説明

安全スイッチ

【課題】簡単な構成により、アクチュエータ係合時等に発生する衝撃等に対する機械的強度を向上させることができる安全スイッチを提供する。
【解決手段】この安全スイッチ1では、操作部4が固定対象部材7に直接固定される。操作部4には、カム部材3を回転変位可能に支持する支持部11aから固定対象部材7に固定される固定部11bにかけての部分が一体に形成された1対の保持部材11が備えられ、操作部4と本体部5とが共締めされて固定対象部材7に固定される。また、キャップ部材6が、1対の保持部材11における支持部11aが設けられた部分がカム部材3の軸方向に開くのを阻止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の安全スイッチとして、特許文献1に記載のものがある。この安全スイッチでは、アクチュエータによって駆動される移動体(カム部材)を保持する操作部と、その移動体によってオン、オフ駆動されるスイッチを備える本体部とが設けられ、操作部が本体部にネジ等により固定されている。安全スイッチの固定は、本体部をネジ等により所定の固定対象部材に固定することによりなされている。このため、この安全スイッチでは、操作部は本体部を介して固定対象部材に固定されている。
【特許文献1】特開2003−331696号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般に安全スイッチは扉等によって開閉される出入口に設けられ、扉等の開閉に伴ってアクチュエータが安全スイッチの操作部内に抜き差しされることで、安全スイッチがオン、オフ動作するようになっている。このため、扉等が閉じられてアクチュエータが安全スイッチの操作部内のカム部材等に係合される際に、操作部に衝撃等が加わりやすい。また、ロック機構付の安全スイッチにあっては、扉等をロックした状態で無理に開けようとする際にも、操作部に衝撃等が加わってしまう。
【0004】
しかしながら、前述の従来の安全スイッチでは、操作部が本体部を介して固定対象部材に固定される構成であるため、アクチュエータ係合時等に操作部に与えられた衝撃が、操作部と本体部との固定部を介して本体部に与えられ、本体部を介して固定対象部材に逃がされるようになっている。このため、その衝撃により操作部と本体部との固定部に負荷がかかりやすく、その固定部の強度が低下しやすい。また、操作部を本体部に固定するためのネジ等の固定具が必要であり、構造の複雑化、部品点数の増加、コスト高等を招いている。
【0005】
そこで、本発明の解決すべき課題は、簡単な構成により、アクチュエータ係合時等に発生する衝撃等に対する機械的強度を向上させることができる安全スイッチを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、第1隔壁に設けられ、第1隔壁と第2隔壁とで出入口を開閉するのに伴って、第2隔壁に取り付けられたアクチュエータが抜き差しされることによりオン、オフする安全スイッチであって、アクチュエータによって所定方向に変位される移動体と、前記移動体を前記所定方向に変位可能に保持する操作部と、前記アクチュエータによって変位される前記移動体によってオン、オフ駆動されるスイッチが設けられた本体部とを備え、前記操作部が第1隔壁に固定される。
【0007】
また、請求項2の発明では、請求項1に記載された安全スイッチにおいて、前記操作部は、前記移動体を前記所定方向に変位可能に支持する支持部から前記第1隔壁に固定される固定部にかけての部分が一体に形成された連続部材を備える。
【0008】
また、請求項3の発明では、請求項2の発明に係る安全スイッチにおいて、前記操作部の前記連続部材における前記固定部に第1の固定孔が設けられるとともに、前記本体部に第2の固定孔が設けられ、前記操作部と前記本体部とが、前記第1の固定孔及び前記第2の固定孔に略棒状の固定具が通されることにより、共締めされて前記第1隔壁に固定される。
【0009】
また、請求項4の発明では、請求項1の発明に係る安全スイッチにおいて、前記移動体は、前記アクチュエータによって回転変位されるカム部材であり、前記操作部は、前記カム部材をその軸方向に両側から挟み込むようにして支持する1対の保持部材を備え、前記安全スイッチは、前記カム部材及び前記1対の保持部材を外囲するように装着されるキャップ部材をさらに備え、前記保持部材は、前記カム部材を回転変位可能に支持する支持部と、前記第1隔壁に固定される固定部とを有するとともに、前記支持部から前記固定部にかけての部分が一体に形成されれており、前記保持部材の前記固定部に第1の固定孔が設けられるとともに、前記本体部に第2の固定孔が設けられ、前記操作部と前記本体部とが、前記第1の固定孔及び前記第2の固定孔に棒状の固定具が通されることにより、共締めされて前記第1隔壁に固定され、前記キャップ部材は、前記1対の保持部材における前記支持部が設けられた部分が前記カム部材の前記軸方向に開くのを阻止する。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、アクチュエータ係合時等に衝撃を受ける操作部が第1隔壁に固定される構成のため、簡単な構成により、アクチュエータからの衝撃等に対する機械的強度を向上させ、操作部等の脱落等も防止でき、また小型化にも有利である。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、操作部に、移動体を所定方向に変位可能に支持する支持部から第1隔壁に固定される固定部にかけての部分が一体に形成された連続部材が備えられているため、アクチュエータからの衝撃に対する機械的強度を効果的に向上させることができるとともに、操作部等の脱落も確実に防止できる。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、操作部と本体部とが共締めされて第1隔壁に固定されるため、従来のように操作部と本体部とを固定するための専用の固定具等の固定構造を省略することができ、構造の簡単化、部品点数及び組み立て工数の削減が図れ、コスト削減が図れるとともに、小型化にも有利である。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、操作部に、カム部材を回転変位可能に支持する支持部から第1隔壁に固定される固定部にかけての部分が一体に形成された1対の保持部材が備えられているため、アクチュエータからの衝撃に対する機械的強度を効果的に向上させることができるとともに、操作部等の脱落も確実に防止できる。
【0014】
また、操作部と本体部とが共締めされて第1隔壁に固定されるため、従来のように操作部と本体部とを固定するための専用の固定具等の固定構造を省略することができ、構造の簡単化、部品点数及び組み立て工数の削減が図れ、コスト削減が図れるとともに、小型化にも有利である。
【0015】
また、キャップ部材により1対の保持部材における支持部が設けられた部分がカム部材の軸方向に開くのを阻止するため、簡単な構成により、保持部材からのカム部材の脱落等を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係る安全スイッチの分解斜視図であり、図2は図1の安全スイッチの側面図であり、図3は図2のA−A線に沿った断面図であり、図4は図1の安全スイッチのカム部材周辺の断面図である。
【0017】
この安全スイッチ1は、図1ないし図4に示すように、アクチュエータ2によって駆動される移動体としてのカム部材3と、カム部材3を保持する操作部4と、図示しないスイッチ等が設けられる本体部5と、キャップ部材6とを備えている。
【0018】
操作部4には、カム部材3の支持及び操作部4の固定対象部材7への固定に寄与する1対の保持部材(連続部材)11が備えられている。この保持部材11は、カム部材3を両側から挟み込むようにして支持する支持部11aと、操作部4を固定対象部材7に固定するための固定部11bとを有しいる。そして、この保持部材11の支持部11a及び固定部11bを含む全体が金属等により略板状の形態に一体に形成されている。保持部材11の作製は、金属板からのプレス加工、鋳造又は切削等により行われる。なお、保持部材11を樹脂により一体に形成するようにしてもよい。
【0019】
保持部材11の支持部11aには、カム部材3に挿通された(又は設けられた)軸部材12を支持する受け部(例えば、孔部)13が設けられている。そして、この支持部11aにより、カム部材3が軸周りに回転変位可能な状態で支持されている。また、固定部11bには、少なくとも1つ(例えば、2つ)の固定孔14が設けられている。そして、この固定孔14に固定用のネジ等の略棒状の固定具15が挿通される。
【0020】
本体部5には、樹脂又は金属により形成される筐体21が備えられている。その筐体21内には、カム部材3によってオン、オフ駆動される図示しないスイッチ、及び、カム部材3の回転変位をロックする図示しない電磁ロック機構が備えられている。より詳細には、図4を参照して、アクチュエータ2が、矢印Bで示されるように、キャップ部材6に設けられた開口部6aを介して操作部4内に抜き差しされるのに伴って、アクチュエータ2の係合部22の係合面22a,22bがカム部材3の係合面3a,3bに当接して係合し、カム部材3が軸周りに回転変位されるようになっている。そして、このカム部材3の回転変位に伴って、前記スイッチの軸部材23がカム部材3のカム面3cにより出没変位され、これによって前記スイッチがオン、オフ動作するようになっている。また、アクチュエータ2が完全に差し込まれた際に、前記電磁ロック機構のロック部材24がカム部材3の係止面3dに係合し、これによって、カム部材3のアクチュエータ2の引き抜き方向への回転(すなわち、扉の開放等)が止められるようになっている。この電磁ロック機構によるロック状態は、図示しない操作スイッチを操作すること等により解除される。なお、この電磁ロック機構は必須のものではなく省略可能である。以上のように、本実施形態では、操作部4は、カム部材3、保持部材11及びキャップ部材6を含んで構成される。
【0021】
また、本体部5の筐体21には、本体部5を固定対象部材7に固定するための固定部21aが設けられている。この固定部21aには、少なくとも1つ(例えば、2つ)の固定孔(第2の固定孔)25が設けられている。この固定孔25と保持部材11の固定孔14とは互いに対応する位置に設けられており、共通の固定具15が挿入されるようになっている。そして、操作部4の保持部材11と筐体21の固定部11aとが、保持部材11の固定部11bで筐体21の固定部21aを両側から挟み込むようにして配置され、固定孔14,25に固定具15が挿入されて締結される。これによって、操作部4と本体部5とが、固定具15により共締めされた状態で固定対象部材7に固定される。
【0022】
なお、保持部材11と本体部5とを固定具15により固定対象部材7に固定する前に、以下に記載する嵌合構造により保持部材11が本体部5の筐体21に仮止めされるよになっている。このように、操作部4と本体部5とを互いに仮止めした状態で安全スイッチ1の取り付け等が行えるため、安全スイッチ1の取り扱いや取り付け作業等が容易に行えるようになっている。
【0023】
その嵌合構造として、例えば、保持部材11の固定部11bが、カム部材3の軸方向内方に略凸状になるように形成され、これに対応して、筐体21の固定部21aが略凹状に形成されている。そして、固定部11bを固定部21aに圧入するようにして嵌合させることにり、仮止めがなされるようになっている。また、保持部材11の支持部11aの外縁部には、図1に示すように、係止片26が略直角方向に曲げ起こされて設けられるとともに、筐体21の対応する部分に、その嵌合片26が圧入されて嵌合する嵌合凹部27が設けられており、この嵌合片26と嵌合凹部27とが嵌合することによっても、仮止めがなされるようになっている。
【0024】
また、キャップ部材6は、カム部材3及び操作部4の保持部材11を外囲するような形態を有している。そして、キャップ部材6は、操作部4に装着された際に、保持部材11における支持部11aが設けられた部分を外側から支持し、その部分がカム部材3の軸方向に開くのを阻止するようになっている。また、キャップ部材6には、アクチュエータ2を抜き差しするための開口部6aが設けられている。キャップ部材6の固定は、キャップ部材6のネジ孔6bにネジ28を通し、そのネジ28を筐体21のネジ孔29にねじ込むこと等によって行われる。
【0025】
図5は、安全スイッチ1の設置状態の一例を示す図である。この安全スイッチ1は、例えば図5に示すように、作業者の安全等を確保する必要のある保安領域の出入口31等に設置されるようになっている。そして、出入口31の扉32の開閉に伴って、アクチュエータ2が安全スイッチ1の操作部4内に抜き差しされ、これに伴って、安全スイッチ1によって保安領域内の製造装置の電源ライン等がオン、オフされるようになっている。なお、図5の例では、安全スイッチ1を出入口31の周辺にある固定対象部材7である壁部材(又は柱部材)33に固定し、アクチュエータ2を取付具34を介して扉32に固定するようにしたが、逆にアクチュエータ2を壁部材(又は柱部材)33側に固定し、安全スイッチ1を扉32側に固定するようにしてもよい。ここで、壁部材33及び扉32の一方が第1隔壁に相当し、他方が第2隔壁に相当する。また、図5の例では、扉32が矢印C方向にスライドして開閉するようにしたが、扉32が回転(又は揺動)して開閉するようにしてもよい。以上のような設置状態の製造現場では、扉32は非常に重い場合が多く、また作業者が必要以上の力で扉32を開閉することも少なくないため、扉32からの大きな荷重が小さなアクチュエータ2の先端に集約され、衝撃が安全スイッチ1に伝わりやすいので、本発明を特にこのような設置状態に適用することが有効である。
【0026】
以上のように、本実施形態に係る安全スイッチ1によれば、アクチュエータ2係合時等に衝撃を受ける操作部4が固定対象部材7に直接固定される構成のため、簡単な構成により、アクチュエータ2係合時等の衝撃等に対する機械的強度を向上させ、操作部4等の固定対象部材7からの脱落等も防止でき、また小型化にも有利である。また、ロック機構付の安全スイッチにあったっては、扉32等をロックした状態で無理に開けようとする際にも、操作部4に加わる衝撃等に対する機械的強度を向上させることができる。
【0027】
また、操作部4に、カム部材3を回転変位可能に支持する支持部11aから固定対象部材7に固定される固定部11bにかけての部分が一体に形成された1対の保持部材11が備えられているため、アクチュエータ2係合時の衝撃等に対する機械的強度を効果的に向上させることができるとともに、操作部等の脱落も確実に防止でき、また小型化にも有利である。
【0028】
また、操作部4と本体部5とが共締めされて固定対象部材7に固定されるため、従来のように操作部4と本体部5とを固定するための専用の固定具等の固定構造を省略することができ、構造の簡単化、部品点数及び組み立て工数の削減が図れ、コスト削減が図れるとともに、小型化にも有利である。
【0029】
また、キャップ部材6により1対の保持部材11における支持部11aが設けられた部分がカム部材3の軸方向に開くのを阻止するため、簡単な構成により、保持部材11からのカム部材3の脱落等を防止できる。
【0030】
また、図1に示すように、支持部11bは、操作部4の本体部5側であって、操作部4とスイッチ1の本体部5との間に位置する細長い棒状の軸部材23の両側の2つの空き領域(図1では固定孔14)に設けられることが望ましい。この空き領域を利用することによって、安全スイッチ1のスリム化、小型化が図れ、さらに上記のように支持部11aから固定部11bにかけての部分が一体的に形成された保持部材11を適用することによって機械的強度を向上ささえることができる。あるいは、機械的強度をより向上させるために、固定具15を可能な限り軸部材12に近づけてアクチュエータ2からの衝撃を固定対象部材7へ逃がしやすくすればよい。例えば、軸部材12の代わりに、カム部材4に回転自在に挿通され、保持部材11、キャップ部材6に貫通して先端が固定対象部材7に固定されるネジ(固定具)を用いてもよい。
【0031】
なお、前述の実施形態の安全スイッチ1における操作部4の保持部材11の変形例として、図6に示すように、左右1対の保持部材11を一体に形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態に係る安全スイッチの分解斜視図である。
【図2】図1の安全スイッチの側面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】図1の安全スイッチのカム部材周辺の断面図である。
【図5】図1の安全スイッチの設置状態の一例を示す図である。
【図6】図1の安全スイッチの変形例の断面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 安全スイッチ、2 アクチュエータ、3 カム部材、4 操作部、5 本体部、6 キャップ部材、7 固定対象部材、11 保持部材、11a 支持部、11b 固定部、12 軸部材、14 固定孔、15 固定具、21 筐体、21a 固定部、25 固定孔。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1隔壁に設けられ、第1隔壁と第2隔壁とで出入口を開閉するのに伴って、第2隔壁に取り付けられたアクチュエータが抜き差しされることによりオン、オフする安全スイッチであって、
アクチュエータによって所定方向に変位される移動体と、
前記移動体を前記所定方向に変位可能に保持する操作部と、
前記アクチュエータによって変位される前記移動体によってオン、オフ駆動されるスイッチが設けられた本体部と、
を備え、
前記操作部が第1隔壁に固定されることを特徴とする安全スイッチ。
【請求項2】
請求項1に記載された安全スイッチにおいて、
前記操作部は、
前記移動体を前記所定方向に変位可能に支持する支持部から前記第1隔壁に固定される固定部にかけての部分が一体に形成された連続部材を備えることを特徴とする安全スイッチ。
【請求項3】
請求項2に記載の安全スイッチにおいて、
前記操作部の前記連続部材における前記固定部に第1の固定孔が設けられるとともに、前記本体部に第2の固定孔が設けられ、
前記操作部と前記本体部とが、前記第1の固定孔及び前記第2の固定孔に略棒状の固定具が通されることにより、共締めされて前記第1隔壁に固定されることを特徴とする安全スイッチ。
【請求項4】
請求項1に記載の安全スイッチにおいて、
前記移動体は、前記アクチュエータによって回転変位されるカム部材であり、
前記操作部は、前記カム部材をその軸方向に両側から挟み込むようにして支持する1対の保持部材を備え、
前記安全スイッチは、前記カム部材及び前記1対の保持部材を外囲するように装着されるキャップ部材をさらに備え、
前記保持部材は、前記カム部材を回転変位可能に支持する支持部と、前記第1隔壁に固定される固定部とを有するとともに、前記支持部から前記固定部にかけての部分が一体に形成されれており、
前記保持部材の前記固定部に第1の固定孔が設けられるとともに、前記本体部に第2の固定孔が設けられ、
前記操作部と前記本体部とが、前記第1の固定孔及び前記第2の固定孔に棒状の固定具が通されることにより、共締めされて前記第1隔壁に固定され、
前記キャップ部材は、前記1対の保持部材における前記支持部が設けられた部分が前記カム部材の前記軸方向に開くのを阻止することを特徴とする安全スイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−16354(P2008−16354A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−187234(P2006−187234)
【出願日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【出願人】(000000309)IDEC株式会社 (188)