説明

情報処理システム、情報処理方法、端末及びプログラム

【課題】情報処理を行う端末における操作性を向上させる。
【解決手段】端末による情報処理対象となる書類10に添付された非接触型ICタグ11からIDを読み取るセンサ部5と、IDと端末の動作内容とを対応づけて管理する情報管理部3と、情報管理部3にて管理された情報を参照し、センサ部5にて読み取られたIDに応じた端末の動作内容を決定する動作決定部4とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルコンピュータ等の端末を用いた情報処理システム、情報処理方法、端末及びプログラムに関し、特に、端末における操作性の向上技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータの急速な普及に伴い、様々な情報が電子データとして取り扱われ、電子データを用いた情報処理が一般的に行われるようになってきている。このように電子データを用いた情報処理においては、パーソナルコンピュータ等の端末に情報が入力され、その情報が集計あるいは記憶されたり、入力された情報を用いて演算が行われたりする。その場合、パーソナルコンピュータ等の端末の画面上に、所望の情報処理を行うための画面を表示させ、その状態にて情報を入力、処理することになる。
【0003】
ここで、上述したようなパーソナルコンピュータ等の端末を用いた情報処理においては、情報処理を行うためのメニュー画面を階層化して表示し、それにより、操作性を向上させることが行われており、例えば特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開2001−356857号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように情報処理を行うためのメニュー画面を階層化して端末に表示させる場合、メニュー画面が階層化されているとはいえ、端末の利用者は、メニュー画面を参照しながら所望の処理を行う画面が表示されるまでメニュー画面を辿っていくこととなる。そのため、階層の数が多い場合、その手間が膨大となり、新たな情報処理を行うことに対する大きな障害となってしまうという問題点がある。また、階層化されたメニュー画面の選択を誤ってしまった場合、所望の処理を行う画面に辿り着かなくなってしまうという問題点がある。
【0005】
本発明は、上述したような技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、情報処理を行う端末における操作性を向上させることができる情報処理システム、情報処理方法、端末及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、
端末による情報処理対象となるオブジェクトに添付された情報記録媒体から当該オブジェクトを識別するための識別情報を読み取る読取手段と、
前記識別情報と前記端末の動作内容とを対応づけて管理する情報管理手段と、
前記情報管理手段にて管理された情報を参照し、前記読取手段にて読み取られた識別情報に応じた前記端末の動作内容を決定する動作決定手段とを有する。
【0007】
また、情報処理対象となるオブジェクトに対して、該オブジェクトを識別するための識別情報が書き込まれた情報記録媒体を添付し、前記情報記録媒体から前記識別情報を読み取って端末にて情報処理を行う情報処理方法であって、
前記識別情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく処理と、
前記情報記録媒体から前記識別情報を読み取る処理と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報に応じた前記端末の動作内容を決定する処理とを有する。
【0008】
また、コンピュータに、
情報処理対象となるオブジェクトに添付された情報記録媒体に書き込まれ、該オブジェクトを識別するための識別情報と、情報処理を行う端末の動作内容とを対応づけて管理しておく手順と、
前記情報記録媒体から前記識別情報を読み取る手順と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報に応じた前記端末の動作内容を決定する手順とを実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、以上説明したように構成されているので、情報処理を行う端末における操作性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の情報処理システムの実施の一形態を示す図である。
【0012】
本形態は図1に示すように、情報記録媒体である非接触型ICタグ11、情報管理部3、動作決定部4及び読取手段であるセンサ部5から構成されている。情報管理部3、動作決定部4及びセンサ部5は相互に接続されている。非接触型ICタグ11は、情報処理対象であるオブジェクトとなる書類10に添付されている。
【0013】
上記のように構成された情報処理システムは、書類10を用いた情報処理を端末にて行うものである。書類10に添付された非接触型ICタグ11には、書類10を識別するための識別情報であるIDが書き込まれている。また、情報管理部3は、非接触型ICタグ11に書き込まれたIDと、この非接触型IDタグ11が添付された書類10を用いた情報処理を行う場合の端末の動作内容とを対応づけて管理している。そして、センサ部5が、書類10に添付された非接触型ICタグ11からIDを読み取ると、動作決定部4が、情報管理部3にて管理された情報を参照し、センサ部5にて読み取られたIDに応じた端末の動作内容を決定する。
【0014】
(第1の実施の形態)
図2は、図1に示した情報処理システムの第1の実施の形態を示す図である。図3は、図2に示したセンサ50−1の構成を示す図である。なお、図2に示したセンサ50−2〜50−Nも同様の構成を有する。図4は、図2に示したクライアント端末20−1の構成を示す図である。なお、図2に示したクライアント端末20−2〜20−nも同様の構成を有する。また、図5は、図2に示した情報管理サーバ30の構成を示す図である。また、図6は、図2に示した動作決定サーバ40の構成を示す図である。
【0015】
本形態は図2に示すように、非接触型ICタグ11、クライアント端末20−1〜20−n、情報管理サーバ30、動作決定サーバ40及び読取手段であるセンサ50−1〜50−Nから構成されている。クライアント端末20−1〜20−n、情報管理サーバ30、動作決定サーバ40及びセンサ50−1〜50−Nは、インターネットやイントラネット等の通信網60を介して互いに接続されている。非接触型ICタグ11は、情報処理対象である書類10に添付されている。
【0016】
センサ50−1〜50−Nは、それぞれ同一の構成を有し、図3に示すようにセンサ機能部51を具備している。このセンサ機能部51は、非接触型ICタグ11に書き込まれた書類を識別するための識別情報であるIDを読み取り可能な範囲を有し、その読み取り可能な範囲に存在する非接触型ICタグ11からIDを読み取る。本形態においては、書類10に添付された非接触型ICタグ11からIDを非接触状態にて読み取り、読み取ったIDをクライアント端末20−1〜20−nに通知する。この際、センサ機能部51は、自身が設置された位置情報を保持しており、この位置情報を読み取ったIDとともにクライアント端末20−1〜20−nに通知する。なお、非接触型ICタグ11から読み取ったID及びセンサ50−1〜50−Nの位置情報の通知先となるクライアント端末はセンサ50−1〜50−N毎に予め設定されていてもよいし、クライアント端末20−1〜20−nにて指定してもよい。
【0017】
クライアント端末20−1〜20−nは、書類10についての情報処理を行うものであって、それぞれ同一の構成を有しており、図4に示すように、動作取得部21と動作実施機能部22とを具備している。
【0018】
動作取得部21は、センサ50−1〜50−Nから通知されたID及び位置情報を情報管理サーバ30に登録するとともに、センサ50−1〜50−Nから通知されたIDに対応するメタデータを情報管理サーバ30から取得する。また、動作取得部21は、情報管理サーバ30から取得したメタデータと、センサ50−1〜50−Nから通知された位置情報と、現在の時刻とに応じた動作内容を動作決定サーバ40に問い合わせる。
【0019】
動作実施機能部22は、動作決定サーバ40にて決定した動作内容に応じた情報処理を動作取得部21による指示によって実行する。
【0020】
情報管理サーバ30は、非接触型ICタグ11のIDと、その非接触型ICタグ11が添付された書類10の種類とを対応づけてデータベースにて管理する。また、情報管理サーバ30は、書類10の種類と、センサ50−1〜50−Nの位置情報と、IDが読み取られた時刻情報と、その他の条件と、その書類10について情報処理を行うためのクライアント端末20−1〜20−nの動作内容とを対応づけてデータベースにて管理する。情報管理サーバ30は、図5に示すように、メタデータ管理部31と、動作データ管理部32と、状態管理部33とから構成されている。
【0021】
メタデータ管理部31は、情報処理対象となる書類10の種類を、その書類10に添付された非接触型ICタグ11のIDと対応づけてメタデータとしてメタデータデータベース31aにて管理する。
【0022】
動作データ管理部32は、書類10の種類と、センサ50−1〜50−Nの位置情報と、IDが読み取られた時刻情報と、その他の条件と、その書類10について情報処理を行うためのクライアント端末20−1〜20−nの動作内容とを対応づけて動作データデータベース32aにて管理する。
【0023】
状態管理部33は、クライアント20−1〜20−nから通知された非接触型ICタグ11のIDとそのIDを読み取ったセンサ50−1〜50−Nの位置情報とを対応づけて状態データベース33aに登録して管理する。
【0024】
動作決定サーバ40は、図6に示すように動作決定機能部41を有する。動作決定サーバ40は、クライアント端末20−1〜20−nにて情報処理を行うための動作内容が問い合わされた場合、情報管理サーバ30の動作データ管理部32にて動作データベース32aとして管理された情報を参照する。そして、動作決定サーバ40は、センサ50−1〜50−Nからクライアント端末20−1〜20−nに通知されたIDによって特定される書類10の種類、センサ50−1〜50−Nの位置情報、並びに現在の時刻に応じたクライアント端末20−1〜20−nの動作内容を決定する。
【0025】
以下に、上記のように構成された情報処理システムにおける情報処理方法について説明する。
【0026】
まず、事前の処理として、情報管理サーバ30内のメタデータデータベース31a及び動作データデータベース32aを設定しておく。
【0027】
図7は、図5に示したメタデータデータベース31aの構成を示す図である。また、図8は、図5に示した動作データデータベース32aの構成を示す図である。
【0028】
メタデータ管理部31は、図7に示すように、情報処理対象となる書類10の種類を、その書類10に添付された非接触型ICタグ11のIDと対応づけてメタデータとしてメタデータデータベース31aにて管理しておく。
【0029】
また、動作データ管理部32は、図8に示すように、センサ50−1〜50−Nにて非接触型ICタグ11のIDが読み取られることにより検出された書類10の種類と、センサ50−1〜50−Nの位置情報と、IDが読み取られた時刻情報と、その他の条件と、その書類10について情報処理を行うためのクライアント端末20−1〜20−nの動作内容とを対応づけて動作データデータベース32aにて管理しておく。
【0030】
このように情報管理サーバ30内のメタデータデータベース31a及び動作データデータベース32aが設定された後、書類10に対する情報処理を行うことになる。
【0031】
図9は、図2〜図6に示した情報処理システムにおける情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0032】
まず、センサ50−1のセンサ機能部51が、読み取り可能範囲内に置かれた書類10に添付された非接触型ICタグ11のIDを読み取る(ステップ1)。すると、センサ機能部51は、読み取ったIDに、センサ50−1の位置を示す位置情報を付加してクライアント端末20−1の動作取得部21に通知する(ステップ2)。
【0033】
すると、動作取得部21は、センサ機能部51から通知されたIDと位置情報とを情報管理サーバ30に通知し、状態管理部33の状態データベース33aに登録する(ステップ3)。
【0034】
また、動作取得部21は、センサ機能部51から通知されたIDに関連したメタデータを取得すべくメタデータ管理部31に対して、センサ機能部51から通知されたIDを通知することによってメタデータの取得要求をかける(ステップ4)。
【0035】
このメタデータの取得要求に対してメタデータ管理部31は、メタデータデータベース31aを参照し、動作取得部21から通知されたIDに対応づけてメタデータとして管理された書類10の種類を検索し、動作取得部21に通知する(ステップ5)。なお、本形態においては、説明を簡単にするために、メタデータデータベース31aにメタデータとして管理されている情報として、書類10の種類を挙げているが、この他、その書類を用いた処理の種類等をメタデータとして管理することも考えられる。また、複数のIDの組み合わせによって特定される処理内容をメタデータとして管理してもよい。
【0036】
動作取得部21は、書類10の種類をメタデータとして取得すると、この書類10の種類と、センサ50−1から通知されたセンサ50−1の位置情報と、現在の時刻とを用いて、動作決定サーバ40の動作決定機能部41に対してクライアント端末20−1の最適な動作内容の問い合わせを行う(ステップ6)。
【0037】
すると、動作決定機能部41は、情報管理サーバ30の動作データ管理部32に対して再帰的に問い合わせを行う(ステップ7)。そして、動作データデータベース32aを参照することにより、センサ50−1〜50−Nからクライアント端末20−1〜20−nに通知されたIDによって特定される書類10の種類、センサ50−1〜50−Nの位置情報、並びに現在の時刻に応じたクライアント端末20−1の動作内容を決定最適な動作内容を決定する。動作決定機能部41は、その結果を動作取得部21に通知する(ステップ8)。
【0038】
その後、動作取得部21は、動作実施機能部22に対して、動作決定機能部41から通知された動作内容に基づく動作指示を出し(ステップ9)、動作実施機能部22が、動作取得部21からの指示に応じた最適な動作を実行することになる(ステップ10)。
【0039】
上述したように、情報処理対象となる書類10に添付された非接触型ICタグ11に書き込まれたIDと、このIDを読み取ったセンサの位置情報と、現在の時刻とに応じた動作をクライアント端末20−1〜20−nが行う。これにより、書類10についての情報処理をクライアント端末20−1〜20−nにて行う場合にクライアント端末20−1〜20−nの操作性が向上するとともに、クライアント端末20−1〜20−n側に負担をかけることがなくなる。
【0040】
また、クライアント端末20−1〜20−nにおいて、まず、メタデータを取得し、このメタデータを用いて動作内容の問い合わせが行われているため、非接触型ICタグ11のような保持する情報が少ないものにおいても、より適切な動作を決定することができる。また、情報処理対象となる書類をグルーピングし、このグルーピングしたそれぞれについて動作内容を設定しておくことによっても、より適切な動作を決定することができる。
【0041】
以下に、上述した処理の具体的な例について説明する。
【0042】
例えば、センサ50−1において、図7に示した書類A〜Cに添付された非接触型ICタグに書き込まれたIDが午前中に同時に読み取られ、そのIDを読み取ったセンサ50−1の位置が受付の右側である場合は、図8に示した動作データデータベース32aの内容に従って、クライアント端末20−1においては、αの申請手続きの処理画面の呼び出しが行われることになる。
【0043】
また、センサ50−1において、図7に示した書類A〜Cに添付された非接触型ICタグに書き込まれたIDが午前中に同時に読み取られ、そのIDを読み取ったセンサ50−1の位置が受付の左側である場合は、図8に示した動作データデータベース32aの内容に従って、クライアント端末20−1においては、βの申請手続きの処理画面の呼び出しが行われることになる。
【0044】
また、センサ50−1において、図7に示した書類A,Cに添付された非接触型ICタグに書き込まれたIDが午前中に同時に読み取られ、そのIDを読み取ったセンサ50−1の位置が受付の右側である場合は、図8に示した動作データデータベース32aの内容に従って、クライアント端末20−1においては、α’の申請手続きの処理画面の呼び出しが行われることになる。
【0045】
また、受付の右側に設置されたセンサ50−1において、図7に示した書類Cに添付された非接触型ICタグに書き込まれたIDが読み取られ、αの申請手続きが完了している場合は、図8に示した動作データデータベース32aの内容に従って、クライアント端末20−1においては、αの完了手続きの処理画面の呼び出しが行われることになる。
【0046】
ここで、図2〜図6に示した情報処理システムにおいては、書類10の移動に応じたクライアント端末20−1〜20−nの動作を決定することもできる。
【0047】
図10は、図2〜図6に示した情報処理システムにおける情報処理方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
【0048】
クライアント端末20−1の動作取得部21において、情報管理サーバ30のメタデータ管理部31からメタデータを取得するまでの処理は、図9に示したものと同様である(ステップ11〜15)。
【0049】
クライアント端末20−1の動作取得部21は、ステップ13において、センサ機能部51から通知されたIDと位置情報とを情報管理サーバ30に通知し、状態管理部33の状態データベース33aに登録している。
【0050】
図11は、図5に示した状態データベース33aの構成を示す図である。
【0051】
図11に示すように、状態データベース33aには、クライアント端末20−1〜20−nから通知されたIDとそのIDを読み取ったセンサ50−1〜50−Nの位置情報とが対応づけて登録されている。
【0052】
そこで、クライアント端末20−1においては、メタデータ管理部31からメタデータを取得した後、センサ50−1から通知されたIDが状態データベース33aにて位置情報と対応づけて登録されているかどうかを確認する(ステップ16)。
【0053】
そして、センサ50−1から通知されたIDが状態データベース33aにて位置情報と対応づけて登録されている場合は、状態データベース33aに登録された位置情報と、センサ50−1から通知された位置情報と、メタデータ管理部31から取得したメタデータと現在の時刻とを用いて、動作決定サーバ40の動作決定機能部41に対してクライアント端末20−1の最適な動作内容の問い合わせを行う(ステップ17)。
【0054】
動作データ管理部32の動作データデータベース32aには、図8に示したように、動作内容の条件として、書類10が移動した場合が設定されている。すなわち、同一のIDを読み取ったセンサ50−1〜50−nの位置情報の変化に応じたクライアント端末20−1〜20−nの動作内容が管理されている。
【0055】
そのため、動作決定機能部41は、情報管理サーバ30の動作データ管理部32に対して再帰的に問い合わせを行い(ステップ18)、動作データデータベース32aを参照する。そして、、動作決定機能部41は、センサ50−1〜50−Nからクライアント端末20−1〜20−nに通知されたIDによって特定される書類10の種類、状態データベース33aに登録された位置情報及びセンサ50−1〜50−Nの位置情報、すなわち、同一のIDを読み取ったセンサの位置情報の変化、並びに現在の時刻に応じたクライアント端末20−1の動作内容を決定最適な動作内容を決定し、その結果を動作取得部21に通知する(ステップ19)。
【0056】
その後の処理は、図9に示したものと同様である(ステップ20,21)。
【0057】
具体的には、受付の左側に設置されたセンサ50−1において、図7に示した書類Aに添付された非接触型ICタグに書き込まれたIDが午前中に同時に読み取られ、そのIDがそれ以前に受付の右側に設置されたセンサ50−2にて読み取られ、その旨が状態データベース33aに登録されている場合は、図8に示した動作データデータベース32aの内容に従って、クライアント端末20−1においては、γの申請手続きの処理画面の呼び出しが行われることになる。
【0058】
上述したように、同一のIDを読み取ったセンサの位置情報の変化によってもクライアント端末20―1〜20−nの動作を決定することができるため、情報処理対象となる書類10が置かれる位置の変化によってもクライアント端末20―1〜20−nにそれに応じた動作をさせることができる。
【0059】
(第2の実施の形態)
図12は、図1に示した情報処理システムの第2の実施の形態を示す図である。
【0060】
本形態は図12に示すように、非接触型ICタグ11とクライアント端末101とから構成されている。クライアント端末101は、動作制御部120、情報管理部130、動作決定機能部140及び読取手段であるセンサ機能部150から構成されている。
【0061】
センサ機能部150は、非接触型ICタグ11に書き込まれた書類を識別するための識別情報であるIDを読み取り可能な範囲を有し、その読み取り可能な範囲に存在する非接触型ICタグ11からIDを読み取る。本形態においては、書類10に添付された非接触型ICタグ11からIDを非接触状態にて読み取り、読み取ったIDを動作制御部120に通知する。この際、センサ機能部150は、クライアント端末101が設置された位置情報を保持しており、この位置情報を読み取ったIDとともに動作制御部120に通知する。
【0062】
動作制御部120は、書類10についての情報処理を行うものであって、動作取得部121と動作実施機能部122とを具備している。
【0063】
動作取得部121は、センサ機能部150から通知されたID及び位置情報を情報管理部130に登録するとともに、センサ機能部150から通知されたIDに対応するメタデータを情報管理部130から取得する。また、動作取得部121は、情報管理部130から取得したメタデータと、センサ機能部150から通知された位置情報と、現在の時刻とに応じた動作内容を動作決定サ部140に問い合わせる。
【0064】
動作実施機能部122は、動作決定部140にて決定した動作内容に応じた情報処理を動作取得部121による指示によって実行する。
【0065】
情報管理部130は、非接触型ICタグ11のIDと、その非接触型ICタグ11が添付された書類10の種類とを対応づけてメモリ内にて管理する。また、情報管理部130は、書類10の種類と、クライアント端末101の位置情報と、IDが読み取られた時刻情報と、その他の条件と、その書類10について情報処理を行うためのクライアント端末101の動作内容とを対応づけてメモリ内にて管理する。情報管理部130は、メタデータ管理部131と、動作データ管理部132と、状態管理部133とから構成されている。
【0066】
メタデータ管理部131は、情報処理対象となる書類10の種類を、その書類10に添付された非接触型ICタグ11のIDと対応づけてメタデータとしてメモリ内にて管理する。
【0067】
動作データ管理部132は、書類10の種類と、クライアント端末101の位置情報と、IDが読み取られた時刻情報と、その他の条件と、その書類10について情報処理を行うためのクライアント端末101の動作内容とを対応づけてメモリ内にて管理する。
【0068】
状態管理部133は、動作制御部120から通知された非接触型ICタグ11のIDとそのIDを読み取った際のクライアント端末101の位置情報とを対応づけてメモリに登録して管理する。
【0069】
動作決定機能部140は、クライアント端末101にて情報処理を行うための動作内容が問い合わされた場合、情報管理部130のメモリ内にて管理された情報を参照する。そして、動作決定機能部140は、センサ機能部150から動作制御部120に通知されたIDによって特定される書類10の種類、クライアント端末101の位置情報、並びに現在の時刻に応じたクライアント端末101の動作内容を決定する。
【0070】
以下に、上記のように構成された情報処理システムにおける情報処理方法について説明する。
【0071】
まず、事前の処理として、情報管理部130内のメモリ内に上述したようなデータを登録しておく。
【0072】
メタデータ管理部131は、情報処理対象となる書類10の種類を、その書類10に添付された非接触型ICタグ11のIDと対応づけてメタデータとしてメモリに登録して管理しておく。
【0073】
また、動作データ管理部132は、センサ機能部150にて非接触型ICタグ11のIDが読み取られることにより検出された書類10の種類と、クライアント端末101の位置情報と、IDが読み取られた時刻情報と、その他の条件と、その書類10について情報処理を行うためのクライアント端末101の動作内容とを対応づけてメモリに登録して管理しておく。
【0074】
このように情報管理部130内のメモリにデータが登録された後、書類10に対する情報処理を行うことになる。
【0075】
図13は、図12に示した情報処理システムにおける情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0076】
まず、センサ機能部150が、読み取り可能範囲内に置かれた書類10に添付された非接触型ICタグ11のIDを読み取る(ステップ101)。すると、センサ機能部150は、読み取ったIDに、クライアント端末101の位置を示す位置情報を付加して動作制御部120の動作取得部121に通知する(ステップ102)。
【0077】
すると、動作取得部121は、センサ機能部150から通知されたIDと位置情報とを情報管理部130に通知し、状態管理部133のメモリに登録する(ステップ103)。
【0078】
また、動作取得部121は、センサ機能部150から通知されたIDに関連したメタデータを取得すべくメタデータ管理部131に対して、センサ機能部150から通知されたIDを通知することによってメタデータの取得要求をかける(ステップ104)。
【0079】
このメタデータの取得要求に対してメタデータ管理部131は、メタデータ管理部131内のメモリを参照し、動作取得部121から通知されたIDに対応づけてメタデータとして管理された書類10の種類を検索し、動作取得部121に通知する(ステップ105)。なお、本形態においては、説明を簡単にするために、メモリにメタデータとして管理されている情報として、書類10の種類を挙げているが、この他、その書類を用いた処理の種類等をメタデータとして管理することも考えられる。また、複数のIDの組み合わせによって特定される処理内容をメタデータとして管理してもよい。
【0080】
動作取得部121は、書類10の種類をメタデータとして取得すると、この書類10の種類と、センサ機能部150から通知されたクライアント端末101の位置情報と、現在の時刻とを用いて、動作決定機能部140に対してクライアント端末101の最適な動作内容の問い合わせを行う(ステップ106)。
【0081】
すると、動作決定機能部140は、情報管理部130の動作データ管理部132に対して再帰的に問い合わせを行う(ステップ107)。そして、動作データ管理部132内bのメモリを参照することにより、センサ機能部150から動作制御部120に通知されたIDによって特定される書類10の種類、クライアント端末101の位置情報、並びに現在の時刻に応じたクライアント端末101の動作内容を決定最適な動作内容を決定する。動作決定機能部140は、その結果を動作取得部121に通知する(ステップ108)。
【0082】
その後、動作取得部121は、動作実施機能部122に対して、動作決定機能部140から通知された動作内容に基づく動作指示を出し(ステップ109)、動作実施機能部122が、動作取得部121からの指示に応じた最適な動作を実行することになる(ステップ110)。
【0083】
上述したように、情報処理対象となる書類10に添付された非接触型ICタグ11に書き込まれたIDと、このIDを読み取った際のクライアント端末101の位置情報と、現在の時刻とに応じた動作をクライアント端末101が行う。これにより、書類10についての情報処理をクライアント端末101にて行う場合にクライアント端末101の操作性が向上する。
【0084】
また、動作制御部120において、まず、メタデータを取得し、このメタデータを用いて動作内容の問い合わせが行われているため、非接触型ICタグ11のような保持する情報が少ないものにおいても、より適切な動作を決定することができる。また、情報処理対象となる書類をグルーピングし、このグルーピングしたそれぞれについて動作内容を設定しておくことによっても、より適切な動作を決定することができる。
【0085】
また、本形態においても、第1の実施の形態に示したものと同様に、書類10の移動に応じたクライアント端末101の動作を決定することもできる。
【0086】
なお、本発明においては、クライアント端末101内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムをクライアント端末101にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをクライアント端末101に読み込ませ、実行するものであっても良い。クライアント端末101にて読取可能な記録媒体とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、クライアント端末101に内蔵されたHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、例えば、制御ブロックにて読み込まれ、制御ブロックの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。
【0087】
また、上述した2つの実施の形態においては、非接触型ICタグ11が添付されるオブジェクトとして書類10を例に挙げて説明したが、非接触型ICタグ11が添付されるオブジェクトとしては、クリアファイル等の封筒やカードも用いることができる。
【0088】
また、センサ50−1〜50−Nやクライアント端末101の位置情報によって特定される書類10の載置位置としては、机、棚、ポスト等、様々な場所を設定することができる。
【0089】
また、上述したクライアント端末20−1〜20−n,101の動作としては、利用者のパーソナリティや習慣も考慮し、例えば、申請者が子供の場合、動画や絵、写真を多用した画面や映像をクライアント端末20−1〜20−n,101の画面に呼び出したりする等、クライアント端末20−1〜20−n,101を操作するオペレータが申請者と対話しながら申請を進めることを考慮した構成とすることも考えられる。
【0090】
また、クライアント端末20−1〜20−n,101の動作としては、所定の画面を呼び出すものに限らず、「確定」や「キャンセル」等のクライアント端末20−1〜20−n,101に対する入力処理等であってもよい。
【0091】
また、音声(音楽や人の声等)、画像(絵や写真等)、動画(TV番組、TV電話、ビデオ映像等)、コントロールデータ、Webデータ等の各コンテンツと、ネットワークの帯域制御、認証制御等といった動作・管理・取扱方法との間に所定の相関関係を保持しておけば、より適切な判断を与えることが可能である。また、動作・管理・取扱方法の選択の際には、リアルタイムな状態をセンサ等で収集することにより得たデータ等を基に実施することも可能である。
【0092】
また、書類10等のオブジェクトに添付される情報記録媒体としては、非接触型ICタグ11に限らないが、非接触状態にてIDが読み取られるものである方が、センサ50−1〜50−Nやクライアント端末101に情報記録媒体を接触させる必要がないため、好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明の情報処理システムの実施の一形態を示す図である。
【図2】本発明の情報処理システムの第1の実施の形態を示す図である。
【図3】図2に示したセンサの構成を示す図である。
【図4】図2に示したクライアント端末の構成を示す図である。
【図5】図2に示した情報管理サーバの構成を示す図である。
【図6】図2に示した動作決定サーバの構成を示す図である。
【図7】図5に示したメタデータデータベースの構成を示す図である。
【図8】図5に示した動作データデータベースの構成を示す図である。
【図9】図2〜図6に示した情報処理システムにおける情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【図10】図2〜図6に示した情報処理システムにおける情報処理方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
【図11】図5に示した状態データベースの構成を示す図である。
【図12】図1に示した情報処理システムの第2の実施の形態を示す図である。
【図13】図12に示した情報処理システムにおける情報処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0094】
3,130 情報管理部
4 動作決定部
5 センサ部
10 書類
11 非接触型ICタグ
20−1〜20−n,101 クライアント端末
21,121 動作取得部
22,122 動作実施機能部
30 情報管理サーバ
31,131 メタデータ管理部
31a メタデータデータベース
32,132 動作データ管理部
32a 動作データデータベース
33,133 状態管理部
33a 状態データベース
40 動作決定サーバ
41,140 動作決定機能部
50―1〜50−N センサ
51,150 センサ機能部
60 通信網
120 動作制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末による情報処理対象となるオブジェクトに添付された情報記録媒体から当該オブジェクトを識別するための識別情報を読み取る読取手段と、
前記識別情報と前記端末の動作内容とを対応づけて管理する情報管理手段と、
前記情報管理手段にて管理された情報を参照し、前記読取手段にて読み取られた識別情報に応じた前記端末の動作内容を決定する動作決定手段とを有する情報処理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報管理手段は、前記識別情報と、前記読取手段の位置情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理し、
前記動作決定手段は、前記情報管理手段にて管理された情報を参照し、前記読取手段にて読み取られた識別情報と、前記読取手段の位置情報とに応じた前記端末の動作内容を決定する情報処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報管理手段は、前記識別情報と、前記読取手段の位置情報と、時刻情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理し、
前記動作決定手段は、前記情報管理手段にて管理された情報を参照し、前記読取手段にて読み取られた識別情報、前記読取手段の位置情報及び現在の時刻に応じた前記端末の動作内容を決定する情報処理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報管理手段は、前記識別情報によって識別される情報記録媒体が付与されたオブジェクトあるいはオブジェクトを用いた処理の種類を当該識別情報と対応づけてメタデータとして管理するとともに、該メタデータと、前記読取手段の位置情報と、時刻情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理し、
前記動作決定手段は、前記情報管理手段にて管理された情報を参照し、前記読取手段にて読み取られた識別情報に対応づけられたメタデータ、前記読取手段の位置情報及び現在の時刻に応じた前記端末の動作内容を決定する情報処理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報管理手段は、同一の識別情報を読み取った前記読取手段の位置情報の変化に応じた前記端末の動作内容を管理するとともに、前記読取手段の位置情報を当該読取手段にて読み取られた識別情報と対応づけて管理し、
前記動作決定手段は、前記情報管理手段にて管理された情報を参照し、同一の識別情報を読み取った前記読取手段の位置情報の変化、メタデータ及び現在の時刻に応じた前記端末の動作内容を決定する情報処理システム。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報記録媒体は、非接触状態にて前記識別情報が読み取り可能な非接触型ICタグである情報処理システム。
【請求項7】
情報処理対象となるオブジェクトに対して、該オブジェクトを識別するための識別情報が書き込まれた情報記録媒体を添付し、前記情報記録媒体から前記識別情報を読み取って端末にて情報処理を行う情報処理方法であって、
前記識別情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく処理と、
前記情報記録媒体から前記識別情報を読み取る処理と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報に応じた前記端末の動作内容を決定する処理とを有する情報処理方法。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理方法において、
前記識別情報と、前記識別情報が読み取られた位置を示す位置情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく処理と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報と、該識別情報が読み取られた位置を示す位置情報とに応じた前記端末の動作内容を決定する処理とを有する情報処理方法。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理方法において、
前記識別情報と、前記位置情報と、時刻情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく処理と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報と、該識別情報が読み取られた位置を示す位置情報と、現在の時刻とに応じた前記端末の動作内容を決定する処理とを有する情報処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理方法において、
前記識別情報によって識別される情報記録媒体が付与されたオブジェクトあるいはオブジェクトを用いた処理の種類を当該識別情報と対応づけてメタデータとして管理するとともに、該メタデータと、前記位置情報と、時刻情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく処理と、
前記管理された情報を参照し、前記読取手段にて読み取られた識別情報に対応づけられたメタデータ、前記位置情報及び現在の時刻に応じた前記端末の動作内容を決定する処理とを有する情報処理方法。
【請求項11】
請求項10に記載の情報処理方法において、
同一の識別情報が読み取られた位置を示す位置情報の変化に応じた前記端末の動作内容を管理するとともに、前記位置情報を該位置情報によって示される位置にて読み取られた識別情報と対応づけて管理する処理と、
前記管理された情報を参照し、同一の識別情報が読み取られた位置を示す位置情報の変化、メタデータ及び現在の時刻に応じた前記端末の動作内容を決定する処理とを有する情報処理方法。
【請求項12】
コンピュータに、
情報処理対象となるオブジェクトに添付された情報記録媒体に書き込まれ、該オブジェクトを識別するための識別情報と、情報処理を行う端末の動作内容とを対応づけて管理しておく手順と、
前記情報記録媒体から前記識別情報を読み取る手順と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報に応じた前記端末の動作内容を決定する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
前記識別情報と、前記識別情報が読み取られた位置を示す位置情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく手順と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報と、該識別情報が読み取られた位置を示す位置情報とに応じた前記端末の動作内容を決定する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項14】
請求項13に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
前記識別情報と、前記位置情報と、時刻情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく手順と、
前記管理された情報を参照し、前記情報記録媒体から読み取られた識別情報と、該識別情報が読み取られた位置を示す位置情報と、現在の時刻とに応じた前記端末の動作内容を決定する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
前記識別情報によって識別される情報記録媒体が付与されたオブジェクトあるいはオブジェクトを用いた処理の種類を当該識別情報と対応づけてメタデータとして管理するとともに、該メタデータと、前記位置情報と、時刻情報と、前記端末の動作内容とを対応づけて管理しておく手順と、
前記管理された情報を参照し、前記読取手段にて読み取られた識別情報に対応づけられたメタデータ、前記位置情報及び現在の時刻に応じた前記端末の動作内容を決定する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項15に記載のプログラムにおいて、
コンピュータに、
同一の識別情報が読み取られた位置を示す位置情報の変化に応じた前記端末の動作内容を管理するとともに、前記位置情報を該位置情報によって示される位置にて読み取られた識別情報と対応づけて管理する手順と、
前記管理された情報を参照し、同一の識別情報が読み取られた位置を示す位置情報の変化、メタデータ及び現在の時刻に応じた前記端末の動作内容を手順とを実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2009−187366(P2009−187366A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−27711(P2008−27711)
【出願日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】