説明

平面素材を粘土に付着させ一体化させて凹凸加工後凝固させた造形物作成手法

【課題】平面素材を粘土に付着させ一体化させて凹凸加工後凝固させた造形物作成手法を提供する。
【解決手段】加工可能な歪の少ない粘土質樹脂等の表面に、印刷やプリントなどを施した平面素材を接着や定着させ、一体化させ、これを自由加工することで得られる平面素材の立体化を行い、これを凝固させる加工手法と、その加工後、平面素材を取り去り、凝固した粘土質樹脂等を一般的な型採りで複製を作り、この表面に、使用した平面素材の複製を貼り付けることによって、複数の同一立体物は得られる手法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘土質の表面にビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・シリコンなど
一般平面素材を付着させ、一体化させて、造形物を製作し、これを硬化させる
事で、表面の素材で表現できる造形物を製作する手法
【背景技術】
【0002】
ビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・シリコンなど一般平面素材を
使用して立体化した造形は先にその造形があり、その立体造形物の表面に、
これら平面物を付着させる事で、造形表面が平面物でおおわれた造形が完成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の平面素材を用いて立体造形物を製作するには、次のような解決すべき課題が
あった
1、平面的な素材は、造形を構成する為には、制約が多く、またそれ自体が、
柔らかい場合が多いので立体造形物加工が難しい。
2、金属・プラスティックなど平面素材単独で加工が可能な物もあるが、これで
造形を作成するには、専用に機材機器が必要となり、加工にも専門的知識を要する。
3、平面素材の多くは、その素材の質から、熱や溶液などの加工には不向きな物が多く
利用制限を受ける事が多い。
4、特に伸縮性のある平面物のビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・シリコンなど一般素材等では、
後加工で表面に平面物を付着させる造形物は、加工に手間がかかる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は以上の点を解決するために、次のような構成を採用する。
構成1
粘土質で軟性のある平面部分のある粘土に、ビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・
シリコンなど一般平面素材を付着させ、粘土質と一体化さる。
【0005】
構成2
粘土質の加工造形製作することにより、一体化された表面物は粘土質表面造形として、
通常表現できない造形物として加工できる。
【0006】
構成3
凝固時の歪や割れなどがない粘土質を使用する事で、一体化した表面表皮自身が
造形物となる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の粘土・樹脂質及びその板状とそれに一体化されたビニール・繊維・皮革・
樹皮・ゴム・シリコンなど一般平面素材で構成され硬化した造形物には、次の
ような効果がある。
〈具体例と効果〉
1、粘土樹脂質で形成された造形物表面材質がビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・
シリコンなど一般平面素材で立体造形が可能となる。
2、1点から数点の少ない作成が可能な為、対象となる立体造形物が1品でも量産品
でも自由に作る事が出来る。
3、粘土・樹脂質と一体化されているので、立体造形で形状作成が容易に出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を図の具体例を用いて詳細に説明する。
【実施例】
【0009】
図1に、本発明の平面素材1と平面素材上の印刷やプリント等2と粘土質樹脂等3の
製作具体例斜視図を示す。図1の粘土質樹脂等3は、縮小や歪の少ない粘土質で平面
素材1は、その表面に印刷やプリント等2が存在する。平面素材1と粘土質樹脂等3
は貼り付けや定着を行い、一体化する。図2に、本発明の具体的側面図を示す。
平面素材1と平面素材上の印刷やプリント等2の部分が粘土質樹脂等3と一体化させ、
押す4は要所部分を押す事で、一体化しているのでデコボコの立体にする事が出来る。
粘土質樹脂等3が凝固する事で一体化したものは立体になった加工品となる。また、
凝固後平面素材1を取り去り、粘土質樹脂等3自体を一般的型採りで複製を作成し、
その上部に平面素材1と平面素材上の印刷やプリント等2とを複製した物を貼り付け
ると、複数の同一立体物を作成できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の製作具体例斜視図
【図2】この発明の具体的側面図
【符号の説明】
【0011】
1 平面素材1
2 平面素材上の印刷やプリント等2
3 粘土質樹脂等3
4 押す4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粘土質物質の板状表面に、印刷やプリントや素材感のある
ビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・シリコンなど一般平面素材を接着接着し、
一体化した粘土質板状が形成され、粘土質物質の加工によって表面接着された
部分も一体化した状態の凹凸物になり粘土質が硬化する事によって、一体加工物
が形成される製作手法。
【請求項2】
粘土質物質の表面に、印刷やプリントを施したビニール・繊維・
皮革・樹皮・ゴム・シリコンなど一般平面素材を定着させ、粘土質物質と一体で、
凹凸加工によって凹凸物を作成し、硬化させ、その後、上部平面物を取り去り、
硬化した粘土質物質を雄型として、雌型を製作し、その雌型に、粘度物質を
入れて、同様の形を硬化させて作り、先に取り去ったた印刷やプリントした
平面物及び、その複製平面物を表面に貼り付けることで、複数の造形物を
作る手法。
【請求項3】
平面質のビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・シリコンなど
一般平面素材が表面形状である立体造形物の製作が可能であり、同様の
粘土質物質と一体化させた 板状粘土質をこの最初の造形物を型にする事で、
同じ形の生産品を量産する事が可能となる手法。
【請求項4】
ビニール・繊維・皮革・樹皮・ゴム・シリコンなど一般平面素材上に
存在する印刷、プリント、素材感に合わせて、素材の部位で伸ばしておき、粘土質物質の
表面上に、この平面素材を接着し、一体化させ、請求項1、2,3によって製作する
手法及び加工物。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate