幼児の衣服におしゃぶりを繋ぎ留める装置
幼児の衣服へおしゃぶりを繋ぎ留めるための装置であって、
可撓性バンドと、
バンドの一端におしゃぶりを繋ぎ留める手段と、
バンドの他端に幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップで、一側に2個のアームを有するディスク状担体を有しており、そのそれぞれが端部に爪を有しており、この爪が少なくとも1個のばね弾性アームの同伴位置から分離位置への操作を通じて揺動可能であり、アーム解放時に同伴位置へ復帰するクリップとを有することを特徴とする装置。
可撓性バンドと、
バンドの一端におしゃぶりを繋ぎ留める手段と、
バンドの他端に幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップで、一側に2個のアームを有するディスク状担体を有しており、そのそれぞれが端部に爪を有しており、この爪が少なくとも1個のばね弾性アームの同伴位置から分離位置への操作を通じて揺動可能であり、アーム解放時に同伴位置へ復帰するクリップとを有することを特徴とする装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、幼児の衣服におしゃぶりを繋ぎ留める装置に関する。
【背景技術】
【0002】
おしゃぶりは、乳児や幼児の哺乳要求を満たし、それによって彼等を落ち着かせるのに役立つ。おしゃぶりは、通常ラテックスやシリコーンで出来たマウスピースと、マウスピースが飲み込まれないようにするシールドとで大半が構成される。マウハピースを清潔に保つことは、重要である。おしゃぶりを清掃後に最初に使用する場合、これは問題とならない。おしゃぶりが地面に落下した場合、それは汚れることがあり、適切な清掃選択肢が利用可能でない場合、直ちに再使用できない。幼児が夜中におしゃぶりを紛失すると、往々にして目を覚ましている期間中にそれを発見できず、しばらくの間は睡眠を妨害される結果となる。
【0003】
幼児の衣服におしゃぶりを繋ぎ留める装置は既に知られており、それはおしゃぶりが幼児の口から床面に落下しないようにし、幼児が夜中に紛失したおしゃぶりを発見するのをより容易にするものである。この種の装置は米国特許第4,999,157号から公知で、プラスチックバンドを備えており、その一端がループを介しておしゃぶりの保持リングに繋がれており、他端は別のループを介して幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップに接続されている。クリップは、単一のプラスチック部材で作成する。それは2個のアームを有しており、それらは一端で互いに接続されており、接続領域から穿孔付きストラップが突出し、この接続領域を通って別のループが給送される。アームは互いに重なり合っていて、他端に2個の爪を有しており、これらが予張力を受けて互いに係止している。このため、クリップのアームは製造後に互いに被さるよう押し付けられ、アームに接続された保持ロッドにより重複配置状態に保持される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この公知の装置は、おしゃぶりの接続の確立に骨が折れるという欠点を有する。しかしながら、おしゃぶりは幼児の衣服に繋ぎ留める装置から清掃目的に合わせ定期的に分離させねばならない。加えて、公知の装置はスタッド付きのおしゃぶりに繋ぎ留めることはできない。
【0005】
開放状態にある2個のアームをまさしく併せ若干押圧する必要があるため、クリップが幼児の衣服から簡単に取り外せない点も不利である。展開アームを有するクリップが衣服に対し垂直に配置されるよう、アームは2個の挟持部の固締面に対し対角的に整列配置されているため、クリップは縁に繋ぎ留めるのにも適していない。その結果、展開アームが衣服の外側に係止するよう、クリップを繋ぎ留める垂直突出褶曲が衣服内へのクリップの繋ぎ留め用に導入される。小さな褶曲に対する繋ぎ留めはまた確実ではなく、かくしてクリップは簡単に緩むことがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このことに基づき、本発明の目的は簡単に繋ぎ留められ解放することのできる幼児の衣服におしゃぶりを繋ぎ留める装置を提供することにある。
【0007】
この目的は、請求項1の特徴を有する装置を介して解決される。有利な実施形態は、従属請求項に特定してある。
幼児の衣服に着けるおしゃぶりのための本発明になる装置は、
可撓性バンドと、
バンドの一端におしゃぶりを繋ぎ留める手段と、
バンドの他端に幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップで、一側に2個のアームを有するディスク状担体を有しており、そのそれぞれが端部に爪を有しており、この爪が少なくとも1個のばね弾性アームの同伴位置から分離位置への操作を通じて揺動可能であり、アーム解放時に同伴位置へ復帰するクリップとを有する。
【0008】
本発明装置の場合、アームはディスク状担体の同じ側面から突出する。クリップは衣服の縁に繋ぎ留めることができ、ここで担体は縁の近傍で衣服の頂部側と平行に整列配置される。このことで、クリップの確実な繋ぎ留めが助長される。おしゃぶりに対するクリップの多様な配置能力は爪の大型設計に好都合であり、そのことが片や衣服に対するクリップの確実な繋ぎ留めに恩恵をもたらす。担体がクリップを覆うという事実が故に、幼児によるクリップの操作は妨害される。しかしながら、大人はばね弾性アームの下側に人差し指を押し当て、親指を担体に置いて人差し指と親指を併せ圧搾することで、問題なくそれを動作させることができる。おしゃぶりが口から落下した場合、おしゃぶりとは簡単に差別化可能な担体の滑らかな表面から始まるおしゃぶりに至るバンドに沿うその道筋を感じ取ることで、幼児は簡単にこれを発見することができる。
【0009】
一実施形態によれば、担体は円形あるいは楕円形の形状を有する。別の実施形態によれば、担体は幼児がクリップを飲み込んだ場合の少なくとも1個の緊急呼吸孔を有する。
バンドとクリップとの間の接続は、異なる仕方で設計することができる。例えば、バンドをクリップに接着するか、あるいはそれをクリップに融着させることが可能である。その設計に従い、担体はバンドの一区画を介して給送できるようエッジ近傍にスリットを有する。バンドの一端をスリット内に挿通させ、例えば結び目を作ることでループを閉じることができる。
【0010】
一実施形態によれば、アームは薄板状とし、それによってそれらが体表面に対し不快な圧力を一切及ぼさないようにする。
【0011】
別の実施形態によれば、アームはアームが互いに把持する箇所で互いに対向する側に凹部を有する。これは、薄板状アーム設計の場合、基本的には米国特許第4,990,157号に記載されているプラスチックで出来たクリップの一体設計に役立つ。
別の実施形態によれば、爪はディスク状であり、それによって確実な固定用の大型の固締面が恩恵を受ける。別の実施形態によれば、爪は確実に繋ぎ留められるよう衣服の一片を把持する手段と共に対向面に配設してある。これらの手段は、例えば突出する歯あるいはリブである。突出リブは、好ましくは鋸歯状輪郭を有する。
【0012】
一実施形態によれば、クリップは一体部材として製造される。別の実施形態によれば、それはプラスチック、例えばポリプロピレンで作成する。別の実施形態によれば、クリップは射出成形される。クリップは好ましくは射出成形され、これにより射出成形ツールから取り除いた後で爪の内側が互いに対向し、アームの側方回避運動を受けて互いを上にして押し付け、内側が弾性的予張力を受けた状態で、その初期位置にて互いに係止させる。この点で、製造は米国特許第4,990,157号に従う一体型クリップの製造に大半が対応する。好適な実施形態では、アームは互いを上にして機械的に押し付ける前に沸騰水内で加熱し、その結果、アームを互いに押し付けたときに応力白化が一切発生しないようにする。
【0013】
別の実施形態によれば、クリップは、アームとは離間対向する担体の少なくとも一側に印刷する。印刷は、例えばおしゃぶりでは普通である如く、製造業者の荷印および/または商標とすることができる。
【0014】
さらに、この目的は請求項15の特徴を有する装置を介して解決される。本装置の好都合な実施形態は、他の従属請求項に特定してある。
幼児の衣服へおしゃぶりを繋ぎ留めるための本発明装置は、
可撓性バンドと、
可撓性バンドの一端にあって幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップと、
可撓性バンドの他端にあるバックルで、一端におしゃぶりのスタッドにそれを圧嵌させる弾性繋ぎ留めリングを有し、おしゃぶりの保持リングに差し込んで後方に屈曲した場合に繋ぎ留めリング内に掛止させることのできるストラップを他端に有するバックルとを有する。
【0015】
本発明になる装置は、スタッド付きのおしゃぶりと、これに加え保持リング付きおしゃぶりもまた簡単な仕方で繋ぎ留めることができる。第1の種別の前述のおしゃぶりの場合、繋ぎ留めリングは単純にスタッド上に圧嵌させる。第2の種別の前述のおしゃぶりの場合、繋ぎ留めリングは保持リングを挿通して給送され、後方に屈曲され、保持リングが繋ぎ留めリングをループ状態様にて囲繞するようにする。ループは、そこでストラップを後方屈曲繋ぎ留めリング内に掛止することで閉じられる。ストラップは、好ましくは弾性的であるようにもする。両方の場合とも、バンドとおしゃぶりとの間に確実な接続が達成され、この接続はまた、特におしゃぶりを清掃する必要がある場合に大人が簡単に解放することができる。
【0016】
請求項15の装置は、好ましくは請求項1および適用可能な場合は請求項1に従属する従属請求項とに従う装置の特性もまた有する。
【0017】
バンドは、例えば接着あるいは融着を介してバックル上に異なる仕方で繋ぎ留めることができる。一実施形態によれば、繋ぎ留めバックルはディスク状であり、おしゃぶりバンドを挿通させて給送する2個の平行なスリットを有する。おしゃぶりの一端を2個のスリットに挿通させ、例えば結び目を作ることで閉じることができる。
【0018】
別の実施形態によれば、繋ぎ留めバックルは円形ディスク形状とする。別の実施形態によれば、繋ぎ留めリングとストラップは繋ぎ留めバックルの直径方向に対向するエッジから外方に突出させる。
【0019】
別の実施形態によれば、繋ぎ留めバックルと繋ぎ留めリングとストラップとは一部材として設計する。
【0020】
別の実施形態によれば、繋ぎ留めバックルと繋ぎ留めリングとループとはプラスチックあるいはシリコーンで作成する。
【0021】
バンドの下記の実施形態は、請求項1になる発明とこれに請求項15になる発明もまた加え、その両方に当てはまる。
【0022】
一実施形態では、バンドはフィルムもしくは編織布材料で作成する。編織布材料は、繊維組成から出来た可撓性材料とする。
【0023】
一実施形態によれば、バンドはプラスチックあるいは天然素材で作成する。別の実施形態によれば、バンドはポリエステルで作成する。
【0024】
このバンドは、例えば繊維あるいは紐とする。一実施形態によれば、バンドは平坦な材料とする。
【0025】
一実施形態によれば、クリップおよび/または繋ぎ留め手段の開口を挿通して給送されるバンドの一区画の一端を、端部から所定距離でバンド付き釦に縫合および/または接着および/または融着および/または掛止および/または結節および/または接合および/または織編および/または接続する。
【0026】
本発明になる装置を、好適な例示実施形態を示す図面に基づき下記に説明する。図面は、下記を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】保持リング付きおしゃぶりに繋ぎ留めた装置を斜視図にて示す。
【図2】スタッド付きおしゃぶりに繋ぎ留めた装置を斜視図にて示す。
【図3】アームを互いに咬合させる前の装置のクリップを側面図にて示す。
【図4】アームを互いに咬合させた後のクリップを拡大側面図にて示す(図4は、図3よりもリブが少ない爪を示す)。
【図5】バンドの端部の上にリングとストラップを繋ぎ留めるバックルを正面図にて示す。
【図6】後方屈曲する繋ぎ留めリングに掛止させたストラップを斜視図にて示す。
【図7】閉じた状態(図7.1)と開いた状態(図7.2)の鋏状の開口を有するクリップを概略側面図にて示す。
【図8】閉じた状態(図8.1)と開いた状態(図8.2)の均一な開口を有するクリップを示す。
【図9】爪上に少数のリブを有するクリップのアームを側面図にて示す。
【図10】爪の自由端からの距離が増すにつれて高さが減少する爪の上に多数のリブを有するクリップのアームを示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1と図2によれば、装置は可撓性バンド1を有する。バンド1は、例えばプラスチック繊維で出来た編織布である。
【0029】
クリップ2は、バンド1の一端に繋ぎ留めてある。おしゃぶり4にホルダー5(図1)を、あるいは個別にはおしゃぶり6にスタッド7(図2)を繋ぎ留める手段3が、バンド1の他端に繋ぎ留めてある。おしゃぶり4,6はそれぞれシールドを有し、その内側の凹部からマウスピース9が突出している。
【0030】
図3によれば、クリップ2は緊急時呼吸孔11を備えるディスク状担体10を有する。薄板状のアーム12,13が、ディスク状担体10の一側から突出している。アーム12は、若干外方に屈曲させてある。アーム12,13はディスク状担体10に対し鋭角で同一方向に若干傾斜させてあり、端部に爪14,15を有する。爪14,15はアーム12,13に対し屈曲させてあり、押し込まれたアーム12,13の場合、それらは担体10に対しほぼ平行に配列される(図4参照)。爪14,15は、互いを上にして押し付けたアーム12,13の場合には互いに対向し、その内側にそれぞれ数個の平行な鋸歯状リブ16,17を有する。アーム12,13は、その側面に凹部19,20を有する。アーム13は内側にリブ13.1を有しており、これにより、アーム13と担体10との間に指が入って挟みつけられるのが阻止される。
【0031】
担体10は楕円形状を有するとともに、楕円が小径を有するその端部領域にバンド1の一端を挿通給送させることのできるスリット18を有する(図1と図2)。
【0032】
クリップ2は、射出成形によりポリプロピレンから一部材として製造される。射出成形ツールから取り外した後、クリップは沸騰水内で加熱し、アーム12,13が互いに重なるよう押し付け、これにより、凹部19,20が互いに係合する。爪14,15はそこで、予張力を受けてそれらのリブ付き内側が互いに係止する。
【0033】
バンド1の一端はスリット18を介して挿入され、挿入した端部にはバンド1が縫合および/または接着および/または融着される。
【0034】
おしゃぶりに繋ぎ留める手段3は、図5になる円形ディスク形状の繋ぎ留めバックル21を有しており、これがバンド1の一端を挿入する2個の平行なスリット22,23を有する。繋ぎ留めリング24とストラップ25が、繋ぎ留めバックル21の対向するエッジから外方へ突出している。おしゃぶりに繋ぎ留めるこれらの手段3は、例えば射出成形を介してプラスチックあるいはシリコーンから一体的に作成する。
【0035】
おしゃぶりを繋ぎ留めるこれらの手段3には、ループ状様態にてスリット内を挿通して給送されるバンド1の端部が接続してあり、バンド1を縫合および/または接着および/または融着させる(図1と図2)。
図1と図6によれば、おしゃぶり4の繋ぎ留め手段3には保持リング5を接続することができ、繋ぎ留めリング24に保持リング5を挿通させ、後方に屈曲させ、そこでストラップ25を掛止させる形をとる。
【0036】
図2によれば、おしゃぶり6を繋ぎ留める手段3にはスタッド7が接続してあり、繋ぎ留めリング24をスタッド7に圧嵌させる形がとられる。
【0037】
装置とおしゃぶり4,6との間の接続は、互いに逆方向に簡単に分離することができる。
【0038】
さらに、装置はクリップ2の固締を介して縁に確実に繋ぎ留めることができる。
【0039】
図7によれば、担体10.1上のクリップ2.1はアーム12.1,13.1を有しており、それらはそれらの爪14.1,15.1が閉じた状態(図7.1)では互いに平行に配置され、それらの爪14.1,15.1が開いた状態(図7.2)では鋏の如く開いている。
【0040】
図8によれば、担体10.2上のクリップ2.2はアーム12.2,13.2を有しており、それらの14.2,15.2が閉じた状態(図8.1)でそれらは互いに対し鋭角に配置され、爪14.2,15.2が閉じた状態(図8.2)で互いにほぼ平行をなす。
【0041】
図9によれば、クリップ2.3はアーム12.3,13.3を有しており、ここで爪14.3上のアーム12.3には1個のリブ16.3しか配設されておらず、その爪15.3上のアーム13.3には2個のリブ17.3が配設されている。リブ16.3は、クリップ2.3の閉じた状態においてリブ17.3間に係合する。
【0042】
図10によれば、クリップ2.4はアーム12.4,13.4を有する。アーム12.4の爪14.4には数個の平行リブ16.4が配設してあり、リブの高さはアーム12.4の自由端から遠ざかるにつれ減少する。アーム13.4には数個の平行リブ17.4を有する爪14.4上に配設してあり、このリブの高さもアーム13.4の自由端から遠ざかるにつれ減少する。
【技術分野】
【0001】
本発明は、幼児の衣服におしゃぶりを繋ぎ留める装置に関する。
【背景技術】
【0002】
おしゃぶりは、乳児や幼児の哺乳要求を満たし、それによって彼等を落ち着かせるのに役立つ。おしゃぶりは、通常ラテックスやシリコーンで出来たマウスピースと、マウスピースが飲み込まれないようにするシールドとで大半が構成される。マウハピースを清潔に保つことは、重要である。おしゃぶりを清掃後に最初に使用する場合、これは問題とならない。おしゃぶりが地面に落下した場合、それは汚れることがあり、適切な清掃選択肢が利用可能でない場合、直ちに再使用できない。幼児が夜中におしゃぶりを紛失すると、往々にして目を覚ましている期間中にそれを発見できず、しばらくの間は睡眠を妨害される結果となる。
【0003】
幼児の衣服におしゃぶりを繋ぎ留める装置は既に知られており、それはおしゃぶりが幼児の口から床面に落下しないようにし、幼児が夜中に紛失したおしゃぶりを発見するのをより容易にするものである。この種の装置は米国特許第4,999,157号から公知で、プラスチックバンドを備えており、その一端がループを介しておしゃぶりの保持リングに繋がれており、他端は別のループを介して幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップに接続されている。クリップは、単一のプラスチック部材で作成する。それは2個のアームを有しており、それらは一端で互いに接続されており、接続領域から穿孔付きストラップが突出し、この接続領域を通って別のループが給送される。アームは互いに重なり合っていて、他端に2個の爪を有しており、これらが予張力を受けて互いに係止している。このため、クリップのアームは製造後に互いに被さるよう押し付けられ、アームに接続された保持ロッドにより重複配置状態に保持される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この公知の装置は、おしゃぶりの接続の確立に骨が折れるという欠点を有する。しかしながら、おしゃぶりは幼児の衣服に繋ぎ留める装置から清掃目的に合わせ定期的に分離させねばならない。加えて、公知の装置はスタッド付きのおしゃぶりに繋ぎ留めることはできない。
【0005】
開放状態にある2個のアームをまさしく併せ若干押圧する必要があるため、クリップが幼児の衣服から簡単に取り外せない点も不利である。展開アームを有するクリップが衣服に対し垂直に配置されるよう、アームは2個の挟持部の固締面に対し対角的に整列配置されているため、クリップは縁に繋ぎ留めるのにも適していない。その結果、展開アームが衣服の外側に係止するよう、クリップを繋ぎ留める垂直突出褶曲が衣服内へのクリップの繋ぎ留め用に導入される。小さな褶曲に対する繋ぎ留めはまた確実ではなく、かくしてクリップは簡単に緩むことがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このことに基づき、本発明の目的は簡単に繋ぎ留められ解放することのできる幼児の衣服におしゃぶりを繋ぎ留める装置を提供することにある。
【0007】
この目的は、請求項1の特徴を有する装置を介して解決される。有利な実施形態は、従属請求項に特定してある。
幼児の衣服に着けるおしゃぶりのための本発明になる装置は、
可撓性バンドと、
バンドの一端におしゃぶりを繋ぎ留める手段と、
バンドの他端に幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップで、一側に2個のアームを有するディスク状担体を有しており、そのそれぞれが端部に爪を有しており、この爪が少なくとも1個のばね弾性アームの同伴位置から分離位置への操作を通じて揺動可能であり、アーム解放時に同伴位置へ復帰するクリップとを有する。
【0008】
本発明装置の場合、アームはディスク状担体の同じ側面から突出する。クリップは衣服の縁に繋ぎ留めることができ、ここで担体は縁の近傍で衣服の頂部側と平行に整列配置される。このことで、クリップの確実な繋ぎ留めが助長される。おしゃぶりに対するクリップの多様な配置能力は爪の大型設計に好都合であり、そのことが片や衣服に対するクリップの確実な繋ぎ留めに恩恵をもたらす。担体がクリップを覆うという事実が故に、幼児によるクリップの操作は妨害される。しかしながら、大人はばね弾性アームの下側に人差し指を押し当て、親指を担体に置いて人差し指と親指を併せ圧搾することで、問題なくそれを動作させることができる。おしゃぶりが口から落下した場合、おしゃぶりとは簡単に差別化可能な担体の滑らかな表面から始まるおしゃぶりに至るバンドに沿うその道筋を感じ取ることで、幼児は簡単にこれを発見することができる。
【0009】
一実施形態によれば、担体は円形あるいは楕円形の形状を有する。別の実施形態によれば、担体は幼児がクリップを飲み込んだ場合の少なくとも1個の緊急呼吸孔を有する。
バンドとクリップとの間の接続は、異なる仕方で設計することができる。例えば、バンドをクリップに接着するか、あるいはそれをクリップに融着させることが可能である。その設計に従い、担体はバンドの一区画を介して給送できるようエッジ近傍にスリットを有する。バンドの一端をスリット内に挿通させ、例えば結び目を作ることでループを閉じることができる。
【0010】
一実施形態によれば、アームは薄板状とし、それによってそれらが体表面に対し不快な圧力を一切及ぼさないようにする。
【0011】
別の実施形態によれば、アームはアームが互いに把持する箇所で互いに対向する側に凹部を有する。これは、薄板状アーム設計の場合、基本的には米国特許第4,990,157号に記載されているプラスチックで出来たクリップの一体設計に役立つ。
別の実施形態によれば、爪はディスク状であり、それによって確実な固定用の大型の固締面が恩恵を受ける。別の実施形態によれば、爪は確実に繋ぎ留められるよう衣服の一片を把持する手段と共に対向面に配設してある。これらの手段は、例えば突出する歯あるいはリブである。突出リブは、好ましくは鋸歯状輪郭を有する。
【0012】
一実施形態によれば、クリップは一体部材として製造される。別の実施形態によれば、それはプラスチック、例えばポリプロピレンで作成する。別の実施形態によれば、クリップは射出成形される。クリップは好ましくは射出成形され、これにより射出成形ツールから取り除いた後で爪の内側が互いに対向し、アームの側方回避運動を受けて互いを上にして押し付け、内側が弾性的予張力を受けた状態で、その初期位置にて互いに係止させる。この点で、製造は米国特許第4,990,157号に従う一体型クリップの製造に大半が対応する。好適な実施形態では、アームは互いを上にして機械的に押し付ける前に沸騰水内で加熱し、その結果、アームを互いに押し付けたときに応力白化が一切発生しないようにする。
【0013】
別の実施形態によれば、クリップは、アームとは離間対向する担体の少なくとも一側に印刷する。印刷は、例えばおしゃぶりでは普通である如く、製造業者の荷印および/または商標とすることができる。
【0014】
さらに、この目的は請求項15の特徴を有する装置を介して解決される。本装置の好都合な実施形態は、他の従属請求項に特定してある。
幼児の衣服へおしゃぶりを繋ぎ留めるための本発明装置は、
可撓性バンドと、
可撓性バンドの一端にあって幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップと、
可撓性バンドの他端にあるバックルで、一端におしゃぶりのスタッドにそれを圧嵌させる弾性繋ぎ留めリングを有し、おしゃぶりの保持リングに差し込んで後方に屈曲した場合に繋ぎ留めリング内に掛止させることのできるストラップを他端に有するバックルとを有する。
【0015】
本発明になる装置は、スタッド付きのおしゃぶりと、これに加え保持リング付きおしゃぶりもまた簡単な仕方で繋ぎ留めることができる。第1の種別の前述のおしゃぶりの場合、繋ぎ留めリングは単純にスタッド上に圧嵌させる。第2の種別の前述のおしゃぶりの場合、繋ぎ留めリングは保持リングを挿通して給送され、後方に屈曲され、保持リングが繋ぎ留めリングをループ状態様にて囲繞するようにする。ループは、そこでストラップを後方屈曲繋ぎ留めリング内に掛止することで閉じられる。ストラップは、好ましくは弾性的であるようにもする。両方の場合とも、バンドとおしゃぶりとの間に確実な接続が達成され、この接続はまた、特におしゃぶりを清掃する必要がある場合に大人が簡単に解放することができる。
【0016】
請求項15の装置は、好ましくは請求項1および適用可能な場合は請求項1に従属する従属請求項とに従う装置の特性もまた有する。
【0017】
バンドは、例えば接着あるいは融着を介してバックル上に異なる仕方で繋ぎ留めることができる。一実施形態によれば、繋ぎ留めバックルはディスク状であり、おしゃぶりバンドを挿通させて給送する2個の平行なスリットを有する。おしゃぶりの一端を2個のスリットに挿通させ、例えば結び目を作ることで閉じることができる。
【0018】
別の実施形態によれば、繋ぎ留めバックルは円形ディスク形状とする。別の実施形態によれば、繋ぎ留めリングとストラップは繋ぎ留めバックルの直径方向に対向するエッジから外方に突出させる。
【0019】
別の実施形態によれば、繋ぎ留めバックルと繋ぎ留めリングとストラップとは一部材として設計する。
【0020】
別の実施形態によれば、繋ぎ留めバックルと繋ぎ留めリングとループとはプラスチックあるいはシリコーンで作成する。
【0021】
バンドの下記の実施形態は、請求項1になる発明とこれに請求項15になる発明もまた加え、その両方に当てはまる。
【0022】
一実施形態では、バンドはフィルムもしくは編織布材料で作成する。編織布材料は、繊維組成から出来た可撓性材料とする。
【0023】
一実施形態によれば、バンドはプラスチックあるいは天然素材で作成する。別の実施形態によれば、バンドはポリエステルで作成する。
【0024】
このバンドは、例えば繊維あるいは紐とする。一実施形態によれば、バンドは平坦な材料とする。
【0025】
一実施形態によれば、クリップおよび/または繋ぎ留め手段の開口を挿通して給送されるバンドの一区画の一端を、端部から所定距離でバンド付き釦に縫合および/または接着および/または融着および/または掛止および/または結節および/または接合および/または織編および/または接続する。
【0026】
本発明になる装置を、好適な例示実施形態を示す図面に基づき下記に説明する。図面は、下記を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】保持リング付きおしゃぶりに繋ぎ留めた装置を斜視図にて示す。
【図2】スタッド付きおしゃぶりに繋ぎ留めた装置を斜視図にて示す。
【図3】アームを互いに咬合させる前の装置のクリップを側面図にて示す。
【図4】アームを互いに咬合させた後のクリップを拡大側面図にて示す(図4は、図3よりもリブが少ない爪を示す)。
【図5】バンドの端部の上にリングとストラップを繋ぎ留めるバックルを正面図にて示す。
【図6】後方屈曲する繋ぎ留めリングに掛止させたストラップを斜視図にて示す。
【図7】閉じた状態(図7.1)と開いた状態(図7.2)の鋏状の開口を有するクリップを概略側面図にて示す。
【図8】閉じた状態(図8.1)と開いた状態(図8.2)の均一な開口を有するクリップを示す。
【図9】爪上に少数のリブを有するクリップのアームを側面図にて示す。
【図10】爪の自由端からの距離が増すにつれて高さが減少する爪の上に多数のリブを有するクリップのアームを示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1と図2によれば、装置は可撓性バンド1を有する。バンド1は、例えばプラスチック繊維で出来た編織布である。
【0029】
クリップ2は、バンド1の一端に繋ぎ留めてある。おしゃぶり4にホルダー5(図1)を、あるいは個別にはおしゃぶり6にスタッド7(図2)を繋ぎ留める手段3が、バンド1の他端に繋ぎ留めてある。おしゃぶり4,6はそれぞれシールドを有し、その内側の凹部からマウスピース9が突出している。
【0030】
図3によれば、クリップ2は緊急時呼吸孔11を備えるディスク状担体10を有する。薄板状のアーム12,13が、ディスク状担体10の一側から突出している。アーム12は、若干外方に屈曲させてある。アーム12,13はディスク状担体10に対し鋭角で同一方向に若干傾斜させてあり、端部に爪14,15を有する。爪14,15はアーム12,13に対し屈曲させてあり、押し込まれたアーム12,13の場合、それらは担体10に対しほぼ平行に配列される(図4参照)。爪14,15は、互いを上にして押し付けたアーム12,13の場合には互いに対向し、その内側にそれぞれ数個の平行な鋸歯状リブ16,17を有する。アーム12,13は、その側面に凹部19,20を有する。アーム13は内側にリブ13.1を有しており、これにより、アーム13と担体10との間に指が入って挟みつけられるのが阻止される。
【0031】
担体10は楕円形状を有するとともに、楕円が小径を有するその端部領域にバンド1の一端を挿通給送させることのできるスリット18を有する(図1と図2)。
【0032】
クリップ2は、射出成形によりポリプロピレンから一部材として製造される。射出成形ツールから取り外した後、クリップは沸騰水内で加熱し、アーム12,13が互いに重なるよう押し付け、これにより、凹部19,20が互いに係合する。爪14,15はそこで、予張力を受けてそれらのリブ付き内側が互いに係止する。
【0033】
バンド1の一端はスリット18を介して挿入され、挿入した端部にはバンド1が縫合および/または接着および/または融着される。
【0034】
おしゃぶりに繋ぎ留める手段3は、図5になる円形ディスク形状の繋ぎ留めバックル21を有しており、これがバンド1の一端を挿入する2個の平行なスリット22,23を有する。繋ぎ留めリング24とストラップ25が、繋ぎ留めバックル21の対向するエッジから外方へ突出している。おしゃぶりに繋ぎ留めるこれらの手段3は、例えば射出成形を介してプラスチックあるいはシリコーンから一体的に作成する。
【0035】
おしゃぶりを繋ぎ留めるこれらの手段3には、ループ状様態にてスリット内を挿通して給送されるバンド1の端部が接続してあり、バンド1を縫合および/または接着および/または融着させる(図1と図2)。
図1と図6によれば、おしゃぶり4の繋ぎ留め手段3には保持リング5を接続することができ、繋ぎ留めリング24に保持リング5を挿通させ、後方に屈曲させ、そこでストラップ25を掛止させる形をとる。
【0036】
図2によれば、おしゃぶり6を繋ぎ留める手段3にはスタッド7が接続してあり、繋ぎ留めリング24をスタッド7に圧嵌させる形がとられる。
【0037】
装置とおしゃぶり4,6との間の接続は、互いに逆方向に簡単に分離することができる。
【0038】
さらに、装置はクリップ2の固締を介して縁に確実に繋ぎ留めることができる。
【0039】
図7によれば、担体10.1上のクリップ2.1はアーム12.1,13.1を有しており、それらはそれらの爪14.1,15.1が閉じた状態(図7.1)では互いに平行に配置され、それらの爪14.1,15.1が開いた状態(図7.2)では鋏の如く開いている。
【0040】
図8によれば、担体10.2上のクリップ2.2はアーム12.2,13.2を有しており、それらの14.2,15.2が閉じた状態(図8.1)でそれらは互いに対し鋭角に配置され、爪14.2,15.2が閉じた状態(図8.2)で互いにほぼ平行をなす。
【0041】
図9によれば、クリップ2.3はアーム12.3,13.3を有しており、ここで爪14.3上のアーム12.3には1個のリブ16.3しか配設されておらず、その爪15.3上のアーム13.3には2個のリブ17.3が配設されている。リブ16.3は、クリップ2.3の閉じた状態においてリブ17.3間に係合する。
【0042】
図10によれば、クリップ2.4はアーム12.4,13.4を有する。アーム12.4の爪14.4には数個の平行リブ16.4が配設してあり、リブの高さはアーム12.4の自由端から遠ざかるにつれ減少する。アーム13.4には数個の平行リブ17.4を有する爪14.4上に配設してあり、このリブの高さもアーム13.4の自由端から遠ざかるにつれ減少する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
幼児の衣服へおしゃぶりを繋ぎ留めるための装置であって、
可撓性バンド(1)と、
バンドの一端におしゃぶりを繋ぎ留める手段(3)と、
バンド(1)の他端に幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップ(2)で、一側に2個のアーム(12、13)を有するディスク状担体(10)を有しており、そのそれぞれが端部に爪(14、15)を有しており、この爪が少なくとも1個のばね弾性アーム(13)の同伴位置から分離位置への操作を通じて揺動可能であり、アーム(13)解放時に同伴位置へ復帰するクリップ(2)とを有することを特徴とする装置。
【請求項2】
前記担体(10)は円形あるいは楕円形の形状を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記担体(10)は少なくとも1個の緊急呼吸孔(11)を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
エッジに近い前記担体(10)が前記バンド(1)の一区画を給送するスリット(18)を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記アーム(12,13)は大半が薄板状をなす、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記アーム(12,13)は対向面に凹部(19,20)を有し、その箇所でアーム(12,13)が互いに係合する、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記爪(14,15)はディスク状をなす、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記爪(14,15)は、対向する側面に衣服の一片を把持する手段(16,17)を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記クリップ(2)は単一のプラスチック部材で作成する、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記クリップ(2)はプラスチックで作成する、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記クリップ(2)はポリプロピレンで作成する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記クリップ(2)は射出成形する、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
前記クリップ(2)は射出成形し、前記爪(14,15)の内側を互いに対向離間させ、続いてアーム前期(12,13)の側方回避運動を受けて互いに押し当て、弾性的予張力を受けてこれらをその初期位置にて互いに係止させるようにした、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記クリップ(2)はアーム前記(12,13)に離間対向する前記担体(10)の少なくとも一側に印刷する、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項15】
幼児の衣服へおしゃぶりを繋ぎ留めるための装置であって、
可撓性バンド(1)と、
可撓性バンド(1)の一端にあって幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップ(2)と、
可撓性バンド(1)の他端にあるバックル(21)で、一端におしゃぶり(6)のスタッド(7)にそれを圧嵌させる弾性繋ぎ留めリング(24)を有し、おしゃぶり(4)の保持リング(5)に差し込んで後方に屈曲した場合に繋ぎ留めリング(24)内に掛止させることのできるストラップ(25)を他端に有するバックルとを有することを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項1から14のいずれか1項に記載の特徴を有する、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記繋ぎ留めバックル(21)はディスク状をなし、前記バンド(1)を挿通させて給送する2個の平行スリット(22,23)を有する、請求項15または16に記載の装置。
【請求項18】
前記繋ぎ留めバックル(21)は円形ディスク形状か楕円形か多角形をなす、請求項15から17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記繋ぎ留めリング(24)とストラップ(25)は、前記繋ぎ留めバックル(21)の直径方向に対向するエッジから外方へ突出する、請求項15から18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記繋ぎ留めバックル(21)と繋ぎ留めリング(24)とストラップ(25)は、一部材として設計する、請求項15から19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
前記繋ぎ留めバックル(21)と繋ぎ留めリング(24)とストラップ(25)は、プラスチックあるいはシリコーンで作成する、請求項15から20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
前記バンド(1)はフィルムあるいは編織布で作成する、請求項1から21のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
前記バンド(1)はプラスチックで作成する、請求項1から22のいずれか1項に記載の装置。
【請求項24】
前記バンド(1)はポリエステルで作成する、請求項1から23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記クリップ(2)および/または前記繋ぎ留め手段(3)の開口を介して給送されるバンド(1)の一区画の一端を、端部から所定距離でバンド(1)付き釦に縫合および/または接着および/または融着および/または掛止および/または結節および/または接合および/または織編および/または接続する、請求項1から24のいずれか1項に記載の装置。
【請求項1】
幼児の衣服へおしゃぶりを繋ぎ留めるための装置であって、
可撓性バンド(1)と、
バンドの一端におしゃぶりを繋ぎ留める手段(3)と、
バンド(1)の他端に幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップ(2)で、一側に2個のアーム(12、13)を有するディスク状担体(10)を有しており、そのそれぞれが端部に爪(14、15)を有しており、この爪が少なくとも1個のばね弾性アーム(13)の同伴位置から分離位置への操作を通じて揺動可能であり、アーム(13)解放時に同伴位置へ復帰するクリップ(2)とを有することを特徴とする装置。
【請求項2】
前記担体(10)は円形あるいは楕円形の形状を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記担体(10)は少なくとも1個の緊急呼吸孔(11)を有する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
エッジに近い前記担体(10)が前記バンド(1)の一区画を給送するスリット(18)を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記アーム(12,13)は大半が薄板状をなす、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記アーム(12,13)は対向面に凹部(19,20)を有し、その箇所でアーム(12,13)が互いに係合する、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記爪(14,15)はディスク状をなす、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記爪(14,15)は、対向する側面に衣服の一片を把持する手段(16,17)を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記クリップ(2)は単一のプラスチック部材で作成する、請求項1から8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記クリップ(2)はプラスチックで作成する、請求項1から9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
前記クリップ(2)はポリプロピレンで作成する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記クリップ(2)は射出成形する、請求項1から11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
前記クリップ(2)は射出成形し、前記爪(14,15)の内側を互いに対向離間させ、続いてアーム前期(12,13)の側方回避運動を受けて互いに押し当て、弾性的予張力を受けてこれらをその初期位置にて互いに係止させるようにした、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記クリップ(2)はアーム前記(12,13)に離間対向する前記担体(10)の少なくとも一側に印刷する、請求項1から13のいずれか1項に記載の装置。
【請求項15】
幼児の衣服へおしゃぶりを繋ぎ留めるための装置であって、
可撓性バンド(1)と、
可撓性バンド(1)の一端にあって幼児の衣服に繋ぎ留めるクリップ(2)と、
可撓性バンド(1)の他端にあるバックル(21)で、一端におしゃぶり(6)のスタッド(7)にそれを圧嵌させる弾性繋ぎ留めリング(24)を有し、おしゃぶり(4)の保持リング(5)に差し込んで後方に屈曲した場合に繋ぎ留めリング(24)内に掛止させることのできるストラップ(25)を他端に有するバックルとを有することを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項1から14のいずれか1項に記載の特徴を有する、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記繋ぎ留めバックル(21)はディスク状をなし、前記バンド(1)を挿通させて給送する2個の平行スリット(22,23)を有する、請求項15または16に記載の装置。
【請求項18】
前記繋ぎ留めバックル(21)は円形ディスク形状か楕円形か多角形をなす、請求項15から17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記繋ぎ留めリング(24)とストラップ(25)は、前記繋ぎ留めバックル(21)の直径方向に対向するエッジから外方へ突出する、請求項15から18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記繋ぎ留めバックル(21)と繋ぎ留めリング(24)とストラップ(25)は、一部材として設計する、請求項15から19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
前記繋ぎ留めバックル(21)と繋ぎ留めリング(24)とストラップ(25)は、プラスチックあるいはシリコーンで作成する、請求項15から20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
前記バンド(1)はフィルムあるいは編織布で作成する、請求項1から21のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
前記バンド(1)はプラスチックで作成する、請求項1から22のいずれか1項に記載の装置。
【請求項24】
前記バンド(1)はポリエステルで作成する、請求項1から23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記クリップ(2)および/または前記繋ぎ留め手段(3)の開口を介して給送されるバンド(1)の一区画の一端を、端部から所定距離でバンド(1)付き釦に縫合および/または接着および/または融着および/または掛止および/または結節および/または接合および/または織編および/または接続する、請求項1から24のいずれか1項に記載の装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7.1】
【図7.2】
【図8.1】
【図8.2】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7.1】
【図7.2】
【図8.1】
【図8.2】
【図9】
【図10】
【公表番号】特表2011−529751(P2011−529751A)
【公表日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−521477(P2011−521477)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【国際出願番号】PCT/EP2009/005669
【国際公開番号】WO2010/015394
【国際公開日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【出願人】(508336377)マーパ ゲーエムベーハー (8)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【国際出願番号】PCT/EP2009/005669
【国際公開番号】WO2010/015394
【国際公開日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【出願人】(508336377)マーパ ゲーエムベーハー (8)
【Fターム(参考)】
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