廃棄物除去システム
【課題】少量の洗浄水で排水可能な水洗便器システムを提供する。
【解決手段】便器28のボウル部上縁に、主出口ノズル42、二次出口ノズル、多数の孔48からなる三次出口ノズルを有する給水マニホルド40を備え、洗浄水を捕捉部51に集中させる。便器22の捕捉部51の入口側で、断面積が約半分になる変化部58cを備え、捕捉部を通過する洗浄水の速度を増大させる。洗浄出口50の下流側に連結する排水管の断面形状は、高さ対幅の比が1.4:1〜1.5:1であり、上部半径対下部半径の比が3:1の卵形状とし、低流量時でも高流量時でも汚物を確実に流せるようにした。
【解決手段】便器28のボウル部上縁に、主出口ノズル42、二次出口ノズル、多数の孔48からなる三次出口ノズルを有する給水マニホルド40を備え、洗浄水を捕捉部51に集中させる。便器22の捕捉部51の入口側で、断面積が約半分になる変化部58cを備え、捕捉部を通過する洗浄水の速度を増大させる。洗浄出口50の下流側に連結する排水管の断面形状は、高さ対幅の比が1.4:1〜1.5:1であり、上部半径対下部半径の比が3:1の卵形状とし、低流量時でも高流量時でも汚物を確実に流せるようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して廃棄物除去システム、特に超低洗浄容積トイレ及び関連するトイレ便器と、流し方法と、配水管とに関する。
【0002】
“超低洗浄容積”という用語は本明細書では、それぞれ約3リットルと約2リットルとの公称の完全流し容積及び少量流し容積を有するものとして定義される。
【背景技術】
【0003】
オーストラリアにおけるトイレ(WC)の設計は、水消費を最小限にし、かつ高レベルの公共健康を保護及び維持するために十分な衛生システムを維持する必要性によって著しく影響されてきた。
【0004】
1982年以来、オーストラリアのWC流し容積の低減は、一人当たりの一日の平均WC水消費を55リットルから18リットルへと著しく減少させた。この減少への主要な貢献は、6リットル/3リットル低水量洗浄技術を有する2ボタン式二段階洗浄トイレの開発であり、これは、使用者に、WCを作動させるために6リットル完全洗浄又は3リットル少量洗浄を使用するという選択を与える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、直接に下水道内へ超低洗浄容積で作動することができるトイレ及び関連するコンポーネントを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、第1の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器を提供し、便器が:
実質的にタンクに隣接して位置決めされる後端部と、
実質的にタンクから離れて位置決めされる前端部と、
主出口ノズルを有する洗浄水出口とを有しており、前記主出口ノズルが、実質的に便器前端部に隣接して配置されておりかつ洗浄水を下方及び便器後端部に向かって送るように適応されている。
【0007】
前記便器は好適には、便器端部と下水道端部とを備えたS字湾曲出口捕捉部をも有しており、主出口ノズル配列は、洗浄水をS字湾曲便器端部に向かって及び/又はS字湾曲便器端部内へ送り込む。
【0008】
S字湾曲便器端部は、実質的に直線的な管区分を有しており、主出口ノズル配列は、洗浄水を実質的に管区分の長手方向軸線に対して平行にも送る。
【0009】
洗浄水の大部分は好適には主出口ノズル配列に送られる。
【0010】
主出口ノズル配列は好適には複数の出口ノズルを有している。
【0011】
前記便器は好適には、実質的に便器後端部に隣接して配置されておりかつ少量の洗浄水を実質的に下方へ送る、二次出口ノズル配列をも有しおり、最も好適には二次出口ノズル配列は1つのノズルの形式である。
【0012】
前記便器は好適には、便器の側部に沿って配置されておりかつ少量の洗浄水を実質的に下方へ送る、三次出口ノズル配列をも有しており、最も好適には三次出口ノズル配列は孔の形式である。
【0013】
前記便器は好適には、S字湾曲部に通じる後壁を有しており、二次出口ノズル配列は、洗浄水を後壁に沿って下方へ送る。
【0014】
少量の洗浄水は好適には二次出口ノズル配列に送られる。
【0015】
前記便器は好適には、タンクの流し出口と、主出口ノズル配列又は主出口ノズル配列及び二次出口ノズル配列とに流体を通流させるマニホルドを有している。マニホルドは好適には実質的に便器の上縁部の形状を複製している。
【0016】
1つの形式では、マニホルドは便器とは別個に形成されており、好適には便器と解離可能に係合可能である。別の形式では、マニホルドは便器と一体的に形成されている。別の形式では、マニホルドは便座と一体的に形成されている。
【0017】
第2の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器を洗浄する方法を提供し、便器は、実質的にタンクに隣接して位置決めされる後端部と、実質的にタンクから離れて位置決めされる前端部とを有しており、前記方法は、タンクの洗浄水の大部分を集中させられたジェットとして便器の上部前端部から便器の下部後端部に向かって、便器の前方から後方への中心線と実質的に整合した方向で送ることを含む。
【0018】
前記方法は好適には、タンクの少量の洗浄水を便器の上部後端部から便器の後壁に沿って便器の下部後端部に向かって送ることも含む。
【0019】
前記方法は好適には、タンクの少量の洗浄水を便器の側部に沿って下方へ送ることも含む。
【0020】
前記方法は好適には、タンクの洗浄水の大部分を便器出口内へ直接に、便器出口の前方区分の長手方向軸線に対して実質的に平行に送ることによって便器の廃棄物出口内に部分的なサイホン作用を引き起こすことも含み、この場合、部分的なサイホン作用が洗浄の開始時に便器内の水位を下降させる。
【0021】
第3の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器を提供し、この便器は、
洗浄出口と;
洗浄出口と流体接続した出口捕捉部とを含んでおり、出口捕捉部が、下向きに凹面状の第1の下部湾曲部と、上向きに凸面状の第2の上部湾曲部とを含んでおり、
第1の湾曲部の上面と水平方向で整合した上部レベルにおける便器断面形状が、比較的より大きな第1の断面積を規定しており、第2の湾曲部の下面と水平方向で整合した下部レベルにおける便器の断面形状が、比較的実質的により小さな第2の断面積を規定している。
【0022】
好適には、第1の断面積は第2の断面積の寸法のほぼ2倍である。
【0023】
前記便器は好適には、実質的に第1の断面積に隣接した下縁部を備えた実質的に垂直な後壁区分を有している。後壁は好適には、水平方向から約0〜10°で、便器の後部から上方へ角度付けられている。
【0024】
前記便器は好適には、第1及び第2の断面積の間に前壁区分を有しており、前壁区分は、比較的鋭角に角度付けられた上部と、この上部に対して実質的に平行でありかつ上部から後方へずらされた下部と、上部と下部との間に設けられた比較的緩やかに角度付けられた中間部とを有する。
【0025】
第1の断面積の幾何学的中心は、好適には実質的に使用者の固形物落下位置と水平方向で整合されている。第2の断面積は好適には、固形物落下位置の完全に後方である。
【0026】
第4の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのための配水管を提供し、この配水管は、約1.4:1〜1.5:1の高さ対幅比と、約3:1の上部半径対下部半径比とによって特徴付けられている。
【0027】
配水管は好適には、押出し成形されたプラスチック材料から製造されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
発明の好適な実施形態が例としてのみ添付の図面を参照に説明される。
まず図1から図3までを参照すると、本発明の態様を組み込んだトイレアセンブリ20の第1の実施形態が示されている。アセンブリ20は概して、貯水タンク体26の上面を通じてアクセス可能な1対のボタンアクチュエータ24によって操作される、完全及び少量洗浄容積貯水タンク22(米国では水洗タンクとして知られている)を有している。貯水タンク22は、その超低洗浄容積のために、トイレアセンブリの他の部分とのバランスが悪い(すなわち小さすぎる)ので、より大きな貯水タンク体26内に配置されている。
【0029】
アセンブリ20は、洗浄パイプ30によって貯水タンク22に接続された便器28をも有している。便座32及び蓋34は、ヒンジによって便器28に旋回可能に取り付けられており、よく知られている。便器28は、後端部28aと、前端部28bと、開口38の周囲の縁部36とを有している。
【0030】
洗浄水マニホルド40が、縁部36の下方に配置されておりかつ洗浄パイプ30と流体接続している。マニホルド40は、貯水タンク28の前端部28bの近傍に位置決めされた主出口ノズル配列42と、便器の後端部28aに隣接して位置決めされた、1つのノズル44の形式の、より小さな二次出口ノズル配列とを有している。主出口ノズル配列42は、図7に最もよく示されている、4つの出口ノズル46を有している。マニホルド40は、便器28の側部に沿って配置された、孔48の形式の、多数の三次出口ノズル配列をも有している。
【0031】
示された好適な実施形態において、マニホルド40は、便器の縁部36の形状と実質的に同じである、別個の実質的に楕円形のプラスチック部材である。別の実施形態(図示せず)においては、マニホルドは、便器又は便座と一体的に形成されている。
【0032】
便器28は、公知の形式で主下水道システムに接続された洗浄出口50をも有している。洗浄出口50の下流には、第1の下向きに凸面状の下方湾曲部52と、第2の上向きに凸面状の上方湾曲部54とから形成されたS字湾曲出口捕捉部51が設けられている。便器28は、便器28の後部から、水平に対して上方へ約10°の角度を成した後壁56をも有している。便器28の前壁58は、比較的急角度の上側部分58aと、この上側部分58aに対して実質的に平行でありかつ後方へずらされた比較的急角度の下側部分58bと、上側部分と下側部分との間に設けられた比較的緩やかな角度の中間部分58cとを有している。前壁の下側部分58に隣接した便器28の部分は、実質的に円筒状でありかつ中央長手方向軸線60を有している。
【0033】
アセンブリ20の作動をここで説明する。アクチュエータボタン24のうちの1つを押圧することにより、アセンブリ20の洗浄が開始される。洗浄水は、貯水タンク22から水洗パイプ30へ、ひいては洗浄水マニホルド40へ送られる。洗浄水の大部分(約80%)は、大きな矢印62によって示されているように、主出口配列42における4つのノズル46を介してマニホルド40から排出され、前壁の下側部分58に隣接した便器28の円筒状部分の軸線60に対して実質的に平行に、S字湾曲出口捕捉部51の開始部分に向かって流される。洗浄水62をこのように向けることにより、洗浄水のエネルギを出口捕捉部51に集中させ、3リットル/2リットル超低洗浄容積を用いる便器28内において廃棄物の十分な除去を生じさせる(公知の6リットル/3リットル完全/少量洗浄トイレアセンブリのための現在の標準に等しいか又はそれよりも優れている)。少量の洗浄水は、便器の後壁56を濡らしかつ浄化するために、中間の矢印64によって示されているように、出口44を通って送られる。洗浄水のさらに小さな量は、便器28の側部を濡らしかつ浄化するために、小さな矢印66によって示されているように、孔48から排出される。
【0034】
水洗が行われていない場合の便器28の水位が図1に符号68で示されている。前述の洗浄動作時には、洗浄水62の大部分のエネルギが、出口捕捉部51内で部分的なサイホン作用を生じさせ、このサイホン作用は、符号70で示された水位にほぼ当てはまる洗浄中の水位を生じさせる。水位70における表面積は、水位68における表面積の約半分であり、出口捕捉部51の断面積の対応する減少が、捕捉部51を通過する洗浄水の速度をさらに増大させ、ひいてはエネルギを集中させ、廃棄物の除去をさらに助ける。水位68におけるより大きな表面積は、有利には、使用者の廃棄物、特に固体廃棄物のためのより大きな目標領域をも提供する。さらに有利には、水位68における水の表面積の幾何学的中心は、使用者の近接固体廃棄物落下位置と実質的に垂直方向で一致している。
【0035】
すなわち、洗浄の前には、便器28は有利には、便器28の濡れていない領域に廃棄物が当接する可能性を最小限に抑制するために(水位68において)大きな目標表面積を提供している。洗浄中には、便器28は、洗浄水のエネルギを集中させるために、(水位70において)減少した表面積を提供する。この組合せは、超低洗浄容積を備えた便器28における廃棄物の改良されたクリーニングにも貢献する。
【0036】
図4から図6までは、図1から図3までに関連して説明されたアセンブリ20と同様の、本発明の態様を有するアセンブリ80の第2実施形態を示しており、図4から図6においては、同じ特徴を示すために同じ参照符号が使用されている。アセンブリ80と20との相違点は、アセンブリ80は貯水タンク体26と一体的に形成された手洗い用凹み82を有しているということである。洗浄後、タンク22を充填するために使用される水道水は、自由出口蛇口84へ送られ、その後水は凹み82から管84を通ってタンク22内へ流れる。この配列は、使用者が、直接に下水道へ戻される水において手を洗うのではなく、洗浄水として後で再利用される水で手を洗うようにすることによって、全体的な水の利用をさらに減少させる。
【0037】
図7は、主出口ノズル配列42の好適な形式の拡大した詳細図である。図8から図17までは、出口ノズル46を備えた別の主出口ノズル配列42の同様の図である。
【0038】
図17に示された主出口ノズル配列42は、最も好適であり、個々に上部及び下部の成形された半部42a及び42bから形成されている。各出口46は、マニホルド40のそれぞれの側から、洗浄水の別々の部分を受け取る。このことは、図7から図15までに示された前の実施形態と比較して、主出口ノズル配列42に進入する時に互いに衝突する2つの水流の乱流及びエネルギ損失を低減する。さらに、出口46は、洗浄水の流れ(図1に矢印62によって示されているような)を、水位68における便器28内の水面のものと同様の断面形状に形成するように成形された、上縁部、下縁部及び側縁部46a,46b及び46cを有している。水位68における水面の全体を網羅するように洗浄水62を送りかつ成形することは、廃棄物S字湾曲出口捕捉部51に送り込まれかつ洗浄出口50を通過させられる廃棄物の量を最大化するために働く。このように捕捉部51内へ洗浄水62のエネルギを集中させかつ送り込むことは、廃棄物除去を改善する。
【0039】
図18は、前述の超低洗浄容積トイレアセンブリと共に使用するのに適した配水管90の端面図である。配水管90は、約1.4:1〜1.5:1である内部高さH対幅Wの比と、約3:1である内部上部半径R対下部半径rの比とにより特徴付けられる。これらの比は、配水管90の下部(より細い部分)における高められた流速に因る低流量(2.5リットル/秒未満)における廃棄物運搬と、高い流量における全体キャパシティとの間の最適なバランスを配水管に提供するということが分かった。配水管90の好適な寸法は、内部高さHが130mm、内部幅Wが90mm、上部内部半径Rが45mm、下部内部半径rが15mmである。
【0040】
アセンブリ20及び80が配水管90と組み合わされ、これらのアセンブリの性能が、産業をリードする6リットル/3リットル2段階洗浄式トイレアセンブリを基準としてテストされた場合、以下の結果が、アセンブリ20、80及び6/3リットル2段階洗浄式WCに関する飲み水使用及び節約の比較により、5回の流しサイクル(1回の完全洗浄及び4回の少量洗浄サイクル)の一人あたりの一日の使用水量に基づき得られた。
【0041】
【表1】
【0042】
本発明は好適な実施形態に関して説明されたが、本発明がこのような好適な実施形態に制限されないことが当業者によって認められるであろう。例えば、本発明は、P字形に曲がった出口捕捉部を有する便器と共に使用するのにも適している。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の態様が組み込まれたトイレアセンブリの第1実施形態の縦断面図である。
【図2】図1に示されたアセンブリの正面図である。
【図3】図1に示されたアセンブリの斜視図である。
【図4】本発明の態様が組み込まれたトイレアセンブリの第2実施形態の縦断面図である。
【図5】図4に示されたアセンブリの正面図である。
【図6】図4に示されたアセンブリの斜視図である。
【図7】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図8】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図9】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図10】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図11】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図12】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図13】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図14】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図15】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図16】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図17】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図18】本発明の態様が組み込まれた配水管の実施形態の端面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して廃棄物除去システム、特に超低洗浄容積トイレ及び関連するトイレ便器と、流し方法と、配水管とに関する。
【0002】
“超低洗浄容積”という用語は本明細書では、それぞれ約3リットルと約2リットルとの公称の完全流し容積及び少量流し容積を有するものとして定義される。
【背景技術】
【0003】
オーストラリアにおけるトイレ(WC)の設計は、水消費を最小限にし、かつ高レベルの公共健康を保護及び維持するために十分な衛生システムを維持する必要性によって著しく影響されてきた。
【0004】
1982年以来、オーストラリアのWC流し容積の低減は、一人当たりの一日の平均WC水消費を55リットルから18リットルへと著しく減少させた。この減少への主要な貢献は、6リットル/3リットル低水量洗浄技術を有する2ボタン式二段階洗浄トイレの開発であり、これは、使用者に、WCを作動させるために6リットル完全洗浄又は3リットル少量洗浄を使用するという選択を与える。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、直接に下水道内へ超低洗浄容積で作動することができるトイレ及び関連するコンポーネントを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち、第1の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器を提供し、便器が:
実質的にタンクに隣接して位置決めされる後端部と、
実質的にタンクから離れて位置決めされる前端部と、
主出口ノズルを有する洗浄水出口とを有しており、前記主出口ノズルが、実質的に便器前端部に隣接して配置されておりかつ洗浄水を下方及び便器後端部に向かって送るように適応されている。
【0007】
前記便器は好適には、便器端部と下水道端部とを備えたS字湾曲出口捕捉部をも有しており、主出口ノズル配列は、洗浄水をS字湾曲便器端部に向かって及び/又はS字湾曲便器端部内へ送り込む。
【0008】
S字湾曲便器端部は、実質的に直線的な管区分を有しており、主出口ノズル配列は、洗浄水を実質的に管区分の長手方向軸線に対して平行にも送る。
【0009】
洗浄水の大部分は好適には主出口ノズル配列に送られる。
【0010】
主出口ノズル配列は好適には複数の出口ノズルを有している。
【0011】
前記便器は好適には、実質的に便器後端部に隣接して配置されておりかつ少量の洗浄水を実質的に下方へ送る、二次出口ノズル配列をも有しおり、最も好適には二次出口ノズル配列は1つのノズルの形式である。
【0012】
前記便器は好適には、便器の側部に沿って配置されておりかつ少量の洗浄水を実質的に下方へ送る、三次出口ノズル配列をも有しており、最も好適には三次出口ノズル配列は孔の形式である。
【0013】
前記便器は好適には、S字湾曲部に通じる後壁を有しており、二次出口ノズル配列は、洗浄水を後壁に沿って下方へ送る。
【0014】
少量の洗浄水は好適には二次出口ノズル配列に送られる。
【0015】
前記便器は好適には、タンクの流し出口と、主出口ノズル配列又は主出口ノズル配列及び二次出口ノズル配列とに流体を通流させるマニホルドを有している。マニホルドは好適には実質的に便器の上縁部の形状を複製している。
【0016】
1つの形式では、マニホルドは便器とは別個に形成されており、好適には便器と解離可能に係合可能である。別の形式では、マニホルドは便器と一体的に形成されている。別の形式では、マニホルドは便座と一体的に形成されている。
【0017】
第2の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器を洗浄する方法を提供し、便器は、実質的にタンクに隣接して位置決めされる後端部と、実質的にタンクから離れて位置決めされる前端部とを有しており、前記方法は、タンクの洗浄水の大部分を集中させられたジェットとして便器の上部前端部から便器の下部後端部に向かって、便器の前方から後方への中心線と実質的に整合した方向で送ることを含む。
【0018】
前記方法は好適には、タンクの少量の洗浄水を便器の上部後端部から便器の後壁に沿って便器の下部後端部に向かって送ることも含む。
【0019】
前記方法は好適には、タンクの少量の洗浄水を便器の側部に沿って下方へ送ることも含む。
【0020】
前記方法は好適には、タンクの洗浄水の大部分を便器出口内へ直接に、便器出口の前方区分の長手方向軸線に対して実質的に平行に送ることによって便器の廃棄物出口内に部分的なサイホン作用を引き起こすことも含み、この場合、部分的なサイホン作用が洗浄の開始時に便器内の水位を下降させる。
【0021】
第3の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器を提供し、この便器は、
洗浄出口と;
洗浄出口と流体接続した出口捕捉部とを含んでおり、出口捕捉部が、下向きに凹面状の第1の下部湾曲部と、上向きに凸面状の第2の上部湾曲部とを含んでおり、
第1の湾曲部の上面と水平方向で整合した上部レベルにおける便器断面形状が、比較的より大きな第1の断面積を規定しており、第2の湾曲部の下面と水平方向で整合した下部レベルにおける便器の断面形状が、比較的実質的により小さな第2の断面積を規定している。
【0022】
好適には、第1の断面積は第2の断面積の寸法のほぼ2倍である。
【0023】
前記便器は好適には、実質的に第1の断面積に隣接した下縁部を備えた実質的に垂直な後壁区分を有している。後壁は好適には、水平方向から約0〜10°で、便器の後部から上方へ角度付けられている。
【0024】
前記便器は好適には、第1及び第2の断面積の間に前壁区分を有しており、前壁区分は、比較的鋭角に角度付けられた上部と、この上部に対して実質的に平行でありかつ上部から後方へずらされた下部と、上部と下部との間に設けられた比較的緩やかに角度付けられた中間部とを有する。
【0025】
第1の断面積の幾何学的中心は、好適には実質的に使用者の固形物落下位置と水平方向で整合されている。第2の断面積は好適には、固形物落下位置の完全に後方である。
【0026】
第4の態様において、本発明は、超低洗浄容積トイレのための配水管を提供し、この配水管は、約1.4:1〜1.5:1の高さ対幅比と、約3:1の上部半径対下部半径比とによって特徴付けられている。
【0027】
配水管は好適には、押出し成形されたプラスチック材料から製造されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
発明の好適な実施形態が例としてのみ添付の図面を参照に説明される。
まず図1から図3までを参照すると、本発明の態様を組み込んだトイレアセンブリ20の第1の実施形態が示されている。アセンブリ20は概して、貯水タンク体26の上面を通じてアクセス可能な1対のボタンアクチュエータ24によって操作される、完全及び少量洗浄容積貯水タンク22(米国では水洗タンクとして知られている)を有している。貯水タンク22は、その超低洗浄容積のために、トイレアセンブリの他の部分とのバランスが悪い(すなわち小さすぎる)ので、より大きな貯水タンク体26内に配置されている。
【0029】
アセンブリ20は、洗浄パイプ30によって貯水タンク22に接続された便器28をも有している。便座32及び蓋34は、ヒンジによって便器28に旋回可能に取り付けられており、よく知られている。便器28は、後端部28aと、前端部28bと、開口38の周囲の縁部36とを有している。
【0030】
洗浄水マニホルド40が、縁部36の下方に配置されておりかつ洗浄パイプ30と流体接続している。マニホルド40は、貯水タンク28の前端部28bの近傍に位置決めされた主出口ノズル配列42と、便器の後端部28aに隣接して位置決めされた、1つのノズル44の形式の、より小さな二次出口ノズル配列とを有している。主出口ノズル配列42は、図7に最もよく示されている、4つの出口ノズル46を有している。マニホルド40は、便器28の側部に沿って配置された、孔48の形式の、多数の三次出口ノズル配列をも有している。
【0031】
示された好適な実施形態において、マニホルド40は、便器の縁部36の形状と実質的に同じである、別個の実質的に楕円形のプラスチック部材である。別の実施形態(図示せず)においては、マニホルドは、便器又は便座と一体的に形成されている。
【0032】
便器28は、公知の形式で主下水道システムに接続された洗浄出口50をも有している。洗浄出口50の下流には、第1の下向きに凸面状の下方湾曲部52と、第2の上向きに凸面状の上方湾曲部54とから形成されたS字湾曲出口捕捉部51が設けられている。便器28は、便器28の後部から、水平に対して上方へ約10°の角度を成した後壁56をも有している。便器28の前壁58は、比較的急角度の上側部分58aと、この上側部分58aに対して実質的に平行でありかつ後方へずらされた比較的急角度の下側部分58bと、上側部分と下側部分との間に設けられた比較的緩やかな角度の中間部分58cとを有している。前壁の下側部分58に隣接した便器28の部分は、実質的に円筒状でありかつ中央長手方向軸線60を有している。
【0033】
アセンブリ20の作動をここで説明する。アクチュエータボタン24のうちの1つを押圧することにより、アセンブリ20の洗浄が開始される。洗浄水は、貯水タンク22から水洗パイプ30へ、ひいては洗浄水マニホルド40へ送られる。洗浄水の大部分(約80%)は、大きな矢印62によって示されているように、主出口配列42における4つのノズル46を介してマニホルド40から排出され、前壁の下側部分58に隣接した便器28の円筒状部分の軸線60に対して実質的に平行に、S字湾曲出口捕捉部51の開始部分に向かって流される。洗浄水62をこのように向けることにより、洗浄水のエネルギを出口捕捉部51に集中させ、3リットル/2リットル超低洗浄容積を用いる便器28内において廃棄物の十分な除去を生じさせる(公知の6リットル/3リットル完全/少量洗浄トイレアセンブリのための現在の標準に等しいか又はそれよりも優れている)。少量の洗浄水は、便器の後壁56を濡らしかつ浄化するために、中間の矢印64によって示されているように、出口44を通って送られる。洗浄水のさらに小さな量は、便器28の側部を濡らしかつ浄化するために、小さな矢印66によって示されているように、孔48から排出される。
【0034】
水洗が行われていない場合の便器28の水位が図1に符号68で示されている。前述の洗浄動作時には、洗浄水62の大部分のエネルギが、出口捕捉部51内で部分的なサイホン作用を生じさせ、このサイホン作用は、符号70で示された水位にほぼ当てはまる洗浄中の水位を生じさせる。水位70における表面積は、水位68における表面積の約半分であり、出口捕捉部51の断面積の対応する減少が、捕捉部51を通過する洗浄水の速度をさらに増大させ、ひいてはエネルギを集中させ、廃棄物の除去をさらに助ける。水位68におけるより大きな表面積は、有利には、使用者の廃棄物、特に固体廃棄物のためのより大きな目標領域をも提供する。さらに有利には、水位68における水の表面積の幾何学的中心は、使用者の近接固体廃棄物落下位置と実質的に垂直方向で一致している。
【0035】
すなわち、洗浄の前には、便器28は有利には、便器28の濡れていない領域に廃棄物が当接する可能性を最小限に抑制するために(水位68において)大きな目標表面積を提供している。洗浄中には、便器28は、洗浄水のエネルギを集中させるために、(水位70において)減少した表面積を提供する。この組合せは、超低洗浄容積を備えた便器28における廃棄物の改良されたクリーニングにも貢献する。
【0036】
図4から図6までは、図1から図3までに関連して説明されたアセンブリ20と同様の、本発明の態様を有するアセンブリ80の第2実施形態を示しており、図4から図6においては、同じ特徴を示すために同じ参照符号が使用されている。アセンブリ80と20との相違点は、アセンブリ80は貯水タンク体26と一体的に形成された手洗い用凹み82を有しているということである。洗浄後、タンク22を充填するために使用される水道水は、自由出口蛇口84へ送られ、その後水は凹み82から管84を通ってタンク22内へ流れる。この配列は、使用者が、直接に下水道へ戻される水において手を洗うのではなく、洗浄水として後で再利用される水で手を洗うようにすることによって、全体的な水の利用をさらに減少させる。
【0037】
図7は、主出口ノズル配列42の好適な形式の拡大した詳細図である。図8から図17までは、出口ノズル46を備えた別の主出口ノズル配列42の同様の図である。
【0038】
図17に示された主出口ノズル配列42は、最も好適であり、個々に上部及び下部の成形された半部42a及び42bから形成されている。各出口46は、マニホルド40のそれぞれの側から、洗浄水の別々の部分を受け取る。このことは、図7から図15までに示された前の実施形態と比較して、主出口ノズル配列42に進入する時に互いに衝突する2つの水流の乱流及びエネルギ損失を低減する。さらに、出口46は、洗浄水の流れ(図1に矢印62によって示されているような)を、水位68における便器28内の水面のものと同様の断面形状に形成するように成形された、上縁部、下縁部及び側縁部46a,46b及び46cを有している。水位68における水面の全体を網羅するように洗浄水62を送りかつ成形することは、廃棄物S字湾曲出口捕捉部51に送り込まれかつ洗浄出口50を通過させられる廃棄物の量を最大化するために働く。このように捕捉部51内へ洗浄水62のエネルギを集中させかつ送り込むことは、廃棄物除去を改善する。
【0039】
図18は、前述の超低洗浄容積トイレアセンブリと共に使用するのに適した配水管90の端面図である。配水管90は、約1.4:1〜1.5:1である内部高さH対幅Wの比と、約3:1である内部上部半径R対下部半径rの比とにより特徴付けられる。これらの比は、配水管90の下部(より細い部分)における高められた流速に因る低流量(2.5リットル/秒未満)における廃棄物運搬と、高い流量における全体キャパシティとの間の最適なバランスを配水管に提供するということが分かった。配水管90の好適な寸法は、内部高さHが130mm、内部幅Wが90mm、上部内部半径Rが45mm、下部内部半径rが15mmである。
【0040】
アセンブリ20及び80が配水管90と組み合わされ、これらのアセンブリの性能が、産業をリードする6リットル/3リットル2段階洗浄式トイレアセンブリを基準としてテストされた場合、以下の結果が、アセンブリ20、80及び6/3リットル2段階洗浄式WCに関する飲み水使用及び節約の比較により、5回の流しサイクル(1回の完全洗浄及び4回の少量洗浄サイクル)の一人あたりの一日の使用水量に基づき得られた。
【0041】
【表1】
【0042】
本発明は好適な実施形態に関して説明されたが、本発明がこのような好適な実施形態に制限されないことが当業者によって認められるであろう。例えば、本発明は、P字形に曲がった出口捕捉部を有する便器と共に使用するのにも適している。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の態様が組み込まれたトイレアセンブリの第1実施形態の縦断面図である。
【図2】図1に示されたアセンブリの正面図である。
【図3】図1に示されたアセンブリの斜視図である。
【図4】本発明の態様が組み込まれたトイレアセンブリの第2実施形態の縦断面図である。
【図5】図4に示されたアセンブリの正面図である。
【図6】図4に示されたアセンブリの斜視図である。
【図7】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図8】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図9】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図10】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図11】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図12】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図13】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図14】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図15】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図16】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図17】出口ノズル配列の1つの例の斜視図である。
【図18】本発明の態様が組み込まれた配水管の実施形態の端面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器であって、
洗浄出口と、
該洗浄出口と流体接続した出口捕捉部とが設けられており、該出口捕捉部が、第1の下向きに凹面状の下部湾曲と、第2の上向きに凹面状の上部湾曲とを有しており、
第1の湾曲部の上面と水平方向で整合した上部レベルにおける便器断面形状が、第1の比較的大きな断面積を規定しており、第2の湾曲部の下面と水平方向で整合した下部レベルにおける便器の断面形状が、第2の比較的実質的により小さな断面積を規定していることを特徴とする、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器。
【請求項2】
前記第1の断面積が、前記第2の断面積の寸法の約2倍であることを特徴とする、請求項1記載の便器。
【請求項3】
実質的に前記第1の断面積に隣接した下縁部を備えた実質的に垂直な後壁区分を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の便器。
【請求項4】
前記後壁が、便器の後部から上方へ、水平方向から約0〜10゜の角度を成していることを特徴とする、請求項3記載の便器。
【請求項5】
前記第1の断面積と前記第2の断面積との間に前壁区分を有しており、該前壁区分が、上部の比較的急角度の部分と、実質的に上部に対して平行でありかつ該上部から後方へずらされた下部と、上部と下部の間の中間の比較的緩やかな角度の部分とを有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の便器。
【請求項6】
前記第1の断面積の幾何学的中心が、使用者の固形物落下位置と実質的に水平方向で整合していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の便器。
【請求項7】
前記第2の断面積が、固形物落下位置の後方に位置することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の便器。
【請求項8】
超低洗浄容積トイレのための配水管であって、高さ対幅の比が約1.4:1〜1.5:1であり、上部半径対下部半径の比が約3.1であることを特徴とする、超低洗浄容積トイレのための配水管。
【請求項9】
前記配水管は、押出し成形されたプラスチック材料から製造されていることを特徴とする、請求項8記載の配水管。
【請求項1】
超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器であって、
洗浄出口と、
該洗浄出口と流体接続した出口捕捉部とが設けられており、該出口捕捉部が、第1の下向きに凹面状の下部湾曲と、第2の上向きに凹面状の上部湾曲とを有しており、
第1の湾曲部の上面と水平方向で整合した上部レベルにおける便器断面形状が、第1の比較的大きな断面積を規定しており、第2の湾曲部の下面と水平方向で整合した下部レベルにおける便器の断面形状が、第2の比較的実質的により小さな断面積を規定していることを特徴とする、超低洗浄容積トイレのためのトイレ便器。
【請求項2】
前記第1の断面積が、前記第2の断面積の寸法の約2倍であることを特徴とする、請求項1記載の便器。
【請求項3】
実質的に前記第1の断面積に隣接した下縁部を備えた実質的に垂直な後壁区分を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の便器。
【請求項4】
前記後壁が、便器の後部から上方へ、水平方向から約0〜10゜の角度を成していることを特徴とする、請求項3記載の便器。
【請求項5】
前記第1の断面積と前記第2の断面積との間に前壁区分を有しており、該前壁区分が、上部の比較的急角度の部分と、実質的に上部に対して平行でありかつ該上部から後方へずらされた下部と、上部と下部の間の中間の比較的緩やかな角度の部分とを有していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の便器。
【請求項6】
前記第1の断面積の幾何学的中心が、使用者の固形物落下位置と実質的に水平方向で整合していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の便器。
【請求項7】
前記第2の断面積が、固形物落下位置の後方に位置することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の便器。
【請求項8】
超低洗浄容積トイレのための配水管であって、高さ対幅の比が約1.4:1〜1.5:1であり、上部半径対下部半径の比が約3.1であることを特徴とする、超低洗浄容積トイレのための配水管。
【請求項9】
前記配水管は、押出し成形されたプラスチック材料から製造されていることを特徴とする、請求項8記載の配水管。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2009−2153(P2009−2153A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−212704(P2008−212704)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【分割の表示】特願2003−519601(P2003−519601)の分割
【原出願日】平成14年7月29日(2002.7.29)
【出願人】(593073746)カロマ・インダストリイズ・リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CAROMA INDUSTRIES LIMITED
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【分割の表示】特願2003−519601(P2003−519601)の分割
【原出願日】平成14年7月29日(2002.7.29)
【出願人】(593073746)カロマ・インダストリイズ・リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CAROMA INDUSTRIES LIMITED
【Fターム(参考)】
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