説明

小型ゴミと有機物の収集分類方法と装置

【課題】小型ゴミと有機物の分類、収集方法と装置を提供する。
【解決手段】本発明は一種の小型ゴミと有機物の分類、収集方法と装置に関わるもので、主に水の比重性、流動性、浮き沈む性などの特性を利用し、一種の水を仲介質とし、数回の篩ろ過つかみ機構により、ゴミ中の浮遊物、有機物およびゴミ沈殿物の選別を行い、有効な分類処理方法と装置を実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の小型ゴミと有機物の分類、収集方法と装置、特に一種の小型軽量ゴミと有機物を快速、かつ、有効な分類方法と装置に関わる。
【背景技術】
【0002】
昔から、ごみの処理方法は、ほとんど埋め立てと焼却に頼っていた。しかし、社会の進歩により、人間が作り出すゴミもますます大量になったため、ゴミの埋め立てに大面積の土地が必要である。また、その防護工事施工不良により、地下水源および土壌に汚染される。一方、焼却方式には大量な空気汚染源になる。さらに、焼却後の残さは最終的に地下に埋める。このため、同じく地下水源および土壌に汚染する課題が残る。しかし、新都市を開発するとき、住民達は住居環境にますます重視し、ごみ処理場建設に関わる抗争を引き起こすなど、ゴミの埋め立てに使用できる土地はますます減少したため、ごみ処理のコストを絶えずにアップさせている。
【0003】
また、地球資源の消費につれて、人間は限られた地球資源に重視および大切になり、ゴミに含まれる利用可能な物質を回収使用することは、ごみ処理量を減少できるばかりでなく、ゴミ埋め立て地使用年数の圧力を軽減でき、人間による地球資源の消費に歯止め効果を与える。よって、資源回収はごみ処理の圧力を軽減するための好ましい方策である。
【0004】
しかし、現時点の回収設備と技術は混入したゴミを有効に分類することができない。その背景は、生活ゴミの物質内容が極めて複雑で、有毒、無毒、大きい、小さい、乾いた、濡れた、柔らかい、固い、軽い、重いなどの物質を含まれている。自動化設備より有効な分類ができない。また、人力による分類は住民に分類を要求するかまたは収集後、回収の係員に分類させなければならない。非常に煩雑で間違いの確率も高い。さらに、ゴミに有毒性物質を含まれているとき、人工方式の分類は作業者が汚染され易いことから、理想的な分類方式とは言えない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このため、本発明の主な目的は、一種の浮遊物ゴミ、有機物ゴミ、沈殿物ゴミを自動的、有効に分類する収集方法と装置を提供する。
【0006】
本発明のもう一つの目的は、一種のゴミ洗浄機能をかねた小型軽量ゴミと有機物の分類方法と装置を提供する。
【0007】
本発明さらの一つ目的は、一種のゴミ有毒物質の希釈機能をかねた小型軽量ゴミと有機物の分類方法と装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を実現するため、本発明は一種の小型ゴミと有機物の分類収集方法を提供し、主にゴミと水を混合した後、水に沈む重量物をまず取り除いてから、以下の手順を行う、
手順一、小型ゴミと有機物を篩い収集する、
水と混合したゴミを篩い網に入れ、ゴミ中の小型ゴミは篩い網を通過させ収集する。篩い網を通過できない小型ゴミは、篩い網に引き止められ、水柱を篩い網の下部より噴射して、篩い網に滞留した中型ゴミを篩い網を引き離して後の処理に備える、
手順二、小型ゴミと有機物を排出する、
篩い網を通過した小型ゴミ、有機物および水は一つの緩降水路に排出する、
手順三、沈殿された小型ゴミを収集する、
緩降水路の底面にV形溝を設け、水中の土砂または小型ゴミをこのV形溝に沈殿させた上、案内管により、V形溝に沈積した土砂または小型ゴミを緩降水路に排出し収集する、 手順四、浮遊物ゴミをつかみ取る、
排水路に傾斜して設け、やや水面下に進入する網状コンベヤにより、排水路水面上に浮かび上がった小型浮遊物ゴミ取り出して、浮遊物収集箱に搬送および収集する、
手順五、水路の有機物を選別し集める、
有機物を含まれたゴミの流れ水は、排水路に沿って、網状コンベヤを通過し、有機物篩い収集網に流れて、この有機物篩い収集網によって、有効に篩い選別する。有機物篩い収集網を通過した水は外部に排出し汚水処理を行い、小型ゴミと有機物の収集を終了する。
【0009】
そのうち、手順一の小型ゴミと有機物の篩い収集手順はさらに、以下の詳細手順を含まれる、
1.微小物篩い収集手順、
水と混合したゴミを第一篩い網に入れて、この第一篩い網枡目のサイズ約4〜6cmであり、ゴミ中の有機物と微小ゴミは第一篩い網を通過し、排水路に流す。第一篩い網を通過できないゴミは第一篩い網に残すため、下部より水柱を噴射し、他種類のゴミを洗い流し引き離して、第二篩い網に流す、
2.微小物篩い収集手順、
洗い流しにより第一篩い網を離れた残りのゴミは、水と一緒に第二篩い網に流す。この第二篩い網の枡目を約6〜8cmに設け、ゴミ中の大きい有機物と6〜8cmより小さい小型ゴミは第二篩い網を通過し、再び排水路に流す。
【0010】
本発明はさらに、一種の小型ゴミと有機物の分類収集方法と装置を提供し、主に、高さを上下調節可能な水路案内台を設け、この水路案内台出口の下部に篩い収集装置を設ける。この篩い収集装置の下部に排水路を設け、排水路は緩降水路と連絡する。この緩降水路と排水路との接続端は高い端で、緩降水路他端に低い端の出口を設け、緩降水路出口の下部に、有機物を篩い収集する篩い収集網装置を設ける。この緩降水路の中段部分は高低差あまり顕著しない緩やか区間を設け、この緩やか区間の底部に土砂または小型重量物を沈殿させるためのV形溝を設け、このV形溝をの一番底面に放流弁を設ける、さらに、この緩やか区間のV形溝から出口までの間に、上方向に傾斜する網状コンベヤを設け、この網状コンベヤの一番底部は緩降水路緩やか区間の水面にやや沈み、網状コンベヤの他端は浮遊物収集箱に接続する。
【0011】
そのうち、水路案内台の断面は凵字型に近い形状の水受け台である。
この篩い収集装置は主に、第一篩い網コンベヤを設け、この第一篩い網コンベヤは水路案内台の直下部に設ける。第一篩い網コンベヤの下部は緩降水路に接続する第一排水路を設ける。第一篩い網コンベヤも水路案内台他端の下部に、水受け盤を設け、第一篩い網コンベヤの内部に第一篩い網コンベヤ表面および水受け盤側に横切って設けた斜め方向に水柱を噴射する噴水管を設ける。この水受け盤の下部に、第一篩い網コンベヤの枡目より粗い第二篩い網コンベヤを設け、この第二篩い網コンベヤの下部に緩降水路に接続する第二排水路を設ける。
【0012】
水受け盤は中央部に溝形状の矩形盤体を設け、この水受け盤は第一篩い網コンベヤの端に流れ水を通過させる開口部を設け、この溝形状水受け盤の開口部場所に、やや上方向に曲がる曲げすそ部を設け、この曲げすそ部は水を出口よりそのまま流出することを防ぐため、遮っておく。
【0013】
その第一篩い網コンベヤの枡目を約4〜6センチに設ける。
その第二篩い網コンベヤの枡目を約6〜8センチに設ける。
その有機物篩い収集網装置における篩い網は枡目200〜400番のナイロン製網状を設ける。
【発明の効果】
【0014】
本発明は以下の長所を持つことが分かる、
1. 一種のいままでと異なるゴミ分離の思考方法を提供し、水を仲介質とした小型ゴミに含まれる有機物、沈殿物およびゴミ浮遊物を分離収集収集でき、人工方式による選別必要がなく、便利性、迅速性、および正確性の効果がある。
2. 本発明は水を仲介質として、ゴミ分類と同時に、ゴミを洗浄しておく、後の回収プロセスに便利する。
3. 本発明は水を仲介質として、ゴミ分類と同時に、ゴミ中に含まれる毒性物質を希釈し、回収するとき人間に感染の危険性を軽減する。
4. 本発明は一種の小型ゴミと有機物を迅速、有効および正確に分離し回収する装置を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明は一種の小型ゴミと有機物の分類収集方法を示す。主にゴミと水を混合した後、水に沈む重量物をまず取り除いてから、以下の手順を行う、
手順一、小型ゴミと有機物を篩い集める、
水と混合したゴミを第一篩い網に入れて、この第一篩い網枡目のサイズ約4〜6cmであり、ゴミ中の有機物と微小ゴミは第一篩い網を通過し、排水路に流す。第一篩い網を通過できないゴミは第一篩い網に残すため、下部より水柱を噴射し、他種類のゴミを洗い流し引き離して、第二篩い網に流す、
洗い流しにより第一篩い網を離れた残りのゴミは、水と一緒に第二篩い網に流す。この第二篩い網の枡目を約6〜8cmに設け、ゴミ中の大きい有機物と6〜8cmより小さい小型ゴミは第二篩い網を通過し、再び排水路に流す、
このとき、篩い網を通過できない中型ゴミは第二篩い網に引き止めて、水柱によって篩い網の下部より噴射して、篩い網に滞留した中型ゴミを篩い網を離し集中し、後のプロセス処理に備える、
手順二、小型ゴミと有機物を排出する、
篩い網を通過した小型ゴミ、有機物および水は一つの緩降水路に排出する、
手順三、沈殿された小型ゴミを収集する、
緩降水路の底面にV形溝を設け、水中の土砂または小型ゴミをこのV形溝に沈殿させ、案内管により、V形溝に沈積した土砂または小型ゴミを緩降水路に排出し収集する、
手順四、浮遊物ゴミをつかみ取る、
排水路に傾斜して設け、やや水面下に進入する網状コンベヤにより、排水路水面上に浮かび上がった小型浮遊物ゴミ取り出して、浮遊物収集箱に搬送および収集する、
手順五、水路の有機物を選別し集める、
有機物を含まれたゴミの流れ水は、排水路に沿って、網状コンベヤを通過し、有機物篩い収集網に流れて、この有機物篩い収集網によって、有効に篩い選別する。有機物篩い収集網を通過した水は外部に排出し汚水処理を行い、小型ゴミと有機物の収集を終了する。
【0016】
本発明人は前記の小型ゴミと有機物の収集方法を実現するため、具体的な実施装置を提供する。図2、3および図4に示すものは、本発明の好ましい実施例における、小型ゴミと有機物収集装置である。主に、高さ位置を調節可能な水路案内台10を設け、この水路案内台10は断面に凵形形状の水受け台である。さらに、水路案内台10出口の下部に、篩い収集装置20を設ける。
【0017】
その篩い収集装置20は第一篩い網コンベヤ21を設け、第一篩い網コンベヤ21は水路案内台10出口の直下部に設ける。この第一篩い網コンベヤ21の枡目は約4〜6センチに設け、ゴミ中の微小有機物と微小ゴミを第一篩い網コンベヤ21を通過し、図2、4に示すとおり、第一排水路22に流れる。第一篩い網コンベヤ21を通過できないゴミは、そのまま第一篩い網コンベヤ一21に溜まっておく。
【0018】
この第一篩い網コンベヤ21は水路案内台10他端の下部に水受け盤23を設け、水受け盤23は中央部に溝形状の矩形盤体を設ける。水受け盤23は図2に示すとおり、第一篩い網コンベヤ21の一端に水を搬出する開口部を形成し、水受け盤23の溝を開口部場所に設け、やや上方向に曲がる曲げすそ部230を設け、曲げすそ部230は図3に示すとおり、開口部より流出することを防止するため、水を遮る。さらに、第一篩い網コンベヤ21内部に、第一篩い網コンベヤ21の表面と水受け盤23に斜め方向に水柱を噴射する噴水管210を図2に示すように設ける。
【0019】
この水受け盤23下部に第二篩い網コンベヤ24を設ける。この第二篩い網コンベヤ24の枡目を約6〜8センチに設け、ゴミ中の大きい有機物および6〜8センチより小さい小型ゴミは図2、4に示すように水と一緒に第二篩い網コンベヤ24を通過し、第二排水路25に流す。
【0020】
図2、4に示すとおり、その第一排水路22第二排水路25は長方形溝の緩降水路30に接続し、その緩降水路30における篩い収集装置20の外側は図2、4に示す。この緩降水路30は第一排水路22に接続する端は、高さの一番高いの最高端に設け、緩降水路30の他端に高さの一番低い最低端出口31を設ける。緩降水路30出口31の下部はさらに、有機物を収集する有機物篩い収集装置40を設け、この有機物篩い収集装置40篩い網の枡目は200〜400番の極めて細かいなナイロン製網状を設ける。
【0021】
図2、4に示すとおり、緩降水路30の中段部分は高低差があまり顕著しない緩やか区間32を設け、緩降水路30は緩やか区間32の底部に土砂または小型重量物を沈殿させるV形溝33を設ける。さらに、V形溝33の一番底面に放流弁330を図3のように設ける。
【0022】
図2、3に示すとおり、この緩降水路30の緩やか区間32はV形溝33から出口31の間に、上方向に傾斜する網状コンベヤ34を設ける。網状コンベヤ34の一番底面は図3のように、緩降水路30緩やか区間3水面下にやや沈む。網状網状コンベヤ34の他端に浮遊物収集箱340を設ける(図2)。
【0023】
これにより、本発明は実施するとき、ゴミと水を混合した後、水に沈む重量物をまず取り除いてから、水路案内台10と第一篩い網コンベヤ21の高度差を調節する。水路案内台10の高度差はゴミ中の有機物量により調整する。ゴミ中の有機物が多きとき、水路案内台10の位置を高く調節して水とゴミの下降力を増やし、有機物と小型ゴミの第一篩い網コンベヤ21通過力量を増大する。そして、水と混合したゴミを水路案内台10に入れて、水路案内台10から第一篩い網コンベヤ21に落下させ、ゴミ中の微小有機物と微小ゴミは第一篩い網コンベヤ21より第一排水路22を通じて、緩降水路30に排出する。
【0024】
第一篩い網コンベヤ21を通過できないゴミは第一篩い網コンベヤ21に残り、第一篩い網コンベヤ21内部の噴水管210により、第一篩い網コンベヤ21内部から斜め方向に水柱を噴出し、第一篩い網コンベヤ21上の他のゴミは、水柱によって、第一篩い網コンベヤ21を離れて水受け盤23に流れる(図3)、本発明の水受け盤23の開口部は、上方向に曲がる230曲げすそ部を設ける。よって、洗い流し水により第一篩い網コンベヤ21を離れた残存ゴミは、水受け盤23内部へ階層的に第二篩い網コンベヤ24に流れて、ゴミの重ね合い現象が起きない。
【0025】
残りのゴミは水と一緒に第二篩い網コンベヤ24に流れた後、ゴミ中の大きい有機物および6〜8センチより小さいゴミは流れ水によって、第二篩い網コンベヤ24の網孔を通過し、第二排水路25経由、緩降水路3に流れる。第二篩い網コンベヤ24と通過できない中型ゴミは第二篩い網コンベヤ24に残され、前記同様に、第二篩い網コンベヤ24内部より斜め方向に水柱を噴射し、第二篩い網コンベヤ24に残した中型ゴミは第二篩い網コンベヤ24を離れて集中しておく、さらなる処理を行う。その詳細は本発明に関係がないため、説明を省略する。
【0026】
さらに、図2〜4に示すとおり、第一排水路22と第二排水路25経由に緩降水路30に流れる小型ゴミと有機物ゴミは、そのまま緩降水路30の緩やか区間32に流し込んで、その流速を減速することにより、一部の土砂、小さいライターまたは吸収綿物質などを流動の過程で、緩降水路30底部のV形溝33に流れて沈積しておく、V形溝33に沈積した土砂またはゴミ沈殿物は、V形溝33底部に設け放流弁330により、適時緩降水路30に放出させ、さらなる処理を行う。
【0027】
また、その緩降水路30のV形溝33に沈殿しなかったゴミ浮遊物およびその他水を混入した有機物はそのまま緩降水路30の出口31側に排出し、ゴミ浮遊物が網状コンベヤ34を通過するとき、その網状コンベヤ34の可動により、緩降水路30水面上に浮かび上がった小さいゴミ浮遊物をつかみ取った上、小さいゴミ浮遊物を浮遊物収集箱340に搬送し収集する。
【0028】
前記のV形溝33および網状コンベヤ34の処理を経た後、緩降水路30に残すものはすべて有機物となり、この有機物を含まれたゴミの水は引き続き緩降水道30の出口31に流れて、出口31を介して、有機物篩い収集装置40に流れる(図2、3)。さらに、有機物篩い収集装置40の200〜400枡目により、水中に残した有機物を有効に篩い選別を行う。本発明に用いる有機物篩い収集装置40の篩い網はナイロン製網状で表面は滑り特性を有し、物質を付着しないため、詰まることなく目視できる物質をすべて集めることができる。有機物篩い収集装置40を通過できるものは油脂、スターチなど極めて微小な物質しかない。これらは外部に排出して、汚水処理を行い、小型ゴミと有機物の収集回収手順を終了する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明における分類方法のフロー図である。
【図2】本発明分類装置の好ましい実施例における立面概略図である。
【図2A】本発明分類装置の好ましい別の実施例における立面概略図である。
【図3】本発明回収装置の好ましい実施例における縦方向断面配置の概略図である。
【図4】本発明分類装置の好ましい実施例における下視概略図である。
【符号の説明】
【0030】
10 水路案内台
20 篩い収集装置
21 第一篩い網コンベヤ
210 噴水管
22 第一排水路
23 水受け盤
230 曲げすそ部
24 第二篩い網コンベヤ
25 第二排水路
30 緩降水路
31 出口
32 緩やか区間
33 V形溝
330 放流弁
34 篩い網コンベヤ
340 浮遊物収集箱
40 有機物篩い収集装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
小型ゴミと有機物の分類収集方法であって、主にゴミと水を混合した後、水に沈む重量物をまず取り除いてから、以下の手順を行う、
手順一、小型ゴミと有機物を篩い収集する、
水と混合したゴミを篩い網に入れ、ゴミ中の小型ゴミは篩い網を通過させ収集する、篩い網を通過できない小型ゴミは、篩い網に引き止め、水柱を篩い網の下部より噴射して、篩い網に滞留した中型ゴミを篩い網より引き離して後の処理に備える、
手順二、小型ゴミと有機物を排出する、
篩い網を通過した小型ゴミ、有機物および水は一つの緩降水路に排出する、
手順三、沈殿された小型ゴミを収集し、すなわち、緩降水路の底面にV形溝を設け、水中の土砂または小型沈殿ゴミをこのV形溝に沈殿させ、案内管により、V形溝に沈積した土砂または小型沈殿ゴミを緩降水路に排出し収集する、
手順四、浮遊物ゴミをつかみ取り、すなわち、排水路に傾斜して設け、やや水面下に進入する網状コンベヤにより、排水路水面上に浮かび上がった小型浮遊物ゴミ取り出して、浮遊物収集箱に搬送および収集する、
手順五、水路の有機物を選別し集め、すなわち、有機物を含まれたゴミの流れ水は、排水路に沿って、網状コンベヤを通過し、有機物篩い収集網に流れて、この有機物篩い収集網によって、有効に篩い選別する、有機物篩い収集網を通過した水は外部に排出し汚水処理を行い、小型ゴミと有機物の収集を終了する、
以上の手順を包含する、小型ゴミと有機物の分類収集方法。
【請求項2】
請求項1記載の小型ゴミと有機物の収集分類方法において、その手順一の小型ゴミと有機物の篩い収集する手順は、さらに以下の詳細手順を包含し、すなわち、
1. 微小物篩い収集手順、
すなわち、水と混合したゴミを第一篩い網に入れて、この第一篩い網枡目のサイズ約4〜6cmであり、ゴミ中の有機物と微小ゴミは第一篩い網を通過し、排水路に流す、第一篩い網を通過できないゴミは第一篩い網に残すため、下部より水柱を噴射し、他種類のゴミを洗い流し引き離して、第二篩い網に流す、
2. 微小物篩い収集手順、
すなわち、洗い流しにより第一篩い網を離れた残りのゴミは、水と一緒に第二篩い網に流し、この第二篩い網の枡目を約6〜8cmに設け、ゴミ中の大きい有機物と6〜8cmより小さい小型ゴミは第二篩い網を通過し、再び排水路に流す、
以上を特徴とする、小型ゴミと有機物の分類収集方法。
【請求項3】
小型ゴミと有機物の収集分類装置であって、高さ位置を調節可能な水路案内台を設け、この水路案内台出口の下部に篩い収集装置を設け、その篩い収集装置の下部に排水路を設け、排水路は緩降水路に接続し、その緩降水路と排水路と接続する端は高い端とし、緩降水路の他端に低い端の出口とし、その緩降水路出口の下部に有機物を収集するための有機物篩い収集装置を設け、
緩降水路の中段部分に高低差があまり顕著でない緩やか区間を設け、その緩やか区間の上部に上方向に傾斜する網状コンベヤを取付け、その網状コンベヤの一番底面はその緩降水路の緩やか区間の水面下にやや沈むようにし、網状コンベヤの他端はさらに浮遊物収集箱に接続することを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項4】
請求項3記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その水路案内台はU字型であることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項5】
請求項3記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その緩やか区間の底部に、土砂または小型重量物を収納するV形溝を設け、そのV形溝の一番底面に放流弁に接続することを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項6】
請求項3記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その篩い収集装置は、第一篩い網コンベヤを設け、その第一篩い網コンベヤは水路案内台出口の直下部に設け、その第一篩い網コンベヤの下部は緩降水路に接続する第一排水路であり、
第一篩い網コンベヤは水路案内台他端の下部に水受け盤を設け、その第一篩い網コンベヤの内部に、第一篩い網コンベヤ表面と水受け盤に斜め方向より水柱を噴射する噴水管を設け、
水受け盤の下部に枡目が第一篩い網コンベヤより大きい第二篩い網コンベヤを設け、この第二篩い網コンベヤの下部も同じく緩降水路に接続する第二排水路を設けることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項7】
請求項6記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その水受け盤は中段部分が溝形状の矩形盤体で、水受け盤は第二篩い網コンベヤに面する一端に水を排出する開口部を設け、水受け盤は開口部位置にやや上方向に曲がる曲げすそ部を設け、曲げすそ部は開口部より排出する水を減速できることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項8】
請求項6記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その第一篩い網コンベヤの枡目は約4〜6センチであることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項9】
請求項6記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その第二篩い網コンベヤの枡目約6〜8センチであることを特徴とする小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項10】
請求項3記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その有機物篩い収集装置の篩い網は枡目が200〜400番のナイロン製網状であることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項11】
請求項3記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その緩降水路の底面にV形溝であることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項12】
請求項3記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、そのV形溝の底部に案内管により、土砂または小さいゴミ沈殿物を緩降水路外部に排出し収集することを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項13】
請求項6記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、その第二篩い網コンベヤ後ろ側下部にコンベヤを設けることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。
【請求項14】
請求項13記載の小型ゴミと有機物の収集分類装置において、そのコンベヤに撥ねギヤを設けることを特徴とする、小型ゴミと有機物の収集分類装置。

【図1】
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【図2】
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【図2A】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2006−525868(P2006−525868A)
【公表日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−508407(P2006−508407)
【出願日】平成16年5月7日(2004.5.7)
【国際出願番号】PCT/IB2004/001451
【国際公開番号】WO2004/101098
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(505418906)
【氏名又は名称原語表記】TSE,Steven
【住所又は居所原語表記】Room G08,Block 7,Kang Yuan Guangzhou Country Garden,Dashi,Panyu,Guangzhou,Guangdong 511430,CN.
【出願人】(505418917)
【氏名又は名称原語表記】TSE, May
【住所又は居所原語表記】2602 Sunnybrook Road,Richmond,VA 23294,U.S.A.
【Fターム(参考)】