説明

店舗用売上金入金機

【課題】店舗用売上金入金機において、入金口や操作部に空気中の油や粉塵などが侵入したり付着するのを防ぎ、未使用時には店舗用売上金入金機であると気付かれにくくする。
【解決手段】店舗用売上金入金機の機体11の上面および前面に、売上金を入金する入金口や入金操作をする操作部を設ける。カバー体29で、機体11の上面から前面にわたって覆い隠す。カバー体29は、機体11の上面後部側を回動軸として回動開放可能とし、機体11の上面から前面にわたって覆い隠す閉状態と露出させる開状態とに移動する。カバー体29により、入金口や操作部に空気中の油や粉塵などが侵入したり付着するのを防ぎ、店舗用売上金入金機であると気付かれにくくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗内に設置して店舗運営に余剰となった売上金を入金して保管する店舗用売上金入金機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、近年、コンビニエンスストアなどの店舗では、レジスタと組み合わせて、レジ係員と顧客とが直接受け渡しする売上入金および釣銭出金の処理をするレジスタ用入出金機などが用いられている。
【0003】
このようなレジスタ用入出金機などでは、入金処理時に、紙幣入金口に装填された紙幣を1枚ずつ繰り込み搬送して識別し、対応する金種別紙幣収納部に1枚ずつ受収し、また、出金処理時に、出金金種の金種別紙幣収納部から紙幣を1枚ずつ繰り出して出金している。
【0004】
また、レジスタ用入出金機内に収納される売上金は、管理者により定期的に取り出されて管理されるが、この売上金の管理責任が管理者にとって負担となっている。
【0005】
そこで、売上金の管理責任の負担を軽減するために、コンビニエンスストアなどの小売店舗内に設置される売上金入金機が知られている。この売上金入金機は、レジスタ用入金機から回収された売上金(店舗営業に余剰となったもの)を、入金して収納するもので、収納された売上金は例えば売上金の回収業務を委託された警備会社の警備員などの収集特定者により回収されて現金処理センタへ移送される。このように売上金を売上金入金機に入金することで、売上金の管理が店舗側から警備会社側や現金処理センタ側などに移り、店舗側での売上金の管理責任の負担が軽減される。
【0006】
この売上金入金機には、紙幣入金口に装填された紙幣を1枚ずつ繰り込み搬送して識別するとともに収納部に収納する紙幣処理部や、硬貨入金口に投入された硬貨を回転円盤や繰出ベルトを用いて摩擦力を使って硬貨を繰り込み搬送して識別するとともに収納部に収納する硬貨処理部が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平6−266963号公報(第3頁、図1−2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、売上金入金機が設置される店舗は、主に、コンビニエンスストアなどの小売店の店舗であったが、近年ファーストフード店やファミリーレストランなどの飲食店の店舗にも導入されてきた。飲食店の店舗は小売店の店舗とは異なり、店舗内で調理を行うため店内の空気中に油や煙が飛散しており、さらには顧客の喫煙も多いことから小売店に比べて空気中に含まれる油や粉塵の量が非常に多い。
【0008】
そのため、紙幣処理部の紙幣入金口における紙幣の繰り込み時に繰り込めなかったり、斜行して繰り込んだりする紙幣繰り込み上の不具合が発生しやすい。同様に、硬貨処理部における硬貨の繰り込みも、回転円盤や繰出ベルトを用いて摩擦力を使って硬貨の繰り込みを行っているため、油や粉塵が付着することによる繰り込み不良が発生しやすくなるという問題があった。
【0009】
また、近年、コンビニエンスストアでは、強盗が多発しており、店員にレジスタ内の売上金を要求し、ドロアまたはレジスタ用入金機から売上金を取り出させて強奪していくといったものであるが、強盗が売上金入金機に気付けば、その売上金入金機からも売上金を出すように要求されてしまう。ところが、売上金入金機は一般的に警備会社側の管理下にあり、店員は現金を取り出せないものであるため、強盗の要求には応じられず、強盗が売上金入金機を破壊して現金を取り出そうとするような事態も生じる。
【0010】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、環境条件の悪い店舗に設置しても現金処理に支障をきたすのを防止でき、しかも、使用していないときには店舗用売上金入金機であると気付かれにくくできる店舗用売上金入金機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1記載の店舗用売上金入金機は、店舗内に設置される店舗用売上金入金機において、売上金を入金する入金口、入金操作をする操作部、入金された売上金を収納する収納部を有する機体と、前記入金口および操作部を含む少なくとも機体の上面全体を覆い隠す閉状態と機体の上面一側を回動軸として回動開放し前記入金口および操作部を操作可能に露出する開状態とを取り得るカバー体とを具備しているものである。
【0012】
そして、機体の上面一側を回動軸として回動開放可能とするカバー体で、入金口および操作部を含む少なくとも機体の上面全体を覆い隠すことにより、入金口および操作部に例えば空気中の油や粉塵などが侵入したり付着するのを防ぎ、環境条件の悪い店舗に設置しても現金処理に支障をきたすのが防止され、しかも、店舗用売上金入金機であると気付かれにくくすることが可能となる。
【0013】
請求項2記載の店舗用売上金入金機は、請求項1記載の店舗用売上金入金機において、カバー体は、回動可能に連結された複数のカバー部材を有し、閉状態で機体の上面から前面の一部にかけて複数のカバー部材によって一体的に覆い隠し、開状態で複数のカバー部材が折り畳まれるものである。
【0014】
そして、カバー体を折り畳み可能とする複数のカバー部材で構成し、カバー体の閉状態で機体の上面から前面の一部にかけて一体的に覆うことにより、機体の上面や前面に入金口や操作部を自由にレイアウトすることが可能となって、入金操作性の向上が図れ、また、機体の上面から前面の一部まで覆えるカバー体であっても、開状態のときにコンパクトに収められる。
【0015】
請求項3記載の店舗用売上金入金機は、請求項1または2記載の店舗用売上金入金機において、機体の入金口として紙幣入金口と硬貨入金口とを有し、これら紙幣入金口と硬貨入金口とを閉状態のカバー体が覆い隠すものである。
【0016】
そして、カバー体で機体の紙幣入金口と硬貨入金口との両方を一緒に覆ったり露出させることが可能となる。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の店舗用売上金入金機によれば、機体の上面一側を回動軸として回動開放可能とするカバー体で、入金口および操作部を含む少なくとも機体の上面全体を覆い隠すことができるため、入金口および操作部に例えば空気中の油や粉塵などが侵入したり付着するのを防ぎ、環境条件の悪い店舗に設置しても現金処理に支障をきたすのを防止でき、しかも、店舗用売上金入金機であると気付かれにくくでき、防犯効果を期待できる。
【0018】
請求項2記載の店舗用売上金入金機によれば、請求項1記載の店舗用売上金入金機の効果に加えて、カバー体を折り畳み可能とする複数のカバー部材で構成し、カバー体の閉状態で機体の上面から前面の一部にかけて一体的に覆うことができるため、機体の上面や前面に入金口や操作部を自由にレイアウトすることができて、入金操作性の向上を図ることができ、また、機体の上面から前面の一部まで覆えるカバー体であっても、開状態のときにコンパクトに収めることができる。
【0019】
請求項3記載の店舗用売上金入金機によれば、請求項1または2記載の店舗用売上金入金機の効果に加えて、カバー体で機体の紙幣入金口と硬貨入金口との両方を一緒に覆ったり露出させることができるため、操作性を良好にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1ないし図4に第1の実施の形態を示し、図1は店舗用売上金入金機のカバー体の閉状態の斜視図、図2は店舗用売上金入金機のカバー体の開状態の斜視図、図3は店舗用売上金入金機の紙幣処理部の構成図、図4は店舗用売上金入金機の硬貨処理部の構成図である。
【0022】
図1および図2において、店舗用売上金入金機は、機体11を有し、この機体11の一側である右側域に紙幣を処理する紙幣処理部12が配設され、機体11の他側である左側域に硬貨を処理する硬貨処理部13が配設されている。
【0023】
紙幣処理部12は、入金する紙幣を紙幣の長手方向から複数枚一括して受け入れ可能とする入金口としての紙幣入金口15、受け入れた紙幣のうちの不適正であったり識別不能な紙幣などのリジェクト紙幣を返却する紙幣リジェクト口16、受け入れた紙幣を収納する前に入金がキャンセルされた場合に受け入れた紙幣を返却する紙幣返却口17を有し、これら紙幣入金口15、紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17が機体11の前面上部の右側域に上から順に配設されている。
【0024】
硬貨処理部13は、入金する硬貨を受け入れる入金口としての硬貨入金口19、受け入れた硬貨のうちの不適正であったり識別不能な硬貨などのリジェクト硬貨を返却する硬貨リジェクト口20、受け入れた硬貨を収納する前に入金がキャンセルされた場合に受け入れた硬貨を返却する硬貨返却口21を有し、硬貨入金口19が機体11の上面の左側域に配設され、硬貨リジェクト口20および硬貨返却口21が機体11の前面上部の左側域に上から順に配設されている。
【0025】
機体11の上面の右側域には、入金操作をするための操作部23や入金操作に関連した表示などを表示する表示部24を有する操作パネル25が配設されている。
【0026】
したがって、機体11の上面には硬貨入金口19および操作パネル25が配設され、機体11の前面上部には紙幣入金口15、紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17、硬貨リジェクト口20および硬貨返却口21が配設されている。
【0027】
また、機体11の下部は金庫26として構成され、この金庫26の前面には例えば売上金の回収業務を委託された警備会社の警備員などの収集特定者によって開閉可能な扉体27が配設されている。
【0028】
また、機体11には、この機体11の上面後部側を回動軸として、機体11の上面から前面上部にかけて覆い隠す閉状態と、機体11の上面および前面上部を露出させる開状態とを取り得るカバー体29が回動可能に取り付けられている。
【0029】
このカバー体29は、機体11の上面後部側に回動可能に取り付けられて機体11の上面を覆う奥側の第1のカバー部材としてのカバー部材30と、このカバー部材30に回動可能に連結されて機体11の上面前部から前面上部にかけて覆う手前側の第2のカバー部材としてのカバー部材31とを有している。これら各カバー部材30,31は、例えば樹脂成形品で構成されている。そして、カバー体29の閉状態では、機体11の上面から前面上部にかけてカバー部材30,31で一体的に覆い隠し、つまり、機体11の上面の硬貨入金口19および操作パネル25、機体11の前面上部の紙幣入金口15、紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17、硬貨リジェクト口20および硬貨返却口21を一体的に覆い隠し、また、カバー体29の開状態では、機体11の上面から前面上部にかけて露出し、つまり、機体11の上面の硬貨入金口19および操作パネル25、機体11の前面上部の紙幣入金口15、紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17、硬貨リジェクト口20および硬貨返却口21を操作可能に露出し、機体11の後部側に寄せて立てた状態にカバー部材30,31が折り畳まれる。
【0030】
手前側のカバー部材31には、機体11の前面位置を覆う位置に、カバー体29の開閉操作および折り畳み操作するための取手部32が設けられている。
【0031】
次に、図3において、紙幣処理部12は、紙幣入金口15に複数枚一括して挿入される紙幣を一括して受け入れるとともに後方へ向けて1枚ずつ繰り出す紙幣繰出部41、この紙幣繰出部41から1枚ずつ繰り出される紙幣を受け入れて搬送する紙幣搬送路42、この紙幣搬送路42を搬送する紙幣を識別する紙幣識別部43、紙幣リジェクト口16の後側に配設されていて紙幣搬送路42から分岐されて送り込まれるリジェクト紙幣を収納するとともに紙幣リジェクト口16からリジェクト紙幣を取り出し可能とする紙幣リジェクト部44、紙幣返却口17の後側に配設されていて紙幣搬送路42から送り込まれる正規の紙幣を一時保留して収納時には紙幣を下方の金庫26側へ移動させるとともに返却時には紙幣返却口17から紙幣を取り出し可能とする紙幣一時保留部45、金庫26内に着脱可能に配設され紙幣を収納する収納部としての紙幣収納カセット46、収納時に紙幣一時保留部45の紙幣を紙幣収納カセット46に収納させる収納手段47などを備えている。
【0032】
紙幣繰出部41は、紙幣入金口15から複数枚一括して挿入される紙幣を挟持して紙幣繰出部41内に取り込む一対の取込ローラ48、紙幣繰出部41内に取り込んだ紙幣を紙幣搬送路42へ向けて繰り出す繰出ベルト49、この繰出ベルト49に対向して逆転し繰出ベルト49で繰り出される紙幣を1枚ずつに規制する逆転ローラ50などを備えている。
【0033】
次に、図4において、硬貨処理部13は、硬貨入金口19に一括投入された硬貨を受け入れて1枚ずつ繰り出す硬貨繰出部61、この硬貨繰出部61から1枚ずつ繰り出される硬貨を受け入れて搬送する硬貨搬送路62、この硬貨搬送路62を搬送する硬貨を識別する硬貨識別部63、硬貨リジェクト口20に対して着脱可能で硬貨搬送路62から分岐されてリジェクトシュート64を通じて送り込まれるリジェクト硬貨を収納するリジェクト箱65、硬貨搬送路62から送り出されて一時保留シュート66を通じて送り込まれる正規の硬貨を一時保留する一時保留部67、硬貨返却口21に対して着脱可能で返却時に一時保留部67から送り込まれる返却硬貨を受け入れて収納する返却箱68、金庫26内に着脱可能に配設され収納時に一時保留部67から送り込まれる硬貨を受け入れて収納する収納部としての硬貨収納カセット69を備えている。
【0034】
硬貨繰出部61は、この硬貨繰出部61の底部を構成して硬貨を前方へ向けて繰り出す繰出ベルト70、この繰出ベルト70に対向して逆転し繰出ベルト70で繰り出される硬貨を1枚ずつに規制する逆転ローラ71を備えている。
【0035】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0036】
図1に示すように、店舗用売上金入金機を使用しないときには、カバー体29を閉状態とする。このカバー体29を閉状態では、機体11の上面から前面上部にかけて覆い隠し、つまり、機体11の上面の硬貨入金口19および操作パネル25、機体11の前面上部の紙幣入金口15、紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17、硬貨リジェクト口20および硬貨返却口21を一体的に覆い隠す。
【0037】
このように、カバー体29で全体を覆い隠すことができるため、各入金口15,19や操作部23などに、例えば空気中の油や粉塵などが侵入したり付着するのを防ぎ、環境条件の悪い店舗に設置しても現金処理に支障をきたすのを防止できる。例えば、紙幣処理部12の紙幣繰出部41における紙幣の繰出時に1枚ずつ繰り出せなかったり、斜行して繰り出したりする不具合の発生を低減でき、同様に、硬貨処理部13における硬貨の繰出時にも繰出ベルト70によって1枚ずつ繰り出させない繰出不良などの発生を低減できる。
【0038】
しかも、カバー体29を閉状態では店舗用売上金入金機であると気付かれにくくでき、防犯効果を期待できる。
【0039】
また、図2に示すように、店舗用売上入金機を使用するときには、カバー体29を開状態とする。このカバー体29を開状態では、機体11の上面から前面上部にかけて露出し、つまり、機体11の上面の硬貨入金口19および操作パネル25、機体11の前面上部の紙幣入金口15、紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17、硬貨リジェクト口20および硬貨返却口21が露出し、入金操作を可能とする。
【0040】
このカバー体29は、折り畳み可能とする複数のカバー部材30,31で構成しているため、開状態のときにコンパクトに折り畳んで収めることができ、入金操作の邪魔になるのを防止できる。
【0041】
また、カバー体29は、折り畳み可能とする複数のカバー部材30,31で構成しているため、カバー体29の閉状態で機体11の上面から前面上部にかけて一体的に覆うことができ、機体11の上面や前面上部に各入金口15,19や操作部23などを自由にレイアウトすることができて、入金操作性の向上を図ることができる。
【0042】
また、カバー体29の開閉操作で、機体11の紙幣入金口15と硬貨入金口19との両方を一緒に覆ったり露出させることができるため、操作性を良好にできる。
【0043】
なお、図5および図6の第2の実施の形態に示すように、カバー体29の閉状態のとき、少なくとも各入金口15,19および操作部23を覆えば、機体11の前面に配置された紙幣リジェクト口16、紙幣返却口17、硬貨返却口21などは覆わなくてもよい。この場合でも、各入金口15,19や操作部23などに、例えば空気中の油や粉塵などが侵入したり付着するのを防ぎ、環境条件の悪い店舗に設置しても現金処理に支障をきたすのを防止でき、しかも、店舗用売上金入金機であると気付かれにくくできる。
【0044】
また、機体11の上面に各入金口15,19や操作部23などを配置する場合には、機体11の上面全体のみをカバー体29で覆うようにしてもよい。
【0045】
また、カバー体29は、二分割したが、三分割以上に分割して構成してもよく、あるいは分割せず一体に構成してもよい。
【0046】
また、カバー体29は、機体11の上面後部側を回動軸として回動可能としたが、機体11の上面側部側を回動軸として回動可能としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す店舗用売上金入金機のカバー体の閉状態の斜視図である。
【図2】同上店舗用売上金入金機のカバー体の開状態の斜視図である。
【図3】同上店舗用売上金入金機の紙幣処理部の構成図である。
【図4】同上店舗用売上金入金機の硬貨処理部の構成図である。
【図5】第2の実施の形態を示す店舗用売上金入金機のカバー体の閉状態の斜視図である。
【図6】同上店舗用売上金入金機のカバー体の開状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0048】
11 機体
15 入金口としての紙幣入金口
19 入金口としての硬貨入金口
23 操作部
29 カバー体
30,31 カバー部材
46 収納部としての紙幣収納カセット
69 収納部としての硬貨収納カセット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗内に設置される店舗用売上金入金機において、
売上金を入金する入金口、入金操作をする操作部、入金された売上金を収納する収納部を有する機体と、
前記入金口および操作部を含む少なくとも機体の上面全体を覆い隠す閉状態と機体の上面一側を回動軸として回動開放し前記入金口および操作部を操作可能に露出する開状態とを取り得るカバー体と
を具備していることを特徴とする店舗用売上金入金機。
【請求項2】
カバー体は、回動可能に連結された複数のカバー部材を有し、閉状態で機体の上面から前面の一部にかけて複数のカバー部材によって一体的に覆い隠し、開状態で複数のカバー部材が折り畳まれる
ことを特徴とする請求項1記載の店舗用売上金入金機。
【請求項3】
機体の入金口として紙幣入金口と硬貨入金口とを有し、これら紙幣入金口と硬貨入金口とを閉状態のカバー体が覆い隠す
ことを特徴とする請求項1または2記載の店舗用売上金入金機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−228095(P2006−228095A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−43596(P2005−43596)
【出願日】平成17年2月21日(2005.2.21)
【出願人】(000001432)グローリー工業株式会社 (1,344)
【Fターム(参考)】