説明

工具送りシステム

【解決手段】工具スタンド(3)、工具スタンド(3)に沿う方向(15)へ送られるスライドブロック(13)、ならびに第1および第2の連結具(21,22)を介してスライドブロック(13)に固定される工具(2)からなる工具送りシステム(1)であって、前記第1の連結具(21)は、工具(2)に取り付けられるとともに、第1および第2の被係合部(24,25)を有し、前記第2の連結具(22)は、スライドブロック(13)に取り付けられるとともに、第1および第2の係合エレメント(33,34)を有し、前記第1および第2の係合エレメント(33,34)は、工具を固定した状態において、前記第1および第2の被係合部(24,25)と係合するようになっている工具送りシステム(1)において、前記第1および第2の被係合部(24,25)を、止着手段(29)を介して工具(2)に止着するか、または工具(2)と一体形成されるようになっているアダプタプレート(23)に一体化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動工具(以下、単に「工具」という)を工具スタンドに固定する工具連結装置を備える、請求項1に記載の特徴をもつスタンド式の工具送りシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、工具スタンド、この工具スタンドに沿って上下方向に送られるスライドブロック、ならびに第1および第2の連結具を介して前記スライドブロックに取り付けられる工具からなるスタンド式の工具送りシステムを開示している。ここで、工具に装着されて工具側連結具となる第1の連結具は、第1および第2の被係合エレメントを備える。この第1および第2の被係合エレメントは、少なくとも一部が外部に露出された横長のピンである。一方、スライドブロックに設けられてスライドブロック側連結具となる第2の連結具は、第1および第2の係合エレメントを備える。これらの2つの係合エレメントは、工具を固定した状態において、前記第1および第2の被係合エレメントと係合し、また、この係合を解除されたりする。第1の係合エレメントは、スライドブロック側連結具に、動かないよう固定され、他方、第2の係合エレメントは、カム機構によって、回転軸の回りに回転することができる。
【0003】
前記スライドブロック側連結具における第1および第2の係合エレメントは、それぞれ、これらに対応して前記第1および第2の被係合エレメント(ピン)の両側に延在する2つの被ガイド面と協働する。この外、スライドブロック側の第2の連結具には、スライドブロックの断面T字形の溝に嵌着されるスロットナットが設けられる。
【0004】
しかし、上記工具送りシステムの欠点は、スライドブロック側の回動可能な第2の係合エレメントに、工具側の第1の連結具における対応する被ガイド面と協働すべきガイド面を設けているということである。すなわち、第1の連結具の被ガイド面は、スライドブロック側に設けられる第2の係合エレメントの回動運動を可能にする機能を有するとともに、工具を固定した状態において、この第2の係合エレメントをできるだけ精度よく位置決めするという機能をもたなければならないが、これら2つの要求を、同時に満たすことはできない。この外、コア穿孔機を作動させて穿孔する際、強い力とモーメントが発生するが、これらの力とモーメントは、工具側の前記ピン(第1の連結具)を介して、工具スタンド側に伝えられなければならない。したがって、これらのピンは、これらの力とモーメントに耐えうるよう、大径にしなければならないという問題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】欧州特許出願公開第2067578号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、前述の工具送りシステムを改良して、スライドブロックに固定される工具を、工具スタンドに対して高い精度をもって位置決めしうるようにすることである。この外、工具を働かせる際に発生する力とモーメントが、高い信頼性の下に、工具側から工具スタンド側へ伝わるようにすることも本発明の課題である。
【0007】
上記の課題は、冒頭に述べた、請求項1に記載の特徴をもつ本発明に係る工具送りシステムによって解決される。引用形式の請求項2以下には、本発明の好ましい実施形態を記載してある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明においては、上述の第1の連結具における第1および第2の被係合エレメントを、アダプタプレートとして一体的に形成する。このアダプタプレートは、適当な連結手段を介して工具に連結するか、または工具と一体的に形成する。
【0009】
前記アダプタプレートは、工具を固定する際に、対向するスライドブロックにおける第1および第2のガイド面によって位置決めされる第1および第2の被ガイド面を有するのが好ましい。第1および第2のガイド面は、スライドブロックに対して動かないように設けてあるため、高い精度で工具を取り付けることができる。
【0010】
前記第1および第2のガイド面は、スライドブロックに固定されるガイド部材の互いに平行な面として形成するのが好ましい。このようにスライドブロックとは別個にガイド部材を設けるようにすると、このガイド部材を、耐摩耗性を有するように形成できるという利点が生まれる。
【0011】
本発明の他の好ましい態様においては、第1および第2のガイド面は、スライドブロックのハウジングにおける互いに平行な面として、ハウジングと一体的に形成する。このようにガイド面をスライドブロックのハウジングと一体化すると、スライドブロックとは別個にガイド部材を設けなくてもよいという利点が生まれる。
【0012】
この外、ガイド面の一方を、スライドブロックのハウジングと一体的に形成し、他の一方を、スライドブロックに固定されるガイド部材に形成することもできる。このような構成にすると、スライドブロックのハウジングが加工しやすくなるという利点が生まれる。
【0013】
本発明の他の好ましい態様によれば、第1および第2のガイド面は、ともに、スライドブロックのハウジングを構成する一つの部材に形成する。これらのガイド面を同一の部材に形成すると、2つの部材間のずれにより、工具の位置決めの際の精度が影響を受けることがなくなるからである。
【0014】
アダプタプレートの外側面は、コア穿孔機(工具)のハウジングと密接しうる1つまたは複数の接触面を有するようになっているのが好ましい。工具のハウジングとアダプタプレートが、この接触面を介して互いに密接すると、工具からスライドブロックまたはドリルスタンドへの力の伝達が支援されるからである。
【0015】
前記スライドブロック側の第1の係合エレメントおよび/または第2の係合エレメントは、一または複数のプレス加工されたサブエレメントからなるのが好ましい。係合エレメントを複数のサブエレメントから構成すると、係合エレメントを繰り返して正確に製造することができる。この場合、1枚1枚のサブエレメントは肉薄となるため、複数枚のサブエレメントを重ね合わせて、十分な厚さの第1および第2の係合エレメントを製造する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】工具スタンド(ドリルスタンド)のスライドブロックに第1および第2の連結具を介して取り付けられ、スライドブロックを介して上下方向に送られるコア穿孔機を備える、本発明に係るスタンド式工具送りシステムの側面図である。
【図2A】コア穿孔機に止着された、第1および第2の被係合部を有するアダプタプレートからなる第1の連結具を示す斜視図である。
【図2B】スライドブロックに装着された、第1および第2の係合エレメントからなる第2の連結具を示す斜視図である。
【図3A】第1の係合エレメントを示す斜視図である。
【図3B】第2の係合エレメントを示す斜視図である。
【図3C】第1および第2の被係合部を有するアダプタプレートを示す、図2Bと反対側から視た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下では、本発明の実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。添付の図面は、実施形態に示す装置等を必ずしも等縮尺で描いたものではない。むしろ説明に役立つよう、模式的に、および/または変形させて描いたところもある。この外、図面から直ちに認識しうる事項は、現時点での技術水準に鑑み省略してある。したがって、実施形態に示す装置等の形状や内部の詳細については、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、多様な設計変更や変形例が可能であることに留意すべきである。明細書、図面および特許請求の範囲に開示された本発明の発明特定事項は、単独でも、任意の組み合わせによっても、本発明をさらに発展させる上で重要である。また、明細書、図面および/または特許請求の範囲に開示された発明特定事項の少なくとも2つを組み合わせたものは、本発明の技術的範囲に包含される。本発明の技術的思想は、以下に説明する好ましい実施形態に係る形状や内部の詳細に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に照らして判断されるべきである。境界領域が与えられた場合には、その領域に入る値は、特許請求の範囲に包含される。理解の容易のため、以下では、同一又は類似の機能を営む要素については、同一の符号を用いている。
【0018】
図1は、工具スタンド(ドリルスタンド)3に取り付けられた工具2を備える、本発明に係るスタンド式工具送りシステム1の側面を示す模式図である。ここで、工具2は、実際にはコア穿孔機であり、ハウジング4内に収納されたモータユニット5を含んでいる。モータユニット5は、ドリル6を回転軸7の回りに回転させる。
【0019】
床材8上に設置されたドリルスタンド3は、ベースプレート9およびガイド支柱11を備えている。ベースプレート9は、固定ボルト10を介して、床材8に固定されている。一方、ガイド支柱11は、連結具12を介してベースプレート9に連結されている。コア穿孔機2は、ドリルスタンド3の一部をなすスライドブロック13上に据え付けられており、駆動ユニット14を作動させると、ガイド支柱11に沿って、矢印15で示す方向へ送られる。駆動ユニット14は、回転可能なハンドルとして構成された駆動機構16と、ハンドル16の回転運動をスライドブロック13へ伝達する伝動機構17とを備えている。ハンドル16の回転運動は、ピニオンとラックを介して、ガイド支柱11に沿って動くスライドブロック13の直進運動に変換される。ガイド支柱11は、ラックを構成する噛合形状部材18を備えている。噛合部材18は、伝動機構17の要素であるピニオンを構成する被噛合形状部材19と噛み合う。
【0020】
図2Aおよび図2Bは、合わせて、コア穿孔機2に配置された第1の連結具21(図2Aに示す)、およびスライドブロック13に配置された第2の連結具22(図2Bに示す)からなる、工具2をドリルスタンド3に固定するための連結装置を示す。
【0021】
図2Aは、コア穿孔機2に止着される第1の連結具21を示す。第1の連結具21は、一体形成された1枚のアダプタプレート23からなり、コア穿孔機2のハウジング4に締着される。第1の連結具21は、第1の被係合部24および第2の被係合部25を有している。
【0022】
アダプタプレート23は、工具を固定した状態でスライドブロック13と向き合うコア穿孔機2の正面側において、この工具を固定した状態におけるスライドブロック13の対応する被装着面と協働するコア穿孔機2の装着面27を構成する。アダプタプレート23は、コア穿孔機の正面側と向き合う背面側においては、コア穿孔機2のハウジング4に密着する。
【0023】
アダプタプレート23は、ハウジング4の凹部28に嵌め付けられ、4本のねじ29によって、ハウジング4に締着されている。ねじ29の個数と大きさは、工具の作動中に発生する力が、工具とドリルスタンドの接触面を介して、ドリルスタンド側に十分に伝えられるようなものにする。ハウジング4の凹部28の形状は、アダプタプレート23がハウジング4にぴったりと嵌り込むようなものとする。凹部28の寸法の許容誤差は、非常に大きな力が加わったときでも工具の位置決めが保証されるようなものに定める。
【0024】
アダプタプレート23は、互いに平行に延び、かつ工具を固定した状態においてスライドブロック13の対応するガイド面と協働しうる第1の被ガイド面(内側被ガイド面)30、および第2の被ガイド面(外側被ガイド面)31を有している。
【0025】
図2Bは、第2の連結具22が取り付けられたスライドブロック13の一部を示す部分図である。第2の連結具22は、アダプタプレート23の第1の被係合部24および第2の被係合部25とそれぞれ係合可能な第1の係合エレメント33および第2の係合エレメント34からなる。工具を固定した状態においては、第1の係合エレメント33は第1の被係合部24と、第2の係合エレメント34は第2の被係合部25と、それぞれ係合する。
【0026】
第1の係合エレメント33は、スライドブロック13に対して回動できないように取り付けられている。これに対して、第2の係合エレメント34は、移動機構35を介して、回動軸36の回りに回動しうるように取り付けられている。移動機構35は、偏心ボルト37と、この偏心ボルト37に断面方形のソケット穴38を介して連結されるレバーとからなる。
【0027】
スライドブロック13は、第1のサブブロック39および第2のサブブロック40の2つに分割することができる。スライドブロック13は、このように二分割可能な構造を有するため、上記の係合エレメントや移動機構等、スライドブロック13に配置される部品を容易に取り付けることができる。第1および第2のサブブロック39,40には、工具を固定した状態のときに、アダプタプレート23の装着面27と密着する被装着面41が設けられている。
【0028】
コア穿孔機2を固定する際の正確な位置合わせは、スライドブロック13の第2のサブブロック40に設けられている第1および第2のガイド面42,43を介してなされる。コア穿孔機2の作動中に生じる力は、被装着面41、ガイド面42,43、および係合エレメント33,34を介して、スライドブロック13へ伝達される。第1および第2のガイド面42,43間のずれを抑えるためには、両ガイド面42,43を、スライドブロック13の第2のサブブロック40上に設ければよい。サブブロック39,40間にずれが生じても、2つのガイド面42,43間にはずれを引き起こさなくなるからである。
【0029】
図2Bに示す実施形態においては、第1のガイド面42は、キーで構成されるガイドエレメント44の一つの側面をなし、他方、第2のガイド面43は、第2のサブブロック40の一部をなしている。この実施形態とは別に、第1および第2のガイド面42,43を、いずれもサブブロックの1つと一体化したり、それぞれガイドエレメントの互いに反対側に位置する外側面としたりすることもできる。
【0030】
図3A〜図3Cは、それぞれ、第1の係合エレメント33、第2の係合エレメント34、およびアダプタプレート33に設けられた第1および第2の被係合部24,25を示す。
【0031】
図3Aは、第1および第2のサブエレメント45,46からなる2片構造の第1の係合エレメント33を示す。第1および第2のサブエレメント45,46は、ピンを介して、互いに整列した状態で、スライドブロック13に取り付けられている。また、これらのサブエレメントは、工具を固定した状態において第1の被係合部24と密接する第1のクランプ面47を共有している。
【0032】
図3Bは、第1および第2のサブエレメント48,49からなる2片構造の第2の係合エレメント34を示す。第1および第2のサブエレメント48,49は、軸50,50を介して互いに正確に位置合わせされた上で強固に連結されるとともに、工具を固定した状態において第2の被係合部25と密接する第2のクランプ面51を共有している。
【0033】
コア穿孔機2を工具スタンド3に取り付ける際には、まずコア穿孔機側の第1の被係合部24を、スライドブロック側の第1の係合エレメント33に係合させる。ついで、コア穿孔機2を、第1のクランプ面47を通りかつ回転軸36と平行に延びる回動軸の回りに回動させる。この結果、コア穿孔機2は第2の係合エレメント34にぶつかるため、係合エレメント34は、回転軸36の回りに回動し、コア穿孔機2を避けるように変位する。第2の係合エレメント34は、コア穿孔機2との当接面52を有している。
【0034】
第1および第2の係合エレメントを構成する第1および第2のサブエレメント45,46,48,49は、それぞれプレス加工によって形成する。各サブエレメントを構成する金属板の厚さは、プレス加工可能な程度に制限されるため、第1および第2の係合エレメント33,34における第1および第2のクランプ面47,51が十分な横幅をもつよう、プレス加工された金属板は、複数枚接合する。
【0035】
図3Cは、第1および第2の被係合部24,25が一体化されたアダプタプレート23を、工具を固定した状態においてスライドブロック13の反対側となる裏側から視た斜視図である。アダプタプレート23の第1および第2の被ガイド面30,31は、工具を固定する際には、スライドブロック13の第1および第2のガイド面42,43と協働して、工具2の位置を定める。
【0036】
アダプタプレート23の外側面53は、ハウジング4の外側面と補形をなす複数の接触面54からなる。コア穿孔機2からスライドブロック13またはドリルスタンド3への力の伝達は、アダプタプレート23とハウジング4とが、接触面54を介して密接することにより支援される。
【0037】
この外、アダプタプレート23は、第1および第2の中央揃え面55,56を有している。この第1および第2の中央揃え面55,56は、コア穿孔機2を(クランプ面47上の回動軸の回りに)回動させる際に、コア穿孔機2を中央に寄せる。すなわち、工具を固定するための前記回動に際して、アダプタプレート23を案内する役割を果たす。
【0038】
アダプタプレート23は、プレス加工により一体的に形成される。アダプタプレート23の第1および第2の被ガイド面30,31ならびに複数の接触面54の外形は、所望により、後処理によって調整することもできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工具スタンド(3)、この工具スタンド(3)に沿う方向(15)へ送られるスライドブロック(13)、ならびに第1および第2の連結具(21,22)を介してスライドブロック(13)に固定される工具(2)からなる工具送りシステム(1)であって、
前記第1の連結具(21)は、工具(2)に取り付けられるとともに、第1および第2の被係合部(24,25)を有し、
前記第2の連結具(22)は、スライドブロック(13)に取り付けられるとともに、第1および第2の係合エレメント(33,34)を有し、
前記第1および第2の係合エレメント(33,34)は、工具を固定した状態において、前記第1および第2の被係合部(24,25)と係合するようになっている工具送りシステム(1)において、
前記第1および第2の被係合部(24,25)は、止着手段(29)を介して工具(2)に止着されるか、または工具(2)と一体形成されるようになっているアダプタプレート(23)に一体化されていることを特徴とする工具送りシステム。
【請求項2】
前記アダプタプレート(23)は、工具を固定する際に、スライドブロック(13)における第1および第2のガイド面(42,43)によってそれぞれ位置合わせされる第1および第2の被ガイド面(30,31)を有することを特徴とする請求項1に記載の工具送りシステム。
【請求項3】
前記第1および第2のガイド面(42,43)は、スライドブロック(13)に固定されるガイドエレメントの互いに平行な表面として形成されることを特徴とする請求項2に記載の工具送りシステム。
【請求項4】
前記第1および第2のガイド面(42,43)は、互いに平行をなすように、スライドブロック(13)のハウジングと一体的に形成されることを特徴とする請求項2に記載の工具送りシステム。
【請求項5】
前記第2のガイド面(43)は、スライドブロック(13)のハウジングと一体的に形成され、前記第1のガイド面(42)は、スライドブロック(13)に固定されるガイドエレメント(44)に形成されることを特徴とする請求項2に記載の工具送りシステム。
【請求項6】
前記第1および第2のガイド面(42,43)は、スライドブロック(13)を構成する複数のサブブロックのうちの1つ(40)に形成されることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の工具送りシステム。
【請求項7】
前記アダプタプレート(23)の外側面は、コア穿孔機(2)のハウジング(4)の外形と補形をなして密接しうる1つまたは複数の接触面(54)からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の工具送りシステム。
【請求項8】
前記第1の係合エレメント(33)および/または第2の係合エレメント(34)は、複数のサブエレメント(45,46,48,49)からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の工具送りシステム。
【請求項9】
前記アダプタプレート(23)は、プレス加工により形成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の工具送りシステム。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【公開番号】特開2012−76218(P2012−76218A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−187486(P2011−187486)
【出願日】平成23年8月30日(2011.8.30)
【出願人】(591010170)ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト (339)
【住所又は居所原語表記】Feldkircherstrasse 100, 9494 Schaan, LIECHTENSTEIN
【Fターム(参考)】