説明

履き物

サンダル(10)のごとき履き物は「ピンテール」、「スワローテール」、及び「正方形テール」のようなサーフボードのデザインを複製している形状を備える底部(11)を有しかつ脚紐(16)、ストリンガ(620)、ヒップ又はフライヤ(430,431)、隆起させたヒールグリップ(840)及び1つ、2つ又は3つのフィンの装飾を組み込むことができる。隆起させたヒールグリップ(840)は装着者のヒールに対する支持及び/又は把持を備える。履き物は、また、ボディサーファー用の手持ちサーファーとして使用されかつ装着者のリストに着脱可能なリストストラップを組み込むことができる。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は履き物に関するものである。
【0002】
本発明は、特にサンダルに適するが、それに限定するものではなく、「ゴム底ぞうり」として一般に知られる型式のサンダルを含む。
【0003】
本発明は、また、胴体波乗り(ボディサーフィン)をするサーファーにより手持ちサーファー(ハンドサーファー)として使用され得る履き物に関するものである。
【背景技術】
【0004】
履き物はそれを履いている人の足を保護するという実用的な要求を満たさねばならない一方、履き物は長くファッションアイテムであり、とくに若者のカジュアルな履き物であった。一般的に、成功するために、履き物製造業者は消費者の目に留まりかつ消費者を引き付ける特徴又はデザイン的な要素を持たねばならない。広く認識された商標が重要であるけれども、履き物市場への新たな参入はそれらが消費者の注意を引くデザイン的特徴を備えることができる場合に、著名なブランドに対して食い込むことができる。
【発明の開示】
【0005】
本発明の目的は際立ったデザイン的な概念を備えた履き物、とくにサンダルを提供することにある。
【0006】
本発明の好適な目的は、履き物に適用するのに安価でありかつ消費者を引き付けるかかるデザイン的概念を備えた履き物を提供することにある。
【0007】
本発明のさらに他の好適な目的は、ゴム底ぞうりのごとき伝統的な履き物の形状とサーフボードのテール(尾部)形状を組み合わせて、著しく異なるゴム底ぞうり形状を有する履き物を提供することにある。
【0008】
本発明のまた、さらに他の好適な目的は、ヒップ又はフライヤ、フィン、ストリンガ、脚紐孔、ブランド付け、ラベル付け及びデザインの美的価値観を含んでいる1つ又はそれ以上のサーフボード形状の特徴を模写するかかる形状を有する履き物を提供することにある。
【0009】
本発明のまた、さらに他の好適な目的は、ボディサーファーにより手持ちサーファーとして使用することができる履き物を提供することにある。
【0010】
本発明の他の好適な目的は以下の説明から明瞭である。
【0011】
1つの実施態様において、本発明は底部(ソール)を有する履き物、好ましくはサンダルであって、その底部の少なくとも後方部分はサーフボードのテール形状を模写するように形成されている。
【0012】
好ましくは、底部の下側はサーフボードの1つ乃至3つのフィンを模写するような形状又は装飾を組み込んでいる。
【0013】
好適な実施形態において、2つ又はそれ以上のフィンは高くされたヒール部分を形成するように底部の下側に延伸することができる。
【0014】
模写されたサーフボードのテール形状は、(a)「ピンテール」;(b)「スワローテール」;及び(c)「正方形テール」を含むことができる。
【0015】
底部の側部はテール形状を補足するために、サーフボードのヒップ又はフライヤを模写しているヒップ又はフライヤを組み込むことができる。
【0016】
テール形状は、また、サーフボードのストリンガを模写している先端から後端に着色されたストリンガを組み込むこともできる。
【0017】
好ましくは、底部の上側は、例えば、サーフボードのデッキグリップ又はゴリラグリップ(gorilla−grip)を模写するために、好ましくはグリップを有する高くなったヒールパッドを備えている。好ましくは、ヒールパッドは傾斜された前方に向けた面及びパターンつき又は輪郭上面を有しそして装着者(履いている人)のヒール(踵)に対する支持体及び/又は把持部を備えている。
【0018】
底部は脚紐孔又は脚紐孔の形状又は装飾を模写している脚紐孔又は脚紐孔の形状又は装飾を組み込むこともできる。
【0019】
底部の上側は、サーフボードを模写するために、ブランド付け、ラベル付け及び他のサーフボードの美的価値観を組み込むこともできる。
【0020】
第2の実施態様において、本発明は上述されたような履き物であって、ボディサーファーによる手持ちサーファーとして使用するためのものである。
【0021】
好ましくは、手持ちサーファーは一端で底部にかつ他端で装着者のリスト(手首)に取着可能なリストストラップを組み込んでいる。
【0022】
好ましくは、手持ちサーファーは、装着者の手及び/又は指によって係合可能な、底部の前端に隣接して配置され、かつ底部に対して横方向に延伸している前方ストラップを有している。
【発明を実施するための好適な実施の形態】
【0023】
前述したように、本発明は際立ったデザイン概念を生じさせるためにサーフボードの形状及び美的価値観を模写するデザイン的特徴を組み込んだ履き物、好ましくは、ゴム底ぞうりのごときサンダル型の履き物の底部のデザインに向けられている。
【0024】
特に、以下で説明されるような好適な実施形態に例示されるように、底部はサーフボードの以下の特徴の1つ又はそれ以上を模写することができる。
【0025】
(a) テール形状 − 「ピンテール」、「スワローテール」、及び「正方形テール」のごとき形成;
(b) ヒップ又はフライヤ − テール形状(及び美的価値観)を補足するために、側部分に切られた1つ又はそれ以上のヒップ又はフライヤ;
(c) 高くなったヒールパッド − 装着者のヒール支持体、追加のグリップ及びより長い耐久力のあるヒール底部を備えるため;
(d) フィンシステム − 単一のフィン、2つのフィン又は3つのフィン配置を模写する底部の下側の装飾;
(e) 脚紐プラグ − 脚紐プラグを模写する装飾;
(f) ストリンガ − すべてのサーフボード上の木製のストリンガを模写するため先端から後端への中央の装飾;及び
(g) 芸術的な美的価値観 − チャンピオンサーファーのサイン/承認のグラフィックを含んでいるブランド付け、ラベル付け及び芸術的な美的価値観を模写するための、好ましくは、底部分の上側の装飾。
【0026】
図1の(a)乃至(g)はゴム底ぞうり型のサンダル10(右足用)のそれぞれ正面図、側面図、上面図、後面図、側面図、上面斜視図及び下面斜視図を示しており、底部11は単一のフライヤ30を有する「ピンテール」サーフボード形状を模写するように形成された後方(又はヒール)部分12と、下側の単一のフィン15を模写するための装飾を有している。
【0027】
底部11の前方部分13、及びストラップ14は公知の形状にすることができかつ本発明の一部分を形成しないので、破線で示されている。
【0028】
底部11の中央部分(アーチ)20は底部11がサーフボードのデザイン的特徴及び大きさを正確に複製するのを保証するために通常のサンダルの幅よりも幅広にするのが好適である。幅広の中央部分又はアーチ20は底部11が後方部分に向かって先細状にしてあるので、即ちこの例では「ピンテール」にしてあるので、1つ又はそれ以上の側部ヒップ又はフライヤ30を備えることができる。幅広の中央部分又はアーチ20は5つすべてのサーフボードのデザイン形状を形成できかつヒール及び(前述されたような)高くなったヒールパッド用の十分な区域を備えることができる。
【0029】
例えば、引き立っている色の材料からなる「単一のフィン」15はサーフボードフィンを模写するために後方部分12の下面に成型加工されるか又は固定されている。
【0030】
底部11を通る実際の孔にすることができるか、又は底部11の下側に成型加工されるか又は固定されている引き立っている色の材料の1部分にすることができる「脚紐孔」16はサーフボード上の脚紐孔を複製する。図示してない脚紐は脚紐孔16から延伸させることができる。
【0031】
図1の(a)乃至(g)の実施形態は単一のフライヤ(単一のフィン)を有する「ピンテール」形状を模写するが、その形状は図4の(a)乃至(g)を参照して後述されるように、1対のフライヤを組み込むように変形させることができ、そして装飾は2つ又は3つのフィンを模写することができる。
【0032】
図2の(a)乃至(g)は、底部211の後方部分(又はヒール部分)212がV−形状凹部217と、単一のフライヤ230と、1対の「フィン」215用の装飾とを有する「スワローテール」サーフボードを模写するサンダル210の図1の(a)乃至(g)と同様な図を示している。
【0033】
図3の(a)乃至(g)は、底部411の後方部分(又はヒール)部分412が単一のフライヤ430と、3つのフィン415用の装飾とを有する「正方形テール」サーフボードを模写するサンダル410の図1の(a)乃至(g)と同様な図を示している。
【0034】
「2つのフィン」215及び「3つのフィン」415が高くなったヒール部を形成するために底部211,411の下面から下に延伸され得ることは当業者には容易に明らかとなる。
【0035】
前述したように、底部11,211,411は2つのフライヤ(後述されるような)及び所望ならば、単一、2つ又は3つのフィン用の装飾を組み込むように変形され得る。
【0036】
図1の(a)乃至(g)、図2の(a)乃至(g)及び図3の(a)乃至(g)に例示された3つの実施形態すべてにおいて、ヒール部分121,212,412はヒール区域に隣接する3つの変形サーフボード形状が模写され得るように縦長に延長されている。加えて、その長さは図5の(a)乃至(d)に関して後述されるように高くなったヒールパッドを形成する形状を備えることができる。
【0037】
図4の(a)乃至(g)は図3の(a)乃至(g)のサンダル410の変形された実施形態を示している。
【0038】
サンダル610はサーフボードに沿って木製のストリンガを模写するために、つま先からヒール部分に底部611の上側に沿って中心に位置決めした引き立っている色の材料の「ストライプ」620を有している「図4の(c)参照」。
【0039】
図4の(e)に示したように、3つのフィン615を模写している材料は底部611の下側にヒール部分を高く形成するために底部611の後方部分612(点線で示した通り)の下側に延伸され得る。
【0040】
図3の底部411と図4の底部611とを比較するとき、図4の底部611においては、2つのヒップ又はフライヤ630,631が後方部分612の各側に沿って設けられるが、これに反して図3の底部411は各側ごとに1つのヒップ又はフライヤ430のみを有している。
【0041】
前述したように、追加のヒップ又はフライヤを図1及び図2の底部11,211にそれぞれ設けることができ、更に底部の下側に模写されるフィンの数も変化され得る。
【0042】
図5の(a)乃至(d)に関し、サンダル810は図2のサンダル210の底部分211のように「スワローテール」形状を備えているが、しかし図4の底部611のように2つのヒップ又はフライヤを備えている底部分811を有している。
【0043】
隆起させたヒールグリップパッド840は後方部分812の上側に設けられそして図示された寸法はサイズ11サンダル用のみの実施例により示されている。
【0044】
ヒールグリップパッド840の実際の形状は変化され得るが、しかし、好ましくは、傾斜付きの前面841を有すると共にサーフボード上のデッキグリップ又はいわゆる「ゴリラグリップ」用のものと同一の方法において装着者のヒールをグリップ(把持)するためのパターン付き又は織り目付きの頂面842を有している。
【0045】
ヒールグリップパッド840は前述した底部の形状のいずれか(例えば、「ピンテール」/単一又は2つフライヤ;「正方形テール/単一又は2つのフライヤ;「スワローテール」/単一又は2つフライヤ)に設けることができ、その場合に装飾は単一、2つ又は3つのフィン及び/又は木製のストリンガを模写することができる。ヒールグリップパッド840はサーフボードに使用されるデッキグリップを示唆するものでありかつそれを模写し、そして機能性及び美的魅力の両方を備える。
【0046】
ヒールグリップパッド840は隆起させたヒール区域を設けるために底部811と一体に設けられ、この隆起させたヒール区域は歩行より早い速度で走行及び/又は行動するとき、隆起させたパッド付きの区域上に装着者のヒールを停止させることを保証するような十分な把持により、従来のゴム底ぞうりより非常に強いヒール支持を付与する性能の利点を提供する。
【0047】
好ましくは、ヒールグリップパッド840はスーパーソフトスポンジ(ゴム又はプラスチック)材料、すなわち、底部811のバランスの材料より柔らかい材料から成形され、そしてそれは装着者のヒールの位置/把持を助けるために僅かに凹んだ凹面842を有することもできる。グリップパッド840の頂面842はそれに広い範囲の織り目/パターンを有することもできる。
【0048】
隆起させたヒールグリップパッド840は長い耐久力のあるゴム底ぞうりを生じさせるという別の利点をも有している。加えて、このパッド840が「ゴリラグリップ」として知られているサーフボード上のデッキグリップを複製しているのでパッド840はさらにサーフボードを模写する底部811の精度を目立たせる。
【0049】
サンダル10,210,410,610,810は履きごこちが非常に良く、底部11,211,411,611,811にフィットしたサンダル又は他の履き物に対して際立った美的魅力を提供する。
【0050】
図1乃至図5に図示した形状は例としてのみ示したものであり、かつ本発明をそれらに限定するものではない。
【0051】
種々の特徴により、底部はほとんど無限の数のサーフボードを模写することができる。高価でないモデルは例えばフィン、ストリンガ及び/又は脚紐を模写するための装飾を含まず、また隆起させたヒールグリップパッドを含める必要もない。種々の特徴を追加させるので、種々の価格範囲をカバーさせることができる。最高級のモデルは記載され/例示された特徴のすべてを含むことができ、そしてさらに、広い範囲のブランド付け/ラベル付け/美的オプションを含んでもよい。「限定版」又は「署名」ボードはチャンピオンサーファー/ボード形状/製造業者の署名/認証を含むことができる。
【0052】
履き物に対するサーフボード形状の合体は一般的に消費者にかつ熱心でないサーファーにアピールするような可能性を持つ独特な際立ったデザイン的概念を生じさせる。
【0053】
加えて、隆起させたヒールグリップパッドの装着は前述したような理由で機能的に改良された製品を提供する。
【0054】
本発明は図示したゴム底ぞうり型のサンダルに限定するものではなく、しかも他のすべてのサンダルかつ他の型の履き物に適用することもできる。
【0055】
図6、図7及び図8に関し、図1乃至図5に関連して前述された履き物はボディサーファー用の手持ちサーファーとして使用することができる。
【0056】
手持ちサーファーは波乗りの波中で泳ぎ手の手助けになるように泳ぎ手の左手又は右手に装着される小舟である。
【0057】
一般に、手持ちサーファーは浮き上がりの利点を手助けするようにストラップによって手に固定される幅の広いプラスチック又は発泡構造体を有している。
【0058】
どのような小舟の助けもなしに波に乗ることはボディサーフィンと呼ばれている。ボディサーフィンをするとき、サーファーは波を捕らえかつ波の面から下に垂直なアクアプレーンに対して彼らの胴体及び手を使用する。ボディサーフィンをするために、サーファーは速度及びボディ区域を水面の頂部に維持しかつ波に沿って走行する必要がある。
【0059】
経験を積んだボディサーファーは波の表面上を左右に進んで波に乗る。波の表面を横切るボディサーフィンはボディサーファーがより速い速度に達しかつ管状に又はバレル状になるのを経験することを可能にし、これは波が経験を積んだボディサーファーの上に水のシートを浴びせるときである。経験を積んだボディサーファーは波の強力な部分に乗りかつ彼自身/彼女自身完全な浮き上がり位置を保持しかつ波の底に押されていくのに抗する必要があり、波の底は波乗りの終りを意味する。
【0060】
経験を積んだボディサーファーは左手又は右手に装着された手持ちサーファーによって補助され得る。手持ちサーファーによりボディサーフィンするとき、手持ちサーファーは操縦性、浮き上がり能力及び波乗りの長さを手助けするように制御された浮き上がり区域をボディサーファーに付与する。手持ちサーファーを使用するボディサーファーは波を横切って乗りながらサーフボードと同様な距離を走行することができる。手持ちサーファーはとくにボディサーファーのために作られた高性能の小舟である。
【0061】
本発明の履き物はボディサーファーのための水面浮き上がり行動(アクアプランニングパフォーマンス)を手助けするための手持ちサーファーとして使用することができる。
【0062】
図6及び図7に関し、第1の実施形態の手持ちサーファー1010は図1乃至図5に関連して前述した形状/装飾、例えば、単一のフライヤ1030を備えた正方形テール1012を有する底部1011を有している。
【0063】
好ましくは、脚紐は一端において例えば脚紐孔において底部1011に係止されかつ他端において装着者のリスト1090のまわりに離脱可能に接続(例えば、ベルクロ(商標)テープ)されているリストストラップ1070に代用されている。
【0064】
図示したように、装着者は例えば、つま先ストラップ1014aの1側に親指1092と人差し指1093を位置させ、他側に残りの指1094−1096を置いて、底部1011の前端に隣接させて前方ストラップ1014の下に自分の手1091を配置させる。
【0065】
底部1011の軽量の耐水材料は浮動及び浮き上がりの双方の利点を備えるために浮力がある。底部1011の独特のサーフボードのテール形状は底部1011の後方部分1012の形状によるサーフボード状反応により、水面の頂部上でアクアプレーンに乗るのを可能にする。1つ又は複数のフライヤ1030はまたサーフボード状反応を備えるのを助ける。
【0066】
リストストラップ1070はサーフボードの脚紐と同じ方法で作用する。リストストラップ1070は手持ちサーファー1010がボディサーフィン及び/又は後の転倒(ワイプアウト)中に装着者に取着されたままの状態で留まることを保証する。
【0067】
底部1011は装着者の手1091より大きな表面積を有し、そしてより幅広であるので、手のみより大きな浮き上がり利点を付与する。
【0068】
履き物は手1091にフィットしかつ固定し易くなっており、そして適用されるとき即座に手持ちサーファーとなる。図示されたように、手持ちサーファー1010は手1092に容易に嵌合されかつ最終の位置決め及び保持は親指1092及び小指1096によって行なわれる。人差し指1093と中指109との間のつま先ストラップ1014aは装着者の手1091に関して手持ちサーファー1010の横方向の位置を備える。ボディサーフィンを終了したとき、装着者はリストストラップ1070を取り外しかつ手持ちサーファー1010を履き物として使用することができる。
【0069】
図8の(a)乃至(h)は底部1211のヒール部分1212が単一のフライヤ1230を有する「スワローテール」形状からなる手持ちサーファー1210の第2の実施形態を示している。
【0070】
この実施形態において、リストストラップ1270は一端においてループ1272を有し、他端において錠止ピン1273を有する一定の長さのコード又はロープ1271からなっている。
【0071】
図8の(a),(b),(d)及び(e)に示されるように、コード又はロープ1271は装着者のリスト(図示せず)に固定されるような調整可能なループを形成するようにループ1272に通される。
【0072】
錠止ピン1273は脚紐孔1216(図8の(f)参照)を通して挿入され、底部1211のヒール部分1212(図8の(g)参照)の下に横方向に配置され、そしてコード1271は底部1211の下側(図8の(h)参照)に対して錠止ピン1273を配置するように引っ張られる。
【0073】
リストストラップ1270を解放するためには、図8の(f)乃至(h)の工程を逆に行う。
【0074】
本発明の二重の資格、すなわち、履き物と手持ちサーファーは履き物の底部のヒール部分に模写されているサーフボードテール形状のため独特である。
【0075】
本発明から逸脱することなく図示した実施形態に各種の変形及び変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】(a)乃至(g)はサンダルに適用されるとき、単一のフライヤ形状を備える「ピンテール」サーフボード形状を複製している底部を有する履き物の正面図、側面図、上面図、底面図、後面図、上面及び下面の斜視図である。
【図2】(a)乃至(g)は単一のフライヤを有する「スワローテール」サーフボード形状を複製している底部を有する履き物の図1の(a)乃至(g)と同様な図である。
【図3】(a)乃至(g)は単一のフライヤを有する「正方形テール」サーフボード形状を複製している底部を有する履き物の図1の(a)乃至(g)と同様な図である。
【図4】(a)乃至(g)は2つのフライヤを有する「正方形テール」サーフボード形状を複製している底部を有する履き物の図1の(a)乃至(g)と同様な図である。
【図5】(a)乃至(d)は隆起させたヒールグリップを有する「スワローテール」サーフボード形状を複製している底部を有する履き物の正面図、側面図、上面図及び後面図である。
【図6】手持ちサーファーとして使用される履き物の第1の実施形態を示す上面図である。
【図7】手持ちサーファーとして使用される履き物の第1の実施形態を示す側面図である。
【図8】手持ちサーファーとして使用される履き物の第2の実施形態を示す側面図、上面図、底面図及び斜視図、リストストラップの斜視図及びリストストラップの嵌合状態を示している端面図である。
【符号の説明】
【0077】
10,210,410,610,810 サンダル
11,211,411,611,811 底部
12,212,412,612,812 ヒール部分
13 前方部分
14,620,1014 前方ストラップ
15,215,415,615 フィン
16,1216 脚紐孔
20 中央部分
30,230,430,1030,1230 フライヤ
217 凹部
620 ストライプ
840 ヒールグリップパッド
1010,1210 手持ちサーファー
1070,1270 リストストラップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底部を有する履き物であって、少なくとも底部がサーフボードのテール形状を模写するように形成されることを特徴とする履き物。
【請求項2】
底部の下側はサーフボードの1つ乃至3つのフィンを模写するような形状又は装飾を組み込んでいることを特徴とする請求項1に記載の履き物。
【請求項3】
2つ又はそれ以上のフィンは高くされたヒール部分を形成するように底部の下に延在することを特徴とする請求項2に記載の履き物。
【請求項4】
模写されるサーフボードのテール形状は(a)「ピンテール」、(b)「スワローテール」、及び(c)「正方形テール」を含むことを特徴とする請求項1に記載の履き物。
【請求項5】
底部の側部は前記テール形状を補足するために、サーフボードのヒップ又はフライヤを模写しているヒップ又はフライヤを組み込むことを特徴とする請求項4に記載の履き物。
【請求項6】
底部はこの底部の上側にサーフボードのストリンガを模写している先端から後端に着色されたストリンガを組み込むことを特徴とする請求項1に記載の履き物。
【請求項7】
底部の上側はサーフボードのデッキグリップ又は「ゴリラグリップ」を模写するために高くなったヒールパッド、又はグリップを備えていることを特徴とする請求項1に記載の履き物。
【請求項8】
ヒールパッドは傾斜された前方に向けた面及びパターン付き又は輪郭上面を有しかつ装着者のヒールに対する支持及び/又は把持を備えることを特徴とする請求項7に記載の履き物。
【請求項9】
底部は脚紐孔、又は脚紐孔を模写している形状又は装飾を組み込むことを特徴とする請求項1に記載の履き物。
【請求項10】
底部の上側はブランド付け、ラベル付け及び他のサーフボードの美的価値観を組み込むことを特徴とする請求項1に記載の履き物。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれか1項記載の履き物を含んでいることを特徴とするボディサーファー用の手持ちサーファー。
【請求項12】
一端において底部に取付け可能でありかつ他端において装着者のリストに取付け可能なリストストラップを含んでいることを特徴とする請求項11に記載の手持ちサーファー。
【請求項13】
リストストラップは一端でループ及び他端で錠止ピンを備えた一定の長さのコード又はロープを有し、前記コード又はロープは装着者のリストに取着のために前記ループを通りかつ前記錠止ピンは前記底部の脚紐孔に係合可能になっていることを特徴とする請求項12に記載の手持ちサーファー。
【請求項14】
装着者の手及び/又は指に係合可能であって、底部の前方端から底部に対して横方向に延伸している前方ストラップを含んでいることを特徴とする請求項11又は12に記載の手持ちサーファー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−508071(P2007−508071A)
【公表日】平成19年4月5日(2007.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−534541(P2006−534541)
【出願日】平成16年10月13日(2004.10.13)
【国際出願番号】PCT/AU2004/001400
【国際公開番号】WO2005/034669
【国際公開日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(506124457)ソウル サーファー インタナショナル ピーテーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】