説明

後払い前払い混合の能力を有する融通性ある、広告主への請求書作成システム

【課題】クライアントと供給者との間の条件を変更するように適合し得る請求書作成の方法を提供すること。
【解決手段】クライアントに広告を提供するコンピュータインプリメントされた方法であって、該方法は、クライアントと供給者との間の請求書作成技術を確立することと、繰り返し基準および定期的基準のうちの少なくとも1つにより、該クライアントに広告の機会を提供することと、定期的およびイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、該請求書作成技術を自動的に修正することとを包含する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の詳細な説明)
(発明の分野)
本発明は、商品(product)およびサービスに対するクライアントへの請求に関する。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
スーパーマーケットにおいて品物を買うことから大きな資産を買うことまでの複雑さに及ぶビジネス取引に関して、クライアントに請求する種々の方法が開発されてきた。一部の方法は、商品が受領される前に、クライアントが商品を購入するための資金を充当することを必要とする。他の方法は、クライアントが商品を受領後に支払いをしないという重大なリスクを供給者が負うことを必要とする。請求書作成の方法は典型的に特定の種類の取引に対して最適であるように選ばれるが、選ばれた請求書作成方法は、しばしば、クライアントおよび/または供給者に不都合となる。そのような請求書作成方法は典型的に消費者と供給者との間のすべての取引の経過中に固定されたままであり、従って、消費者と供給者との間の条件を変更することに適合しない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
(発明の概要)
従って、必要なことは、クライアントと供給者との間の条件を変更するように適合し得る請求書作成の方法である。
【0004】
(項目1)
クライアントに広告を提供するコンピュータインプリメントされた方法であって、
クライアントと供給者との間の請求書作成技術を確立することと、
繰り返し基準および定期的基準のうちの少なくとも1つにより、該クライアントに広告の機会を提供することと、
定期的およびイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、
該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、該請求書作成技術を自動的に修正することと
を包含する、方法。
【0005】
(項目2)
信用リスクを評価することは、上記クライアントの広告の実績、該クライアントと上記供給者との間の取引履歴、および該クライアントの信用実績のうちの少なくとも1つを評価することを包含する、項目1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0006】
(項目3)
上記請求書作成技術を修正することは、
上記クライアントに関係する上記信用リスクが増加したとき、上記供給者が該クライアントに快く提供する信用供与限度を減少させること
を包含する、項目1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0007】
(項目4)
上記請求書作成技術を修正することは、
上記クライアントに関係する上記信用リスクが減少したとき、上記供給者が該クライアントに快く提供する信用供与限度を増加させること
を包含する、項目1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0008】
(項目5)
上記信用供与限度を増加させることは、上記請求書作成技術を、以下の種類の請求書作成技術、すなわち、一部前払い一部後払い請求書作成技術、閾値請求書作成技術および期末請求書作成技術のうちの少なくとも1つに変更することを含む、項目4に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0009】
(項目6)
上記クライアントの信用リスクおよび該クライアントの信用供与限度のうちの少なくとも1つの指標を該クライアントに提供することをさらに包含する、項目1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0010】
(項目7)
上記クライアントは複数のエンティティを含み、上記指標は、該クライアントに該エンティティを分類するために用いられるリスク相関が該エンティティの任意の1つから少なくとも部分的に隠されるような方法で該クライアントに提供される、項目6に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0011】
(項目8)
上記クライアントに関係する上記信用リスクが増加したとき、上記供給者によって該クラアントに提供される上記広告の機会を絞ることをさらに包含する、項目1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0012】
(項目9)
上記クライアントに関係する上記信用リスクが所定のレベルに達したとき、上記供給者によって該クライアントに提供されるすべての広告の機会を取り除くことをさらに包含する、項目8に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0013】
(項目10)
上記クライアントが上記広告の機会に対するアドホックな支払いを行なうことを可能にすることをさらに包含する、項目1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0014】
(項目11)
供給者のリスクエクスポージャーを管理するコンピュータインプリメントされた方法であって、
該供給者とクライアントとの間の最初の請求書作成技術の下で、該供給者から該クライアントに商品を提供することであって、該商品は繰り返し基準および定期的基準のうちの少なくとも1つに基づいて提供され、該請求書作成技術は、1つ以上の請求書作成パラメータに基づく、ことと、
定期的またはイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、
該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、請求書作成パラメータをリアルタイムに修正することと
を包含する、方法。
【0015】
(項目12)
上記商品は販売される低コストの品を有する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0016】
(項目13)
上記商品はオンライン広告の機会である、項目12に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0017】
(項目14)
販売される品のコストを管理することをさらに包含する、項目12に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0018】
(項目15)
上記商品はオンライン広告であり、上記販売される品のコストを管理することは該オンライン広告のシンジケート組織を減少させることを包含する、項目14に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0019】
(項目16)
上記商品は、販売される高コストの品を有する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0020】
(項目17)
上記商品は、映像広告または印刷広告である、項目16に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0021】
(項目18)
上記クライアントは、消費者、小売業者、相関リスクを有する消費者グループ、相関リスクを有する小売業者のグループ、または相関リスクを有する消費者と小売業者のグループのうちの少なくとも1つである、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0022】
(項目19)
請求書作成パラメータを修正することは、
上記クライアントに関係する上記信用リスクが減少したとき、上記供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を増加させること
を包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0023】
(項目20)
上記供給者が上記クライアントの上記信用供与限度を快く増加させることを該クライアントに通知すること、および該クライアントがより高い信用供与限度に適格であることを該クライアントに連絡することのうちの少なくとも1つをさらに包含する、項目19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0024】
(項目21)
上記請求書作成パラメータを修正することは、上記供給者が上記クライアントに快く与える上記信用供与限度が該クライアントによって要求される信用供与限度を超す場合、該クライアントによって要求される信用供与限度における該信用供与限度を与えることをさらに包含する、項目19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0025】
(項目22)
上記クライアントの上記請求書作成技術をより低い信用供与限度額を有する請求書作成技術からより高い信用供与限度額を有する請求書作成技術に変更することをさらに包含する、項目19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0026】
(項目23)
上記クライアントの上記請求書作成技術を変更することは、
前払い請求書作成技術を一部前払い一部後払い請求書作成技術に変更すること、
閾値請求書作成技術を期末請求書作成技術に変更すること、
期末請求書作成技術に対する期間の長さを増加させること、または、
閾値請求書作成技術に対する閾値を増加させること
を包含する、項目22に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0027】
(項目24)
上記供給者によって、クライアントの請求書作成技術から支払いの保証様式へのアクセスを除去することをさらに包含する、項目19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0028】
(項目25)
上記供給者によって、上記クライアントによる支払いの保証様式の除去に対して反応することをさらに包含し、反応することは、該クライアントの信用供与限度を減少させることおよび該クライアントの支払いの依然利用可能な保証様式に対して行動することのうちの少なくとも1つを含む、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0029】
(項目26)
請求書作成パラメータを修正することは、
上記クライアントに関係する上記信用リスクが増加したとき、上記供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を減少させること
を包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0030】
(項目27)
上記信用供与限度が上記クライアントにより要求される限度未満に減少したとき、該信用供与限度が減少したことを該クライアントに連絡することをさらに包含する、項目26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0031】
(項目28)
上記クライアントの上記請求書作成技術をより高い信用供与限度額を有する請求書作成技術からより低い信用供与限度額を有する請求書作成技術に変更することをさらに包含する、項目26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0032】
(項目29)
上記クライアントの上記請求書作成技術を変更することは、
一部前払い一部後払い請求書作成技術を前払い請求書作成技術に変更すること、または、
期末請求書作成技術を閾値請求書作成技術に変更すること、
を包含する、項目26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0033】
(項目30)
上記供給者が上記クライアントに快く与える上記信用供与限度額を増加させるために、該供給者から該クライアントに保証機構を提供することをさらに包含し、それによって該クライアントの請求書作成技術が保存される、項目26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0034】
(項目31)
上記クライアントによって提供される保証に対して上記供給者によって動作することをさらに包含する、項目26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0035】
(項目32)
保証に対して動作することは、保持されたクレジットカードに請求すること、現金残高を使い果たすこと、または商品配達を中止することのうちの少なくとも1つを包含する、項目31に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0036】
(項目33)
上記クライアントに該クライアントの信用リスクレベルの指標を提供することをさらに包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0037】
(項目34)
上記クライアントに関係する上記信用リスクが増加するとき、上記供給者が、上記商品を該クライアントに提供するレートを減少させることをさらに包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0038】
(項目35)
上記クライアントに関係する上記信用リスクが所定のレベルに達したとき、上記供給者から該クラアントに上記商品を提供することを中止することをさらに包含する、項目34に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0039】
(項目36)
上記クライアントが請求サイクルにおける任意の時点において上記商品に対するアドホックな支払いを可能にすることをさらに包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0040】
(項目37)
上記クライアントに関係する信用リスクを評価することは、
以下のこと、すなわち、上記供給者との該クライアントの取引履歴、および該供給者との該クライアントの支払い履歴のうちの少なくとも1つを定期的に評価することを包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0041】
(項目38)
イベントの発生時に、上記クライアントに関係する信用リスクを評価することは、以下のこと、すなわち、貨幣化、クライアントからの注文、所定の期間後のインボイスの不払いまたは一部支払い、および全信用リスクによる信用供与限度額の所定の割合を超えることのうちの少なくとも1つの発生時に、該信用リスクを評価することを包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0042】
(項目39)
上記クライアントに信用を与えることによって引き起こされるリスクを減少させるために支払いのプルフォームへのアクセスを保持することをさらに包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0043】
(項目40)
上記クライアントに信用を与えることによって引き起こされるリスクを減少させるために残高における現金を保持することをさらに包含する、項目11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0044】
(項目41)
供給者のリスクエクスポージャーを管理するためのシステムであって、
信用モジュールおよび請求書作成技術モジュールを含むリスク評価および規則エンジンと、
信用供与限度計算機であって、該信用モジュールと通信し、クライアントに関係する信用リスクに基づき、該供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を計算する、信用供与限度計算機と、
請求書作成エンジンであって、該請求書作成技術モジュールと通信し、該クライアントに対する該信用供与限度および該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、リアルタイムに該クライアントに関係する請求書作成技術を自動的に修正する、請求書作成エンジンと、
商品供給エンジンであって、該請求書作成技術モジュールと通信し、該クライアントに関係する該請求書作成技術に基づき、該供給者から該クライアントに販売される品のコストを管理する、商品供給エンジンと
を備えている、システム。
【0045】
(項目42)
上記信用供与限度計算機は、上記クライアントに以前に与えられた信用供与限度より高い信用供与限度を計算する、項目41に記載のシステム。
【0046】
(項目43)
上記クライアントが追加の信用に対して適格であることを該クライアントに通知するために上記信用モジュールと通信するクライアントインタフェースをさらに備えている、項目42に記載のシステム。
【0047】
(項目44)
上記信用供与限度計算機が上記クライアントによって要求される信用供与限度額を超える信用供与限度を計算するとき、上記請求書作成エンジンは、該クライアントによって要求される限度において該信用供与限度を与える、項目42に記載のシステム。
【0048】
(項目45)
上記請求書作成エンジンは、上記請求書作成技術をより低い信用供与限度を有する請求書作成技術からより高い信用供与限度を有する請求書作成技術に変更する、項目42に記載のシステム。
【0049】
(項目46)
上記請求書作成エンジンは、以下の方法、すなわち、前払い請求書作成技術から一部前払い一部後払い請求書作成技術に変更すること、閾値請求書作成技術から期末請求書作成技術に変更すること、期末請求書作成技術に対する期間の長さを増加させることと、閾値請求書作成技術の閾値を増加させることとのうちの1つの方法で上記請求書作成技術をさらに変更する、項目45に記載のシステム。
【0050】
(項目47)
上記請求書作成エンジンは、上記クライアントに対する支払いの保証様式に対する要求を取り下げることによって上記請求書作成技術を変更する、項目41に記載のシステム。
【0051】
(項目48)
上記信用供与限度計算機は、上記クライアントに以前に与えられた信用供与限度より低い信用供与限度額を計算する、項目41に記載のシステム。
【0052】
(項目49)
上記請求書作成エンジンは、上記請求書作成技術をより高い信用供与限度を有する請求書作成技術からより低い信用供与限度を有する請求書作成技術に変更する、項目48に記載のシステム。
【0053】
(項目50)
上記請求書作成エンジンは、以下の方法、すなわち、一部前払い一部後払い請求書作成技術から前払い請求書作成技術に変更すること、および期末請求書作成技術から閾値請求書作成技術に変更することのうちの1つの方法で上記請求書作成技術をさらに変更する、項目49に記載のシステム。
【0054】
(項目51)
上記請求書作成エンジンは、上記クライアントの請求書作成技術が保存されるように上記供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を増加させ得る保証機構を該クライアントに提供する、項目48に記載のシステム。
【0055】
(項目52)
上記請求書作成エンジンは、上記クライアントによって提供される支払いの保証形態から呼び出す、項目48に記載のシステム。
【0056】
(項目53)
上記クライアントの上記信用リスクが増加したとき、上記商品供給エンジンは、該商品の供給を絞る、項目41に記載のシステム。
【0057】
(項目54)
上記クライアントの上記信用リスクが減少した後に、上記商品供給エンジンは、上記絞りを解放する、項目53に記載のシステム。
【0058】
(項目55)
上記クライアントの上記信用リスクが所定のレベルに達したとき、上記商品供給エンジンは、上記商品の供給を中止する、項目41に記載のシステム。
【0059】
(項目56)
上記クライアントの上記信用リスクが減少した後に、上記商品供給エンジンは、上記商品の供給を再開する、項目55に記載のシステム。
【0060】
(項目57)
上記クライアントが該クライアントについての情報にアクセスすることを可能にするクライアントインタフェースをさらに備えている、項目41に記載のシステム。
【0061】
(項目58)
上記クライアントインタフェースは、上記クライアントに関係する上記信用リスクおよび該クライアントの信用供与限度のうちの少なくとも1つの指標を該クライアントに提供する、項目57に記載のシステム。
【0062】
(項目59)
上記クライアントは複数のエンティティを含み、上記クライアントインタフェースは、該クライアントに該エンティティを分類するために用いられるリスク相関が該エンティティの任意の1つから少なくとも部分的に隠されるような方法で、該クライアントに上記指標を提供する、項目58に記載のシステム。
【0063】
(項目60)
上記クライアントインタフェースは、上記クライアントの口座に関係する該クライアントが上記供給者にアドホックな支払いを行なうことを可能にする、項目57に記載のシステム。
【0064】
(項目61)
クライアントに広告を提供するコンピュータインプリメントされた方法であって、
クライアントと供給者との間の請求書作成技術を確立することであって、該請求書作成技術に供される口座は信用供与限度を有する、ことと、
定期的およびイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、
該クライアントに関係する該信用リスクに基づき該請求書作成技術を修正することであって、該請求書作成技術は、以下の請求書作成技術、すなわち、前払い請求書作成技術、一部前払い一部後払い請求書作成技術、閾値請求書作成技術および期末請求書作成技術のうちの1つに変更される、ことと、
該口座における資金、該口座の該信用供与限度、および該クライアントに関係する該信用リスクのうちの少なくとも1つに基づき、繰り返し基準および定期的基準のうちの少なくとも1つに基づき、該クライアントに広告の機会を提供することと、
該修正された請求書作成技術によって決定される方法で、該広告の機会に対して該クライアントに請求することと
を包含する、方法。
【0065】
(項目62)
広告の機会を提供することは、
上記クライアントに関係する上記信用リスクが増加したとき、該広告の機会を絞ることと、
該クライアントに関係する該信用リスクが所定のレベルに達したとき、広告の機会を提供することを中止することと
を包含する、項目61に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0066】
(項目63)
信用リスクを評価することは、上記クライアントの広告の実績と、該クライアントと上記供給者との間の取引履歴と、該クライアントの信用実績とのうちの少なくとも1つを評価することを包含する、項目61に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【0067】
(項目64)
供給者からクライアントに広告の機会を提供するためのシステムであって、
該クライアントの広告を格納する広告データベースと、
該クライアントの商品の実績と、該クライアントと該供給者との間の取引履歴と、該クライアントの信用実績のうちの少なくとも1つに基づき該クライアントに関係する信用リスクを計算するリスク評価サーバと、
請求書作成サーバであって、該計算された信用リスクに基づき、該供給者と該クライアントとの間の請求書作成技術を、以下の請求書作成技術、すなわち、前払い請求書作成技術、一部前払い一部後払い請求書作成技術、閾値請求書作成技術および期末請求書作成技術のうちの1つに変更し、該請求書作成サーバは、さらに、該請求書作成技術によって決定される時期に該クライアントに請求する、請求書作成サーバと、
広告供給サーバであって、該供給者と該クライアントとの間の請求書作成技術および該クライアントに関係する該信用リスクのうちの少なくとも1つによって決定されるレートで該クライアントの該広告を表示する、広告供給サーバと
を備えている、システム。
【0068】
(開示の摘要)
本発明は、ビジネス取引においてリスクを管理するためのシステムおよび方法に関する。一実施形態において、供給者のリスクエクスポージャーを管理するコンピュータインプリメントされた方法は、該供給者とクライアントとの間の最初の請求書作成技術の下で、該供給者から該クライアントに商品を提供することと、定期的またはイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、該供給者が該クライアントに快く提供する信用供与限度を修正することとを包含する。
【0069】
(概要)
本発明は、ビジネス取引においてリスクを管理するためのシステムおよび方法に関する。一実施形態において、供給者のリスクエクスポージャーを管理するコンピュータインプリメントされた方法は、該供給者とクライアントとの間の最初の請求書作成技術の下で、該供給者から該クライアントに商品を提供することと、定期的またはイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、該供給者が該クライアントに快く提供する信用供与限度を修正することとを包含する。
【0070】
別の実施形態において、クライアントに広告を提供するコンピュータインプリメントされた方法は、クライアントと供給者との間の請求書作成技術を確立することと、口座の資金および該口座の信用供与限度のうちの少なくとも1つに基づき、該クライアントに広告の機会を提供することと、定期的およびイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、該供給者が該クライアントに快く提供する信用供与限度を修正することとを含む。
【0071】
別の実施形態において、供給者のリスクエクスポージャーを管理するためのシステムが提供される。該システムは、リスク評価および規則エンジンと、信用供与限度計算機と、請求書作成エンジンと、商品供給エンジンとを含む。該リスク評価および規則エンジンは、信用モジュールおよび請求書作成技術モジュールを含み得る。信用供与限度計算機は、クライアントに関係する信用リスクに基づき、該供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を計算する。請求書作成エンジンは、該クライアントに対する該信用供与限度および該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、該クライアントに関係する請求書作成技術を自動的に修正し得る。商品供給エンジンは、該クライアントに関係する該請求書作成技術に基づき、該クライアントに提供される品または該供給者から該クライアントに提供される品のコストを管理し得る。
【0072】
本発明の様々な実施形態の構造および動作ならびに、本発明のさらなる実施形態、特徴、利点が、添付の図面を参照して以下に詳細に記述される。
【0073】
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して記述される。図面において、類似の参照番号は、同一の要素または機能的に類似の要素を示し得る。要素が最初に現れる図面は、一般的に、対応する参照番号における左端の数字によって示される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0074】
(発明の詳細な説明)
本発明は、特定の用途のための例示的な実施形態に関して本明細書に記述されているが、本発明はそれに限定されないことは理解されるべきである。本明細書において提供される教示にアクセスする当業者は、本発明の範囲内における追加の修正、用途、および実施形態、ならびに本発明が重要な有用性があるさらなる分野を認識する。
【0075】
(序論)
本明細書において記述される実施形態は、クライアントと供給者との間の取引に言及する。本明細書に記述される場合、クライアントは、企業、消費者、または企業および/または消費者のグループであり得る。供給者は商品をクライアントに提供する。当業者にとって明らかであるように、商品は物理的な品物に限定されない。むしろ、商品は、サービス、または品物とサービスとの組み合わせをも含み得る。さらに、供給者は、商品のフロー(flow)またはストリーム(stream)をも提供し得る。例えば、クライアントは小売業者であり得、供給者はインターネット広告サーバであり得る。そのような実施形態において、広告サーバは、進行中(例えば、繰り返しおよび/または定期的)に小売業者の販売促進をする広告を掲載し得る。別の例において、クライアントは小売業者であり得、供給者はラジオ広告サーバまたは映像広告サーバであり得る。そのような実施形態において、広告サーバは小売業者の注文に基づき広告を配信し得る。代わりにまたはさらに、供給者は、小売業者が顧客に販売する品物を提供し得る。しばしば、供給者は、適切な請求書作成方式(billing arrangement)を決定し、該請求書作成方式によって供給者は、供給者が提供した商品に対する請求を行い、結局は該商品に対する支払いを受け取る。
【0076】
種々の請求書作成方式を説明するときに、クライアントの資産利用可能性および供給者によって与えられる信用の基準として、預金要件および請求書作成の予測可能性を定義することが有用である。種々の請求書作成方式に対する預金要件は、所望の商品がクライアントに提供される前に、供給者に預けられなければならない資金をいう。請求書作成の予測可能性とは、供給者がクライアントに(クライアントの観点から)どの位予測可能に請求するかをいう。
【0077】
請求書作成方式の預金要件が増加すると、クライアントの資産のより多くが、商品の利益が実現する前に該商品に充当される。逆に、預金要件が下がると、供給者によってより多くの信用が与えられ、支払いをしないクライアントに関係する損失は増加する。
【0078】
請求書作成の予測可能性が増加すると、クライアントは、提供される商品に対する予算をより良くすることが可能であることによって利益を得る。しかしながら、請求書作成の予測可能性はまた、供給者に対してより大きなリスクという結果となる。なぜなら、クライアントは、請求される前にクライアントを制限する適切な管理がないことに起因してクライアントが出費する余裕がある以上のコストを費やし得るからである。
【0079】
しかしながら、供給者がクライアントのための資産利用可能性を増加することに強く関心をもつことに注意することは重要である。まず、資産利用可能性は、競合する供給者の中から決めるときクライアントの決定に影響を与え得る。さらに、資産利用可能性の増加はまた、商品に対するクライアントの需要の増加という結果になり、それによって供給者にとって追加の収益を生成する。従って、請求書作成方式の中から決定するときに、供給者は、負担するリスクに対して収益の増加の可能性を比較考察しなければならない。
【0080】
前払い請求書作成方式において、供給者が所望の製品の提供を開始する前に、クライアントは、一定額の資金を預けるように要求される。供給者が所望の商品を送達すると、クライアントの預金額は減少される。一旦預金が完全になくなると(または別の所定の最低額に達すると、供給者はクライアントに請求するか、または、クライアントが支払いを行う必要があることをクライアントに通知する。クライアントの預金が所定のレベルに戻るまで、供給者は所望の商品を提供することを再開しない。図1は、本発明の実施形態に従う前払い請求書作成方式における口座残高を例示するグラフ100を示す。
【0081】
図1は、TからTまでの期間を表す期間102、TからTまでの期間を表す期間104、TからTまでの期間を表す期間106をそれぞれ示す。波形110は期間102に対するクライアントの口座残高、波形112は期間104に対するクライアントの口座残高、波形114は期間106に対するクライアントの口座残高をそれぞれ表す。本明細書において定義される場合、口座残高は、顧客から供給者に支払うべき資金をいう。従って、図1に示されるように、前払い請求書作成方式において、クライアントは資金を預けることを強制されるため、クライアントは常に0以下の口座残高を有する。
【0082】
図1に示されるように、クライアントは時間Tに口座残高108を有する。口座残高108によって表される預金は、供給者が商品の所望のフローの提供を開始する前に、必要とされる最小限の預金であり得る。波形110によって示されるように、期間102の最後(すなわち、時間T)において、クライアントの預金は完全に使い果たされ、供給者はクライアントに請求し、口座残高が再び残高108に達する。図1に示されるように、そのようなプロセスは、一般に、期間104および106に関して繰り返す。
【0083】
また図1に示されるように、期間102、104および106は、実質的に異なる。従って、クライアントは、供給者によっていつ請求されるか予測し得ない。さらにクライアントはまた、商品のフローが受け取られる前に、供給者に対して預金を有し得なければならない。従って前払いシステムは、クライアント側において資産利用可能性を抑えるシステムである。さらに資金は、任意の商品が供給される前に、供給者に対して預けられるので、前払いシステムにおいて、信用は供給者によって与えられなく、クライアントは、資金の利用可能性の減少という重荷を負担しなければならない。信用閾値請求書作成方式または後払い請求書作成方式において、一旦クライアントの口座残高(すなわち、顧客が供給者に支払うべき金額)が信用供与限度にまたは信用供与限度の近く(所定の範囲内)に達すると、供給者はクライアントに請求する。この信用供与限度は、一定のままであり得るか、または時間と共に変化し得る。
【0084】
図2は、本発明の実施形態に従う後払い請求書作成方式または信用閾値請求書作成方式における口座残高を例示するグラフ200を示す。図2は、TからTまでの期間を表す期間204、TからTまでの期間を表す期間206を示す。後払い請求書作成方式において、一旦クライアント口座が信用供与限度に達すると、クライアントは請求される。上記の前払い請求書作成方式と対照的に、後払い請求書作成方式における口座残高は、常に0以上である。図2はまた、信用供与限度202および口座残高210、212および214を示す。図2に示されるように、信用供与限度202は、時間と共に、残高210から残高212に、そして最終的に214に変化する。
【0085】
クライアントの口座残高が上昇すると、時間Tにおいて口座残高210に達する。信用供与限度202が口座残高210において設定されるので、この時点でクライアントは請求される。時間Tにおいて口座残高に対して支払いを提供した後に、クライアントは、供給者に対する口座残高を進展させることを再開する。時間Tにおいて信用供与限度202は、口座残高212に増加され、クライアントがTのときに請求される口座残高210より大きい残高を獲得することを可能にする。時間Tにおいて信用供与限度202は、口座残高214に減少される。時間Tにおいてクライアントの口座残高は、残高214より大きいので、クライアントは時間Tにおいて請求される。
【0086】
信用供与限度202が変化する時間および信用供与限度202が変化する口座残高の両方の点において、信用供与限度202がクライアントの観点からは予測不能である。前払い請求書作成方式と同様に、クライアントは、供給者から支払いを要求される時期を知らない。しかしながら、前払い請求書作成方式と対比して、供給者が所望の商品を提供する前に商品に充当される資金を有しない。従って、後払い請求書作成方式は、所望の商品が提供された後にクライアントから資金が取られるので、クライアントに対してより大きな資産利用可能性を可能にする。供給者の観点から、後払い請求書作成方式は、前払い請求書作成方式に対して、クライントに生じる信用リスクの増加という結果となる。商品に対する支払いの前に商品を受け取る能力をクライアントに与えることによって、供給者は、クライアントが提供された商品に対する支払いをしないという、より大きなリスクを負う。しかしながら、クライアントに関係するリスクに応じて信用供与限度を変更することによって供給者のリスクを限定し、その結果、疑わしい危険なクライアントは、クライアントが余裕を持って支払い得るよりも高い残高に引き上げる機会を与えられない。
【0087】
前払い請求書作成方式は、信用供与限度が0に設定される信用閾値請求書作成方式または後払い請求書作成方式の特別なケースとして見られ得る。そのような前払い請求書作成方式において、供給者に預けられる金額が商品に対する需要をカバーすることを確実にするために、供給者は、しばしば、預けられた資金の一部分を予想外の大きな需要に対応するために用いられる予算に設定する。該予算が使い果たされない場合、該予算はクライアントによって次の預金に繰り越され得る。代替の前払い実施形態において、供給者は、代わりに、予想外の大きな需要の場合に、限定した信用をクライアントに与え得る。
【0088】
期末請求書作成方式において、供給者は、クライアントに信用供与の限度を与え、予測可能な時期にクライアントに請求する。例えば、供給者はクライアントに信用供与の限度を与え得、該信用供与の限度において、商品は予測可能な時期(例えば、ある月)に提供され、その時期末にクライアントに請求する。
【0089】
図3は、期末請求書作成方式を例示する例示的なグラフ300を示す。グラフ300は、TからTまでの期間を表す期間302、TからTまでの期間を表す期間304、TからTまでの期間を表す期間306を示す。一実施形態において、供給者は、時間T、T、およびTにおいてクライアントに請求する。さらなる実施形態において、期間302、304、および306は実質的に等しい。時間Tにおいて、クライアントは、口座残高308を獲得し、それに応じて請求される。時間Tにおいて、クライアントは、口座残高310を勘定書に記入し、これもまたそれに応じて請求される。図3に示されるように、口座残高310は口座残高308より実質的に大きい。従って、口座残高は、クライアントが請求される時期に影響しないで、クライアントは、最後の請求後の時間にのみ基づき、提供された商品に対して供給者が請求する時期を予測し得る。
【0090】
期末請求書作成方式は、クライアントに対してより大きな程度の資産利用可能性を提供する。期末請求書作成方式は、商品が送達される前にクライアントが資金を充当することを要求せず、供給者がクライアントに請求する時期は完全に予測可能である。
【0091】
しかしながら、期末請求書作成方式において、供給者は相対的に高い量の信用を与える。さらに、供給者はクライアントから支払いを受け取る前に商品を提供するので、クライアントは、口座の正確な残高、または請求期間の末にクライアントが支払いを要求される額を知り得ない。
【0092】
従って、前払い、後払い、および期末は、クライアントに与えられる種々の量の信用、および従って供給者が負う種々の量のリスクを伴う請求書作成方式である。前払い請求書作成方式において、供給者はクライアントにほとんどまたは全く信用を与えない。後払い請求書作成方式において、供給者はクライアントに制限された量の信用を与え、時間の経過と共に予測不可的にその制限を変更し得る。期末請求書作成方式において、供給者は、クライアントに無制限の量の信用を与え、予測可能な期間の末にクライアントに請求する。
【0093】
クライアントとの従来の取引において、供給者は、上記の3つの異なる請求書作成方式のうちの1つを用いることをしばしば決定し、クライアントとのすべての取引にわたってその方式を維持する。しかしながら、本明細書に記述される実施形態において、請求書作成パラメータは、条件が変化すると更新される。
【0094】
請求書作成技術は、クライアントと供給者との間の相互作用に影響する様々な請求書作成パラメータを含む。請求書作成パラメータは、例えば、かつ限定することなく、クライアントに与えられる信用供与限度、請求書作成の頻度、販売された品のコスト、および未処理の注文の限度(以下にさらに記述されるように、例えば、ラジオ広告または映像広告に対する)を含む。一実施形態において、請求書作成技術の請求書作成パラメータは、クライアントに関係する信用リスクに基づき更新される。
【0095】
上記のように、クライアントは、1人の消費者または1つの企業のほかに消費者および/または企業のグループであり得る。より詳細には、消費者および/または企業のグループは、そのメンバーが関連したリスクを有する場合、クライアントと考えられる。換言すると、クライアントのメンバーに関係するリスクは、クライアントおよび全体としてのクライアントの他のメンバーに関係するリスクを示し得る。多数のメンバーのクライアントに関係するリスクを評価するときに、リスクは、各個人のメンバーのほかに、全体としてのクライアントの観察に基づき計算され得る。従って、各メンバーの個人の勘定よりはむしろ単一の信用勘定がクライアントのために設けられ得る。例えば、1つの取引先が、複数の企業を代表して、供給者になされる支払いに責任を有し得る。このシナリオにおいて、企業のうちの1つに対する取引先のリスクは、別の企業に対する取引先のリスクを示すので、複数の企業は、単一のクライアントに分類される。
【0096】
クライアントに関係するリスクは、従来の信用チェックを用いることによって決定され得る。しかしながら、クライアントに対して信用チェックを実施することは、しばしば費用がかり、時間効率がよくない。このことは、信用チェックの自動的な要求が典型的にはオプションではないので、クライアントが供給者とインターネットを介して対話するとき、特に問題である。さらに、クライアントに関係するリスクを動態的に更新することは、さらなる遅延およびコストを起こす結果となり得る。
【0097】
あるいは、クライアントに関係するリスクは、供給者自身によって決定され得る。そのような供給者は、例えば、かつ限定することなく、商品に対する長期の需要と短期の需要との比較、支払いの保証形態の存在、クライアントへの商品の将来の供給を有することの正味の現在の価値、およびクライアントの支払い履歴などの観察を行い得る。商品に対する最近の需要において劇的な変化がある場合、そのことは、クライアントは、不安定で、従って高いリスクであることを示し得る。支払いの保証形態(すなわち、クライアントが支払いを遅らせるかまたは支払わない場合、供給者によってアクセスされ得る支払いの形態)の存在は、クライアントに関係するリスクを減少させる。保証支払いの形態の例は、クレジットカード、銀行口座および現金残高を含むがこれらに限定されない。クライアントの支払い履歴は、クライアントが供給者からの請求書に対していかに迅速に支払うかに関係する。請求書と実際の支払いとの間の遅延が増加すると、クライアントに関係するリスクもまた増加する。
【0098】
リスク評価は、リスクを評価するために用いられる様々な基準が定期的に観察されるように自動化され得る。さらにまたは代わりに、リスク評価は、イベントベースであり得る。例えば、クライアントが消費者に販売する新しい品物を発売する場合、イベントベースのリスク評価が実行され得る。一般に、ミクロ経済イベントおよび/またはマクロ経済イベントに関係するイベントを含むがこれらに限定されない多くの種々の種類のイベントが、リスク評価をトリガするように用いられ得る。例えば、リスク評価をトリガするイベントは、クライアントに特有であり(利益報告書、株価変化、倒産イベントの公表など)、クライアントの産業に特有であり(産業の実績を示す経済データなど)、および/または経済全般に特有であり(株式取引指標、政府経済データなど)得る。当業者にとって明らかなように、リスク評価は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアまたはそれらの任意の組み合わせを用いて、部分的または全体的にインプリメントされ得る。
【0099】
リスク評価の結果は、供給者とクライアントとの間の請求書作成技術における請求書作成パラメータの更新となり得る。例えば、販売される品のコストは、リスク評価の結果に基づき更新され得る。販売される品のコストを調整するときに、信頼性ある(例えば、低リスクの)クライアントは、製造するのにより費用がかかるが、供給者にとってより利益もある商品にアクセスすることが与えられる。そのような商品はクライアントによって所望されると想定される。高リスクのクライアントが高コストの品に支払いを行なう可能性はより低く、より低いコストの品と比較して供給者にとって損失の増加という結果となるので、高コストの品にアクセスすることは高リスクのクライアントに限定され得る。例えば、信頼性ある小売業者との取引において、当業者によって理解されるように、広告サーバは、低コストの販売される品を有するオンライン広告と比較して高コストの販売される品を有する、シンジケート組織にされた広告、映像広告、および/または印刷広告を可能にし得る。
【0100】
供給者がクライアントに快く与える信用供与限度は、クライアントに関係する評価されたリスクに基づき、増加または減少され得る。アドホックな請求書作成の頻度は、リスク評価に基づき調整され得る。高リスククライアントに関して、請求書作成の頻度は、損失から供給者を守るために増加され得る。前払い請求書作成方式、後払い請求書作成方式および期末請求書作成方式の要素は、本発明の実施形態に従って、融通性ある請求書作成技術を形成するために、組み合わされ得る。融通性ある請求書作成技術の動作は、図4を参照して記述される。
【0101】
図4は、クライアントと供給者が融通性ある請求書作成技術において事業を行うように、クライアントの口座残高を示す例示的なグラフ400を示す。グラフ400は、信用供与限度402、期間404、406、408および410、ならびに波形412を含む。波形412は、クライアントの口座残高を表現する波形である。融通性ある請求書作成技術は、クライアントが小売業者で、供給者がインターネット広告サーバである実施形態に関して記述される。しかしながら、当業者に明らかなように、そのような請求書作成技術は、薬局への医薬の供給、航空機への燃料補給などの、供給者がクライアントに商品のフローを提供する他の分野においてもインプリメントされ得る。図4の実施形態において、請求書作成パラメータにおける変化は、小売業者に関係するリスクの定期的基準および/またはイベント基準の成果の結果である。
【0102】
期間404の間、小売業者の請求書作成技術は、図1に関して記述されるような前払い請求書作成方式に大体同様な前払い行為を示す。一実施形態において、小売業者は、広告サーバに対して相対的に新しく、広告サーバに対してまだ信用を得ていない。あるいは、小売業者は広告サーバによって相対的に高い信用リスクを有するとして指定され得る。上記のように、前払い方式は、小売業者に与えられる信用がほとんどないかまたは全くないことを伴う。図4に示されるように、信用供与限度402は、期間404の間中実質的に0であり、広告サーバが小売業者に信用を与えていないことを示す。期間404の間中広告サーバは、小売業者に関係する信用リスクも評価する。期間404の末に、広告サーバは、小売業者が信用の増加に値することを決定する。
【0103】
従って、期間406において、小売業者の請求書作成技術は、一部前払い一部後払い行為を示す。そのように、一旦口座残高が0に達すると小売業者は請求され得るが、またプラスの口座残高を獲得することも許され得る。図4に示されるように、信用供与限度402は期間406において増加を開始し、広告サーバが小売業者に与える信用を示す。しかしながら、小売業者が信用を与えられるとしても、期間406における請求書作成技術は、ある前払い行為を示し得る。例えば、時間Tにおいて、口座残高が前払い方式と同様に再びマイナス(すなわち、口座残高より大きい金額)となり、小売業者は請求される。
【0104】
あるいは、小売業者が時間Tにおいて特に請求されないとしても、マイナスの残高は、小売業者によりなされる口座残高より大きいアドホックな支払いに起因し得る。そのような支払いは、口座残高が信用供与限度に達する前になされ得る。マイナスの残高が次の支払いの期限まで時間を効果的に延長するので(すべての他のパラメータが等しいままであれば)、そのような支払いは、小売業者が支払う時期および額に関して小売業者に融通性を提供する。図4に明確に例示されていないが、小売業者は、請求書作成技術の各異なる期間404、408、および410中に同様な方法でアドホックな支払いをなし得る。
【0105】
期間406の末において、広告サーバは、小売業者に信用の増加した額を提供することを決定する。従って、期間408において、請求書作成技術は、後払いまたは信用閾値請求書作成行為を示す。小売業者は、口座残高が信用供与限度402に達するたびに、請求される。さらに、信用供与限度402は、期間406中に増加し、広告サーバが増加した量の信用を小売業者に与えることによって、請求書作成パラメータを変更することを示す。図4は、期間406中に概して単調に増加する信用供与限度402を示すが、信用供与限度402はまた、図2の信用供与202と同様に、予測不能的に変化し得るが、なおも大体増加する傾向を有する。
【0106】
期間410の閾値に、小売業者の請求書作成技術は期末の行為を示す。図4に示されるように、広告サーバは、例えば、毎月末などのように予測可能なときに小売業者に請求する。しかしながら、期間410中における請求書作成技術は、図3を参照して記述されるように純粋な期末請求書作成方式ではない。期末請求書作成方式とは異なり、期間410における請求書作成技術は、信用供与限度402をなおも含む。信用供与限度402は、期間410が進行するに従い増加する。従って、時間が経過し、リスク評価はクライアントが信頼性あることを示すと、信用供与限度402は、より大きくなり、それによって妥当性が次第に減少し、請求書作成技術は、純粋の期末請求書作成方式に近づくように移動する。小売業者の信用リスクが減少するにつれ、期末請求書作成技術の期間の長さはまた増加される。
【0107】
図4の実施形態は、小売業者および広告サーバがそれらの請求書作成技術において顕著な変化を技術するように、小売業者の口座残高を示す。請求書作成技術は、信用をほとんどまたは全く有しない小売業者に一致する行為を示すことから、広告サーバに対して相対的に高い信用を有する小売業者に一致する請求書作成技術に変化する。さらにまたはあるいは、広告サーバはまた、上記のように、信用供与限度以外に請求書作成技術の請求書作成パラメータを徐々に更新し得る。例えば、期間404内において、広告サーバは、小売業者の広告を提供するために必要とされる最小限の預金を減少させ得る。さらに変化する期間406(すなわち、一部前払い一部後払い部分)において、広告サーバは、信用供与限度402を増加させる速度を調整し得る。従って、図4に例示される融通性ある請求書作成技術は、リスク評価に起因する、小売業者と広告サーバとの間の請求書作成技術のパラメータにおける一連の徐々の変化として見られ得る。
【0108】
当業者によって理解されるように、定期的なリスク評価は、高リスクを示すクライアントに関係する信用を徐々に減少させるためにも用いられ得る。図9は、クライアントと供給者が融通性ある請求書作成技術において事業を行うときに、クライアントの口座残高を示す例示的なグラフ900を示し、この場合クライアントに関係する信用が減少する。口座残高902によって例示されるように、請求書作成技術は最初に期末の行為を示す。同時に、信用供与限度904は、徐々に増加する。しかしながら、時間Tにおいて、クライアントは高リスクを示し始める。従って、この例における信用限度は、額において減少し始める。図9に例示されるように、請求書作成技術はまた、信用限度が減少するにつれ変化し得る。例えば、請求書作成技術は期末の行為から後払い行為に変化し得る。
【0109】
図4に戻ると、図4に関して記述される融通性ある請求書作成技術は、クライアントにプラスの技術を提供する一方、供給者に対するリスクを管理する。リスク管理の他の形態も、代替案としてまたは図4に関して記述される融通性ある請求書作成技術の他に用いられ得る。リスク管理のこれらの形態の一部は図5に例示される。図5は、クライアントが小売業者で供給者がインターネット広告サーバである実施形態に関して記述される。しかしながら当業者は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、該記述が他のクライアント/供給者の配列に適用することを認識する。
【0110】
図5は、広告サーバが小売業者との取引に関係するリスクを管理するときに、小売業者の口座残高を例示する例示的なグラフ500を示す。図5に示されるように、小売業者は5月1日における口座残高に対して請求される。口座残高504は信用供与限度516未満である。しかしながら、5月1日と6月1日との間に、クライアントの口座残高が信用供与限度516におけるかまたはその近くの閾値に達する。応答して、広告サーバは周期外の支払い要求またはアドホックな支払い要求を実行する。図5に示されるように、請求書作成期間の末まで待つ代わりに、一旦口座残高が信用供与限度516に達すると、広告サーバは、小売業者に請求する。支払いの保証形態が利用可能である場合、供給者は支払いの保証形態から未払いの残高またはその一部を回収し、口座残高は減少する。図5に示されるように、アドホックな請求書の結果として、口座残高は、信用供与限度516未満に減少し、広告サーバに対する不払いのリスクは減少する。一実施形態において、閾値は信用供与限度に等しい。別の実施形態において、負担を減少させ得るように、閾値は信用供与限度よりわずかに下である。この実施形態において、閾値と信用供与限度との間に払込猶予期間が存在し、払込猶予期間中にサービスが継続し、自動的なクレジットカードのリトライおよび/または顧客のアドホックな支払いに対する要求を可能にする。
【0111】
6月1日に小売業者は、口座残高502に対して予測可能な方法で請求される。6月1日と7月1日との間に、小売業者の口座残高は、信用供与限度516に再び達する。しかしながら、この場合、広告サーバがアドホックな請求書作成を試み小売業者の口座残高が減少しないとき、支払いの保証形態は利用可能でない。応答して、広告サーバは小売業者の広告を抑え得る。小売業者の広告を抑えるとき、広告サーバは、小売業者の広告が提供されるレートを減少させる。図5に示されるように、波形510の傾き(すなわち、信用供与限度額閾値に達する前の口座残高)は、波形512の傾き(すなわち、信用供与限度額閾値に達した後の口座残高)より大きく、小売業者の広告が提供されるレートが減少したことを示す。小売業者の広告は、期間508に対して抑えられたままである。期間508の後に、小売業者の口座残高は所定のレベル513に達する。この点において、広告サーバは、小売業者に対する広告を提供することを完全に停止する。図5に示されるように、波形514の傾きは、実質的に0で、広告サーバが小売業者の広告を提供することを停止したことを示す。
【0112】
この方法で広告の表示を抑えおよび/または停止することは、広告サーバが追加の広告に対する可能性のある不払いによるあらゆる追加のリスクを最小限にすることを可能にする。広告の表示を抑えおよび/または停止することはまた、クライアントがその信用供与限度を超えているというメッセージをクライアントに送り、広告の表示が再開されるようにクライアントに対して残高の支払いを促す。
【0113】
一実施形態において、広告は、インターネット広告よりはむしろラジオ広告および/または映像広告である。ラジオ広告および/または映像広告に対して、クライアントは注文(コミットメントともいわれる)を出し、広告を実施し広告に対して支払う。一旦注文が出されると、供給者は広告の実施を抑えることは不可能であり得る。供給者は、次いで、リスクを受け入れる。なぜなら、広告が実施されたという確認(例えば、テアシート(tear sheet)によって)が広告発行者から受領されるまで、クライアントは、請求され得ないからである。この遅延は重要であり得る。それで、クライアントに関係するリスクが増加し始める場合、供給者は、広告の実際の表示を抑えるよりはむしろクライアントに対して利用可能な注文を抑え得る。
【0114】
一旦クライアントに関係するリスクが減少すると、抑えは解放され得、または、商品の供給が完全に停止されている場合は、再開され得る。クライアントが、以前に必要であった要件より多くの制限的な要件を満たしたとき、リスクの減少は起り得る。例えば、クライアントは支払いの追加の保証形態を提供するよう要求され得る。別の実施例において、クライアントは、クライアントの信用リスクが増加するイベントの前の場合よりも制限的な請求書作成技術の下で運営することを要求され得る。
【0115】
従って、図5の実施形態において、信用供与限度に達することは閾値行動に達することであり、このことは、広告サーバからの即時の反応を起こす結果となる。あるいは、請求書作成技術におけるそのような劇的な変化は、図4に例示される融通性ある請求書作成技術を用いることによって回避され得る。そのような実施形態において、小売業者と広告サーバとの間の請求書作成技術はより徐々に更新され得る。例えば、図5に示されるように、小売業者からの広告に対する需要は、5月1日と6月1日との間の他の請求書作成期間と比較して急激に増加する。需要のこの急激な増加を観察した後に、広告サーバは、それに応じて、1つ以上の請求書作成パラメータを更新し得る。広告サーバは、例えば、小売業者の広告をより早く抑え始め得る。そのような場合、信用供与限度に達する前であっても、小売業者の広告は抑え得る。広告サーバはまた、信用供与限度を下げるか、かつ/またはアドホックな請求書を実行し得る。あるいは、口座残高における増加が小売業者の状態における増加に対応する場合、例えば、広告サーバは信用供与限度を増加し得る。
【0116】
逆に、広告サーバが相対的に大量の請求書作成サイクルを観察する場合であっても、広告に対する小売業者の需要が相対的に一定のままであり、かつ/または小売業者に関係する相対的に低いリスクを示す他の観察をする、場合、広告サーバは、信用供与限度を増加させ、アドホックな請求書を減少させるかまたは除去し、かつ/または小売業者の広告の抑えを減少させ得る。
【0117】
従って、クライアントに関係するリスクの定期的またはイベントベースの評価の使用によって、請求書作成技術はリアルタイムで更新され得る。そのような請求書作成技術において、クライアントは次いで、供給者に対して信用を築くことが効果的に許可される。さらに、請求書作成パラメータがクライアントに有利に(すなわち、信用供与限度額の増加、請求書作成の頻度の減少など)更新される場合、クライアントは、商品に対してより多くの支払いをする傾向があり得る。従って、融通性ある請求書作成技術は、供給者に対して最も多くの収益を生成するクライアントであって、それらのクライアントを有利な請求書作成パラメータに値するものとして供給者が選ぶことを可能にし、それによって、信頼性あるクライアントからの収益を最大にする。また、請求書作成パラメータを調整することによって、供給者は、より信頼性の少ないクライアントに関係するリスクを管理し得る。
【0118】
さらに、請求書作成パラメータはクライアントの要望次第であり得る。例えば、信用供与限度が増加され得ることをリスク評価が示すとしても、クライアントは、そのような増加に対し予算化するために必要な資金を有しないことを決定し得る。そのような場合において、供給者は、信用供与限度がクライアントによって指定された限度を超えて増加しないように、信用供与限度を与え得る。
【0119】
図6は、本発明の実施形態に従って、供給者のリスクエクスポージャーを管理し、クライアントに商品を提供するためのコンピュータインプリメントされたシステム600を示す。システム600は、クライアントモジュール604を含むクライアントリスク評価および規則エンジン602と、信用モジュール606と、請求書作成技術モジュール608とを含む。クライアントモジュール604は、口座データベース610および請求書作成エンジン612に結合される。請求書作成技術モジュール608は、請求書作成エンジン612および商品供給エンジン614に結合される。商品供給エンジン614は商品データベース616に結合される。信用モジュール606は、信用供与限度計算機618およびクライアントインタフェース620に結合される。クライアントインタフェース620は、商品データベース616に結合される。システム600の動作は、図7を参照して記述される。
【0120】
当業者によって理解されるように、システム600の要素の各々は、サーバとして、または他の場合には、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアもしくはそれらの任意の組み合わせとしてインプリメントされ得る。システム600の各要素は、インターネットなどの通信ネットワークの使用を介してシステム600の他の要素に結合され得る。例えば、クライアントリスク評価および規則エンジン602は、クライアントモジュール604と、信用モジュール606と、請求書作成技術モジュール608とを単一のユニットの中に概念的に含むように示される。しかしながら、クライアントリスク評価および規則エンジン602、クライアントモジュール604、信用モジュール606、および請求書作成技術モジュール608の各々は、別々のサーバとしてインプリメントされ、インターネットまたは他の通信ネットワークを介して一緒に結合され得る。さらにまたは代わりに、口座データベース610および請求書作成エンジン612などの他の要素は、別々のサーバとしてインプリメントされ、インターネットまたは他の通信ネットワークを介して一緒に結合され得る。
【0121】
図7に示されるように、供給者のリスクエクスポージャーを管理するための例示的な方法700が提供される。当業者にとって明らかであるように、そのような方法は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせの使用によって自動化され得る。方法700は、クライアントが小売業者で、供給者がインターネット広告サーバである実施形態に関して記述されるが、上記のように、そのような方法は他のシナリオに適用され得る。方法700は、図6を参照して記述されるが、その事に限定されない。
【0122】
方法700は、ステップ702で開始する。ステップ702において、請求書作成技術は、小売業者と広告サーバとの間で開始される。一実施形態において、請求書作成技術を開始することは、小売業者の口座を設立すること、および/または商品を小売業者に提供することを伴い得る。例えば、図6のシステム600において、クライアントモジュール604は、口座データベース610に小売業者のための口座を作り得る。小売業者が、相関リスクを有するメンバーの既存のグループのメンバー(すなわち、上記のクライアント)でない場合、新しい口座が設立され得る。あるいは、小売業者が、相関リスクを有するメンバーの既存のグループのメンバーである場合、小売業者はそのグループのメンバーとして追加され得る。さらに、広告サーバは、商品データベース616に小売業者の広告を格納し得る。広告サーバは、商品供給エンジン614を介して格納された広告を提供し得る。
【0123】
ステップ704において、請求書作成パラメータは小売業者に対して設定される。上記のように、請求書作成パラメータは信用供与限度を含み得る。一実施形態において、信用が小売業者に与えられないように、信用供与限度は最初に0に設定され得る。例えば、図6のシステム600において、信用モジュール606は、信用供与限度計算機618によって計算される信用供与限度に基づき信用供与限度を設定し得る。別の実施形態において、商品が高コストまたは低コストの販売される品を有するように、広告サーバは、品のコストを設定し得る。例えば、請求書作成技術モジュール608は、商品供給エンジン614を介して小売業者の広告のシンジケート組織を減少することによって、低コストの販売される品を設定し得る。請求書作成技術モジュール608は、商品供給エンジン614を介して、シンジケート組織を増加させるか、あるいは映像広告および/または印刷広告を提供することによって、販売される品のコストを増加させ得る。
【0124】
ステップ706において、小売業者に関係する信用リスクが評価される。信用リスクは、定期的、かつ/またはイベントの発生時に基づき評価され得る。一実施形態において、小売業者に関係するリスクは、小売業者による商品に対する需要の見直し、小売業者による広告サーバに対する出費、および広告サーバに対する小売業者の支払い履歴のうちの少なくとも1つに基づく。イベントの発生は、例えば、かつ限定することなく、貨幣化と、小売業者からの注文と、所定の期間後のインボイスに対する不払いまたは一部支払いと、全信用リスクによる信用供与限度の所定の割合を超えることとを含み得る。例えば、図6のシステム600において、クライアントリスク評価/規則エンジン602は、信用モジュール606を用いて小売業者に関係するリスクを評価し得る。一実施形態において、小売業者に関係する信用リスクは、上記のように、例えば、しかし限定することなく、広告に対する長期の需要と短期の需要との比較、支払いの保証形態の存在、および小売業者の支払い履歴の様々な基準に基づき評価され得る。
【0125】
ステップ708において、1つ以上の請求書作成パラメータが変更されるべきかどうかについて決定される。一実施形態において、1つ以上の請求書作成パラメータは、ステップ706おいて評価される信用リスクに応答して変更され得る。上記のように、請求書作成パラメータは、信用供与限度、請求書作成の頻度、および販売される品のコストを含み得る。一実施形態において、広告サーバが小売業者に快く提供する信用供与限度は、小売業者に関係するリスクの減少に応答して増加し得る。あるいは、広告サーバが小売業者に快く提供する信用供与限度は、小売業者に関係するリスクの増加に応答して減少し得る。図6のシステム600において、請求書作成技術モジュール608は、1つ以上の請求書作成パラメータが変更されるべきかどうかを決定し得る。一実施形態において、請求書作成モジュール608は、信用供与限度および/または請求書作成の頻度が変更されるべきかどうかを決定し得る。
【0126】
ステップ710において、請求書作成技術自体が変更され得る。一実施形態において、請求書作成技術を変更することは、より低い信用供与限度を有する請求書作成技術からより高い信用供与限度を有する請求書作成技術に請求書作成技術を変更することを含み得る。例えば、請求書作成技術を変更することは、前払い請求書作成技術を一部前払い一部後払い請求書作成技術に変更すること、信用閾値請求書作成技術を期末請求書作成技術に変更すること、期末請求書作成技術に対する期間の長さを増加させること、または、信用閾値請求書作成技術に対する信用供与限度を増加させることを含み得る。
【0127】
あるいは、請求書作成技術を変更することは、より高い信用供与限度を有する請求書作成技術からより低い信用供与限度を有する請求書作成技術に、請求書作成技術を変更することを含み得る。例えば、請求書作成技術を変更することは、一部前払い一部後払い請求書作成技術を前払い請求書作成技術に変更すること、または期末請求書作成技術を信用閾値請求書作成技術に変更することを含み得る。
【0128】
さらなる実施形態において、請求書作成技術モジュール608は、図4を参照して記述されるように、小売業者とインターネット広告サーバとの間の請求書作成技術を前払い請求書作成方式に類似の行為を示す請求書作成技術から、さらに一部前払い一部後払い行為を示す技術に請求書作成技術を変更し得る。
【0129】
図7に示されるように、請求書作成パラメータまたは請求書作成技術のいずれかが変更を必要とする場合、方法700は、ステップ704に戻る。そのように、請求書作成パラメータは、ステップ708および710の決定に相応するように保たれ得る。例えば、請求書作成技術が変更される場合、信用供与限度は、初期の信用供与限度より高いかまたは低いように設定され得る。例えば、図6のシステム600において、信用モジュール606は、請求書作成技術モジュール608によって決定される請求書作成技術における変化に相応する更新されたレベルに小売業者の信用供与限度を設定し得る。さらにクライアントインタフェース620は、信用供与限度の増加など請求書作成パラメータにおける変更の承認を小売業者に要求するために用いられ得る。決定された信用供与限度が小売業者によって要求される信用供与限度より高い場合の一実施形態において、信用供与限度は、小売業者によって要求される信用供与限度において与えられ得る。さらに、販売される品のコストは管理され得る。そのような実施形態において、品のコストは、ステップ708において変更される請求書作成パラメータに基づき、高くまたは低く設定され得る。商品供給エンジン614は、小売業者にとって使用可能な販売される品のコストを変更し得る。例えば、商品供給エンジン614は、シンジケート組織の広告、映像広告、および/または印刷広告を利用可能にするかまたは利用可能性を制限し得る。
【0130】
オプションのステップ712において、中間の行動が取られる。中間の行動は、例えば、かつ限定することなく、アドホックな請求書を実行することまたは小売業者がアドホックな支払いをすることを可能にすることを含み得る。小売業者は、小売業者のリスクレベルおよび/または信用供与限度の指標が提供され得る。クライアントが複数の小売業者など複数のエンティティを含む実施形態において、指標は、1つのクライアントにエンティティを分類するために用いられるリスク相関がエンティティのうちの任意の1つから少なくとも部分的に隠されるような方法でクライアントに提供され得る。さらに、中間の行動は、請求書作成パラメータにおける起こり得る変化を小売業者に通知することを伴い得る。小売業者は、広告サーバが小売業者の信用供与限度を快く増加させることを通知され、小売業者がより高い信用供与限度に適格であることを連絡され得る。あるいは、小売業者は、広告サーバが信用供与限度を減少させたことを通知され得る。信用供与限度は、小売業者によって要求される信用供与限度未満に減少され得る。信用供与限度が小売業者の口座残高未満に減少された場合、中間の行動は、口座残高を新しい信用供与限度未満にするために支払の保証形態からの集金をさらに含み得る。
【0131】
小売業者はまた、広告サーバが小売業者に快く与える信用供与限度を増加させる保証機構または支払いの保証形態を提供され得る。支払いの保証形態は、保持されるクレジットカードまたは現金残高を含み得るがそれに限定されない。そのような実施形態において、請求書作成パラメータ(例えば、信用供与限度)は変更され得、請求書作成技術の一般的行為は保持され得る。さらなる実施形態において、保証機構は、例えば、保持されたクレジットカードに請求すること、現金残高を使い果たすこと、または保証人に対して行動を起こすことによって、動作され得る。支払いの保証形態がうまくいかない場合、供給者は、否定的に反応し得、将来の信用リスク計算にこの情報を適用し得る。
【0132】
一実施形態において、小売業者に関係するリスクが減少すると、保証機構も供給者によって除去され得る。別の実施形態において、クライアントが支払いの保証形態を除去するときに、中間の行動は供給者によって取られる反応であり得る。これが発生するとき、供給者は、例えば、かつ限定することなく、信用供与限度を減少させるか、またはなおも利用可能な支払いの保証形態に対して行動することによって、反応し得る。
【0133】
ステップ712における中間の行動は、小売業者の評価された信用リスクの変化に基づき、行動をとることを含み得る。例えば、広告サーバが商品を小売業者に提供するレートは、減少され(すなわち、絞られ)、または小売業者の評価された信用リスクの変化に応答して完全に停止され得る。
【0134】
図6のシステム600において、クライアントインタフェース620は、信用供与限度および/または小売業者の信用リスクの変化に関して小売業者に通知するために用いられ得る。さらに、小売業者は、クライアントインタフェース620との対話によって保証機構を追加し得る。請求書作成エンジン612は、次いで、追加された保証機構に対して動作し得る。さらにまたは代わりに、商品供給エンジン614は、クライアントリスク評価/規則エンジン602によって評価される信用リスクに基づき、小売業者の広告を絞るかまたは小売業者の広告を提供することを完全に停止し得る。
【0135】
ステップ714において、支払いは、請求書作成パラメータおよび/または請求書作成技術に従って、小売業者から受け取られる。例えば、請求書作成エンジン612は、請求書作成パラメータに従って小売業者に請求し得る。請求書作成エンジン612はまた、口座データベース610を更新し得、いつ小売業者が請求書に対して支払いをしたかを示す。
【0136】
本発明の局面、例えば、実施例の方法700もしくはシステム600、または任意のその部分もしくは機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその組み合わせを用いてインプリメントされ得、1つ以上のコンピュータシステムまたは他の処理システムおいてインプリメントされ得る。しかしながら、本発明によって実行される操作は、しばしば追加または比較などの用語で言われ、それらは一般に、人間のオペレータによって行なわれる精神的な作用に関係する。本明細書に記述され、本発明の一部を形成するどの動作においても、人間のオペレータのそのような能力は、必要でないし、ほとんどの場合、望ましくない。むしろ、該動作は機械の動作である。本発明の動作を実行するための有用な機械は汎用ディジタルコンピュータまたは類似のデバイスを含む。
【0137】
実際、一実施形態において、本発明は、本明細書において記述される機能性を実行する能力のある1つ以上のコンピュータシステムに関する。コンピュータシステム800の例は、図8に示される。
【0138】
コンピュータシステム800は、プロセッサ804などの1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサ804は、通信インフラストラクチャ806(例えば、通信バス、クロスオーババー、またはネットワーク)に接続される。様々なソフトウェアの実施形態は、この例示的なコンピュータシステムの観点から記述される。この記述を読んだ後に、当業者には他のコンピュータシステムおよび/またはアーキテクチャを用いて本発明をインプリメントする方法が明らかとなる。
【0139】
コンピュータシステム800は、ディスプレイユニット830に表示するために、通信インフラストラクチャ806(または図示されていないフレームバッファ)からグラフィックス、テキストおよび他のデータを送るディスプレイインタフェース802を含み得る。
【0140】
コンピュータシステム800はまた、メインメモリ808、好ましくはランダムアクセスメモリ(RAM)を含み、また補助メモリ810も含み得る。補助メモリ810は、例えば、ハードディスクドライブ812および/またはフロッピー(登録商標)ディスクドライブを表す取外し可能ストレージドライブ814と、磁気テープドライブと、光ディスクドライブなどとを含み得る。取外し可能ストレージドライブ814は、周知の方法で、取外し可能ストレージユニット818から読み取り、該ストレージユニットに書き込む。取外し可能ストレージユニット818は、取外し可能ストレージドライブ814によって読み取られ、該ストレージドライブによって書き込まれる、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、光ディスクなどを表す。理解されるように、取外し可能ストレージユニット818は、媒体に格納されるコンピュータソフトウェアおよび/またはデータを有するコンピュータ使用可能な媒体を含む。
【0141】
代替の実施形態において、補助メモリ810は、コンピュータプログラムまたは他の命令がコンピュータシステム800にロードされることを可能にするための他の類似したデバイスを含み得る。そのようなデバイスは、例えば、取外し可能ストレージユニット822およびインタフェース820を含み得る。そのようなものの例は、プログラムカートリッジおよびカートリッジインタフェース(ビデオゲームデバイスに見出されるようなもの)と、取外し可能メモリチップ(消去可能プログラム可能読出し専用メモリ(EPROM)またはプログラム可能読出し専用メモリ(PROM)など)および関係するソケットと、ソフトウェアおよびデータが取外し可能ストレージユニット822からコンピュータシステム800に転送されることを可能にする他の取外し可能ストレージユニット822およびインタフェース820とを含み得る。
【0142】
コンピュータシステム800はまた、通信インタフェース824も含む。通信インタフェース824は、ソフトウェアおよびデータがコンピュータシステム800と外部のデバイスとの間で転送されることを可能にする。通信インタフェース824の例は、モデムと、ネットワークインタフェース(Ethernet(登録商標)カードなど)と、通信ポートと、Personal Computer Memory Card International Association(PCMCIA)スロットおよびカードなどとを含み得る。通信インタフェース824を介して転送されるソフトウェアおよびデータは、電子信号、電磁信号、光信号、または、通信インタフェース824を介して受け取られることが可能な他の信号であり得る信号828の形態である。これらの信号828は、通信経路(例えば、チャネル)826を介して通信インタフェース824に提供される。このチャネル826は、信号828を運び、ワイヤまたはケーブル、光ファイバ、電話線、セルラリンク、無線周波数(RF)リンクおよび他の通信チャネルを用いてインプリメントされ得る。
【0143】
本文書において、用語「コンピュータプログラム媒体」および「コンピュータ使用可能媒体」は、取外し可能ストレージドライブ814およびハードディスクドライブ812にインストールされたハードディスクなどの媒体を一般的に言うために用いられる。これらのコンピュータプログラム商品はコンピュータシステム800にソフトウェアを提供する。本発明は、そのようなプログラム製品に関する。
【0144】
コンピュータプログラム(コンピュータ制御論理とも呼ばれる)は、メインメモリ808および/または補助メモリ810に格納される。コンピュータプログラムはまた、通信インタフェース824を介しても受け取られ得る。そのようなコンピュータプログラムは、実行されたとき、本明細書において論議されるように、コンピュータシステム800が本発明の特徴を実行することを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、実行されたとき、プロセッサ804が本発明の特徴を実行することを可能にする。従って、そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム800のコントローラを表す。
【0145】
本発明がソフトウェアを用いてインプリメントされる実施形態において、該ソフトウェアは、コンピュータプログラム商品に格納され、取外し可能ストレージドライブ814、ハードドライブ812または通信インタフェース824を用いてコンピュータシステム800にロードされ得る。制御論理(ソフトウェア)は、プロセッサ804によって実行されたとき、本明細書に記述されるように、プロセッサ804が本発明の機能を実行するようにさせる。
【0146】
別の実施形態において、本発明は、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェアコンポーネントを用いて主としてハードウェアにおいてインプリメントされる。本明細書に記述されるような機能を実行するようなハードウェア状態機械のインプリメンテーションは、当業者にとって明らかである。
【0147】
さらに別の実施形態において、本発明は、ハードウェアおよびソフトウェアの両方の組み合わせを用いてインプリメントされる。
【0148】
(結論)
本発明の例示的な実施形態が提示された。本発明はこれらの実施例に限定されない。これらの実施例は、本明細書に例示の目的のために提示され、限定するためではない。代替案(本明細書に記述されたものの均等物、拡張、変形、逸脱などを含む)は、本明細書に含まれる教示に基づき、当業者にとって明らかである。そのような代替案は、本発明の範囲内および精神内に含まれる。従って、本発明は、上記の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、以下の項目および均等物に従ってのみ定義されるべきである。
【0149】
さらに、本発明の機能性と利点を強調する添付物に例示された図が例示の目的のみのために提示されることは理解されるべきである。本発明のアーキテクチャは、本発明が添付の図に示される以外の方法で用いられ(および誘導され)得るように、十分に融通性があり、構成可能である。
【0150】
さらに、上記の要約の目的は、米国特許商標庁、ならびに一般大衆および特に、特許用語もしくは法律用語または語法に不慣れな当該分野の科学者、技術者、開業者が、大まかな閲覧から本出願の技術的な開示の性質および本質を迅速に決定することを可能にすることである。
【図面の簡単な説明】
【0151】
【図1】図1は、前払い請求書作成方式を例示するグラフである。
【図2】図2は、後払い請求書作成方式を例示するグラフである
【図3】図3は、期末または定期的請求書作成方式を例示するグラフである。
【図4】図4は、本発明の実施形態に従う請求書作成技術における変化を例示するグラフである。
【図5】図5は、本発明の実施形態に従う請求書作成技術における変化を例示するグラフである。
【図6】図6は、本発明の実施形態に従ってリスクを管理し商品をクライアントに提供するためのシステムを示す。
【図7】図7は、本発明の実施形態に従ってリスクエクスポージャーを管理する方法を例示するフローチャートを示す。
【図8】図8は、本発明をインプリメントするのに有用な例示的なコンピュータシステムのブロック図である。
【図9】図9は、本発明の実施形態に従う請求書作成技術における変化を例示するグラフである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントに広告を提供するコンピュータインプリメントされた方法であって、
クライアントと供給者との間の請求書作成技術を確立することと、
繰り返し基準および定期的基準のうちの少なくとも1つにより、該クライアントに広告の機会を提供することと、
定期的およびイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、
該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、該請求書作成技術を自動的に修正することと
を包含する、方法。
【請求項2】
信用リスクを評価することは、前記クライアントの広告の実績、該クライアントと前記供給者との間の取引履歴、および該クライアントの信用実績のうちの少なくとも1つを評価することを包含する、請求項1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項3】
前記請求書作成技術を修正することは、
前記クライアントに関係する前記信用リスクが増加したとき、前記供給者が該クライアントに快く提供する信用供与限度を減少させること
を包含する、請求項1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項4】
前記請求書作成技術を修正することは、
前記クライアントに関係する前記信用リスクが減少したとき、前記供給者が該クライアントに快く提供する信用供与限度を増加させること
を包含する、請求項1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項5】
前記信用供与限度を増加させることは、前記請求書作成技術を、以下の種類の請求書作成技術、すなわち、一部前払い一部後払い請求書作成技術、閾値請求書作成技術および期末請求書作成技術のうちの少なくとも1つに変更することを含む、請求項4に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項6】
前記クライアントの信用リスクおよび該クライアントの信用供与限度のうちの少なくとも1つの指標を該クライアントに提供することをさらに包含する、請求項1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項7】
前記クライアントは複数のエンティティを含み、前記指標は、該クライアントに該エンティティを分類するために用いられるリスク相関が該エンティティの任意の1つから少なくとも部分的に隠されるような方法で該クライアントに提供される、請求項6に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項8】
前記クライアントに関係する前記信用リスクが増加したとき、前記供給者によって該クラアントに提供される前記広告の機会を絞ることをさらに包含する、請求項1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項9】
前記クライアントに関係する前記信用リスクが所定のレベルに達したとき、前記供給者によって該クライアントに提供されるすべての広告の機会を取り除くことをさらに包含する、請求項8に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項10】
前記クライアントが前記広告の機会に対するアドホックな支払いを行なうことを可能にすることをさらに包含する、請求項1に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項11】
供給者のリスクエクスポージャーを管理するコンピュータインプリメントされた方法であって、
該供給者とクライアントとの間の最初の請求書作成技術の下で、該供給者から該クライアントに商品を提供することであって、該商品は繰り返し基準および定期的基準のうちの少なくとも1つに基づいて提供され、該請求書作成技術は、1つ以上の請求書作成パラメータに基づく、ことと、
定期的またはイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、
該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、請求書作成パラメータをリアルタイムに修正することと
を包含する、方法。
【請求項12】
前記商品は販売される低コストの品を有する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項13】
前記商品はオンライン広告の機会である、請求項12に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項14】
販売される品のコストを管理することをさらに包含する、請求項12に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項15】
前記商品はオンライン広告であり、前記販売される品のコストを管理することは該オンライン広告のシンジケート組織を減少させることを包含する、請求項14に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項16】
前記商品は、販売される高コストの品を有する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項17】
前記商品は、映像広告または印刷広告である、請求項16に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項18】
前記クライアントは、消費者、小売業者、相関リスクを有する消費者グループ、相関リスクを有する小売業者のグループ、または相関リスクを有する消費者と小売業者のグループのうちの少なくとも1つである、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項19】
請求書作成パラメータを修正することは、
前記クライアントに関係する前記信用リスクが減少したとき、前記供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を増加させること
を包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項20】
前記供給者が前記クライアントの前記信用供与限度を快く増加させることを該クライアントに通知すること、および該クライアントがより高い信用供与限度に適格であることを該クライアントに連絡することのうちの少なくとも1つをさらに包含する、請求項19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項21】
前記請求書作成パラメータを修正することは、前記供給者が前記クライアントに快く与える前記信用供与限度が該クライアントによって要求される信用供与限度を超す場合、該クライアントによって要求される信用供与限度における該信用供与限度を与えることをさらに包含する、請求項19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項22】
前記クライアントの前記請求書作成技術をより低い信用供与限度額を有する請求書作成技術からより高い信用供与限度額を有する請求書作成技術に変更することをさらに包含する、請求項19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項23】
前記クライアントの前記請求書作成技術を変更することは、
前払い請求書作成技術を一部前払い一部後払い請求書作成技術に変更すること、
閾値請求書作成技術を期末請求書作成技術に変更すること、
期末請求書作成技術に対する期間の長さを増加させること、または、
閾値請求書作成技術に対する閾値を増加させること
を包含する、請求項22に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項24】
前記供給者によって、クライアントの請求書作成技術から支払いの保証様式へのアクセスを除去することをさらに包含する、請求項19に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項25】
前記供給者によって、前記クライアントによる支払いの保証様式の除去に対して反応することをさらに包含し、反応することは、該クライアントの信用供与限度を減少させることおよび該クライアントの支払いの依然利用可能な保証様式に対して行動することのうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項26】
請求書作成パラメータを修正することは、
前記クライアントに関係する前記信用リスクが増加したとき、前記供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を減少させること
を包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項27】
前記信用供与限度が前記クライアントにより要求される限度未満に減少したとき、該信用供与限度が減少したことを該クライアントに連絡することをさらに包含する、請求項26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項28】
前記クライアントの前記請求書作成技術をより高い信用供与限度額を有する請求書作成技術からより低い信用供与限度額を有する請求書作成技術に変更することをさらに包含する、請求項26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項29】
前記クライアントの前記請求書作成技術を変更することは、
一部前払い一部後払い請求書作成技術を前払い請求書作成技術に変更すること、または、
期末請求書作成技術を閾値請求書作成技術に変更すること、
を包含する、請求項26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項30】
前記供給者が前記クライアントに快く与える前記信用供与限度額を増加させるために、該供給者から該クライアントに保証機構を提供することをさらに包含し、それによって該クライアントの請求書作成技術が保存される、請求項26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項31】
前記クライアントによって提供される保証に対して前記供給者によって動作することをさらに包含する、請求項26に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項32】
保証に対して動作することは、保持されたクレジットカードに請求すること、現金残高を使い果たすこと、または商品配達を中止することのうちの少なくとも1つを包含する、請求項31に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項33】
前記クライアントに該クライアントの信用リスクレベルの指標を提供することをさらに包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項34】
前記クライアントに関係する前記信用リスクが増加するとき、前記供給者が、前記商品を該クライアントに提供するレートを減少させることをさらに包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項35】
前記クライアントに関係する前記信用リスクが所定のレベルに達したとき、前記供給者から該クラアントに前記商品を提供することを中止することをさらに包含する、請求項34に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項36】
前記クライアントが請求サイクルにおける任意の時点において前記商品に対するアドホックな支払いを可能にすることをさらに包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項37】
前記クライアントに関係する信用リスクを評価することは、
以下のこと、すなわち、前記供給者との該クライアントの取引履歴、および該供給者との該クライアントの支払い履歴のうちの少なくとも1つを定期的に評価することを包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項38】
イベントの発生時に、前記クライアントに関係する信用リスクを評価することは、以下のこと、すなわち、貨幣化、クライアントからの注文、所定の期間後のインボイスの不払いまたは一部支払い、および全信用リスクによる信用供与限度額の所定の割合を超えることのうちの少なくとも1つの発生時に、該信用リスクを評価することを包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項39】
前記クライアントに信用を与えることによって引き起こされるリスクを減少させるために支払いのプルフォームへのアクセスを保持することをさらに包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項40】
前記クライアントに信用を与えることによって引き起こされるリスクを減少させるために残高における現金を保持することをさらに包含する、請求項11に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項41】
供給者のリスクエクスポージャーを管理するためのシステムであって、
信用モジュールおよび請求書作成技術モジュールを含むリスク評価および規則エンジンと、
信用供与限度計算機であって、該信用モジュールと通信し、クライアントに関係する信用リスクに基づき、該供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を計算する、信用供与限度計算機と、
請求書作成エンジンであって、該請求書作成技術モジュールと通信し、該クライアントに対する該信用供与限度および該クライアントに関係する該信用リスクに基づき、リアルタイムに該クライアントに関係する請求書作成技術を自動的に修正する、請求書作成エンジンと、
商品供給エンジンであって、該請求書作成技術モジュールと通信し、該クライアントに関係する該請求書作成技術に基づき、該供給者から該クライアントに販売される品のコストを管理する、商品供給エンジンと
を備えている、システム。
【請求項42】
前記信用供与限度計算機は、前記クライアントに以前に与えられた信用供与限度より高い信用供与限度を計算する、請求項41に記載のシステム。
【請求項43】
前記クライアントが追加の信用に対して適格であることを該クライアントに通知するために前記信用モジュールと通信するクライアントインタフェースをさらに備えている、請求項42に記載のシステム。
【請求項44】
前記信用供与限度計算機が前記クライアントによって要求される信用供与限度額を超える信用供与限度を計算するとき、前記請求書作成エンジンは、該クライアントによって要求される限度において該信用供与限度を与える、請求項42に記載のシステム。
【請求項45】
前記請求書作成エンジンは、前記請求書作成技術をより低い信用供与限度を有する請求書作成技術からより高い信用供与限度を有する請求書作成技術に変更する、請求項42に記載のシステム。
【請求項46】
前記請求書作成エンジンは、以下の方法、すなわち、前払い請求書作成技術から一部前払い一部後払い請求書作成技術に変更すること、閾値請求書作成技術から期末請求書作成技術に変更すること、期末請求書作成技術に対する期間の長さを増加させることと、閾値請求書作成技術の閾値を増加させることとのうちの1つの方法で前記請求書作成技術をさらに変更する、請求項45に記載のシステム。
【請求項47】
前記請求書作成エンジンは、前記クライアントに対する支払いの保証様式に対する要求を取り下げることによって前記請求書作成技術を変更する、請求項41に記載のシステム。
【請求項48】
前記信用供与限度計算機は、前記クライアントに以前に与えられた信用供与限度より低い信用供与限度額を計算する、請求項41に記載のシステム。
【請求項49】
前記請求書作成エンジンは、前記請求書作成技術をより高い信用供与限度を有する請求書作成技術からより低い信用供与限度を有する請求書作成技術に変更する、請求項48に記載のシステム。
【請求項50】
前記請求書作成エンジンは、以下の方法、すなわち、一部前払い一部後払い請求書作成技術から前払い請求書作成技術に変更すること、および期末請求書作成技術から閾値請求書作成技術に変更することのうちの1つの方法で前記請求書作成技術をさらに変更する、請求項49に記載のシステム。
【請求項51】
前記請求書作成エンジンは、前記クライアントの請求書作成技術が保存されるように前記供給者が該クライアントに快く与える信用供与限度を増加させ得る保証機構を該クライアントに提供する、請求項48に記載のシステム。
【請求項52】
前記請求書作成エンジンは、前記クライアントによって提供される支払いの保証形態から呼び出す、請求項48に記載のシステム。
【請求項53】
前記クライアントの前記信用リスクが増加したとき、前記商品供給エンジンは、該商品の供給を絞る、請求項41に記載のシステム。
【請求項54】
前記クライアントの前記信用リスクが減少した後に、前記商品供給エンジンは、前記絞りを解放する、請求項53に記載のシステム。
【請求項55】
前記クライアントの前記信用リスクが所定のレベルに達したとき、前記商品供給エンジンは、前記商品の供給を中止する、請求項41に記載のシステム。
【請求項56】
前記クライアントの前記信用リスクが減少した後に、前記商品供給エンジンは、前記商品の供給を再開する、請求項55に記載のシステム。
【請求項57】
前記クライアントが該クライアントについての情報にアクセスすることを可能にするクライアントインタフェースをさらに備えている、請求項41に記載のシステム。
【請求項58】
前記クライアントインタフェースは、前記クライアントに関係する前記信用リスクおよび該クライアントの信用供与限度のうちの少なくとも1つの指標を該クライアントに提供する、請求項57に記載のシステム。
【請求項59】
前記クライアントは複数のエンティティを含み、前記クライアントインタフェースは、該クライアントに該エンティティを分類するために用いられるリスク相関が該エンティティの任意の1つから少なくとも部分的に隠されるような方法で、該クライアントに前記指標を提供する、請求項58に記載のシステム。
【請求項60】
前記クライアントインタフェースは、前記クライアントの口座に関係する該クライアントが前記供給者にアドホックな支払いを行なうことを可能にする、請求項57に記載のシステム。
【請求項61】
クライアントに広告を提供するコンピュータインプリメントされた方法であって、
クライアントと供給者との間の請求書作成技術を確立することであって、該請求書作成技術に供される口座は信用供与限度を有する、ことと、
定期的およびイベントの発生時のうちの少なくとも1つのときに、該クライアントに関係する信用リスクを評価することと、
該クライアントに関係する該信用リスクに基づき該請求書作成技術を修正することであって、該請求書作成技術は、以下の請求書作成技術、すなわち、前払い請求書作成技術、一部前払い一部後払い請求書作成技術、閾値請求書作成技術および期末請求書作成技術のうちの1つに変更される、ことと、
該口座における資金、該口座の該信用供与限度、および該クライアントに関係する該信用リスクのうちの少なくとも1つに基づき、繰り返し基準および定期的基準のうちの少なくとも1つに基づき、該クライアントに広告の機会を提供することと、
該修正された請求書作成技術によって決定される方法で、該広告の機会に対して該クライアントに請求することと
を包含する、方法。
【請求項62】
広告の機会を提供することは、
前記クライアントに関係する前記信用リスクが増加したとき、該広告の機会を絞ることと、
該クライアントに関係する該信用リスクが所定のレベルに達したとき、広告の機会を提供することを中止することと
を包含する、請求項61に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項63】
信用リスクを評価することは、前記クライアントの広告の実績と、該クライアントと前記供給者との間の取引履歴と、該クライアントの信用実績とのうちの少なくとも1つを評価することを包含する、請求項61に記載のコンピュータインプリメントされた方法。
【請求項64】
供給者からクライアントに広告の機会を提供するためのシステムであって、
該クライアントの広告を格納する広告データベースと、
該クライアントの商品の実績と、該クライアントと該供給者との間の取引履歴と、該クライアントの信用実績のうちの少なくとも1つに基づき該クライアントに関係する信用リスクを計算するリスク評価サーバと、
請求書作成サーバであって、該計算された信用リスクに基づき、該供給者と該クライアントとの間の請求書作成技術を、以下の請求書作成技術、すなわち、前払い請求書作成技術、一部前払い一部後払い請求書作成技術、閾値請求書作成技術および期末請求書作成技術のうちの1つに変更し、該請求書作成サーバは、さらに、該請求書作成技術によって決定される時期に該クライアントに請求する、請求書作成サーバと、
広告供給サーバであって、該供給者と該クライアントとの間の請求書作成技術および該クライアントに関係する該信用リスクのうちの少なくとも1つによって決定されるレートで該クライアントの該広告を表示する、広告供給サーバと
を備えている、システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−299837(P2008−299837A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−120038(P2008−120038)
【出願日】平成20年5月1日(2008.5.1)
【出願人】(502208397)グーグル インコーポレイテッド (161)