容器のキャリア
複数の容器を保持するためのキャリアである。キャリアは、複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルとを備える。第1のトップパネルが、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、第2のトップパネルが、第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される。第1のトップパネル及び第2のトップパネルは、キャリアの上壁を形成する。第1のトップパネルは、第1のハンドル部分を備え、第2のトップパネルは、第2のハンドル部分を備える。ハンドルが、サイドパネルの少なくとも一方に折り曲げ可能に接続される。ハンドルは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含み、上壁から分離可能であり、下降位置と上昇位置との間で枢動可能である。キャリアを形成するブランク及びキャリアを形成する方法も、包括的に開示される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2008年3月28日付けで出願された米国仮出願第61/040,334号の利益を主張する。上記仮出願の全内容が、本明細書に全体として示されるのと同等に参照により本明細書に援用される。
【背景技術】
【0002】
本開示は、包括的には、容器を把持、陳列、及び/又は運搬するためのパッケージ又はキャリアに関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
概して、本開示の一態様は、複数の容器を把持するためのキャリアを対象とする。キャリアは、複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れる複数のボトム開口を備えるボトムパネルを備える。少なくとも2つのサイドパネルが、ボトムパネルから上方に延びる。少なくとも2つのサイドパネルは、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む。少なくとも2つのトップパネルが、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル及び第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルを含む。第1のトップパネル及び第2のトップパネルはキャリアの上壁を形成するように協働する。第1のトップパネルは第1のハンドル部分を備え、第2のトップパネルは第2のハンドル部分を備える。ハンドルが、キャリアを運搬するためにある。ハンドルは、サイドパネルの少なくとも1つに折り曲げ可能に接続される。ハンドルは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含む。ハンドルは、上壁から分離可能であると共に下降位置と上昇位置との間で枢動可能である。
【0004】
別の態様では、本開示は、包括的には、複数の容器を把持するためのキャリアを形成するブランクを対象とする。ブランクは、複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れる複数のボトム開口を備えるボトムパネルを備える。少なくとも2つのサイドパネルが、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む。少なくとも2つのトップパネルが、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル及び第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルを含む。第1のトップパネルは、第1のハンドル部分を備える。第2のトップパネルは、第2のハンドル部分を備える。ブランクは、ブランクから形成されるキャリアのハンドルを形成するためのハンドル構成部を有する。ハンドル構成部は、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含む。第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分は、第1のトップパネル及び第2のトップパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続される。
【0005】
別の態様では、本開示は、包括的には、複数の容器を収容するキャリアを形成する方法を対象とする。本方法は、複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む少なくとも2つのサイドパネルと、第1のトップパネル及び第2のトップパネルを含む少なくとも2つのトップパネルとを有するブランクを提供することを含む。第1のトップパネルは、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第1のハンドル部分を備える。第2のトップパネルは、第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第2のハンドル部分を備える。ブランクは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含むハンドル構成部を備える。本方法は、少なくとも2つのサイドパネルをそれぞれ折り上げて、サイドパネルをボトムパネルから上方に延びるように位置決めすることをさらに含む。本方法は、第1のトップパネル及び第2のトップパネルを実質的に対面関係に配置することによって上壁を形成することを含む。上壁を形成することは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を実質的に対面関係に配置することによってハンドルを形成することを含む。本方法は、上壁を折り下げることをさらに含む。上壁を折り下げることは、ハンドルをサイドパネルの一方に隣接した下降位置に配置することを含む。
【0006】
別の態様では、本開示は、包括的に、複数の容器を把持するためのキャリアを対象とする。キャリアは、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル、及び第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルを備える。第1のトップパネルは、第1のハンドル部分を備え、第2のトップパネルは、第2のハンドル部分を備える。サイドパネルの少なくとも一方に、ハンドルが折り曲げ可能に接続される。ハンドルは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含む。ハンドルは、下降位置と上昇位置との間で枢動可能である。
【0007】
一般的慣行によれば、後述する図面の種々の構成は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。図面における種々の構成及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本開示の第1の実施形態によるブランクの外面の平面図である。
【図2】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図3】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図4】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図5】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図6】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図6A】図6のキャリアの端部の詳細図である。
【図7】ハンドルが上昇位置にある図6のキャリアの斜視図である。
【図8】本開示の第2の実施形態によるブランクの外面の平面図である。
【図9】本開示の第2の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図10】本開示の第2の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図11】本開示の第2の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図12】図11のキャリアの端面図である。
【図13】ハンドルが上昇位置にある図11のキャリアの斜視図である。
【0009】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示は、包括的には、ジャー、瓶、缶等のような容器を把持及び陳列するためのキャリア、構成体、スリーブ、カートン等、及びパッケージに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いられ得る。容器は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、材料として、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のプラスチック等、アルミニウム及び/又は他の金属、ガラス、又はそれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0011】
本開示によるキャリアは、多数の異なる形状の容器を収納することができる。本開示の範囲を限定するためではなく説明のために、以下の詳細な説明では、キャリアの実施形態に少なくとも部分的に入れられるような飲料製品容器(例えば、プラスチック容器)について記載する。本明細書において、「下」、「下部(bottom)」、「上」、及び「上部(top)」という用語は、完全に組み立てられキャリア又はパッケージに関して定められる向きを示す。
【0012】
本実施形態は、容器の取り付け及び収納のためのキャリア又はパッケージに向けたものである。キャリア又はパッケージ150が、図6及び図7に組み立てられた状態で示されており、図中では容器Cに取り付けられている。図示の実施形態では、容器Cは、上ネック部分N(図2)、キャップCP、及びキャップの下の環状ショルダSを概して備えるトップ部分をそれぞれが有する、3つの飲料容器として図示されている。3個より少ない又は多い容器Cが、キャリア150に保持されてもよく、容器は、本開示から逸脱することなく他のサイズ及び形状であってもよい。キャリア150は、キャリアを掴んで運搬するためのハンドル7(図7)を含む。
【0013】
図1は、キャリア又はパッケージ150の形成に用いられるブランク8の外面3の平面図である。ブランク8は、縦軸L1及び横軸L2を有する。ブランク8は、第1の横折り線(transverse fold line)21で第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に接続されるボトムパネル10、第2の横折り線31で第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル30、第3の横折り線41でボトムパネル10に折り曲げ可能に接続される第2のサイドパネル40、及び第4の横折り線51で第2のサイドパネル40に折り曲げ可能に接続される第2のトップパネル50を備える。図示の実施形態では、ブランク8は、第5の横折り線61で第1のトップパネル30に折り曲げ可能に接続される接着パネル60を含む。
【0014】
横折り線21、31、41、51、61のそれぞれに1つ又は複数の切れ目が含まれることで、折り線に沿った折り曲げを容易にしてもよい。任意の数の切れ目を任意の折り線に形成することができ、切れ目の数及び長さは、例えば、ブランク8の形成に用いられる材料のゲージ及び/又は剛性に従って選択され得る。折り線21、31、41、51、61は、本開示から逸脱することなく、他の方法(例えば、切れ目のないクリーズ線(crease lines)によって形成されてもよい。
【0015】
ボトムパネル10は、折り線21、41の一部によってブランクにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる対向する保持フラップ12の対を備える。フラップ12は、切り込み線又は引き裂き線13によって画定され、且つ切れ目14によって分離される。フラップ12の各対は、キャリア150内に少なくとも部分的に収納すべき容器C(図2)の上ネック部分Nを受け入れるような形状及びサイズである開口15(図2)をボトムパネルにそれぞれ形成するように開く。ブランク8は、本開示から逸脱することなく、3つより多い又は少ないフラップ12の対及びボトム開口15を備えていてもよい。
【0016】
図1〜図7の実施形態では、ブランク8は、第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に取り付けられる3つの強化フラップ23、23aと、第2のサイドパネル40に折り曲げ可能に取り付けられる3つの強化フラップ23、23aとを含む。各強化フラップ23、23aは、サイドパネル20、40にそれぞれの横方向折り線25で折り曲げ可能に接続され、横方向折り線からフラップの縁部29まで延びる縦方向切れ目27によって少なくとも部分的に画定される。各強化フラップ23、23aの縁部29は、トップパネル30、50にあるそれぞれの開口33、33aに隣接する。各強化フラップ23、23aは、フラップ23、23aがそれぞれの折り線25の周りで折り曲げられるとキャリア150内に保持されている各容器Cの環状ショルダSの一部に係合するように、縦方向L1に長さL3を有する。強化フラップ23、23aを折り曲げると、開口33、33aがサイドパネル20、40まで延び、折り線25で強化フラップ23、23aによって形成される縁部がそれぞれのサイド開口33、33aに隣接するようになる。フラップ23、23aは、それぞれのフラップ12及びサイドパネル20、40と協働して、各ショルダSの両側の下に保持縁部24(図5)を形成する。フラップ23、23aは、本開示から逸脱することなく、他の形状、配置、及び位置決めであってもよい。
【0017】
第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50は、キャリア150のハンドル7を形成するためのハンドル構成部を含む。中央フラップ23aのそれぞれに隣接する中央開口33aは、ハンドル7を掴んでキャリア150を運搬するときにユーザの手を受け入れる形状になっているハンドル開口である。第1のトップパネル30は、中央開口33a、切り込み線27と中央開口33aとの間の横方向折り線31の部分、横方向折り線61の中央部分64、及び横方向の外側開口33それぞれから横方向折り線61まで延びる2つの湾曲切り裂き線35、37によって少なくとも部分的に画定される第1のトップパネルの部分である、第1のハンドル部分38を含む。ハンドル構成部は、湾曲折り線47によってハンドル部分38に折り曲げ可能に取り付けられるコンフォートフラップ44を任意的に含む。一実施形態では、ハンドル構成部は、横方向折り線61の中央部分64でハンドル部分38に独立して折り曲げ可能に取り付けられる接着パネル60の中央部分62を含む。接着パネル60のV字形切欠き65が、中央部分62を接着パネルの残りの部分から分離する。
【0018】
図示の実施形態では、ハンドル構成部は、第2のトップパネル50の一部であり且つ第1のトップパネル30のハンドル部分38と形状及び機能性が同様である第2のハンドル部分58を含む。第2のハンドル部分58は、第2のトップパネル50の中央開口33a、切れ目27それぞれと中央開口33aとの間の横方向折り線51の部分、及び外側開口33それぞれからブランク8の縁部まで延びる2つの湾曲引き裂き線55、57によって少なくとも部分的に画定される。ハンドル構成部は、湾曲折り線77によってハンドル部分58に折り曲げ可能に取り付けられるコンフォートフラップ74を任意的に含む。
【0019】
図2〜図7に示すように、ブランク8は、容器Cのそれぞれのネック部分Nがボトムパネル10の開口15にそれぞれ受け入れられて、フラップ12がそれぞれ矢印A1(図2)の方向に折り上げられるように、ブランク8を容器Cの上に配置することによって、キャリア150に組み立て得る。フラップ12はそれぞれ、容器Cの両側でショルダS又は他の適当な構成部に係合してキャリア内で容器を保持するための保持力を少なくとも部分的に提供する、それぞれの縁部39を有する。図3に示すように、任意の強化フラップ23、23aは、第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40のそれぞれ対応の部分と対面接触するように、矢印A2の方向に折り線25の周りでそれぞれ折り曲げられる。強化フラップ23、23aは、第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40にそれぞれ接着固定(糊付け)されてもよく、又は本開示から逸脱することなく、サイドパネルに貼り付けられなくてもよい。第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40は、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルがそれぞれボトムパネルに対して鋭角に向けられるように(図4)、それぞれの折り線21、41に沿ってボトムパネル10に対してそれぞれ折り曲げられる。サイドパネル20、40の開口33、33aは、ボトムパネル10の開口15と軸方向に整列させられる。一実施形態では、ボトムパネル10は、実質的に水平であり、サイドパネル20、40は、断面で見たときに閉じた三角形空間105を形成するように内方に傾斜してボトムパネルと協働する。サイドパネル20、40の折り上げ位置では、強化フラップ23、23aは、容器の両側で容器のショルダSに係合してフラップ12の保持力を補う。
【0020】
次に、トップパネル30、50は、矢印A3の方向に折り曲げられ、上壁52を形成するように対面接触して、第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40から実質的に垂直上方に延びるように寄せ合わせられる。上壁52は、開口33、33aのうち各トップパネル30、50内に延びる部分に相当する開口を有する。トップパネル30、50は、糊又は他の適当な接着剤で貼り合わせることができる。接着パネル60の中央部分62は、矢印A4の方向に折り下げられ、貼り付けられた第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50の重なり合う第1のハンドル部分38及び第2のハンドル部分58に接着され得る。次に、接着された第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50を含む上壁52が、折り下げられて第2のサイドパネル40に貼り付けられる(図6)。開口33、33aのうち上壁52の開口を形成する部分は、サイドパネル20、40の開口33、33a及びボトムパネルの開口15の各部分と整列させられる。第2のトップパネル50の一部(例えば、引き裂き線57、55の横方向外方にそれぞれ位置付けられる部分50a、50b(図5))及び/又は接着パネル60の外側部分(例えば、中央部分62の横方向外方にそれぞれ位置付けられる部分60a、60b(図5))に接着剤を塗布して、上壁52を図6に示す位置に固定してもよい。接着剤を塗布する際に、重なり合う第1のハンドル部分38及び第2のハンドル部分58が第2のサイドパネル40に接着されないことを確実にするように留意すべきである。
【0021】
キャリア150のハンドル7は、第1のトップパネル30を接着フラップ60に接続する折り線61の中央部分64で重なり合うハンドル部分38、58を掴むことによって有効化され(activated)得る。図5の位置では、ハンドル7を掴んで有効化するために、接着パネル60の中央部分62が第2のサイドパネル40と第2のトップパネル30との間に挟まれて、折り線61の中央部分64に相当する縁部を作り出している。組み合わせられたハンドル部分38、58は、それぞれの引裂き線35、37、55、57に沿って引き裂き、ハンドル部分をサイドパネル20、40にそれぞれ折り曲げ可能に取り付ける折り線31、51の重なり合う中央部分に沿って、組み合わせられたハンドル部分38、58を矢印A5(図7)の方向に上方に枢動させることによって、第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50からそれぞれ分離される。ハンドル7の下降位置(図6)では、重なり合うコンフォートフラップ44、74の縁部は、真ん中の容器CのショルダSの一部に係合して、キャリア150の保持力を補うとともにハンドルを下降位置で保持することができる。図7に示すように、組み合わせられたハンドル部分38、58がサイドパネル20、40の上縁部から上方に延びたときに、ハンドル7はキャリア150を掴むために有効化される。
【0022】
場合によっては、ハンドル7は、キャリア150を購入する消費者によって有効化されるまで折り下げ位置に保持されるように、最初はサイドパネル20、40の一方(例えば、サイドパネル40(図6))に貼り付けられている。ハンドル7は、重なり合うトップパネル30、50の横方向外側部分とハンドルが貼り付けられるサイドパネル20、40の一方の横方向外側部分との間に塗布される接着剤によって、一方のサイドパネルに貼り付けられる。重なり合うハンドル部分38、58は、引き裂き線35、37、55、57を介してトップパネル30、50の貼り付け部分から分離され得るように、サイドパネル20、40に接着されないままである。さらに、重なり合って接着された第1のハンドル部分38及び第2のハンドル部分58を含む2重のハンドル7は、ハンドルを掴んで容器Cを運搬するときにキャリア150に引き裂き、曲げ、又は他の弱化が生じることなくキャリアが実質的な負荷に耐えることができるように、強化ハンドルを提供する。ハンドル7は、本開示から逸脱することなく、他の形状、配置、及び位置付けであってもよい。
【0023】
図示の実施形態では、キャリア150は、キャリアの片側(例えば、第2のサイド壁40を含む側)の端部分152、154(図7)を含み、これらは、キャリア150のうち2つの端部容器Cを保持する領域を強化させるために4重の材料(例えば、2つのトップパネル30、50、強化タブ23、及び第2のサイドパネル40)を含む強化保持領域である。一実施形態では、ハンドル7がキャリアのうち真ん中の容器Cを保持する領域を強化させるために下降位置にあるときに、2つの端部分152、154間の中央部分156は、4重の材料(例えば、2つのハンドル部分38、58、トップパネル30、50、強化タブ23a、及び第2のサイドパネル40)を含む。ハンドル7を上昇させると、中央部分156は、真ん中の容器Cを保持する2重の材料(例えば、強化タブ23a及び第2のサイドパネル40)を含む。図示の実施形態では、キャリア150の反対側(例えば、第1のサイドパネル20に相当する側)は、キャリア150のうち容器C端部を保持する領域を強化させるために2重の材料(例えば、サイドパネル20及び強化タブ23、23a)を含む。キャリア150は、他の形状及び配置であってもよく、キャリアの片側又は両側に2重又は4重より多い若しくは少ない材料を有していてもよい。
【0024】
図示の実施形態では、キャリア150は、フラップ12及び強化フラップ23、23aを容器CのショルダSの部分と係合させることによって容器上に保持される。フラップ12の縁部39と、折り線25に相当する強化フラップ23、23aの縁部とが、各容器の両側でそれぞれのショルダSの下側に係合してキャリアからの各容器の抜け出しを防止する傾向がある保持力を加える保持縁部24を形成する。保持縁部24とショルダSとの係合による保持力は、上向きの付勢力をもたらし、容器Cをキャリアから抜き出すためには、キャリア150の引き裂き又は操作によってこの上向きの付勢力を克服又は除去しなければならない。端部分152、154で容器Cを保持する保持縁部24は、キャリア150の端部分に強化及び保持力をさらに追加するように上壁52の2つの層によって補完される。容器Cは、本開示から逸脱することなく、キャリアに他の方法で保持されてもよい。
【0025】
図8は、本開示の第2の実施形態よるキャリア305(図10〜図13)を形成するためのブランク208を示している。第2の実施形態は、言及される変形及び当業者に明らかであろう変形を除き、第1の実施形態と実質的に同様である。ブランク208は、第1の横折り線221で第1のサイドパネル220に折り曲げ可能に接続されるボトムパネル210、第2の横折り線231で第1のサイドパネル220に折り曲げ可能に接続される第2のサイドパネル230、第3の横折り線241でボトムパネル210に折り曲げ可能に接続される第3のサイドパネル240、第4の横折り線251で第3のサイドパネル240に折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル250、第5の横折り線261で第1のトップパネル250に折り曲げ可能に接続される第2のトップパネル260、及び第6の横折り線271で第2のトップパネル260に折り曲げ可能に接続される第4のサイドパネル270を備える。
【0026】
ボトムパネル210は、容器Cのネック部分Nをそれぞれ部分的に受け入れる開口215を含む。図8の実施形態では、ボトムパネル210は、開口215内に移動可能に位置決め可能であるフラップを有しないが、第2の実施形態のブランク208は、図1に示すブランク8のフラップ12と同様のフラップを備えていてもよい。ボトムパネル210は、ボトムパネルの中心線上に位置付けられる横方向折り線217を含む。
【0027】
ブランク208は、横方向折り線231と整列する第1のサイドパネル220と第2のサイドパネル230との間の開口225、横方向折り線251と整列する第3のサイドパネル240と第1のトップパネル250との間の開口245、245a、及び横方向折り線271と整列する第2のトップパネル260と第4のサイドパネル270との間の開口265、265aを含む。キャリア305がブランク208から組み立てられると、外側及び真ん中の開口215、225、245、245a及び265、265aそれぞれが、それぞれ対応する容器Cを受け入れるように軸方向に整列する。折り線231の両側に中間折り線232、233が位置して、第1のサイドパネル220の部分224及び第2のサイドパネル230の部分226をそれぞれ画定する。
【0028】
第1のトップパネル250は、ハンドル307を形成するためのハンドル構成部を含む。ハンドル構成部は、開口245、それぞれの開口245から横方向折り線261まで延びる湾曲引き裂き線235、237、及び横方向折り線251の一部によって少なくとも部分的に画定される、ハンドル部分258を含む。場合によっては、コンフォートフラップ256が、湾曲引き裂き線259でハンドル部分258に折り曲げ可能に取り付けられる。
【0029】
第2のトップパネル260は、第1のハンドル部分258と同様の第2のハンドル部分268を含む。ハンドル部分258、268は、ユーザが掴むために実質的にC字形である。
【0030】
ブランク208は、容器Cの上部分Nが開口215を通って突出するように3つの容器の列の上にボトムパネル210を配置することによって、キャリア305に形成され得る。図9に示すように、第1のサイドパネル220は、ボトムパネル210に対して折り線221で矢印A6の方向に折り上げられる。第2のサイドパネル230は、ボトムパネル210と第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルが開口215、225を実質的に軸方向に整列させて実質的に三角形の構成を形成するように、第1のサイドパネル220に対して折り線231、232、233で折り下げられる。容器のトップ部分Nは、軸方向に整列した開口215、225を通って延びる。同じく図9において、第2のトップパネル260及び第4のサイドパネル270は、矢印A7の方向に折り線261に関して折り曲げられて、第1のトップパネル250及び第3のサイドパネル240それぞれと対面接触する。第1のトップパネル270及び第2のトップパネル250は、上壁251を形成する。次に、図10に示すように、第4のサイドパネル270が、矢印A7の方向に折り線271の周りで折り曲げられて、第2のハンドルパネル260と実質的に対面接触する。一実施形態では、第3のサイドパネル240は、第2のサイドパネル230と実質的に対面接触するように、ボトムパネル210に対して矢印A8の方向に折り線241で折り上げられる。図11及び図12に示すように、第1のトップパネル250、第2のトップパネル260、及び第4のサイドパネル270を組み合わせた3つの層が、矢印A9の方向に折り線251でさらに折り下げられて第1のサイドパネル220に接触する。キャリア305の組み立て位置では、容器Cの上部は、ブランク208の他の開口225、215と実質的に軸方向に整列する重なり合う開口245、265を通って延びる。キャリア305は、本開示から逸脱することなく、代替的な折り曲げステップ及び/又は他のパネル配置によって形成されてもよい。
【0031】
図示の実施形態では、ハンドル307(図13)を図11及び図12の折り下げ位置で第4のサイドパネル270に固定するために、第2のトップパネル260の横方向外側部分260a、260bに接着剤が塗布され得る。代替的に、ハンドル307を折り下げ位置に固定するために、第4のサイドパネル270の横方向外側位置270a、270bに接着剤が塗布されてもよい。また、図12の位置に示すように第3のサイドパネル240を第2のサイドパネル230に固定するために、第2のサイドパネルに接着剤が塗布されてもよい。図12に示す位置で第4のサイドパネル270を第1のサイドパネル220に固定するために、第1のサイドパネルに接着剤が塗布されてもよい。本開示から逸脱することなく、接着剤が他の表面、パネル等に代替的に塗布されてもよい。
【0032】
組み立て位置では、キャリア305は、底部309(図12)、第1の側部311、及び第2の側部313を有する実質的に三角形である。図示の実施形態では、第1の側部311は、第1のサイドパネル220、折り下げられた上壁251(すなわち、第1のトップパネル250及び第2のトップパネル260)、及び第4のサイドパネル270を含む。第2の側部313は、第2のサイドパネル230及び第3のサイドパネル240を含む。底部309は、ボトムパネル210を含む。キャリア305は、他の形状及び配置であってもよい。開口245、265を形成するブランク208の縁部は、キャリア305内に容器を保持するためにショルダSに係合する。トップパネル250、260及びサイドパネル220、270の貼り合わせ部分は、2つの端部容器Cを把持するためのキャリア305の領域を強化させるために4重すなわち4層の材料を有する強化保持領域252、254を側部311の端部分に含む。キャリアの、端部分252、254間の中央部分257も、ハンドルが下降位置にあるときに4重すなわち4層の材料を含む。側部313は、カートンの長さにわたり2重(例えば、第2のサイドパネル230及び第3のサイドパネル240)である。
【0033】
先の実施形態のように、ハンドル307は、重なり合うハンドル部分258、268をそれぞれの引き裂き線235、237で引き裂いて、ハンドル部分を重なり合う折り線251、271の周りで矢印A9の方向に折り上げることによってハンドルを上昇位置(図13)に位置決めすることによって有効化される。ハンドル307を上昇させた後、中央部分257は、2層すなわち2重の材料(例えば、サイドパネル220、270)を含む。先の実施形態のように、ハンドル307は、重なり合うコンフォートフラップ265の縁部を真ん中の容器CのショルダSと係合させることによって、下降させて下降位置に保持することができる。
【0034】
先の実施形態のように、キャリア305は、各容器のショルダSの両側に係合する保持縁部324を含む。図示の実施形態では、キャリア305の側部311の保持縁部324は、開口245、245aに隣接するトップパネル250のそれぞれの縁部、開口265、265aに隣接するトップパネル260のそれぞれの縁部、開口265、265aに隣接するサイドパネル270のそれぞれの縁部、及び開口225に隣接するサイドパネル220のそれぞれの縁部を含む。一実施形態では、キャリア305の側部313の保持縁部324は、開口245、245aに隣接するサイドパネル240のそれぞれの縁部及び開口225に隣接するサイドパネル230のそれぞれの縁部を含む。キャリア305は、本開示から逸脱することなく、他の形状及び配置であってもよく、他の保持構成部又は強化構成部を有していてもよい。
【0035】
概して、ブランクは、例えば、通常の紙よりも重く硬質であるように、少なくとも約13のキャリパを有する板紙から構成され得る。ブランクは、厚紙等の他の材料、又はカートンが少なくとも実質的に上述のように機能できるようにするのに適した特性を有する任意の他の材料で構成することもできる。
【0036】
ブランクは、例えばクレーコートでコーティングすることができる。続いて、クレーコート上に製品、広告、及び他の情報又は画像を印刷してもよい。続いて、ブランクに印刷されている情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングしてもよい。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングしてもよい。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションに1つ又は複数のシート状材料を積層又はコーティングすることもできる。
【0037】
上記実施形態は、糊によって貼り合わせられる1つ又は複数のパネルを有するものとして説明されている場合がある。「糊」という用語は、板紙カートンパネルを所定位置に固定するのに一般的に用いられるあらゆる種類の接着剤を包含することが意図され、接着材料は、任意の適当な締結装置で置き換えられるか又は補完されてもよい。
【0038】
本明細書で用いられる「線」と言う用語は、直線だけでなく、湾曲線、曲線、又は角度的に変位した線(cured, curvilinear or angularly displaced lines)等の他のタイプの線も含む。
【0039】
例示的な実施形態によれば、折り線は、それに沿った折り曲げを容易にする、必ずしも直線状ではないが実質的に線状の任意の弱化形態であり得る。本開示の範囲を狭めるためではないが、より詳細には、折り線は、所望の脆弱線に沿って材料に圧潰又は陥凹した部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等のスコア線、所望の脆弱線に沿って材料を貫通しない切れ目、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料を貫通しない一連の切れ目及び/又は材料を貫通する一連の切れ目、並びにこれらの構成の種々の組み合わせを含む。カッティングが折り線を作るために用いられる状況では、通常、カッティングは、理性的なユーザが折り線を引き裂き線と誤って捉えさせ得るように過度に広範囲にあるものではない。
【0040】
一例として、引き裂き線は、所望の脆弱線に沿って材料を貫通しないスリット、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料を貫通しない一連の離間したスリット及び/又は材料を貫通する一連の離間したスリット、又はこれらの構成の種々の組み合わせを含み得る。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで材料を通常は一時的に接続するために刻み目(例えば、ブリッジにやや似た材料の小片)が隣接するスリット間に画定されるようにわずかに離間させた、材料を貫通する一連の離間したスリットの形態である。刻み目は、引き裂き時に引き裂き線に沿って破断される。刻み目は通常、引き裂き線において比較的わずかな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切り込み線であるように刻み目を引き裂き線から省く、すなわち引き裂き線上で破っておく(omitted from or torn in a tear line)ことができる。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット、切り込み線等で置き換えることは、本開示の範囲内にある。例えば、本開示から逸脱することなく、切れ目は、連続したスリットであってもよく、又はスリットよりも広いものであってもよい。
【0041】
本開示の上記説明は、種々の実施形態を示し及び説明するものである。本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変形を上記の構成に加えることができるため、上記説明に含まれるか又は添付図面に示されているすべての事項が、限定的な意味ではなく説明として解釈されることが意図される。さらに、本開示の範囲は、特許請求の範囲内にある上述の実施形態の種々の変更、組合せ、代替等を包含する。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを図示及び説明しているが、本開示は、種々の他の組合せ、変更形態、及び環境で用いることができ、本明細書で述べられているような発明概念の範囲内で変形又は変更を行うことができ、上記教示と同等であり、且つ/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の特定の特徴及び特性を、選択的に交換して、本開示の他の示された実施形態又は示されていない実施形態に適用することができる。
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2008年3月28日付けで出願された米国仮出願第61/040,334号の利益を主張する。上記仮出願の全内容が、本明細書に全体として示されるのと同等に参照により本明細書に援用される。
【背景技術】
【0002】
本開示は、包括的には、容器を把持、陳列、及び/又は運搬するためのパッケージ又はキャリアに関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
概して、本開示の一態様は、複数の容器を把持するためのキャリアを対象とする。キャリアは、複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れる複数のボトム開口を備えるボトムパネルを備える。少なくとも2つのサイドパネルが、ボトムパネルから上方に延びる。少なくとも2つのサイドパネルは、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む。少なくとも2つのトップパネルが、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル及び第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルを含む。第1のトップパネル及び第2のトップパネルはキャリアの上壁を形成するように協働する。第1のトップパネルは第1のハンドル部分を備え、第2のトップパネルは第2のハンドル部分を備える。ハンドルが、キャリアを運搬するためにある。ハンドルは、サイドパネルの少なくとも1つに折り曲げ可能に接続される。ハンドルは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含む。ハンドルは、上壁から分離可能であると共に下降位置と上昇位置との間で枢動可能である。
【0004】
別の態様では、本開示は、包括的には、複数の容器を把持するためのキャリアを形成するブランクを対象とする。ブランクは、複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れる複数のボトム開口を備えるボトムパネルを備える。少なくとも2つのサイドパネルが、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む。少なくとも2つのトップパネルが、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル及び第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルを含む。第1のトップパネルは、第1のハンドル部分を備える。第2のトップパネルは、第2のハンドル部分を備える。ブランクは、ブランクから形成されるキャリアのハンドルを形成するためのハンドル構成部を有する。ハンドル構成部は、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含む。第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分は、第1のトップパネル及び第2のトップパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続される。
【0005】
別の態様では、本開示は、包括的には、複数の容器を収容するキャリアを形成する方法を対象とする。本方法は、複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む少なくとも2つのサイドパネルと、第1のトップパネル及び第2のトップパネルを含む少なくとも2つのトップパネルとを有するブランクを提供することを含む。第1のトップパネルは、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第1のハンドル部分を備える。第2のトップパネルは、第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第2のハンドル部分を備える。ブランクは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含むハンドル構成部を備える。本方法は、少なくとも2つのサイドパネルをそれぞれ折り上げて、サイドパネルをボトムパネルから上方に延びるように位置決めすることをさらに含む。本方法は、第1のトップパネル及び第2のトップパネルを実質的に対面関係に配置することによって上壁を形成することを含む。上壁を形成することは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を実質的に対面関係に配置することによってハンドルを形成することを含む。本方法は、上壁を折り下げることをさらに含む。上壁を折り下げることは、ハンドルをサイドパネルの一方に隣接した下降位置に配置することを含む。
【0006】
別の態様では、本開示は、包括的に、複数の容器を把持するためのキャリアを対象とする。キャリアは、第1のサイドパネル、第2のサイドパネル、第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル、及び第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルを備える。第1のトップパネルは、第1のハンドル部分を備え、第2のトップパネルは、第2のハンドル部分を備える。サイドパネルの少なくとも一方に、ハンドルが折り曲げ可能に接続される。ハンドルは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含む。ハンドルは、下降位置と上昇位置との間で枢動可能である。
【0007】
一般的慣行によれば、後述する図面の種々の構成は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。図面における種々の構成及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本開示の第1の実施形態によるブランクの外面の平面図である。
【図2】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図3】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図4】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図5】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図6】本開示の第1の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図6A】図6のキャリアの端部の詳細図である。
【図7】ハンドルが上昇位置にある図6のキャリアの斜視図である。
【図8】本開示の第2の実施形態によるブランクの外面の平面図である。
【図9】本開示の第2の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図10】本開示の第2の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図11】本開示の第2の実施形態によるキャリアを組み立てる際の例示的なステップの1つの斜視図である。
【図12】図11のキャリアの端面図である。
【図13】ハンドルが上昇位置にある図11のキャリアの斜視図である。
【0009】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示は、包括的には、ジャー、瓶、缶等のような容器を把持及び陳列するためのキャリア、構成体、スリーブ、カートン等、及びパッケージに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いられ得る。容器は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、材料として、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のプラスチック等、アルミニウム及び/又は他の金属、ガラス、又はそれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0011】
本開示によるキャリアは、多数の異なる形状の容器を収納することができる。本開示の範囲を限定するためではなく説明のために、以下の詳細な説明では、キャリアの実施形態に少なくとも部分的に入れられるような飲料製品容器(例えば、プラスチック容器)について記載する。本明細書において、「下」、「下部(bottom)」、「上」、及び「上部(top)」という用語は、完全に組み立てられキャリア又はパッケージに関して定められる向きを示す。
【0012】
本実施形態は、容器の取り付け及び収納のためのキャリア又はパッケージに向けたものである。キャリア又はパッケージ150が、図6及び図7に組み立てられた状態で示されており、図中では容器Cに取り付けられている。図示の実施形態では、容器Cは、上ネック部分N(図2)、キャップCP、及びキャップの下の環状ショルダSを概して備えるトップ部分をそれぞれが有する、3つの飲料容器として図示されている。3個より少ない又は多い容器Cが、キャリア150に保持されてもよく、容器は、本開示から逸脱することなく他のサイズ及び形状であってもよい。キャリア150は、キャリアを掴んで運搬するためのハンドル7(図7)を含む。
【0013】
図1は、キャリア又はパッケージ150の形成に用いられるブランク8の外面3の平面図である。ブランク8は、縦軸L1及び横軸L2を有する。ブランク8は、第1の横折り線(transverse fold line)21で第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に接続されるボトムパネル10、第2の横折り線31で第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル30、第3の横折り線41でボトムパネル10に折り曲げ可能に接続される第2のサイドパネル40、及び第4の横折り線51で第2のサイドパネル40に折り曲げ可能に接続される第2のトップパネル50を備える。図示の実施形態では、ブランク8は、第5の横折り線61で第1のトップパネル30に折り曲げ可能に接続される接着パネル60を含む。
【0014】
横折り線21、31、41、51、61のそれぞれに1つ又は複数の切れ目が含まれることで、折り線に沿った折り曲げを容易にしてもよい。任意の数の切れ目を任意の折り線に形成することができ、切れ目の数及び長さは、例えば、ブランク8の形成に用いられる材料のゲージ及び/又は剛性に従って選択され得る。折り線21、31、41、51、61は、本開示から逸脱することなく、他の方法(例えば、切れ目のないクリーズ線(crease lines)によって形成されてもよい。
【0015】
ボトムパネル10は、折り線21、41の一部によってブランクにそれぞれ折り曲げ可能に取り付けられる対向する保持フラップ12の対を備える。フラップ12は、切り込み線又は引き裂き線13によって画定され、且つ切れ目14によって分離される。フラップ12の各対は、キャリア150内に少なくとも部分的に収納すべき容器C(図2)の上ネック部分Nを受け入れるような形状及びサイズである開口15(図2)をボトムパネルにそれぞれ形成するように開く。ブランク8は、本開示から逸脱することなく、3つより多い又は少ないフラップ12の対及びボトム開口15を備えていてもよい。
【0016】
図1〜図7の実施形態では、ブランク8は、第1のサイドパネル20に折り曲げ可能に取り付けられる3つの強化フラップ23、23aと、第2のサイドパネル40に折り曲げ可能に取り付けられる3つの強化フラップ23、23aとを含む。各強化フラップ23、23aは、サイドパネル20、40にそれぞれの横方向折り線25で折り曲げ可能に接続され、横方向折り線からフラップの縁部29まで延びる縦方向切れ目27によって少なくとも部分的に画定される。各強化フラップ23、23aの縁部29は、トップパネル30、50にあるそれぞれの開口33、33aに隣接する。各強化フラップ23、23aは、フラップ23、23aがそれぞれの折り線25の周りで折り曲げられるとキャリア150内に保持されている各容器Cの環状ショルダSの一部に係合するように、縦方向L1に長さL3を有する。強化フラップ23、23aを折り曲げると、開口33、33aがサイドパネル20、40まで延び、折り線25で強化フラップ23、23aによって形成される縁部がそれぞれのサイド開口33、33aに隣接するようになる。フラップ23、23aは、それぞれのフラップ12及びサイドパネル20、40と協働して、各ショルダSの両側の下に保持縁部24(図5)を形成する。フラップ23、23aは、本開示から逸脱することなく、他の形状、配置、及び位置決めであってもよい。
【0017】
第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50は、キャリア150のハンドル7を形成するためのハンドル構成部を含む。中央フラップ23aのそれぞれに隣接する中央開口33aは、ハンドル7を掴んでキャリア150を運搬するときにユーザの手を受け入れる形状になっているハンドル開口である。第1のトップパネル30は、中央開口33a、切り込み線27と中央開口33aとの間の横方向折り線31の部分、横方向折り線61の中央部分64、及び横方向の外側開口33それぞれから横方向折り線61まで延びる2つの湾曲切り裂き線35、37によって少なくとも部分的に画定される第1のトップパネルの部分である、第1のハンドル部分38を含む。ハンドル構成部は、湾曲折り線47によってハンドル部分38に折り曲げ可能に取り付けられるコンフォートフラップ44を任意的に含む。一実施形態では、ハンドル構成部は、横方向折り線61の中央部分64でハンドル部分38に独立して折り曲げ可能に取り付けられる接着パネル60の中央部分62を含む。接着パネル60のV字形切欠き65が、中央部分62を接着パネルの残りの部分から分離する。
【0018】
図示の実施形態では、ハンドル構成部は、第2のトップパネル50の一部であり且つ第1のトップパネル30のハンドル部分38と形状及び機能性が同様である第2のハンドル部分58を含む。第2のハンドル部分58は、第2のトップパネル50の中央開口33a、切れ目27それぞれと中央開口33aとの間の横方向折り線51の部分、及び外側開口33それぞれからブランク8の縁部まで延びる2つの湾曲引き裂き線55、57によって少なくとも部分的に画定される。ハンドル構成部は、湾曲折り線77によってハンドル部分58に折り曲げ可能に取り付けられるコンフォートフラップ74を任意的に含む。
【0019】
図2〜図7に示すように、ブランク8は、容器Cのそれぞれのネック部分Nがボトムパネル10の開口15にそれぞれ受け入れられて、フラップ12がそれぞれ矢印A1(図2)の方向に折り上げられるように、ブランク8を容器Cの上に配置することによって、キャリア150に組み立て得る。フラップ12はそれぞれ、容器Cの両側でショルダS又は他の適当な構成部に係合してキャリア内で容器を保持するための保持力を少なくとも部分的に提供する、それぞれの縁部39を有する。図3に示すように、任意の強化フラップ23、23aは、第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40のそれぞれ対応の部分と対面接触するように、矢印A2の方向に折り線25の周りでそれぞれ折り曲げられる。強化フラップ23、23aは、第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40にそれぞれ接着固定(糊付け)されてもよく、又は本開示から逸脱することなく、サイドパネルに貼り付けられなくてもよい。第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40は、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルがそれぞれボトムパネルに対して鋭角に向けられるように(図4)、それぞれの折り線21、41に沿ってボトムパネル10に対してそれぞれ折り曲げられる。サイドパネル20、40の開口33、33aは、ボトムパネル10の開口15と軸方向に整列させられる。一実施形態では、ボトムパネル10は、実質的に水平であり、サイドパネル20、40は、断面で見たときに閉じた三角形空間105を形成するように内方に傾斜してボトムパネルと協働する。サイドパネル20、40の折り上げ位置では、強化フラップ23、23aは、容器の両側で容器のショルダSに係合してフラップ12の保持力を補う。
【0020】
次に、トップパネル30、50は、矢印A3の方向に折り曲げられ、上壁52を形成するように対面接触して、第1のサイドパネル20及び第2のサイドパネル40から実質的に垂直上方に延びるように寄せ合わせられる。上壁52は、開口33、33aのうち各トップパネル30、50内に延びる部分に相当する開口を有する。トップパネル30、50は、糊又は他の適当な接着剤で貼り合わせることができる。接着パネル60の中央部分62は、矢印A4の方向に折り下げられ、貼り付けられた第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50の重なり合う第1のハンドル部分38及び第2のハンドル部分58に接着され得る。次に、接着された第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50を含む上壁52が、折り下げられて第2のサイドパネル40に貼り付けられる(図6)。開口33、33aのうち上壁52の開口を形成する部分は、サイドパネル20、40の開口33、33a及びボトムパネルの開口15の各部分と整列させられる。第2のトップパネル50の一部(例えば、引き裂き線57、55の横方向外方にそれぞれ位置付けられる部分50a、50b(図5))及び/又は接着パネル60の外側部分(例えば、中央部分62の横方向外方にそれぞれ位置付けられる部分60a、60b(図5))に接着剤を塗布して、上壁52を図6に示す位置に固定してもよい。接着剤を塗布する際に、重なり合う第1のハンドル部分38及び第2のハンドル部分58が第2のサイドパネル40に接着されないことを確実にするように留意すべきである。
【0021】
キャリア150のハンドル7は、第1のトップパネル30を接着フラップ60に接続する折り線61の中央部分64で重なり合うハンドル部分38、58を掴むことによって有効化され(activated)得る。図5の位置では、ハンドル7を掴んで有効化するために、接着パネル60の中央部分62が第2のサイドパネル40と第2のトップパネル30との間に挟まれて、折り線61の中央部分64に相当する縁部を作り出している。組み合わせられたハンドル部分38、58は、それぞれの引裂き線35、37、55、57に沿って引き裂き、ハンドル部分をサイドパネル20、40にそれぞれ折り曲げ可能に取り付ける折り線31、51の重なり合う中央部分に沿って、組み合わせられたハンドル部分38、58を矢印A5(図7)の方向に上方に枢動させることによって、第1のトップパネル30及び第2のトップパネル50からそれぞれ分離される。ハンドル7の下降位置(図6)では、重なり合うコンフォートフラップ44、74の縁部は、真ん中の容器CのショルダSの一部に係合して、キャリア150の保持力を補うとともにハンドルを下降位置で保持することができる。図7に示すように、組み合わせられたハンドル部分38、58がサイドパネル20、40の上縁部から上方に延びたときに、ハンドル7はキャリア150を掴むために有効化される。
【0022】
場合によっては、ハンドル7は、キャリア150を購入する消費者によって有効化されるまで折り下げ位置に保持されるように、最初はサイドパネル20、40の一方(例えば、サイドパネル40(図6))に貼り付けられている。ハンドル7は、重なり合うトップパネル30、50の横方向外側部分とハンドルが貼り付けられるサイドパネル20、40の一方の横方向外側部分との間に塗布される接着剤によって、一方のサイドパネルに貼り付けられる。重なり合うハンドル部分38、58は、引き裂き線35、37、55、57を介してトップパネル30、50の貼り付け部分から分離され得るように、サイドパネル20、40に接着されないままである。さらに、重なり合って接着された第1のハンドル部分38及び第2のハンドル部分58を含む2重のハンドル7は、ハンドルを掴んで容器Cを運搬するときにキャリア150に引き裂き、曲げ、又は他の弱化が生じることなくキャリアが実質的な負荷に耐えることができるように、強化ハンドルを提供する。ハンドル7は、本開示から逸脱することなく、他の形状、配置、及び位置付けであってもよい。
【0023】
図示の実施形態では、キャリア150は、キャリアの片側(例えば、第2のサイド壁40を含む側)の端部分152、154(図7)を含み、これらは、キャリア150のうち2つの端部容器Cを保持する領域を強化させるために4重の材料(例えば、2つのトップパネル30、50、強化タブ23、及び第2のサイドパネル40)を含む強化保持領域である。一実施形態では、ハンドル7がキャリアのうち真ん中の容器Cを保持する領域を強化させるために下降位置にあるときに、2つの端部分152、154間の中央部分156は、4重の材料(例えば、2つのハンドル部分38、58、トップパネル30、50、強化タブ23a、及び第2のサイドパネル40)を含む。ハンドル7を上昇させると、中央部分156は、真ん中の容器Cを保持する2重の材料(例えば、強化タブ23a及び第2のサイドパネル40)を含む。図示の実施形態では、キャリア150の反対側(例えば、第1のサイドパネル20に相当する側)は、キャリア150のうち容器C端部を保持する領域を強化させるために2重の材料(例えば、サイドパネル20及び強化タブ23、23a)を含む。キャリア150は、他の形状及び配置であってもよく、キャリアの片側又は両側に2重又は4重より多い若しくは少ない材料を有していてもよい。
【0024】
図示の実施形態では、キャリア150は、フラップ12及び強化フラップ23、23aを容器CのショルダSの部分と係合させることによって容器上に保持される。フラップ12の縁部39と、折り線25に相当する強化フラップ23、23aの縁部とが、各容器の両側でそれぞれのショルダSの下側に係合してキャリアからの各容器の抜け出しを防止する傾向がある保持力を加える保持縁部24を形成する。保持縁部24とショルダSとの係合による保持力は、上向きの付勢力をもたらし、容器Cをキャリアから抜き出すためには、キャリア150の引き裂き又は操作によってこの上向きの付勢力を克服又は除去しなければならない。端部分152、154で容器Cを保持する保持縁部24は、キャリア150の端部分に強化及び保持力をさらに追加するように上壁52の2つの層によって補完される。容器Cは、本開示から逸脱することなく、キャリアに他の方法で保持されてもよい。
【0025】
図8は、本開示の第2の実施形態よるキャリア305(図10〜図13)を形成するためのブランク208を示している。第2の実施形態は、言及される変形及び当業者に明らかであろう変形を除き、第1の実施形態と実質的に同様である。ブランク208は、第1の横折り線221で第1のサイドパネル220に折り曲げ可能に接続されるボトムパネル210、第2の横折り線231で第1のサイドパネル220に折り曲げ可能に接続される第2のサイドパネル230、第3の横折り線241でボトムパネル210に折り曲げ可能に接続される第3のサイドパネル240、第4の横折り線251で第3のサイドパネル240に折り曲げ可能に接続される第1のトップパネル250、第5の横折り線261で第1のトップパネル250に折り曲げ可能に接続される第2のトップパネル260、及び第6の横折り線271で第2のトップパネル260に折り曲げ可能に接続される第4のサイドパネル270を備える。
【0026】
ボトムパネル210は、容器Cのネック部分Nをそれぞれ部分的に受け入れる開口215を含む。図8の実施形態では、ボトムパネル210は、開口215内に移動可能に位置決め可能であるフラップを有しないが、第2の実施形態のブランク208は、図1に示すブランク8のフラップ12と同様のフラップを備えていてもよい。ボトムパネル210は、ボトムパネルの中心線上に位置付けられる横方向折り線217を含む。
【0027】
ブランク208は、横方向折り線231と整列する第1のサイドパネル220と第2のサイドパネル230との間の開口225、横方向折り線251と整列する第3のサイドパネル240と第1のトップパネル250との間の開口245、245a、及び横方向折り線271と整列する第2のトップパネル260と第4のサイドパネル270との間の開口265、265aを含む。キャリア305がブランク208から組み立てられると、外側及び真ん中の開口215、225、245、245a及び265、265aそれぞれが、それぞれ対応する容器Cを受け入れるように軸方向に整列する。折り線231の両側に中間折り線232、233が位置して、第1のサイドパネル220の部分224及び第2のサイドパネル230の部分226をそれぞれ画定する。
【0028】
第1のトップパネル250は、ハンドル307を形成するためのハンドル構成部を含む。ハンドル構成部は、開口245、それぞれの開口245から横方向折り線261まで延びる湾曲引き裂き線235、237、及び横方向折り線251の一部によって少なくとも部分的に画定される、ハンドル部分258を含む。場合によっては、コンフォートフラップ256が、湾曲引き裂き線259でハンドル部分258に折り曲げ可能に取り付けられる。
【0029】
第2のトップパネル260は、第1のハンドル部分258と同様の第2のハンドル部分268を含む。ハンドル部分258、268は、ユーザが掴むために実質的にC字形である。
【0030】
ブランク208は、容器Cの上部分Nが開口215を通って突出するように3つの容器の列の上にボトムパネル210を配置することによって、キャリア305に形成され得る。図9に示すように、第1のサイドパネル220は、ボトムパネル210に対して折り線221で矢印A6の方向に折り上げられる。第2のサイドパネル230は、ボトムパネル210と第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルが開口215、225を実質的に軸方向に整列させて実質的に三角形の構成を形成するように、第1のサイドパネル220に対して折り線231、232、233で折り下げられる。容器のトップ部分Nは、軸方向に整列した開口215、225を通って延びる。同じく図9において、第2のトップパネル260及び第4のサイドパネル270は、矢印A7の方向に折り線261に関して折り曲げられて、第1のトップパネル250及び第3のサイドパネル240それぞれと対面接触する。第1のトップパネル270及び第2のトップパネル250は、上壁251を形成する。次に、図10に示すように、第4のサイドパネル270が、矢印A7の方向に折り線271の周りで折り曲げられて、第2のハンドルパネル260と実質的に対面接触する。一実施形態では、第3のサイドパネル240は、第2のサイドパネル230と実質的に対面接触するように、ボトムパネル210に対して矢印A8の方向に折り線241で折り上げられる。図11及び図12に示すように、第1のトップパネル250、第2のトップパネル260、及び第4のサイドパネル270を組み合わせた3つの層が、矢印A9の方向に折り線251でさらに折り下げられて第1のサイドパネル220に接触する。キャリア305の組み立て位置では、容器Cの上部は、ブランク208の他の開口225、215と実質的に軸方向に整列する重なり合う開口245、265を通って延びる。キャリア305は、本開示から逸脱することなく、代替的な折り曲げステップ及び/又は他のパネル配置によって形成されてもよい。
【0031】
図示の実施形態では、ハンドル307(図13)を図11及び図12の折り下げ位置で第4のサイドパネル270に固定するために、第2のトップパネル260の横方向外側部分260a、260bに接着剤が塗布され得る。代替的に、ハンドル307を折り下げ位置に固定するために、第4のサイドパネル270の横方向外側位置270a、270bに接着剤が塗布されてもよい。また、図12の位置に示すように第3のサイドパネル240を第2のサイドパネル230に固定するために、第2のサイドパネルに接着剤が塗布されてもよい。図12に示す位置で第4のサイドパネル270を第1のサイドパネル220に固定するために、第1のサイドパネルに接着剤が塗布されてもよい。本開示から逸脱することなく、接着剤が他の表面、パネル等に代替的に塗布されてもよい。
【0032】
組み立て位置では、キャリア305は、底部309(図12)、第1の側部311、及び第2の側部313を有する実質的に三角形である。図示の実施形態では、第1の側部311は、第1のサイドパネル220、折り下げられた上壁251(すなわち、第1のトップパネル250及び第2のトップパネル260)、及び第4のサイドパネル270を含む。第2の側部313は、第2のサイドパネル230及び第3のサイドパネル240を含む。底部309は、ボトムパネル210を含む。キャリア305は、他の形状及び配置であってもよい。開口245、265を形成するブランク208の縁部は、キャリア305内に容器を保持するためにショルダSに係合する。トップパネル250、260及びサイドパネル220、270の貼り合わせ部分は、2つの端部容器Cを把持するためのキャリア305の領域を強化させるために4重すなわち4層の材料を有する強化保持領域252、254を側部311の端部分に含む。キャリアの、端部分252、254間の中央部分257も、ハンドルが下降位置にあるときに4重すなわち4層の材料を含む。側部313は、カートンの長さにわたり2重(例えば、第2のサイドパネル230及び第3のサイドパネル240)である。
【0033】
先の実施形態のように、ハンドル307は、重なり合うハンドル部分258、268をそれぞれの引き裂き線235、237で引き裂いて、ハンドル部分を重なり合う折り線251、271の周りで矢印A9の方向に折り上げることによってハンドルを上昇位置(図13)に位置決めすることによって有効化される。ハンドル307を上昇させた後、中央部分257は、2層すなわち2重の材料(例えば、サイドパネル220、270)を含む。先の実施形態のように、ハンドル307は、重なり合うコンフォートフラップ265の縁部を真ん中の容器CのショルダSと係合させることによって、下降させて下降位置に保持することができる。
【0034】
先の実施形態のように、キャリア305は、各容器のショルダSの両側に係合する保持縁部324を含む。図示の実施形態では、キャリア305の側部311の保持縁部324は、開口245、245aに隣接するトップパネル250のそれぞれの縁部、開口265、265aに隣接するトップパネル260のそれぞれの縁部、開口265、265aに隣接するサイドパネル270のそれぞれの縁部、及び開口225に隣接するサイドパネル220のそれぞれの縁部を含む。一実施形態では、キャリア305の側部313の保持縁部324は、開口245、245aに隣接するサイドパネル240のそれぞれの縁部及び開口225に隣接するサイドパネル230のそれぞれの縁部を含む。キャリア305は、本開示から逸脱することなく、他の形状及び配置であってもよく、他の保持構成部又は強化構成部を有していてもよい。
【0035】
概して、ブランクは、例えば、通常の紙よりも重く硬質であるように、少なくとも約13のキャリパを有する板紙から構成され得る。ブランクは、厚紙等の他の材料、又はカートンが少なくとも実質的に上述のように機能できるようにするのに適した特性を有する任意の他の材料で構成することもできる。
【0036】
ブランクは、例えばクレーコートでコーティングすることができる。続いて、クレーコート上に製品、広告、及び他の情報又は画像を印刷してもよい。続いて、ブランクに印刷されている情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングしてもよい。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングしてもよい。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションに1つ又は複数のシート状材料を積層又はコーティングすることもできる。
【0037】
上記実施形態は、糊によって貼り合わせられる1つ又は複数のパネルを有するものとして説明されている場合がある。「糊」という用語は、板紙カートンパネルを所定位置に固定するのに一般的に用いられるあらゆる種類の接着剤を包含することが意図され、接着材料は、任意の適当な締結装置で置き換えられるか又は補完されてもよい。
【0038】
本明細書で用いられる「線」と言う用語は、直線だけでなく、湾曲線、曲線、又は角度的に変位した線(cured, curvilinear or angularly displaced lines)等の他のタイプの線も含む。
【0039】
例示的な実施形態によれば、折り線は、それに沿った折り曲げを容易にする、必ずしも直線状ではないが実質的に線状の任意の弱化形態であり得る。本開示の範囲を狭めるためではないが、より詳細には、折り線は、所望の脆弱線に沿って材料に圧潰又は陥凹した部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等のスコア線、所望の脆弱線に沿って材料を貫通しない切れ目、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料を貫通しない一連の切れ目及び/又は材料を貫通する一連の切れ目、並びにこれらの構成の種々の組み合わせを含む。カッティングが折り線を作るために用いられる状況では、通常、カッティングは、理性的なユーザが折り線を引き裂き線と誤って捉えさせ得るように過度に広範囲にあるものではない。
【0040】
一例として、引き裂き線は、所望の脆弱線に沿って材料を貫通しないスリット、及び/又は所望の脆弱線に沿って材料を貫通しない一連の離間したスリット及び/又は材料を貫通する一連の離間したスリット、又はこれらの構成の種々の組み合わせを含み得る。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで材料を通常は一時的に接続するために刻み目(例えば、ブリッジにやや似た材料の小片)が隣接するスリット間に画定されるようにわずかに離間させた、材料を貫通する一連の離間したスリットの形態である。刻み目は、引き裂き時に引き裂き線に沿って破断される。刻み目は通常、引き裂き線において比較的わずかな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切り込み線であるように刻み目を引き裂き線から省く、すなわち引き裂き線上で破っておく(omitted from or torn in a tear line)ことができる。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット、切り込み線等で置き換えることは、本開示の範囲内にある。例えば、本開示から逸脱することなく、切れ目は、連続したスリットであってもよく、又はスリットよりも広いものであってもよい。
【0041】
本開示の上記説明は、種々の実施形態を示し及び説明するものである。本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変形を上記の構成に加えることができるため、上記説明に含まれるか又は添付図面に示されているすべての事項が、限定的な意味ではなく説明として解釈されることが意図される。さらに、本開示の範囲は、特許請求の範囲内にある上述の実施形態の種々の変更、組合せ、代替等を包含する。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを図示及び説明しているが、本開示は、種々の他の組合せ、変更形態、及び環境で用いることができ、本明細書で述べられているような発明概念の範囲内で変形又は変更を行うことができ、上記教示と同等であり、且つ/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の特定の特徴及び特性を、選択的に交換して、本開示の他の示された実施形態又は示されていない実施形態に適用することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するためのキャリアであって、
前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れる複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、
前記ボトムパネルから上方に延びる少なくとも2つのサイドパネルであって、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む、少なくとも2つのサイドパネルと、
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネルと、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルとを含む少なくとも2つのトップパネルであって、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルは前記キャリアの上壁を形成するように協働し、前記第1のトップパネルは第1のハンドル部分を備え、前記第2のトップパネルは第2のハンドル部分を備える、少なくとも2つのトップパネルと、
前記キャリアを運搬するためのハンドルであって、前記サイドパネルの少なくとも1つに折り曲げ可能に接続され、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を含み、前記上壁から分離可能であると共に下降位置と上昇位置との間で枢動可能である、ハンドルと、
を備える、キャリア。
【請求項2】
前記上壁は、前記サイドパネルの一方と対面接触し且つ接着して取り付けられる、請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記第1のサイドパネルは、複数の第1のサイド開口を備え、前記第2のサイドパネルは、複数の第2のサイド開口を備え、前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れるために、前記第1のサイド開口及び前記第2のサイド開口は、前記ボトム開口と整列する、請求項1に記載のキャリア。
【請求項4】
前記上壁は、複数のトップ開口を備え、前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れるために、前記複数のトップ開口は、前記複数の第1のサイド開口及び前記複数の第2のサイド開口の一方と整列する、請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第1の強化フラップと、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第2の強化フラップとをさらに備え、前記第1の強化フラップは、前記第1のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する縁部を有し、前記第2の強化フラップは、前記第2のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する縁部を有する、請求項4に記載のキャリア。
【請求項6】
前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続される複数の保持フラップをさらに備え、前記保持フラップはそれぞれ、前記ボトム開口のそれぞれ1つに隣接する、請求項5に記載のキャリア。
【請求項7】
前記強化フラップは、前記保持フラップのそれぞれ1つと、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの一方とに対面接触し、前記保持フラップ、前記強化フラップ、及び前記サイドパネルは、容器に係合して前記容器を前記キャリア内に保持する前記キャリアの複数の保持縁部を形成するように協働する、請求項6に記載のキャリア。
【請求項8】
前記キャリアの前記保持縁部の少なくとも1つは、4層の材料を含み、前記4層は、保持フラップ、強化フラップ、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの一方の一部、及び前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの一方の一部を含む、請求項7に記載のキャリア。
【請求項9】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルのそれぞれのハンドル開口に隣接し、引き裂き線で前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルそれぞれから分離可能である、請求項1に記載のキャリア。
【請求項10】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分の一方に折り曲げ可能に接続される接着フラップによって互いに固定される、請求項9に記載のキャリア。
【請求項11】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分はそれぞれ、前記ハンドル部分に折り曲げ可能に接続され且つそれぞれのハンドル開口に隣接するコンフォートフラップを含む、請求項9に記載のキャリア。
【請求項12】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分の前記コンフォートフラップは、前記複数の容器の1つに係合して前記ハンドルを前記下降位置に保持する、請求項9に記載のキャリア。
【請求項13】
前記複数の容器のそれぞれに接触し且つ保持する強化保持領域を備え、前記強化保持領域は、4層の材料を含む、請求項1に記載のキャリア。
【請求項14】
実質的に三角形の断面形状を有する、請求項1に記載のキャリア。
【請求項15】
前記少なくとも2つのサイドパネルは、第3のサイドパネル及び第4のサイドパネルをさらに含み、前記第2のサイドパネル及び前記第3のサイドパネルは、前記キャリアの2重側壁を形成するように協働する、請求項1に記載のキャリア。
【請求項16】
前記第1のサイドパネル、前記第4のサイドパネル、前記第1のトップパネル、及び前記第2のトップパネルは、前記キャリアの4重側壁を形成するように協働する、請求項14に記載のキャリア。
【請求項17】
前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルは、前記ボトムパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、第2のトップパネルは、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項1に記載のキャリア。
【請求項18】
前記第1のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のサイドパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第3のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第3のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のトップパネルは、前記第1のトップパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第4のサイドパネルは、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項15に記載のキャリア。
【請求項19】
前記複数の容器のそれぞれに接触し且つ保持する強化保持領域を備え、前記強化保持領域は、4層の材料を含むと共に、前記第1のサイドパネルの少なくとも一部、前記第4のサイドパネルの少なくとも一部、前記第1のトップパネルの少なくとも一部、及び前記第2のトップパネルの少なくとも一部を含む、請求項18に記載のキャリア。
【請求項20】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクであって、
前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れるための複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、
第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む少なくとも2つのサイドパネルと、
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネルと、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルとを含む少なくとも2つのトップパネルであって、前記第1のトップパネルは第1のハンドル部分を備え、前記第2のトップパネルは第2のハンドル部分を備える、少なくとも2つのトップパネルと、
前記ブランクから形成される前記キャリアのハンドルを形成するためのハンドル構成部であって、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を含み、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続される、ハンドル構成部と、
を備える、ブランク。
【請求項21】
前記第1のサイドパネルは、複数の第1のサイド開口を備え、前記第2のサイドパネルは、複数の第2のサイド開口を備える、請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルは、複数のトップ開口を備え、前記ブランクが前記キャリアに形成されると、前記複数のトップ開口のそれぞれは、前記複数の第1のサイド開口の1つ、前記複数の第2のサイド開口の1つ、及び前記ボトム開口の1つと整列する、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第1の強化フラップと、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第2の強化フラップとをさらに備え、前記第1の強化フラップは、前記第1のサイド開口のそれぞれ1つに隣接し、前記第2の強化フラップは、前記第2のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する、請求項21に記載のブランク。
【請求項24】
前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続される複数の保持フラップをさらに備え、前記保持フラップはそれぞれ、前記ボトム開口のそれぞれ1つに隣接する、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルのそれぞれのハンドル開口に隣接し、引き裂き線で前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルのそれぞれ1つから分離可能である、請求項23に記載のブランク。
【請求項26】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分の少なくとも一方に折り曲げ可能に接続される接着フラップをさらに備える、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分はそれぞれ、前記ハンドル部分に折り曲げ可能に接続されてそれぞれのハンドル開口に隣接するコンフォートフラップを含む、請求項26に記載のブランク。
【請求項28】
前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルは、前記ボトムパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、第2のトップパネルは、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項20に記載のブランク。
【請求項29】
前記少なくとも2つのサイドパネルは、第3のサイドパネル及び第4のサイドパネルをさらに含み、前記第1のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のサイドパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第3のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第3のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のトップパネルは、前記第1のトップパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第4のサイドパネルは、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項20に記載のブランク。
【請求項30】
複数の容器を収容するためのキャリアを形成する方法であって、
複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む少なくとも2つのサイドパネルと、第1のトップパネル及び第2のトップパネルを含む少なくとも2つのトップパネルとを備える、ブランクを提供し、
前記第1のトップパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第1のハンドル部分を備え、前記第2のトップパネルは前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第2のハンドル部分を備え、前記ブランクは、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を含むハンドル構成部を備え、
前記少なくとも2つのサイドパネルを、前記ボトムパネルから上方に延びるように位置決めするようにそれぞれ折り上げ、
前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルを実質的に対面関係に配置することによって上壁を形成し、前記上壁の形成は、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を実質的に対面関係に配置することによってハンドルを形成することを含み、
前記上壁を折り下げ、前記上壁の折り下げは、前記ハンドルを前記サイドパネルの一方に隣接する下降位置に配置することを含む、方法。
【請求項31】
前記上壁を前記サイドパネルの前記一方に接着して取り付けることをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記ハンドルを前記上壁から分離すること、及び前記ハンドルを前記サイドパネルの前記一方に隣接する下降位置から上昇位置に枢動させることをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記複数の容器のそれぞれをそれぞれのボトム開口に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記ブランクは、前記第1のサイドパネルの複数の第1のサイド開口、前記第2のサイドパネルの複数の第2のサイド開口をさらに備え、前記2つのサイドパネルの折り上げは、前記第1のサイド開口及び前記第2のサイド開口を前記ボトム開口とそれぞれ整列させることを含み、
前記方法は、前記複数の容器のそれぞれを、前記複数の第1のサイド開口の1つ及び前記複数の第2のサイド開口の1つにさらに挿入することをさらに含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記ブランクは、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの少なくとも一方に複数のトップ開口をさらに備え、
前記上壁の折り下げは、前記トップ開口を、前記第1のサイド開口、前記第2のサイド開口、及び前記ボトム開口とそれぞれ整列させることを含み、
前記方法は、前記複数の容器のそれぞれを前記複数のトップ開口の1つに挿入することをさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記ブランクは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に前記第1のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する複数の第1の強化フラップと、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に前記第2のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する複数の第2の強化フラップと、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続されると共に前記ボトム開口のそれぞれ1つに隣接する複数の保持フラップとを備え、
前記方法は、前記キャリアに挿入された各容器に係合する複数の強化保持領域を形成するように、前記第1の強化フラップと、前記第2の強化フラップと、前記保持フラップと、前記サイドパネルの少なくとも一方とを、それぞれ折ることをさらに含み、
前記強化保持領域は、4層の材料を含み、前記4層の材料は、保持フラップと、強化フラップと、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの一方の一部と、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの一方の一部とを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、それぞれの引き裂き線で前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルにそれぞれ接続され、
前記方法は、前記引き裂き線に沿って引き裂くことによって前記ハンドルを前記上壁から分離すること、及び前記ハンドルを前記下降位置から上昇位置に枢動させることを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分はそれぞれ、前記複数の容器の1つに係合して前記ハンドルを前記下降位置に保持するハンドル開口に隣接するコンフォートフラップを備える、請求項30に記載の方法。
【請求項1】
複数の容器を保持するためのキャリアであって、
前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れる複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、
前記ボトムパネルから上方に延びる少なくとも2つのサイドパネルであって、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む、少なくとも2つのサイドパネルと、
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネルと、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルとを含む少なくとも2つのトップパネルであって、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルは前記キャリアの上壁を形成するように協働し、前記第1のトップパネルは第1のハンドル部分を備え、前記第2のトップパネルは第2のハンドル部分を備える、少なくとも2つのトップパネルと、
前記キャリアを運搬するためのハンドルであって、前記サイドパネルの少なくとも1つに折り曲げ可能に接続され、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を含み、前記上壁から分離可能であると共に下降位置と上昇位置との間で枢動可能である、ハンドルと、
を備える、キャリア。
【請求項2】
前記上壁は、前記サイドパネルの一方と対面接触し且つ接着して取り付けられる、請求項1に記載のキャリア。
【請求項3】
前記第1のサイドパネルは、複数の第1のサイド開口を備え、前記第2のサイドパネルは、複数の第2のサイド開口を備え、前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れるために、前記第1のサイド開口及び前記第2のサイド開口は、前記ボトム開口と整列する、請求項1に記載のキャリア。
【請求項4】
前記上壁は、複数のトップ開口を備え、前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れるために、前記複数のトップ開口は、前記複数の第1のサイド開口及び前記複数の第2のサイド開口の一方と整列する、請求項3に記載のキャリア。
【請求項5】
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第1の強化フラップと、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第2の強化フラップとをさらに備え、前記第1の強化フラップは、前記第1のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する縁部を有し、前記第2の強化フラップは、前記第2のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する縁部を有する、請求項4に記載のキャリア。
【請求項6】
前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続される複数の保持フラップをさらに備え、前記保持フラップはそれぞれ、前記ボトム開口のそれぞれ1つに隣接する、請求項5に記載のキャリア。
【請求項7】
前記強化フラップは、前記保持フラップのそれぞれ1つと、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの一方とに対面接触し、前記保持フラップ、前記強化フラップ、及び前記サイドパネルは、容器に係合して前記容器を前記キャリア内に保持する前記キャリアの複数の保持縁部を形成するように協働する、請求項6に記載のキャリア。
【請求項8】
前記キャリアの前記保持縁部の少なくとも1つは、4層の材料を含み、前記4層は、保持フラップ、強化フラップ、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの一方の一部、及び前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの一方の一部を含む、請求項7に記載のキャリア。
【請求項9】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルのそれぞれのハンドル開口に隣接し、引き裂き線で前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルそれぞれから分離可能である、請求項1に記載のキャリア。
【請求項10】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分の一方に折り曲げ可能に接続される接着フラップによって互いに固定される、請求項9に記載のキャリア。
【請求項11】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分はそれぞれ、前記ハンドル部分に折り曲げ可能に接続され且つそれぞれのハンドル開口に隣接するコンフォートフラップを含む、請求項9に記載のキャリア。
【請求項12】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分の前記コンフォートフラップは、前記複数の容器の1つに係合して前記ハンドルを前記下降位置に保持する、請求項9に記載のキャリア。
【請求項13】
前記複数の容器のそれぞれに接触し且つ保持する強化保持領域を備え、前記強化保持領域は、4層の材料を含む、請求項1に記載のキャリア。
【請求項14】
実質的に三角形の断面形状を有する、請求項1に記載のキャリア。
【請求項15】
前記少なくとも2つのサイドパネルは、第3のサイドパネル及び第4のサイドパネルをさらに含み、前記第2のサイドパネル及び前記第3のサイドパネルは、前記キャリアの2重側壁を形成するように協働する、請求項1に記載のキャリア。
【請求項16】
前記第1のサイドパネル、前記第4のサイドパネル、前記第1のトップパネル、及び前記第2のトップパネルは、前記キャリアの4重側壁を形成するように協働する、請求項14に記載のキャリア。
【請求項17】
前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルは、前記ボトムパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、第2のトップパネルは、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項1に記載のキャリア。
【請求項18】
前記第1のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のサイドパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第3のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第3のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のトップパネルは、前記第1のトップパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第4のサイドパネルは、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項15に記載のキャリア。
【請求項19】
前記複数の容器のそれぞれに接触し且つ保持する強化保持領域を備え、前記強化保持領域は、4層の材料を含むと共に、前記第1のサイドパネルの少なくとも一部、前記第4のサイドパネルの少なくとも一部、前記第1のトップパネルの少なくとも一部、及び前記第2のトップパネルの少なくとも一部を含む、請求項18に記載のキャリア。
【請求項20】
複数の容器を保持するためのキャリアを形成するためのブランクであって、
前記複数の容器のそれぞれを少なくとも部分的に受け入れるための複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、
第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む少なくとも2つのサイドパネルと、
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第1のトップパネルと、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される第2のトップパネルとを含む少なくとも2つのトップパネルであって、前記第1のトップパネルは第1のハンドル部分を備え、前記第2のトップパネルは第2のハンドル部分を備える、少なくとも2つのトップパネルと、
前記ブランクから形成される前記キャリアのハンドルを形成するためのハンドル構成部であって、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を含み、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続される、ハンドル構成部と、
を備える、ブランク。
【請求項21】
前記第1のサイドパネルは、複数の第1のサイド開口を備え、前記第2のサイドパネルは、複数の第2のサイド開口を備える、請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルは、複数のトップ開口を備え、前記ブランクが前記キャリアに形成されると、前記複数のトップ開口のそれぞれは、前記複数の第1のサイド開口の1つ、前記複数の第2のサイド開口の1つ、及び前記ボトム開口の1つと整列する、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第1の強化フラップと、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される複数の第2の強化フラップとをさらに備え、前記第1の強化フラップは、前記第1のサイド開口のそれぞれ1つに隣接し、前記第2の強化フラップは、前記第2のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する、請求項21に記載のブランク。
【請求項24】
前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続される複数の保持フラップをさらに備え、前記保持フラップはそれぞれ、前記ボトム開口のそれぞれ1つに隣接する、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルのそれぞれのハンドル開口に隣接し、引き裂き線で前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルのそれぞれ1つから分離可能である、請求項23に記載のブランク。
【請求項26】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分の少なくとも一方に折り曲げ可能に接続される接着フラップをさらに備える、請求項25に記載のブランク。
【請求項27】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分はそれぞれ、前記ハンドル部分に折り曲げ可能に接続されてそれぞれのハンドル開口に隣接するコンフォートフラップを含む、請求項26に記載のブランク。
【請求項28】
前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルは、前記ボトムパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、第2のトップパネルは、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項20に記載のブランク。
【請求項29】
前記少なくとも2つのサイドパネルは、第3のサイドパネル及び第4のサイドパネルをさらに含み、前記第1のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のサイドパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第3のサイドパネルは、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第1のトップパネルは、前記第3のサイドパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第2のトップパネルは、前記第1のトップパネルに折り曲げ可能に接続され、前記第4のサイドパネルは、前記第2のトップパネルに折り曲げ可能に接続される、請求項20に記載のブランク。
【請求項30】
複数の容器を収容するためのキャリアを形成する方法であって、
複数のボトム開口を備えるボトムパネルと、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルを含む少なくとも2つのサイドパネルと、第1のトップパネル及び第2のトップパネルを含む少なくとも2つのトップパネルとを備える、ブランクを提供し、
前記第1のトップパネルは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第1のハンドル部分を備え、前記第2のトップパネルは前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に第2のハンドル部分を備え、前記ブランクは、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を含むハンドル構成部を備え、
前記少なくとも2つのサイドパネルを、前記ボトムパネルから上方に延びるように位置決めするようにそれぞれ折り上げ、
前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルを実質的に対面関係に配置することによって上壁を形成し、前記上壁の形成は、前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分を実質的に対面関係に配置することによってハンドルを形成することを含み、
前記上壁を折り下げ、前記上壁の折り下げは、前記ハンドルを前記サイドパネルの一方に隣接する下降位置に配置することを含む、方法。
【請求項31】
前記上壁を前記サイドパネルの前記一方に接着して取り付けることをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記ハンドルを前記上壁から分離すること、及び前記ハンドルを前記サイドパネルの前記一方に隣接する下降位置から上昇位置に枢動させることをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記複数の容器のそれぞれをそれぞれのボトム開口に少なくとも部分的に挿入することをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記ブランクは、前記第1のサイドパネルの複数の第1のサイド開口、前記第2のサイドパネルの複数の第2のサイド開口をさらに備え、前記2つのサイドパネルの折り上げは、前記第1のサイド開口及び前記第2のサイド開口を前記ボトム開口とそれぞれ整列させることを含み、
前記方法は、前記複数の容器のそれぞれを、前記複数の第1のサイド開口の1つ及び前記複数の第2のサイド開口の1つにさらに挿入することをさらに含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記ブランクは、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの少なくとも一方に複数のトップ開口をさらに備え、
前記上壁の折り下げは、前記トップ開口を、前記第1のサイド開口、前記第2のサイド開口、及び前記ボトム開口とそれぞれ整列させることを含み、
前記方法は、前記複数の容器のそれぞれを前記複数のトップ開口の1つに挿入することをさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記ブランクは、前記第1のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に前記第1のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する複数の第1の強化フラップと、前記第2のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されると共に前記第2のサイド開口のそれぞれ1つに隣接する複数の第2の強化フラップと、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続されると共に前記ボトム開口のそれぞれ1つに隣接する複数の保持フラップとを備え、
前記方法は、前記キャリアに挿入された各容器に係合する複数の強化保持領域を形成するように、前記第1の強化フラップと、前記第2の強化フラップと、前記保持フラップと、前記サイドパネルの少なくとも一方とを、それぞれ折ることをさらに含み、
前記強化保持領域は、4層の材料を含み、前記4層の材料は、保持フラップと、強化フラップと、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの一方の一部と、前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルの一方の一部とを含む、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分は、それぞれの引き裂き線で前記第1のトップパネル及び前記第2のトップパネルにそれぞれ接続され、
前記方法は、前記引き裂き線に沿って引き裂くことによって前記ハンドルを前記上壁から分離すること、及び前記ハンドルを前記下降位置から上昇位置に枢動させることを含む、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
前記第1のハンドル部分及び前記第2のハンドル部分はそれぞれ、前記複数の容器の1つに係合して前記ハンドルを前記下降位置に保持するハンドル開口に隣接するコンフォートフラップを備える、請求項30に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6A】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6A】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2011−515294(P2011−515294A)
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−502040(P2011−502040)
【出願日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際出願番号】PCT/US2009/038347
【国際公開番号】WO2009/120829
【国際公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際出願番号】PCT/US2009/038347
【国際公開番号】WO2009/120829
【国際公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】
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