説明

広告方法および広告システム

【課題】ブラウザ−ログインマッピングを介したターゲットインベントリ拡張方法およびシステムを提供する。
【解決手段】ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報を記録するユーザプロフィールデータベースと、ウェブブラウザの接続を認知し、接続したウェブブラウザのブラウザクッキー情報をユーザ形態サーバに伝達する広告サーバと、広告サーバからブラウザクッキー情報を受信し、ユーザプロフィールデータベースからブラウザクッキー情報に対応するブラウザ−ログインマッピング情報を識別し、識別されたブラウザ−ログインマッピング情報からユーザプロフィール情報を識別して広告サーバに伝達するユーザ形態サーバとを含み、広告サーバは、ユーザプロフィール情報と連関した広告データをウェブページ上にディスプレイする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を事前にマッピングしてブラウザ−ログインマッピング情報として記録し、このブラウザ−ログインマッピング情報から広告サーバに接続したウェブブラウザのユーザプロフィール情報を識別し、識別されたユーザプロフィール情報と連関して特定のユーザのみに露出するターゲット広告を提供するブラウザ−ログインマッピングを介したターゲットインベントリ拡張方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
広告(advertising)とは、辞書上の意味として、企業、個人、または団体が、商品、サービス、理念、政策などを世間に知らせ、所期の目的を得るために投資する情報活動を指すものである。このような広告は、テレビ、ラジオ、インターネットなどのマスメディアを通じて文章、絵、音声などで提供され、人々に商品やサービスなどを効果的に広報することができる。
【0003】
このようなマスメディアのうち、インターネットは、利用者が所望する情報を得るために利用される場合が大部分であり、利用者からの質疑語の入力だけで情報を提供することができるだけでなく、これに連関した広告データも共に提供することができ、広告効果を極大化できるという長所がある。これにより、広告主が広告データを露出する最適な場所であるとして高い注目を集めている。
【0004】
インターネットを通じた広告方法のうち、利用者の接続が多い検索ポータルサイトは、ウェブページの広告領域に複数の広告データをローリングしながら露出したり、ユーザが入力した質疑語と連関した特定の広告データを露出するという方式を用いて広告データを提供している。しかしながら、このような方法は、商品又はサービスに対して各々相違する複数の広告データで露出されるため、利用者の注目度を高めることができない上に、ユーザが入力した質疑語のみを対象として広告データを露出するため、ユーザから質疑語が入力されなければ広告データが露出されないという問題点がある。
【0005】
このような問題点を解決するために、検索ポータルサイトは、ユーザの性向や特性などを把握した上で、ユーザ別の個人向け広告データを提供するターゲット広告方法を用いているが、このようなターゲット広告方法を用いるためには、ユーザの性向を把握することができる情報を収集する必要がある。ユーザの情報を収集するための方法として、ログインしたユーザを対象としてユーザのプロフィール情報を識別することでユーザの情報を収集することができた。しかしながら、検索ポータルサイトの特性上、ユーザがログインする割合(20%以下)は高くはなく、ユーザのプロフィール情報を収集するのは簡単ではないという問題点を抱えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報を事前に記録し、このブラウザ−ログインマッピング情報から広告サーバに接続したウェブブラウザのユーザプロフィール情報を識別する。そして、識別されたユーザプロフィール情報と連関した特定の広告データを提供することで、ターゲット広告の効果を極大化することができるブラウザ−ログインマッピングを介したターゲットインベントリ拡張方法及びそのシステムを提供することを目的とする。
【0007】
また、一定の時間内にログに記録されたブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を分析し、各ユーザプロフィール情報と連関したブラウザ−ログインマッピング情報を生成することで、今後にユーザがログインせずに広告サーバに接続した場合でも、生成されたブラウザ−ログインマッピング情報を用いてユーザに適合する個人向け広告データをディスプレイでき、ターゲットインベントリ(inventory)を拡張できるブラウザ−ログインマッピングを介したターゲットインベントリ拡張方法及びそのシステムを提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成し、上述した従来技術の問題点を解決するために、本発明の一実施形態に係るターゲット広告システムは、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピング(mapping)したブラウザ−ログインマッピング情報を記録するユーザプロフィールデータベースと、ウェブブラウザの接続を認知し、前記ウェブブラウザのブラウザクッキー情報をユーザ形態サーバに伝達する広告サーバと、前記広告サーバから前記ブラウザクッキー情報を受信し、前記ユーザプロフィールデータベースから前記ブラウザクッキー情報に対応するブラウザ−ログインマッピング情報を識別し、前記ブラウザ−ログインマッピング情報からユーザプロフィール情報を識別して前記広告サーバに伝達するユーザ形態サーバとを含み、前記広告サーバは、前記ユーザプロフィール情報と連関した広告データをウェブページ上にディスプレイすることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の実施形態に係るターゲット広告方法は、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報をユーザプロフィールデータベースに記録する段階と、広告サーバでウェブブラウザの接続を認知し、前記ウェブブラウザのブラウザクッキー情報をユーザ形態サーバに伝達する段階と、ユーザ形態サーバで前記広告サーバから前記ブラウザクッキー情報を受信し、前記ユーザプロフィールデータベースから前記ブラウザクッキー情報に対応するブラウザ−ログインマッピング情報を識別する段階と、前記ユーザ形態サーバで前記ブラウザ−ログインマッピング情報からユーザプロフィール情報を識別して前記広告サーバに伝達する段階と、前記広告サーバで前記ユーザプロフィール情報と連関した広告データをウェブページ上にディスプレイする段階とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報を事前に記録し、このブラウザ−ログインマッピング情報から広告サーバに接続したウェブブラウザのユーザプロフィール情報を識別する。そして、識別されたユーザプロフィール情報と連関した特定の広告データを提供するので、ターゲット広告の効果を極大化することができる効果がある。
【0011】
また、本発明によれば、一定の時間内にログに記録されたブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を分析し、各ユーザプロフィール情報と連関したブラウザ−ログインマッピング情報を生成する。このため、以後、ユーザがログインせずに広告サーバに接続した場合でも、ブラウザ−ログインマッピング情報を用いてユーザに適合する個人向け広告データをディスプレイすることができ、ターゲットインベントリを確張することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るターゲット広告システムのネットワーク連結を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態において、ターゲット広告システムの構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の他の実施形態において、ユーザプロフィールデータベースの構築方法を示したフローチャートである。
【図4】本発明のさらに他の実施形態において、ターゲット広告方法を示したフローチャートである。
【図5】本発明に係るユーザプロフィールデータベースの一例を示した図である。
【図6】本発明に係る広告データベースの一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係るクッキー情報を用いたターゲット広告方法およびシステムについて詳しく説明する。
【0014】
図1は、本発明に係るターゲット広告システムのネットワーク連結を示した図である。
【0015】
ウェブブラウザ110は、ワールドワイドウェブ(World Wide Web)にアクセスしてすべての情報を閲覧できるようにする応用プログラムであって、「ブラウザ」とも呼ばれる。
【0016】
広告サーバ120は、ウェブページ上に広告データを提供するサーバであって、ユーザプロフィール情報別に分類された広告データを広告データベースに維持する。広告サーバ120は、ウェブブラウザ110の接続を認知(検出)し、接続したウェブブラウザ110に各ブラウザを識別するための識別子であるブラウザクッキー情報を付与する。
【0017】
また、広告サーバ120は、ログインしたユーザから情報要請を受信した場合に、このユーザのログインクッキー情報のユーザプロフィール情報を識別する。ここで、ユーザプロフィール情報とは、デモグラフィックの分類体系に属する各ユーザ情報であって、性別、年齢、地域などの情報である。広告サーバ120は、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をログに記録することができる。
【0018】
ユーザ形態サーバ130は、ログ分析を介してブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報をユーザプロフィールデータベース140に記録する。ユーザ形態サーバ130は、ブラウザ−ログインマッピング情報を用いてユーザプロフィール情報を確認することができる。
【0019】
広告サーバ120は、当該広告サーバ120に接続したウェブブラウザ110、110a、110bのユーザに適合する個人向け広告データを提供するために、ユーザのプロフィール情報を知る必要がある。したがって、広告サーバ120は、ウェブブラウザ110、110a、110bのブラウザクッキー情報を確認(識別)してユーザ形態サーバ130に送信する。
【0020】
ユーザ形態サーバ130は、広告サーバ120からブラウザクッキー情報を受信し、ユーザプロフィールデータベース140から受信したブラウザクッキー情報に対応するブラウザ−ログインマッピング情報のユーザプロフィール情報を識別する。ユーザ形態サーバ130は、識別されたユーザプロフィール情報を広告サーバ120に伝達する。
【0021】
広告サーバ120は、ユーザ形態サーバ130からユーザプロフィール情報を受信し、受信されたユーザプロフィール情報と連関した広告データをウェブページ上にディスプレイする。広告サーバ120は、広告データベースからユーザプロフィール情報と連関した広告データを識別(及び取得)することができる。
【0022】
このように、本発明によれば、ブラウザ−ログインマッピング情報を事前に記録し、これを用いて広告サーバに接続したウェブブラウザのユーザプロフィール情報を識別し、識別されたユーザプロフィール情報と連関した特定の広告データを提供することで、ターゲット広告の効果を極大化することができる。
【0023】
図2は、本発明の一実施形態において、ターゲット広告システムの構成を示したブロック図である。
【0024】
ターゲット広告システム200は、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報を記録するユーザプロフィールデータベース205と、ウェブブラウザ201の接続を認知し、接続したウェブブラウザ201のブラウザクッキー情報をユーザ形態サーバ204に伝達する広告サーバ202と、広告サーバ202からブラウザクッキー情報を受信し、ユーザプロフィールデータベース205から受信したブラウザクッキー情報に対応するブラウザ−ログインマッピング情報を識別し、識別されたブラウザ−ログインマッピング情報のユーザプロフィール情報を抽出して広告サーバ202に伝達するユーザ形態サーバ204とを含んでいる。このとき、広告サーバ202は、ユーザプロフィール情報と連関した広告データをウェブページ上にディスプレイする。
【0025】
また、本実施形態の広告サーバ202は、各ユーザプロフィール情報と連関した広告データを記録する広告データベース203を含むことができる。広告サーバ202は、特定のユーザをターゲットにする広告データを提供するために、各ユーザの特性に対するユーザプロフィール情報と連関して広告データを記録することができる。
【0026】
また、広告サーバ202は、当該広告サーバ202に接続したウェブブラウザ201それぞれにウェブブラウザを識別することができるブラウザクッキー情報を付与し、また、ログインしたユーザから情報要請が受信された場合に、ログインした当該ユーザのログインクッキー情報を識別する。ここで、ログインクッキー情報とは、ブラウザクッキー情報と組み合わせてブラウザ−ログインマッピング情報を生成する情報である。ブラウザ−ログインマッピング情報は、ユーザのプロフィール情報であって、例えば、性別、年齢、地域などの情報、に対応する情報である。広告サーバ202は、このように識別されたブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をログに記録する。
【0027】
さらに本実施形態のユーザ形態サーバ204は、広告サーバ202によって記録されたログ分析を介してブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングさせてブラウザ−ログインマッピング情報を生成し、生成されたブラウザ−ログインマッピング情報をユーザプロフィールデータベース205に記録する。ユーザ形態サーバ204は、広告サーバ202から受信するブラウザクッキー情報を用いてブラウザ−ログインマッピング情報を参照し、対応するユーザプロフィール情報を確認することができる。
【0028】
図3は、本実施形態のユーザプロフィールデータベースの構築方法を示したフローチャートである。本実施形態に係るユーザプロフィールデータベースの構築方法は、図2で示したようなターゲット広告システム200によって実行される。
【0029】
段階S301で、ウェブブラウザ201は、ユーザの要請に基づいて広告サーバ202に接続する。ユーザは、インターネットの接続が可能なすべての端末機を用いることができ、ウェブブラウザ201を通じて広告サーバ202に接続することができる。
【0030】
段階S302で、広告サーバ202は、ウェブブラウザ201の接続を認知し、自分に接続したウェブブラウザ201にブラウザクッキー情報を付与する。ここで、ブラウザクッキーとは、広告サーバ202に接続したブラウザの特異性(uniqueness)を識別するために発行される値(情報)であって、ウェブブラウザに1度だけ発行され、ユーザがクッキーを削除したときは、再発行される。つまり、広告サーバ202は、自分に初めて接続したウェブブラウザ201と連関して1度だけブラウザクッキー情報を発行することができ、また、ユーザが広告サーバ120に対するクッキー情報を削除したときには再発行も可能である。このようなブラウザクッキー情報は、広告サーバ120に接続したウェブブラウザ201を識別するための識別子であって、広告サーバ202は、自分に接続したウェブブラウザ201のブラウザクッキー情報を識別することで、自分に一度でも接続したウェブブラウザ201のユーザのみに特別な広告データを提供することができる。
【0031】
段階S303で、ウェブブラウザ201は、ユーザから入力されたユーザIDとパスワードを用いて認証サーバを経てログインする。ログインしたユーザが広告サーバ202に接続すると、広告サーバ202は、ログインクッキーからユーザの年齢、性別、地域などのユーザプロフィール情報を識別してユーザプロフィールデータベース205に記録することができる。
【0032】
なお、本実施形態のユーザプロフィール情報は、デモグラフィックの分類体系に属する各ユーザ情報である。ここで、デモグラフィックとは、性別、年齢、所得水準、結婚可否、地政学的位置、職業などに基づき、対象母集団の人口がどのように分類されてどのような集団に属するのかを決める人口統計学的な属性を意味するものである。したがって、広告サーバ202は、このようなデモグラフィックをユーザ別の個人向け広告データを提供するのに用いることができる。
【0033】
段階S304で、広告サーバ202は、ログインしたユーザのログインクッキー情報を識別(取得)する。ここで、ログインクッキー情報とは、ブラウザクッキー情報と組み合わせて後述のブラウザ−ログインマッピング情報を生成する情報である。ブラウザ−ログインマッピング情報は、ユーザID、年齢、性別、地域などのユーザプロフィール情報に対応する情報である。したがって、広告サーバ202は、このユーザプロフィール情報を用いて、例えば、「20代の女性」を狙って、ダイエット、ミニスカート、肌管理などと連関した広告データを提供したり、「10代」を狙って、SS501や東方神妙などが出演するコンサートの広告データを提供したりする。このためには、現在接続しているユーザの年齢、関心事項、主に活動する地域などの情報が必要となるが、当該広告サーバ202は、このような広告に必要な情報をユーザプロフィール情報から得ることができる。なお、ログインクッキー情報は、ユーザがログインする際に、又はログインするための事前認証処理として、ユーザから入力される情報である。
【0034】
段階S305で、広告サーバ202は、ウェブブラウザ201に付与したブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をログに記録することができる。本実施形態によれば、検索ポータルサイトなどのウェブサイトの特性上、ユーザがログインする割合は高くはないが、少なくとも1度ログインする確率は高い。したがって、広告サーバ202は、ユーザがログインを実行するときに、ログインしたユーザのログインクッキー情報(ブラウザクッキー情報と組み合わせてユーザプロフィール情報に対応する情報)をウェブブラウザ201のブラウザクッキー情報と共にログに記録することができる。
【0035】
段階S306で、ユーザ形態サーバ204は、ログ分析を介してブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングさせ(ブラウザクッキー情報とユーザのログインクッキー(ブラウザクッキー情報と組み合わせてユーザプロフィール情報に対応する情報)情報とを関連付け)、これをユーザプロフィールデータベース205に保存する。本実施形態によれば、ユーザ形態サーバ204は、一定の時間内にログに記録されたブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を分析してブラウザ−ログインマッピング情報を生成することができる(図5参照)。例えば、日別または月別によってログに記録されたブラウザクッキー情報とログインクッキー情報に基づいたブラウザ−ログインマッピング情報を生成することができる。
【0036】
このように、本発明によれば、ブラウザ−ログインマッピング情報を用い、ユーザがログインをしなくても広告サーバに接続したユーザのウェブブラウザと連関したブラウザクッキー情報からユーザのユーザプロフィール情報を得ることができる。
【0037】
図4は、本発明のさらに他の実施形態において、ターゲット広告方法を示したフローチャートである。
【0038】
段階S401で、ユーザ形態サーバ204のユーザプロフィールデータベース205は、ユーザプロフィール情報を記録して維持する。
【0039】
図5は、本発明に係るユーザプロフィールデータベースの一例を示した図である。
【0040】
図5に示すように、ユーザプロフィールデータベース205は、ブラウザ−ログインマッピング情報とユーザプロフィール情報とを保存する。ここで、ブラウザ−ログインマッピング情報とは、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報をマッピングして生成された情報であって、ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を組み合わせて生成することができる。例えば、ブラウザ−ログインマッピング情報(ブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を組み合わせて生成された情報)が「B1000000001−chm112」であり、これに対応するユーザプロフィール情報が「年齢(25)、性別(女)、地域(ソウル)」などである情報を含むことができる。
【0041】
したがって、ユーザ形態サーバ204は、広告サーバ202から受信されたブラウザクッキー情報に対応するユーザプロフィール情報を、ブラウザ−ログインマッピング情報に基づいて識別し、該当するユーザプロフィール情報を広告サーバ202に送信することができる。
【0042】
図6は、本発明に係る広告データベースの一例を示した図である。
【0043】
図6に示されたように、広告データベース203は、年齢(10代、20代、30代など)、性別(女性、男性)、地域(ソウル、京幾、仁川など)などの各ユーザプロフィール情報と連関して広告データを記録することができる。例えば、広告データベース203は、「30代女性」には、育児、食べ物と連関した広告データを記録することができ、「30代男性」には、貯金、財テクと連関した広告データを記録することができる。本発明の実施形態において、「貯金」と連関した広告データとしては、銀行サイト、保険サイト、貯金に関する本や動画やテキストなどを提供することができる。
【0044】
段階S402で、ウェブブラウザ201は、広告サーバ202に接続し、段階S403で、広告サーバ202は、接続したウェブブラウザ201のブラウザクッキー情報をユーザ形態サーバ204に伝達する。広告サーバ202は、自分に接続したウェブブラウザ201のユーザに適合するターゲット広告データを提供するために、ブラウザクッキー情報をユーザ形態サーバ204に伝達することで、ユーザ形態サーバ204からユーザのユーザプロフィール情報を受信することができる。
【0045】
段階S404で、ユーザ形態サーバ204は、広告サーバ202からブラウザクッキー情報を受信し、ユーザプロフィールデータベース205からブラウザクッキー情報に対応するブラウザ−ログインマッピング情報を識別する。ユーザ形態サーバ204は、識別されたブラウザ−ログインマッピング情報に対応するユーザプロフィール情報を広告サーバ202に送信する。
【0046】
段階S405で、広告サーバ202は、ユーザ形態サーバ204からユーザプロフィール情報を受信し、広告データベース203からユーザプロフィール情報と連関した広告データを識別してウェブページ上にディスプレイする。
【0047】
また、本発明によれば、デモグラフィック分類体系に属する各ユーザプロフィール情報と連関して各広告データを記録することで、各ユーザの性別、地域、年齢に適合する広告データをディスプレイすることができる。
【0048】
なお、本発明に係るブラウザ−ログインマッピングを介したターゲットインベントリ拡張方法は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な記録媒体を含む。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。前記したハードウェア要素は、本発明の動作を実行するために一以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成することができ、その逆もできる。
【0049】
以上、本発明を好ましい実施形態に則して説明したが、本発明の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想及びその領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【符号の説明】
【0050】
200:ターゲット広告システム
201:ウェブブラウザ
202:広告サーバ
203:広告データベース
204:ユーザ形態サーバ
205:ユーザプロフィールデータベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザプロフィールデータベースと、広告サーバと、ユーザ形態サーバと、を含むシステムを用いる広告方法であり、
ユーザのブラウザが前記広告サーバに接続すると前記広告サーバは前記ブラウザを識別するクッキー情報であるブラウザクッキー情報を前記ブラウザに付与し、
前記広告サーバは、前記ユーザが前記ブラウザから前記広告サーバにログインする際に前記ユーザから入力される情報であるログインクッキー情報を前記ログインクッキー情報とともにログに記録し、
前記ユーザ形態サーバは、前記ログの分析によりブラウザクッキー情報とログインクッキー情報とを前記ユーザのユーザプロフィール情報にマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報を前記ユーザプロフィールデータベースに記録し、
その後、前記ユーザが前記広告サーバにログインしていない状態において、前記広告サーバが前記ブラウザの接続を認知すると、
前記広告サーバが前記ブラウザのブラウザクッキー情報を前記ユーザ形態サーバに送信し、
前記ユーザ形態サーバが前記広告サーバの送信した前記ブラウザのクッキー情報に対応する前記ブラウザ−ログインマッピング情報のユーザプロフィール情報を前記広告サーバに送信し、
前記広告サーバが前記ユーザ形態サーバの送信した前記ユーザプロフィール情報と連関した広告データを前記ブラウザに提供することを含む広告方法。
【請求項2】
前記ブラウザ−ログインマッピング情報は、一定の時間内に前記ログに記録されたブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を分析して生成されることを特徴とする請求項1に記載の広告方法。
【請求項3】
前記ブラウザクッキー情報は、ユーザが削除したときには前記広告サーバにより再発行されることを特徴とする請求項1または2に記載の広告方法。
【請求項4】
前記広告サーバは、前記広告サーバが前記ブラウザの接続を認知し前記ブラウザのログインクッキー情報を識別し、前記ブラウザが前記広告サーバに接続したことがあると認識すると、特別な広告データを前記ブラウザに提供することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の広告方法。
【請求項5】
ユーザプロフィールデータベースと、広告サーバと、ユーザ形態サーバと、を含むシステムであり、
前記広告サーバは、
ユーザのブラウザが前記広告サーバに接続すると前記ブラウザを識別するクッキー情報であるブラウザクッキー情報を前記ブラウザに付与し、
前記ユーザが前記ブラウザから前記広告サーバにログインする際に前記ユーザから入力される情報であるログインクッキー情報を前記ログインクッキー情報とともにログに記録し、
前記ユーザ形態サーバは、
前記ログの分析によりブラウザクッキー情報とログインクッキー情報とを前記ユーザのユーザプロフィール情報にマッピングしたブラウザ−ログインマッピング情報を前記ユーザプロフィールデータベースに記録し、
前記ユーザが前記広告サーバにログインしていない状態において、前記広告サーバが前記ブラウザの接続を認知すると、
前記広告サーバは、前記ブラウザのブラウザクッキー情報を前記ユーザ形態サーバに送信し、
前記ユーザ形態サーバは、前記広告サーバの送信した前記ブラウザのクッキー情報に対応する前記ブラウザ−ログインマッピング情報のユーザプロフィール情報を前記広告サーバに送信し、
前記広告サーバは、前記ユーザ形態サーバの送信した前記ユーザプロフィール情報と連関した広告データを前記ブラウザに提供することを特徴とする広告システム。
【請求項6】
前記ブラウザ−ログインマッピング情報は、一定の時間内に前記ログに記録されたブラウザクッキー情報とログインクッキー情報を分析して生成されることを特徴とする請求項5に記載の広告システム。
【請求項7】
前記ブラウザクッキー情報は、ユーザが削除したときには前記広告サーバにより再発行されることを特徴とする請求項5または6に記載の広告システム。
【請求項8】
前記広告サーバは、前記広告サーバが前記ブラウザの接続を認知し前記ブラウザのログインクッキー情報を識別し、前記ブラウザが前記広告サーバに接続したことがあると認識すると、特別な広告データを前記ブラウザに提供することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の広告システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−258212(P2011−258212A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−150457(P2011−150457)
【出願日】平成23年7月6日(2011.7.6)
【分割の表示】特願2008−59102(P2008−59102)の分割
【原出願日】平成20年3月10日(2008.3.10)
【出願人】(509288208)エヌエイチエヌ ビジネス プラットフォーム コーポレーション (93)
【Fターム(参考)】