説明

建築システム

壁パネル(10)、床アセンブリ(60)、天井アセンブリ(94)および屋根アセンブリ(96)を含む建築物構成要素アセンブリを有する建築システムが開示される。建築物構成要素アセンブリはそれぞれ、支持構造(12、62)および被覆部材(14、64)を含む。支持構造(12、62)は、波形の第1側部(30、74)および第2側部(34、76)を有する支持部材(20、66)を含む。隣接する支持構造(12、62)の側部は、互いに重なり合い、隣接する構成要素アセンブリを互いに連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築システムに関する。
【背景技術】
【0002】
住宅などの建築物の建設に関するいくつかのよく知られた手法がある。
【0003】
これらの手法は、れんがおよびモルタルの使用、プレキャストコンクリートパネルの使用、および外装材をその上に貼るためのフレームの構築を含んでいる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの手法は全て、建築現場で多大な作業を行うことを必要とするものである。
【0005】
代替手法として、ある場所で建築物を建設し、次いでその建築物をそれが位置するべき現場へ輸送する手法がある。この代替手法のロジスティックスは非常に複雑であり、こうした手法ではこのような方法を利用できる建築物の寸法および形状が明らかに制限される。
【0006】
壁、床、天井、および屋根など建築物の構成要素は、一般的に支持構造(supporting structure)を建て、次いでその支持構造に構成要素を取り付けることによって建設される。このような手法では、構成要素の支持構造全体を適所に固定してからでないと構成要素を取り付けることができない。
【0007】
壁、床、天井、および屋根など、建築物の構成要素を、それらの関連する支持構造と共に、未加工の建築物材料として、または部分的に組み立てた形で建築現場に供給することができる。未加工の材料を供給する場合には、その現場で多くの専門的建設作業を行うことが必要となる。構成要素を部分的に組み立てた形で供給すると、こうした問題が低減されるが、部分的に組み立てた構成要素はかさばってしまい、輸送が難しいことが多い。
【0008】
本発明は、従来の建築方法の上述する不利な点のいくつかを少なくとも部分的に克服しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様によれば、少なくとも1つの被覆部材と少なくとも1つの支持構造とを備え、前記支持構造が、それぞれが被覆部材に隣接して配置された第1および第2側部を有する複数の支持部材を含む建築物構成要素アセンブリであって、第1の支持部材および第2の支持部材が第1の支持部材の第1側部と第2の支持部材の第2側部との重なり合いによって互いに係合でき、該係合が、第1の支持部材と第2の支持部材の少なくとも1方向への相対移動を制限するように、第1の支持部材の第1側部が第2の支持部材の第2側部と相補形であることを特徴とする、建築物構成要素アセンブリが提供される。
【0010】
好ましくは、第1および第2側部は、波形である。
【0011】
本発明の第2の態様によれば、支持構造と少なくとも1つの被覆部材とを備え、支持構造が、被覆部材に隣接する少なくとも1つの支持部材を有する壁パネルであって、支持部材が被覆部材を越えて延びる第1側部と被覆部材に隣接する第2側部とを有し、受け領域が第2側部と被覆部材の間に画定され、第1の壁パネルの支持部材の第1側部を、第2の壁パネルの受け領域内で受けることが可能であり、第1の壁パネルの第1側部が、第2の壁パネルの第2側部と係合し、該係合が、第1および第2の壁パネルの少なくとも1つの方向への相対移動を制限し、被覆部材が第1および第2の壁パネルの第2の方向への相対移動を制限するように第1側部が第2側部と相補形であることを特徴とする、壁パネルが提供される。
【0012】
本発明の第3の態様によれば、支持構造と少なくとも1つの被覆部材とを備える建築物構成要素アセンブリであって、支持構造が、横断方向にほぼV字形である谷部を有する少なくとも1つの支持部材を含み、支持部材が、谷部の対向する側面上に第1および第2側部を有し、第1の支持部材および第2の支持部材が、第1の支持部材の第1側部と第2の支持部材の第2側部との重なり合いによって互いに係合でき、該係合が、第1支持部材と第2の支持部材の少なくとも1つの方向への相対移動を制限するように、第1の支持部材の第1側部が第2の支持部材の第2側部と相補形であることを特徴とする、建築物構成要素アセンブリが提供される。
【0013】
第3の態様の建築物構成要素は、床アセンブリ、天井アセンブリおよび/または屋根アセンブリでよい。
【0014】
次に、本発明を添付の図面を参照して例により説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1〜5を参照すると、複数の壁パネル10を備える建築物構成要素アセンブリが示されている。各壁パネル10は、支持構造12と2つの被覆部材14とを備える。この被覆部材14は、セメントシートなど適切な建築物の外装材料から構築される。被覆部材14はそれぞれ、前端部16および後端部18を有する。
【0016】
支持構造12は、各被覆部材14に取り付けられた波板(corrugated sheet)22の形状の2つの支持部材20を含む。各波板22は、被覆部材14の前端部16を越えた前端部24から後端部18に隣接する折曲げ部26まで延びる。各波板22は、折曲げ部26で約90°に折り曲げられ、折曲げ部26から後端部28まで延びる。後端部28は、壁パネル10の内側にくるようになっている。
【0017】
図面の実施形態では、各波板22は、11.5個の波の山(wave peak)または波形を有する。これらは、2つの波の山が、対応する被覆部材14の前端部16を越えて延び、支持部材20の第1側部30を構成し、8個の波の山が被覆部材14に隣接して横たわり、横断部分32を形成する1.5個の波の山が被覆部材14の後端部18の内側に延びるように構成される。
【0018】
各波板22は、接着剤など適切な手段によって、被覆部材14の前縁部16に最も近接する最初の6個の山に沿って対応する被覆部材14に固定される。後縁部18に最も近接する被覆部材14に隣接した2つの山は、支持部材20の第2側部34を構成する。これらの山34は、被覆部材14に固定されることはない。したがって、第2側部34と被覆部材14の間に受け領域36が画定される。
【0019】
この壁パネル10は、さらに、複数のブレース部材38を含む。このブレース部材38は、対向する平行な位置関係で支持部材20を支持する。
【0020】
ブレース部材38はそれぞれ、前端部40および後端部42を有する。後端部42は、少なくとも部分的に波板22の折曲げ部26と後端部28の間の部分と相補形である。
【0021】
壁パネル10の支持構造12は、2つの支持部材20を正確な対向する位置関係にし、図4に示すように複数のブレース部材をその間に配置することによって形成される。連結された構成では、2つの波板22の横断部分32は、互いに、かつブレース部材38の後端部42の上に重なる。被覆部材14は、図5に示すように、支持構造12の外側に貼り付けられる。
【0022】
このように組み立てられたとき、壁パネル10は、支持部材20の第1側部30がそこからはみだす雄型端部44と、第2側部34によって画定される雌型端部46とを有する。
【0023】
連続する壁パネル10、10aが、図3に示すように連結される。
【0024】
壁パネル10の支持部材20の第1側部30は、壁パネル10aの受け領域36で、すなわち第2側部34と被覆部材14の間で受けられる。第1側部30と第2側部34の波形は相補形であり、したがって各第1側部30が対応する第2側部34の上に重なることができることを理解されたい。
【0025】
図3に示す位置にあるとき、壁パネル10の第1側部30は壁パネル10aの第2側部34と係合し、したがって、2枚の壁パネル10、10aが、互いに、波形に対して垂直方向に移動するのを防止する。被覆部材14は、第1側部30が第2側部34から被覆部材14に対して垂直方向に分離するのを防止する。
【0026】
壁パネル10の好ましい実施形態では、開口部48が、各ブレース部材38の前端部および後端部40、42ならびに各支持部材12の横断部分32の対応する位置を貫通する。したがって、1枚の壁パネル10のブレース部材38を、隣接する壁パネル10aのブレース部材38とボルト50または類似の連結手段によって連結することができる。
【0027】
本発明の他の好ましい実施形態では、被覆部材14は、図4および5に示すように上側および下側押出チャネル52、54内に含まれる。
【0028】
図6〜11を参照すると、床アセンブリ60を備えた建築物構成要素アセンブリが示されている。床アセンブリ60は、支持構造62および複数のほぼ平面状の被覆部材64を備える。
【0029】
支持構造62は、図6および6aに示すような複数の支持部材66を含む。各支持部材66は長く、第1端部68と第2端部70の間を延びる。各支持部材66は、断面がほぼV字形、すなわち横断方向にほぼV字形であり、谷部72が、第1端部68と第2端部70の間を延びる。
【0030】
支持部材66はそれぞれ、第1側部74および第2側部76を有する。
【0031】
第1および第2側部74、76は、谷部72の対向する側面上にあり、V字形の上側端部から断面方向に外側に延びる。
【0032】
支持部材66は、断面方向に向いた波形を有する波形材料から構成される。図示する実施形態では、第1側部74は、1つの波形を備え、第2側部76は、1.5個の波形を備え、谷部72の側壁はそれぞれ、4.5個の波形を備える。したがって、第1側部74の一部は、第2側部76と相補形である。
【0033】
支持構造62は、支持部材66、副次的支持部材(secondary support member)78およびベース部材80を備える。これらの要素は、図7で見ることができる。
【0034】
副次的支持部材78は、好ましくは、その長さに沿って折り曲げられる水平な金属棒82から形成される。この棒は、短縮水平部分86を介して上側端部で連なる複数のV字形部分84を形成するように曲げられる。V字形部分84は、支持部材66の谷部72のそれと同様のプロフィルを有する。水平部分86の長さは、支持部材66の第2側部76の幅と同程度である。使用の際には、複数の支持部材66を副次的支持部材78に沿って配置することができ、各V字形部分84内にそれぞれ1つの支持部材66が配置される。
【0035】
各副次的支持部材78は、その両側端部に水平部分86a、86bを有する。副次的支持部材78の第2端部での水平部分86bは、他の水平部分86よりわずかに低く、後者は全てほぼ同一平面になる。これにより、複数の副次的支持部材78を端部同士で結合することができ、第1の副次的支持部材78の一方の端部における水平部分86aが、第2の副次的支持部材78aのもう一方の端部における水平部分86bの上方に配置される。
【0036】
各副次的支持部材78に沿ったV字形部分84の数は、したがって各副次的支持部材78の長さは、特定の用途に応じて変えることができることを理解されたい。
【0037】
ベース部材80は、好ましくは、第1端部88および第2端部90を有する、ある長さの山形鋼から形成される。各ベース部材80は、ほぼ平面状の表面を維持しながら複数のベース部材80の端同士の連結を可能にするようにその第2端部90に形成されたへこみを有する。好ましくは、ベース部材80は、副次的支持部材78と長さが同程度である。
【0038】
複数の開口部92は、支持部材66内の、副次的支持部材78に沿った、かつベース部材80内の適切な位置に配置される。
【0039】
これらの開口部は、ボルトまたはリベットなど適切な固定具を挿入させて、副次的支持部材78をベース部材80にあてて保持し、支持部材66を副次的支持部材78にあてて支持し、それによって支持構造62を形成する。
【0040】
使用の際は、支持部材66は、長手方向および横断方向の両方に完全に瓦状に並べられる。横断方向では、隣接する支持部材66は、第1の支持部材66aの第1側部74と第2の支持部材66bの第2側部76とを重ね合わせることによって互いに係合する。長手方向では、隣接する支持部材66a、66cは、第3の支持部材66cの全長の一部が、第1の支持部材66aと連続しそれに重なり合うように構成される。この構成は、重なり合う部分が、2つの平行な副次的支持部材78の間を延び、それらによって支持されるようになっている。
【0041】
副次的支持部材78および対応するベース部材80は、支持部材66の下に複数のほぼ平行な線上に配置される。これらの平行線の配置および数は、特定の建設要件によって決定することができる。
【0042】
好ましくは、支持部材66は、図3に示すようなオフセットパターンで瓦状に並べられる。
【0043】
床アセンブリ60の支持構造62は、最初の位置から順に構築することができることを理解されたい。支持構造62が支持ポール(図示せず)上に配置されるべき場合は、支持構造62がある場所に達したときに支持ポールをその位置に建てるだけでよくなる。このようにして、現場における大規模な準備を必要とすることなく建築物を不整地形上に建設することができる。
【0044】
本発明の床アセンブリ60は、ほぼ平面状の被覆部材64によって完成される。この被覆部材64は、床シート64aからなる。完成した床アセンブリを図10および11に示す。
【0045】
各床シート64aは、隣接する支持部材66の側部74、76および関連する副次的支持部材78を貫通するファスナなどの適切な手段によって支持部材66に固定される。このようにして、床シート64aは、支持部材66と係合し、それらを互いに適所に固定するように働く。
【0046】
図12および13は、天井アセンブリ94を示す。この天井アセンブリ94は、床アセンブリ60とほぼ同様である。ただし床アセンブリ60とは上下逆である。天井アセンブリ94は、床アセンブリ60のそれと同様の支持構造62を有し、複数の被覆部材64はセメントシートなどの天井シート64bから構成される。
【0047】
天井アセンブリ94の好ましい実施形態では、天井シート64bはそれぞれ、1枚の関連する支持部材66に対応し、本明細書で床アセンブリ60に関して説明したように支持部材66が瓦状に並べられたとき、隣接する天井シート64bと当接するように寸法設定される。
【0048】
図14〜16は、屋根アセンブリ96を示す。屋根アセンブリ96は、天井アセンブリ94とほぼ同様であり、被覆部材64が、軒用(eves lining sheet)内張りシート64cから構成される。屋根アセンブリ96では、ベース部材80は、好ましくは、「Z」形母屋80bであり、それに波形の屋根シート98が貼り付けられる。
【0049】
屋根アセンブリ96は、天井アセンブリ94と同様の方式で建てられるが、適切なピッチで建てられる。好ましくは、建設中に屋根アセンブリ96を支持するように支柱99が天井アセンブリ94から延びる。
【0050】
図17は、全て本発明による、床アセンブリ60、壁パネル10、天井アセンブリ94および屋根アセンブリ96を有する建築物100を示す。
【0051】
なお、当業者にとって明らかな修正形態および変形形態は、本発明の範囲内に含まれるものと見なされる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明による壁パネルの分解平面図である。
【図2】図1の壁パネルが組み立てられた構成の平面図である。
【図3】2枚の図2で示す壁パネルを連結した構成の平面図である。
【図4】図2の壁パネルの支持構造を示す部分切欠斜視図である。
【図5】図2の壁パネルの部分切欠斜視図である。
【図6】本発明による床アセンブリの支持部材の斜視図である。
【図6a】図6の支持部材の部分断面図である。
【図7】本発明による床アセンブリの支持構造の分解図である。
【図8】図7の支持構造が組み立てられた構成の斜視図である。
【図9】図7の支持構造の上側斜視図である。
【図10】本発明による床アセンブリの分解側面図である。
【図11】図10の床アセンブリが組み立てられた構成の側面図である。
【図12】本発明による天井アセンブリの分解側面図である。
【図13】図12の天井アセンブリが組み立てられた構成の側面図である。
【図14】本発明による屋根アセンブリの分解側面図である。
【図15】図14の屋根アセンブリが組み立てられた構成の側面図である。
【図16】図15の屋根アセンブリの端面図である。
【図17】本発明による構成要素アセンブリから建設された建築物の部分切欠図である。
【符号の説明】
【0053】
10…壁パネル、12…支持構造、14…被覆部材、22…波板、20…支持部材、30…第1側部、32…横断部分、34…第2側部、36…受け領域、38…ブレース部材、60…床アセンブリ、94…天井アセンブリ、96…屋根アセンブリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの被覆部材と少なくとも1つの支持構造とを備え、前記支持構造は、それぞれが被覆部材に隣接して配置された第1および第2側部を有する複数の支持部材を含む建築物構成要素アセンブリであって、
第1の支持部材および第2の支持部材は、該第1の支持部材の前記第1側部と該第2の支持部材の前記第2側部との重なり合いによって互いに係合でき、該係合によって前記第1の支持部材と前記第2の支持部材の少なくとも1方向への相対移動が制限されるように、第1の支持部材の前記第1側部が前記第2の支持部材の前記第2側部と相補形であることを特徴とする、建築物構成要素アセンブリ。
【請求項2】
前記第1および第2側部が波形であることを特徴とする、請求項1に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項3】
前記被覆部材が、前記第1および第2の支持部材の第2の方向への相対移動を制限することを特徴とする、請求項1または2に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項4】
支持構造と少なくとも1つの被覆部材とを備え、前記支持構造が、被覆部材に隣接する少なくとも1つの支持部材を有する壁パネルであって、
前記支持部材は、前記被覆部材を越えて延びる第1側部と前記被覆部材に隣接する第2側部とを有し、受け領域が、前記第2側部と前記被覆部材の間に画定され、第1の壁パネルの前記支持部材の前記第1側部を、第2の壁パネルの前記受け領域内で受けることが可能であり、前記第1の壁パネルの前記第1側部が、前記第2の壁パネルの前記第2側部と係合し、前記係合によって前記第1および第2の壁パネルの少なくとも1つの方向への相対移動が制限され、前記被覆部材が、前記第1および第2の壁パネルの第2の方向への相対移動を制限するように前記第1側部が前記第2側部と相補形であることを特徴とする、壁パネル。
【請求項5】
前記第1および第2側部が波形であることを特徴とする、請求項4に記載の壁パネル。
【請求項6】
前記支持構造が、対向する2つの支持部材を含むことを特徴とする、請求項4または5に記載の壁パネル。
【請求項7】
前記支持部材はそれぞれ、前記第2側部から前記壁パネルの内側に延びる横断部分を有し、前記横断部分が互いに係合することを特徴とする、請求項6に記載の壁パネル。
【請求項8】
前記横断部分が波形であることを特徴とする、請求項6に記載の壁パネル。
【請求項9】
前記壁パネルの支持構造が、前記壁パネルの内側に配置された少なくとも1つのブレース部材を含み、前記ブレース部材が、前記支持部材のそれぞれと接触することを特徴とする、請求項7または8に記載の壁パネル。
【請求項10】
隣接する壁パネルの対応するブレース部材が互いに連結できるように、各ブレース部材が、前記支持部材の前記横断部分の開口部と位置合わせされた開口部を含むことを特徴とする、請求項9に記載の壁パネル。
【請求項11】
前記被覆部材が前記支持部材に固定されることを特徴とする、請求項4ないし10のいずれか一項に記載の壁パネル。
【請求項12】
支持構造と少なくとも1つの被覆部材とを備える建築物構成要素アセンブリであって、
前記支持構造が、横断方向にほぼV字形である谷部を有する少なくとも1つの支持部材を含み、前記支持部材が、前記谷部の対向する側面上に第1および第2側部を有し、前記第1の支持部材および第2の支持部材が、前記第1の支持部材の前記第1側部と前記第2の支持部材の前記第2側部との重なり合いによって互いに係合でき、該係合によって前記第1支持部材と前記第2の支持部材の少なくとも1つの方向への相対移動が制限されるように、第1の支持部材の前記第1側部が前記第2の支持部材の前記第2側部と相補形であることを特徴とする、建築物構成要素アセンブリ。
【請求項13】
前記第1および第2側部が波形であることを特徴とする、請求項12に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項14】
支持構造が、少なくとも1つの副次的支持部材を含み、支持部材をV字形部分内に配置することができるように、前記副次的支持部材または各副次的支持部材が前記谷部と同様のプロフィルを有する少なくとも1つの前記V字形部分を含むことを特徴とする、請求項12または13に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項15】
前記副次的支持部材が、前記支持部材の前記第1および第2側部を受けるように構成されたほぼ水平の部分を含むことを特徴とする、請求項14に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項16】
前記副次的支持部材は、その第1および第2端部のそれぞれに水平部分を有しており、前記第2端部の前記水平部分が、副次的支持部材の端部同士の結合を可能にするように前記第1端部の前記水平部分よりわずかに低いことを特徴とする、請求項15に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項17】
前記支持構造が、前記副次的支持部材を受けるように構成された少なくとも1つのベース部材を含むことを特徴とする、請求項14ないし16のいずれか一項に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項18】
建築物構成要素アセンブリが床アセンブリであり、前記被覆部材が床シートであることを特徴とする、請求項12ないし17のいずれか一項に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項19】
建築物構成要素アセンブリが天井アセンブリであり、前記被覆部材が天井シートであることを特徴とする、請求項12ないし17のいずれか一項に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項20】
建築物構成要素アセンブリが屋根アセンブリであり、前記被覆部材が軒用内張りシートであることを特徴とする、請求項12ないし17のいずれか一項に記載の建築物構成要素アセンブリ。
【請求項21】
屋根アセンブリが、前記被覆部材に対向する屋根シートであることを特徴とする、請求項20に記載の屋根アセンブリ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図6a】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2008−502821(P2008−502821A)
【公表日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−515728(P2007−515728)
【出願日】平成17年6月14日(2005.6.14)
【国際出願番号】PCT/AU2005/000837
【国際公開番号】WO2005/124049
【国際公開日】平成17年12月29日(2005.12.29)
【出願人】(506413993)トリポッド コンポーネンツ ピーティーワイ リミテッド (1)
【Fターム(参考)】