３】特開２００１−４６４１６号
【特許文献４】特開２００２−３７１４０７号
【特許文献５】実願２００８−００６９０４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
体を冷やす方法として体温を下げるためには、従来の方法では作業性に欠ける場合、本体を体に密着させきれない場合、冷熱保持期間が短い場合、放熱及び吸熱温度を低温にできない場合、コスト面に問題がある場合が考えられる。
【０００９】
この発明の主たる目的は、特に子供の日常生活の際の熱中症対策として体温が上昇しすぎるのを防ぎ暑気から人体を保護することのできる作業性、密着性、コスト面、冷熱保持期間で優れていること、また巻きつける際に人体にフィットするように保冷剤本体を小分割したことを特徴とする首まき式保冷具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
使用前に円柱状に冷却することにより所定時間保冷効果を発揮し、首回り等に巻き付ける際に小分割された保冷剤の充填された袋と、この袋を収納する人体に接する内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍで形成されたシートを施し、その外側に保冷時間を３〜４時間持続させるために外気からの輻射熱をカットするためのシート、さらにその外側に断熱性の高い静止した空気の層を製縫した筒状のチャック付保冷袋と、前記袋を出し入れ自在に収納する吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地で形成された筒状のマジックテープ付ポケットを含む。
【００１１】
冷凍用の保冷剤入り本体を保冷時間が３〜４時間持続する保冷袋に入れチャックをして密封し着脱可能なマジックテープ付筒状ポケットに収納してから首まわりに装着する。
【００１２】
冷凍用の保冷剤入り本体は縦３０〜５０ｍｍで、横３０〜６０ｍｍの正方形または長方形の袋が連続してつながっているものであり首まわりなどに装着する際に長さ方向に３〜６分割されている。
【００１３】
これを入れる保冷袋は人体に接する内面はアルミ蒸着シートで形成され、保冷時間が３〜４時間持続するように外側を断熱性がある輻射熱をカットするためのシートで覆い、さらにその外側を静止した空気の層で覆われていることとし、これを収納するマジックテープ付ポケットは通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地で形成された筒状のマジックテープ付ポケットである。
【００１４】
前記マジックテープ付ポケットが形成され、その筒状のポケットに収納されている保冷時間が３〜４時間持続するチャック付アルミ蒸着シート、輻射熱カットシート及び静止した空気層からなる保冷袋とこれに収納されている保温資材の容器内にある保冷剤は装入している袋状本体から出し入れ自在に収納される。
【００１５】
また保冷剤本体を装入する保温資材の容器は、内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシートからなっていて、外側を断熱性がある輻射熱カットシート、さらにその外側を静止した空気層で覆いその保冷袋の外側をメッシュ地で形成された首に巻いた際にフィット感及び爽快感を担保できる布地で覆われていることを特徴とする首まき式保冷具。前記の保冷剤は、ポリマーであって−２５℃〜０℃の温度範囲で冷却と離水現象の生じないように保温資材によって覆っている首まき式保冷具である。
【００１６】
本発明は使用前に冷却することにより所定時間保冷効果を発揮する人体に巻き付ける際に小分割された保冷剤の充填された袋とこの袋を収納する保冷時間が３〜４時間持続するチャック付保冷袋と、前記袋を出し入れ自在に収納するようにメッシュ地で形成された布地等である筒状のマジックテープ付ポケットを含むものである。
【００１７】
冷凍用の保冷剤入り本体を保冷時間が３〜４時間持続する保冷袋に入れチャックをして密封し着脱可能なマジックテープ付筒状ポケットに収納してから首まわりに装着するものなので夏季は保冷具として用いることができる。
【００１８】
本発明において保冷剤入り本体を収納するチャック付保冷袋は本体の幅より若干広めの方が良い。さらに保冷剤本体を装入する際の口は片方とし本体を入れた後、密封性のあるチャックを閉じることを特徴とする。また保冷剤本体が入った保冷袋を装入する通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地などの布地である筒状のポケットも保冷袋の幅より広い方が好ましい。
【００１９】
さらにこの保冷袋も装入する際の口は片方とし装入した後、首に巻き付け首まわりに装着するためのマジックを止めることを特徴とする。この場合、本体および本体を収納した保冷袋の出し入れがしやすく操作性の良い保冷具を提供することができる。
【００２０】
本発明においてメッシュ地などの布地であるマジックテープ付筒状ポケットが形成され、そのポケットに収納されている保冷時間が３〜４時間持続するチャック付アルミ蒸着シート及び断熱資材からなる保冷袋とこれに収納されている保温資材の容器内にある保冷剤の充填された袋は出し入れ自在に収納されることが好ましい。
【００２１】
この場合には被保冷者の首まわりに確実に保冷剤入り袋を設置することが可能である。かかる係止手段としては保冷剤本体を入れる保冷袋は密封性のあるチャックを用いて、また通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地である筒状ポケットはマジックを用いることができる。
【００２２】
本発明において筒状のポケットは、保冷剤の充填された袋が装入された保冷袋からの熱伝導を緩やかにするとともにクッション性を与えることができ、また通気性・吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地などの布地であることを特徴とする首まき式保冷具である。この場合には、被保冷者が振り返る等の動作の際にクッション性が与えられるのも好ましく、さらに熱伝導が緩やかになるので冷たすぎたりすることがない。また汗などの水分をその場所にとどめることが無いので爽快感があり装着の際の快適性を担保できる。
【００２３】
本発明において保冷剤は、−２５℃〜０℃の温度範囲で冷却しても離水現象の生じないことが耐久性などの観点から実用上好ましい。
【００２４】
本発明において保冷剤は家庭用冷蔵冷凍庫の冷凍庫で冷却するとシャーベット状に固化するものでよいが本考案によればソフトな感触の首まき式保冷具を提供することができる。
【発明の効果】
【００２５】
本発明において、冷凍用の保冷剤入り本体は長さ方向に３〜６分割されている事で首回りに装着した際の違和感を少なくするとともに、その中身を充填する際にあらかじめ円柱状に充填された物をそのまま冷却するもの、あるいは円柱形でないものを使用前に円柱型の紙質または樹脂質の筒状の型にいれてから一定時間冷凍庫で冷却することで、保冷剤本体の幅を狭くしており、保冷剤本体が人体に接する面を少なくしていることで保冷時間をより長く担保することを特徴する。
【００２６】
本発明において、保冷剤本体を収納する保冷袋は一番内側が輻射熱カットシートその外側に０，２ｍｍ〜２ｍｍのアルミ蒸着シート、さらにその外側に気泡入り緩衝材からなる保温・断熱構造となっており、人体に接するアルミ蒸着シートの幅が１０ｍｍ〜３０ｍｍの箇所でのみ熱交換を行うので冷熱保持期間を長く担保できることを特徴とする。
【００２７】
本発明において、保冷剤本体を挿入した保冷袋を収納するマジック付き筒状ポケットは通気性・吸水性及び揮発性に大変優れている素材を使用しているため装着している部分に多くの水分をとどめる事が無いため装着時の爽快感を担保できる。
【００２８】
本発明において、真夏の暑気から子供を保護するために、また熱中症対策として体温が上昇しすぎるのを防ぐために子供の首まわり等に装着することによって、子供などの熱中症対策ができた。また保冷剤本体を冷蔵庫などで冷凍する際に、子供の首回りにフィットするように分割しているために、首周りの違和感がなかった。さらに、子供のスポーツ及びハイキング等の野外活動の際に使用することができた。
【００２９】
保冷袋に収容した保冷剤本体部分を交換することができ、繰り返し使用することも可能である。保冷剤本体を保冷袋に入れてチャックを閉じ、その保冷袋を筒状のポケットに装入してから首まわりに巻きマジックテープを止めることで装着することができる。これによれば夏季に、子供などの保冷者を暑気から保護することができる保冷具を提供することができた。この保冷具は構造がシンプルで、首まわりに使いやすく低コストであり好ましい。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１−１】円柱状に充填された保冷剤本体の外観図である。
【図１−２】円柱状に充填されていない保冷剤本体の外観図である。
【図１−３】円柱状に冷凍するための型の外観図である。
【図２−１】チャック付保冷袋の断面図である。
【図２−２】チャック付保冷袋の平面図である。
【図３】筒状ポケットの外観図である。
【図４】首まき式保冷具の使用姿図である。
【図５−１】本発明品「クールタッチ」保冷能力比較データ（室内温度３０℃の時に断熱材の上に置いた試験）である。
【図５−２】「Ａ社商品」保冷能力比較データ（室内温度３０℃の時に断熱材の上に置いた試験）である。
【図５−３】「Ｂ社商品」保冷能力比較データ（室内温度３０℃の時に断熱材の上に置いた試験）である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【００３１】
図２で示すチャック付保冷袋は、内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシート１で形成され外側を断熱性がある輻射熱カットシート２で覆い、さらにその外側を静止している空気層である気泡入り緩衝材３で覆われていることを特徴とする。保冷剤を出し入れする開口部に樹脂製のチャック５を取り付けている。保冷袋は収納する保冷剤に合わせて形成される。
【００３２】
さらに装着時の安全性の観点から、気密性・防水性の高い素材を使用し、万が一保冷剤の容器が破損し内容物が溢れ出したとしても保冷袋により遮断され装着者の身体に内容物が触れるのを防ぐことができる。
【００３３】
首まき式保冷具は、図３で示す筒状に形成された通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地などの布地であるポケット本体に保冷袋が装入してあり、それを首に巻いてからマジック６を止めて装着するものである。
【００３４】
首まき式保冷具の使用方法について具体的に説明する。
図１に示すように、はじめに３〜６分割してある保冷剤をその中身を充填する際にあらかじめ円柱状に充填された物（図１−１）、あるいは円柱形でないもの（図１−２）を使用前に筒状に形成された紙質または樹脂質の型（図１−３）にはめ込み冷凍庫で１０時間ほど冷凍する。つぎに凍った保冷剤を図２に示す保冷袋に入れ樹脂製のチャック５を閉じる。続いて、凍った保冷剤本体が入った保冷袋を図３で示す筒状ポケットに入れ、その筒状ポケットを首まわりに巻き付けマジック６を止めて装着する。装着方法及び首まき式保冷具を巻いたときの姿図は図４である。
【００３５】
子供の首まわりに装着する際に図１の保冷剤本体をタテ３０ｍｍヨコ４０ｍｍ厚み２０〜３０ｍｍまたは、タテ３５ｍｍヨコ６０ｍ厚み２０〜３０ｍｍ程度で冷凍し、これに合わせて図２の保冷袋をタテ３０〜４０ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍ程度に作り数人の子供の首まわりにあわせてみた結果、装着時に違和感はなかった。
またスポーツ等（野球など）運動の際に支障はなく、運動時に所定の位置からずれることもなかった。
【００３６】
図２の保冷袋は内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシー
トをタテ３０〜４０ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍ程度に作り、アルミ蒸着シートの外側には輻射熱をカットするシートをタテ３０〜４５ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍ程度にカットしてかぶせ、さらにその外側には静止している空気層をタテ３０〜５０ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍにカットしてからすべての素材を製縫加工してあるものである。
【００３７】
図３の筒状のポケットは通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布でタテ３０〜６０ｍｍヨコ３００〜６００ｍｍ程度につくり、両側には市販されているマジックを設置しているものである。
【００３８】
冷却材について説明する。中身を充填する際にあらかじめ円柱状に充填された物、あるいは円柱形でないものを使用前に筒状に形成された紙質または樹脂質の型にはめ込み冷凍庫で１０時間ほど冷凍することとし、さらに３〜６分割して首まわりにフィット感があるように曲げやすくしているために使いやすいことを特徴とする冷却材である。
【００３９】
保冷袋について説明する。
アルミ蒸着シート１・輻射熱カットシート２・気泡入り緩衝材３を図２のように加工して、室内温度３０℃の時に断熱材のうえに置いて人体に接する内側の温度を測るテストをした結果−１３．６℃から２０℃まで上昇するのに５時間もつことが判明した。この実験データは図５の通りである。
以上の結果から、この保冷剤を装着することによって熱中症を防ぐために従来品と比較した場合に保冷時間をより長く担保することを目的とするものである。
【符号の説明】
【００４０】
１．アルミ蒸着シート
２．輻射熱カットシート
３．気泡入り緩衝材
４．筒状ポケット
５．チャック
６．マジックテープ（オス側）
７．マジックテープ（メス側）
８．マジックを止める際の輪
９．円柱状の保冷剤本体
１０．円柱形ではない保冷剤本体
１１．円柱状に冷凍する際の容器
１２．人体との接地面
【技術分野】
【０００１】
本発明は、熱中症防止用の首まき式保冷具に関し、例えば高温下での業務および活動者、特に子供を暑気から保護するための保冷具に関する。日常生活活動の際の保冷用品に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
体を冷やすためには、脇、背中、腹、腰などを冷やす用品を使用していた。例えばタスキ式わきの下動脈熱降下は、急な発熱・高温を短時間で効果的に下げることを目的としているため、本考案とは使用目的が異なる。（特許文献１参照）
また、冷却機能を有する衣服は冷却材を収納するために収納ポケットが多数取り付けてあるため、全体重量が重くなり活動する際に問題がある。
【０００３】
身体冷却装置は２点支持のために腹部以外で使用すると活動時にずれが生じ、所定の位置に固定できないことが考えられる。（特許文献１，２参照）
また、体温冷却衣は構造が複雑でコスト面・使用面において問題があると考えられる。
（特許文献４参照）
さらに背負い保冷具は保冷剤入り本体に、着脱可能な滑り止め付ベルトを付け当該ベルトを背中にかけることにより、本体を背中に装着するとあり本考案とは異なる。
【０００４】
またニューネックールＷは２層からなるゲル製の保冷剤本体を直接カバーに入れるので、保冷時間が短く、さらに不凍ゲルと凍結ゲルの２層からなっており不凍ゲル側が人体部の表面に当接されるとしており本考案とは異なる。
【０００５】
さらにマジクールは水分が気化する際の吸熱作用により皮膚の温度上昇を抑えるとしており冷感を担保する手段が異なりまた保冷性能としては数字で表すと２６℃〜２７℃ぐらいの温度としており本考案とは異なる。
【０００６】
本発明者は子供用巻き付け式保冷具で実用新案を取得しているが、保冷剤を冷凍する際の形及び保冷袋の構造さらには筒状ポケットの素材において改良点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
【特許文献１】特開２０００−６０８９１号
【特許文献２】特開２００２−３０９４１４号
【特許文献３】特開２００１−４６４１６号
【特許文献４】特開２００２−３７１４０７号
【特許文献５】実願２００８−００６９０４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
体を冷やす方法として体温を下げるためには、従来の方法では作業性に欠ける場合、本体を体に密着させきれない場合、冷熱保持期間が短い場合、放熱及び吸熱温度を低温にできない場合、コスト面に問題がある場合が考えられる。
【０００９】
この発明の主たる目的は、特に子供の日常生活の際の熱中症対策として体温が上昇しすぎるのを防ぎ暑気から人体を保護することのできる作業性、密着性、コスト面、冷熱保持期間で優れていること、また巻きつける際に人体にフィットするように保冷剤本体を小分割したことを特徴とする首まき式保冷具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
使用前に円柱状に冷却することにより所定時間保冷効果を発揮し、首回り等に巻き付ける際に小分割された保冷剤の充填された袋と、この袋を収納する人体に接する内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍで形成されたシートを施し、その外側に保冷時間を３〜４時間持続させるために外気からの輻射熱をカットするためのシート、さらにその外側に断熱性の高い静止した空気の層を製縫した筒状のチャック付保冷袋と、前記袋を出し入れ自在に収納する吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地で形成された筒状のマジックテープ付ポケットを含む。
【００１１】
冷凍用の保冷剤入り本体を保冷時間が３〜４時間持続する保冷袋に入れチャックをして密封し着脱可能なマジックテープ付筒状ポケットに収納してから首まわりに装着する。
【００１２】
冷凍用の保冷剤入り本体は縦３０〜５０ｍｍで、横３０〜６０ｍｍの正方形または長方形の袋が連続してつながっているものであり首まわりなどに装着する際に長さ方向に３〜６分割されている。
【００１３】
これを入れる保冷袋は人体に接する内面はアルミ蒸着シートで形成され、保冷時間が３〜４時間持続するように外側を断熱性がある輻射熱をカットするためのシートで覆い、さらにその外側を静止した空気の層で覆われていることとし、これを収納するマジックテープ付ポケットは通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地で形成された筒状のマジックテープ付ポケットである。
【００１４】
前記マジックテープ付ポケットが形成され、その筒状のポケットに収納されている保冷時間が３〜４時間持続するチャック付アルミ蒸着シート、輻射熱カットシート及び静止した空気層からなる保冷袋とこれに収納されている保温資材の容器内にある保冷剤は装入している袋状本体から出し入れ自在に収納される。
【００１５】
また保冷剤本体を装入する保温資材の容器は、内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシートからなっていて、外側を断熱性がある輻射熱カットシート、さらにその外側を静止した空気層で覆いその保冷袋の外側をメッシュ地で形成された首に巻いた際にフィット感及び爽快感を担保できる布地で覆われていることを特徴とする首まき式保冷具。前記の保冷剤は、ポリマーであって−２５℃〜０℃の温度範囲で冷却と離水現象の生じないように保温資材によって覆っている首まき式保冷具である。
【００１６】
本発明は使用前に冷却することにより所定時間保冷効果を発揮する人体に巻き付ける際に小分割された保冷剤の充填された袋とこの袋を収納する保冷時間が３〜４時間持続するチャック付保冷袋と、前記袋を出し入れ自在に収納するようにメッシュ地で形成された布地等である筒状のマジックテープ付ポケットを含むものである。
【００１７】
冷凍用の保冷剤入り本体を保冷時間が３〜４時間持続する保冷袋に入れチャックをして密封し着脱可能なマジックテープ付筒状ポケットに収納してから首まわりに装着するものなので夏季は保冷具として用いることができる。
【００１８】
本発明において保冷剤入り本体を収納するチャック付保冷袋は本体の幅より若干広めの方が良い。さらに保冷剤本体を装入する際の口は片方とし本体を入れた後、密封性のあるチャックを閉じることを特徴とする。また保冷剤本体が入った保冷袋を装入する通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地などの布地である筒状のポケットも保冷袋の幅より広い方が好ましい。
【００１９】
さらにこの保冷袋も装入する際の口は片方とし装入した後、首に巻き付け首まわりに装着するためのマジックを止めることを特徴とする。この場合、本体および本体を収納した保冷袋の出し入れがしやすく操作性の良い保冷具を提供することができる。
【００２０】
本発明においてメッシュ地などの布地であるマジックテープ付筒状ポケットが形成され、そのポケットに収納されている保冷時間が３〜４時間持続するチャック付アルミ蒸着シート及び断熱資材からなる保冷袋とこれに収納されている保温資材の容器内にある保冷剤の充填された袋は出し入れ自在に収納されることが好ましい。
【００２１】
この場合には被保冷者の首まわりに確実に保冷剤入り袋を設置することが可能である。かかる係止手段としては保冷剤本体を入れる保冷袋は密封性のあるチャックを用いて、また通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地である筒状ポケットはマジックを用いることができる。
【００２２】
本発明において筒状のポケットは、保冷剤の充填された袋が装入された保冷袋からの熱伝導を緩やかにするとともにクッション性を与えることができ、また通気性・吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地などの布地であることを特徴とする首まき式保冷具である。この場合には、被保冷者が振り返る等の動作の際にクッション性が与えられるのも好ましく、さらに熱伝導が緩やかになるので冷たすぎたりすることがない。また汗などの水分をその場所にとどめることが無いので爽快感があり装着の際の快適性を担保できる。
【００２３】
本発明において保冷剤は、−２５℃〜０℃の温度範囲で冷却しても離水現象の生じないことが耐久性などの観点から実用上好ましい。
【００２４】
本発明において保冷剤は家庭用冷蔵冷凍庫の冷凍庫で冷却するとシャーベット状に固化するものでよいが本考案によればソフトな感触の首まき式保冷具を提供することができる。
【発明の効果】
【００２５】
本発明において、冷凍用の保冷剤入り本体は長さ方向に３〜６分割されている事で首回りに装着した際の違和感を少なくするとともに、その中身を充填する際にあらかじめ円柱状に充填された物をそのまま冷却するもの、あるいは円柱形でないものを使用前に円柱型の紙質または樹脂質の筒状の型にいれてから一定時間冷凍庫で冷却することで、保冷剤本体の幅を狭くしており、保冷剤本体が人体に接する面を少なくしていることで保冷時間をより長く担保することを特徴する。
【００２６】
本発明において、保冷剤本体を収納する保冷袋は一番内側が輻射熱カットシートその外側に０，２ｍｍ〜２ｍｍのアルミ蒸着シート、さらにその外側に気泡入り緩衝材からなる保温・断熱構造となっており、人体に接するアルミ蒸着シートの幅が１０ｍｍ〜３０ｍｍの箇所でのみ熱交換を行うので冷熱保持期間を長く担保できることを特徴とする。
【００２７】
本発明において、保冷剤本体を挿入した保冷袋を収納するマジック付き筒状ポケットは通気性・吸水性及び揮発性に大変優れている素材を使用しているため装着している部分に多くの水分をとどめる事が無いため装着時の爽快感を担保できる。
【００２８】
本発明において、真夏の暑気から子供を保護するために、また熱中症対策として体温が上昇しすぎるのを防ぐために子供の首まわり等に装着することによって、子供などの熱中症対策ができた。また保冷剤本体を冷蔵庫などで冷凍する際に、子供の首回りにフィットするように分割しているために、首周りの違和感がなかった。さらに、子供のスポーツ及びハイキング等の野外活動の際に使用することができた。
【００２９】
保冷袋に収容した保冷剤本体部分を交換することができ、繰り返し使用することも可能である。保冷剤本体を保冷袋に入れてチャックを閉じ、その保冷袋を筒状のポケットに装入してから首まわりに巻きマジックテープを止めることで装着することができる。これによれば夏季に、子供などの保冷者を暑気から保護することができる保冷具を提供することができた。この保冷具は構造がシンプルで、首まわりに使いやすく低コストであり好ましい。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１−１】円柱状に充填された保冷剤本体の外観図である。
【図１−２】円柱状に充填されていない保冷剤本体の外観図である。
【図１−３】円柱状に冷凍するための型の外観図である。
【図２−１】チャック付保冷袋の断面図である。
【図２−２】チャック付保冷袋の平面図である。
【図３】筒状ポケットの外観図である。
【図４】首まき式保冷具の使用姿図である。
【図５−１】本発明品「クールタッチ」保冷能力比較データ（室内温度３０℃の時に断熱材の上に置いた試験）である。
【図５−２】「Ａ社商品」保冷能力比較データ（室内温度３０℃の時に断熱材の上に置いた試験）である。
【図５−３】「Ｂ社商品」保冷能力比較データ（室内温度３０℃の時に断熱材の上に置いた試験）である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【００３１】
図２で示すチャック付保冷袋は、内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシート１で形成され外側を断熱性がある輻射熱カットシート２で覆い、さらにその外側を静止している空気層である気泡入り緩衝材３で覆われていることを特徴とする。保冷剤を出し入れする開口部に樹脂製のチャック５を取り付けている。保冷袋は収納する保冷剤に合わせて形成される。
【００３２】
さらに装着時の安全性の観点から、気密性・防水性の高い素材を使用し、万が一保冷剤の容器が破損し内容物が溢れ出したとしても保冷袋により遮断され装着者の身体に内容物が触れるのを防ぐことができる。
【００３３】
首まき式保冷具は、図３で示す筒状に形成された通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地などの布地であるポケット本体に保冷袋が装入してあり、それを首に巻いてからマジック６を止めて装着するものである。
【００３４】
首まき式保冷具の使用方法について具体的に説明する。
図１に示すように、はじめに３〜６分割してある保冷剤をその中身を充填する際にあらかじめ円柱状に充填された物（図１−１）、あるいは円柱形でないもの（図１−２）を使用前に筒状に形成された紙質または樹脂質の型（図１−３）にはめ込み冷凍庫で１０時間ほど冷凍する。つぎに凍った保冷剤を図２に示す保冷袋に入れ樹脂製のチャック５を閉じる。続いて、凍った保冷剤本体が入った保冷袋を図３で示す筒状ポケットに入れ、その筒状ポケットを首まわりに巻き付けマジック６を止めて装着する。装着方法及び首まき式保冷具を巻いたときの姿図は図４である。
【００３５】
子供の首まわりに装着する際に図１の保冷剤本体をタテ３０ｍｍヨコ４０ｍｍ厚み２０〜３０ｍｍまたは、タテ３５ｍｍヨコ６０ｍ厚み２０〜３０ｍｍ程度で冷凍し、これに合わせて図２の保冷袋をタテ３０〜４０ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍ程度に作り数人の子供の首まわりにあわせてみた結果、装着時に違和感はなかった。
またスポーツ等（野球など）運動の際に支障はなく、運動時に所定の位置からずれることもなかった。
【００３６】
図２の保冷袋は内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシー
トをタテ３０〜４０ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍ程度に作り、アルミ蒸着シートの外側には輻射熱をカットするシートをタテ３０〜４５ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍ程度にカットしてかぶせ、さらにその外側には静止している空気層をタテ３０〜５０ｍｍヨコ３００〜４００ｍｍにカットしてからすべての素材を製縫加工してあるものである。
【００３７】
図３の筒状のポケットは通気性、吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布でタテ３０〜６０ｍｍヨコ３００〜６００ｍｍ程度につくり、両側には市販されているマジックを設置しているものである。
【００３８】
冷却材について説明する。中身を充填する際にあらかじめ円柱状に充填された物、あるいは円柱形でないものを使用前に筒状に形成された紙質または樹脂質の型にはめ込み冷凍庫で１０時間ほど冷凍することとし、さらに３〜６分割して首まわりにフィット感があるように曲げやすくしているために使いやすいことを特徴とする冷却材である。
【００３９】
保冷袋について説明する。
アルミ蒸着シート１・輻射熱カットシート２・気泡入り緩衝材３を図２のように加工して、室内温度３０℃の時に断熱材のうえに置いて人体に接する内側の温度を測るテストをした結果−１３．６℃から２０℃まで上昇するのに５時間もつことが判明した。この実験データは図５の通りである。
以上の結果から、この保冷剤を装着することによって熱中症を防ぐために従来品と比較した場合に保冷時間をより長く担保することを目的とするものである。
【符号の説明】
【００４０】
１．アルミ蒸着シート
２．輻射熱カットシート
３．気泡入り緩衝材
４．筒状ポケット
５．チャック
６．マジックテープ（オス側）
７．マジックテープ（メス側）
８．マジックを止める際の輪
９．円柱状の保冷剤本体
１０．円柱形ではない保冷剤本体
１１．円柱状に冷凍する際の容器
１２．人体との接地面
【特許請求の範囲】
【請求項１】
真夏の暑気から子供を保護するために、また熱中症対策として体温が上昇しすぎるのを防ぐために子供の首まわり等に装着することを目的とし、小分割された保冷剤の充填された袋と、この袋を収納する内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンのシートで形成され、さらに断熱材を外側に施したチャック付保冷袋と、前記袋を出し入れ自在に収納する筒状のマジックテープ付ポケットとを含むことを特徴とする子供用首まき式保冷具。
【請求項２】
請求項１において、首まわり等に巻き付ける保冷剤の充填された袋と、当該袋の外側を筒状に形成したアルミ蒸着シートを施しており、その筒状に形成したシートの外円周の一部分を人体と接する側に向けており、それ以外の部分の外側には輻射熱をカットするためのシート、さらにその外側には気泡入り緩衝材を製縫して形成された保冷袋に入れチャックによって密封しており、前記袋を出し入れ自在に収納するメッシュの布地で形成された筒状ポケットに収納してから装着することを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項３】
請求項２において、前記保冷袋は一番内側に輻射熱カットシート、その外側に内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシート、さらにその外側に静止している空気層からなっている気泡入り緩衝材を設置しており、人体に接する部分の幅が１０ｍｍ〜３０ｍｍであるアルミ蒸着シートであることを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項４】
請求項１において、冷凍用の保冷剤入り本体は縦３０〜５０ｍｍで、横３０〜６０ｍｍの袋が連続してつながっているものであり、初めから円柱状に充填されているものまたは、冷凍する時に円柱状にすることによって首まわりに巻きつける際に人体に対する接地箇所が少ない面にしていることを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項５】
請求項２において、子供の首回りにフィットするように保冷剤本体の素材を３〜６分割して充填することを特徴とする子供用首まき式保冷具。
【請求項６】
請求項１において、前記マジックテープ（商標登録）付ポケットが形成され、その筒状のポケットに収納されている保冷袋とこれに収納されている保温資材の容器内にある保冷剤は装入している袋状本体から出し入れ自在に収納されていることを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項７】
請求項２において着脱可能な通気性・吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地で形成されたマジックテープ付筒状ポケットは幅３０〜６０ｍｍで長さは３００〜６００ｍｍであって首まわりに装着してマジックテープで止めることを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項１】
真夏の暑気から子供を保護するために、また熱中症対策として体温が上昇しすぎるのを防ぐために子供の首まわり等に装着することを目的とし、小分割された保冷剤の充填された袋と、この袋を収納する内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンのシートで形成され、さらに断熱材を外側に施したチャック付保冷袋と、前記袋を出し入れ自在に収納する筒状のマジックテープ付ポケットとを含むことを特徴とする子供用首まき式保冷具。
【請求項２】
請求項１において、首まわり等に巻き付ける保冷剤の充填された袋と、当該袋の外側を筒状に形成したアルミ蒸着シートを施しており、その筒状に形成したシートの外円周の一部分を人体と接する側に向けており、それ以外の部分の外側には輻射熱をカットするためのシート、さらにその外側には気泡入り緩衝材を製縫して形成された保冷袋に入れチャックによって密封しており、前記袋を出し入れ自在に収納するメッシュの布地で形成された筒状ポケットに収納してから装着することを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項３】
請求項２において、前記保冷袋は一番内側に輻射熱カットシート、その外側に内面にアルミニウム蒸着したポリオレフィンの０，２〜２ｍｍのシート、さらにその外側に静止している空気層からなっている気泡入り緩衝材を設置しており、人体に接する部分の幅が１０ｍｍ〜３０ｍｍであるアルミ蒸着シートであることを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項４】
請求項１において、冷凍用の保冷剤入り本体は縦３０〜５０ｍｍで、横３０〜６０ｍｍの袋が連続してつながっているものであり、初めから円柱状に充填されているものまたは、冷凍する時に円柱状にすることによって首まわりに巻きつける際に人体に対する接地箇所が少ない面にしていることを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項５】
請求項２において、子供の首回りにフィットするように保冷剤本体の素材を３〜６分割して充填することを特徴とする子供用首まき式保冷具。
【請求項６】
請求項１において、前記マジックテープ（商標登録）付ポケットが形成され、その筒状のポケットに収納されている保冷袋とこれに収納されている保温資材の容器内にある保冷剤は装入している袋状本体から出し入れ自在に収納されていることを特徴とする首まき式保冷具。
【請求項７】
請求項２において着脱可能な通気性・吸水性及び揮発性に優れているメッシュ地の布地で形成されたマジックテープ付筒状ポケットは幅３０〜６０ｍｍで長さは３００〜６００ｍｍであって首まわりに装着してマジックテープで止めることを特徴とする首まき式保冷具。
【図１−１】
【図１−２】
【図１−３】
【図２−１】
【図２−２】
【図３】
【図４】
【図５−１】
【図５−２】
【図５−３】
【図１−２】
【図１−３】
【図２−１】
【図２−２】
【図３】
【図４】
【図５−１】
【図５−２】
【図５−３】
【公開番号】特開２０１１−３８２１４（Ｐ２０１１−３８２１４Ａ）
【公開日】平成２３年２月２４日（２０１１．２．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−１８７２２０（Ｐ２００９−１８７２２０）
【出願日】平成２１年８月１２日（２００９．８．１２）
【出願人】（３０８０２４８３４）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年２月２４日（２０１１．２．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年８月１２日（２００９．８．１２）
【出願人】（３０８０２４８３４）
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]