少なくとも1つのスライドドアを有する家具
【課題】スライドドアにより、家具の横の空間を覆うことができ、異なった場所の状況に適合可能な家具を提供する。
【解決手段】家具10が、少なくとも1つのスライドドア12を収容するための少なくとも1つのポケット11を備え、少なくとも1つのスライドドア12が、特に家具10だけに移動可能に支承されて、少なくとも1つのスライドドア12が、ポケット11から少なくとも部分的に引出し可能に配設されることにより、少なくとも1つのスライドドア12が家具10に対して移動可能に配設されている。
【解決手段】家具10が、少なくとも1つのスライドドア12を収容するための少なくとも1つのポケット11を備え、少なくとも1つのスライドドア12が、特に家具10だけに移動可能に支承されて、少なくとも1つのスライドドア12が、ポケット11から少なくとも部分的に引出し可能に配設されることにより、少なくとも1つのスライドドア12が家具10に対して移動可能に配設されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家具に対して移動可能に配設された少なくとも1つのスライドドアを有する家具に関する。
【背景技術】
【0002】
1つ又は複数のスライドドアを有する家具は、種々のバリエーションで、例えば戸棚の種類で、実務から知られている。通常は、このような家具の1つ又は各スライドドアは、家具の前面の領域に配設され、横に可動に支承されている。これにより、スライドドアを相応に配設することによって、家具内の空間へのアクセスが可能であり、家具の相応の開口が閉鎖可能である。
【0003】
更に、スライドドアをドアの開放時に横に配設された窪み内、例えば壁内に停止させておくことができる、いわゆる“ポケットドア”が公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許出願公開第198 32 492号明細書
【特許文献2】独国実用新案第86 33 667号明細書
【特許文献3】独国実用新案第88 02 208号明細書
【特許文献4】独国実用新案第19 97 442号明細書
【特許文献5】独国実用新案第18 92 748号明細書
【特許文献6】米国特許第2,665,963号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これから出発して、本発明の根底にある課題は、新しい種類の家具を提供することにある。家具は、特に異なった設置場所への適合能力を顧慮して、普遍的に使用可能であるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するため、本発明による家具は、請求項1の特徴を備える。従って、
a)家具が、少なくとも1つのスライドドアを収容するための少なくとも1つのポケットを備えること、
b)少なくとも1つのスライドドアが、家具、特にポケット(だけ)に移動可能に支承されていること、
c)少なくとも1つのスライドドアが、ポケットから少なくとも部分的に引出し可能に配設されていること
を特徴とする。
【0007】
このような家具は、出願人が知るところによればこれまで知られていない。スライドドアにより、家具もしくはポケットの横の空間を覆うことができる。例えば、家具もしくはポケットを部屋の角の近傍に配置することが可能であるので、スライドドアによって、部屋の一部、特に部屋の角を覆うこともしくは区画することができる。家具もしくはポケットは、普遍的に使用可能であり、スライドドアによって異なった場所の状況、特に異なった幅の(部屋の)窪み又は(部屋の)角に適合可能である。
【0008】
本願の範囲内で、家具との概念は、内部区間又は外部領域における全ての装置対象の代わりであると理解する。特別な実施形では、家具が、本質的にポケット及び1つ以上のスライドドアから成る。
【0009】
本発明の別の好ましい形成は、従属請求項と残りの明細書からわかる。
【0010】
好ましい発展形によれば、ポケットが、ポケットの領域に移動可能に配設された少なくとも1つのスライドドアを収容するために寸法設定されている。即ち、ポケットは、コンパクトな寸法を備え、特に、少なくとも1つのスライドドアの収容のためよりも不必要に大きくない。
【0011】
特に、少なくとも1つのスライドドアは、ポケットから横に引出し可能であり、ポケットは、1つのスライドドア又は各スライドドアの配設及び/又は寸法に適合された、相応の数の開口を備える。本発明の好ましい実施例によれば、ポケットに2つのスライドドアが付設されており、ポケットが、これらスライドドアを本質的に正確に収容するために寸法設定されており、両スライドドアが、ポケット内のそれぞれ1つの開口を経てそれぞれ一方の側に向かってポケットから横に引出し可能に配設されている。
【0012】
家具が、本質的に、ポケット及び1つ以上のスライドドアだけから成るのではない場合にのみ、ポケットが家具の少なくとも一部を覆うように、ポケットが家具の前面の領域に配設されており、少なくとも1つのスライドドアが、ポケットの横の相応の空間を覆うために、ポケットから横に引出し可能に配設されている。
【0013】
構造的に、スライドドアの固定は、1つのスライドドア又は各スライドドアが、ポケットもしくはその壁の(それぞれ1つの)引出しレールを介して移動可能に支承されており、特に、引出しレールが、ポケットもしくはその壁に固定された支持部品と、この支持部品に案内された走行レールとを備え、スライドドアがポケットから横に引出し可能に配設されるように、走行レールがスライドドアと連結されているように、行なうことができる。引出しレールは、必要時にテレスコープ式に形成することができる。
【0014】
本発明の好ましい実施形によれば、引出しレールの支持部品が、ポケットの上側の領域もしくはポケットの蓋の領域に配設されており、スライドドアの上側が引出しレールに固定されており、スライドドアが、下側を案内されている。
【0015】
更に、家具が棚等を備え、棚が、前面側をポケットによって少なくとも部分的に覆われ、少なくとも部分的に、少なくとも1つの他方の側に立入り可能であるもしくは開放されていることを提案する。更に、家具は、棚から横に引出し可能に配設されたテーブル、特に机を有し、少なくとも1つのスライドドアが、棚から引き出されたテーブルを覆うために、ポケットから引出し可能である。
【0016】
ポケットもしくはスライドドアに依存しない独立した発明である特別な発展形では、棚の少なくとも1つの棚底に、この棚底に対して固定された衣服用の収容部、特に衣服レールが付設されており、棚底が、棚から横に引出し可能に配設されており、少なくとも1つのスライドドアが、棚から引き出された、収容部、特に衣服レールを有する棚底を覆うために、ポケットから引出し可能である。
【0017】
構造的については、棚底が、特に環状のフレームと、このフレーム用のパネルとを備える。棚底は、特に棚のケースに配設されたガイド手段によって、水平方向に棚から横に引出し可能に支承することができる。
【0018】
本発明の好ましい実施例を、以下で図面に基づいて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】家具を立体図で示す。
【図2】図1による家具のバリエーションを相応の図で示す。
【図3】図2による家具の別の立体図を示す。
【図4】一方のスライドドアが閉じられた図2による家具を示す。
【図5】2つのスライドドアが閉じられた図2による家具を示す。
【図6】図2による家具の一部を立体図で示す。
【図7】図1による家具の垂直断面図を示す。
【図8】図7のVIII部分の拡大詳細図を示す。
【図9】図7のIX部分の拡大詳細図を示す。
【図10】図1による家具の水平断面図を示す。
【図11】図10のXI部分の拡大詳細図を示す。
【図12】図10のXII部分の拡大詳細図を示す。
【図13】図2による家具の垂直断面図を示す。
【図14】図13のXIV部分拡大詳細図を示す。
【図15】衣服レールを有する棚底を分解図で示す。
【図16】第1の壁の窪み内にある家具を示す。
【図17】第2の壁の窪み内にある家具を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明では、まず、図1による少なくとも1つのスライドドア12を収容するためのポケット11を有する家具10が議論される。更に、これには、図7〜12の図も含まれる。図1に示した家具10が、示した種々のバリエーションにおける共通点であり、従って、まず説明する。
【0021】
示したポケット11は、2つのスライドドア12を収容するために設けられている。スライドドア12は、ポケット11に対して、即ち二重矢印13に応じた水平方向に、移動可能に配設されている。
【0022】
ポケット11は、両スライドドア12を収容するために適するように、寸法設定されている。但し、ただ1つのスライドドア12が設けられていることも考えられるので、その場合は、ポケット11は、相応に小さい寸法もしくは小さい深さを備えることができる。
【0023】
ポケット11は、少なくとも1つのスライドドア12を収容するための内部空間を有する。ポケット11は、相応の壁、即ち少なくとも1つの上側もしくは蓋14と、前側もしくは前面15と、背面16と、によって画成される。
【0024】
さらに、底17が設けられており、この底は、1つのスライドドア12又は各スライドドア12用のガイドレールの形式で形成することや、このガイドレールを有するように形成することができる。
【0025】
ポケット11は、スライドドア12の配設に応じて、1つ又は複数の開口18を横に備える。この1つの開口18又は各開口18は、スライドドア12をそれぞれポケット11から横に引き出すことができるように、配設及び寸法設定されている。
【0026】
ポケット11の内部空間は、スライドドア12を完全に収容するために寸法設定されている。
【0027】
1つのスライドドア12又は各スライドドア12が、家具10に、この場合はポケット11に、移動可能に配設されている。このため、各スライドドア12のために1つの引出しレール19が設けられている。引出しレール19は、それぞれ、ポケット11の上側の領域もしくは蓋14に配設された支持レール20を有する。それぞれのスライドドア12の上側の領域に、走行レール21が配設されており、この走行レールは、支持レール20の長手方向に移動可能にこの支持レール20に支承されている。このようにして、1つのスライドドア12又は各スライドドア12が、ポケット11から横に引出し可能に支承されている。
【0028】
引出しレール19は、場合によってはテレスコープ式としてもよい。
【0029】
スライドドア12は、この例では、個々のフレーム形材23とフレーム22を埋めるパネル24とから成る環状のフレーム22を有する強固な構成体である。フレーム22もしくはフレーム形材23は、特にアルミニウム等から成る押出し形材から製造される。このようにして、スライドドア12に対する引出しレール19の安定な固定が確保されている。
【0030】
特に、スライドドア12は、一部材で形成されている。しかしながらまた、スライドドア12を複数部材で形成することも考えられる。
【0031】
ポケットの底17は、この例では押出し形材によって構成される。周縁部のウェブ25は、ポケット11の直立した壁、即ち前面15及び背面16を固定するために設けられている。更に、各スライドドア12のために、底17の長手方向に延在するガイド26が設けられている。底17のガイド26内に、スライドドア12の下側に配設されたガイドピン27が案内されるので、スライドドア12は、開閉時に側方を案内される。このようにして、特にスライドドア12の揺動が回避される。
【0032】
さらに、スライドドア12をローラ上に支承することも考えられる。これは、ガイド26もしくはガイドピン27に対して付加的又は選択的に行なうことができる。
【0033】
横の開口18は、それぞれ1つのスライドドア12が1つの開口18を経て移動することができるように、寸法設定されている。スライドドア12は、常に1つの方向にのみ横に引き出すことができるように構成されている。相応に、開口18は、部分的に閉鎖しなければならず、これは、閉鎖形材28によって行なわれる。閉鎖形材28には、ポケット11内に存在するスライドドア12を把持し、引き出すことができるように、取っ手29が形成されている。
【0034】
基本的に、スライドドア12をそれぞれ両方の側にポケット11から引き出すことができるようにすることも、考えられる。その場合、場合によっては(部分的に)閉鎖形材28を省略してもよい。
【0035】
特に、閉鎖形材28は、アルミニウムから成る押出し形材として構成され、平面図でほぼL字状であり、閉鎖形材28の脚部は、ポケット11の相応の側壁、即ち例えば前面15又は背面16に固定される。
【0036】
2つのスライドドア12が配設される場合、これは、スライドドア12を2つの平行な平面内に相前後して配設するように、行なうことができる。しかしながらまた、1つの同じ平面内にスライドドア12を配設することも考えられる。
【0037】
図2〜6に、家具10のバリエーションが図示されている。この場合、1つ又は複数のスライドドア12を有する前記ポケット11が、棚30と組み合わされる。すべての付属品を有する棚30が、図6に単独で示されている。
【0038】
棚30は、部屋に向いた側を、ポケット11によって覆われている。この場合、棚30とポケット11は、互いに結合することができるので、その他のポケット11の固定を省略することができる。
【0039】
棚30の前面がポケット11によって閉鎖されているので、棚30の内部空間へのアクセスは、横から行なわれる。棚30は、後側を後壁31によって閉鎖されている。棚30は、上側を蓋32によってカバーされ、下側に底33が設けられている。
【0040】
棚30の内部空間は、普通の分割機構によって分割することができる。模範的に、いくつかの棚板34が記入されている(特に図6参照)。更に、部分領域に、引出し35を設けることができる。
【0041】
更に、棚30は、2つの特徴を、即ち、一方では、それぞれ棚30から横に引出し可能な家具部分、即ち特別な棚底36を、他方では、机37を備える。
【0042】
棚底36の第1の特徴は、棚底36に固定配設され、棚底36と共に棚30から引出し可能な衣服レール38にある。
【0043】
棚底36の第2の特徴は、棚底が環状のフレーム39とこのフレーム39用のパネル40から成る点にある。フレーム39自身は、環状に配設された複数のフレーム形材41から成る。フレーム形材41を結合するため、アングル形材42が使用される。衣服レール38は、パネル40及び/又はフレーム39に固定することができ、パネル40の下に配設されている。
【0044】
棚30内に棚底36を移動可能に配設するため、ガイド手段43が棚30、即ちそれぞれ後壁31及び背面16の内側に配設されている。棚底36を水平方向に棚30から横に引出し可能に支承するように、相応のフレーム形材41が、ガイド手段43側の外側を形成されている。特に、フレーム39のフレーム形材41とガイド手段43間は、本質的に噛合い係合が行なわれる。
【0045】
机37の特徴は、机37が棚底36のように棚30から横に引出し可能に形成されている点にある。机37は、一方で、テーブルプレート44と、テーブルプレート44の下に配設された直立した側壁45とを有する。テーブルプレート44は、この実施例では、棚板34の上に位置し、しかしながらまた棚底36のように案内することもできる。特に、側壁45には、机37を棚30から横に良好に引き出すことができるように、少なくとも部分的に滑り又は転がり手段が付設されている。
【0046】
前記棚30が純粋に模範的に考えられていることがわかる。ポケット11を配設する他の家具部分を設けることもできる。1つより多くのポケット11を、例えば家具10の向かい合う2つの側面又は家具10の隣接する2つの側面又は家具10の2つより多くの側面に設けることも考えられる。
【0047】
図16及び17は、それぞれ1つの窪み46,47にこのような家具10が設置されることを示す。
【0048】
窪み46は、後側と両端面側を、壁47,48,49によって画成されている。家具10の棚30は、後側が壁47に沿っているので、ポケット11は、部屋の方を向き、棚30を覆う。スライドドア12は、壁48,49に向かって横に移動可能であるので、家具10と壁48,49間の領域50,51がスライドドア12によって覆われている。
【0049】
必要時に、スライドドア12は、個々に、開放すること及びポケット10内に押し込むことができるので、机37及び衣服レール38を有する棚底36へのアクセスが可能である。
【0050】
図17に示した、家具10の設置のバリエーションは、窪み46が一方の側を壁48によって画成されていないことによって、図16とは異なる。このような例でも、家具10の設置が考えられる。
【0051】
同様に、家具10は、まっすぐな壁47に沿って設置すること又は室内に自由に設置することができる。
【符号の説明】
【0052】
10 家具
11 ポケット
12 スライドドア
13 二重矢印
14 蓋
15 前面
16 背面
17 底
18 開口
19 引出しレール
20 支持レール
21 走行レール
22 フレーム
23 フレーム形材
24 パネル
25 ウェブ
26 ガイド
27 ガイドピン
28 閉鎖形材
29 取っ手
30 棚
31 後壁
32 蓋
33 底
34 棚板
35 引出し
36 棚底
37 机
38 衣服レール
39 フレーム
40 パネル
41 フレーム形材
42 アングル形材
43 ガイド手段
44 テーブルプレート
45 側壁
46 窪み
47 壁
48 壁
49 壁
【技術分野】
【0001】
本発明は、家具に対して移動可能に配設された少なくとも1つのスライドドアを有する家具に関する。
【背景技術】
【0002】
1つ又は複数のスライドドアを有する家具は、種々のバリエーションで、例えば戸棚の種類で、実務から知られている。通常は、このような家具の1つ又は各スライドドアは、家具の前面の領域に配設され、横に可動に支承されている。これにより、スライドドアを相応に配設することによって、家具内の空間へのアクセスが可能であり、家具の相応の開口が閉鎖可能である。
【0003】
更に、スライドドアをドアの開放時に横に配設された窪み内、例えば壁内に停止させておくことができる、いわゆる“ポケットドア”が公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】独国特許出願公開第198 32 492号明細書
【特許文献2】独国実用新案第86 33 667号明細書
【特許文献3】独国実用新案第88 02 208号明細書
【特許文献4】独国実用新案第19 97 442号明細書
【特許文献5】独国実用新案第18 92 748号明細書
【特許文献6】米国特許第2,665,963号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これから出発して、本発明の根底にある課題は、新しい種類の家具を提供することにある。家具は、特に異なった設置場所への適合能力を顧慮して、普遍的に使用可能であるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題を解決するため、本発明による家具は、請求項1の特徴を備える。従って、
a)家具が、少なくとも1つのスライドドアを収容するための少なくとも1つのポケットを備えること、
b)少なくとも1つのスライドドアが、家具、特にポケット(だけ)に移動可能に支承されていること、
c)少なくとも1つのスライドドアが、ポケットから少なくとも部分的に引出し可能に配設されていること
を特徴とする。
【0007】
このような家具は、出願人が知るところによればこれまで知られていない。スライドドアにより、家具もしくはポケットの横の空間を覆うことができる。例えば、家具もしくはポケットを部屋の角の近傍に配置することが可能であるので、スライドドアによって、部屋の一部、特に部屋の角を覆うこともしくは区画することができる。家具もしくはポケットは、普遍的に使用可能であり、スライドドアによって異なった場所の状況、特に異なった幅の(部屋の)窪み又は(部屋の)角に適合可能である。
【0008】
本願の範囲内で、家具との概念は、内部区間又は外部領域における全ての装置対象の代わりであると理解する。特別な実施形では、家具が、本質的にポケット及び1つ以上のスライドドアから成る。
【0009】
本発明の別の好ましい形成は、従属請求項と残りの明細書からわかる。
【0010】
好ましい発展形によれば、ポケットが、ポケットの領域に移動可能に配設された少なくとも1つのスライドドアを収容するために寸法設定されている。即ち、ポケットは、コンパクトな寸法を備え、特に、少なくとも1つのスライドドアの収容のためよりも不必要に大きくない。
【0011】
特に、少なくとも1つのスライドドアは、ポケットから横に引出し可能であり、ポケットは、1つのスライドドア又は各スライドドアの配設及び/又は寸法に適合された、相応の数の開口を備える。本発明の好ましい実施例によれば、ポケットに2つのスライドドアが付設されており、ポケットが、これらスライドドアを本質的に正確に収容するために寸法設定されており、両スライドドアが、ポケット内のそれぞれ1つの開口を経てそれぞれ一方の側に向かってポケットから横に引出し可能に配設されている。
【0012】
家具が、本質的に、ポケット及び1つ以上のスライドドアだけから成るのではない場合にのみ、ポケットが家具の少なくとも一部を覆うように、ポケットが家具の前面の領域に配設されており、少なくとも1つのスライドドアが、ポケットの横の相応の空間を覆うために、ポケットから横に引出し可能に配設されている。
【0013】
構造的に、スライドドアの固定は、1つのスライドドア又は各スライドドアが、ポケットもしくはその壁の(それぞれ1つの)引出しレールを介して移動可能に支承されており、特に、引出しレールが、ポケットもしくはその壁に固定された支持部品と、この支持部品に案内された走行レールとを備え、スライドドアがポケットから横に引出し可能に配設されるように、走行レールがスライドドアと連結されているように、行なうことができる。引出しレールは、必要時にテレスコープ式に形成することができる。
【0014】
本発明の好ましい実施形によれば、引出しレールの支持部品が、ポケットの上側の領域もしくはポケットの蓋の領域に配設されており、スライドドアの上側が引出しレールに固定されており、スライドドアが、下側を案内されている。
【0015】
更に、家具が棚等を備え、棚が、前面側をポケットによって少なくとも部分的に覆われ、少なくとも部分的に、少なくとも1つの他方の側に立入り可能であるもしくは開放されていることを提案する。更に、家具は、棚から横に引出し可能に配設されたテーブル、特に机を有し、少なくとも1つのスライドドアが、棚から引き出されたテーブルを覆うために、ポケットから引出し可能である。
【0016】
ポケットもしくはスライドドアに依存しない独立した発明である特別な発展形では、棚の少なくとも1つの棚底に、この棚底に対して固定された衣服用の収容部、特に衣服レールが付設されており、棚底が、棚から横に引出し可能に配設されており、少なくとも1つのスライドドアが、棚から引き出された、収容部、特に衣服レールを有する棚底を覆うために、ポケットから引出し可能である。
【0017】
構造的については、棚底が、特に環状のフレームと、このフレーム用のパネルとを備える。棚底は、特に棚のケースに配設されたガイド手段によって、水平方向に棚から横に引出し可能に支承することができる。
【0018】
本発明の好ましい実施例を、以下で図面に基づいて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】家具を立体図で示す。
【図2】図1による家具のバリエーションを相応の図で示す。
【図3】図2による家具の別の立体図を示す。
【図4】一方のスライドドアが閉じられた図2による家具を示す。
【図5】2つのスライドドアが閉じられた図2による家具を示す。
【図6】図2による家具の一部を立体図で示す。
【図7】図1による家具の垂直断面図を示す。
【図8】図7のVIII部分の拡大詳細図を示す。
【図9】図7のIX部分の拡大詳細図を示す。
【図10】図1による家具の水平断面図を示す。
【図11】図10のXI部分の拡大詳細図を示す。
【図12】図10のXII部分の拡大詳細図を示す。
【図13】図2による家具の垂直断面図を示す。
【図14】図13のXIV部分拡大詳細図を示す。
【図15】衣服レールを有する棚底を分解図で示す。
【図16】第1の壁の窪み内にある家具を示す。
【図17】第2の壁の窪み内にある家具を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明では、まず、図1による少なくとも1つのスライドドア12を収容するためのポケット11を有する家具10が議論される。更に、これには、図7〜12の図も含まれる。図1に示した家具10が、示した種々のバリエーションにおける共通点であり、従って、まず説明する。
【0021】
示したポケット11は、2つのスライドドア12を収容するために設けられている。スライドドア12は、ポケット11に対して、即ち二重矢印13に応じた水平方向に、移動可能に配設されている。
【0022】
ポケット11は、両スライドドア12を収容するために適するように、寸法設定されている。但し、ただ1つのスライドドア12が設けられていることも考えられるので、その場合は、ポケット11は、相応に小さい寸法もしくは小さい深さを備えることができる。
【0023】
ポケット11は、少なくとも1つのスライドドア12を収容するための内部空間を有する。ポケット11は、相応の壁、即ち少なくとも1つの上側もしくは蓋14と、前側もしくは前面15と、背面16と、によって画成される。
【0024】
さらに、底17が設けられており、この底は、1つのスライドドア12又は各スライドドア12用のガイドレールの形式で形成することや、このガイドレールを有するように形成することができる。
【0025】
ポケット11は、スライドドア12の配設に応じて、1つ又は複数の開口18を横に備える。この1つの開口18又は各開口18は、スライドドア12をそれぞれポケット11から横に引き出すことができるように、配設及び寸法設定されている。
【0026】
ポケット11の内部空間は、スライドドア12を完全に収容するために寸法設定されている。
【0027】
1つのスライドドア12又は各スライドドア12が、家具10に、この場合はポケット11に、移動可能に配設されている。このため、各スライドドア12のために1つの引出しレール19が設けられている。引出しレール19は、それぞれ、ポケット11の上側の領域もしくは蓋14に配設された支持レール20を有する。それぞれのスライドドア12の上側の領域に、走行レール21が配設されており、この走行レールは、支持レール20の長手方向に移動可能にこの支持レール20に支承されている。このようにして、1つのスライドドア12又は各スライドドア12が、ポケット11から横に引出し可能に支承されている。
【0028】
引出しレール19は、場合によってはテレスコープ式としてもよい。
【0029】
スライドドア12は、この例では、個々のフレーム形材23とフレーム22を埋めるパネル24とから成る環状のフレーム22を有する強固な構成体である。フレーム22もしくはフレーム形材23は、特にアルミニウム等から成る押出し形材から製造される。このようにして、スライドドア12に対する引出しレール19の安定な固定が確保されている。
【0030】
特に、スライドドア12は、一部材で形成されている。しかしながらまた、スライドドア12を複数部材で形成することも考えられる。
【0031】
ポケットの底17は、この例では押出し形材によって構成される。周縁部のウェブ25は、ポケット11の直立した壁、即ち前面15及び背面16を固定するために設けられている。更に、各スライドドア12のために、底17の長手方向に延在するガイド26が設けられている。底17のガイド26内に、スライドドア12の下側に配設されたガイドピン27が案内されるので、スライドドア12は、開閉時に側方を案内される。このようにして、特にスライドドア12の揺動が回避される。
【0032】
さらに、スライドドア12をローラ上に支承することも考えられる。これは、ガイド26もしくはガイドピン27に対して付加的又は選択的に行なうことができる。
【0033】
横の開口18は、それぞれ1つのスライドドア12が1つの開口18を経て移動することができるように、寸法設定されている。スライドドア12は、常に1つの方向にのみ横に引き出すことができるように構成されている。相応に、開口18は、部分的に閉鎖しなければならず、これは、閉鎖形材28によって行なわれる。閉鎖形材28には、ポケット11内に存在するスライドドア12を把持し、引き出すことができるように、取っ手29が形成されている。
【0034】
基本的に、スライドドア12をそれぞれ両方の側にポケット11から引き出すことができるようにすることも、考えられる。その場合、場合によっては(部分的に)閉鎖形材28を省略してもよい。
【0035】
特に、閉鎖形材28は、アルミニウムから成る押出し形材として構成され、平面図でほぼL字状であり、閉鎖形材28の脚部は、ポケット11の相応の側壁、即ち例えば前面15又は背面16に固定される。
【0036】
2つのスライドドア12が配設される場合、これは、スライドドア12を2つの平行な平面内に相前後して配設するように、行なうことができる。しかしながらまた、1つの同じ平面内にスライドドア12を配設することも考えられる。
【0037】
図2〜6に、家具10のバリエーションが図示されている。この場合、1つ又は複数のスライドドア12を有する前記ポケット11が、棚30と組み合わされる。すべての付属品を有する棚30が、図6に単独で示されている。
【0038】
棚30は、部屋に向いた側を、ポケット11によって覆われている。この場合、棚30とポケット11は、互いに結合することができるので、その他のポケット11の固定を省略することができる。
【0039】
棚30の前面がポケット11によって閉鎖されているので、棚30の内部空間へのアクセスは、横から行なわれる。棚30は、後側を後壁31によって閉鎖されている。棚30は、上側を蓋32によってカバーされ、下側に底33が設けられている。
【0040】
棚30の内部空間は、普通の分割機構によって分割することができる。模範的に、いくつかの棚板34が記入されている(特に図6参照)。更に、部分領域に、引出し35を設けることができる。
【0041】
更に、棚30は、2つの特徴を、即ち、一方では、それぞれ棚30から横に引出し可能な家具部分、即ち特別な棚底36を、他方では、机37を備える。
【0042】
棚底36の第1の特徴は、棚底36に固定配設され、棚底36と共に棚30から引出し可能な衣服レール38にある。
【0043】
棚底36の第2の特徴は、棚底が環状のフレーム39とこのフレーム39用のパネル40から成る点にある。フレーム39自身は、環状に配設された複数のフレーム形材41から成る。フレーム形材41を結合するため、アングル形材42が使用される。衣服レール38は、パネル40及び/又はフレーム39に固定することができ、パネル40の下に配設されている。
【0044】
棚30内に棚底36を移動可能に配設するため、ガイド手段43が棚30、即ちそれぞれ後壁31及び背面16の内側に配設されている。棚底36を水平方向に棚30から横に引出し可能に支承するように、相応のフレーム形材41が、ガイド手段43側の外側を形成されている。特に、フレーム39のフレーム形材41とガイド手段43間は、本質的に噛合い係合が行なわれる。
【0045】
机37の特徴は、机37が棚底36のように棚30から横に引出し可能に形成されている点にある。机37は、一方で、テーブルプレート44と、テーブルプレート44の下に配設された直立した側壁45とを有する。テーブルプレート44は、この実施例では、棚板34の上に位置し、しかしながらまた棚底36のように案内することもできる。特に、側壁45には、机37を棚30から横に良好に引き出すことができるように、少なくとも部分的に滑り又は転がり手段が付設されている。
【0046】
前記棚30が純粋に模範的に考えられていることがわかる。ポケット11を配設する他の家具部分を設けることもできる。1つより多くのポケット11を、例えば家具10の向かい合う2つの側面又は家具10の隣接する2つの側面又は家具10の2つより多くの側面に設けることも考えられる。
【0047】
図16及び17は、それぞれ1つの窪み46,47にこのような家具10が設置されることを示す。
【0048】
窪み46は、後側と両端面側を、壁47,48,49によって画成されている。家具10の棚30は、後側が壁47に沿っているので、ポケット11は、部屋の方を向き、棚30を覆う。スライドドア12は、壁48,49に向かって横に移動可能であるので、家具10と壁48,49間の領域50,51がスライドドア12によって覆われている。
【0049】
必要時に、スライドドア12は、個々に、開放すること及びポケット10内に押し込むことができるので、机37及び衣服レール38を有する棚底36へのアクセスが可能である。
【0050】
図17に示した、家具10の設置のバリエーションは、窪み46が一方の側を壁48によって画成されていないことによって、図16とは異なる。このような例でも、家具10の設置が考えられる。
【0051】
同様に、家具10は、まっすぐな壁47に沿って設置すること又は室内に自由に設置することができる。
【符号の説明】
【0052】
10 家具
11 ポケット
12 スライドドア
13 二重矢印
14 蓋
15 前面
16 背面
17 底
18 開口
19 引出しレール
20 支持レール
21 走行レール
22 フレーム
23 フレーム形材
24 パネル
25 ウェブ
26 ガイド
27 ガイドピン
28 閉鎖形材
29 取っ手
30 棚
31 後壁
32 蓋
33 底
34 棚板
35 引出し
36 棚底
37 机
38 衣服レール
39 フレーム
40 パネル
41 フレーム形材
42 アングル形材
43 ガイド手段
44 テーブルプレート
45 側壁
46 窪み
47 壁
48 壁
49 壁
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのスライドドア(12)が家具(10)に対して移動可能に配設されている、少なくとも1つのスライドドア(12)を有する家具において、
a)家具(10)が、少なくとも1つのスライドドア(12)を収容するための少なくとも1つのポケット(11)を備えること、
b)少なくとも1つのスライドドア(12)が、特に家具(10)だけに移動可能に支承されていること、
c)少なくとも1つのスライドドア(12)が、ポケット(11)から少なくとも部分的に引出し可能に配設されていること
を特徴とする家具。
【請求項2】
ポケット(11)が、ポケット(11)の領域に移動可能に配設された少なくとも1つのスライドドア(12)を収容するために寸法設定されていることを特徴とする請求項1に記載の家具。
【請求項3】
少なくとも1つのスライドドア(12)が、ポケット(11)から横に引出し可能であり、ポケット(11)が、1つのスライドドア(12)又は各スライドドア(12)の配設及び/又は寸法に適合された、相応の数の開口(18)を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の家具。
【請求項4】
ポケット(11)に2つのスライドドア(12)が付設されており、ポケット(11)が、これらスライドドア(12)を本質的に正確に収容するために寸法設定されており、両スライドドア(12)が、ポケット(11)内のそれぞれ1つの開口(18)を経てそれぞれ一方の側に向かってポケット(11)から横に引出し可能に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の家具。
【請求項5】
ポケット(11)が家具(10)の少なくとも一部を覆うように、ポケット(11)が家具(10)の前面の領域に配設されており、少なくとも1つのスライドドア(12)が、ポケット(11)の横の相応の空間を覆うために、ポケット(11)から横に引出し可能に配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の家具。
【請求項6】
1つのスライドドア(12)又は各スライドドア(12)が、ポケット(11)もしくはその壁の引出しレール(19)を介して移動可能に支承されており、特に、引出しレール(19)が、ポケット(11)もしくはその壁に固定された支持部品(20)と、この支持部品(20)に案内された走行レール(21)とを備え、スライドドア(12)がポケット(11)から横に引出し可能に配設されるように、走行レール(21)がスライドドア(12)と連結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の家具。
【請求項7】
引出しレール(19)の支持部品(20)が、ポケット(11)の上側の領域もしくはポケット(11)の蓋(14)の領域に配設されており、スライドドア(12)の上側が引出しレール(19)に固定されており、スライドドア(12)が、下側を案内されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の家具。
【請求項8】
家具(10)が棚(30)等を備え、棚(30)が、前面側をポケット(11)によって少なくとも部分的に覆われ、少なくとも部分的に、少なくとも1つの他方の側に立入り可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の家具。
【請求項9】
家具(10)が、棚(30)から横に引出し可能に配設されたテーブル、特に机(37)を有し、少なくとも1つのスライドドア(12)が、棚(30)から引き出されたテーブルを覆うために、ポケット(11)から引出し可能であることを特徴とする請求項8に記載の家具。
【請求項10】
棚(30)の少なくとも1つの棚底(36)に、この棚底(36)に対して固定された衣服用の収容部、特に衣服レール(38)が付設されており、棚底(36)が、棚(30)から横に引出し可能に配設されており、少なくとも1つのスライドドア(12)が、棚(30)から引き出された、収容部、特に衣服レール(38)を有する棚底(36)を覆うために、ポケット(11)から引出し可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の家具。
【請求項11】
棚底(36)が、特に環状のフレーム(39)と、このフレーム(39)用のパネル(40)とを備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の家具。
【請求項12】
棚底(36)が、特に棚(30)のケースに配設されたガイド手段(43)によって、水平方向に棚(30)から横に引出し可能に支承されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の家具。
【請求項1】
少なくとも1つのスライドドア(12)が家具(10)に対して移動可能に配設されている、少なくとも1つのスライドドア(12)を有する家具において、
a)家具(10)が、少なくとも1つのスライドドア(12)を収容するための少なくとも1つのポケット(11)を備えること、
b)少なくとも1つのスライドドア(12)が、特に家具(10)だけに移動可能に支承されていること、
c)少なくとも1つのスライドドア(12)が、ポケット(11)から少なくとも部分的に引出し可能に配設されていること
を特徴とする家具。
【請求項2】
ポケット(11)が、ポケット(11)の領域に移動可能に配設された少なくとも1つのスライドドア(12)を収容するために寸法設定されていることを特徴とする請求項1に記載の家具。
【請求項3】
少なくとも1つのスライドドア(12)が、ポケット(11)から横に引出し可能であり、ポケット(11)が、1つのスライドドア(12)又は各スライドドア(12)の配設及び/又は寸法に適合された、相応の数の開口(18)を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の家具。
【請求項4】
ポケット(11)に2つのスライドドア(12)が付設されており、ポケット(11)が、これらスライドドア(12)を本質的に正確に収容するために寸法設定されており、両スライドドア(12)が、ポケット(11)内のそれぞれ1つの開口(18)を経てそれぞれ一方の側に向かってポケット(11)から横に引出し可能に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の家具。
【請求項5】
ポケット(11)が家具(10)の少なくとも一部を覆うように、ポケット(11)が家具(10)の前面の領域に配設されており、少なくとも1つのスライドドア(12)が、ポケット(11)の横の相応の空間を覆うために、ポケット(11)から横に引出し可能に配設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の家具。
【請求項6】
1つのスライドドア(12)又は各スライドドア(12)が、ポケット(11)もしくはその壁の引出しレール(19)を介して移動可能に支承されており、特に、引出しレール(19)が、ポケット(11)もしくはその壁に固定された支持部品(20)と、この支持部品(20)に案内された走行レール(21)とを備え、スライドドア(12)がポケット(11)から横に引出し可能に配設されるように、走行レール(21)がスライドドア(12)と連結されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の家具。
【請求項7】
引出しレール(19)の支持部品(20)が、ポケット(11)の上側の領域もしくはポケット(11)の蓋(14)の領域に配設されており、スライドドア(12)の上側が引出しレール(19)に固定されており、スライドドア(12)が、下側を案内されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の家具。
【請求項8】
家具(10)が棚(30)等を備え、棚(30)が、前面側をポケット(11)によって少なくとも部分的に覆われ、少なくとも部分的に、少なくとも1つの他方の側に立入り可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の家具。
【請求項9】
家具(10)が、棚(30)から横に引出し可能に配設されたテーブル、特に机(37)を有し、少なくとも1つのスライドドア(12)が、棚(30)から引き出されたテーブルを覆うために、ポケット(11)から引出し可能であることを特徴とする請求項8に記載の家具。
【請求項10】
棚(30)の少なくとも1つの棚底(36)に、この棚底(36)に対して固定された衣服用の収容部、特に衣服レール(38)が付設されており、棚底(36)が、棚(30)から横に引出し可能に配設されており、少なくとも1つのスライドドア(12)が、棚(30)から引き出された、収容部、特に衣服レール(38)を有する棚底(36)を覆うために、ポケット(11)から引出し可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の家具。
【請求項11】
棚底(36)が、特に環状のフレーム(39)と、このフレーム(39)用のパネル(40)とを備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の家具。
【請求項12】
棚底(36)が、特に棚(30)のケースに配設されたガイド手段(43)によって、水平方向に棚(30)から横に引出し可能に支承されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の家具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2012−217852(P2012−217852A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−85822(P2012−85822)
【出願日】平成24年4月4日(2012.4.4)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(512088741)ラウムプルス・ベジッツ−ウント・エントヴィックルングス−ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年4月4日(2012.4.4)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(512088741)ラウムプルス・ベジッツ−ウント・エントヴィックルングス−ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト (1)
【Fターム(参考)】
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