説明

床置き式空気除菌装置

【課題】支持皿を取り外す際にこの支持皿と循環ポンプとが干渉することがない床置き式空気除菌装置を提供する。
【解決手段】床置き式の筐体内に配置された気液接触部材5と、この気液接触部材5に電解水を供給する電解水供給手段と、送風ファン7と、気液接触部材5の下方に滴下する電解水を貯留するための支持皿10と、この支持皿10に挿入され貯留している電解水を汲み上げる循環ポンプ13とを備え、支持皿10の側面10c,10dおよびこの支持皿の側面と対向する筐体内部の側面2Z,40cのいずれか一方に突部50を形成し、他方の側面に突部50と係合するレール溝53を形成し、レール溝53は、支持皿10を筐体2から着脱する際に、循環ポンプ13が支持皿10の外側に位置するまで突部50を下方に誘導する態様で形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空中浮遊微生物ウィルス等の除去が可能な例えば可搬式の床置き式空気除菌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、空中浮遊微生物ウィルス等の除去を目的として、空気中に電解水ミストを拡散させて、この電解水ミストを空中浮遊微生物に直接接触させ、ウィルス等を不活化する除菌装置が提案されている。この除菌装置では、空気中に電解水ミストを拡散させるために、次亜塩素酸を含む水を不織布から成る加湿エレメント(気液接触部材)に供給して浸透させ、送風機の風を加湿エレメントに当てることにより、加湿エレメントの水分を放出させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平2002−181358号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記除菌装置では、微粒子状の電解水ミストが到達しやすい使用環境下、すなわち、比較的小空間では効力を発揮するものの、電解水ミストが到達しにくい使用環境下、すなわち、大空間、例えば幼稚園や小・中・高等学校や、介護保険施設や、病院等では効力を発揮しにくいという問題がある。そこで、上述した従来の技術が有する課題を解消し、大空間の空気除菌が可能な床置き式空気除菌装置が開発されている。この除菌装置は、電解水の浸透した気液接触部材に室内の空気を送風することで、気液接触部材を通過する室内の空気を除菌し、除菌した空気を再び室内に戻すものである。
【0004】
この除菌装置では、水を電気分解して電解水を生成するための電解槽を備えている。一方、電解槽から気液接触部材に供給された電解水は、気液接触部材の下側にある水受け皿に滴下し、さらには、水受け皿の下側に配設された支持皿に流入して貯留される。この支持皿の内部には、貯留された水を汲み上げる循環ポンプが支持皿の上方から挿入されており、汲み上げられた水は再び電解槽へと送られて、上述の経路を循環するようになっている。
【0005】
上述の支持皿の底部には、電解水によって除菌された濃縮物が沈殿するため、除菌装置から取り外して定期的に洗浄することが好ましい。しかしながら、支持皿の内部には循環ポンプが挿入されており、支持皿を除菌装置の前方に引き出そうとすると、支持皿と循環ポンプとが干渉してしまう。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、支持皿を取り外す際にこの支持皿と循環ポンプとが干渉することがない床置き式空気除菌装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、床置き式の筐体内に配置された気液接触部材と、この気液接触部材に電解水を供給する電解水供給手段と、電解水が浸透した気液接触部材に室内の空気を送風する送風ファンと、前記気液接触部材の下方に滴下する電解水を貯留するための支持皿と、この支持皿に挿入され貯留している電解水を汲み上げる循環ポンプとを備え、前記支持皿の側面およびこの支持皿の側面と対向する前記筐体内部の側面のいずれか一方に突部を形成し、他方の側面に前記突部と係合するレール溝を形成し、前記レール溝は、前記支持皿を前記筐体から着脱する際に、前記循環ポンプが前記支持皿の外側に位置するまで前記突部を下方に誘導する態様で形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、支持皿の突部をレール溝に沿って移動させることにより、支持皿と循環ポンプとが干渉しないように支持皿を取り外すことができる。
【0008】
この場合において、前記レール溝は、前記支持皿を引き出す側から奥行き方向に向かって略水平に延びる水平移動部と、この水平移動部の奥端から上側又は斜め上側に向かって延びる上下移動部とで構成することができる。
この構成によれば、支持皿が取り付けられた状態から上下移動部に沿って支持皿を下側又は斜め下側に向けて誘導することができ、さらに、水平移動部に沿って支持皿を引き出し側へ引き出すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、前記レール溝は、前記支持皿を前記筐体から着脱する際に、前記循環ポンプが前記支持皿の外側に位置するまで前記突部を下方に誘導する態様で形成されていることにより、支持皿の突部をレール溝に沿って移動させることにより、支持皿と循環ポンプとが干渉しないように支持皿を取り外すことができる。
また、支持皿が取り付けられた状態から上下移動部に沿って支持皿を下側又は斜め下側に向けて誘導することができるので、支持皿の突部をレール溝に沿って移動させることにより、支持皿と循環ポンプとが干渉しないように支持皿を取り外すことができる。さらに、水平移動部に沿って支持皿を引き出し側へ引き出すことができるので、支持皿を傾けた状態にせずに水平に引き出すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置の全体斜視図を示す。なお、以下の説明において、上下、左右及び前後の方向は、図1の状態における方向を示すものとする。
図1において、符号1は、床置き式空気除菌装置を示す。この床置き式空気除菌装置1は、箱形の筐体2を備え、この筐体2は、脚片2Aと、前パネル2Bと、天パネル2Cとを含み、この天パネル2Cの両側には、操作蓋2D、開閉蓋2Eがそれぞれ横並びに配置されている。
【0011】
図2は、図1に示す床置き式空気除菌装置の前パネル2B及び天パネル2Cを取り外した状態を示す。この筐体2の内部は、上下方向に延びる2つの仕切り板40a,40bによって3つの部屋41a,41b,41cに画成されている。左側に位置する電装室41aには、図示しない制御用の基板などが収納されている。右側に位置する給水室41bには、着脱可能な給水タンク11や、循環する電解水を貯留するための着脱可能な支持皿10などが収納されている。
図3は、図2の中央部で上下に切断した状態を示す側部断面である。中央に位置する除菌室41cには、図2及び図3に示すように、その下部に横長の吸込口3が形成され、この吸込口3の上方にはプレフィルター3Aが配置されている。このプレフィルター3Aの上方には送風ファン7が配置され、この送風ファン7の上方には、保水性の高い気液接触部材5が、図3に示すように、筋交い状に配置され、この気液接触部材5の上方には、横長の吹出口4が配置されている。
【0012】
筐体2の除菌室41cには、図2及び図3に示すように、上下方向の中央部に略水平な平面を有する支持板8が取り付けられており、この支持板8には、送風ファン7が取り付けられている。この支持板8の平面には、気液接触部材5の左右方向の中央位置に、上下方向に貫通する開口部8aが形成されている。この開口部8aには、送風ファン7の送風口7aが上側に向けて配置されており、送風ファン7から送風される風は、上方に向けて吹き出すようになっている。
【0013】
一方、上述した気液接触部材5は、ハニカム構造を持ったフィルタ部材であって、気体接触面積が広く確保され、電解水滴下が可能で、目詰まりしにくい構造になっている。すなわち、この気液接触部材5は、図4に示すように、波形状に曲げられた素材5Aと、平板状の素材5Bとを接合し、全体としてハニカム状に形成されている。これら素材5A,5Bには、後述する電解水に反応性の少ない素材、要するに、電解水による劣化が少ない素材、例えば、ポリオレフィン樹脂系、PET樹脂系、塩化ビニル樹脂系、フッ素樹脂系またはセラミックス樹脂系等の素材が使用されている。気液接触部材5の傾斜角θは、30°以上であることが望ましい。それ以下の場合、滴下した電解水が、気液接触部材5の傾斜に沿って流れず、下方に落下するためである。また、傾斜角θが90°に近づいた場合、気液接触部材5を通過する送風経路が水平に近くなり、その分だけ上方への吹き出しが困難になる。この吹き出し方向を水平にした場合、吹き出し空気を遠くに送風できなくなり、後述するように、大空間の除菌に適した装置とならない。この傾斜角θは、80°>θ>30°が好ましく、本構成では約40°である。
【0014】
図5A〜図5Cは、気液接触部材5に電解水を滴下する手段を示す。
この気液接触部材5の下方には、水受け皿9(図3参照)が配置され、この水受け皿9の下流部の下側には、水受け皿9から流入する水を貯留するための支持皿10が給水室41bの内部に配設されている。この支持皿10には、当該支持皿10内に塩素イオンを含む水道水を供給する給水タンク11と、吸水口が支持皿10の内部に挿入される循環ポンプ13とが配置されている。この循環ポンプ13には電解槽31が接続され、この電解槽31には電解水供給管17が接続されている。この電解水供給管17は、外周部に多数の散水孔(図示せず)を備えて構成され、図5Bに示すように、気液接触部材5の上縁部に形成された散水ボックス5C中に挿入されている。
【0015】
電解槽31には、図5Cに示すように、電極32、33を備え、電極32、33は、通電された場合、電解槽31に流入した水を電気分解して活性酸素種を生成させる。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは過酸化水素といった、いわゆる狭義の活性酸素に、オゾン、次ハロゲン酸等といった、いわゆる広義の活性酸素を含めたものとする。電解槽31は、気液接触部材5に接近して配置され、水を電気分解して生成された活性酸素種を、ただちに気液接触部材5に供給できるように構成される。
【0016】
電極32,33は、例えばベースがTi(チタン)で皮膜層がIr(イリジウム)、Pt(白金)から構成された電極板であり、この電極32,33に印加する電流値は、電流密度で数mA(ミリアンペア)/cm2(平方センチメートル)〜数十mA/cm2として、所定の遊離残留塩素濃度(例えば1mg(ミリグラム)/l(リットル))を発生させる。
【0017】
上記電極32,33により水に通電すると、カソード電極では、
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-
の反応が起こり、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応が起こると同時に、
水に含まれる塩素イオン(水に予め添加されているもの)が、
2Cl-→Cl2+2e-
のように反応し、さらにこのCl2は水と反応し、
Cl2+H2O→HClO+HCl
となる。
【0018】
この構成では、電極32,33に通電することで、殺菌力の大きいHClO(次亜塩素酸)が発生し、この次亜塩素酸が供給された気液接触部材5に空気を通過させることにより、この気液接触部材5で雑菌が繁殖することを防止でき、気液接触部材5を通過する空気中に浮遊するウィルスを不活化することができる。また、臭気も気液接触部材5を通過する際に、電解水中の次亜塩素酸と反応し、イオン化して溶解することで、空気中から除去され、脱臭されることになる。
【0019】
図6は、支持皿10を単品の状態で見た斜視図である。支持皿10は、発砲材料で形成されており、その外形形状が略直方体を成している。この支持皿10の内部は、中空形状に形成されており、その上面に開口を有している。また、支持皿10は、仕切り壁10aによって内部が左右に仕切られており、左側の内部に循環ポンプ13の吸水口13aが挿入され、右側の内部に給水タンク11が支持されている。この仕切り壁10aは中央部に溝10bが形成されており、この溝10bを通って電解水が左右へ自由に流れるようになっている。
【0020】
支持皿10の右側面部10cには、この右側面部10cの奥側下部に突部50が設けられており、また、右側面部10cの前側下部には、上下方向に平面部が向くように支持金具51が設けられている。この突部50及び支持金具51は、右側面部10cから支持皿10の内部側と反対方向に突出しており、それぞれ発泡成型時に支持皿10に一体に取り付けられている。また、支持皿10の左側面部10dにも、突部50及び支持金具51が右側面部50cと左右対称となるように設けられている。
【0021】
図7は、給水室41bの下側であって、支持皿10が取り付けられる部分を示す斜視図を示す。給水室41bは、仕切り板40bによって左側の側面40cが形成され、筐体2の側板2Xによって右側の側面2Zが形成されている。この両側の壁面には、支持皿10を着脱する際にこの支持皿10を案内するための一対の案内板52が設けられている。この案内板52には、支持皿10の突部50が係合するレール溝53と、支持皿10の支持金具51が係合する保持溝54とが形成されている。
レール溝53は、筐体2の表面部2Yから奥行き方向に水平に延びる水平移動部53aと、この水平移動部53aの奥側端部から上方斜め奥側に延びる上下移動部53bと、この上下移動部53bの上側端部から奥行き方向へ水平に少し延びる固定溝部53cとを備えている。
保持溝54は、固定溝部53cとほぼ同じ高さで、筐体2の表面部2Yから奥行き方向に水平に延在している。
【0022】
次に、本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置の作用について説明する。
支持皿10を筐体2の内部に取り付けた状態では、支持皿10の内部には、図6に示すように、循環ポンプ13と給水タンク11とが挿入されている。また、支持皿10は、図8に示すように、筐体2の内部の給水室41bに取り付けられたとき、突部50がレール溝53の固定溝部53cで係合すると共に、支持金具51が保持溝54に係合している。
この状態から支持皿10を取り外すには、まず支持皿10を筐体2の表面部2Y側に水平に引き出して、支持金具51と保持溝54との係合を解除する。この水平移動距離は、支持皿10の内壁と循環ポンプ13及び給水タンク11とが干渉しない長さとなっている。
【0023】
支持金具51と保持溝54との係合を解除した後、支持皿10の水平を維持したまま、支持皿10を斜め下側に移動させる。このとき、支持皿10の突部50が上下移動部53bの延在する方向に沿って案内されることにより、支持皿10は一定の経路によって斜め下側に移動することになる。この一定の経路は、支持皿10の後側の内壁と循環ポンプ13及び給水タンク11とが干渉しないように、支持皿10の形状および移動経路が決定されている。支持皿10は、上下移動部53bの下端まで案内された状態で、循環ポンプ13及び給水タンク11が支持皿10の内部の外側に位置するところまで移動する。
【0024】
最後に、支持皿10の水平を維持したまま、支持皿10を筐体2の表面部2Y側に水平に引き出す。このとき、支持皿10の突部50が水平移動部53aの延在する方向に沿って案内されることにより、支持皿10は水平に移動する。そして、突部50がレール溝53の開部53dから外れることにより、支持皿10が筐体2から外れるようになる。
なお、支持皿10を筐体2の内部に取り付ける場合には、逆の手順を行うことにより、支持皿10と循環ポンプ13及び給水タンク11とが干渉しないように取り付けることができる。
【0025】
本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置によれば、レール溝53が、支持皿10を筐体2の内部から着脱する際に、循環ポンプ13が支持皿10の外側に位置するまで突部50を下方に誘導する態様で形成されていることにより、支持皿10の突部50をレール溝53に沿って移動させることにより、支持皿10と循環ポンプ13とが干渉しないように支持皿10を取り外すことができる。
また、支持皿10が取り付けられた状態から上下移動部53bに沿って支持皿を斜め下側に向けて誘導することができるので、支持皿10の突部50をレール溝53に沿って移動させることにより、支持皿10と循環ポンプ13とが干渉しないように支持皿10を取り外すことができる。さらに、水平移動部53bに沿って支持皿10を引き出し側へ引き出すことができるので、支持皿10を傾けた状態にせずに水平に引き出すことができる。
【0026】
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態では、支持皿10に突部50を設け、筐体2側にレール溝53を設けているが、支持皿10側にレール溝53を設けて、筐体2側に突部50を設けてもよい。これにより、支持皿10と循環ポンプ13とが干渉しないように支持皿10を取り外すことができる。
また、上下移動部53bを斜めに形成したが、上下方向に垂直に形成してもよい。これにより、支持皿10と循環ポンプ13とが干渉しないように支持皿10を取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置を示す全体斜視図である。
【図2】図1における床置き式空気除菌装置の前パネル及び天パネルを外した状態を示す斜視図である。
【図3】図2の中央部で上下方向に切断した状態を示す側部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置に使用する気液接触部材を正面から見た状態を示す拡大図である。
【図5】気液接触部材に電解水を滴下する手段を示す系統図であり、Aは側面図、Bは散水ボックスの断面図、Cは電解槽の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置に使用される支持皿を単体で示す全体斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置の給水室の下側部分を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る床置き式空気除菌装置に使用される支持皿を給水室の下側部分に取り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0028】
1 床置き式空気除菌装置
2 筐体
2X 側板
2Y 表面部
2Z 側面
5 気液接触部材
8 支持板
8a 開口部
9 水受け皿
10 支持皿
10a 仕切り壁
10b 溝
10c,10d 側面
11 給水タンク
13 循環ポンプ
13a 吸水口
31 電解槽
32、33 電極
40a,40b 仕切り板
40c 側面
41a 電装室
41b 給水室
41c 除菌室
50 突部
51 支持金具
52 案内板
53 レール溝
53a 水平移動部
53b 上下移動部
53c 固定溝部
54 保持溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
床置き式の筐体内に配置された気液接触部材と、この気液接触部材に電解水を供給する電解水供給手段と、電解水が浸透した気液接触部材に室内の空気を送風する送風ファンと、前記気液接触部材の下方に滴下する電解水を貯留するための支持皿と、この支持皿に挿入され貯留している電解水を汲み上げる循環ポンプとを備え、
前記支持皿の側面およびこの支持皿の側面と対向する前記筐体内部の側面のいずれか一方に突部を形成し、他方の側面に前記突部と係合するレール溝を形成し、前記レール溝は、前記支持皿を前記筐体から着脱する際に、前記循環ポンプが前記支持皿の外側に位置するまで前記突部を下方に誘導する態様で形成されていることを特徴とする床置き式空気除菌装置。
【請求項2】
前記レール溝は、前記支持皿を引き出す側から奥行き方向に向かって略水平に延びる水平移動部と、この水平移動部の奥端から上側又は斜め上側に向かって延びる上下移動部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の床置き式空気除菌装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−175304(P2007−175304A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−377602(P2005−377602)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】