説明

広告決定プログラム、広告表示車両及び広告決定方法

【課題】宣伝効果が高いと推測される広告コンテンツを容易に決定できる広告決定プログラム、広告表示車両及び広告決定方法を提供することを目的とする。
【解決手段】広告表示車両3において出力すべき広告コンテンツを決定する広告決定プログラムであって、コンピュータ2を、広告表示車両現在位置取得手段と、広告表示車両3の現在位置から所定範囲内において商品を販売している商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出手段と、商品毎の販売個所数の情報を基に、広告表示車両3が出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定手段と、広告表示車両3の出力装置が広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力するように指示する広告コンテンツ出力指示手段として機能させることにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告決定プログラム、広告表示車両及び広告決定方法に係り、特に出力する広告コンテンツを決定する広告決定プログラム及び広告決定方法、決定した広告コンテンツを出力する広告表示車両に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば飲料やスナック菓子などのメーカでは、複数の商品(製品)を同時に発売することがある。こられの商品が発売された際、メーカは広告車を用いて商品の宣伝することがあった。広告車は、動画や静止画などの広告コンテンツを表示(出力)しながら走行することで宣伝を行うものである。ディスプレイ装置を搭載した広告車は、ディスプレイ装置に動画や静止画などの広告コンテンツを表示することで商品の宣伝を行っていた。
【0003】
複数の広告コンテンツを表示する場合、従来の広告車は複数の広告コンテンツを順番に切り替えて表示するか、ランダムに切り替えて表示していた。また、商品の宣伝効果を高めるため、従来の広告車には走行するエリアに密着した広告コンテンツを担当者等が予め決めておくことで、エリアに密着した広告コンテンツを表示するものもあった。特許文献1には、携帯移動情報端末のユーザに対して、ユーザが在圏するエリアに密着した広告情報等を配信することが記載されている。
【特許文献1】特開2002−216021号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、広告車による広告コンテンツの表示を見た人は、広告コンテンツを見たときから短時間の内に、その広告コンテンツの対象である商品を見かけた場合、その商品を通常よりも高い確率で購入することが知られている。また、その後は商品を購入した人による口コミ等、広告車による広告よりも影響力のある宣伝効果が期待できる。
【0005】
しかしながら、従来の広告車では広告コンテンツの表示を見た人が短時間の内に目にする可能性のより高い商品を選ぶことが容易に行えず、担当者等が経験等に基づいて宣伝効果がありそうな広告コンテンツを予め決めておかなければならなかった。
【0006】
したがって、従来の広告車では「広告車による広告コンテンツの表示を見た人は、広告コンテンツを見たときから短時間の内に、その広告コンテンツの対象である商品を見かけた場合、その商品を通常よりも高い確率で購入する」という知識から推測される宣伝効果が高い広告コンテンツを容易に決定できないという問題があった。
【0007】
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みなされたもので、宣伝効果が高いと推測される広告コンテンツを容易に決定できる広告決定プログラム、広告表示車両及び広告決定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する為、本発明の一実施形態は、複数の広告コンテンツを出力可能な広告表示車両において出力すべき広告コンテンツを決定する広告決定プログラムであって、コンピュータを、広告表示車両の地理的位置情報を取得する広告表示車両現在位置取得手段と、前記広告表示車両現在位置取得手段が取得した広告表示車両の地理的位置情報に基づいて、商品を特定する情報と該商品の販売個所の地理的位置情報とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告表示車両の現在位置から所定範囲内において商品を販売している販売個所を特定して該商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出手段と、前記販売個所数抽出手段が抽出した該商品毎の販売個所数の情報を基に、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定手段と、広告表示車両の出力装置が前記広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力するように指示する広告コンテンツ出力指示手段として機能させるための広告決定プログラムであることを特徴とする。
【0009】
なお、本発明の一実施形態の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
上述の如く、本発明の一実施形態によれば、宣伝効果が高いと推測される広告コンテンツを容易に決定できる広告決定プログラム、広告表示車両及び広告決定方法を提供可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。
【実施例1】
【0012】
図1は、広告表示システムの一例の構成図である。図1の広告表示システム1は、広告サーバ2,1台以上の広告車3,1つ以上の商品管理システム4が、インターネットやLANなどのネットワーク5を介してデータ通信可能に接続されている。広告サーバ2は広告車3において出力する広告コンテンツを、広告車3の現在位置の近辺で販売している店舗数の多い商品等に応じて決定し、広告車3に指示するものである。
【0013】
広告車3は広告コンテンツを出力可能なディスプレイ装置を搭載する。点線で囲まれた領域6には広告表示用ディスプレイを搭載した広告車3の一例を示している。また、広告車3は現在位置を測位するGPS(全地球測位システム)装置を搭載し、測位した現在位置を広告サーバ2に通知する。広告車3は広告サーバ2からの指示に基づいてディスプレイ装置に広告コンテンツを出力する。
【0014】
商品管理システム4は商品を販売する販売個所としての店舗毎に、扱っている(販売している)商品の識別子(商品ID)と、その商品の在庫数とを管理している。広告サーバ2から商品IDを受信すると、商品管理システム4は受信した商品IDの在庫数を抽出して広告サーバ2へ送信する。
【0015】
図1の広告表示システム1は、複数の商品の広告コンテンツのうち、広告車3が走行している近辺で販売している店舗が多い商品を対象とした広告コンテンツを優先的に出力することで、「広告車3による広告コンテンツの表示を見た人は、広告コンテンツを見たときから短時間の内に、その広告コンテンツの対象である商品を見かけた場合、その商品を通常よりも高い確率で購入する」という知識から推測される宣伝効果が高い広告コンテンツを容易に決定できる。
【0016】
次に、広告サーバ2,広告車3及び商品管理システム4において後述の情報処理を行うコンピュータシステムの構成例について図2を参照しつつ説明する。図2はコンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。
【0017】
コンピュータシステム20は、それぞれバスBで相互に接続された入力装置21,出力装置22,ドライブ装置23,補助記憶装置24,主記憶装置25,演算処理装置26およびインターフェース装置27で構成される。
【0018】
入力装置21はキーボードやマウスなどで構成され、各種信号を入力するために用いられる。出力装置22はディスプレイ装置などで構成され、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置27は、モデム,LANカードなどで構成されており、ネットワーク5に接続する為に用いられる。
【0019】
広告サーバ2,広告車3及び商品管理システム4において後述の情報処理を行う各種プログラム(以下、単にプログラムという)は、コンピュータシステム20を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。プログラムは記録媒体28の配布やネットワーク5からのダウンロードなどによって提供される。プログラムを記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
【0020】
また、プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると、プログラムは記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワーク5からダウンロードされたプログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
【0021】
コンピュータシステム20は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。主記憶装置25は、起動時に補助記憶装置24からプログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26は主記憶装置25に格納されたプログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
【0022】
図3は、広告サーバの一例のブロック図である。広告サーバ2は、広告車位置管理部31と、店舗情報管理部32と、広告コンテンツ決定部33と、広告コンテンツ出力指示部34と、広告車位置情報テーブル35と、店舗販売エリア情報テーブル36と、広告情報テーブル37と、商品取り扱い店舗情報テーブル38とを有する構成である。なお、図3に示した各ブロックの詳細は後述する。
【0023】
図4は広告車の一例のブロック図である。広告車3は広告表示クライアント40を有する構成である。広告表示クライアント40は、現在位置測位通知部41と、広告コンテンツ出力制御部42と、広告コンテンツ出力部43と、広告コンテンツ格納部44と、広告コンテンツテーブル45とを有する構成である。なお、図4に示した各ブロックの詳細は後述する。
【0024】
図5は商品管理システムの一例のブロック図である。商品管理システム4は、在庫数抽出部51と、在庫数送信部52と、商品管理テーブル53とを有する構成である。なお、図5に示した各ブロックの詳細は後述する。
【0025】
図6は、広告表示システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。ステップS1に進み、広告車3は現在位置測位通知処理を行い、測位した現在位置を広告サーバ2へ通知する。ステップS2に進み、広告サーバ2は在庫情報問合せ処理を行い、広告車3の現在位置の近辺にある店舗の商品管理システム4へ商品IDを送信して、商品の在庫数を問い合わせる。
【0026】
ステップS3に進み、商品管理システム4は在庫情報抽出送信処理を行い、受信した商品IDの在庫数を抽出して広告サーバ2へ送信する。ステップS4に進み、広告サーバ2は広告コンテンツ決定処理を行い、広告車3の現在位置の近辺で販売している店舗数の多い商品や、在庫数の多い商品等を対象とする広告コンテンツを広告車3で出力する広告コンテンツとして決定し、広告車3に指示する。ステップS5に進み、広告車3は広告コンテンツ出力制御処理を行い、広告サーバ2から指示のあった広告コンテンツをディスプレイ装置に出力する。
【0027】
図6に示したステップS1〜S5の処理手順を、後述のフローチャートに基づいて順番に説明していく。図7は、現在位置測位通知処理の手順を表した一例のフローチャートである。
【0028】
ステップS11に進み、広告車3の現在位置測位通知部41は例えば搭載しているGPS装置等で定期的に現在位置(自車位置情報)を取得する。ステップS12に進み、現在位置測位通知部41は自車内に搭載されている広告コンテンツの広告IDを図8に示す広告コンテンツテーブル45から抽出する。
【0029】
図8は広告コンテンツテーブルの一例の構成図である。広告コンテンツテーブル45は自車内に搭載されている広告コンテンツの識別子である広告IDと、その広告コンテンツのファイルパスとを関連付けて管理している。
【0030】
ステップS13に進み、現在位置測位通知部41は広告サーバ2へ自車の識別子である車両IDと、自車の位置情報と、ステップS12で抽出した広告IDとを関連付けて送信する。
【0031】
図9は在庫情報問合せ処理の手順を表した一例のフローチャートである。ステップS21に進み、広告サーバ2の広告車位置管理部31は広告車3から車両ID,広告車3の位置情報,広告IDを受信する。広告車位置管理部31は受信した車両IDと位置情報とを関連付けて図10の広告車位置情報テーブル35へ記録する。図10は、広告車位置情報テーブルの一例の構成図である。
【0032】
ステップS22に進み、店舗情報管理部32は、広告車3の位置情報から広告車3の現在位置が、広告配信対象エリアに含まれる店舗IDを図11に示すような店舗販売エリア情報テーブル36から抽出する。図11は店舗販売エリア情報テーブルの一例の構成図である。店舗販売エリア情報テーブル36は、店舗の識別子である店舗IDと、店舗の位置情報である店舗位置と、その店舗位置を中心とする広告配信対象エリアを表す広告配信対象範囲とを関連付けて管理している。
【0033】
ステップS23に進み、店舗情報管理部32はステップS21で受信した各広告IDに対応する商品IDを図12に示すような広告情報テーブル37から抽出する。図12は広告情報テーブルの一例の構成図である。広告情報テーブル37は、広告IDと、その広告IDの広告コンテンツが対象とする商品の商品IDと、その商品の商品名と、その商品を対象とする広告コンテンツのファイル名とを関連付けて管理している。ステップS24に進み、店舗情報管理部32はステップS22で抽出した店舗IDに対応する店舗の商品管理システム4へステップS23で抽出した商品IDを送信する。
【0034】
図13は在庫情報抽出送信処理の手順を表した一例のフローチャートである。図13のフローチャートに示した在庫情報抽出送信処理は店舗毎に行われる。図13では店舗Aの在庫情報抽出送信処理を一例として示している。
【0035】
ステップS31に進み、在庫数抽出部51は広告サーバ2から広告コンテンツの対象となる商品の商品IDを受信する。在庫数抽出部51は受信した商品IDに対応する商品の在庫数を図14に示す店舗Aの商品管理テーブル53から抽出する。図14は、商品管理テーブルの一例の構成図である。商品管理テーブル53は店舗A及びBの商品管理テーブル53の一例を示している。図14の商品管理テーブル53は、店舗IDと、その店舗IDの店舗で扱っている商品の商品IDと、その商品IDの商品の在庫数とを関連付けて管理している。ステップS32に進み、在庫数送信部52はステップS31で受信した商品IDの在庫数を商品IDと対応付けて広告サーバ2へ送信する。
【0036】
図15は広告コンテンツ決定処理の手順を表した一例のフローチャートである。ステップS41に進み、広告サーバ2の広告コンテンツ決定部33は、各店舗の商品管理システム4から広告コンテンツが対象とする商品(広告対象商品)の商品ID毎の在庫数を受信する。
【0037】
ステップS42に進み、広告コンテンツ決定部33は前述した広告情報テーブル37を使ってステップS41で受信した商品IDと広告IDとを関連付ける。ステップS43に進み、広告コンテンツ決定部33はステップS41で受信した情報から、商品ID毎に商品を販売する店舗数と、商品を販売する店舗の店舗IDと、在庫数とを集計し、ステップS41で関連付けられた広告IDと関連付けて図16の商品取り扱い店舗情報テーブル38に記録する。
【0038】
図16は商品取り扱い店舗情報テーブルの一例の構成図である。図16の商品取り扱い店舗情報テーブル38は、商品IDと、その商品IDの商品を対象とする広告コンテンツの広告IDと、その商品IDの商品を販売する店舗数及び店舗IDと、その商品IDの商品の在庫数とを関連付けて管理している。
【0039】
ステップS44に進み、広告コンテンツ決定部33は、商品取り扱い店舗情報テーブル38から店舗数又は在庫数が最も多い広告IDを抽出する。なお、ステップS44の処理において、店舗数又は在庫数の何れを利用するかは、宣伝の目的によって適宜切り替えればよい。無論、ステップS44の処理では店舗数及び在庫数の両方を利用するようにしてもよい。そして、ステップS45に進み、広告コンテンツ出力指示部34はステップS44で抽出した広告IDをステップS21で受信した車両IDの広告車3に送信する。
【0040】
図17は広告コンテンツ出力制御処理の手順を表した一例のフローチャートである。ステップS51に進み、広告車3の広告コンテンツ出力制御部42は広告サーバ2から広告IDを受信する。
【0041】
ステップS52に進み、広告コンテンツ出力制御部42は図8に示した広告コンテンツテーブル45からステップS51で受信した広告IDに対応するコンテンツのファイルパスを抽出する。広告コンテンツ出力制御部42は抽出したファイルパスに対応するコンテンツファイルを広告コンテンツ格納部44から抽出する。
【0042】
そして、ステップS53に進み、広告コンテンツ出力制御部42はステップS52で抽出したコンテンツファイルを広告コンテンツ出力部43としての自車の広告表示用ディスプレイに出力する。
【0043】
実施例1の広告表示システム1は、複数の商品の広告コンテンツのうち、広告車3が走行している近辺で販売している店舗数又は在庫数が多い商品を対象とした広告コンテンツを優先的に出力することで、宣伝効果が高い広告コンテンツを容易に決定できる。
【実施例2】
【0044】
実施例1の広告表示システム1では、広告車3が走行している近辺で販売している店舗数又は在庫数が多い商品を対象とした広告コンテンツを優先的に出力していたが、広告車3が走行している近辺で販売している店舗数や在庫数が多い商品を対象とした広告コンテンツ,キャンペーン対象の広告コンテンツや再生回数の少ない広告コンテンツを総合的に判断して出力する広告コンテンツを決定してもよい。
【0045】
実施例2の広告表示システム1は、広告車3が走行している近辺で販売している店舗数や在庫数が多い商品を対象とした広告コンテンツ,キャンペーン対象の広告コンテンツや再生回数の少ない広告コンテンツを総合的に判断して出力する広告コンテンツを決定するものである。なお、実施例2の広告表示システム1の構成図は図1と同様である。
【0046】
実施例2の広告表示システム1の広告サーバ2Aは広告車3において出力する広告コンテンツを、広告車3の現在位置の近辺で販売している店舗数や在庫数の多い商品を対象とした広告コンテンツ,キャンペーン対象の広告コンテンツや再生回数の少ない広告コンテンツを総合的に判断して決定し、広告車3に指示するものである。
【0047】
なお、広告サーバ2A,広告車3及び商品管理システム4において情報処理を行うコンピュータシステムの構成例については図2と同様である。図18は、広告サーバの一例のブロック図である。
【0048】
広告サーバ2Aは、図3に示した広告サーバ2の構成に、キャンペーン商品情報テーブル181と、ポイント情報テーブル182と、広告再生履歴テーブル183と、ポイント定義テーブル184とを追加した構成である。なお、広告車3のブロック図は図4と同様である。商品管理システム4のブロック図は図5と同様である。
【0049】
実施例2の広告表示システム1の処理手順は、図6に示した実施例1の広告表示システム1の処理手順とステップS4の広告コンテンツ決定処理が異なっている。実施例2の広告表示システム1におけるステップS4では広告サーバ2Aが、広告車3の現在位置の近辺で販売している店舗数や在庫数の多い商品を対象とする広告コンテンツ,キャンペーン対象の広告コンテンツや再生回数の少ない広告コンテンツを総合的に判断して広告車3で出力する広告コンテンツとして決定し、広告車3に指示する。
【0050】
次に、実施例2の広告表示システム1におけるステップS4の処理手順を、図19に示すフローチャートに基づいて説明する。図19は広告コンテンツ決定処理の手順を表した他の例のフローチャートである。
【0051】
ステップS61〜S63の処理は、図15のステップS41〜S43の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS64に進み、広告コンテンツ決定部33は広告ID毎の優先度を図20に示すキャンペーン商品情報テーブル181から抽出する。図20はキャンペーン商品情報テーブルの一例の構成図である。キャンペーン商品情報テーブル181は、広告IDと、その広告IDの優先度とを関連付けて管理している。
【0052】
広告コンテンツ決定部33は抽出した広告ID毎の優先度に対応するポイントを図21に示すポイント定義テーブル184から算出し、図22に示すポイント情報テーブル182に格納する。図21はポイント定義テーブルの一例の構成図である。図21のポイント定義テーブル184は、評価項目と、条件と、ポイントとを関連付けて管理している。
【0053】
評価項目はポイントを評価する項目である。条件は評価項目毎に複数のポイントを設定する為の条件である。例えば評価項目「キャンペーン」には、優先度「1」〜「3」に関連付けてポイント「1」〜「3」が設定されている。
【0054】
図22はポイント情報テーブルの一例の構成図である。ポイント情報テーブル182は広告ID毎に、ポイント定義テーブル184の評価項目毎のポイントと、合計のポイントとを関連付けて管理している。
【0055】
ステップS65に進み、広告コンテンツ決定部33はステップS21で受信した広告車3の位置情報を中心とし、予め決められた半径以内の広告放送範囲を算出する。ステップS66に進み、広告コンテンツ決定部33は図23に示す広告再生履歴テーブル183を利用して広告ID毎に、ステップS65で算出した広告放送範囲内での広告コンテンツの再生回数をカウントする。
【0056】
図23は広告再生履歴テーブルの一例の構成図である。広告再生履歴テーブル183は再生された広告コンテンツに対応する広告IDと、その広告コンテンツが再生された再生場所とを関連付けて管理している。したがって、広告コンテンツ決定部33は再生場所がステップS65で算出した広告放送範囲内に含まれる広告IDを広告再生履歴テーブル183から抽出して広告ID毎にカウントすることで、広告放送範囲内での広告コンテンツの再生回数をカウントできる。
【0057】
ステップS67に進み、広告コンテンツ決定部33は抽出した広告ID毎の再生回数に対応するポイントを図21に示すポイント定義テーブル184から算出し、図22に示すポイント情報テーブル182に格納する。ステップS68に進み、広告コンテンツ決定部33は図16の商品取り扱い店舗情報テーブル38から各広告IDに対応する商品を取り扱っている(販売している)店舗数を抽出する。広告コンテンツ決定部33は、抽出した店舗数に対応するポイントを図21に示すポイント定義テーブル184から算出し、図22に示すポイント情報テーブル182に格納する。
【0058】
ステップS69に進み、広告コンテンツ決定部33は商品取り扱い店舗情報テーブル38から各広告IDに対応する商品の在庫数を抽出する。広告コンテンツ決定部33は、抽出した在庫数に対応するポイントを図21に示すポイント定義テーブル184から算出して図22に示すポイント情報テーブル182に格納する。
【0059】
ステップS70に進み、広告コンテンツ決定部33はポイント情報テーブル182から合計のポイントが最も大きな広告IDを抽出する。ステップS71に進み、広告コンテンツ出力指示部34はステップS70で抽出した広告IDをステップS21で受信した車両IDの広告車3に送信する。
【0060】
ステップS72に進み、広告コンテンツ決定部33はステップS21で受信した広告車3の位置情報を再生場所して広告IDと対応付けて図23の広告再生履歴テーブル184に記録する。
【0061】
実施例2の広告表示システム1は、複数の広告コンテンツのうち、広告車3が走行している近辺で販売している店舗数や在庫数が多い商品を対象とした広告コンテンツ,キャンペーン対象の広告コンテンツや再生回数の少ない広告コンテンツを総合的に判断して出力することで宣伝効果が高いと推測される広告コンテンツを容易に決定できる。
【実施例3】
【0062】
実施例1及2の広告表示システム1は、広告サーバ2,1台以上の広告車3,1つ以上の商品管理システム4が、インターネットやLANなどのネットワークを介してデータ通信可能に接続されているが、広告サーバ2を広告車3に含ませる構成も可能である。
【0063】
図24は、広告表示システムの他の例の構成図である。図24の広告表示システム1Aは、1台以上の広告車3,1つ以上の商品管理システム4が、インターネットやLANなどのネットワークを介してデータ通信可能に接続されている。図1の広告表示システム1
における広告サーバ2の機能は広告車3に追加される。
【0064】
つまり、広告車3は自車において出力する広告コンテンツを、自車の現在位置の近辺で販売している店舗数の多い商品等に応じて決定し、自車の広告表示用ディスプレイに出力するものである。
【0065】
商品管理システム4は商品を販売する販売個所としての店舗毎に、扱っている(販売している)商品の識別子(商品ID)と、その商品の在庫数とを管理している。広告車3から商品IDを受信すると、商品管理システム4は受信した商品IDの在庫数を抽出して広告車3へ送信する。なお、広告表示システム1Aの機能自体は、図1に示した広告表示システム1と実質的に変わっていないため、説明を省略した。
【0066】
図24の広告表示システム1Aは、複数の商品の広告コンテンツのうち、広告車3が走行している近辺で販売している店舗が多い商品を対象とした広告コンテンツを優先的に出力することで、「広告車3による広告コンテンツの表示を見た人は、広告コンテンツを見たときから短時間の内に、その広告コンテンツの対象である商品を見かけた場合、その商品を通常よりも高い確率で購入する」という知識から推測される宣伝効果が高い広告コンテンツを容易に決定できる。
【0067】
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば本実施例では商品を販売する販売個所として店舗を例に説明したが、商品毎の在庫を管理可能な販売個所、例えば自販機等であってもよい。
【0068】
図22のポイント情報テーブル182は評価項目としてキャンペーン,再生回数,取扱店舗数及び在庫数を採用しているが、キャンペーン,再生回数,取扱店舗数及び在庫数の一部を採用するものや他の評価項目を採用するものであってもよい。
【0069】
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
複数の広告コンテンツを出力可能な広告表示車両において出力すべき広告コンテンツを決定する広告決定プログラムであって、
コンピュータを、
広告表示車両の地理的位置情報を取得する広告表示車両現在位置取得手段と、
前記広告表示車両現在位置取得手段が取得した広告表示車両の地理的位置情報に基づいて、商品を特定する情報と該商品の販売個所の地理的位置情報とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告表示車両の現在位置から所定範囲内において商品を販売している販売個所を特定して該商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出手段と、
前記販売個所数抽出手段が抽出した該商品毎の販売個所数の情報を基に、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定手段と、
広告表示車両の出力装置が前記広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力するように指示する広告コンテンツ出力指示手段と
して機能させるための広告決定プログラム。
(付記2)
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品の在庫情報を取得する在庫情報取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記在庫情報取得手段が取得した商品の在庫情報に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる付記1記載の広告決定プログラム。
(付記3)
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの優先度とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の優先度を取得する優先度取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記優先度取得手段が取得した広告コンテンツの優先度に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる付記1記載の広告決定プログラム。
(付記4)
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの出力回数とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の出力回数を取得する出力回数取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記出力回数取得手段が取得した広告コンテンツの出力回数に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる付記1記載の広告決定プログラム。
(付記5)
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品の在庫情報を取得する在庫情報取得手段と、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの優先度とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の優先度を取得する優先度取得手段と、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの出力回数とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の出力回数を取得する出力回数取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記販売個所数抽出手段が抽出した該商品毎の販売個所数の情報,前記在庫情報取得手段が取得した商品の在庫情報,前記優先度取得手段が取得した広告コンテンツの優先度及び前記出力回数取得手段が取得した広告コンテンツの出力回数に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる付記1記載の広告決定プログラム。
(付記6)
複数の広告コンテンツを出力可能な広告表示車両であって、
現在位置の地理的位置情報を測位する現在位置測位手段と、
前記現在位置測位手段が測位した現在位置の地理的位置情報に基づいて、商品を特定する情報と該商品の販売個所の地理的位置情報とを関連付けて持つ記録部を参照し、現在位置から所定範囲内において商品を販売している販売個所を特定して該商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出手段と、
前記販売個所数抽出手段が抽出した該商品毎の販売個所数の情報を基に、出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定手段と、
前記広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力する出力手段と
を有することを特徴とする広告表示車両。
(付記7)
複数の広告コンテンツを出力可能な広告表示車両において出力すべき広告コンテンツを決定する広告サーバにおける広告決定方法であって、
前記広告サーバが、
広告表示車両の地理的位置情報を取得する広告表示車両現在位置取得ステップと、
前記広告表示車両現在位置取得ステップで取得した広告表示車両の地理的位置情報に基づいて、商品を特定する情報と該商品の販売個所の地理的位置情報とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告表示車両の現在位置から所定範囲内において商品を販売している販売個所を特定して該商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出ステップと、
前記販売個所数抽出ステップで抽出した該商品毎の販売個所数の情報を基に、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定ステップと、
広告表示車両の出力装置が前記広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力するように指示する広告コンテンツ出力指示ステップと
を有することを特徴とする広告決定方法。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】広告表示システムの一例の構成図である。
【図2】コンピュータシステムの一例のハードウェア構成図である。
【図3】広告サーバの一例のブロック図である。
【図4】広告車の一例のブロック図である。
【図5】商品管理システムの一例のブロック図である。
【図6】広告表示システムの処理手順を表した一例のシーケンス図である。
【図7】現在位置測位通知処理の手順を表した一例のフローチャートである。
【図8】広告コンテンツテーブルの一例の構成図である。
【図9】在庫情報問合せ処理の手順を表した一例のフローチャートである。
【図10】広告車位置情報テーブルの一例の構成図である。
【図11】店舗販売エリア情報テーブルの一例の構成図である。
【図12】広告情報テーブルの一例の構成図である。
【図13】在庫情報抽出送信処理の手順を表した一例のフローチャートである。
【図14】商品管理テーブルの一例の構成図である。
【図15】広告コンテンツ決定処理の手順を表した一例のフローチャートである。
【図16】商品取り扱い店舗情報テーブルの一例の構成図である。
【図17】広告コンテンツ出力制御処理の手順を表した一例のフローチャートである。
【図18】広告サーバの一例のブロック図である。
【図19】広告コンテンツ決定処理の手順を表した他の例のフローチャートである。
【図20】キャンペーン商品情報テーブルの一例の構成図である。
【図21】ポイント定義テーブルの一例の構成図である。
【図22】ポイント情報テーブルの一例の構成図である。
【図23】広告再生履歴テーブルの一例の構成図である。
【図24】広告表示システムの他の例の構成図である。
【符号の説明】
【0071】
1,1A 広告表示システム
2,2A 広告サーバ
3 広告車
4 商品管理システム
5 ネットワーク
20 コンピュータシステム
21 入力装置
22 出力装置
23 ドライブ装置
24 補助記憶装置
25 主記憶装置
26 演算処理装置
27 インターフェース装置
31 広告車位置管理部
32 店舗情報管理部
33 広告コンテンツ決定部
34 広告コンテンツ出力指示部
35 広告車位置情報テーブル
36 店舗販売エリア情報テーブル
37 広告情報テーブル
38 商品取り扱い店舗情報テーブル
40 広告表示クライアント
41 現在位置測位通知部
42 広告コンテンツ出力制御部
43 広告コンテンツ出力部
44 広告コンテンツ格納部
45 広告コンテンツテーブル
51 在庫数抽出部
52 在庫数送信部
53 商品管理テーブル
181 キャンペーン商品情報テーブル
182 ポイント情報テーブル
183 広告再生履歴テーブル
184 ポイント定義テーブル
B バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の広告コンテンツを出力可能な広告表示車両において出力すべき広告コンテンツを決定する広告決定プログラムであって、
コンピュータを、
広告表示車両の地理的位置情報を取得する広告表示車両現在位置取得手段と、
前記広告表示車両現在位置取得手段が取得した広告表示車両の地理的位置情報に基づいて、商品を特定する情報と該商品の販売個所の地理的位置情報とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告表示車両の現在位置から所定範囲内において商品を販売している販売個所を特定して該商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出手段と、
前記販売個所数抽出手段が抽出した該商品毎の販売個所数の情報を基に、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定手段と、
広告表示車両の出力装置が前記広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力するように指示する広告コンテンツ出力指示手段と
して機能させるための広告決定プログラム。
【請求項2】
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品の在庫情報を取得する在庫情報取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記在庫情報取得手段が取得した商品の在庫情報に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる請求項1記載の広告決定プログラム。
【請求項3】
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの優先度とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の優先度を取得する優先度取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記優先度取得手段が取得した広告コンテンツの優先度に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる請求項1記載の広告決定プログラム。
【請求項4】
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの出力回数とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の出力回数を取得する出力回数取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記出力回数取得手段が取得した広告コンテンツの出力回数に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる請求項1記載の広告決定プログラム。
【請求項5】
コンピュータを、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品の在庫情報を取得する在庫情報取得手段と、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの優先度とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の優先度を取得する優先度取得手段と、
前記販売個所数抽出手段が特定した販売個所で販売している商品に基づいて、該商品を対象とした広告コンテンツを特定する情報と該広告コンテンツの出力回数とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告コンテンツ毎の出力回数を取得する出力回数取得手段として更に機能させ、
前記広告コンテンツ決定手段を、前記販売個所数抽出手段が抽出した該商品毎の販売個所数の情報,前記在庫情報取得手段が取得した商品の在庫情報,前記優先度取得手段が取得した広告コンテンツの優先度及び前記出力回数取得手段が取得した広告コンテンツの出力回数に基づいて、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定するように機能させる請求項1記載の広告決定プログラム。
【請求項6】
複数の広告コンテンツを出力可能な広告表示車両であって、
現在位置の地理的位置情報を測位する現在位置測位手段と、
前記現在位置測位手段が測位した現在位置の地理的位置情報に基づいて、商品を特定する情報と該商品の販売個所の地理的位置情報とを関連付けて持つ記録部を参照し、現在位置から所定範囲内において商品を販売している販売個所を特定して該商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出手段と、
前記販売個所数抽出手段が抽出した該商品毎の販売個所数の情報を基に、出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定手段と、
前記広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力する出力手段と
を有することを特徴とする広告表示車両。
【請求項7】
複数の広告コンテンツを出力可能な広告表示車両において出力すべき広告コンテンツを決定する広告サーバにおける広告決定方法であって、
前記広告サーバが、
広告表示車両の地理的位置情報を取得する広告表示車両現在位置取得ステップと、
前記広告表示車両現在位置取得ステップで取得した広告表示車両の地理的位置情報に基づいて、商品を特定する情報と該商品の販売個所の地理的位置情報とを関連付けて持つ記録部を参照し、広告表示車両の現在位置から所定範囲内において商品を販売している販売個所を特定して該商品毎の販売個所数の情報を抽出する販売個所数抽出ステップと、
前記販売個所数抽出ステップで抽出した該商品毎の販売個所数の情報を基に、広告表示車両が出力すべき広告コンテンツを決定する広告コンテンツ決定ステップと、
広告表示車両の出力装置が前記広告コンテンツ決定手段の決定した広告コンテンツを出力するように指示する広告コンテンツ出力指示ステップと
を有することを特徴とする広告決定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2009−163126(P2009−163126A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−2387(P2008−2387)
【出願日】平成20年1月9日(2008.1.9)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】