説明

建設機械

【課題】排気によって機械が受ける悪影響を防止するとともに、排出騒音を低減する。
【解決手段】下部走行体1のカーボディ7における旋回歯車13に対応する中央付近に、上面壁22と下面壁23と側壁24とを備えた中空のリング状部25を設け、アッパーフレーム10の中央付近における旋回歯車13の内側部分とリング状部25の上面壁22とに貫通穴26,27を設けるとともに、リング状部25の側壁24に外部に開口する排出口29を設け、エンジン18とその関連機器等から放出された排気及び騒音を外部に排出するL字形に屈折した排出路を形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はエンジン等からの排気、騒音を下部走行体から外部に排出する構造を改良した建設機械に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ショベルを例にとって背景技術を説明する。
【0003】
ショベルは、図10に示すようにクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対して鉛直となる軸Oのまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2の前部に、ブーム3、アーム4、バケット5を備えた作業アタッチメント6が装着されて構成される。
【0004】
下部走行体1は、図11〜図13に示すように、カーボディ7の左右両側にクローラフレーム(片側のみを図示する)8を取付け、このクローラフレーム8にクローラ9を取付けて構成される。
【0005】
上部旋回体2は、基台としてのアッパーフレーム10を有し、このアッパーフレーム10の前部左側にキャビン11、後端部にカウンタウェイト12がそれぞれ設置される。
【0006】
なお、この明細書において、下部走行体1についての「前後」は下部走行体1の走行(前後進)方向、「左右」はこれと水平に直交する方向をいう。また、上部旋回体2についての「前後」「左右」は、キャビン11内に着座したオペレータから見た方向性をいう。
【0007】
下部走行体1のカーボディ7と上部旋回体2のアッパーフレーム10とは、互いの中央付近で旋回歯車13によって連結され、この旋回歯車13と、これに噛み合うピニオン14と、ピニオン14を駆動する旋回モータ(油圧モータまたは電動モータ)15とから成る旋回ユニットによって上部旋回体2が旋回駆動される。
【0008】
図12,13中、13aはアッパーフレーム10の下面に取付けられた旋回歯車外輪、13bはカーボディ7の上面に取付けられた旋回歯車内輪である。
【0009】
一方、図11,12に示すように、アッパーフレーム10におけるキャビン11の後方には左右方向に延びる仕切り板16が設けられ、この仕切り板16とカウンタウェイト12との間に形成されたエンジンルーム17に動力源としてのエンジン18と、その関連機器(図11には油圧ポンプ19、ラジエータ20、冷却ファン21を示す)が設置される。
【0010】
このショベルにおいて、稼動中、エンジン18等から発する排気及び騒音の一部が、仕切り板16の各所に設けられた配管、配線のための穴や隙間を通ってエンジンルーム17の前方にも放出されるため、これを外部に排出する必要がある。
【0011】
そこで、この排気及び騒音(以下、総称して排気等という場合がある)を、カーボディ7を通過するルートで排出する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0012】
この公知技術では、図12,13に示すようにカーボディ7における旋回歯車13に対応する中央付近に、上面壁22と、この上面壁22と間隔を置いて対向する下面壁23と、この両者間に設けられた側壁24とを備えた中空のリング状部25を形成し、アッパーフレーム10における旋回歯車13で囲まれた部分とこのリング状部25の上面壁22とに貫通穴26,27を設けるとともに、下面壁23に排出口29を設けている。
【0013】
こうして、リング状部25と貫通穴26,27と排出口29とによって上下方向に延びる直線状の排出路を構成し、エンジンルーム前方に放出された排気等をこの排出路から地面に向けて直接排出するように構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開2009−144510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
ところが、上記公知技術によると、排気等がほぼ無抵抗で勢いよく直接地面に噴き出されるため、地面上の埃や粉塵が排風によって巻き上げられ、図示しない吸気口からエンジンルーム17に吸い込まれてラジエータ20の目詰まりを引き起こしたり、排出される熱気がカーボディ下面側の空間にこもることで機械周辺環境に悪影響を与えたりするおそれがあった。
【0016】
また、旋回ユニットも作動中に回転音や噛み合い音(旋回騒音)を発し、この旋回騒音源の近くであるリング状部25の上面壁22及び下面壁23に貫通穴27、排出口29を設けることで合計の騒音が高くなり、これがほぼ無抵抗で下向きに排出されるため、排出騒音が大きくなるという問題があった。
【0017】
そこで本発明は、排気によって機械が受ける悪影響を防止できるとともに、排出騒音を低減することができる建設機械を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記課題を解決する手段として、本発明においては、下部走行体上に上部旋回体が搭載され、下部走行体のカーボディと、上部旋回体のアッパーフレームとが、互いの中央付近で、旋回ユニットを構成する旋回歯車で連結され、上記アッパーフレームの後部にエンジンとその関連機器が設置される一方、上記カーボディにおける上記旋回歯車に対応する中央付近に、上面壁と、この上面壁と間隔を置いて対向する下面壁と、この両者間に設けられた側壁とを備えた中空のリング状部が設けられた建設機械において、上記アッパーフレームにおける上記旋回歯車で囲まれた部分と、上記カーボディにおけるリング状部の上面壁とに貫通穴を設けるとともに、リング状部の側壁に外部に開口する排出口を設け、リング状部と貫通穴と排出口とにより、上記エンジンとその関連機器等の排気源及び騒音源から放出された排気及び騒音を外部に排出するL字形に屈折した排出路を形成したものである。
【0019】
この構成によれば、リング状部の側壁に排出口を設け、L字形に屈折した排出路を構成して排気等を水平方向に排出するため、排風による埃や粉塵の巻上げ、これによるラジエータの目詰まりを防止することができる。
【0020】
また、排気を水平方向に排出することでカーボディ下面側空間への熱気の滞留を抑え、周辺環境に与える悪影響を抑制することができる。
【0021】
一方、排出路をL字形に屈折して構成するため、第1に騒音を排出路での反射によって減衰させることができること、第2に旋回騒音源から外部に直接放射される「直接音」を抑制できることにより、排出騒音を低減することができる。
【0022】
本発明においては、上記排出口を、下部走行体の走行方向を前後としたときの前後一方向に開口して設けてもよいし(請求項2)、下部走行体の進行方向を前後としたときの複数方向に開口して設けてもよい(請求項3)。
【0023】
後者の構成によれば、総排気開口面積を大きくとることができるとともに、排気及び騒音を分散して排出できるため、機械及び機械まわりでの排気及び騒音による悪影響をさらに低減することができる。
【0024】
また本発明において、上記カーボディのリング状部の内周側に、リング状部の内部空間から直接上記排出口に向かう排気及び騒音の進路を遮断して迂回ルートに誘導する遮蔽板を設けるのが望ましい(請求項4)。
【0025】
この構成によれば、直接音の抑制効果が高くなること、及び排出路の全長を長くとって音の反射、減衰を促進できることにより、騒音低減効果を一層高めることができる。
【0026】
この場合、記遮蔽板を、上記リング状部の側壁とでリング状部の全周近くに亘る渦巻き状の迂回ルートが形成される状態で設けるのが望ましい(請求項5)。
【0027】
この構成によれば、直接音の抑制効果、及び排出路の全長を最大限に長くできることによる音の反射、減衰の促進効果をさらに高めることができる。
【0028】
さらに本発明においては、上記リング状部の内面における上記貫通穴及び排出口を避けた位置に吸音材を設けるのが望ましい(請求項6)。
【0029】
こうすれば、排出路での音の反射、減衰効果に吸音材による吸音効果が加わって周囲騒音の低減効果をさらに低くすることができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明によると、排気によって機械が受ける悪影響を防止できるとともに、排出騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の第1実施形態に係るショベルの一部断面側面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】実施形態に係るショベルの下部走行体の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るショベルの一部断面側面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係るショベルの図5相当図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係るショベルの一部断面側面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係るショベルの図8相当図である。
【図10】ショベルの概略側面図である。
【図11】ショベルの拡大概略平面図である。
【図12】公知技術を示すショベルの一部断面側面図である。
【図13】図12の一部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の実施形態を図1〜図9によって説明する。
【0033】
実施形態は、背景技術の説明に合わせてショベルを適用対象としている。
【0034】
各実施形態において、次の点は図10〜13に示す公知技術と同じである。
【0035】
(i) 図1,4,7に示すように、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対して鉛直となる軸Oのまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2の前部に、ブーム3、アーム4、バケット5を備えた作業アタッチメント6が装着されてショベルが構成される点。
【0036】
(ii) 上部旋回体2は、基台としてのアッパーフレーム10を有し、このアッパーフレーム10の前部左側にキャビン11、後端部にカウンタウェイト12がそれぞれ設置される点。
【0037】
(iii) 下部走行体1のカーボディ7と上部旋回体2のアッパーフレーム10とは、互いの中央付近で旋回歯車13(図1,2中、13aは外輪、13bは内輪である)によって連結され、この旋回歯車13と、これに噛み合うピニオン14と、ピニオン14を駆動する旋回モータ(油圧モータまたは電動モータ)15とから成る旋回ユニットによって上部旋回体2が旋回駆動される点。
【0038】
(iv) アッパーフレーム10におけるキャビン11の後方に左右方向に延びる仕切り板16が設けられ、この仕切り板16とカウンタウェイト12との間に形成されたエンジンルーム17に動力源としてのエンジン18と、その関連機器(油圧ポンプ、ラジエータ、冷却ファン等)が設置される点。
【0039】
(v) 稼動中、エンジンルーム17から前方に放出される排気及び騒音を外部に排出するための構成として、カーボディ7における旋回歯車13に対応する中央付近に、上面壁22と、この上面壁22と間隔を置いて対向する下面壁23と、この両者間に設けられた側壁24とを備えたリング状部25を形成し、アッパーフレーム10における旋回歯車13で囲まれた部分とこのリング状部25の上面壁22とに貫通穴26,27を設ける点。
【0040】
各実施形態においては、公知技術におけるリング状部25の下面壁23を閉じる一方、側壁24に外部に開口する排出口29を設けている。
【0041】
こうして、リング状部25と貫通穴26,27とこの排出口29とにより、エンジンルーム17から放出される排気及び騒音を外部に排出するL字形に屈折した排出路を構成し、排気等を外部に水平に排出するようにしている。
【0042】
第1実施形態(図1〜図3参照)
第1実施形態においては、排出口29を前後方向の一側、たとえば下部走行体1の本来の前進側を前側としたときの後側のみに設けて一つのL字形の排出路を構成し、排気等を後方に排出する構成をとっている。
【0043】
また、リング状部25の内面における貫通穴27及び排出口29を避けた位置に吸音材30(図2のみに示す)を設けている。
【0044】
この構成によれば、L字形に屈折した排出路によって排気等を水平方向に排出するため、排風による埃や粉塵の巻上げ、これによるラジエータの目詰まりを防止することができる。
【0045】
また、排気を水平方向に排出することでカーボディ下面側空間への熱気の滞留を抑え、周辺環境に与える悪影響を抑制することができる。
【0046】
一方、排出路をL字形に屈折して構成するため、第1に、騒音を排出路内で活発に反射、減衰させることができる。
【0047】
第2に、旋回騒音源である旋回ユニットが排出口29を通して直接外部から見えないため、旋回ユニットから外部に直接放射される「直接音」を抑制することができる。
【0048】
第3に、リング状部25全体で吸音材30による吸音効果を得ることができる。
【0049】
この三点により、公知技術と比較して排出騒音を低減することができる。
【0050】
なお、リング状部25の下面壁23は、図示のように一枚板によってはじめから閉じた構成としてもよいし、加工や組立の都合で下面壁23に開口を設ける必要がある場合は、用済み後に開口を蓋板で閉じてもよい。
【0051】
第2実施形態(図4,5参照)
以下の第2〜第5各実施形態については第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0052】
第2実施形態においては、第1実施形態の構成を前提として、リング状部25の内周側における排出口29に臨む位置に円弧状の遮蔽板31を排出口29と対向して設け、この遮蔽板31により、リング状部25の内部空間から直接排出口29に向かう排気及び騒音の進路を遮断し、遮蔽板31を迂回するルートで排出口29に誘導するように構成している。
【0053】
こうすれば、排出口29と旋回ユニットを結ぶラインを遮蔽板31が遮蔽することによって直接音の抑制効果が高くなること、及び排出路の全長を長くとって音の反射、減衰を促進できることにより、騒音低減効果を一層高めることができる。
【0054】
なお、図示省略しているが、この第2実施形態及び後述する第3〜第5各実施形態においても、第1実施形態と同様にリング状部25の内面に吸音材を設けている。
【0055】
第3実施形態(図6参照)
第3実施形態は第2実施形態の遮蔽効果を高める構成として、遮蔽板32を、リング状部25の側壁24とでリング状部25の全周近くに亘る渦巻き状の迂回ルートが形成される状態で設けている。32aは渦巻きの始点と終点を区画するために遮蔽板32の周方向一端部と側壁24との間に設けた隔壁である。
【0056】
こうすれば、リング状部25に入った排気等が、強制的に、リング状部25の中心を中心とする渦巻き状の長い迂回ルートを通るため、いいかえれば、排出路の全長を最大限に長くできるため、音の反射、減衰がさらに促進される。
【0057】
また、旋回ユニットと排出口29を結ぶラインを遮蔽板32によってほぼ完全に遮断できるため、直接音を抑制する効果がさらに高められる。
【0058】
一方、排気に関しても、長い迂回ルートを通ることで排風の抵抗が増し、その流速が弱められるため、地面上の埃や粉塵の巻き上げ防止効果がより高いものとなる。
【0059】
第4実施形態(図7,8参照)
第4実施形態においては、排出口29を、側壁24の前後及び左右の計四個所に設け、排気等を前後、左右の四方向に分散して排出するように構成している。
【0060】
こうすれば、排出口29の合計面積、つまり、総排気開口面積を大きくとることができるとともに、排気及び騒音を分散して排出できるため、機械及び機械まわりでの排気及び騒音による悪影響をさらに低減することができる。
【0061】
第5実施形態(図9参照)
第5実施形態は、第4実施形態の構成を前提として、排出口29…ごとに遮蔽板33…を設けている。
【0062】
各遮蔽板33…は、図示のように各排出口29…に対向して設けており、これにより遮蔽板33…間の排気等の出口と排出口29…が周方向にほぼ45°ずれた位置関係となる。
【0063】
この構成により、排出口29を前後、左右に設けることによる排気等分散効果と、遮蔽板33…による排気等の迂回効果の相乗作用によって騒音低減及び巻き上げ防止の効果が一層高められる。
【0064】
ところで、排出口29をリング状部25の側壁24の前後両側、または左右両側に設けてもよいし、前後方向または左右方向に限らず、斜め前方や斜め後方に設けてもよい。
【0065】
あるいは、側壁24の排出口29に加えて下面壁24にも排出口を設けてもよい。この場合でも、下面壁24のみに設ける公知技術と比較して、下向きの排気及び騒音が格段に低減されることから、排風による埃等の巻上げや熱気が機械等に及ぼす悪影響を抑制できる点の基本的な目的は達成することができる。
【0066】
また、本発明は油圧ショベルに限らず、下部走行体上に上部旋回体が搭載されてベースマシンが構成され、上部旋回体にエンジンルームが設けられる他の建設機械(解体機や破砕機等)にも上記同様に適用することができる。
【符号の説明】
【0067】
1 下部走行体
2 上部旋回体
7 下部走行体のカーボディ
8 同、クローラフレーム
9 同、クローラ
10 上部旋回体のアッパーフレーム
13 旋回歯車
17 エンジンルーム
18 エンジン
19 エンジン関連機器である油圧ポンプ
20 同、ラジエータ
21 同、冷却ファン
22 リング状部を構成する上面壁
23 同、下面壁
24 同、側壁
25 リング状部
26 アッパーフレームの貫通穴
27 リング状部上面壁の貫通穴
29 排出口
30 吸音材
31,32,33 遮蔽板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部走行体上に上部旋回体が搭載され、下部走行体のカーボディと、上部旋回体のアッパーフレームとが、互いの中央付近で、旋回ユニットを構成する旋回歯車で連結され、上記アッパーフレームの後部にエンジンとその関連機器が設置される一方、上記カーボディにおける上記旋回歯車に対応する中央付近に、上面壁と、この上面壁と間隔を置いて対向する下面壁と、この両者間に設けられた側壁とを備えた中空のリング状部が設けられた建設機械において、上記アッパーフレームにおける上記旋回歯車で囲まれた部分と、上記カーボディにおけるリング状部の上面壁とに貫通穴を設けるとともに、リング状部の側壁に外部に開口する排出口を設け、リング状部と貫通穴と排出口とにより、上記エンジンとその関連機器等の排気源及び騒音源から放出された排気及び騒音を外部に排出するL字形に屈折した排出路を形成したことを特徴とする建設機械。
【請求項2】
上記排出口を、下部走行体の走行方向を前後としたときの前後一方向に開口して設けたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
【請求項3】
上記排出口を、下部走行体の進行方向を前後としたときの前後方向及び左右方向に開口して設けたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
【請求項4】
上記カーボディのリング状部の内周側に、リング状部の内部空間から直接上記排出口に向かう排気及び騒音の進路を遮断して迂回ルートに誘導する遮蔽板を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械。
【請求項5】
上記遮蔽板を、上記リング状部の側壁とでリング状部の全周近くに亘る渦巻き状の迂回ルートが形成される状態で設けたことを特徴とする請求項4記載の建設機械。
【請求項6】
上記リング状部の内面における上記貫通穴及び排出口を避けた位置に吸音材を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の建設機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−207490(P2012−207490A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−75358(P2011−75358)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000246273)コベルコ建機株式会社 (644)