座便器用ビデ
本発明は、座便器に取り付けられて肛門洗浄などの機能を行い、腸または膣内部に対する内部洗浄が可能である座便器用ビデに関する。
一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)と、前記メインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて吐出される水を浄化する浄水部20と、前記コントロール部Cに設置されて前記メインビデ15あるいは内部ビデ(30、40)に水を選択的に供給する出水調節部14とを含む。
一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)と、前記メインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて吐出される水を浄化する浄水部20と、前記コントロール部Cに設置されて前記メインビデ15あるいは内部ビデ(30、40)に水を選択的に供給する出水調節部14とを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は座便器に取り付けられて肛門洗浄などの機能を行う座便器用ビデに関し、特に、内部ビデを使用して腸または膣内部に対する内部洗浄を行うことができるようにした座便器用ビデに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、座便器用ビデは、座便器の後方側に取り付けられて肛門洗浄またはビデ機能を行う装置であり、最近は、清潔を重要視する女性はもちろん男性使用者も増加しつつある。
【0003】
しかし、既存の座便器用ビデは、座便器の後方から水を強く噴射したり、ゆっくり噴出する構造となっており、外部に露出している部分のみ洗浄を行い、実際に清潔が要求される腸または膣内部には水が供給されないので該部分の内部洗浄が困難であるという問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、腸または膣内部に抗菌シリコンホースを挿入して内部洗浄が可能であるとともに、浄水により綺麗な水で内部洗浄を行うことができるようにした座便器用ビデを提供することである。
【0005】
また、本発明は、腸または膣内部の洗浄のための内部ビデの位置及び取付け角度の調節を可能にすることで、使用者の便利性を増大させた座便器用ビデを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明による座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置される本体と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記メインビデまたは内部ビデを通じて吐出される水を浄化する浄水部と、前記コントロール部に設置されて前記メインビデあるいは内部ビデに水を選択的に供給する出水調節部とを含む。
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記浄水部は、前記コントロール部の温度調節部と水圧調節部との間に位置することが好ましく、前記温度調節部から流入した水を1次フィルタリングするフィルター、及び前記フィルターを取り囲むように設置されてフィルタリングされた水の汚染物質を吸着する活性炭フィルターからなるフィルター部と、前記フィルター部の上側に設置され、殺菌装置により殺菌した後、前記水圧調節部に水を流出させる殺菌部とで構成されている。
【0007】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記出水調節部は、内部が複数の区域に区分され、各区域に別途の出水口を有する本体と、前記本体の上側にパッキングを介在して前記本体に結合され、各区域に対応する複数個の孔が形成されている分配板と、前記分配板の上側に位置して回転し、前記分配板の孔に連通される孔が形成されている回転板と、入水口を有して前記本体にねじ結合されるカバーと、前記カバーの上端に形成された孔を貫通するように設置され、上端は操作ノブに結合され、下端は前記回転板に結合される連結装置と、前記連結装置の下側に嵌められて前記回転板を前記分配板に密着させるスプリングと、前記連結装置に設置されて前記スプリングを支持するスプリングシートを含む。
【0008】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記本体は、前記出水調節部の出水口に連通される出水管を複数個有し、前記出水口及び出水管の数は実際のビデ数より多く形成され、使用されない出水管は出水管キャップにより閉められている。
【0009】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは必要に応じて該位置を調節することができるように位置調節部材を備える。
【0010】
前記位置調節部材は、前記内部ビデを前記本体の下部に隠したり、外部に露出することができるように前記内部ビデを前後移動可能にし、前記内部ビデは、前記位置調節部材の先端に回動可能に設置されることが好ましい。
【0011】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、前記本体から一定の距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材を通じて水の供給を受けるビデ本体と、前記ビデ本体から引き出されて腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホースと、前記抗菌シリコンホースの外周に結合されたシーリング部材を介在して前記ビデ本体の端に結合され、抗菌シリコンホースを支持する出水口キャップと、前記抗菌シリコンホースの端に結合されて前記出水口キャップの外部に抗菌シリコンホースが脱離しないようにする固定部材と、前記抗菌シリコンホースの外側で前記固定部材に結合されて固定部材を支持する固定リングとを含む。
【0012】
ここで、前記内部ビデは、前記抗菌シリコンホースの外側に挿入され、前記固定部材により支持されて抗菌シリコンホースを初期位置に復帰させるスプリングや、前記ビデ本体の先端に結合されて前記抗菌シリコンホースが外部に露出しないようにするビデキャップをさらに備えてもよい。
【0013】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、前記本体から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材を通じて水の供給を受けるビデ本体と、前記本体の下側にねじ結合され、内部に振動器を有する振動器キャップと、前記振動器の下部に設置されて振動器の振動を吸収するスプリングと、前記ビデ本体から引き出された状態で設置されて腸または膣内部に挿入され、前記振動器の振動を利用して水に波動を発生させた後、水を噴射する振動挿入装置と、前記振動挿入装置の外側から挿入され、前記本体に結合されて振動挿入装置を支持する出水口キャップと、前記振動器の上端に設置され、前記振動挿入装置により振動を伝達する連結部材とを含む。
【0014】
前記振動挿入装置は、前記ビデ本体から引き出された状態で設置され、端部分に突出部を有する抗菌シリコンホースと、前記抗菌シリコンホースの内部に位置し、端部が前記連結部材に結合されて水に波動を発生させる振動バーと、前記ビデ本体に結合され、抗菌シリコンホースの突出部を利用して前記抗菌シリコンホースがビデ本体内部に進入しないようにする支持部材とを含む。
【0015】
ここで、前記振動挿入装置は、前記ビデ本体から着脱可能に形成され、前記振動挿入装置が脱離したとき、前記ビデ本体にビデキャップが結合される。
また、本発明による座便器用ビデによれば、前記内部ビデは前記本体から一定距離離隔される位置に1個が設置され、前記本体に設置された位置調節部材は、前記内部ビデに連結されて内部ビデを前後に移動させ、一定の範囲内で回転可能にすると同時に、前記内部ビデに水が供給されるようにし、前記内部ビデは、前記位置調節部材に対して所定の範囲内で回動可能に結合されることが好ましい。
【0016】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、抗菌シリコンホースが腸または膣のうち1つの内部に挿入される第1ビデと、抗菌シリコンホースが腸または膣のうち他の1つの内部に挿入される第2ビデとに分けられ、前記第1ビデの位置調節のための第1位置調節部材と、前記第2ビデの位置調節のための第2位置調節部材をそれぞれ備えている。
【0017】
前記第1位置調節部材は、抗菌シリコンホースを有するビデ本体が回動可能に結合され、内部に導水管を有する支持部材と、前記本体に回転可能に設置されるシリンダと、前記シリンダの内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材に結合されるピストン部材と、前記ピストン部材に挿入されて水圧が弱くなると前記ピストン部材を初期位置に復帰させるスプリング部材と、前記シリンダの後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップとを含む。
【0018】
前記第2位置調節部材は、前記第2ビデが第1ビデに比べて前方に位置するように第1位置調節部材に比べて多段構造を有し、抗菌シリコンホースを有するビデ本体が回動可能に結合され、内部に導水管を有する支持部材と、前記本体に回転可能に設置されるシリンダと、前記シリンダの内部に位置して水圧により前後移動するピストンシリンダと、前記ピストンシリンダの内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材に結合されるピストン部材と、前記ピストンシリンダ及びピストン部材にそれぞれ挿入されて、水圧が弱くなると前記ピストンシリンダ及びピストン部材を初期位置に復帰させるスプリング部材と、前記シリンダの後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップとを含む。
【0019】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデを前記本体の下部に隠したり、外部に露出させることができる回転手段を有し、前記回転手段は、使用者がハンドルを利用して直接内部ビデの位置を調節する手動方式と、水の供給によって内部ビデの位置が自動的に調節される自動方式、及び前記手動方式と自動方式とを混用した混用方式のうちの1つの方式を使用することが好ましい。
【0020】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のうちの1つに挿入される第1ビデと、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のまた他の1つに挿入される第2ビデとに分けられ、前記第1ビデを回転させる第2回転手段と、前記第2ビデを回転させる第1回転手段をそれぞれ備える。
【0021】
前記第1回転手段は、抗菌シリコンホースを有する第2ビデに水を供給し、第2ビデにヒンジ固定される導水管路と、前記導水管路に連通されハンドルに連結されて前後移動する分配管と、前記本体に固定されたシリンダの内部に位置し、導水パイプを介して供給された分配管の水により前後移動しながら分配管を移動させるピストン部材とを含む。
【0022】
前記第2回転手段は、抗菌シリコンホースを有する第1ビデに水を供給し、第1ビデにヒンジ固定される導水管路と、水流入口を有して前記導水管路に結合される分配管と、シリンダの内部で前後移動し、前記分配管に連通されたピストンキャップが結合されるピストン部材と、前記シリンダとハンドルを連結するロッドとを含む。
【0023】
ここで、前記ピストン部材の外周にはスプリングが挿入されて水が供給されない場合は、初期位置に復帰させる。
【0024】
本発明の座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置され、コントロール部と対向する位置で座便器の前方にある程度突出した突出部を有する本体と、前記本体の突出部の端部に設置されて突出部を座便器に固定する固定部材と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記本体の突出部に設置されて前記内部ビデの位置を調節し、前記内部ビデに水を供給する位置調節部材とを含む。
【0025】
前記位置調節部材は、一端が前記突出部の上側に突出し、他端は前記内部ビデに連結され、内部ビデと連通される導水管路が内部に形成されている複数回屈曲した形態のハンドルと、前記本体の突出部に形成されて前記ハンドルの移動をガイドするガイド部とを含み、前記ガイド部は、前記本体の突出部に座便器の前後方向に形成されたガイド溝と、前記ガイド溝の内部で前後移動し、前記ハンドルが貫通するスロットホールを有するガイドブロックで構成される。
【0026】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、一定距離離隔された第1ビデと第2ビデとで構成され、前記ハンドルに形成される導水管路もまた2重に形成され、1つは第1ビデに連通され、もう1つは第2ビデに連通されるようにする。
【0027】
ここで、前記ガイドブロックは、前記内部ビデに水が供給されることによって動作するシリンダ部材により前記ガイド溝の内部で前後移動するようにすることもできる。
【0028】
また、本発明の座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置される本体と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記本体に沿って左右移動し、内部に導水路を有するハンドル部と、前記ハンドル部と前記内部ビデとを連通させる送水管と、前記本体に設置されて前記ハンドル部の移動をガイドするガイド部材とを含む。
【0029】
前記ハンドル部は、前記本体に沿って直線移動する直線移動部と、前記直線移動部に結合されて所定の範囲内で回動し、前記送水管が連結される回動部と、前記直線移動部と回動部との間に設置されて両者間を連通させる連結部と、前記直線移動部の先端を介在して前記連結部の上端に結合されるガイドキャップとを含む。
【0030】
前記ガイド部材は、前記ガイドキャップが結合されて前記直線移動部の直線移動をガイドするガイドブロックと、前記ガイドブロック及び前記回動部が内部に位置するように前記本体に設置されて回動部が一定範囲内でのみ回動するように制限する第1ストッパーと、前記第1ストッパーに比べて本体の中央側に偏った位置に設置され、前記第1ストッパーより大きく形成される第2ストッパーとで構成されている。
【0031】
ここで、前記内部ビデは、前記メインビデの側面に位置する第1ビデと、これと対向するように位置する第2ビデとで構成され、第1ビデと第2ビデに選択的に水が供給されるようにし、前記第1ビデまたは第2ビデに水が供給されるとき、前記ハンドル部をそれぞれ前後移動させるシリンダ部材をさらに備えてもよい。
【0032】
また、本発明の座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置されて座便器の側部に沿って前方にある程度突出する2つの突出部を有する本体と、前記本体の突出部端部に設置されて突出部を座便器に固定する固定部材と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記内部ビデの位置及び取付け角度を調節する位置調節部材とを含む。
【0033】
前記位置調節部材は、座便器を横切るように前記本体の突出部に設置され、内部に導水路が形成されたハンドルと、前記突出部にそれぞれ形成されたガイド溝に沿って前後移動し、前記ハンドルが貫通する1対のガイドブロックとを含み、前記位置調節部材は、水の供給状態によって前記ガイドブロックを前後移動させる1対のシリンダ部材を備える。
前記シリンダ部材は、前記本体の突出部後方に設置されるシリンダと、前記シリンダ内部に位置し、先端が前記ガイドブロックに結合されるピストンと、前記ピストンに外挿されて水の供給が遮断されると前記ピストンを後退させて前記ガイドブロックを初期位置に復帰させるスプリングと、前記シリンダの後方側に結合され、入水口及び出水口を有して前記シリンダの後方側にねじ結合されるシリンダキャップとを含む。
【0034】
前記シリンダキャップは導水管で相互連結され、前記導水管が連結されていない入水口及び出水口には逆水防止部が形成され、前記逆水防止部は、前記シリンダキャップの入水口及び出水口にねじ結合され、中央に孔が形成された支持部材と、前記支持部材に形成された孔を塞いで水の流れを遮断し、外径が前記入水口及び出水口より小さく形成される遮断板と、前記遮断板に設けられて前記支持部材に形成されたガイドホールに挿入され、前記支持部材から離脱しないように端部が折曲形状を有するガイドバー、前記支持部材と前記遮断板との間に位置するスプリングを含む。
【0035】
ここで、前記ハンドルは、前記内部ビデが座便器の上端に比べてある程度下側に位置するように折曲形成され、前記ガイドブロックを貫通して左右に移動できるように両端部分に所定の長さの直線部を有することが好ましい。
【0036】
また、前記内部ビデは、前記メインビデを中心に相互対称になるように一定距離離隔されて設置される第1ビデと第2ビデとで構成され、前記ハンドルに形成される導水路もまた2重に形成され、1つは第1ビデに連通され、もう1つは第2ビデに連通されるようにすることができる。
【0037】
また、前記第1ビデと第2ビデとの間にメインビデが設置され、前記ハンドルには導水路が3重に形成され、それぞれメインビデと第1ビデ及び第2ビデに連通されるようにし、座便器の前方側に位置して固定部材により固定され、連結ホースを通じて供給された水を噴射する前方ビデをさらに含んでもよい。
【0038】
ここで、前記メインビデ及び前記前方ビデは、水が噴射されるノズルと、内側にガイド溝が形成されるシリンダと、前記ノズルに連通されるように結合されて前記シリンダの内部で前後移動し、前記ガイド溝に挿入される突出部を有するピストンと、前記ピストンの外周に結合されて前記ピストンを初期位置に復帰させるスプリングと、入水口を有して前記シリンダに結合されるシリンダキャップとを含む。
【0039】
本発明の前記及びその他の目的、特徴ならびにその他の利点は、添付図面を参照する以後の詳細な説明により明らかになる。なお、本明細書及び請求の範囲における用語及び単語は、発明者がこの発明を最適の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に基づいて本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解析しなければならない。
【発明の効果】
【0040】
以上のように本発明の座便器用ビデによれば、フィルター及び殺菌を通じて浄化された水を内部ビデ(30、40)を利用して腸または膣内部に噴射して内部洗浄が可能であるので、女性の清潔な使用が可能であると同時に使用便利性が得られるという効果がある。
また、本発明の座便器用ビデによれば、出水調節部14を通じて複数のビデに水を供給するが、使用されない出水管16を利用して外部装置を使用することができるので使用効率が向上するという効果がある。
【0041】
また、本発明の座便器用ビデによれば、内部ビデ(30、40)の抗菌シリコンホース(32、42)を腸または膣内部に挿入できるので内部洗浄が容易になる効果があり、振動型内部ビデ30’を使用する場合、非正常に結合されている水であってもこの結合が正常に変わり、人体により有益な効果をもたらす。
【0042】
また、本発明の座便器用ビデによれば、多様な形態の位置調節部材を利用して内部ビデ(30、40)の位置及び取付け角度を調節することができるので、使用者の便利性を向上させることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
本発明による座便器用ビデの好ましい実施形態を以下に添付の図を参照し詳しく説明する。
図1は、本発明による座便器用ビデを示す構成図。図2は、本発明の要部構成である浄水部の外観斜視図。図3は、図2に示されている浄水部の断面図。図4は、本発明の要部構成である出水調節部の分解斜視図。図5は、出水調節部の他の例を示す分解斜視図である。
【0044】
本発明による座便器用ビデは、一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)と、前記メインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて吐出される水を浄化する浄水部20と、前記コントロール部Cに設置されて前記メインビデ15あるいは内部ビデ(30、40)に水を選択的に供給する出水調節部14とを含んで構成されている。
【0045】
ここで、前記浄水部20は、前記コントロール部Cの温度調節部12と水圧調節部13との間に位置し、前記温度調節部12から流入する水を1次フィルタリングするフィルター21a、及び前記フィルター21aを取り囲むように設置されてフィルタリングした水の汚染物質を吸着する活性炭フィルター21bからなるフィルター部21と、前記フィルター部21の上側に設置され、殺菌機22で殺菌した後、前記水圧調節部13に水を流出させる殺菌部22とで構成される。
【0046】
また、前記出水調節部14は、内部が複数の区域に分けられ、各区域ごとに別途の出水口14jを有する本体14aと、前記本体14aの上側でパッキング14eを介在して前記本体14aに結合され、各区域に対応する孔が複数個形成される分配板14dと、前記分配板14dの上側に位置して回転し、前記分配板14dの孔に連通される孔が形成される回転板14gと、入水口を有して前記本体14aにねじ結合されるカバー14bと、前記カバー14bの上端に形成される孔を貫通するように設置されている前記連結部材14f、上端は操作ノブ14cに結合され、下端は前記回転板14gに結合される連結部材14fと、前記連結部材14fの下側に嵌入されて前記回転板14gを前記分配板14dに密着させるスプリング14hと、前記連結部材14fに設置されて前記スプリング14hを支持するスプリングシート14iとを含む。
【0047】
前記本体10は、前記出水調節部14の出水口14jに連通される出水管16を複数個有し、前記出水口14j及び出水管16の数は実際のビデ数より多く形成され、使用されない出水管16は出水管キャップ17で閉めるようにする。
【0048】
すなわち、図4のように、本体14aの内部を4つの区域に形成してもよく、図5のように、本体14aの内部を5つの区域に形成してもよい。
【0049】
また、前記内部ビデ(30、40)は必要に応じて該位置を調節することができる位置調節部材(50、60)を有し、前記位置調節部材(50、60)は、前記内部ビデ(30、40)を前記本体10の下部に隠したり、外部に突出させることができ、さらに、前記内部ビデ(30、40)を前後移動させることができる。さらに、前記内部ビデ(30、40)は、前記位置調節部材(50、60)の先端に回動可能に設置される。
【0050】
上記のように構成された本発明の座便器用ビデは、浄水部により浄化される水をメインビデ及び内部ビデを通じて噴射してビデ機能及び内部洗浄機能を行うようになる。
【0051】
外部から供給された水は、温度調節部12で温度が調節された後、浄水部20を通過しながら浄化される。すなわち、フィルター21aと活性炭フィルター21bを通過しながらフィルタリングされた水が殺菌機22により殺菌されるので、浄化が完了した水は水圧調節部13で水圧が調節された後、出水調節部14を通過するとき出水方向が決定される。前記出水調節部14は、操作ノブ14cの回転により回転板14gが回転し、分配板14dの孔と回転板14gの孔が一致したとき、1つの出水口14jを通じて水が排出される。
【0052】
前記出水口14jを通じて排出された水は出水口14jに連結されたメインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて噴出され、本体10の出水管16を通じてシャワー装置Sなどの外部装置に供給される。前記本体10は、使用者の後方下側から水を噴射して肛門などを洗浄し、前記内部ビデ(30、40)は、使用者の腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホース(32、42)を利用して内部洗浄を行う。このような構成は下記のすべての実施例に適用される。
【0053】
このとき、前記内部ビデ(30、40)は、普段は本体10の下部に位置し、使用時のみ座便器の中央側に移動する。このために本体10に設置された位置調節部材(50、60)は、内部ビデ(30、40)を回転させたり前後移動させることができるように構成されている。また、前記内部ビデ(30,40)は、前記位置調節部材(50、60)に対して一定範囲内で回動可能に結合されているので、前記内部ビデ(30、40)の取付け角度を調節することもできる。
【0054】
次に、前記位置調節部材(50、60)を詳細に説明する。
【0055】
図6は、本発明による座便器用ビデの第1実施例を示す斜視図。図7は、第1実施例の要部構成である第1位置調節部材を示す分解斜視図。図8は、本発明による座便器用ビデの第2実施例を示す斜視図。図9は、第2実施例の要部構成である第2位置調節部材を示す分解斜視図である。
【0056】
本発明の座便器用ビデの第1実施例によれば、前記内部ビデ30は、前記本体10から一定距離離隔された位置に1個が設置され、前記本体10に設置された位置調節部材50は、前記内部ビデ30に連結されて内部ビデ30を前後に移動させたり、一定範囲内で回転できるようにするとともに、前記内部ビデ30に水が供給されるようにし、前記内部ビデ30は、前記位置調節部材50に対して所定範囲内で回動可能に結合される。
【0057】
また、本発明の座便器用ビデの第2実施例は、上記の第1実施例と同様の構成となっており、内部ビデ及び位置調節部材が2重に設置されている。
【0058】
すなわち、本発明の座便器用ビデの第2実施例によれば、前記内部ビデは、抗菌シリコンホース32が腸または膣のうち1つの内部に挿入される第1ビデ30と、抗菌シリコンホース42が腸または膣のまた他の1つの内部に挿入される第2ビデ40と、前記第1ビデ30の位置調節のための第1位置調節部材50と、前記第2ビデ40の位置調節のための第2位置調節部材60をそれぞれ備える。
【0059】
前記第1位置調節部材50は、抗菌シリコンホース32を有するビデ本体31が回動可能に結合され、内部に導水管52を有する支持部材51と、前記本体10に回転可能に設置されるシリンダ53と、前記シリンダ53の内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材51に結合されるピストン部材54と、前記ピストン部材54に挿入されて水圧が弱くなると、前記ピストン部材54を初期位置に復帰させるスプリング部材55と、前記シリンダ53の後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップ56とを含む。
【0060】
前記第2位置調節部材60は、前記第2ビデ40が第1ビデ30に比べて前方に位置するように比べて多段構造を有し、抗菌シリコンホース42を有するビデ本体41が回動可能に結合され、内部に導水管62を有する支持部材61と、前記本体10に回転可能に設置されるシリンダ63と、前記シリンダ63の内部に位置して水圧により前後移動するピストンシリンダ64と、前記ピストンシリンダ64の内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材61に結合されるピストン部材65と、前記ピストンシリンダ64及びピストン部材65にそれぞれ挿入されて水圧が弱くなると、前記ピストンシリンダ64及びピストン部材65を初期位置に復帰させるスプリング部材66と、前記シリンダ63の後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップ67とを含む。
【0061】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデの第1実施例及び第2実施例によれば、内部ビデ(30、40)に水が供給されるとき、内部ビデ(30、40)を座便器の中央部分に位置させ、必要な角度に内部ビデ(30、40)の位置を変化させることができる。
【0062】
出水調節部14から内部ビデ(30、40)に水が供給されると、内部ビデ(30、40)が前進し、この状態で内部ビデ(30、40)を適切な位置まで回転させることができるので、内部ビデ(30、40)を座便器の中央部分に位置させることができる。また、位置調節部材(50、60)に対して一定角度で内部ビデ(30、40)を回動させることができるので、望む角度に内部ビデ(30、40)の位置を変えることができる。
【0063】
図面の後方側に位置する第1ビデ30は、第1位置調節部材50により前後移動したり回転することができる。第1ビデ30に水が供給されるためにはまず、シリンダ53の内部に水が供給されてピストン部材54を前進させ、前記ピストン部材54の前進により第1ビデ30もまた前進して座便器の中央側に移動する。このとき、前記シリンダ53が本体10に回転可能に設置されていて前記第1ビデ30を回転させることができ、前記第1ビデ30の位置が決められた状態で支持部材51に対して第1ビデ30を所定角度で回動させて第1ビデ30の取付け角度を決定することができる。
【0064】
このとき、前記シリンダ53に供給された水は、ピストン部材54の内部及び前記支持部材51に具備される導水管52を通じて第1ビデ30の内部に供給され、外部に引き出されて腸または膣内部に挿入された第1ビデ30の抗菌シリコンホース32を通じて腸または膣内部に噴出されて内部洗浄を行う。
【0065】
また、図面の前方側に位置する第2ビデ40は、第2位置調節部材60により前後移動したり回転することができる。第2ビデ40に水が供給されるためにはまず、シリンダ63の内部に水が供給されてピストンシリンダ64とピストン部材65を順次に前進させ、それに応じて第2ビデ40もまた前進して座便器の中央側に移動する。
【0066】
このとき、前記シリンダ63が本体10に回転可能に設置されていて前記第2ビデ40を回転させることができ、前記第2ビデ40の位置が決められた状態で支持部材に対して第2部材40を所定角度で回動させて第2ビデ40の取付け角度を決定することができる。また、前記第1ビデ30と第2ビデ40は前記メインビデ15を中心に対向し、この回転方向は互いに反対方向になる。
【0067】
勿論、前記第1ビデ30または第2ビデ40に対する水供給が中断される場合には、前記ピストン部材(54、65)またはピストンシリンダ64に設置されたスプリング部材(55、66)により第1ビデ30と第2ビデ40が初期位置に復帰され、第1ビデ30と第2ビデ40を回転させて本体10の下部に隠すことができるので、普段は内部ビデ(30、40)が露出しない状態で通常の座便器としての使用が可能である。
【0068】
よって、使用者は自分が望む位置に第1ビデ30または第2ビデ40を位置させた状態で望む角度に調節可能であり、これは使用者の便利性を向上させるので重要である。
【0069】
ここで、前記内部ビデ(30、40)の構造は次のような3種類がある。
【0070】
図10は、本発明の要部構成である内部ビデの第1例を示す分解斜視図。図11は、内部ビデの第2例を示す分解斜視図。図12は、内部ビデの第3例を示す分解斜視図である。
【0071】
本発明の座便器用ビデに使用される内部ビデ(30、40)の第1例は、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材(50、60)を通じて水の供給を受けるビデ本体(31、41)と、前記ビデ本体(31、41)から引き出されて腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホース(32、42)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外周に結合されたシーリング部材(39、49)を介在して前記ビデ本体(31、41)の端に結合され、抗菌シリコンホース(32、42)を支持する出水口キャップ(33、43)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の端に結合されて前記出水口キャップ(33、43)の外部に抗菌シリコンホース(32、42)が脱離しないようにする固定部材(34、44)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側で前記固定部材(34、44)に結合されて固定部材(34、44)を支持する固定リング(37、47)とを含む。
【0072】
前記内部ビデ(30、40)は、前記ビデ本体(31、41)の先端に結合され、前記抗菌シリコンホース(32、42)が外部に露出しないようにするビデキャップ(35、45)をさらに備えてもよい。
【0073】
上記のように構成される本発明の内部ビデは、水の供給によって抗菌シリコンホースが引き出されて腸または膣内部に挿入されることができる。
【0074】
前記抗菌シリコンホース(32、42)が引き出されるとき、この下端の固定部材(34、44)と出水口キャップ(33、43)により外部に脱離しないようにし、前記ビデ本体(31、41)にビデキャップ(35、45)が結合されて前記抗菌シリコンホース(32、42)が外部に露出しないようにすることができる。
【0075】
また、本発明に適用された内部ビデ(30、40)の第2例は、上記の第1例とほぼ同様であり、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側にスプリング(36、46)が挿入されている。
【0076】
したがって、前記抗菌シリコンホース(32、42)外側のスプリング(36、46)が前記固定部材(34、44)により支持され、水が供給されない場合は、前記抗菌シリコンホース(32、42)を初期位置に復帰させる。
【0077】
また、内部ビデは、第3例のように振動型に構成することも可能であり、振動型の内部ビデ30’は、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材50を通じて水の供給を受けるビデ本体31’と、前記本体の下側にねじ結合され、内部に振動器37”を有する振動器キャップ37’と、前記振動器37”の下部に設置されて振動器37”の振動を吸収するスプリング38”と、前記ビデ本体31’から引き出された状態で設置されて腸または膣内部に挿入され、前記振動器37”の振動を利用して水に波動を発生させた後、水を噴射する振動挿入装置38と、前記振動挿入装置38の外側で挿入され、前記ビデ本体31’に結合されて振動挿入装置38を支持する出水口キャップ33’と、前記振動器37”の上端に設置されて前記振動挿入装置38に振動を伝達する連結部材39’とを含む。
【0078】
ここで、前記振動挿入装置38は、前記ビデ本体31’から引き出された状態で設置され、端部に突出部32”を有する抗菌シリコンホース32’と、前記抗菌シリコンホース32’内部に位置し、端部が前記連結部材39’に結合されて水に波動を発生させる振動バー38’と、前記ビデ本体31’に結合されて抗菌シリコンホース32’の突出部32”を利用して前記抗菌シリコンホース32’がビデ本体31’内部に進入しないようにする支持部材34’とを含む。
【0079】
このとき、前記振動挿入装置38は、前記ビデ本体31’から着脱可能に設置され、前記ビデ本体31’から前記振動挿入装置38が脱離されたとき、前記ビデ本体31’に結合されるビデキャップ35’をさらに備える。
【0080】
上記のように構成される振動型の内部ビデは、振動器の振動を利用して水に波動を発生させることにより水の結合を初期化して浄水効果を向上させることができる。
【0081】
振動器37”で発生した振動が連結部材39’を通じて振動バー38’に伝達され、前記振動バー38’は、抗菌シリコンホース32’内部で振動して水に波動を発生させる。これにより、汚染などによって非正常に結合されている水分子の結合が正常になる。よって、腸または膣内部に噴射される水の洗浄効果が高まる。
【0082】
また、本発明による座便器用ビデは、手動または自動で内部ビデ(30、40)の位置を決定することができる。
【0083】
図13は、本発明による座便器用ビデの第3実施例を示す斜視図。図14は、第3実施例の要部構成である第1回転手段を示す分解斜視図。図15は、第4実施例を示す斜視図。図16は、第4実施例の要部構成である第2回転手段を示す分解斜視図である。
【0084】
すなわち、本発明による座便器用ビデは、前記内部ビデ(30、40)を前記本体10の下部に隠したり外部に露出させることができる回転手段(80、90)を含んでもよい。
【0085】
前記回転手段(80、90)は、使用者がハンドル(81、91)を利用して直接内部ビデ(30、40)の位置を調節する手動方式と、水の供給によって内部ビデ(30、40)の位置を自動的に調節できる自動方式、及び前記手動方式と自動方式を混用した混用方式のうちの1つの方式が使用され、本実施例では混入構造を説明する。
【0086】
前記内部ビデ(30、40)は、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のうちの1つに挿入される第1ビデ30と、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のうちの他の1つに挿入される第2ビデ40に分けられ、前記第1ビデ30を回転させる第2回転手段90と、前記第2ビデ40を回転させる第1回転手段80をそれぞれ含む。
【0087】
前記第1回転手段80は、抗菌シリコンホースを有する第2ビデ40に水を供給し、第2ビデ40にヒンジ固定される導水管路83と、前記導水管路83に連通され、ハンドル81に連結されて前後移動する分配管82と、前記本体10に固定されたシリンダ84の内部に位置し、導水パイプ86を通じて供給された分配管82の水により前後移動しながら分配管82を移動させるピストン部材85を含む。
【0088】
前記第2回転手段90は、抗菌シリコンホースを有する第1ビデ30に水を供給し、第1ビデ30にヒンジ固定される導水管路93と、水流入口を有して前記導水管路93が結合される分配管92と、シリンダ94の内部で前後移動するように接続されたピストン部材95と、ピストン部材95に連結され前記分配管92に連通されたピストンキャップ96と、前記シリンダ94とハンドル91を連結するロッド97とを含む。
【0089】
このとき、前記ピストン部材(85、95)の外周にはスプリング(図示せず)が挿入されており、水が供給されない場合は初期位置に復帰させることが好ましい。
【0090】
上記のように構成される本発明の座便器用ビデは、ハンドルを操作して内部ビデの位置を決定することができ、水の供給によって動作する自動動作で決定することもできる。
【0091】
ハンドル(81、91)を前後に移動させると、本体10にヒンジ固定された導水管路(83、93)により導水管路(83、93)の端部に結合されている第1ビデ30または第2ビデ40が回転して座便器の中央部分に移動する。このとき、前記ハンドル(81、91)を動かさなくても分配管(82、92)を通じてシリンダ(84、94)の内部に供給された水によりピストン部材(85、95)が前進して第1ビデ30または第2ビデ40を回転させるようになり、水の供給が遮断される場合には、スプリングによりピストン部材(85、95)が後退し、第1ビデ30または第2ビデ40が初期位置に復帰する。
【0092】
また、本発明の座便器用ビデは、内部ビデを動かす方式によって様々な形態がある。
【0093】
図17は、本発明による座便器用ビデの第5実施例を示す斜視図。図18は、第6実施例を示す斜視図。図19は、第6実施例の要部構成であるハンドル部を示す分解斜視図である。
【0094】
本発明による座便器用ビデは、便器の後方に設置され一側にコントロール部Cを有する本体10と、座便器の後方側に設置されてコントロール部Cと対向する位置で座便器の前方にある程度突出した突出部18を有する本体10と、前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる前記本体10にとりつけられた少なくとも1つ以上の内部ビデ(100、105)と、前記本体10の突出部18に設置されて前記内部ビデ(100、105)の位置を調節し、前記内部ビデ(100、105)に水を供給する位置調節部材110とを含む。
【0095】
前記位置調節部材110は、一端が前記突出部18の上側に突出し、他端は前記内部ビデ100に連結されるハンドルと、導水管路117がハンドル111内部に形成される複数回折曲した形状を有するハンドル111と、前記本体10の突出部18に形成されて前記ハンドル111の移動をガイドするガイド部とを含む。
【0096】
前記ガイド部は、前記本体10の突出部18に座便器の前後方向に形成されたガイド溝112と、前記ガイド溝112の内部で前後移動し、前記ハンドル111が貫通するスロットホール113を有するガイドブロック114とで構成されている。
【0097】
ここで、前記内部ビデは、一定距離離隔される第1ビデ100と第2ビデ105とで構成され、前記ハンドル111に形成される導水管117もまた2重に形成され、1つは第1ビデ100に連通され、もう1つは第2ビデ105に連通される。このとき、前記第1ビデ100は、前記ハンドル111にティー(Tee)115で連結され、前記第2ビデ105は前記ティー115にエルボー(Elbow)116で連結される。
【0098】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデは、ハンドルの操作を通じて内部ビデを前後方向と左右方向に移動させると同時に一定角度で回転させることができる。
【0099】
内部ビデ(100、105)は、本体10の下部に位置するが、ハンドル111を利用してガイドブロック113をガイド溝112に沿って移動させることにより座便器の中央部分に移動させることができる。また、前記ハンドル111をガイドブロック113のスロットホール114に沿って左右に移動させることにより内部ビデ(100、105)の位置を決定する。さらに、前記ハンドル111を握って前記ガイドブロック113のスロットホール114を中心に回動させることにより、内部ビデ(100、105)の取付け角度を一定範囲内で調整する。このとき、ハンドルの内部にある導水管117を通じて第1ビデ100または第2ビデ105に水を供給し、腸または膣内部を洗浄することができる。
【0100】
したがって、内部洗浄の可能な内部ビデ(100、105)の位置及び取付け角度を使用者が直接調節することができる。これは使用者の便利性を向上させる。また、上記の実施例と同様に、前記第1ビデ100または第2ビデ105に水が供給されるとき、前記ガイドブロック113を前記ガイド溝112の内部で前後移動させるシリンダ部材(図示せず)をさらに設置してもよい。よって、前記ハンドル111を利用してガイドブロック113を移動させなくても水の供給により自動的にガイドブロック113が移動し、第1ビデ100または第2ビデ105を座便器の中央側に移動させることができる。簡潔に述べると、前記位置調節部材110に3タイプのうち1つを採用することができる。このように、前記ハンドル111のみを利用する手動方式、シリンダ部材のみを利用する自動方式、及び2つの方式を混合した混用方式をすべて使用することができる。
【0101】
図20は、本発明の第7実施例を示す斜視図。図21は、第8実施例を示す斜視図である。
【0102】
本発明による座便器用ビデによれば、一側にコントロール部Cを有し、座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデ(100、105)と、前記本体10に沿って左右移動し、内部に導水路が形成されたハンドル部120と、前記ハンドル部120と前記内部ビデ(100、105)を連通する送水管125と、前記本体10に設置されて前記ハンドル部120の移動をガイドするガイド部材とを含む。
【0103】
前記ハンドル部120は、前記本体10に沿って直線移動する直線移動部121と、所定範囲内で回動するために前記直線移動部121に結合された回動部122と、回動部122に結合された送水管125と、前記直線移動部121と回動部122との間に設置され、両者間を連通する連結部123と、前記直線移動部121の先端を介在して前記連結部123の上端に結合されるガイドキャップ124とを含む。
【0104】
前記ガイド部材は、前記ガイドキャップ124が結合されて前記直線移動部121の直線移動をガイドするガイドブロック126と、前記ガイドブロック126及び前記回動部122が内部に位置するように前記本体10に設置されて回動部122が一定範囲内でのみ回動するように制限する第1ストッパー127と、前記第1ストッパー127に比べて本体10の中央側に偏る位置に設置され、前記第1ストッパー127よりさらに大きく形成される第2ストッパー128とで構成される。
【0105】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデは、ハンドルを利用して内部ビデを本体に沿って直線移動させた後、所定角度で回転させることで内部ビデの位置を決定する。
【0106】
すなわち、ハンドル部120を本体10に沿って移動させると、ガイドブロック126に結合されたガイドキャップ124により直線移動するようになり、この後内部ビデ(100、105)を取って回転させると、ハンドル部120の連結部123を中心に回動部122が回転する。このとき、ガイドブロック126は前記回動部122とともに回転し、第1ストッパー127及び第2ストッパー128により前記回動部122の過度な回転が制限される。
【0107】
このように、内部ビデ(100、105)の位置を直接設定することができるので、使用者の便利性を向上させることができる。また、前記第1ビデ100または第2ビデ105に水が供給されるとき、前記ハンドル部120をそれぞれ前後移動させるシリンダ部材(図示せず)をさらに設置してもよい。よって、前記ハンドル部120を手動で直接動作させなくてもシリンダ部材により自動的にハンドル部120を前後移動させることができる。結果として、前記ハンドル部120を直接動作させる手動方式と、シリンダ部材のみを利用する自動方式、及びこの2の方式を混合した混用方式をすべて使用することができる。
【0108】
また、前記内部ビデは、前記メインビデ15の側面に位置する第1ビデ100と、これと対向するように位置する第2ビデ105とで構成され、第1ビデ100と第2ビデ105に選択的に水を供給することができる。このとき、前記第1ビデ100と第2ビデ105を動かすハンドル部120の構成及び作用はほぼ同一であり、距離差によって直線移動部121の長さ及び形態が変わる。
【0109】
図22は、本発明の第9実施例を示す斜視図。図23は、第10実施例を示す斜視図。図24は、第10実施例の要部構成であるシリンダ部材を示す分解斜視図。図25は、本発明による座便器用ビデの第11実施例を示す斜視図。図26は、第11実施例の要部構成であるメインビデ及び前方ビデの分解斜視図である。
【0110】
本発明による座便器用ビデの第9実施例によれば、一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置され、座便器の側部に沿って前方にある程度突出する2個の突出部18を有する本体10と、前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる前記本体に設置された少なくとも1つ以上の内部ビデ100と、前記内部ビデ100の位置及び取付け角度を調節する位置調節部材130とを含む。
【0111】
前記位置調節部材130は、座便器を横切るように前記本体10の突出部18に設置されて前記ハンドル131内部に導水路が形成されたハンドル131と、前記突出部18にそれぞれ形成されたガイド溝132に沿って前後移動できるガイドブロック133と、ガイドブロック133が貫通するように取り付けられた前記ハンドル131水供給の有無によって前記ガイドブロック133を前後移動させる1対のシリンダ部材とを含む。
【0112】
前記シリンダ部材は、前記本体10の突出部18の後方に設置されるシリンダ134と、前記シリンダ134の内部に位置し、先端が前記ガイドブロック133に結合されるピストン135と、前記ピストン135に外挿されて水の供給が遮断されると、前記ピストン135を後退させて前記ガイドブロック133を初期位置に復帰させるスプリング136と、前記シリンダ134の後方側に結合され、入水口及び出水口を有して前記シリンダ134の後方側にねじ結合されるシリンダキャップ137とを含む。
【0113】
このとき、前記シリンダキャップ137は、導水管138で互いに連結され、入水口及び出水口には逆水防止部140が形成される。前記逆水防止部140は、前記シリンダキャップ137の入水口及び出水口にねじ結合され、支持部材141の中央に孔が形成される支持部材141と、前記支持部材141に形成された孔を塞いで水の流れを遮断し、外径が前記入水口及び出水口より小さく形成される遮断板142と、前記遮断板142に形成され、前記支持部材141に形成されたガイドホール141’に挿入され、前記支持部材141から脱離しないように端部が折曲形状を有するガイドバー144と、前記支持部材141と前記遮断板142との間に位置するスプリング143とを含む。
【0114】
また、前記ハンドル131は、前記内部ビデ100が座便器の上端に比べてある程度下側に位置するように折曲形成され、前記ガイドブロック133を貫通して左右に移動することができるように両端部に所定長さの直線部を有する。
【0115】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデは、ハンドルを利用して内部ビデを前後左右に移動させることができると同時に、内部ビデを一定角度で回転させて取付け角度を調節することができる。
【0116】
ハンドル131を握ってガイドブロック133を前後移動させると、内部ビデ100を本体10の下部または座便器の中央部分に位置させることができる。また、ハンドル131を回転させて内部ビデ100の取付け角度を調節することができ、前記ハンドル131を引いたり押すことで、内部ビデ100を左右に移動させることができる。このとき、前記内部ビデ100の左右移動量は、前記ハンドル131の直線部の長さ及びガイドブロック133の大きさにより制限される。
【0117】
また、前記ハンドル131を利用してガイドブロック133を前後移動させる代りにシリンダ部材に供給される水の圧力を利用してガイドブロック133を移動させることで内部ビデ100の位置を設定することも可能である。
【0118】
シリンダ134内部に流入した水によりピストン135が前進し、ガイドブロック133を前進させることができ、水の供給が遮断されると、スプリング136によりピストン135が後退するのでガイドブロック133もまた後退し、内部ビデ100が本体10の下部に位置する。このとき、前記シリンダ134内部の水は、スプリング136の弾性力によりゆっくり抜けるようになり、逆水防止部140により出水調節部140などに逆流しない。
【0119】
また、本体10に形成された複数の出水管16は、使用されない場合には、出水管キャップ17で閉められ、シャワー装置Sなどの外部接続に水を供給したりもする。これは、本実施例だけでなくすべての実施例に適用される。
【0120】
本発明の第10実施例は、第4実施例とほぼ同様であり、前記内部ビデ(100、105)は、前記メインビデ15を中心に相互対称にするように一定距離離隔されて設置される第1ビデ100と第2ビデ105とで構成され、導水路もまた2重に形成され、1つは第1ビデ100に連通され、もう1つは第2ビデ105に連通される
【0121】
上記の本発明の第10実施例は、単にビデの数が増加しただけで第9実施例と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0122】
本発明の第11実施例は、第9実施例及び第10実施例とほぼ同様であるが、メインビデが本体に設置される代わりにハンドルに設けられた点が異なる。すなわち、前記第1ビデ100と第2ビデ105との間にメインビデ106が設置され、前記ハンドル131には導水路が3重に形成されており、それぞれメインビデ106と第1ビデ100及び第2ビデ105に連通される。
【0123】
このとき、座便器の前方側に位置して固定部材107により固定され、連結ホース108を通じて供給された水を噴射する前方ビデ106をさらに含んでもよい。
【0124】
ここで、前記メインビデ106及び前記前方ビデ106は、水が噴射されるノズル106aと、内側にガイド溝を有するシリンダ106bと、前記ノズル106aに連通されるように結合されて、前記シリンダ106bの内部で前後移動し、前記ガイド溝に挿入される突出部106fを有するピストン106cと、前記ピストン106cの外周に結合されて前記ピストン106cを初期位置に復帰させるスプリング106dと、入水口を有して前記シリンダ106bに結合されるシリンダキャップ106eとを含む。
【0125】
上記のように構成されている本発明の第11実施例によれば、第9実施例とほぼ等しい効果が得られると同時に、メインビデ106の位置を自由に調節することができ、前方ビデ106を利用して女性使用者の使用効率を向上させることができる。
【0126】
前記メインビデ106または前方ビデ106側に水が供給されると、ハンドル131または座便器に固定設置されたシリンダ106b内部のピストン106cが前進し、ノズル106aを座便器の下方向に押し出す。よって、ノズル106aは初期位置より下側に水を噴射してビデ機能を行うことができるようになる。このとき、前記ピストン106cがガイド溝に挿入された突出部106fにより直線移動するので、ノズル106aが回転することは発生しない。
【0127】
勿論、水の供給が遮断されると、スプリング106dによりピストン106cが後退し、結果として使用しない時間にはメインビデ106及び前方ビデ106の大きさを小さく維持することができる。
【0128】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属するものである。
【産業上の利用可能性】
【0129】
本発明は、座便器に取り付けられて肛門洗浄などの機能を行い、腸または膣内部に対する内部洗浄を可能にした座便器用ビデに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】本発明による座便器用ビデを示す構成図。
【図2】本発明の要部構成である浄水部の外観斜視図。
【図3】本発明の要部構成である浄水部の断面図。
【図4】本発明の要部構成である出水調節部の分解斜視図。
【図5】出水調節部の他の例を示す分解斜視図。
【図6】本発明による座便器用ビデの第1実施例を示す斜視図。
【図7】第1実施例の要部構成である第1位置調節部材を示す分解斜視図。
【図8】本発明による座便器用ビデの第2実施例を示す斜視図。
【図9】第2実施例の要部構成である第2位置調節部材を示す分解斜視図。
【図10】本発明の要部構成である内部ビデの第1例を示す分解斜視図。
【図11】本発明の要部構成である内部ビデの第2例を示す分解斜視図。
【図12】本発明の要部構成である内部ビデの第3例を示す分解斜視図。
【図13】本発明による座便器用ビデの第3実施例を示す斜視図。
【図14】第3実施例の要部構成である第1回転手段を示す分解斜視図。
【図15】本発明による座便器用ビデの第4実施例を示す斜視図。
【図16】第4実施例の要部構成である第2回転手段を示す分解斜視図。
【図17】本発明による座便器用ビデの第5実施例を示す斜視図。
【図18】本発明による座便器用ビデの第6実施例を示す斜視図。
【図19】第6実施例の要部構成であるハンドル部を示す分解斜視図。
【図20】本発明による座便器用ビデの第7実施例を示す斜視図。
【図21】本発明による座便器用ビデの第8実施例を示す斜視図。
【図22】本発明による座便器用ビデの第9実施例を示す斜視図。
【図23】本発明による座便器用ビデの第10実施例を示す斜視図。
【図24】第10実施例の要部構成であるシリンダ部材を示す分解斜視図。
【図25】本発明による座便器用ビデの第11実施例を示す斜視図。
【図26】第11実施例の要部構成であるメインビデ及び前方ビデの分解斜視図。
【技術分野】
【0001】
本発明は座便器に取り付けられて肛門洗浄などの機能を行う座便器用ビデに関し、特に、内部ビデを使用して腸または膣内部に対する内部洗浄を行うことができるようにした座便器用ビデに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、座便器用ビデは、座便器の後方側に取り付けられて肛門洗浄またはビデ機能を行う装置であり、最近は、清潔を重要視する女性はもちろん男性使用者も増加しつつある。
【0003】
しかし、既存の座便器用ビデは、座便器の後方から水を強く噴射したり、ゆっくり噴出する構造となっており、外部に露出している部分のみ洗浄を行い、実際に清潔が要求される腸または膣内部には水が供給されないので該部分の内部洗浄が困難であるという問題点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、腸または膣内部に抗菌シリコンホースを挿入して内部洗浄が可能であるとともに、浄水により綺麗な水で内部洗浄を行うことができるようにした座便器用ビデを提供することである。
【0005】
また、本発明は、腸または膣内部の洗浄のための内部ビデの位置及び取付け角度の調節を可能にすることで、使用者の便利性を増大させた座便器用ビデを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明による座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置される本体と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記メインビデまたは内部ビデを通じて吐出される水を浄化する浄水部と、前記コントロール部に設置されて前記メインビデあるいは内部ビデに水を選択的に供給する出水調節部とを含む。
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記浄水部は、前記コントロール部の温度調節部と水圧調節部との間に位置することが好ましく、前記温度調節部から流入した水を1次フィルタリングするフィルター、及び前記フィルターを取り囲むように設置されてフィルタリングされた水の汚染物質を吸着する活性炭フィルターからなるフィルター部と、前記フィルター部の上側に設置され、殺菌装置により殺菌した後、前記水圧調節部に水を流出させる殺菌部とで構成されている。
【0007】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記出水調節部は、内部が複数の区域に区分され、各区域に別途の出水口を有する本体と、前記本体の上側にパッキングを介在して前記本体に結合され、各区域に対応する複数個の孔が形成されている分配板と、前記分配板の上側に位置して回転し、前記分配板の孔に連通される孔が形成されている回転板と、入水口を有して前記本体にねじ結合されるカバーと、前記カバーの上端に形成された孔を貫通するように設置され、上端は操作ノブに結合され、下端は前記回転板に結合される連結装置と、前記連結装置の下側に嵌められて前記回転板を前記分配板に密着させるスプリングと、前記連結装置に設置されて前記スプリングを支持するスプリングシートを含む。
【0008】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記本体は、前記出水調節部の出水口に連通される出水管を複数個有し、前記出水口及び出水管の数は実際のビデ数より多く形成され、使用されない出水管は出水管キャップにより閉められている。
【0009】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは必要に応じて該位置を調節することができるように位置調節部材を備える。
【0010】
前記位置調節部材は、前記内部ビデを前記本体の下部に隠したり、外部に露出することができるように前記内部ビデを前後移動可能にし、前記内部ビデは、前記位置調節部材の先端に回動可能に設置されることが好ましい。
【0011】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、前記本体から一定の距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材を通じて水の供給を受けるビデ本体と、前記ビデ本体から引き出されて腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホースと、前記抗菌シリコンホースの外周に結合されたシーリング部材を介在して前記ビデ本体の端に結合され、抗菌シリコンホースを支持する出水口キャップと、前記抗菌シリコンホースの端に結合されて前記出水口キャップの外部に抗菌シリコンホースが脱離しないようにする固定部材と、前記抗菌シリコンホースの外側で前記固定部材に結合されて固定部材を支持する固定リングとを含む。
【0012】
ここで、前記内部ビデは、前記抗菌シリコンホースの外側に挿入され、前記固定部材により支持されて抗菌シリコンホースを初期位置に復帰させるスプリングや、前記ビデ本体の先端に結合されて前記抗菌シリコンホースが外部に露出しないようにするビデキャップをさらに備えてもよい。
【0013】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、前記本体から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材を通じて水の供給を受けるビデ本体と、前記本体の下側にねじ結合され、内部に振動器を有する振動器キャップと、前記振動器の下部に設置されて振動器の振動を吸収するスプリングと、前記ビデ本体から引き出された状態で設置されて腸または膣内部に挿入され、前記振動器の振動を利用して水に波動を発生させた後、水を噴射する振動挿入装置と、前記振動挿入装置の外側から挿入され、前記本体に結合されて振動挿入装置を支持する出水口キャップと、前記振動器の上端に設置され、前記振動挿入装置により振動を伝達する連結部材とを含む。
【0014】
前記振動挿入装置は、前記ビデ本体から引き出された状態で設置され、端部分に突出部を有する抗菌シリコンホースと、前記抗菌シリコンホースの内部に位置し、端部が前記連結部材に結合されて水に波動を発生させる振動バーと、前記ビデ本体に結合され、抗菌シリコンホースの突出部を利用して前記抗菌シリコンホースがビデ本体内部に進入しないようにする支持部材とを含む。
【0015】
ここで、前記振動挿入装置は、前記ビデ本体から着脱可能に形成され、前記振動挿入装置が脱離したとき、前記ビデ本体にビデキャップが結合される。
また、本発明による座便器用ビデによれば、前記内部ビデは前記本体から一定距離離隔される位置に1個が設置され、前記本体に設置された位置調節部材は、前記内部ビデに連結されて内部ビデを前後に移動させ、一定の範囲内で回転可能にすると同時に、前記内部ビデに水が供給されるようにし、前記内部ビデは、前記位置調節部材に対して所定の範囲内で回動可能に結合されることが好ましい。
【0016】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、抗菌シリコンホースが腸または膣のうち1つの内部に挿入される第1ビデと、抗菌シリコンホースが腸または膣のうち他の1つの内部に挿入される第2ビデとに分けられ、前記第1ビデの位置調節のための第1位置調節部材と、前記第2ビデの位置調節のための第2位置調節部材をそれぞれ備えている。
【0017】
前記第1位置調節部材は、抗菌シリコンホースを有するビデ本体が回動可能に結合され、内部に導水管を有する支持部材と、前記本体に回転可能に設置されるシリンダと、前記シリンダの内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材に結合されるピストン部材と、前記ピストン部材に挿入されて水圧が弱くなると前記ピストン部材を初期位置に復帰させるスプリング部材と、前記シリンダの後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップとを含む。
【0018】
前記第2位置調節部材は、前記第2ビデが第1ビデに比べて前方に位置するように第1位置調節部材に比べて多段構造を有し、抗菌シリコンホースを有するビデ本体が回動可能に結合され、内部に導水管を有する支持部材と、前記本体に回転可能に設置されるシリンダと、前記シリンダの内部に位置して水圧により前後移動するピストンシリンダと、前記ピストンシリンダの内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材に結合されるピストン部材と、前記ピストンシリンダ及びピストン部材にそれぞれ挿入されて、水圧が弱くなると前記ピストンシリンダ及びピストン部材を初期位置に復帰させるスプリング部材と、前記シリンダの後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップとを含む。
【0019】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデを前記本体の下部に隠したり、外部に露出させることができる回転手段を有し、前記回転手段は、使用者がハンドルを利用して直接内部ビデの位置を調節する手動方式と、水の供給によって内部ビデの位置が自動的に調節される自動方式、及び前記手動方式と自動方式とを混用した混用方式のうちの1つの方式を使用することが好ましい。
【0020】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のうちの1つに挿入される第1ビデと、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のまた他の1つに挿入される第2ビデとに分けられ、前記第1ビデを回転させる第2回転手段と、前記第2ビデを回転させる第1回転手段をそれぞれ備える。
【0021】
前記第1回転手段は、抗菌シリコンホースを有する第2ビデに水を供給し、第2ビデにヒンジ固定される導水管路と、前記導水管路に連通されハンドルに連結されて前後移動する分配管と、前記本体に固定されたシリンダの内部に位置し、導水パイプを介して供給された分配管の水により前後移動しながら分配管を移動させるピストン部材とを含む。
【0022】
前記第2回転手段は、抗菌シリコンホースを有する第1ビデに水を供給し、第1ビデにヒンジ固定される導水管路と、水流入口を有して前記導水管路に結合される分配管と、シリンダの内部で前後移動し、前記分配管に連通されたピストンキャップが結合されるピストン部材と、前記シリンダとハンドルを連結するロッドとを含む。
【0023】
ここで、前記ピストン部材の外周にはスプリングが挿入されて水が供給されない場合は、初期位置に復帰させる。
【0024】
本発明の座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置され、コントロール部と対向する位置で座便器の前方にある程度突出した突出部を有する本体と、前記本体の突出部の端部に設置されて突出部を座便器に固定する固定部材と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記本体の突出部に設置されて前記内部ビデの位置を調節し、前記内部ビデに水を供給する位置調節部材とを含む。
【0025】
前記位置調節部材は、一端が前記突出部の上側に突出し、他端は前記内部ビデに連結され、内部ビデと連通される導水管路が内部に形成されている複数回屈曲した形態のハンドルと、前記本体の突出部に形成されて前記ハンドルの移動をガイドするガイド部とを含み、前記ガイド部は、前記本体の突出部に座便器の前後方向に形成されたガイド溝と、前記ガイド溝の内部で前後移動し、前記ハンドルが貫通するスロットホールを有するガイドブロックで構成される。
【0026】
また、本発明の座便器用ビデによれば、前記内部ビデは、一定距離離隔された第1ビデと第2ビデとで構成され、前記ハンドルに形成される導水管路もまた2重に形成され、1つは第1ビデに連通され、もう1つは第2ビデに連通されるようにする。
【0027】
ここで、前記ガイドブロックは、前記内部ビデに水が供給されることによって動作するシリンダ部材により前記ガイド溝の内部で前後移動するようにすることもできる。
【0028】
また、本発明の座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置される本体と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記本体に沿って左右移動し、内部に導水路を有するハンドル部と、前記ハンドル部と前記内部ビデとを連通させる送水管と、前記本体に設置されて前記ハンドル部の移動をガイドするガイド部材とを含む。
【0029】
前記ハンドル部は、前記本体に沿って直線移動する直線移動部と、前記直線移動部に結合されて所定の範囲内で回動し、前記送水管が連結される回動部と、前記直線移動部と回動部との間に設置されて両者間を連通させる連結部と、前記直線移動部の先端を介在して前記連結部の上端に結合されるガイドキャップとを含む。
【0030】
前記ガイド部材は、前記ガイドキャップが結合されて前記直線移動部の直線移動をガイドするガイドブロックと、前記ガイドブロック及び前記回動部が内部に位置するように前記本体に設置されて回動部が一定範囲内でのみ回動するように制限する第1ストッパーと、前記第1ストッパーに比べて本体の中央側に偏った位置に設置され、前記第1ストッパーより大きく形成される第2ストッパーとで構成されている。
【0031】
ここで、前記内部ビデは、前記メインビデの側面に位置する第1ビデと、これと対向するように位置する第2ビデとで構成され、第1ビデと第2ビデに選択的に水が供給されるようにし、前記第1ビデまたは第2ビデに水が供給されるとき、前記ハンドル部をそれぞれ前後移動させるシリンダ部材をさらに備えてもよい。
【0032】
また、本発明の座便器用ビデによれば、一側にコントロール部を有して座便器の後方側に設置されて座便器の側部に沿って前方にある程度突出する2つの突出部を有する本体と、前記本体の突出部端部に設置されて突出部を座便器に固定する固定部材と、洗浄部として作用する前記本体の中央突出部の下側に設置されて水を噴射するメインビデと、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデと、前記内部ビデの位置及び取付け角度を調節する位置調節部材とを含む。
【0033】
前記位置調節部材は、座便器を横切るように前記本体の突出部に設置され、内部に導水路が形成されたハンドルと、前記突出部にそれぞれ形成されたガイド溝に沿って前後移動し、前記ハンドルが貫通する1対のガイドブロックとを含み、前記位置調節部材は、水の供給状態によって前記ガイドブロックを前後移動させる1対のシリンダ部材を備える。
前記シリンダ部材は、前記本体の突出部後方に設置されるシリンダと、前記シリンダ内部に位置し、先端が前記ガイドブロックに結合されるピストンと、前記ピストンに外挿されて水の供給が遮断されると前記ピストンを後退させて前記ガイドブロックを初期位置に復帰させるスプリングと、前記シリンダの後方側に結合され、入水口及び出水口を有して前記シリンダの後方側にねじ結合されるシリンダキャップとを含む。
【0034】
前記シリンダキャップは導水管で相互連結され、前記導水管が連結されていない入水口及び出水口には逆水防止部が形成され、前記逆水防止部は、前記シリンダキャップの入水口及び出水口にねじ結合され、中央に孔が形成された支持部材と、前記支持部材に形成された孔を塞いで水の流れを遮断し、外径が前記入水口及び出水口より小さく形成される遮断板と、前記遮断板に設けられて前記支持部材に形成されたガイドホールに挿入され、前記支持部材から離脱しないように端部が折曲形状を有するガイドバー、前記支持部材と前記遮断板との間に位置するスプリングを含む。
【0035】
ここで、前記ハンドルは、前記内部ビデが座便器の上端に比べてある程度下側に位置するように折曲形成され、前記ガイドブロックを貫通して左右に移動できるように両端部分に所定の長さの直線部を有することが好ましい。
【0036】
また、前記内部ビデは、前記メインビデを中心に相互対称になるように一定距離離隔されて設置される第1ビデと第2ビデとで構成され、前記ハンドルに形成される導水路もまた2重に形成され、1つは第1ビデに連通され、もう1つは第2ビデに連通されるようにすることができる。
【0037】
また、前記第1ビデと第2ビデとの間にメインビデが設置され、前記ハンドルには導水路が3重に形成され、それぞれメインビデと第1ビデ及び第2ビデに連通されるようにし、座便器の前方側に位置して固定部材により固定され、連結ホースを通じて供給された水を噴射する前方ビデをさらに含んでもよい。
【0038】
ここで、前記メインビデ及び前記前方ビデは、水が噴射されるノズルと、内側にガイド溝が形成されるシリンダと、前記ノズルに連通されるように結合されて前記シリンダの内部で前後移動し、前記ガイド溝に挿入される突出部を有するピストンと、前記ピストンの外周に結合されて前記ピストンを初期位置に復帰させるスプリングと、入水口を有して前記シリンダに結合されるシリンダキャップとを含む。
【0039】
本発明の前記及びその他の目的、特徴ならびにその他の利点は、添付図面を参照する以後の詳細な説明により明らかになる。なお、本明細書及び請求の範囲における用語及び単語は、発明者がこの発明を最適の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に基づいて本発明の技術的思想に符合する意味と概念として解析しなければならない。
【発明の効果】
【0040】
以上のように本発明の座便器用ビデによれば、フィルター及び殺菌を通じて浄化された水を内部ビデ(30、40)を利用して腸または膣内部に噴射して内部洗浄が可能であるので、女性の清潔な使用が可能であると同時に使用便利性が得られるという効果がある。
また、本発明の座便器用ビデによれば、出水調節部14を通じて複数のビデに水を供給するが、使用されない出水管16を利用して外部装置を使用することができるので使用効率が向上するという効果がある。
【0041】
また、本発明の座便器用ビデによれば、内部ビデ(30、40)の抗菌シリコンホース(32、42)を腸または膣内部に挿入できるので内部洗浄が容易になる効果があり、振動型内部ビデ30’を使用する場合、非正常に結合されている水であってもこの結合が正常に変わり、人体により有益な効果をもたらす。
【0042】
また、本発明の座便器用ビデによれば、多様な形態の位置調節部材を利用して内部ビデ(30、40)の位置及び取付け角度を調節することができるので、使用者の便利性を向上させることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
本発明による座便器用ビデの好ましい実施形態を以下に添付の図を参照し詳しく説明する。
図1は、本発明による座便器用ビデを示す構成図。図2は、本発明の要部構成である浄水部の外観斜視図。図3は、図2に示されている浄水部の断面図。図4は、本発明の要部構成である出水調節部の分解斜視図。図5は、出水調節部の他の例を示す分解斜視図である。
【0044】
本発明による座便器用ビデは、一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)と、前記メインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて吐出される水を浄化する浄水部20と、前記コントロール部Cに設置されて前記メインビデ15あるいは内部ビデ(30、40)に水を選択的に供給する出水調節部14とを含んで構成されている。
【0045】
ここで、前記浄水部20は、前記コントロール部Cの温度調節部12と水圧調節部13との間に位置し、前記温度調節部12から流入する水を1次フィルタリングするフィルター21a、及び前記フィルター21aを取り囲むように設置されてフィルタリングした水の汚染物質を吸着する活性炭フィルター21bからなるフィルター部21と、前記フィルター部21の上側に設置され、殺菌機22で殺菌した後、前記水圧調節部13に水を流出させる殺菌部22とで構成される。
【0046】
また、前記出水調節部14は、内部が複数の区域に分けられ、各区域ごとに別途の出水口14jを有する本体14aと、前記本体14aの上側でパッキング14eを介在して前記本体14aに結合され、各区域に対応する孔が複数個形成される分配板14dと、前記分配板14dの上側に位置して回転し、前記分配板14dの孔に連通される孔が形成される回転板14gと、入水口を有して前記本体14aにねじ結合されるカバー14bと、前記カバー14bの上端に形成される孔を貫通するように設置されている前記連結部材14f、上端は操作ノブ14cに結合され、下端は前記回転板14gに結合される連結部材14fと、前記連結部材14fの下側に嵌入されて前記回転板14gを前記分配板14dに密着させるスプリング14hと、前記連結部材14fに設置されて前記スプリング14hを支持するスプリングシート14iとを含む。
【0047】
前記本体10は、前記出水調節部14の出水口14jに連通される出水管16を複数個有し、前記出水口14j及び出水管16の数は実際のビデ数より多く形成され、使用されない出水管16は出水管キャップ17で閉めるようにする。
【0048】
すなわち、図4のように、本体14aの内部を4つの区域に形成してもよく、図5のように、本体14aの内部を5つの区域に形成してもよい。
【0049】
また、前記内部ビデ(30、40)は必要に応じて該位置を調節することができる位置調節部材(50、60)を有し、前記位置調節部材(50、60)は、前記内部ビデ(30、40)を前記本体10の下部に隠したり、外部に突出させることができ、さらに、前記内部ビデ(30、40)を前後移動させることができる。さらに、前記内部ビデ(30、40)は、前記位置調節部材(50、60)の先端に回動可能に設置される。
【0050】
上記のように構成された本発明の座便器用ビデは、浄水部により浄化される水をメインビデ及び内部ビデを通じて噴射してビデ機能及び内部洗浄機能を行うようになる。
【0051】
外部から供給された水は、温度調節部12で温度が調節された後、浄水部20を通過しながら浄化される。すなわち、フィルター21aと活性炭フィルター21bを通過しながらフィルタリングされた水が殺菌機22により殺菌されるので、浄化が完了した水は水圧調節部13で水圧が調節された後、出水調節部14を通過するとき出水方向が決定される。前記出水調節部14は、操作ノブ14cの回転により回転板14gが回転し、分配板14dの孔と回転板14gの孔が一致したとき、1つの出水口14jを通じて水が排出される。
【0052】
前記出水口14jを通じて排出された水は出水口14jに連結されたメインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて噴出され、本体10の出水管16を通じてシャワー装置Sなどの外部装置に供給される。前記本体10は、使用者の後方下側から水を噴射して肛門などを洗浄し、前記内部ビデ(30、40)は、使用者の腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホース(32、42)を利用して内部洗浄を行う。このような構成は下記のすべての実施例に適用される。
【0053】
このとき、前記内部ビデ(30、40)は、普段は本体10の下部に位置し、使用時のみ座便器の中央側に移動する。このために本体10に設置された位置調節部材(50、60)は、内部ビデ(30、40)を回転させたり前後移動させることができるように構成されている。また、前記内部ビデ(30,40)は、前記位置調節部材(50、60)に対して一定範囲内で回動可能に結合されているので、前記内部ビデ(30、40)の取付け角度を調節することもできる。
【0054】
次に、前記位置調節部材(50、60)を詳細に説明する。
【0055】
図6は、本発明による座便器用ビデの第1実施例を示す斜視図。図7は、第1実施例の要部構成である第1位置調節部材を示す分解斜視図。図8は、本発明による座便器用ビデの第2実施例を示す斜視図。図9は、第2実施例の要部構成である第2位置調節部材を示す分解斜視図である。
【0056】
本発明の座便器用ビデの第1実施例によれば、前記内部ビデ30は、前記本体10から一定距離離隔された位置に1個が設置され、前記本体10に設置された位置調節部材50は、前記内部ビデ30に連結されて内部ビデ30を前後に移動させたり、一定範囲内で回転できるようにするとともに、前記内部ビデ30に水が供給されるようにし、前記内部ビデ30は、前記位置調節部材50に対して所定範囲内で回動可能に結合される。
【0057】
また、本発明の座便器用ビデの第2実施例は、上記の第1実施例と同様の構成となっており、内部ビデ及び位置調節部材が2重に設置されている。
【0058】
すなわち、本発明の座便器用ビデの第2実施例によれば、前記内部ビデは、抗菌シリコンホース32が腸または膣のうち1つの内部に挿入される第1ビデ30と、抗菌シリコンホース42が腸または膣のまた他の1つの内部に挿入される第2ビデ40と、前記第1ビデ30の位置調節のための第1位置調節部材50と、前記第2ビデ40の位置調節のための第2位置調節部材60をそれぞれ備える。
【0059】
前記第1位置調節部材50は、抗菌シリコンホース32を有するビデ本体31が回動可能に結合され、内部に導水管52を有する支持部材51と、前記本体10に回転可能に設置されるシリンダ53と、前記シリンダ53の内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材51に結合されるピストン部材54と、前記ピストン部材54に挿入されて水圧が弱くなると、前記ピストン部材54を初期位置に復帰させるスプリング部材55と、前記シリンダ53の後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップ56とを含む。
【0060】
前記第2位置調節部材60は、前記第2ビデ40が第1ビデ30に比べて前方に位置するように比べて多段構造を有し、抗菌シリコンホース42を有するビデ本体41が回動可能に結合され、内部に導水管62を有する支持部材61と、前記本体10に回転可能に設置されるシリンダ63と、前記シリンダ63の内部に位置して水圧により前後移動するピストンシリンダ64と、前記ピストンシリンダ64の内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材61に結合されるピストン部材65と、前記ピストンシリンダ64及びピストン部材65にそれぞれ挿入されて水圧が弱くなると、前記ピストンシリンダ64及びピストン部材65を初期位置に復帰させるスプリング部材66と、前記シリンダ63の後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップ67とを含む。
【0061】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデの第1実施例及び第2実施例によれば、内部ビデ(30、40)に水が供給されるとき、内部ビデ(30、40)を座便器の中央部分に位置させ、必要な角度に内部ビデ(30、40)の位置を変化させることができる。
【0062】
出水調節部14から内部ビデ(30、40)に水が供給されると、内部ビデ(30、40)が前進し、この状態で内部ビデ(30、40)を適切な位置まで回転させることができるので、内部ビデ(30、40)を座便器の中央部分に位置させることができる。また、位置調節部材(50、60)に対して一定角度で内部ビデ(30、40)を回動させることができるので、望む角度に内部ビデ(30、40)の位置を変えることができる。
【0063】
図面の後方側に位置する第1ビデ30は、第1位置調節部材50により前後移動したり回転することができる。第1ビデ30に水が供給されるためにはまず、シリンダ53の内部に水が供給されてピストン部材54を前進させ、前記ピストン部材54の前進により第1ビデ30もまた前進して座便器の中央側に移動する。このとき、前記シリンダ53が本体10に回転可能に設置されていて前記第1ビデ30を回転させることができ、前記第1ビデ30の位置が決められた状態で支持部材51に対して第1ビデ30を所定角度で回動させて第1ビデ30の取付け角度を決定することができる。
【0064】
このとき、前記シリンダ53に供給された水は、ピストン部材54の内部及び前記支持部材51に具備される導水管52を通じて第1ビデ30の内部に供給され、外部に引き出されて腸または膣内部に挿入された第1ビデ30の抗菌シリコンホース32を通じて腸または膣内部に噴出されて内部洗浄を行う。
【0065】
また、図面の前方側に位置する第2ビデ40は、第2位置調節部材60により前後移動したり回転することができる。第2ビデ40に水が供給されるためにはまず、シリンダ63の内部に水が供給されてピストンシリンダ64とピストン部材65を順次に前進させ、それに応じて第2ビデ40もまた前進して座便器の中央側に移動する。
【0066】
このとき、前記シリンダ63が本体10に回転可能に設置されていて前記第2ビデ40を回転させることができ、前記第2ビデ40の位置が決められた状態で支持部材に対して第2部材40を所定角度で回動させて第2ビデ40の取付け角度を決定することができる。また、前記第1ビデ30と第2ビデ40は前記メインビデ15を中心に対向し、この回転方向は互いに反対方向になる。
【0067】
勿論、前記第1ビデ30または第2ビデ40に対する水供給が中断される場合には、前記ピストン部材(54、65)またはピストンシリンダ64に設置されたスプリング部材(55、66)により第1ビデ30と第2ビデ40が初期位置に復帰され、第1ビデ30と第2ビデ40を回転させて本体10の下部に隠すことができるので、普段は内部ビデ(30、40)が露出しない状態で通常の座便器としての使用が可能である。
【0068】
よって、使用者は自分が望む位置に第1ビデ30または第2ビデ40を位置させた状態で望む角度に調節可能であり、これは使用者の便利性を向上させるので重要である。
【0069】
ここで、前記内部ビデ(30、40)の構造は次のような3種類がある。
【0070】
図10は、本発明の要部構成である内部ビデの第1例を示す分解斜視図。図11は、内部ビデの第2例を示す分解斜視図。図12は、内部ビデの第3例を示す分解斜視図である。
【0071】
本発明の座便器用ビデに使用される内部ビデ(30、40)の第1例は、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材(50、60)を通じて水の供給を受けるビデ本体(31、41)と、前記ビデ本体(31、41)から引き出されて腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホース(32、42)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外周に結合されたシーリング部材(39、49)を介在して前記ビデ本体(31、41)の端に結合され、抗菌シリコンホース(32、42)を支持する出水口キャップ(33、43)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の端に結合されて前記出水口キャップ(33、43)の外部に抗菌シリコンホース(32、42)が脱離しないようにする固定部材(34、44)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側で前記固定部材(34、44)に結合されて固定部材(34、44)を支持する固定リング(37、47)とを含む。
【0072】
前記内部ビデ(30、40)は、前記ビデ本体(31、41)の先端に結合され、前記抗菌シリコンホース(32、42)が外部に露出しないようにするビデキャップ(35、45)をさらに備えてもよい。
【0073】
上記のように構成される本発明の内部ビデは、水の供給によって抗菌シリコンホースが引き出されて腸または膣内部に挿入されることができる。
【0074】
前記抗菌シリコンホース(32、42)が引き出されるとき、この下端の固定部材(34、44)と出水口キャップ(33、43)により外部に脱離しないようにし、前記ビデ本体(31、41)にビデキャップ(35、45)が結合されて前記抗菌シリコンホース(32、42)が外部に露出しないようにすることができる。
【0075】
また、本発明に適用された内部ビデ(30、40)の第2例は、上記の第1例とほぼ同様であり、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側にスプリング(36、46)が挿入されている。
【0076】
したがって、前記抗菌シリコンホース(32、42)外側のスプリング(36、46)が前記固定部材(34、44)により支持され、水が供給されない場合は、前記抗菌シリコンホース(32、42)を初期位置に復帰させる。
【0077】
また、内部ビデは、第3例のように振動型に構成することも可能であり、振動型の内部ビデ30’は、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材50を通じて水の供給を受けるビデ本体31’と、前記本体の下側にねじ結合され、内部に振動器37”を有する振動器キャップ37’と、前記振動器37”の下部に設置されて振動器37”の振動を吸収するスプリング38”と、前記ビデ本体31’から引き出された状態で設置されて腸または膣内部に挿入され、前記振動器37”の振動を利用して水に波動を発生させた後、水を噴射する振動挿入装置38と、前記振動挿入装置38の外側で挿入され、前記ビデ本体31’に結合されて振動挿入装置38を支持する出水口キャップ33’と、前記振動器37”の上端に設置されて前記振動挿入装置38に振動を伝達する連結部材39’とを含む。
【0078】
ここで、前記振動挿入装置38は、前記ビデ本体31’から引き出された状態で設置され、端部に突出部32”を有する抗菌シリコンホース32’と、前記抗菌シリコンホース32’内部に位置し、端部が前記連結部材39’に結合されて水に波動を発生させる振動バー38’と、前記ビデ本体31’に結合されて抗菌シリコンホース32’の突出部32”を利用して前記抗菌シリコンホース32’がビデ本体31’内部に進入しないようにする支持部材34’とを含む。
【0079】
このとき、前記振動挿入装置38は、前記ビデ本体31’から着脱可能に設置され、前記ビデ本体31’から前記振動挿入装置38が脱離されたとき、前記ビデ本体31’に結合されるビデキャップ35’をさらに備える。
【0080】
上記のように構成される振動型の内部ビデは、振動器の振動を利用して水に波動を発生させることにより水の結合を初期化して浄水効果を向上させることができる。
【0081】
振動器37”で発生した振動が連結部材39’を通じて振動バー38’に伝達され、前記振動バー38’は、抗菌シリコンホース32’内部で振動して水に波動を発生させる。これにより、汚染などによって非正常に結合されている水分子の結合が正常になる。よって、腸または膣内部に噴射される水の洗浄効果が高まる。
【0082】
また、本発明による座便器用ビデは、手動または自動で内部ビデ(30、40)の位置を決定することができる。
【0083】
図13は、本発明による座便器用ビデの第3実施例を示す斜視図。図14は、第3実施例の要部構成である第1回転手段を示す分解斜視図。図15は、第4実施例を示す斜視図。図16は、第4実施例の要部構成である第2回転手段を示す分解斜視図である。
【0084】
すなわち、本発明による座便器用ビデは、前記内部ビデ(30、40)を前記本体10の下部に隠したり外部に露出させることができる回転手段(80、90)を含んでもよい。
【0085】
前記回転手段(80、90)は、使用者がハンドル(81、91)を利用して直接内部ビデ(30、40)の位置を調節する手動方式と、水の供給によって内部ビデ(30、40)の位置を自動的に調節できる自動方式、及び前記手動方式と自動方式を混用した混用方式のうちの1つの方式が使用され、本実施例では混入構造を説明する。
【0086】
前記内部ビデ(30、40)は、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のうちの1つに挿入される第1ビデ30と、抗菌シリコンホースが腸または膣内部のうちの他の1つに挿入される第2ビデ40に分けられ、前記第1ビデ30を回転させる第2回転手段90と、前記第2ビデ40を回転させる第1回転手段80をそれぞれ含む。
【0087】
前記第1回転手段80は、抗菌シリコンホースを有する第2ビデ40に水を供給し、第2ビデ40にヒンジ固定される導水管路83と、前記導水管路83に連通され、ハンドル81に連結されて前後移動する分配管82と、前記本体10に固定されたシリンダ84の内部に位置し、導水パイプ86を通じて供給された分配管82の水により前後移動しながら分配管82を移動させるピストン部材85を含む。
【0088】
前記第2回転手段90は、抗菌シリコンホースを有する第1ビデ30に水を供給し、第1ビデ30にヒンジ固定される導水管路93と、水流入口を有して前記導水管路93が結合される分配管92と、シリンダ94の内部で前後移動するように接続されたピストン部材95と、ピストン部材95に連結され前記分配管92に連通されたピストンキャップ96と、前記シリンダ94とハンドル91を連結するロッド97とを含む。
【0089】
このとき、前記ピストン部材(85、95)の外周にはスプリング(図示せず)が挿入されており、水が供給されない場合は初期位置に復帰させることが好ましい。
【0090】
上記のように構成される本発明の座便器用ビデは、ハンドルを操作して内部ビデの位置を決定することができ、水の供給によって動作する自動動作で決定することもできる。
【0091】
ハンドル(81、91)を前後に移動させると、本体10にヒンジ固定された導水管路(83、93)により導水管路(83、93)の端部に結合されている第1ビデ30または第2ビデ40が回転して座便器の中央部分に移動する。このとき、前記ハンドル(81、91)を動かさなくても分配管(82、92)を通じてシリンダ(84、94)の内部に供給された水によりピストン部材(85、95)が前進して第1ビデ30または第2ビデ40を回転させるようになり、水の供給が遮断される場合には、スプリングによりピストン部材(85、95)が後退し、第1ビデ30または第2ビデ40が初期位置に復帰する。
【0092】
また、本発明の座便器用ビデは、内部ビデを動かす方式によって様々な形態がある。
【0093】
図17は、本発明による座便器用ビデの第5実施例を示す斜視図。図18は、第6実施例を示す斜視図。図19は、第6実施例の要部構成であるハンドル部を示す分解斜視図である。
【0094】
本発明による座便器用ビデは、便器の後方に設置され一側にコントロール部Cを有する本体10と、座便器の後方側に設置されてコントロール部Cと対向する位置で座便器の前方にある程度突出した突出部18を有する本体10と、前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる前記本体10にとりつけられた少なくとも1つ以上の内部ビデ(100、105)と、前記本体10の突出部18に設置されて前記内部ビデ(100、105)の位置を調節し、前記内部ビデ(100、105)に水を供給する位置調節部材110とを含む。
【0095】
前記位置調節部材110は、一端が前記突出部18の上側に突出し、他端は前記内部ビデ100に連結されるハンドルと、導水管路117がハンドル111内部に形成される複数回折曲した形状を有するハンドル111と、前記本体10の突出部18に形成されて前記ハンドル111の移動をガイドするガイド部とを含む。
【0096】
前記ガイド部は、前記本体10の突出部18に座便器の前後方向に形成されたガイド溝112と、前記ガイド溝112の内部で前後移動し、前記ハンドル111が貫通するスロットホール113を有するガイドブロック114とで構成されている。
【0097】
ここで、前記内部ビデは、一定距離離隔される第1ビデ100と第2ビデ105とで構成され、前記ハンドル111に形成される導水管117もまた2重に形成され、1つは第1ビデ100に連通され、もう1つは第2ビデ105に連通される。このとき、前記第1ビデ100は、前記ハンドル111にティー(Tee)115で連結され、前記第2ビデ105は前記ティー115にエルボー(Elbow)116で連結される。
【0098】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデは、ハンドルの操作を通じて内部ビデを前後方向と左右方向に移動させると同時に一定角度で回転させることができる。
【0099】
内部ビデ(100、105)は、本体10の下部に位置するが、ハンドル111を利用してガイドブロック113をガイド溝112に沿って移動させることにより座便器の中央部分に移動させることができる。また、前記ハンドル111をガイドブロック113のスロットホール114に沿って左右に移動させることにより内部ビデ(100、105)の位置を決定する。さらに、前記ハンドル111を握って前記ガイドブロック113のスロットホール114を中心に回動させることにより、内部ビデ(100、105)の取付け角度を一定範囲内で調整する。このとき、ハンドルの内部にある導水管117を通じて第1ビデ100または第2ビデ105に水を供給し、腸または膣内部を洗浄することができる。
【0100】
したがって、内部洗浄の可能な内部ビデ(100、105)の位置及び取付け角度を使用者が直接調節することができる。これは使用者の便利性を向上させる。また、上記の実施例と同様に、前記第1ビデ100または第2ビデ105に水が供給されるとき、前記ガイドブロック113を前記ガイド溝112の内部で前後移動させるシリンダ部材(図示せず)をさらに設置してもよい。よって、前記ハンドル111を利用してガイドブロック113を移動させなくても水の供給により自動的にガイドブロック113が移動し、第1ビデ100または第2ビデ105を座便器の中央側に移動させることができる。簡潔に述べると、前記位置調節部材110に3タイプのうち1つを採用することができる。このように、前記ハンドル111のみを利用する手動方式、シリンダ部材のみを利用する自動方式、及び2つの方式を混合した混用方式をすべて使用することができる。
【0101】
図20は、本発明の第7実施例を示す斜視図。図21は、第8実施例を示す斜視図である。
【0102】
本発明による座便器用ビデによれば、一側にコントロール部Cを有し、座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデ(100、105)と、前記本体10に沿って左右移動し、内部に導水路が形成されたハンドル部120と、前記ハンドル部120と前記内部ビデ(100、105)を連通する送水管125と、前記本体10に設置されて前記ハンドル部120の移動をガイドするガイド部材とを含む。
【0103】
前記ハンドル部120は、前記本体10に沿って直線移動する直線移動部121と、所定範囲内で回動するために前記直線移動部121に結合された回動部122と、回動部122に結合された送水管125と、前記直線移動部121と回動部122との間に設置され、両者間を連通する連結部123と、前記直線移動部121の先端を介在して前記連結部123の上端に結合されるガイドキャップ124とを含む。
【0104】
前記ガイド部材は、前記ガイドキャップ124が結合されて前記直線移動部121の直線移動をガイドするガイドブロック126と、前記ガイドブロック126及び前記回動部122が内部に位置するように前記本体10に設置されて回動部122が一定範囲内でのみ回動するように制限する第1ストッパー127と、前記第1ストッパー127に比べて本体10の中央側に偏る位置に設置され、前記第1ストッパー127よりさらに大きく形成される第2ストッパー128とで構成される。
【0105】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデは、ハンドルを利用して内部ビデを本体に沿って直線移動させた後、所定角度で回転させることで内部ビデの位置を決定する。
【0106】
すなわち、ハンドル部120を本体10に沿って移動させると、ガイドブロック126に結合されたガイドキャップ124により直線移動するようになり、この後内部ビデ(100、105)を取って回転させると、ハンドル部120の連結部123を中心に回動部122が回転する。このとき、ガイドブロック126は前記回動部122とともに回転し、第1ストッパー127及び第2ストッパー128により前記回動部122の過度な回転が制限される。
【0107】
このように、内部ビデ(100、105)の位置を直接設定することができるので、使用者の便利性を向上させることができる。また、前記第1ビデ100または第2ビデ105に水が供給されるとき、前記ハンドル部120をそれぞれ前後移動させるシリンダ部材(図示せず)をさらに設置してもよい。よって、前記ハンドル部120を手動で直接動作させなくてもシリンダ部材により自動的にハンドル部120を前後移動させることができる。結果として、前記ハンドル部120を直接動作させる手動方式と、シリンダ部材のみを利用する自動方式、及びこの2の方式を混合した混用方式をすべて使用することができる。
【0108】
また、前記内部ビデは、前記メインビデ15の側面に位置する第1ビデ100と、これと対向するように位置する第2ビデ105とで構成され、第1ビデ100と第2ビデ105に選択的に水を供給することができる。このとき、前記第1ビデ100と第2ビデ105を動かすハンドル部120の構成及び作用はほぼ同一であり、距離差によって直線移動部121の長さ及び形態が変わる。
【0109】
図22は、本発明の第9実施例を示す斜視図。図23は、第10実施例を示す斜視図。図24は、第10実施例の要部構成であるシリンダ部材を示す分解斜視図。図25は、本発明による座便器用ビデの第11実施例を示す斜視図。図26は、第11実施例の要部構成であるメインビデ及び前方ビデの分解斜視図である。
【0110】
本発明による座便器用ビデの第9実施例によれば、一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置され、座便器の側部に沿って前方にある程度突出する2個の突出部18を有する本体10と、前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる前記本体に設置された少なくとも1つ以上の内部ビデ100と、前記内部ビデ100の位置及び取付け角度を調節する位置調節部材130とを含む。
【0111】
前記位置調節部材130は、座便器を横切るように前記本体10の突出部18に設置されて前記ハンドル131内部に導水路が形成されたハンドル131と、前記突出部18にそれぞれ形成されたガイド溝132に沿って前後移動できるガイドブロック133と、ガイドブロック133が貫通するように取り付けられた前記ハンドル131水供給の有無によって前記ガイドブロック133を前後移動させる1対のシリンダ部材とを含む。
【0112】
前記シリンダ部材は、前記本体10の突出部18の後方に設置されるシリンダ134と、前記シリンダ134の内部に位置し、先端が前記ガイドブロック133に結合されるピストン135と、前記ピストン135に外挿されて水の供給が遮断されると、前記ピストン135を後退させて前記ガイドブロック133を初期位置に復帰させるスプリング136と、前記シリンダ134の後方側に結合され、入水口及び出水口を有して前記シリンダ134の後方側にねじ結合されるシリンダキャップ137とを含む。
【0113】
このとき、前記シリンダキャップ137は、導水管138で互いに連結され、入水口及び出水口には逆水防止部140が形成される。前記逆水防止部140は、前記シリンダキャップ137の入水口及び出水口にねじ結合され、支持部材141の中央に孔が形成される支持部材141と、前記支持部材141に形成された孔を塞いで水の流れを遮断し、外径が前記入水口及び出水口より小さく形成される遮断板142と、前記遮断板142に形成され、前記支持部材141に形成されたガイドホール141’に挿入され、前記支持部材141から脱離しないように端部が折曲形状を有するガイドバー144と、前記支持部材141と前記遮断板142との間に位置するスプリング143とを含む。
【0114】
また、前記ハンドル131は、前記内部ビデ100が座便器の上端に比べてある程度下側に位置するように折曲形成され、前記ガイドブロック133を貫通して左右に移動することができるように両端部に所定長さの直線部を有する。
【0115】
上記のように構成されている本発明の座便器用ビデは、ハンドルを利用して内部ビデを前後左右に移動させることができると同時に、内部ビデを一定角度で回転させて取付け角度を調節することができる。
【0116】
ハンドル131を握ってガイドブロック133を前後移動させると、内部ビデ100を本体10の下部または座便器の中央部分に位置させることができる。また、ハンドル131を回転させて内部ビデ100の取付け角度を調節することができ、前記ハンドル131を引いたり押すことで、内部ビデ100を左右に移動させることができる。このとき、前記内部ビデ100の左右移動量は、前記ハンドル131の直線部の長さ及びガイドブロック133の大きさにより制限される。
【0117】
また、前記ハンドル131を利用してガイドブロック133を前後移動させる代りにシリンダ部材に供給される水の圧力を利用してガイドブロック133を移動させることで内部ビデ100の位置を設定することも可能である。
【0118】
シリンダ134内部に流入した水によりピストン135が前進し、ガイドブロック133を前進させることができ、水の供給が遮断されると、スプリング136によりピストン135が後退するのでガイドブロック133もまた後退し、内部ビデ100が本体10の下部に位置する。このとき、前記シリンダ134内部の水は、スプリング136の弾性力によりゆっくり抜けるようになり、逆水防止部140により出水調節部140などに逆流しない。
【0119】
また、本体10に形成された複数の出水管16は、使用されない場合には、出水管キャップ17で閉められ、シャワー装置Sなどの外部接続に水を供給したりもする。これは、本実施例だけでなくすべての実施例に適用される。
【0120】
本発明の第10実施例は、第4実施例とほぼ同様であり、前記内部ビデ(100、105)は、前記メインビデ15を中心に相互対称にするように一定距離離隔されて設置される第1ビデ100と第2ビデ105とで構成され、導水路もまた2重に形成され、1つは第1ビデ100に連通され、もう1つは第2ビデ105に連通される
【0121】
上記の本発明の第10実施例は、単にビデの数が増加しただけで第9実施例と同様であるので詳細な説明は省略する。
【0122】
本発明の第11実施例は、第9実施例及び第10実施例とほぼ同様であるが、メインビデが本体に設置される代わりにハンドルに設けられた点が異なる。すなわち、前記第1ビデ100と第2ビデ105との間にメインビデ106が設置され、前記ハンドル131には導水路が3重に形成されており、それぞれメインビデ106と第1ビデ100及び第2ビデ105に連通される。
【0123】
このとき、座便器の前方側に位置して固定部材107により固定され、連結ホース108を通じて供給された水を噴射する前方ビデ106をさらに含んでもよい。
【0124】
ここで、前記メインビデ106及び前記前方ビデ106は、水が噴射されるノズル106aと、内側にガイド溝を有するシリンダ106bと、前記ノズル106aに連通されるように結合されて、前記シリンダ106bの内部で前後移動し、前記ガイド溝に挿入される突出部106fを有するピストン106cと、前記ピストン106cの外周に結合されて前記ピストン106cを初期位置に復帰させるスプリング106dと、入水口を有して前記シリンダ106bに結合されるシリンダキャップ106eとを含む。
【0125】
上記のように構成されている本発明の第11実施例によれば、第9実施例とほぼ等しい効果が得られると同時に、メインビデ106の位置を自由に調節することができ、前方ビデ106を利用して女性使用者の使用効率を向上させることができる。
【0126】
前記メインビデ106または前方ビデ106側に水が供給されると、ハンドル131または座便器に固定設置されたシリンダ106b内部のピストン106cが前進し、ノズル106aを座便器の下方向に押し出す。よって、ノズル106aは初期位置より下側に水を噴射してビデ機能を行うことができるようになる。このとき、前記ピストン106cがガイド溝に挿入された突出部106fにより直線移動するので、ノズル106aが回転することは発生しない。
【0127】
勿論、水の供給が遮断されると、スプリング106dによりピストン106cが後退し、結果として使用しない時間にはメインビデ106及び前方ビデ106の大きさを小さく維持することができる。
【0128】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態も本発明の権利範囲に属するものである。
【産業上の利用可能性】
【0129】
本発明は、座便器に取り付けられて肛門洗浄などの機能を行い、腸または膣内部に対する内部洗浄を可能にした座便器用ビデに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】本発明による座便器用ビデを示す構成図。
【図2】本発明の要部構成である浄水部の外観斜視図。
【図3】本発明の要部構成である浄水部の断面図。
【図4】本発明の要部構成である出水調節部の分解斜視図。
【図5】出水調節部の他の例を示す分解斜視図。
【図6】本発明による座便器用ビデの第1実施例を示す斜視図。
【図7】第1実施例の要部構成である第1位置調節部材を示す分解斜視図。
【図8】本発明による座便器用ビデの第2実施例を示す斜視図。
【図9】第2実施例の要部構成である第2位置調節部材を示す分解斜視図。
【図10】本発明の要部構成である内部ビデの第1例を示す分解斜視図。
【図11】本発明の要部構成である内部ビデの第2例を示す分解斜視図。
【図12】本発明の要部構成である内部ビデの第3例を示す分解斜視図。
【図13】本発明による座便器用ビデの第3実施例を示す斜視図。
【図14】第3実施例の要部構成である第1回転手段を示す分解斜視図。
【図15】本発明による座便器用ビデの第4実施例を示す斜視図。
【図16】第4実施例の要部構成である第2回転手段を示す分解斜視図。
【図17】本発明による座便器用ビデの第5実施例を示す斜視図。
【図18】本発明による座便器用ビデの第6実施例を示す斜視図。
【図19】第6実施例の要部構成であるハンドル部を示す分解斜視図。
【図20】本発明による座便器用ビデの第7実施例を示す斜視図。
【図21】本発明による座便器用ビデの第8実施例を示す斜視図。
【図22】本発明による座便器用ビデの第9実施例を示す斜視図。
【図23】本発明による座便器用ビデの第10実施例を示す斜視図。
【図24】第10実施例の要部構成であるシリンダ部材を示す分解斜視図。
【図25】本発明による座便器用ビデの第11実施例を示す斜視図。
【図26】第11実施例の要部構成であるメインビデ及び前方ビデの分解斜視図。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)と、前記メインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて吐出される水を浄化する浄水部20と、前記コントロール部Cに設置されて前記メインビデ15あるいは内部ビデ(30、40)に水を選択的に供給する出水調節部14と、前記内部ビデ(30、40)の位置を必要に応じて調節する位置調節部材(50、60)とを備えることを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項2】
前記浄水部20は、前記コントロール部Cの温度調節部12と水圧調節部13との間に位置し、前記温度調節部12から流入する水を1次フィルタリングするフィルター21a、及び前記フィルター21aを覆うように設置されてフィルタリングした水の汚染物質を吸着する活性炭フィルター21bを有するフィルター部21と、前記フィルター部21の上側に設置され、殺菌機22’で殺菌した後、前記水圧調節部13に水を流出させる殺菌部22とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項3】
前記出水調節部14は、内部が複数の区域に分けられ、各区域ごとに別途の出水口14jを有する本体14aと、前記本体14aの上側でパッキング14eを介在して前記本体14aに結合され、各区域に対応する孔が複数個形成された分配板14dと、前記分配板14dの上側に位置して回転され、前記分配板14dの孔に連通される孔が形成された回転板14gと、入水口を有して前記本体14aにねじ結合されるカバー14bと、前記カバー14bの上端に形成された孔を貫通するように設置され、上端は操作ノブ14cに結合され、下端は前記回転板14gに結合される連結部材14fと、前記連結部材14fの下側に嵌入されて前記回転板14gを前記分配板14dに密着させるスプリング14hと、前記連結部材14fに設置されて前記スプリング14hを支持するスプリングシート14iとを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項4】
前記本体10は、前記出水調節部14の出水口14jに連通される出水管16を複数個有し、前記出水口14j及び出水管16の数は実際のビデ数より多く形成され、使用されない出水管16は出水管キャップ17で閉めることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の座便器用ビデ。
【請求項5】
内部ビデ(30、40)の第1例は、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材(50、60)を通じて水の供給を受けるビデ本体(31、41)と、前記ビデ本体(31、41)から引き出されて腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホース(32、42)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外周に結合されたシーリング部材(39、49)を介在して前記ビデ本体(31、41)の端に結合されて抗菌シリコンホース(32、42)を支持する出水口キャップ(33、43)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の端に結合され、前記出水口キャップ(33、43)の外部に抗菌シリコンホース(32、42)が脱離しないようにする固定部材(34、44)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側で前記固定部材(34、44)に結合されて固定部材(34、44)を支持する固定リング(37、47)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項6】
前記内部ビデ(30、40)は、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側に挿入され、前記固定部材(34、44)により支持されて抗菌シリコンホース(32、42)を初期位置に復帰させるスプリング(36、46)をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の座便器用ビデ。
【請求項7】
内部ビデは、振動型の内部ビデ30’であって、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材50を通じて水の供給を受けるビデ本体31’と、前記ビデ本体31’の下側にねじ結合され、振動器キャップ37’内部に振動器37”を有する振動器キャップ37’と、前記振動器37”の下部に設置されて振動器37”の振動を吸収するスプリング38”と、前記ビデ本体31’から引き出された状態で設置されて腸または膣内部に挿入され、前記振動器37”の振動を利用して水に波動を発生させた後、水を噴射する振動挿入装置38と、前記振動挿入装置38の外側から挿入され、前記ビデ本体31’に結合されて振動挿入装置38を支持する出水口キャップ33’と、前記振動器37”の上端に設置されて前記振動挿入装置38に振動を伝達する連結部材39’とを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項8】
前記振動挿入装置38は、前記ビデ本体32’から引き出された状態で設置され、端部に突出部32”を有する抗菌シリコンホース32’と、前記抗菌シリコンホース32’内部に位置し、端部が前記連結部材39’に結合されて水に波動を発生させる振動バー38’と、前記ビデ本体31’に結合され、抗菌シリコンホース32’の突出部32”を利用して前記抗菌シリコンホース32’がビデ本体31’内部に進入しないようにする支持部材34’とを含むことを特徴とする請求項7に記載の座便器用ビデ。
【請求項9】
前記位置調節部材(50、60)は、抗菌シリコンホース(32、42)を有するビデ本体(31、41)が回動可能に結合され、内部に導水管(52、62)を有する支持部材(51、61)と、前記本体10に回転可能に設置されるシリンダ(53、63)と、前記シリンダ(53、63)の内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材(51、61)に結合されるピストン部材(54、65)と、前記ピストン部材(54、65)に挿入されて水圧が弱くなると、前記ピストン部材(54、65)を初期位置に復帰させるスプリング部材(55、66)と、前記シリンダ(53、63)の後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップ(56、67)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項10】
前記内部ビデ(30、40)を前記本体10の下部に隠したり外部に露出させることができる回転手段(80、90)を含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項11】
前記回転手段(80、90)は、使用者がハンドル(81、91)を利用して直接内部ビデ(30、40)の位置を調節する手動方式と、水の供給によって内部ビデ(30、40)の位置を自動的に調節できる自動方式、及び前記手動方式と自動方式を混用した混用方式のうちの1つの方式が使用されることを特徴とする請求項10に記載の座便器用ビデ。
【請求項12】
前記回転手段(80、90)は、抗菌シリコンホースを有する内部ビデ(30、40)に水を供給し、内部ビデ(30、40)にヒンジ固定される導水管路(83、93)と、前記導水管路(83、93)に連通され、ハンドル(81、91)に連結されて前後移動する分配管(82、92)と、前記本体10に固定されたシリンダ(84、94)の内部に位置し、導水パイプ(86、96)を通じて供給された分配管(82、92)の水により前後移動しながら分配管(82、92)を移動させるピストン部材(85、95)とを含むことを特徴とする請求項10に記載の座便器用ビデ。
【請求項13】
一側にコントロール部Cを有し、座便器の後方側に設置されてコントロール部Cと対向する位置で座便器の前方にある程度突出した突出部18を有する本体10と、
前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、
洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、
腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデ(100、105)と、
前記本体10の突出部18に設置されて前記内部ビデ(100、105)の位置を調節し、前記内部ビデ(100、105)に水を供給する位置調節部材110とを含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項14】
前記位置調節部材110は、一端が前記突出部18の上側に突出し、他端は前記内部ビデ100に連結され、内部ビデ100と連通される導水管路117がハンドル111内部に形成される複数回折曲した形状のハンドル111と、前記本体10の突出部18に座便器の前後方向に形成されるガイド溝112内部で前後移動して前記ハンドル111の移動をガイドするガイドブロック114とを含むことを特徴とする請求項13に記載の座便器用ビデ。
【請求項15】
前記ガイドブロック114は、前記内部ビデ(100、105)に水が供給されることによって動作するシリンダ部材により前記ガイド溝112内部で前後移動することを特徴とする請求項14に記載の座便器用ビデ。
【請求項16】
一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、
洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、
腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つの内部ビデ(100、105)と、
前記本体10に沿って左右移動し、ハンドル部120内部に導水路が形成されたハンドル部120と、
前記ハンドル部120と前記内部ビデ(100,105)を連通する送水管125と、
前記本体10に設置されて前記ハンドル部120の移動をガイドするガイド部材とを含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項17】
前記ガイド部材は、前記ガイドキャップ124が結合されて前記ハンドル部120の直線移動部121の直線移動をガイドするガイドブロック126と、
前記ガイドブロック126及び前記ハンドル部120の回動部122が内部に位置するように前記本体10に設置され、回動部122が一定範囲内でのみ回動するように制限する第1ストッパー127と、
前記第1ストッパー127に比べて本体の中央側に偏る位置に設置され、前記第1ストッパー127よりさらに大きく形成される第2ストッパー128とで構成されることを特徴とする請求項16に記載の座便器用ビデ。
【請求項18】
前記内部ビデは、前記メインビデ15の側面に位置する第1ビデ100と、これと対向するように位置する第2ビデ105とで構成され、第1ビデ100と第2ビデ105に選択的に水が供給されるようにし、前記第1ビデ100または第2ビデ105に水が供給されるとき、前記ハンドル部120をそれぞれ前後移動させるシリンダ部材をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の座便器用ビデ。
【請求項19】
一側にコントロール部Cを有し、座便器の後方側に設置されて座便器の側部に沿って前方にある程度突出する2個の突出部18を有する本体10と、
前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、
前記本体10に取り付けられて腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つの内部ビデ(100、105)と、
前記内部ビデ(100、105)の位置及び取付け角度を調節する位置調節部材130とを含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項20】
前記位置調節部材130は、座便器を横切るように前記本体10の突出部18に設置されてハンドル131内部に導水路が形成されたハンドル131と、前記突出部18にそれぞれ形成されたガイド溝132に沿って前後移動し、前記ハンドル131が貫通する1対のガイドブロック133とを含むことを特徴とする請求項19に記載の座便器用ビデ。
【請求項21】
前記位置調節部材130は、水供給の有無によって前記ガイドブロック133を前後移動させる1対のシリンダ部材を含み、
前記シリンダ部材は、前記本体10の突出部18の後方に設置されるシリンダ134と、前記シリンダ134の内部に位置し、先端が前記ガイドブロック133に結合されるピストン135と、前記ピストン135に外挿されて水の供給が遮断されると、前記ピストン135を後退させて前記ガイドブロック133を初期位置に復帰させるスプリング136と、前記シリンダ134の後方側に結合され、入水口及び出水口を有して前記シリンダ134の後方側にねじ結合されるシリンダキャップ137とを含むことを特徴とする請求項19または請求項20に記載の座便器用ビデ。
【請求項22】
前記シリンダキャップ137は、導水管138で互いに連結され、前記導水管138が連結されていない入水口及び出水口には逆水防止部140が形成され、前記逆水防止部140は、前記シリンダキャップ137の入水口及び出水口にねじ結合され、支持部材141の中央に孔が形成される支持部材141と、前記支持部材141に形成された孔を塞いで水の流れを遮断し、外径が前記入水口及び出水口より小さく形成される遮断板142と、前記遮断板142に形成され、前記支持部材141に形成されたガイドホール141に挿入されて前記支持部材141から脱離しないように端部が折曲形状を有するガイドバー144と、前記支持部材141と前記遮断板142との間に位置するスプリング143とを含むことを特徴とする請求項21に記載の座便器用ビデ。
【請求項23】
前記内部ビデは、座便器の中心に対して相互対称になるように一定距離離隔されて設置される第1ビデ100と第2ビデ105とで構成され、前記第1ビデ100と第2ビデ105との間にはメインビデ106が設置され、前記ハンドル131には導水路が3重に形成されており、それぞれメインビデ106と第1ビデ100及び第2ビデ105に連通されることを特徴とする請求項21に記載の座便器用ビデ。
【請求項24】
座便器の前方側に位置して固定部材107により固定され、連結ホース108を通じて供給された水を噴射する前方ビデ106’をさらに含み、前記メインビデ106及び前記前方ビデ106’は、水が噴射されるノズル106aと、内側にガイド溝を有するシリンダ106bと、前記ノズル106aに連通されるように結合され、前記シリンダ106bの内部で前後移動し、前記ガイド溝に挿入される突出部106fを有するピストン106cと、前記ピストン106cの外周に結合されて前記ピストン106cを初期位置に復帰させるスプリング106dと、入水口を有して前記シリンダ106bに結合されるシリンダキャップ106eとを含むことを特徴とする請求項23に記載の座便器用ビデ。
【請求項25】
座便器の後方側に設置される本体10と、
腸または膣内部のうち1つを洗浄できるように前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)を含む座便器用ビデにおいて、
前記内部ビデ(30、40)は、前記本体10から水の供給を受けるビデ本体(31、41)と、ビデ本体(31,41)から引き出されて腸または膣内部に挿入され、先端のノズルを通じて内部洗浄を行う抗菌シリコンホース(32、42)を含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項1】
一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、腸内部または膣内部のうち1つを洗浄するために前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)と、前記メインビデ15または内部ビデ(30、40)を通じて吐出される水を浄化する浄水部20と、前記コントロール部Cに設置されて前記メインビデ15あるいは内部ビデ(30、40)に水を選択的に供給する出水調節部14と、前記内部ビデ(30、40)の位置を必要に応じて調節する位置調節部材(50、60)とを備えることを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項2】
前記浄水部20は、前記コントロール部Cの温度調節部12と水圧調節部13との間に位置し、前記温度調節部12から流入する水を1次フィルタリングするフィルター21a、及び前記フィルター21aを覆うように設置されてフィルタリングした水の汚染物質を吸着する活性炭フィルター21bを有するフィルター部21と、前記フィルター部21の上側に設置され、殺菌機22’で殺菌した後、前記水圧調節部13に水を流出させる殺菌部22とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項3】
前記出水調節部14は、内部が複数の区域に分けられ、各区域ごとに別途の出水口14jを有する本体14aと、前記本体14aの上側でパッキング14eを介在して前記本体14aに結合され、各区域に対応する孔が複数個形成された分配板14dと、前記分配板14dの上側に位置して回転され、前記分配板14dの孔に連通される孔が形成された回転板14gと、入水口を有して前記本体14aにねじ結合されるカバー14bと、前記カバー14bの上端に形成された孔を貫通するように設置され、上端は操作ノブ14cに結合され、下端は前記回転板14gに結合される連結部材14fと、前記連結部材14fの下側に嵌入されて前記回転板14gを前記分配板14dに密着させるスプリング14hと、前記連結部材14fに設置されて前記スプリング14hを支持するスプリングシート14iとを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項4】
前記本体10は、前記出水調節部14の出水口14jに連通される出水管16を複数個有し、前記出水口14j及び出水管16の数は実際のビデ数より多く形成され、使用されない出水管16は出水管キャップ17で閉めることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の座便器用ビデ。
【請求項5】
内部ビデ(30、40)の第1例は、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材(50、60)を通じて水の供給を受けるビデ本体(31、41)と、前記ビデ本体(31、41)から引き出されて腸または膣内部に挿入される抗菌シリコンホース(32、42)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外周に結合されたシーリング部材(39、49)を介在して前記ビデ本体(31、41)の端に結合されて抗菌シリコンホース(32、42)を支持する出水口キャップ(33、43)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の端に結合され、前記出水口キャップ(33、43)の外部に抗菌シリコンホース(32、42)が脱離しないようにする固定部材(34、44)と、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側で前記固定部材(34、44)に結合されて固定部材(34、44)を支持する固定リング(37、47)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項6】
前記内部ビデ(30、40)は、前記抗菌シリコンホース(32、42)の外側に挿入され、前記固定部材(34、44)により支持されて抗菌シリコンホース(32、42)を初期位置に復帰させるスプリング(36、46)をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の座便器用ビデ。
【請求項7】
内部ビデは、振動型の内部ビデ30’であって、前記本体10から一定距離離隔されるように位置し、前記位置調節部材50を通じて水の供給を受けるビデ本体31’と、前記ビデ本体31’の下側にねじ結合され、振動器キャップ37’内部に振動器37”を有する振動器キャップ37’と、前記振動器37”の下部に設置されて振動器37”の振動を吸収するスプリング38”と、前記ビデ本体31’から引き出された状態で設置されて腸または膣内部に挿入され、前記振動器37”の振動を利用して水に波動を発生させた後、水を噴射する振動挿入装置38と、前記振動挿入装置38の外側から挿入され、前記ビデ本体31’に結合されて振動挿入装置38を支持する出水口キャップ33’と、前記振動器37”の上端に設置されて前記振動挿入装置38に振動を伝達する連結部材39’とを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項8】
前記振動挿入装置38は、前記ビデ本体32’から引き出された状態で設置され、端部に突出部32”を有する抗菌シリコンホース32’と、前記抗菌シリコンホース32’内部に位置し、端部が前記連結部材39’に結合されて水に波動を発生させる振動バー38’と、前記ビデ本体31’に結合され、抗菌シリコンホース32’の突出部32”を利用して前記抗菌シリコンホース32’がビデ本体31’内部に進入しないようにする支持部材34’とを含むことを特徴とする請求項7に記載の座便器用ビデ。
【請求項9】
前記位置調節部材(50、60)は、抗菌シリコンホース(32、42)を有するビデ本体(31、41)が回動可能に結合され、内部に導水管(52、62)を有する支持部材(51、61)と、前記本体10に回転可能に設置されるシリンダ(53、63)と、前記シリンダ(53、63)の内部に位置して水圧により前後移動し、前記支持部材(51、61)に結合されるピストン部材(54、65)と、前記ピストン部材(54、65)に挿入されて水圧が弱くなると、前記ピストン部材(54、65)を初期位置に復帰させるスプリング部材(55、66)と、前記シリンダ(53、63)の後方に結合されて水流入口を有するシリンダキャップ(56、67)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項10】
前記内部ビデ(30、40)を前記本体10の下部に隠したり外部に露出させることができる回転手段(80、90)を含むことを特徴とする請求項1に記載の座便器用ビデ。
【請求項11】
前記回転手段(80、90)は、使用者がハンドル(81、91)を利用して直接内部ビデ(30、40)の位置を調節する手動方式と、水の供給によって内部ビデ(30、40)の位置を自動的に調節できる自動方式、及び前記手動方式と自動方式を混用した混用方式のうちの1つの方式が使用されることを特徴とする請求項10に記載の座便器用ビデ。
【請求項12】
前記回転手段(80、90)は、抗菌シリコンホースを有する内部ビデ(30、40)に水を供給し、内部ビデ(30、40)にヒンジ固定される導水管路(83、93)と、前記導水管路(83、93)に連通され、ハンドル(81、91)に連結されて前後移動する分配管(82、92)と、前記本体10に固定されたシリンダ(84、94)の内部に位置し、導水パイプ(86、96)を通じて供給された分配管(82、92)の水により前後移動しながら分配管(82、92)を移動させるピストン部材(85、95)とを含むことを特徴とする請求項10に記載の座便器用ビデ。
【請求項13】
一側にコントロール部Cを有し、座便器の後方側に設置されてコントロール部Cと対向する位置で座便器の前方にある程度突出した突出部18を有する本体10と、
前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、
洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、
腸内部または膣内部のうち1つを洗浄することができる少なくとも1つ以上の内部ビデ(100、105)と、
前記本体10の突出部18に設置されて前記内部ビデ(100、105)の位置を調節し、前記内部ビデ(100、105)に水を供給する位置調節部材110とを含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項14】
前記位置調節部材110は、一端が前記突出部18の上側に突出し、他端は前記内部ビデ100に連結され、内部ビデ100と連通される導水管路117がハンドル111内部に形成される複数回折曲した形状のハンドル111と、前記本体10の突出部18に座便器の前後方向に形成されるガイド溝112内部で前後移動して前記ハンドル111の移動をガイドするガイドブロック114とを含むことを特徴とする請求項13に記載の座便器用ビデ。
【請求項15】
前記ガイドブロック114は、前記内部ビデ(100、105)に水が供給されることによって動作するシリンダ部材により前記ガイド溝112内部で前後移動することを特徴とする請求項14に記載の座便器用ビデ。
【請求項16】
一側にコントロール部Cを有して座便器の後方側に設置される本体10と、
洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、
腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つの内部ビデ(100、105)と、
前記本体10に沿って左右移動し、ハンドル部120内部に導水路が形成されたハンドル部120と、
前記ハンドル部120と前記内部ビデ(100,105)を連通する送水管125と、
前記本体10に設置されて前記ハンドル部120の移動をガイドするガイド部材とを含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項17】
前記ガイド部材は、前記ガイドキャップ124が結合されて前記ハンドル部120の直線移動部121の直線移動をガイドするガイドブロック126と、
前記ガイドブロック126及び前記ハンドル部120の回動部122が内部に位置するように前記本体10に設置され、回動部122が一定範囲内でのみ回動するように制限する第1ストッパー127と、
前記第1ストッパー127に比べて本体の中央側に偏る位置に設置され、前記第1ストッパー127よりさらに大きく形成される第2ストッパー128とで構成されることを特徴とする請求項16に記載の座便器用ビデ。
【請求項18】
前記内部ビデは、前記メインビデ15の側面に位置する第1ビデ100と、これと対向するように位置する第2ビデ105とで構成され、第1ビデ100と第2ビデ105に選択的に水が供給されるようにし、前記第1ビデ100または第2ビデ105に水が供給されるとき、前記ハンドル部120をそれぞれ前後移動させるシリンダ部材をさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の座便器用ビデ。
【請求項19】
一側にコントロール部Cを有し、座便器の後方側に設置されて座便器の側部に沿って前方にある程度突出する2個の突出部18を有する本体10と、
前記本体10の突出部18の端部に設置されて突出部18を座便器に固定する固定部材19と、洗浄部として作用する前記本体10の中央突出部11の下側に設置されて水を噴射するメインビデ15と、
前記本体10に取り付けられて腸内部または膣内部のうちの1つを洗浄することができる少なくとも1つの内部ビデ(100、105)と、
前記内部ビデ(100、105)の位置及び取付け角度を調節する位置調節部材130とを含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【請求項20】
前記位置調節部材130は、座便器を横切るように前記本体10の突出部18に設置されてハンドル131内部に導水路が形成されたハンドル131と、前記突出部18にそれぞれ形成されたガイド溝132に沿って前後移動し、前記ハンドル131が貫通する1対のガイドブロック133とを含むことを特徴とする請求項19に記載の座便器用ビデ。
【請求項21】
前記位置調節部材130は、水供給の有無によって前記ガイドブロック133を前後移動させる1対のシリンダ部材を含み、
前記シリンダ部材は、前記本体10の突出部18の後方に設置されるシリンダ134と、前記シリンダ134の内部に位置し、先端が前記ガイドブロック133に結合されるピストン135と、前記ピストン135に外挿されて水の供給が遮断されると、前記ピストン135を後退させて前記ガイドブロック133を初期位置に復帰させるスプリング136と、前記シリンダ134の後方側に結合され、入水口及び出水口を有して前記シリンダ134の後方側にねじ結合されるシリンダキャップ137とを含むことを特徴とする請求項19または請求項20に記載の座便器用ビデ。
【請求項22】
前記シリンダキャップ137は、導水管138で互いに連結され、前記導水管138が連結されていない入水口及び出水口には逆水防止部140が形成され、前記逆水防止部140は、前記シリンダキャップ137の入水口及び出水口にねじ結合され、支持部材141の中央に孔が形成される支持部材141と、前記支持部材141に形成された孔を塞いで水の流れを遮断し、外径が前記入水口及び出水口より小さく形成される遮断板142と、前記遮断板142に形成され、前記支持部材141に形成されたガイドホール141に挿入されて前記支持部材141から脱離しないように端部が折曲形状を有するガイドバー144と、前記支持部材141と前記遮断板142との間に位置するスプリング143とを含むことを特徴とする請求項21に記載の座便器用ビデ。
【請求項23】
前記内部ビデは、座便器の中心に対して相互対称になるように一定距離離隔されて設置される第1ビデ100と第2ビデ105とで構成され、前記第1ビデ100と第2ビデ105との間にはメインビデ106が設置され、前記ハンドル131には導水路が3重に形成されており、それぞれメインビデ106と第1ビデ100及び第2ビデ105に連通されることを特徴とする請求項21に記載の座便器用ビデ。
【請求項24】
座便器の前方側に位置して固定部材107により固定され、連結ホース108を通じて供給された水を噴射する前方ビデ106’をさらに含み、前記メインビデ106及び前記前方ビデ106’は、水が噴射されるノズル106aと、内側にガイド溝を有するシリンダ106bと、前記ノズル106aに連通されるように結合され、前記シリンダ106bの内部で前後移動し、前記ガイド溝に挿入される突出部106fを有するピストン106cと、前記ピストン106cの外周に結合されて前記ピストン106cを初期位置に復帰させるスプリング106dと、入水口を有して前記シリンダ106bに結合されるシリンダキャップ106eとを含むことを特徴とする請求項23に記載の座便器用ビデ。
【請求項25】
座便器の後方側に設置される本体10と、
腸または膣内部のうち1つを洗浄できるように前記本体10に設置される少なくとも1つ以上の内部ビデ(30、40)を含む座便器用ビデにおいて、
前記内部ビデ(30、40)は、前記本体10から水の供給を受けるビデ本体(31、41)と、ビデ本体(31,41)から引き出されて腸または膣内部に挿入され、先端のノズルを通じて内部洗浄を行う抗菌シリコンホース(32、42)を含むことを特徴とする座便器用ビデ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公表番号】特表2009−500543(P2009−500543A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−519164(P2008−519164)
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【国際出願番号】PCT/KR2006/002269
【国際公開番号】WO2007/004790
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(507418773)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【国際出願番号】PCT/KR2006/002269
【国際公開番号】WO2007/004790
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(507418773)
【Fターム(参考)】
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