説明

導光板及び光源モジュール

【課題】導光板及び光源モジュールを提供する。
【解決手段】導光板は、第一表面、前記第一表面に相対する第二表面、前記第一表面及び前記第二表面に接続される少なくとも一つの入光面、及び前記第二表面に分散して設けられる複数の凹溝組を含み、前記複数の凹溝組の各々は、複数の湾曲状凹溝を含み、前記複数の湾曲状凹溝の各々は、互いに接続する湾曲状傾斜反射面及び湾曲状背光側面を有し、前記湾曲状傾斜反射面は、前記第一表面に対して傾斜し、前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝は、同一の方向に湾曲し、隣接する二つの前記湾曲状凹溝のうち一つの前記湾曲状傾斜反射面は、接続面により、この隣接する二つの前記湾曲状凹溝のうちもう一つの前記湾曲状背光側面と接続され、前記接続面における任意の点が前記第一表面に対する接線の傾斜度の絶対値は、1.7より小さい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学素子及び光源に関し、特に、導光板及び光源モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のエッジライト式のバックライトモジュールでは、導光板を利用して、導光板の近傍に配置される発光素子からの光束を導光板の正面に導き、面光源を形成する。一般的に言えば、発光素子からの光束は、導光板の側面を経由して導光板に進入した後に、導光板の上、下表面により絶えずに全反射され、導光板中に限られる。しかし、導光板の表面に設けられる微細構造が全反射を破壊することができ、これにより、光束を、臨界角より小さい角度で上表面に入射させ、また上表面を突き抜けさせることができる。
【0003】
微細構造は全反射を破壊する効果を達成できるが、微細構造により導かれた大部分の光束は、導光板の上表面から正方向に射出するのでなく、導光板の上表面から傾斜して射出する。光束を正方向に射出させるために、従来の光源モジュールの導光板の上表面には通常プリズム片が配置され、これにより、光束の進行方向を、真上に近い方向に導向させる。また、プリズム片は、一部の進行角度の光束を導光板に全反射させて再び利用させることができる。しかし、光束の多くが一つのプリズム片を通過し、また光束を導光板に全反射させるときに光損失が生じ、これにより、光源モジュールにより提供される輝度が低下する。
【0004】
特許文献1には、導光板の微細構造が開示されており、この微細構造は、導光板の底面に重複に配列される。特許文献2には、多層の環状構造を有する導光板が開示されている。この導光板は、第一環状微細構造及び第二環状微細構造を有する。第一及び第二環状微細構造は、底面の幅が異なる。このような微細構造は、導光板の下表面に位置しても良い。特許文献3には、底面が楔状凹溝を有する導光板が開示されており、この凹溝の斜面と、底面との夾角は43度、45度、及び47度であっても良い。特許文献4には、規則的に配列される微細構造を有する導光板が開示されている。特許文献5には、微細構造を有する導光板が開示されている。特許文献6には、底面が反射用微細構造を有する導光板が開示されている。特許文献7及び8には、面光源装置を含む液晶表示装置が開示されている。特許文献9には、導光板が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】台湾特許第I282021号
【特許文献2】台湾特許第I296352号
【特許文献3】米国特許第6454452号
【特許文献4】台湾特許第M321111号
【特許文献5】米国特許第6612732号
【特許文献6】米国特許第6834973号
【特許文献7】台湾特許第I222533号
【特許文献8】米国特許第6967698号
【特許文献9】台湾特開第200530632号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、光損失を下げることができる導光板を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、比較的高い光利用率を有する光源モジュールを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的と利点については、本発明に開示される技術的特徴から更なる理解を得ることができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の一又は部分或いは全部の目的若しくは他の目的を達成するために、本発明の一実施例によれば、導光板が提供される。この導光板は、第一表面、第二表面、少なくとも一つの入光面、及び複数の凹溝組を含む。第二表面は第一表面に相対する。入光面は第一表面及び第二表面に接続される。これらの凹溝組は第二表面に分散して設けられる。各凹溝組は複数の湾曲状凹溝を含み、各湾曲状凹溝は、互いに接続する湾曲状傾斜反射面及び湾曲状背光側面を有し、且つ湾曲状傾斜反射面は第一表面に対して傾斜する。各凹溝組中のこれらの湾曲状凹溝は同じ方向に湾曲し、且つ隣接する二つの湾曲状凹溝のうち一つの湾曲状傾斜反射面は、接続面により、この隣接する二つの湾曲状凹溝のうちもう一つの湾曲状背光側面に接続され、そのうち、接続面における任意の点が第一表面に対する接線の傾き(傾斜度)の絶対値は、1.7より小さい。
【0010】
また、本発明の他の実施例によれば、光源モジュールが提供される。この光源モジュールは、上述の導光板及び少なくとも一つの発光素子を含む。発光素子は、入光面の近傍に配置され、且つ光束を発し、そのうち、光束は、入光面を経由して導光板内に進入し、且つ第一表面を経由して導光板外に伝播する。湾曲状傾斜反射面は、入光面からの光束を第一表面に反射する。
【発明の効果】
【0011】
以上述べたところを総合すれば、本発明の実施例による導光板及び光源モジュールは、少なくとも次の一つの利点を有する。本発明の実施例による導光板及び光源モジュールでは、第二表面に湾曲状傾斜反射面が設けられており、この湾曲状傾斜反射面により発光素子からの光束を予期した方向に反射することができる。よって、導光板の第一表面の上方の光学膜片の使用量を下げることができ、又は光学膜片を使用しなくても良いので、光損失を抑制し、コストを低減することができる。また、接続面における任意の点が第一表面に対する接線の傾き(傾斜度)の絶対値は1.7より小さいので、導光板が成型後に脱型(金型からの離脱)し易く、凹溝組の転写率を向上させることができる。さらに、本発明の実施例による導光板では、導光板の凹溝組が金型により形成され、且つ金型が接続面を有するので、導光板が成型後に脱型し易く、凹溝組の転写率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1A】本発明の一実施例における光源モジュールの断面図である。
【図1B】図1Aにおける導光板及び発光素子の斜視図である。
【図1C】図1Aにおける第二表面の局部拡大図である。
【図2A】図1Aにおける導光板が製作過程に金型と結合する時の断面図である。
【図2B】図2Aにおける導光板が金型と分離する時の断面図である。
【図3】金型の斜視図である。
【図4】転写率が約0.8である時の図2Bにおける凹溝組の断面図である。
【図5A】本発明の他の実施例における金型の断面図である。
【図5B】図5Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図である。
【図6A】本発明の他の実施例における金型の断面図である。
【図6B】図6Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図である。
【図7A】本発明の他の実施例における金型の断面図である。
【図7B】図7Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図である。
【図8A】本発明の他の実施例における金型の断面図である。
【図8B】図8Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図である。
【図8C】図8Bにおける導光板を採用する光源モジュールの輝度が視角に対する分布図である。
【図9】図5Bにおける導光板が異なる平均傾斜角度θ1l、θ2l、θ3lの下で生成した輝度が視角に相対する分布図である。
【図10】図5Bにおける導光板が異なる最適化の平均傾斜角度θ1l、θ2l、θ3l、φ1l、φ2l、φ3lの下で生成した輝度が視角に対する分布と、目標輝度分布との比較を示す図である。
【図11】図5B又は図6Bにおける導光板が最適化のパラメータの設計の下で生成した輝度が視角に対する分布と、目標輝度分布と、直交して配置される二つの輝度増加膜を採用する従来の光源モジュールの輝度分布との比較を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例における光源モジュールの第二表面の局部拡大図である。
【図13】本発明の他の実施例による光源モジュールにおいて三つの異なる曲率半径を有する凹溝組の主な分布範囲を示す図である。
【図14】本発明の他の実施例における光源モジュールの斜視図である。
【図15A】本発明の他の実施例における光源モジュールの上面図である。
【図15B】図15Aにおける光源モジュールがI−I線に沿った断面図、及び、光源モジュールに配置される液晶表示パネルの断面図である。
【図16】本発明の他の実施例における光源モジュールの断面図、及び、光源モジュールに配置される液晶表示パネルの断面図である。
【図17】本発明の他の実施例における光源モジュールの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、添付した図面を参照しながら、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
【0014】
なお、次の各実施例の説明は、添付した図面を参照して行われたものであり、本発明の実施可能な特定の実施例を例示するために用いられる。また、次の各実施例に言及した方向の用語、例えば、上、下、前、後、左、右などは、添付した図面の方向を参考するためのもののみである。よって、以下に使用された方向の用語は、説明のために用いられ、本発明を限定するためのものでない。
【0015】
図1Aは、本発明の一実施例における光源モジュールの断面図であり、図1Bは、図1Aにおける導光板及び発光素子の斜視図であり、図1Cは、図1Aにおける第二表面の局部拡大図である。図1A乃至図1Cを参照する。本実施例における光源モジュール100は、導光板200及び少なくとも一つの発光素子110(図1Bでは、複数の発光素子110を例としている)を含む。導光板200は、第一表面210、第二表面220、少なくとも一つの入光面230(図1A及び図1Bでは、一つの入光面230を例としている)、及び複数の凹溝組240を含む。第二表面220は、第一表面210に相対する。入光面230は、第一表面210及び第二表面220に接続される。本実施例では、第一表面210は、第二表面220と実質的に平行であり、且つ入光面230は第一表面210及び第二表面220に実質的に垂直であるが、本発明は、これに限られない。
【0016】
複数の凹溝組240は、第二表面220に分散して設けられる。各凹溝組240は、複数の湾曲状凹溝242(図1Aでは、三つの湾曲状凹溝242a、242b、242cを例としている)を含み、各湾曲状凹溝242は、互いに接続する湾曲状傾斜反射面243及び湾曲状背光側面245を有し、そのうち、湾曲状傾斜反射面243は、第一表面210に対して傾斜する。本実施例では、湾曲状傾斜反射面243及び湾曲状背光側面245は、ともに導光板200の表面である。各凹溝組240のこれらの湾曲状凹溝242は、同じ方向に湾曲し、且つ隣接する二つの湾曲状凹溝242のうち一つの湾曲状傾斜反射面243は、接続面247により、この隣接する二つの湾曲状凹溝242のうちもう一つの湾曲状背光側面245に接続される。例えば、湾曲状凹溝242bの湾曲状傾斜反射面243は、湾曲状凹溝242aと湾曲状凹溝242bとの間の接続面247により、湾曲状凹溝242aの湾曲状背光側面245に接続される。本実施例では、接続面247における任意の点が第一表面210に対する接線の傾斜度(傾き)の絶対値は、1.7より小さい。
【0017】
発光素子110は、入光面230の近傍に配置され、且つ光束112を発する。本実施例では、各発光素子110は、例えば、発光ダイオード(LED)である。しかし、他の実施例では、蛍光ランプ(fluorescent lamp)又は他の適切な発光素子を用いて、これらの発光ダイオード110を置換しても良い。光束112は、入光面230を経由して導光板200内に進入し、且つ第一表面210を経由して導光板200外に伝播する。また、湾曲状傾斜反射面243は、入光面230からの光束112を第一表面210に反射する。
【0018】
本実施例における導光板200及び光源モジュール100では、第二表面220に設けられる湾曲状傾斜反射面243は、光束112を、予期した方向に反射することができる。よって、導光板200の第一表面210の上方の光学膜片の使用量を下げることができ(例えば、一つのレンズアレー膜を使用しても良い)、又は光学膜片を使用しなくても良く、これにより、光損失を抑制し、コストを低減することができる。例えば、湾曲状傾斜反射面243の傾斜程度が適切に設計された後に、湾曲状傾斜反射面243は、光束112を、第一表面210にほぼ垂直である方向に沿って導光板200から射出させることができ、これにより、第一表面210の上方には、光束112の伝播方向を修正するためのプリズム片が配置されなくても良く、光損失を抑制し、コストを低減することができる。また、接続面247における任意の点が第一表面210に対する接線の傾斜度の絶対値は1.7より小さいので、導光板200が成型後に脱型し易く、これにより、凹溝組240の転写率を向上させることができる。
【0019】
本実施例では、各湾曲状凹溝242は弧状凹溝であり、且つこの弧状凹溝の湾曲状傾斜反射面243は湾曲状背光側面245と入光面230との間に位置する。本実施例では、湾曲状凹溝242の湾曲状傾斜反射面243は、この湾曲状凹溝242の湾曲状背光側面245と、この湾曲状凹溝242の曲率中心Cとの間に位置する。また、本実施例では、各凹溝240のこれらの湾曲状凹溝242a、242b、242cの曲率中心Cは、実質的に重なり合い、即ち、これらの湾曲状凹溝242は、同心弧状凹溝である。
【0020】
本実施例では、第一方向D1が入光面230に平行である方向であり、第二方向D2が入光面230に垂直である方向である。本実施例では、第二方向D2は、凹溝組240のこれらの湾曲状凹溝242の曲率中心Cを通過する対称平面とも平行であるが、本発明は、これに限られない。
【0021】
また、本実施例では、湾曲状凹溝242、湾曲状傾斜反射面243、及び湾曲状背光側面245は、第一表面210に実質的に平行である方向に湾曲する。これにより、湾曲状傾斜反射面243により反射された光束112は、第一表面210に平行である方向に展開することができ、光束112は、特定のある方向に限られない。湾曲状傾斜反射面243により光束を展開させることができるので、第一表面210から射出した光束112は、比較的スムーズな光分布を有し、且つ比較的広い視角のニーズを満たすことができるので、液晶表示パネルのバックライト光源として用いられることができ、又はスムーズな光分布又は比較的広い視角を必要とする照明として用いられることができる。
【0022】
各凹溝組240が第一表面210と垂直である方向に沿って切り離されると、断面線が(図1Aに示すように)得られる。湾曲状傾斜反射面243の平均傾斜角度θは、湾曲状傾斜反射面243が第一表面210と垂直である方向における各断面線上の点の接線が第一表面210に対する傾斜角度の和を求めた後に、これらの断面線上の点の数でその和を割ることにより定義され、即ち、平均傾斜角度θは、湾曲状傾斜反射面243が第一表面210と垂直である方向における各断面線上の点の接線が該第一表面210に対する平均傾斜角度である。本実施例では、各湾曲状傾斜反射面243の平均傾斜角度θ(例えば、平均傾斜角度θ1、θ2、及びθ3)は、20度以上且つ70度以下であり、これにより、光束112を、第一表面210とほぼ垂直である方向に射出させることができる。また、本実施例では、湾曲状傾斜反射面243が第一表面210と垂直である方向における断面線は、直線状を呈するが、他の実施例では、湾曲状を呈しても良い。
【0023】
本実施例では、導光板200の材質は、プラスチック(例えば、アクリル)である。しかし、他の実施例では、導光板200の材質は、ガラス、他のプラスチック、又は他の適切な透光性材質であっても良い。また、湾曲状背光側面245は、第一表面210と実質的に垂直であっても良く、第一表面210とほぼ垂直であっても良く、或いは第一表面210に対して傾斜しても良い。湾曲状背光側面245の平均傾斜角度は、湾曲状背光側面245が第一表面210と垂直である方向における各断面線上の点の接線が第一表面210に対する傾斜角度の和を求めた後に、これらの断面線上の点の数でその和を割ることにより定義され、即ち、平均傾斜角度は、湾曲状背光側面245が第一表面210と垂直である方向における各断面線上の点の接線が該第一表面210に対する平均傾斜角度である。本実施例では、各湾曲状背光側面245の平均傾斜角度は、60度以上且つ89度以下である。
【0024】
各凹溝組240のこれらの湾曲状凹溝242a、242b、242cが曲率中心から径方向における幅P(例えば、幅P1、P2、及びP3)が、実質的に等しく、部分的に等しく、又は全て等しくなくても良い。また、各凹溝組240のこれらの湾曲状凹溝242a、242b、242cの深さH1、H2、H3も、実質的に等しく、部分的に等しく、又は全て等しくなくても良い。脱型し易い効果を達成するために、本実施例では、接続面247が曲率中心Cから径方向における幅Q(例えば、幅Q1とQ2)が、隣接する二つの湾曲状凹溝242の幅Pの平均値に対する比を、0.1以上且つ0.5以下にさせても良い。例えば、幅Q1が、2で幅P1と幅P2との和を割った後の値に対する比は、0.1以上且つ0.5以下である。
【0025】
本実施例では、脱型をより容易にさせるために、且つ凹溝組240の転写率をさらに向上させるために、各湾曲状凹溝242が底表面249を有するようになっても良く、底表面249は、湾曲状傾斜反射面243及び湾曲状背光側面245に接続され、且つ底表面249における任意の点が第一表面に対する接線の傾斜度の絶対値は1.7より小さい。本実施例では、各湾曲状凹溝242の底表面249が曲率中心Cから径方向における幅Sが、同じ湾曲状凹溝242の幅Pに対する比は、0.1以上且つ0.8以下である。
【0026】
なお、本発明は、各凹溝組240が三つの湾曲状凹溝242を含むことに限られなく、他の実施例では、各凹溝組240は、二つの湾曲状凹溝242、又は四つ以上の湾曲状凹溝242を含んでも良い。
【0027】
また、本実施例では、各凹溝組240が第二表面220における外接矩形Tの対角線の長さが、例えば、10μm以上且つ10000μm以下であり、そのうち、光源モジュール100が表示器に応用されるときに、凹溝組240が第二表面220における外接矩形Tの対角線の長さは、例えば、10μm以上且つ1000μm以下であり、光源モジュール100が照明装置に応用されるときに、凹溝組240が第二表面220における外接矩形Tの対角線の長さは、例えば、50μm以上且つ10000μm以下である。また、これらの凹溝組240が第二表面における分布密度を設計することにより、第一表面210から射出した光束112を均一に分布させることができる。例えば、これらの凹溝組240の数の密度が、入光面230に接近する箇所から入光面230から離れる箇所へ逓増する。
【0028】
本実施例では、光源モジュール100は、さらに、反射ユニット120を含み、反射ユニット120は、第二表面220に配置される。反射ユニット120は、例えば、光束112を反射する反射片である。しかし、他の実施例では、光源モジュール100は、反射ユニット120を含まなくても良い。
【0029】
図2Aは、図1Aにおける導光板が製作過程に金型と結合する時の断面図であり、図2Bは、図2Aにおける導光板が金型と分離する時の断面図であり、図3は、金型の斜視図である。図1A、図2A、図2B、及び図3を参照する。本実施例における導光板200の複数の凹溝組240は、金型300により形成されて良い。金型300は、接触面310と、接触面310に配置される少なくとも一つの突起組320とを含む。導光板200の凹溝組240が形成されるときに、第二表面220は、接触面310に当接する。導光板200が金型300から離脱するときに、突起組320は、導光板200が離脱する箇所から、導光板200の凹溝組240を形成する。言い換えると、突起組320と凹溝組240との形状は、互いに補い合い、即ち、導光板200が形成されるときに、突起組320と凹溝組240とは互いに嵌合し、導光板200が脱型する(即ち、金型300から離脱する)ときに、導光板200において突起組320が離脱した箇所は、凹溝組240を形成する。
【0030】
突起組320は、複数の湾曲状突起322を含み、各湾曲状突起322は、互いに接続する第一湾曲状表面323及び第二湾曲状表面325を有し、且つ第一湾曲状表面323は、接触面310に対して傾斜する。突起組320のこれらの突起322は、同じ方向に湾曲し、隣接する二つの湾曲状突起322のうち一つの第一湾曲状表面323は、接続面327により、この隣接する二つの湾曲状突起322のうちもう一つの第二湾曲状曲面325と接続され、そのうち、接続面327における任意の点が接触面310に対する傾斜度の絶対値は1.7より小さい。本実施例では、接続面327は平面であり、且つ接続面327は接触面310と実質的に平行であるが、本発明は、これに限られない。
【0031】
また、本実施例では、各湾曲状突起322は、頂表面329を有し、この頂表面329は、第一湾曲状表面323及び第二湾曲状表面325に接続され、そのうち、頂表面329における任意の点が接触面310に対する接線の傾斜度の絶対値は1.7より小さい。本実施例では、頂表面329は、例えば、平面であり、且つ頂表面329は、接触面310と実質的に平行であるが、本発明は、これに限られない。
【0032】
本実施例では、金型300により凹溝組320を形成する方式は、金型300を用いて射出成形により導光板200を形成し、金型300を用いて圧印成形により凹溝組320を形成し、金型300を用いて押出(extrusion)成形により凹溝組320を形成し、又は、金型300を用いて量産方式で凹溝組320を形成するものであっても良く、そのうち、圧印成形は、紫外線圧印(UV
imprinting)成形又は熱圧印(hot embossing)成形を含み、これらの成形方式は、全て、形状が突起組240の形状と互いに補い合う凹溝組240を形成することができる。図2Bに示す凹溝組240は、転写率が100%であるものを例示としている。しかし、製作プロセスや製作プロセスのパラメータが異なるにつれて、凹溝組240の転写率は、多くの場合に、100%に達することができない。
【0033】
図4は、転写率が約0.8である時の図2Bにおける凹溝組の断面図であり、そのうち、x方向は、湾曲状凹溝242の、第二表面220と平行である方向であり、y方向は、第二表面220と垂直である方向である。yが0である箇所は、第二表面200の高さであり、yの負値の絶対値が大きければ大きいほど、第二表面220の高さが内に窪む深さが深い。本実施例における凹溝組240が金型300の突起組320により形成され、且つ、金型300が接続面327及び頂表面329を有するので、凹溝組240の転写率は、0.8以上であっても良く、これにより、凹溝組240の光学品質をさらに向上させることができる。
【0034】
図5Aは、本発明の他の実施例における金型の断面図であり、図5Bは、図5Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図である。図5A及び図5Bを参照する。本実施例における金型300l及び導光板200lは、それぞれ、図2Bにおける金型300及び導光板200と類似するが、両者の相違点は、次の通りである。
【0035】
本実施例における導光板200lでは、各凹溝組240lの複数の湾曲状凹溝242lの複数の湾曲状傾斜反射面243lが第一表面210に対する平均傾斜角度θlは実質的に異なり、例えば、湾曲状凹溝242al、242bl、242clの湾曲状傾斜反射面243lの平均傾斜角度θ1l、θ2l、θ3lは、互いに等しくない。しかし、他の実施例では、各凹溝組240lのこれらの湾曲状凹溝242lのこれらの湾曲状傾斜反射面243lが第一表面210に対する平均傾斜角度θlは、実質的に等しくても良いが、本発明は、これに限られない。
【0036】
平均傾斜角度θ1l、θ2l、θ3lは互いに等しくないので、湾曲状凹溝242al、242bl、242clの湾曲状傾斜反射面243lにより反射された光束112(図1Aを参照する)の進行方向も、第一表面210と垂直である平面に展開することができ、これにより、射出した光束112は、比較的スムーズな光分布を有するようになり、且つ比較的広い視角のニーズを満たすこともできる。
【0037】
本実施例では、各凹溝組240lのこれらの湾曲状凹溝242lのこれら湾曲状傾斜反射面243lが第一表面210に対する平均傾斜角度θlの最大値と最小値との差は、25度以下である。例えば、平均傾斜角度θ1l、平均傾斜角度θ2l、及び平均傾斜角度θ3lの大小は、例えば、約59.62度、49.57度、及び40.23度であり、平均傾斜角度θ1l、平均傾斜角度θ2l、及び平均傾斜角度θ3lのうち最大値は約59.62度であり、且つ最小値は約40.23度であり、両者の差は、19.39度であり、即ち、19.39度は、25度より小さい。
【0038】
本実施例では、各凹溝組240lの複数の湾曲状凹溝242lの複数の湾曲状背光側面245lが第一表面210に対する平均傾斜角度φlも実質的に等しくなくても良い(図1Aでは、実質的に等しいものを例としている)。各凹溝組240lのこれらの湾曲状凹溝242lのこれらの湾曲状背光側面245lが第一表面210に対する平均傾斜角度φlの最大値と最小値との差は、25度以下である。例えば、平均傾斜角度φ1lは例えば約86.93度(最大値)であり、平均傾斜角度φ2lは例えば約77.01度であり、平均傾斜角度φ3lは例えば約74.97度(最小値)であり、平均傾斜角度φ1lと平均傾斜角度φ3lとの差は約11.96度であり、これは、25度より小さい。また、本実施例では、各凹溝組240lのこれらの湾曲状凹溝242lの深さH1l、H2l、H3lも異なっても良い。
【0039】
凹溝組240lを形成するための金型300lの突起組320lの形状は、凹溝組240lの形状と互いに補い合うので、突起組320lの各湾曲状突起組322lの第一湾曲状表面323l、第二湾曲状表面325l、接続面327l、及び頂表面329lの各項のパラメータは、湾曲状凹溝242lの湾曲状傾斜反射面243l、湾曲状背光側面245l、接続面247、及び底表面249の各項のパラメータを参照することができるので、ここでは、省略する。
【0040】
図5Bにおける凹溝組240lは、転写率が100%であるものを例としている。転写率が100%より小さく且つ80%以上であるときに、凹溝組240lの形状は、図5Bにおける形状とは少し異なる。
【0041】
図6Aは、本発明の他の実施例における金型の断面図であり、図6Bは、図6Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図である。図6A及び図6Bを参照する。本実施例における金型300m及び導光板200mは、それぞれ、図5A及び図5Bにおける金型300l及び200lと類似するが、両者の相違点は、次の通りである。本実施例における導光板200mでは、凹溝組240mの各湾曲状凹溝242mの湾曲状傾斜反射面243mは、傾斜度が不連続な複数段のサブ湾曲状傾斜反射面(図6Bでは、二段のサブ湾曲状傾斜反射面243m1、243m2を例としている)を含み、各湾曲状凹溝242mの湾曲状傾斜反射面243mは、参考角度値δを有し、各湾曲状傾斜反射面243mの各サブ湾曲状傾斜反射面243m1、243m2が第一表面210に対する傾斜角度α1、α2と、対応する参考角度値δ(即ち、同一の湾曲状凹溝242mの参考角度値)との差は、10度以下であり、且つ各湾曲状傾斜反射面243mの参考角度値δは、20度以上且つ70度以下である。本実施例では、湾曲状凹溝242am、242bm、242cmの参考角度値δの最大値と最小値との差は、25度以下であり、湾曲状凹溝242am、242bm、242cmの傾斜角度α1の最大値と最小値との差は、25度以下であり、且つ湾曲状凹溝242am、242bm、242cmの傾斜角度α2の最大値と最小値との差は、25度以下である。また、本実施例では、参考角度値δを形成する参考線M、湾曲状凹溝242mの底部のサブ湾曲状傾斜反射面243m2の延伸線N、及び湾曲状背光側面245の延伸線Oは、同じ点で交わる。また、他の実施例では、湾曲状凹溝242mは、底表面249を有しなくても良く、且つ、湾曲状傾斜反射面243mは、湾曲状背光側面245と直接接続されても良い。
【0042】
金型300mの突起組320mの形状は、凹溝組240mの形状と互いに補い合い、突起組320mの各項のパラメータは、凹溝組240mの各項のパラメータを参照することができるので、ここでは、省略する。また、凹溝組240mの転写率が100%より小さく且つ80%以上であるときに、凹溝組240mの実際の形状は、図6Bに示すものとは少し異なる。
【0043】
図7Aは、本発明の他の実施例における金型の断面図であり、図7Bは、図7Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図である。図7A及び図7Bを参照する。本実施例における金型300n及び導光板200nは、それぞれ、図2Bにおける金型300及び導光板200と類似するが、両者の相違点は、次の通りである。本実施例では、凹溝組240nの各湾曲状凹溝242nの湾曲状傾斜反射面243nが第一表面210と垂直である方向に沿って切り離された後に得られる断面線も湾曲状を呈し(図7Bに示すように)、これにより、光束112を第一表面210と垂直である平面に展開させることができ、光束112は特定のある方向に限られない。本実施例では、各湾曲状傾斜反射面243nが第一表面210に対する接線の傾斜度が、第一表面210に接近する一端から第二表面220に接近する一端へ逓増する。言い換えると、湾曲状傾斜反射面243nは、第一表面210と垂直である方向において、凸面である。
【0044】
金型300nの突起組320nの形状は、凹溝組240nの形状と互いに補い合う。凹溝組240nの転写率が100%以下且つ80%以上であるときに、凹溝組240nの形状は、図7Bに示すものとは少し異なる。
【0045】
図8Aは、本発明の他の実施例における金型の断面図であり、図8Bは、図8Aにおける金型により転写率が100%である時に形成された導光板の局部断面図であり、図8Cは、図8Bにおける導光板を採用する光源モジュールの輝度が視角に対する分布図である。図8A及び図8Bを参照する。本実施例における金型300p及び導光板200pは、それぞれ、図7A及び図7Bにおける金型300n及び導光板200nに類似するが、両者の相違点は、次の通りである。本実施例における導光板200pでは、凹溝組240pの各湾曲状傾斜反射面243pが第一表面210に対する接線の傾斜度が、第一表面210に接近する一端から第二表面220に接近する一端へ逓減する。言い換えると、湾曲状傾斜反射面243pは、第一表面210と垂直である方向において、凹面である。図7B及び図8Bにおける、断面線が湾曲状を呈する湾曲状傾斜反射面243n、243pは、図6Bにおける、断面線が直線状を呈するサブ湾曲状傾斜反射面243m1、243m2を置換するために用いられても良く、即ち、サブ湾曲状傾斜反射面243m1、243m2の断面線を湾曲状に変えても良い。
【0046】
本実施例では、金型300pの突起組320pの形状は、凹溝組240pの形状と互いに補い合う。凹溝組240pの転写率が100%より小さく且つ80%以上であるときに、凹溝組240pの実際の形状は、図8Bに示すものとは少し異なる。
【0047】
図8Cでは、異なる破線の近傍の数値は、採用される湾曲状傾斜反射面243pの上述の断面線(即ち、図8Bにおける点S2と点S3との間の弧)がこの断面線の曲率中心S1に対して展開した角度λを表し、角度λの対応する単位は度であり、実線の近傍の湾曲無しは、断面線が直線状を呈することを表す。図8Cから分かるように、断面線が展開した角度λが大きければ大きいほど、輝度分布の範囲が広い。また、本実施例では、角度λが大きければ大きいほど、またピーク値が低ければ低いほど、ピークの位置がシフトすることができる。以下の表1は、角度λが、曲率中心S1から断面線(即ち、点S2から点S3までの弧)の弦J(即ち、接続点S2と点S3との直線分)までの距離dとの関係の一実施例を開示するが、本発明は、これに限られない。
【0048】
【表1】

表1では、距離d=50μmであるときに、角度λ=18.06度であり、また、残りのパラメータの対応関係は、これを以って類推することができるので、ここでは、省略する。
【0049】
図9は、図5Bにおける導光板が異なる平均傾斜角度θ1l、θ2l、θ3lの下で生成した輝度が視角に相対する分布図である。図10は、図5Bにおける導光板が異なる最適化の平均傾斜角度θ1l、θ2l、θ3l、φ1l、φ2l、φ3lの下での輝度が視角に対する分布と、目標輝度分布との比較を示す図である。図11は、図5B又は図6Bにおける導光板が最適化のパラメータの設計の下での輝度が視角に対する分布と、目標輝度分布と、直交して配置される二つの輝度増加膜を採用する従来の光源モジュールの輝度分布との比較を示す図である。図9では、破線又は実線の近傍の三つの数値が、それぞれ、θ1l、θ2l、θ3lの数値を表し、その単位が度である。図10は、三種類の最適化(最適化1、最適化2、及び最適化3)のパラメータの設計を図示し、図10から分かるように、この三種類の最適化のパラメータの設計は、目標輝度分布に接近する。また、図11から分かるように、図5B又は図6Bにおける導光板が最適化の設計の下で達した輝度分布は、直交して配置される二つの輝度増加膜を採用する従来の光源モジュールの輝度分布より、目標輝度分布に接近し、且つ図5B又は図6Bにおける導光板は、最適化の設計の下で、大角度の漂遊光を有効に減少することができる。
【0050】
図12は、本発明の他の実施例における光源モジュールの第二表面の局部拡大図である。図1A、図1C、及び図12を参照する。本実施例における光源モジュールは、図1Aの光源モジュールと類似するが、両者の相違点は、次の通りである。本実施例の光源モジュールでは、凹溝組240′の各湾曲状凹溝242′(例えば、湾曲状凹溝242a′、242b′、242c′)の湾曲状背光側面245′が、この湾曲状凹溝242′の湾曲状傾斜反射面243′と、この湾曲状凹溝の曲率中心C′との間に位置する。このような湾曲状傾斜反射面243′の湾曲方向は、光束112を展開させる効果を達成することもできる。
【0051】
図13は、本発明の他の実施例による光源モジュールにおいて三つの異なる曲率半径を有する凹溝組の主な分布範囲を示す図である。図13の(A)、(B)及び(C)を参照する。本実施例の光源モジュール100qは、図1Aの光源モジュール100と類似するが、両者の相違点は、次の通りである。本実施例の光源モジュール100qの導光板200qでは、複数の凹溝組240q1、240q2、240q3の複数の湾曲状凹溝242q1、242q2、242q3が、複数の異なる曲率半径を有する(図13の(A)乃至(C)では、三種類の異なる曲率半径を例としている)。最大の曲率半径を有するこれらの凹溝組240q3は、発光素子110から離れる導光板200qの一端における数の密度が、発光素子110に接近する導光板200qの一端における数の密度より大きく、且つ最小の曲率半径を有するこれらの凹溝組240q1は、発光素子110から離れる導光板200qの一端における数の密度が、発光素子110に接近する導光板200qの一端における数の密度より小さい。例えば、最小の曲率半径を有するこれらの凹溝組240q1は、主に、発光素子110に接近する領域U1(斜線で図示している領域)に分布している。曲率半径が真中にあるこれらの凹溝組240q2は、主に、領域U1及び領域U2を含む導光板200q全体に分布している。最大の曲率半径を有するこれらの凹溝組240q3は、発光素子110から離れる導光板200qの領域U2に分布している。しかし、本発明は、上述の分布方式に限られない。他の実施例では、曲率半径が異なる凹溝組は、使用者のニーズに応じて、異なる分布設計を採用しても良い。
【0052】
図14は、本発明の他の実施例における光源モジュールの斜視図である。本実施例における光源モジュール100rは、図12の実施例における光源モジュールと類似し、そのうち、導光板200rは、図12に実施例における導光板と同じであり、両者の相違点は、次の通りである。本実施例における光源モジュール100rは、さらに、導光板200rの第一表面210に配置される柱状レンズ膜140を含む。本実施例では、柱状レンズ膜140は、複数の柱状レンズ142を含み、各柱状レンズ142は、発光素子110に接近する一端から、発光素子110から離れる一端へ延伸し、且つこれらの柱状レンズ142の配列方向は、実質的に、発光素子110の配列方向と平行であり、そのうち、各柱状レンズ142の延伸方向は、実質的に、これらの柱状レンズ142の配列方向と垂直である。柱状レンズ膜140は、光源モジュール100rの輝度均一性をさらに向上させることができる。他の実施例では、レンズアレー(例えば、二次元のアレー)膜で、柱状レンズ膜140を置換しても良い。
【0053】
図15Aは、本発明の他の実施例における光源モジュールの上面図であり、図15Bは、図15Aにおける光源モジュールがI−I線に沿った断面図、及び、光源モジュールに配置される液晶表示パネルの断面図である。図15A及び図15Bを参照する。本実施例における光源モジュール100iは、図1Aの光源モジュール100と類似するが、両者の相違点は、次の通りである。本実施例における光源モジュール100iでは、各凹溝組240iの各湾曲状凹溝242i(例えば、湾曲状凹溝242ai、242bi、242ci)が、環状凹溝である。環状を呈する湾曲状凹溝242iは、弧状を呈する図12の湾曲状凹溝242′の延伸が一回りすることにより形成されるものであると見なされても良い。本実施例では、導光板200iは、相対する二つの入光面230(例えば、入光面230a及び230b)を有し、且つ発光素子110は、発光素子110a及び110bに分けられても良く、発光素子110a及び発光素子110bは、それぞれ、この二つの入光面230a及び230bの近傍に配置される。本実施例では、光源モジュール100iは、さらに、制御ユニット130を含んでも良く、制御ユニット130は、発光素子110a及び110bに電気的に接続され、発光素子110a及び110bの点灯を交替で駆使する。言い換えると、発光素子110aは光束112aを発しているときに、発光素子110bは光束112bを発せず、発光素子110bは光束112bを発しているときに、発光素子110aは光束112aを発しない。
【0054】
本実施例では、各湾曲状傾斜反射面243iの平均傾斜角度が、40以上且つ60度以下である。例えば、湾曲状凹溝242ai、242bi、242ciの傾斜反射面243iの平均傾斜角度θ1′、θ2′、θ3′は、互いに等しくなく、部分的に等しく、又は、全て等しくても良い。本実施例における光源モジュール100iの上方には、液晶パネル50が配置されても良く、これにより、立体表示器を形成する。本実施例では、液晶パネル50は、下から上への順序で配列される能動素子アレー基板52、液晶層54、及び対向基板56を含み、そのうち、能動素子アレー基板52は、例えば、薄膜トランジスタアレー基板であり、且つ対向基板56は、例えば、カラーフィルタアレー基板である。上述の平均傾斜角度θ1′、θ2′、θ3′の設計により、発光素子110bからの光束112bは、湾曲状傾斜反射面243iで、図15Bの左上に反射されることができ、且つ液晶パネル50の映像が搭載された後に、ユーザの左目Lに伝播し、また、発光素子110aからの光束112aは、湾曲状傾斜反射面243iで、図15の右上に反射されることができ、且つ液晶パネルの50の映像が搭載された後に、ユーザの右目Rに伝播する。光束112a及び112bが交替で左目映像及び右目映像を搭載することにより、ユーザの脳には、立体映像が形成されることができる。
【0055】
図16は、本発明の他の実施例における光源モジュール100jの断面図、及び、光源モジュール100jに配置される液晶表示パネル50の断面図である。図16を参照する。本実施例における光源モジュール100jは、図15Bの光源モジュール100iと類似するが、両者の主な相違点は、湾曲状傾斜反射面の平均傾斜角度の設定が異なることにある。本実施例における光源モジュール100jでは、各凹溝組240jの各湾曲状凹溝242j(例えば、湾曲状凹溝242aj、242bj、242cj)の湾曲状傾斜反射面243jの平均傾斜角度θ′′の範囲は、30度以上且つ50以下である。このような平均傾斜角度θ′′の設定により、発光素子110bからの光束112bは、湾曲状傾斜反射面243jで、図16の右上に反射されることができ、且つ液晶パネル50の映像が搭載された後に、ユーザの右目Rに伝播し、また、発光素子110aからの光束112aは、湾曲状傾斜反射面243jで、図16の左上に反射されることができ、且つ液晶パネル50の映像が搭載された後に、ユーザの左目Lに伝播する。光束112a及び112bが交替で左目映像及び右目映像を搭載することにより、ユーザの脳には、立体映像が形成されることができる。本実施例では、湾曲状傾斜反射面243jが第一表面210と垂直である方向における断面線は直線であるが、他の実施例では、曲線であっても良い。
【0056】
図17は、本発明の他の実施例における光源モジュール100kの断面図である。図17を参照する。本実施例における発光モジュール100kは、図1Aの光源モジュール100と類似するが、両者の相違点は次の通りである。本実施例における光源モジュール100kの導光板200kは、図1Aの導光板200と類似するが、両者の相違点は、図1Aの導光板200の第二表面220の複数の凹溝組240以外の部分及び第一表面210がともに平面であるが、本実施例における導光板200kの第二表面220kのこれらの凹溝組240以外の部分及び第一表面210kのうち少なくとも一つが粗化面、例えば、サンドブラスト面(sandblasted surface)であることにある。粗化面により、凹溝組240又は導光板200kの欠陥による独立したライトスポット(light
spot)がぼんやりしているようになるので、このような独立したライトスポットは、ユーザの肉眼に見え難い又は見えない。これにより、光源モジュール100kの輝度はさらに均一になる。他の実施例では、第一表面210kが粗化面であり、第二表面220kのこれらの凹溝組240以外の部分が平面であっても良い。或いは、第一表面210kが平面であり、第二表面220kのこれらの凹溝組240以外の部分が粗化面であっても良い。
【0057】
以上述べたところを総合すれば、本発明の実施例による導光板及び光源モジュールは、少なくとも次の一つの利点を有する。本発明の実施例による導光板及び光源モジュールでは、第二表面に湾曲状傾斜反射面が設けられており、この湾曲状傾斜反射面により発光素子からの光束を予期した方向に反射することができる。よって、導光板の第一表面の上方の光学膜片の使用量を下げることができ、又は光学膜片を使用しなくても良いので、光損失を抑制し、コストを低減することができる。また、接続面における任意の点が第一表面に対する接線の傾きの絶対値は1.7より小さいので、導光板が成型後に脱型(金型からの離脱)し易く、凹溝組の転写率を向上させることができる。さらに、本発明の実施例による導光板では、導光板の凹溝組が金型により形成され、且つ金型が接続面を有するので、導光板が成型後に脱型し易く、凹溝組の転写率を向上させることができる。
【0058】
本発明は、上述した好適な実施例に基づいて以上のように開示されたが、上述した好適な実施例は、本発明を限定するためのものでなく、当業者は、本発明の精神と範囲を離脱しない限り、本発明に対して些細な変更と潤色を行うことができるので、本発明の保護範囲は、添付した特許請求の範囲に定まったものを基準とする。また、本発明の何れの実施例又は特許請求の範囲は、本発明に開示された全ての目的又は利点又は特徴を達成する必要がない。また、要約の部分と発明の名称は、文献の検索を助けるためのみのものであり、本発明の権利範囲を限定するものでない。
【符号の説明】
【0059】
50 液晶パネル
52 能動素子アレー基板
54 液晶層
56 対向基板
100、100i、100j、100k、100q、100r 光源モジュール
110、110a、110b 発光素子
112 光束
120 反射ユニット
130 制御ユニット
140 柱状レンズ膜
142 柱状レンズ
200、200i、200k、200l、200m、200n、200p、200q、200r 導光板
210、210k 第一表面
220、220k 第二表面
230、230a、230b 入光面
240、240′、240i、240j、240l、240m、240n、240p、240q1、240q2、240q3 凹溝組
242、242′、242a、242a′、242ai、242aj、242al、242am、242b、242b′、242bi、242bl、242bm、242c、242c′、242ci、242cj、242cl、242cm、242i、242j、242l、242m、242n、242q1、242q2、242q3 湾曲状凹溝
243、243′、243i、243j、243l、243m、243n、243p 湾曲状傾斜反射面
243m1、243m2 サブ湾曲状傾斜反射面
245、245′、245l 湾曲状背光側面
247、327、327l 接続面
249 底表面
300、300l、300m、300n、300p 金型
310 接触面
320、320l、320m、320n、320p 突起組
322、322l 第一湾曲状表面
325、325l 第二湾曲状表面
327、327l 接続面
329、329l 頂表面
C、C′、S1 曲率中心
D1 第一方向
D2 第二方向
d 距離
H1、H1l、H2、H2l、H3、H3l 深さ
J 弦
L 左目
M 参考線
N、O 延伸線
P、P1、P2、P3、Q、Q1、Q2、S 幅
R 右目
S2、S3 点
T 外接矩形
U1、U2 領域
α1、α2 傾斜角度
δ 参考角度値
λ 角度
θ、θ′′、θ1、θ1′、θ1l、θ2、θ2′、θ2l、θ3、θ3′、θ3l、φ1l、φ2l、φ3l、φl 平均傾斜角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
導光板であって、
第一表面と、
前記第一表面に相対する第二表面と、
前記第一表面及び前記第二表面に接続される少なくとも一つの入光面と、
前記第二表面に分散して設けられる複数の凹溝組と、
を含み、
前記複数の凹溝組の各々は、複数の湾曲状凹溝を含み、前記複数の湾曲状凹溝の各々は、互いに接続する湾曲状傾斜反射面及び湾曲状背光側面を有し、前記湾曲状傾斜反射面は、前記第一表面に対して傾斜し、前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝は、同一の方向に湾曲し、隣接する二つの前記湾曲状凹溝のうち一つの前記湾曲状傾斜反射面は、接続面により、この隣接する二つの前記湾曲状凹溝のうちもう一つの前記湾曲状背光側面と接続され、
前記接続面における任意の点が前記第一表面に対する接線の傾斜度の絶対値は、1.7より小さい、導光板。
【請求項2】
前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝の前記複数の湾曲状傾斜反射面が前記第一表面に対する平均傾斜角度が、実質的に同じでなく、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項1に記載の導光板。
【請求項3】
前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝の前記複数の湾曲状傾斜反射面が前記第一表面に対する平均傾斜角度の最大値と最小値との差は、25度以下である、
請求項1に記載の導光板。
【請求項4】
前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々の平均傾斜角度が、20度以上且つ70度以下であり、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項1に記載の導光板。
【請求項5】
前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝の前記複数の湾曲状背光側面が前記第一表面に対する平均傾斜角度の最大値と最小値との差は、25度以下であり、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項1に記載の導光板。
【請求項6】
前記複数の湾曲状背光側面の各々の平均傾斜角度が、60度以上且つ89度以下であり、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項1に記載の導光板。
【請求項7】
前記複数の湾曲状凹溝の各々の前記湾曲状傾斜反射面は、傾斜度が不連続である複数段のサブ湾曲状傾斜反射面を含み、前記複数の湾曲状凹溝の各々の前記湾曲状傾斜反射面は、参考角度値を有し、前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々の前記複数のサブ湾曲状傾斜反射面の各々が前記第一表面に対する傾斜角度と、対応する前記参考角度値との差は、10度以下であり、且つ前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々の前記参考角度値は、20度以上且つ70度以下である、
請求項1に記載の導光板。
【請求項8】
前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々が前記第一表面に対する接線の傾斜度が、前記第一表面に接近する一端から、前記第二表面に接近する一端へ逓減する、
請求項1に記載の導光板。
【請求項9】
前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々が前記第一表面に対する接線の傾斜度が、前記第一表面に接近する一端から、前記第二表面に接近する一端へ逓増する、
請求項1に記載の導光板。
【請求項10】
前記複数の湾曲状凹溝の各々は、前記湾曲状傾斜反射面及び前記湾曲状背光側面に接続される底表面を有し、且つ前記底表面における任意の点が前記第一表面に対する接線の傾斜度の絶対値は、1.7より小さい、
請求項1に記載の導光板。
【請求項11】
前記複数の湾曲状凹溝の各々は弧状凹溝であり、且つ前記弧状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面は、前記湾曲状背光側面と前記入光面との間に位置する、
請求項1に記載の導光板。
【請求項12】
前記複数の湾曲状凹溝の各々は環状凹溝である、
請求項1に記載の導光板。
【請求項13】
前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面は、前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面と、前記湾曲状凹溝の曲率中心との間に位置する、
請求項1に記載の導光板。
【請求項14】
前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面は、前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面と、前記湾曲状凹溝の曲率中心との間に位置する、
請求項1に記載の導光板。
【請求項15】
前記複数の凹溝組以外の前記第二表面の部分と、前記第一表面とのうち、少なくとも一つは、粗化面である、
請求項1に記載の導光板。
【請求項16】
光源モジュールであって、
導光板と、少なくとも一つの発光素子と、を含み、
前記導光板は、
第一表面と、
前記第一表面に相対する第二表面と、
前記第一表面及び前記第二表面に接続される少なくとも一つの入光面と、
前記第二表面に分散して設けられる複数の凹溝組と、
を含み、
前記複数の凹溝組の各々は、複数の湾曲状凹溝を含み、前記複数の湾曲状凹溝の各々は、互いに接続する湾曲状傾斜反射面及び湾曲状背光側面を有し、前記湾曲状傾斜反射面は、前記第一表面に対して傾斜し、前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝は、同一の方向に湾曲し、隣接する二つの前記湾曲状凹溝のうち一つの前記湾曲状傾斜反射面は、接続面により、この隣接する二つの前記湾曲状凹溝のうちもう一つの前記湾曲状背光側面と接続され、前記接続面における任意の点が前記第一表面に対する接線の傾斜度の絶対値は、1.7より小さく、
前記少なくとも一つの発光素子は、前記入光面の近傍に配置され、且つ光束を発し、前記光束は、前記入光面を経由して前記導光板内に進入し、且つ前記第一表面を経由して前記導光板外に伝播し、前記湾曲状傾斜反射面は、前記入光面からの前記光束を前記第一表面に反射する、光源モジュール。
【請求項17】
前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝の前記複数の湾曲状傾斜反射面が前記第一表面に対する平均傾斜角度が、実質的に同じでなく、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項18】
前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝の前記複数の湾曲状傾斜反射面が前記第一表面に対する平均傾斜角度の最大値と最小値との差は、25度以下である、
請求項17に記載の光源モジュール。
【請求項19】
前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々の平均傾斜角度が、20度以上且つ70度以下であり、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項20】
前記複数の凹溝組の各々の前記複数の湾曲状凹溝の前記複数の湾曲状背光側面が前記第一表面に対する平均傾斜角度の最大値と最小値との差は、25度以下であり、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項21】
前記複数の湾曲状背光側面の各々の平均傾斜角度が、60度以上且つ89度以下であり、前記平均傾斜角度は、前記凹溝組の前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面が前記第一表面と垂直である方向における各断面線上の点の接線が、前記第一表面に対する平均傾斜角度として定義される、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項22】
前記複数の湾曲状凹溝の各々の前記湾曲状傾斜反射面は、傾斜度が不連続である複数段のサブ湾曲状傾斜反射面を含み、前記複数の湾曲状凹溝の各々の前記湾曲状傾斜反射面は、参考角度値を有し、前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々の前記複数のサブ湾曲状傾斜反射面の各々の傾斜角度と、対応する前記参考角度値との差は、10度以下であり、且つ前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々の前記参考角度値は、20度以上且つ70度以下である、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項23】
前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々が前記第一表面に対する接線の傾斜度が、前記第一表面に接近する一端から、前記第二表面に接近する一端へ逓減する、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項24】
前記複数の湾曲状傾斜反射面の各々が前記第一表面に対する接線の傾斜度が、前記第一表面に接近する一端から、前記第二表面に接近する一端へ逓増する、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項25】
前記複数の湾曲状凹溝の各々は、前記湾曲状傾斜反射面及び前記湾曲状背光側面に接続される底表面を有し、且つ前記底表面における任意の点が前記第一表面に対する接線の傾斜度の絶対値は、1.7より小さい、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項26】
前記複数の湾曲状凹溝の各々は弧状凹溝であり、且つ前記弧状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面は、前記湾曲状背光側面と前記入光面との間に位置する、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項27】
前記複数の湾曲状凹溝の各々は環状凹溝である、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項28】
前記少なくとも一つの入光面は、相対する二つの入光面であり、
前記少なくとも一つの発光素子は、前記二つの入光面の近傍にそれぞれ配置される二つの発光素子であり、
前記光源モジュールは、さらに、制御ユニットを含み、前記制御ユニットは、前記二つの発光素子に電気的に接続され、前記二つの発光素子の点灯を交替で駆使する、
請求項27に記載の光源モジュール。
【請求項29】
前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面は、前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面と、前記湾曲状凹溝の曲率中心との間に位置する、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項30】
前記湾曲状凹溝の前記湾曲状背光側面は、前記湾曲状凹溝の前記湾曲状傾斜反射面と、前記湾曲状凹溝の曲率中心との間に位置する、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項31】
反射ユニットをさらに含み、前記反射ユニットは、前記第二表面に配置される、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項32】
前記複数の凹溝組の前記複数の湾曲状凹溝は、複数種類の異なる曲率半径を有し、最大の前記曲率半径を有する前記複数の凹溝組は、前記発光素子から離れる前記導光板の一端における数の密度が、前記発光素子に接近する前記導光板の一端における数の密度より大きく、且つ最小の前記曲率半径を有する前記複数の凹溝組は、前記発光素子から離れる前記導光板の一端における数の密度が、前記発光素子に接近する前記導光板の一端における数の密度より小さい、
請求項16に記載の光源モジュール。
【請求項33】
前記複数の凹溝組以外の前記第二表面の部分と、前記第一表面とのうち、少なくとも一つは、粗化面である、
請求項16に記載の光源モジュール。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−156132(P2012−156132A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−8584(P2012−8584)
【出願日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【出願人】(500093133)中強光電股▲ふん▼有限公司 (53)
【Fターム(参考)】