説明

屋外用古紙回収装置

【課題】制御部等と搬送用古紙容器本体とを分離可能とした屋外用古紙回収装置を提供する。
【解決手段】屋外用古紙回収装置Cは、屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部、側面に古紙投入口部2を有した搬送用古紙容器本体1と、古紙投入口部2を開閉するシャッター3を有する。搬送用古紙容器本体1内に設けられ、シャッター3を昇降させる電動モーターと、電動モーターに駆動電力を供給する本体内側電力線と、電動モーターを制御する制御信号を伝達する本体内側制御信号線と、搬送用古紙容器本体1の外に設けられた電源と、電動モーターを制御する制御部と、制御部からの制御信号を伝達する本体外側制御信号線と、電源4からの電力を供給する本体外側電力線とを備え、本体外側電力線を本体内側電力線に、本体外側制御信号線を本体内側制御信号線に、コネクターを介して着脱自在に接続するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外用古紙回収装置に係り、特に、搬送用古紙容器本体と制御部等を分離可能とした屋外用古紙回収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本件出願人は、先に、バッテリー等の電源、制御部を搭載した屋外用古紙回収装置を提案した(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2010−264456 図5参照
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、バッテリー等の電源、制御部は屋外用古紙回収装置に内蔵され、一体化されているため、電源、制御部を屋外用古紙回収装置毎に設けねばならず、しかも、搬送用古紙容器本体内に電源及び制御部を収納するスペースも必要で、その分、古紙収納部のスペースを狭くし、更に、古紙を収納した屋外用古紙回収装置を搬送する際、搬送に伴う振動等により電源及び制御部等が損傷するという問題点が生じた。
【0005】
本発明は、上記の問題点の改善を図った屋外用古紙回収装置を提供することを目的と
する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の屋外用古紙回収装置は、屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部、側面に前記古紙の投入口である古紙投入口部を有した搬送用古紙容器本体と、前記古紙投入口部を開閉するシャッターと、前記搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記シャッターを昇降させる電動モーターと、前記搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記電動モーターに駆動電力を供給する本体内側電力線と、前記搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記電動モーターを制御する制御信号を伝達する本体内側制御信号線と、前記搬送用古紙容器本体の外に設けられた電源と、前記搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記電動モーターを制御する制御部と、前記搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記制御部からの制御信号を伝達する本体外側制御信号線と、前記電源からの電力を供給する本体外側電力線とを備え、前記本体外側電力線を前記本体内側電力線に、前記本体外側制御信号線を前記本体内側制御信号線に、コネクターを介して着脱自在に接続するものである。
【0007】
また、請求項2記載の屋外用古紙回収装置は、屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部、側面に前記古紙の投入口である第1の古紙投入口部を有した第1の搬送用古紙容器本体と、屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部、側面に前記古紙の投入口である第2の古紙投入口部を有した第2の搬送用古紙容器本体と、前記第1の搬送用古紙容器本体内の古紙投入口部を開閉する第1のシャッターと、前記第2の搬送用古紙容器本体内の古紙投入口部を開閉する第2のシャッターと、前記第1の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第1のシャッターを昇降させる第1の電動モーターと、前記第2の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第2のシャッターを昇降させる第2の電動モーターと、前記第1の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第1の電動モーターに駆動電力を供給する第1の本体内側電力線と、前記第2の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第2の電動モーターに駆動電力を供給する第2の本体内側電力線と、前記第1の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第1の電動モーターを制御する制御信号を伝達する第1の本体内側制御信号線と、前記第2の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第2の電動モーターを制御する制御信号を伝達する第2の本体内側制御信号線と、前記第1の搬送用古紙容器本体の外に設けられた第1の電源と、前記第2の搬送用古紙容器本体の外に設けられた第2の電源と、前記第1の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第1の電動モーターを制御する第1の制御部と、前記第2の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第2の電動モーターを制御する第2の制御部と、前記第1の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第1の制御部からの制御信号を伝達する第1の本体外側制御信号線と、前記第2の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第2の制御部からの制御信号を伝達する第2の本体外側制御信号線と、前記第1の電源からの電力を供給する第1の本体外側電力線と、前記第2の電源からの電力を供給する第2の本体外側電力線とを備え、前記第1の本体外側電力線を前記第1の本体内側電力線に、前記第1の本体外側制御信号線を前記第1の本体内側制御信号線に、第1のコネクターを介して着脱自在に接続すると共に、前記第2の本体外側電力線を前記第2の本体内側電力線に、前記第2の本体外側制御信号線を前記第2の本体内側制御信号線に、第2のコネクターを介して着脱自在に接続するものである。
【0008】
また、請求項3記載の屋外用古紙回収装置は、請求項2記載の屋外用古紙回収装置に
おいて、第1の電源と第2の電源を単一の電源とし、この単一の電源は、ソーラパネルで発生した電力を蓄電するバッテリーであり、このバッテリー、第1の制御部及び第2の制御部を屋外に設置されたケーシング内に収納するものである。
【0009】
また、請求項4記載の屋外用古紙回収装置は、請求項1記載の屋外用古紙回収装置に
おいて、制御部はタイマーを含み、このタイマーにより、設定された時間に電動モーターを動作させ、シャッターを上昇させて古紙投入口部を開とし、この古紙投入口部の開状態を所定時間保持し、該所定時間経過後、前記電動モーターを動作させ、前記シャッターを下降させて前記古紙投入口部を閉とするものである。
【0010】
また、請求項5記載の屋外用古紙回収装置は、請求項1記載の屋外用古紙回収装置に
おいて、 搬送用古紙容器本体は、略直方体形状をなし、正面部、右側面部、背面部、左側面部、底面部、天井面部を有し、前記正面部の上部にシャッターを巻き取る巻取部を収納する巻取部収納体を設け、前記正面部であって、前記巻取部収納体の下方に略横長矩形形状の古紙投入口部を設けたものでである。
【0011】
また、請求項6記載の屋外用古紙回収装置は、請求項5記載の屋外用古紙回収装置に
おいて、正面部の高さは背面部の高さより高く、天井面部は前記背面部に向かって低くなるように傾斜しているものである。
【0012】
また、請求項7記載の屋外用古紙回収装置は、請求項1記載の屋外用古紙回収装置に
おいて、古紙投入口部は、下縁部、右縁部、上縁部、左縁部からなる略横長矩形形状ものであり、シャッターの下端の略全幅に亘ってクッション部材が取り付けられ、このクッション部材は、前記シャッターの素材より柔らかい素材で形成されているものである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の屋外用古紙回収装置によれば、電動モーターを制御する制御部及び電源を搬送用古紙容器本体の外側に分離して設け、古紙投入口部を開閉するシャッターを動作させる際には、本体外側電力線を本体内側電力線に、本体外側制御信号線を本体内側制御信号線に、コネクターを介して接続して、シャッターを上昇させて古紙投入口部を開き、
搬送用古紙容器本体内の古紙が所定量に達すると、シャッターを下降させて古紙投入口部を閉じ、本体外側電力線と本体内側電力線、本体外側制御信号線と本体内側制御信号線、をそれぞれ分離することができ、古紙を所定量収納した搬送用古紙容器本体を輸送用車両により他の場所へ移動できるため、搬送用古紙容器本体毎に制御部及びバッテリー等の電源を設ける必要がなく、しかも、搬送用古紙容器本体内に制御部及びバッテリー等の電源を収納するスペースも不要となり、その分、古紙を収納する古紙収納部を広くとることができ、更に、制御部及びバッテリー等の電源は次の搬送用古紙容器本体に使用して共用化でき、加えて、搬送用古紙容器本体には、制御部及びバッテリー等の電源がないため、搬送に伴う振動等により制御部及びバッテリー等の電源の損傷をも防ぐことができる。
【0014】
また、請求項2記載の屋外用古紙回収装置によれば、第1、第2の電動モーターを制御する第1、第2の制御部及び第1、第2の電源を第1、第2の搬送用古紙容器本体の外側に分離して設け、第1、第2の古紙投入口部を開閉する第1、第2のシャッターを動作させる際には、第1、第2の本体外側電力線を第1、第2の本体内側電力線に、第1、第2の本体外側制御信号線を第1、第2の本体内側制御信号線に、それぞれ接続して、第1、第2のシャッターを上昇させて第1、第2の古紙投入口部を開き、
第1、第2の搬送用古紙容器本体内の古紙が所定量に達すると、第1、第2のシャッターを下降させて第1、第2の古紙投入口部を閉じ、第1、第2の本体外側電力線と第1、第2の本体内側電力線、第1、第2の本体外側制御信号線と第1、第2の本体内側制御信号線、をそれぞれ分離することができ、古紙を所定量収納した第1、第2の搬送用古紙容器本体を輸送用車両により他の場所へ移動できるため、第1、第2の搬送用古紙容器本体毎に第1、第2の制御部及び第1、第2のバッテリー等の電源を設ける必要がなく、しかも、第1、第2の搬送用古紙容器本体内に第1、第2の制御部及び第1、第2のバッテリー等の電源を収納するスペースも不要となり、その分、古紙を収納する古紙収納部を広くとることができ、更に、第1、第2の制御部及び第1、第2のバッテリー等の電源は次の第1、第2の搬送用古紙容器本体に使用して共用化でき、加えて、第1、第2の搬送用古紙容器本体には、第1、第2の制御部及び第1、第2のバッテリー等の電源がないため、搬送に伴う振動等により第1、第2の制御部及び第1、第2のバッテリー等の電源の損傷をも防ぐことができる。
【0015】
また、請求項3記載の屋外用古紙回収装置によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、第1の電源と第2の電源を単一の電源としたバッテリーとし、該バッテリー、第1の制御部及び第2の制御部を屋外に設置されたケーシング内に収納するため、つまり、ケーシングを単一としたため、ケーシングの設置スペースを大きくとらないで、屋外用古紙回収装置を屋外に設置することができ、また、第1の制御部及び第2の制御部等の点検も、単一のケーシング内で済むため、点検の作業性が改善され、加えて、ソーラーパネルを利用した独立電源により構成されるため、商用電源を必要とせず屋外用古紙回収装置を屋外に簡易且つ迅速に設置することができる。
【0016】
また、請求項4記載の屋外用古紙回収装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、古紙投入口部のシャッターを自動的に開閉するため、設置された屋外用古紙回収装置の管理負担の軽減化を図ることができ、特に、夜間、電動モーターを動作させ、シャッターを下降させて古紙投入口部を閉じるため、古紙投入口部からの火の投入を防いで防火対策をも講じることができる。
【0017】
また、請求項5記載の屋外用古紙回収装置によれば、上述した請求項1記載の発明の
効果に加え、搬送用古紙容器本体は、略直方体形状をなし、正面部、右側面部、背面部、左側面部、底面部、天井面部を有し、前記正面部の上部にシャッターを巻き取る巻取部を収納する巻取部収納体を設け、特に、略横長矩形形状の古紙投入口部を前記正面部であって、前記巻取部収納体の下方に設けたため、古紙投入口部が天井面に設けられているものに比較し、搬送用古紙容器本体内への雨の侵入を防ぐと共に、古紙収納部内の古紙が風により搬送用古紙容器本体外へ飛散されることをも防止することができる。
【0018】
また、請求項6記載の屋外用古紙回収装置によれば、上述した請求項5記載の発明の
効果に加え、正面部の高さは背面部の高さより高く、天井面部は前記背面部に向かって低くなるように傾斜しているため、天井面部への雨水は、背面部側に向かって流れ、しかも、巻取部収納体が雨風を遮るため、古紙投入口部へ投入する投入者へ雨風があたるのを防ぐことができる。
【0019】
また、請求項7記載の屋外用古紙回収装置によれば、上述した請求項1記載の発明の
効果に加え、古紙投入口の下縁部と下降するシャッターの下端とで体の部位、例えば、指が挟まれても、クッション部材が柔らかい素材で形成されているため、衝撃が緩和されると共に、クッション部材に挟まれても、挟まれた部位を容易に離脱することができ、更に、シャッターを降下させて古紙投入口部を閉じた際、古紙投入口の下縁部とシャッターの下端とは、クッション部材を介して密着するため、シール性が良く、搬送用古紙容器本体内への水の侵入をも防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明の一実施例の屋外用古紙回収装置の概略的斜視図である。
【図2】図2は、図1の屋外用古紙回収装置の一部の概略的正面図である。
【図3】図3は、図1の屋外用古紙回収装置のケーシングの概略的図である。
【図4】図4は、図2の4−4線による概略的断面図である。
【図5】図5は、図3の5−5線による概略的断面図である。
【図6】図6は、図1の搬送用古紙容器本体の概略的分解斜視図である。
【図7】図7は、図1の搬送用古紙容器本体の蓋が開いた状態の概略的正面図である。
【図8】図8は、図1の搬送用古紙容器本体の概略的一部側断面図である。
【図9】図9(a)は、図1の搬送用古紙容器本体のシャッターが降下している状態の概略的断面図であり、図9(b)は、図9(a)のシャッターが更に降下し、シャッターに指が挟まれた状態の概略的断面図であり、図9(c)は、図9(b)のシャッターに挟まれた指を引き抜いた状態の概略的断面図である。
【図10】図10は、図1の搬送用古紙容器本体の蓋を閉じた状態の概略的斜視図である
【図11】図11は、図1の搬送用古紙容器本体が車両に運び込まれる状態の概略的図である。
【図12】図12は、図1の屋外用古紙回収装置と異なる他の実施例の屋外用古紙回収装置の概略的正面図である。
【図13】図13は、図12の屋外用古紙回収装置のケーシングの概略的図である。
【図14】図14は、図12の14−14線による概略的断面図である。
【図15】図15は、図13の15−15線による概略的断面図である。
【図16】図16は、図12の16−16線による概略的断面図である。
【図17】図17は、図13の17−17線による概略的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の一実施例の屋外用古紙回収装置を図面を参照して説明する。
図1に示すCは屋外用古紙回収装置で、屋外用古紙回収装置Cは、スーパーの駐車場等の屋外に移動可能に設置されるもので、内部に新聞、雑誌、段ボール等の古紙を収納する古紙収納部1a(図6参照)を有した搬送用古紙容器本体1と、電源(例えば、バッテリー4)、制御部CP等を収納したケーシング10’とを有している。
搬送用古紙容器本体1は、側面(例えば、正面)に古紙の投入口である略横長矩形形状の古紙投入口部2と、この古紙投入口部2を開閉するシャッター3とを備えている。
屋外用古紙回収装置Cで回収される古紙は、例えば、段ボール12’、新聞紙13’
、雑誌14’で、これに対応するために、古紙収納部11内は、段ボール12’、新聞紙
13’、雑誌14’毎に、収納できるように、図示しない仕切り板で着脱自在に古紙収納
部11内を仕切るようにしている。
【0022】
搬送用古紙容器本体1は、例えば、略直方体形状をなし、正面部11、右側面部12、左側面部13、底面部14、背面部15、天井面部16とからなっている(図1及び図6参照)。
底面部14には、脚部14a、14a、ローラ14b、14b(ローラ14b、14
bの内、一方のローラ14bは、図6においては、図示されていない。)。
なお、搬送用古紙容器本体1は、例えば、略直方体形状をなし、更に、具体的に言えば、図6に示すように、市販のコンテナの一部を切り欠いた第1部材Aと、この第1部材Aを覆う第2部材Bを突き合わせ、該突き合わせ部を溶接等により接合して形成される。
また、32はシャッター3を巻き取る巻取部を収納する巻取部収納体で、巻取部収納体32は、正面部11の上部に設けられている。
【0023】
古紙投入口部2は、図1に示すように、略横長矩形形状で、下縁部21、右縁部22
、上縁部23、左縁部24からなり、下縁部21の上面を覆う覆い部材4’(図9参照)
は、下縁部21の素材より柔らかい素材で形成されている。図9に示す5’は、シャッタ
ー3の下端の略全幅に亘って取り付けられたクッション部材で、このクッション部材5’
は、シャッター3の素材より柔らかい素材で形成されている。
古紙投入口2の下縁部21とシャッター3の下端とで体の部位、例えば、指が挟まれ
ても、図9に示すように、覆い部材4’及びクッション部材5’が、共に柔らかい素材で
形成されているため、衝撃が緩和されると共に、覆い部材4’とクッション部材5’に挟
まれても、挟まれた部位を容易に離脱することができる[図9(a)(b)(c)参照]。
また、覆い部材4’の厚みtとクッション部材5’の厚みTとは、t<Tの関係にあ
る[図9(a)参照]。
従って、古紙投入口2の下縁部と降下するシャッター3の下端とで体の部位、例えば、指が挟まれても、クッション部材5’がシャッター3の素材より柔らかい素材で形成されているため、衝撃が緩和されると共に、クッション部材5’に挟まれても、挟まれた部位を容易に離脱することができ、更に、シャッター3を降下させて古紙投入口部2を閉じた際、古紙投入口2の下縁部とシャッター3の下端とは、クッション部材5’を介して密着するため、シール性が良く、搬送用古紙容器本体1内への水の侵入をも防ぐことができる。
【0024】
また、図3に示すように、搬送用古紙容器本体1の外の屋外に設置されたケーシング10’内には、上述したように、バッテリー4、インバーターIN、制御部CP等が収納されている。なお、シャッター3を昇降させる電動モーターM(図7参照)は、制御部CPにより制御されるようになっている。
また、図4に示すL1は電動モーターM(図7参照)に駆動電力を供給する本体内側電力線で、本体内側電力線L1は搬送用古紙容器本体1内に設けられている。
また、図4に示すL2は電動モーターMを制御する制御信号を伝達する本体内側制御信号線で、本体内側電力線L2は搬送用古紙容器本体1内に設けられている。
これら本体内側電力線L1、本体内側電力線L2はキャプタイヤケーブルL内に設けられている(図4参照)。
また、図5に示すl1は、電源からの電力を供給する本体外側電力線で、本体外側電力線l1は、搬送用古紙容器本体1の外に設けられている。
また、l2は制御部CPからの制御信号を伝達する本体外側制御信号線で、本体外側制御信号線l2は搬送用古紙容器本体1の外に設けられている。
これら本体外側電力線l1、本体外側制御信号線l2はキャプタイヤケーブルl内に設けられている(図5参照)。
そして、本体外側電力線l1を本体内側電力線L1に、本体外側制御信号線l2を本体内側制御信号線L2に、コネクターCNを介して着脱自在に接続するようにしてある。
【0025】
なお、シャッター3は、搬送用古紙容器本体1内に設けられた電動モーターM(図7参照)により昇降するもので、電動モーターMの駆動源は、バッテリー4(図3参照)である。このバッテリー4への充電は、商用電源を使って行うことができるが、バッテリー4への充電は、より望ましくは、図1に示すソーラーパネル5を使用するのが良い。
ソーラーパネル5からの直流は、図3に示すように、インバーターINにより交流に変換して制御部CPに供給するようにしている。
シャッター3の開閉は、電動モーターMにより昇降し、電動モーターMのオン、オフは、通常、タイマー6(図3に示すタイマー6は、電動モーターMの動作時間を制御するものである。)により、例えば、朝、シャッター3を開け、夜間、防犯、防火のために、シャッター3を閉じるように、自動開閉するようにコントロールするようにして、設置された機器の管理の負担の軽減化を図っている。
また、シャッター3の開閉動作はタイマー6(図3参照)によるが、手動にてシャッター3を操作する場合は、強制開閉補助スイッチ7を押しながら、開スイッチ8、停止スイッチ9(強制開閉補助スイッチ7及び停止スイッチ9の両方を押すことにより、電動モーターの動作を停止するスイッチの機能を発揮する。)、閉スイッチ10の内のいずれかのスイッチを押すことにより行うことができる。
例えば、シャッター3が閉じている場合、強制開閉補助スイッチ7と開スイッチ8を
押せば、シャッター3が開くように動作し、
シャッター3が動作している場合、強制開閉補助スイッチ7の手を離すと途中停止し、
シャッター3が開こうとしている場合、強制開閉補助スイッチ7と閉スイッチ10を
押せば、シャッター3が閉じるように動作することとなる。
また、シャッター3は、降下中に障害物に当たると、図示しない制御手段により、上
昇し、その後、下降し、シャッター3の下降中、再度、障害物に当たると、上昇し、その
後、停止するようになっている。
なお、シャッター3の昇降中、注意を喚起するために、「シャッターが開閉します。
ご注意下さい。」と音声発生部Vより音声を発すると共に、ランプ200(図1参照)を点灯回転させるようにしている。
【0026】
また、図8に示す天井面部16には、天井面部16の正面部11に近い側にシャッタ
ー3を巻き取る巻取部31を収納する巻取部収納体32が設けられている。
特に、略横長矩形形状の古紙投入口部2が正面部11であって、巻取部収納体32の下方に設けたため、古紙投入口部が天井面に設けられているものに比較し、搬送用古紙容器本体1内への雨の侵入を防ぐと共に、古紙収納部2内の古紙が風により搬送用古紙容器本体1外へ飛散されることをも防止することができる。
また、正面部11の高さHは、背面部15の高さhより高く、天井面部16は天井面部16の正面部12に近い側から天井面部16の正面部12に遠い側に向かって下がるように傾斜(下り勾配)している。
つまり、正面部11の高さは背面部15の高さより高く、天井面部16は背面部15に向かって低くなるように傾斜している。そのため、天井面部16への雨水は、背面部15側に向かって流れ、しかも、巻取部収納体32が雨風を遮るため、古紙投入口部2へ投入する投入者へ雨風があたるのを防ぐことができるようになっている。
【0027】
また、図8に示すR1は、垂直方向に設けられた第1の垂直リブで、R2は、垂直方向に設けられた第2の垂直リブで、第1の垂直リブR1と第2の垂直リブR2は、略平行となって、右側面部12にそれぞれ設けられている。
また、H’は、被係止部で、車両100(図11参照)のリフトアーム101の先端に設けたフックFを被係止部H’に係止させるようになっている。
また、図10に示す左側面部13は、回収した古紙(段ボール12’、新聞紙13’、雑誌14’)を本体1から排出する開閉扉となっている。
【0028】
従って、上述した屋外用古紙回収装置Cをスーパーの駐車場等の屋外に設置した場合
(図1参照)、朝、タイマー6にセットされた時間が経過すると、シャッター3が自動的
に上昇し、古紙投入口部2が開状態となる。投入者は、古紙(段ボール12’、新聞紙13’、雑誌14’)を古紙投入口部2へ、図示しない仕切板で仕切られた場所に従って投入していく。
その際、本体1は正面の略横長矩形形状の古紙投入口部2を除いた周囲の部位は、覆
われているため、本体1内への雨の侵入を防ぐと共に、古紙収納部1a内の古紙が風によ
り本体1外へ飛散されることを防止することができる。
夜、タイマー6にセットされた時間が経過すると、シャッター3が自動的に下降し、
古紙投入口部2が閉状態となる。
つまり、図3に示す制御部CPは、セットされたタイマー6により、設定された時間に電動モーターMを動作させ、シャッター3を上昇させて古紙投入口部2を開とし、この古紙投入口部2の開状態を所定時間保持し、該所定時間経過後、電動モーターMを動作させ、シャッター3を降下させて古紙投入口部2を閉とするように制御する。
このように、シャッター3を自動開閉して、夜間の防犯・防火対策を行うことができ
るため、スーパーの駐車場等の管理の軽減化を図ることができる。
なお、搬送用古紙容器本体1内が古紙で満杯になると、コネクターCNを介して、本体外側電力線l1と本体内側電力線L1、本体外側制御信号線l2と本体内側制御信号線L2、をそれぞれ切り離して、満杯になった搬送用古紙容器本体1を車両100により搬送するようにしている。
その結果、搬送用古紙容器本体1毎に制御部CP及びバッテリー4等の電源を設ける必要がなく、しかも、搬送用古紙容器本体1内に制御部CP及びバッテリー4等の電源を収納するスペースも不要となり、その分、古紙を収納する古紙収納部2を広くとることができ、更に、制御部CP及びバッテリー4等の電源は次の搬送用古紙容器本体1に使用して共用化でき、加えて、搬送用古紙容器本体1には、制御部CP及びバッテリー4等の電源がないため、搬送に伴う振動等により制御部CP及びバッテリー4等の電源の損傷をも防ぐことができる。
【0029】
また、スーパーの駐車場等の屋外に上述した搬送用古紙容器本体1を複数(例えば、2台、3台等)設置することができる(例えば、図12乃至図17参照)。なお、本実施例においては、上述した実施例と同一部分に同一符号を付して、説明の一部を省略する。
即ち、図12に示す1は第1の搬送用古紙容器本体で、第1の搬送用古紙容器本体1は上述した搬送用古紙容器本体1と同様なもので、第1の搬送用古紙容器本体1は、屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部(古紙収納部は、図示しないが、図6記載の古紙収納部1aと同様のものである。)、側面に古紙の投入口である第1の古紙投入口部2を有している。
また、1”は第2の搬送用古紙容器本体で、第2の搬送用古紙容器本体1”は第1の搬送用古紙容器本体1と同様なもので、屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部(古紙収納部は、図示しないが、図6記載の古紙収納部1aと同様のものである。)、側面に前記古紙の投入口である第2の古紙投入口部(第2の古紙投入口部は、図示しないが、図12記載の第1の古紙投入口部2と同様のものである。)を有している。
【0030】
また、図12に示す3は第1のシャッターで、第1のシャッター3は上述したシャッター3と同様なもので、第1のシャッター3は、第1の搬送用古紙容器本体1内の古紙投入口部2を開閉するものである。
また、第2の搬送用古紙容器本体1”内の古紙投入口部は、第2のシャッター(図示せず)で開閉されるようになっている。第2のシャッター(図示せず)は、第1のシャッター3と同様なものである。
なお、第1のシャッター3は、第1の搬送用古紙容器本体1内に設けられた第1の電動モーター(図示せず)により昇降するようになっている。第1の電動モーター(図示せず)は、図7記載の電動モーターMと同様なものである。また、第2のシャッター(図示せず)は、第2の搬送用古紙容器本体2内に設けられた第2の電動モーター(図示せず)により昇降するようになっている。第2の搬送用古紙容器本体2内に設けられた第2の電動モーター(図示せず)により昇降するようになっている。第2の電動モーター(図示せず)は、図7記載の電動モーターMと同様なものである。
【0031】
図14に示すL1は第1の電動モーター(図示せず)に駆動電力を供給する第1の本体内側電力線で、第1の本体内側電力線L1は、第1の搬送用古紙容器本体1内に設けられている。また、図16に示すL1”は第2の電動モーター(図示せず)に駆動電力を供給する第2の本体内側電力線で、第2の本体内側電力線L1”は、第2の搬送用古紙容器本体1”内に設けられている。
図14に示すL2は第1の電動モーター(図示せず)を制御する制御信号を伝達する第1の本体内側制御信号線で、第1の本体内側制御信号線L2は第1の搬送用古紙容器本体1内に設けられている。また、図16に示すL2”は第2の電動モーター(図示せず)を制御する制御信号を伝達する第2の本体内側制御信号線で、第2の本体内側制御信号線L2”は第2の搬送用古紙容器本体1”内に設けられている。
なお、図13に示す4”は、第1の搬送用古紙容器本体1の外に設けられた第1の電源と第2の搬送用古紙容器本体1の外に設けられた第2の電源を共用した電源である。この共用した電源(例えば、バッテリー)は、場合により第1の電源と第2の電源とに個別に設けるようにしても良い。
また、図13に示すCP”は、第1の電動モーター(図示せず)を制御する第1の制御部と第2の電動モーター(図示せず)を制御する第2の制御部とを備えた制御部である。 制御部4”は、第1の搬送用古紙容器本体1、第2の搬送用古紙容器本体2外に設けられたケーシング10”内に収納されている。
第1の制御部は、上述した実施例と同様のタイマー6、強制開閉補助スイッチ7、開スイッチ8、停止スイッチ9、閉スイッチ10を有する。
タイマー6は、上述した実施例と同様のもので、第1のシャッター3の開閉動作はタイマー6によるが、手動にて第1のシャッター3を操作する場合は、強制開閉補助スイッチ7を押しながら、開スイッチ8、停止スイッチ9(強制開閉補助スイッチ7及び停止スイッチ9の両方を押すことにより、電動モーターの動作を停止するスイッチの機能を発揮する。)、閉スイッチ10の内のいずれかのスイッチを押すことにより行うことができる。
例えば、第1のシャッター3が閉じている場合、強制開閉補助スイッチ7と開スイッチ8を押せば、第1のシャッター3が開くように動作し、
第1のシャッター3が動作している場合、強制開閉補助スイッチ7の手を離すと途中停止し、
第1のシャッター3が開こうとしている場合、強制開閉補助スイッチ7と閉スイッチ10を押せば、第1のシャッター3が閉じるように動作することとなる。
また、第2の制御部は、上述した実施例と同様のタイマー6”、強制開閉補助スイッチ7”、開スイッチ8”、停止スイッチ9”、閉スイッチ10”を有する。
タイマー6”は、上述した実施例と同様のもので、第2のシャッター(図示せず)の開閉動作はタイマー6”によるが、手動にて第2のシャッター(図示せず)を操作する場合は、強制開閉補助スイッチ7”を押しながら、開スイッチ8”、停止スイッチ9”(強制開閉補助スイッチ7”及び停止スイッチ9”の両方を押すことにより、電動モーターの動作を停止するスイッチの機能を発揮する。)、閉スイッチ10”の内のいずれかのスイッチを押すことにより行うことができる。
例えば、第2のシャッター(図示せず)が閉じている場合、強制開閉補助スイッチ7”と開スイッチ8”を押せば、第2のシャッター(図示せず)が開くように動作し、
第2のシャッター(図示せず)が動作している場合、強制開閉補助スイッチ7”の手を離すと途中停止し、
第2のシャッター(図示せず)が開こうとしている場合、強制開閉補助スイッチ7”と閉スイッチ10”を押せば、第2のシャッター(図示せず)が閉じるように動作することとなる。
【0032】
図15に示すl1は電源4”からの電力を供給する第1の本体外側電力線で、第1の本体外側制御信号線l1は、第1の搬送用古紙容器本体1の外に設けられている。
また、図17に示すl1”は電源4”からの電力を供給する第2の本体外側電力線で、第2の本体外側制御信号線l1”は、第2の搬送用古紙容器本体1”の外に設けられている。
また、図15に示すl2は制御部CP”(第1の制御部)からの制御信号を伝達する第1の本体外側制御信号線で、第1の本体外側制御信号線l2は搬送用古紙容器本体1の外に設けられている。
また、図17に示すl2”は制御部CP”(第2の制御部)からの制御信号を伝達する第2の本体外側制御信号線で、第2の本体外側制御信号線l2”は第2の搬送用古紙容器本体1”の外に設けられている。
そして、図12乃至図17に示すように、第1の本体外側電力線l1を第1の本体内側電力線L1に、第1の本体外側制御信号線l2を第1の本体内側制御信号線L2に、第1のコネクターCNを介して着脱自在に接続され、また、第2の本体外側電力線l1”を第2の本体内側電力線L1”に、第2の本体外側制御信号線l2”を第2の本体内側制御信号線L2”に、第2のコネクターCN”を介して着脱自在に接続されている。
なお、第1の本体内側電力線L1、第1の本体内側電力線L2はキャプタイヤケーブルL内(図14参照)に、第1の本体外側電力線l1、第1の本体外電力線l2はキャプタイヤケーブルl内(図15参照)に、第2の本体内側電力線L1”、第2の本体内側電力線L2”はキャプタイヤケーブルL”内(図16参照)に、第2の本体外側電力線l1”、第2の本体外電力線l2”はキャプタイヤケーブルl”内(図17参照)に、それぞれ設けられている。
なお、望ましくは、本実施例のように、第1の搬送用古紙容器本体1の電源と第2の搬送用古紙容器本体1”の第2の電源を共用して単一の電源(単一の電源は、ソーラパネル5で発生した電力を蓄電するバッテリー4”である。)とし、このバッテリー4”、制御部(第1の制御部及び第2の制御部)CP”を屋外に設置されたケーシング10”内に収納するようにするのが良い。
このように、第1の電源と第2の電源を単一の電源としたバッテリー4”とし、該バッテリー4"、制御部(第1の制御部及び第2の制御部)CP"を屋外に設置されたケーシング10"内に収納するため、つまり、ケーシング10"を単一としたため、ケーシング10"の設置スペースを大きくとらないで、屋外用古紙回収装置Cを屋外に設置することができ、また、制御部(第1の制御部及び第2の制御部)CP"等の点検も、単一のケーシング10"内で済むため、点検の作業性が改善され、加えて、ソーラーパネル5を利用した独立電源により構成されるため、商用電源を必要とせず屋外用古紙回収装置Cを屋外に簡易且つ迅速に設置することができる。
【符号の説明】
【0033】
C 屋外用古紙回収装置
M 電動モーター
L1 本体内側電力線
L2 本体内側制御信号線
l1 本体外側電力線
l2 本体外側制御信号線
CP 制御部
CN コネクター
1 搬送用古紙容器本体
2 古紙投入口部
3 シャッター
4 電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部、側面に前記古紙の投入口である古紙投入口部を有した搬送用古紙容器本体と、
前記古紙投入口部を開閉するシャッターと、
前記搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記シャッターを昇降させる電動モーターと、
前記搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記電動モーターに駆動電力を供給する本体内側電力線と、
前記搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記電動モーターを制御する制御信号を伝達する本体内側制御信号線と、
前記搬送用古紙容器本体の外に設けられた電源と、
前記搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記電動モーターを制御する制御部と、
前記搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記制御部からの制御信号を伝達する本体外側制御信号線と、
前記電源からの電力を供給する本体外側電力線とを備え、
前記本体外側電力線を前記本体内側電力線に、前記本体外側制御信号線を前記本体内側制御信号線に、コネクターを介して着脱自在に接続する
ことを特徴とする屋外用古紙回収装置。
【請求項2】
屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部、側面に前記古紙の投入口である第1の古紙投入口部を有した第1の搬送用古紙容器本体と、
屋外に設置され、内部に古紙を収納する古紙収納部、側面に前記古紙の投入口である第2の古紙投入口部を有した第2の搬送用古紙容器本体と、
前記第1の搬送用古紙容器本体内の古紙投入口部を開閉する第1のシャッターと、
前記第2の搬送用古紙容器本体内の古紙投入口部を開閉する第2のシャッターと、
前記第1の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第1のシャッターを昇降させる第1の電動モーターと、
前記第2の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第2のシャッターを昇降させる第2の電動モーターと、
前記第1の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第1の電動モーターに駆動電力を供給する第1の本体内側電力線と、
前記第2の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第2の電動モーターに駆動電力を供給する第2の本体内側電力線と、
前記第1の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第1の電動モーターを制御する制御信号を伝達する第1の本体内側制御信号線と、
前記第2の搬送用古紙容器本体内に設けられ、前記第2の電動モーターを制御する制御信号を伝達する第2の本体内側制御信号線と、
前記第1の搬送用古紙容器本体の外に設けられた第1の電源と、
前記第2の搬送用古紙容器本体の外に設けられた第2の電源と、
前記第1の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第1の電動モーターを制御する第1の制御部と、
前記第2の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第2の電動モーターを制御する第2の制御部と、
前記第1の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第1の制御部からの制御信号を伝達する第1の本体外側制御信号線と、
前記第2の搬送用古紙容器本体の外に設けられ、前記第2の制御部からの制御信号を伝達する第2の本体外側制御信号線と、
前記第1の電源からの電力を供給する第1の本体外側電力線と、
前記第2の電源からの電力を供給する第2の本体外側電力線とを備え、
前記第1の本体外側電力線を前記第1の本体内側電力線に、前記第1の本体外側制御信号線を前記第1の本体内側制御信号線に、第1のコネクターを介して着脱自在に接続すると共に、前記第2の本体外側電力線を前記第2の本体内側電力線に、前記第2の本体外側制御信号線を前記第2の本体内側制御信号線に、第2のコネクターを介して着脱自在に接続する
ことを特徴とする屋外用古紙回収装置。
【請求項3】
第1の電源と第2の電源を単一の電源とし、
この単一の電源は、ソーラパネルで発生した電力を蓄電するバッテリーであり、
このバッテリー、第1の制御部及び第2の制御部を屋外に設置されたケーシング内に収納する
ことを特徴とする請求項2記載の屋外用古紙回収装置。
【請求項4】
制御部はタイマーを含み、
このタイマーにより、設定された時間に電動モーターを動作させ、シャッターを上昇させて古紙投入口部を開とし、この古紙投入口部の開状態を所定時間保持し、該所定時間経過後、前記電動モーターを動作させ、前記シャッターを下降させて前記古紙投入口部を閉とする
ことを特徴とする請求項1記載の屋外用古紙回収装置。
【請求項5】
搬送用古紙容器本体は、略直方体形状をなし、正面部、右側面部、背面部、左側面部、底面部、天井面部を有し、
前記正面部の上部にシャッターを巻き取る巻取部を収納する巻取部収納体を設け、
前記正面部であって、前記巻取部収納体の下方に略横長矩形形状の古紙投入口部を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の屋外用古紙回収装置。
【請求項6】
正面部の高さは背面部の高さより高く、天井面部は前記背面部に向かって低くなるように傾斜している
ことを特徴とする請求項5記載の屋外用古紙回収装置。
【請求項7】
古紙投入口部は、下縁部、右縁部、上縁部、左縁部からなる略横長矩形形状ものであり、シャッターの下端の略全幅に亘ってクッション部材が取り付けられ、このクッション部材は、前記シャッターの素材より柔らかい素材で形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の屋外用古紙回収装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−206845(P2012−206845A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−75276(P2011−75276)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(510103185)大東紙業株式会社 (2)
【出願人】(510103808)株式会社アニシス (2)
【Fターム(参考)】