情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法、並びにプログラム
【課題】顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられるようにする。
【解決手段】店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報を、ECR32に送信し、予約情報に対する応答が予約可の結果である場合予約番号を発行して予約番号と予約情報を対応付けて管理し、予約番号を顧客端末14に配信し、顧客が店舗に来訪したことに起因してECR32から予約番号が送信されてきた場合、予約情報をECR32に送信する。ECR32は、予約前にECR32から店舗支援サーバ43を中継して送信されてきた予約情報を出力し、予約情報に対する予約可否結果をECR32に送信し、予約後に店舗に来訪した顧客により提示された予約番号を店舗支援サーバ43に送信し、送信された予約番号に対応して、店舗支援サーバ43から送信されてきた予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する。
【解決手段】店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報を、ECR32に送信し、予約情報に対する応答が予約可の結果である場合予約番号を発行して予約番号と予約情報を対応付けて管理し、予約番号を顧客端末14に配信し、顧客が店舗に来訪したことに起因してECR32から予約番号が送信されてきた場合、予約情報をECR32に送信する。ECR32は、予約前にECR32から店舗支援サーバ43を中継して送信されてきた予約情報を出力し、予約情報に対する予約可否結果をECR32に送信し、予約後に店舗に来訪した顧客により提示された予約番号を店舗支援サーバ43に送信し、送信された予約番号に対応して、店舗支援サーバ43から送信されてきた予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、レストランや飲食店において予約する場合には、顧客はレストランに対し電話を用いて予約をする場合が多かった。しかしながら、レストランや飲食店では必ずしも電話に出ることができず予約が成立しない事態が発生していた。このような問題を解消するために、レストランや飲食店において顧客及び従業員の予約の便宜を図り、来店前に予約を受け付ける予約システムが存在する(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−99514号公報
【特許文献2】特開2003−122996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1や2に記載の技術では、顧客は来店前に予約を行うことができるものの、顧客の来店時には、レストランや飲食店の従業員は、予約時の内容を確認した上で予約した内容に基づいて再度伝票を作成する必要があり、手間がかかっていた。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
店舗に設置される第1の情報処理装置と、前記店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバとから構成される情報処理システムにおいて、
前記サーバは、
前記端末から送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継して前記第1の情報処理装置に対する送信を制御する予約情報中継制御手段と、
前記第1の情報処理装置から、前記予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、前記予約番号と前記予約情報を対応付けて管理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報と対応付けられて管理されている前記予約番号を前記端末に配信する配信手段と、
前記顧客が前記店舗に来訪したことに起因して前記第1の情報処理装置から前記予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約情報送信制御手段と、
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
予約前に、前記第1の情報処理装置から前記サーバを中継して送信されてきた前記予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された前記予約可否結果を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
予約後に、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の情報処理システムに係る一実施形態としての予約代行システムの構成を示している。
【図2】本実施形態に係るECRのハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る店舗支援サーバのハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図4】予約代行システムの機能的構成のうち、予約受付処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図5】顧客端末側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図6】店舗支援サーバ側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図7】予約情報記憶部に記憶された予約情報の一例を説明する図である。
【図8】店舗情報記憶部に予め記憶された店舗情報の一例を説明する図である。
【図9】ECR側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図10】顧客端末と、店舗支援サーバと、ECRと、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
【図11】予約代行システムの機能的構成のうち、予約者来店処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図12】ECR側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図13】仮締め部により設定された仮締め情報の一例を説明する図である。
【図14】店舗支援サーバ側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図15】ECRと、店舗支援サーバと、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
[予約代行システムの構成]
図1は、本発明の情報処理システムに係る一実施形態としての予約代行システムの構成を示している。
本実施形態に係る予約代行システム10は、m個(mは1以上の整数値)の店舗の各オーナをユーザとして、所定ユーザの店舗の顧客による予約の受け付けから当該顧客の来店時の対応までの一連のサービスを当該ユーザに代行して行うものである。
図1に示すように、本実施形態に係る予約代行システム10においては、m個の店舗毎に配置されるECR(efficient consumer response)システム11−1〜11−mと、店舗支援サーバシステム12と、決済サーバ13と、顧客端末14と、がインターネット等のネットワーク21を介して相互に接続されている。
以下、ECRシステム11−1〜11−mを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ECRシステム11」と単に呼ぶ。また、ECRシステム11と呼んでいる場合には、その構成要素の符号についても、1〜mを省略して説明する。
ECRシステム11は、中継装置31と、n台(nは1以上の整数値)のECR32−1〜32−nと、OES(order entry system)コントローラ33と、o台(oは1以上の整数値)のOES端末34−1〜34−oと、を備える。
以下、ECR32−1〜32−nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ECR32」と単に呼ぶ。また、ECR32と呼んでいる場合には、その構成要素の符号についても、1〜nを省略して説明する。
以下、OES端末34−1〜34−oを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「OES端末34」と単に呼ぶ。また、OES端末34と呼んでいる場合には、構成要素の符号についても、1〜oを省略して説明する。
【0011】
中継装置31は、ネットワーク21を介して接続される外部の顧客端末14又は店舗支援サーバシステム12と、内部のECR32との間で授受される各種情報、例えば後述する予約情報や予約番号を中継する。
【0012】
ECR32は、店舗のオーナであるユーザや、当該店舗の従業員等により操作され、通常時にはいわゆるレジの機能を発揮する他、後述の予約受付処理時には、予約情報の表示や、予約可否結果の送信を行う機能を発揮し、後述の予約者来店処理時には、予約情報に基づいて仮締めを行う機能を発揮する。
【0013】
OESコントローラ33は、当該店舗の従業員等の各々に個人的に配布されるOES端末34を制御する。
例えば、OESコントローラ33は、ECR32から送信される予約情報(仮締め情報)等受信して、OES端末34に送信する。OES端末34は、当該予約情報等を受信すると、表示部に画像として表示させる。店舗の従業員は、OES端末34の表示部を視認して、必要な作業、例えば予約情報により特定される人数分のお通しを用意する等の作業を行う。
また、OES端末34は、顧客の注文を受け付けて登録すると、当該注文の登録情報をOESコントローラ33に送信する。OESコントローラ33は、当該注文の登録情報をECR32に送信する。すると、ECR32は、当該注文の登録情報を厨房の料理人に通知するとともに、ECR32に送信する。ECR32は、当該注文の登録情報に基づいて、当該注文をした顧客の伝票(データ)に、当該注文の内容を追記する。
【0014】
このように、ECRシステム11は、予約代行のサービスの提供を受ける店舗内に設置されているのに対して、店舗支援サーバシステム12は、予約代行のサービスの提供者が操作できる場所に設置される。
店舗支援サーバシステム12は、中継装置41と、Pingサーバ42と、店舗支援サーバ43と、を備える。
【0015】
中継装置41は、ネットワーク21を介して接続される外部の顧客端末14又はECRシステム11と、内部の店舗支援サーバ43との間で授受される各種情報、例えば後述する予約情報や予約番号を中継する。
【0016】
Pingサーバ42は、決済サーバ13との間の情報の送受信を行う。
【0017】
店舗支援サーバ43は、予約代行のサービスを提供するために必要な各種処理を実行する。例えば、店舗支援サーバ43は、後述の予約受付処理時には、予約可否結果に基づいて予約番号を発行したり、後述の予約者来店処理時には、予約番号に基づいて予約情報を取得しECR32に送信する。
【0018】
次に、このような本実施形態の予約代行システム10の各構成要素の構成について個別に説明していく。
【0019】
[ECR]
図2は、本実施形態に係るECR32のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0020】
ECR32は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、バス54と、入出力インターフェース55と、入力部56と、出力部57と、記憶部58と、通信部59と、ドライブ61と、を備えている。
【0021】
CPU51は、ROM52に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM53にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
【0022】
RAM53には、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0023】
CPU51、ROM52及びRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。このバス54にはまた、入出力インターフェース55も接続されている。入出力インターフェース55には、入力部56、出力部57、記憶部58、通信部59、印刷部60及びドライブ61が接続されている。
【0024】
入力部56は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部57は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部58は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部59は、インターネットを含むネットワーク21を介して他の装置、例えば店舗支援サーバシステム12内の各装置や顧客端末14との間で行う通信を制御する。
【0025】
印刷部60は、プリンタ(図示せず)を制御して、各種文字や各種画像、例えば後述する予約情報を印刷させる。
【0026】
ドライブ61には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア71が適宜装着される。ドライブ61によってリムーバブルメディア71から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部58にインストールされる。また、リムーバブルメディア71は、記憶部58に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部58と同様に記憶することができる。
【0027】
[店舗支援サーバ]
図3は、本実施形態に係る店舗支援サーバ43のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0028】
店舗支援サーバ43は、CPU81と、ROM82と、RAM83と、バス84と、入出力インターフェース85と、入力部86と、出力部87と、記憶部88と、通信部89と、ドライブ90と、を備えている。ドライブ90には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア101が適宜装着される。なお、本実施形態では、図3の店舗支援サーバ43のハードウェア構成は、図2のECR32のハードウェア構成と基本的に同様であるため、その説明は省略する。
【0029】
図4は、このような各構成要素を含む予約代行システム10の機能的構成のうち、予約受付処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
予約受付処理とは、次のような一連の処理をいう。即ち、店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報をECR32へ送信する。予約情報を受信したECR32は、当該予約情報の表示及び印刷を行う。そして、ECR32は、当該予約情報の表示結果を確認して入力された予約可否の入力結果を店舗支援サーバ32に送信する。予約可否の結果を受信した店舗支援サーバ43は、予約番号を発行し顧客端末14に予約番号を送信する一連の流れをいう。
【0030】
予約受付処理が実行される場合には、図4に示すように、店舗支援サーバ43のCPU81において、予約情報中継制御部141と、予約受付判定部142と、予約可否受信制御部143と、予約管理部144と、配信制御部145と、が機能する。
記憶部88の一領域として、予約情報記憶部161及び店舗情報記憶部162が設けられている。なお、予約情報記憶部161及び店舗情報記憶部162が記憶部88の一領域として設けられていることは例示であって、その他例えばリムーバブルメディア101の一領域として設けられるようにしてもよい。
【0031】
また、予約受付処理が実行される場合には、ECR32のCPU51において、予約情報出力制御部121と、予約情報受信制御部122と、予約可否送信制御部123と、予約可否受付部124と、が機能する。
【0032】
なお、これらの予約情報中継制御部141乃至配信制御部145及び予約情報出力制御部121乃至予約可否受付部124の各機能については、後述する図5乃至図8の予約受付処理の流れの説明の中であわせて説明するため、ここではその説明を省略する。
【0033】
図5、図6及び図9は、図4の機能的構成を有する図1の予約代行システム10が実行する予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
具体的には、図5は、顧客端末14側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図6は、店舗支援サーバ43側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図9は、ECR32側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図10は、顧客端末14と、店舗支援サーバ43と、ECR32と、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
以下、図5、図6及び図9の個々のフローチャートを参照して、顧客端末14側、店舗支援サーバ43側、及びECR32側の相互のそれぞれの予約受付処理について、その順番で個別に説明していくが、各装置間の相互の処理の関係は、図10の対応するステップを参照することで容易に理解することが可能である。
【0034】
顧客は、顧客端末14を操作して、予約情報を入力して、その送信の指示をすることができる。ここで、予約情報には、予約を所望する店舗、希望時間帯、及び希望人数が少なくとも含まれており、必要に応じて、希望のメニューやオプション等の付帯条件も含まれている。
顧客端末14側の予約受付処理は、このようなユーザによる予約情報の入力及び送信の指示を契機として開始され、次のような処理が実行される。
【0035】
ステップS11において、顧客端末14は、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する。
【0036】
ステップS12において、顧客端末14は、店舗支援サーバ43からのEメール(Electronic mail:電子メール)を確認できたか否かを判定する。店舗支援サーバ43からのEメールが確認できない場合、ステップS12においてNOであると判定されて、処理はステップS12に再び戻される。即ち、店舗支援サーバ43からのEメールが来るまでの間、ステップS12の判定処理が繰り返し実行されて、顧客端末14側の予約受付処理は待機状態となる。
【0037】
この間、店舗支援サーバ43は、図6及び図10を参照して後述するように、ステップS11の処理で顧客端末14から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS31、ステップS32)、予約情報を保存する(ステップS33)。そして、店舗支援サーバ43は、受信した予約情報と店舗情報とを比較し(ステップS34)、予約受付可能であると判定した場合(ステップS35:YES)には、予約情報をECR32に送信する(ステップS37)。
【0038】
ECR32は、図9及び図10を参照して後述するように、店舗支援サーバ43から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS61、ステップS62)、受信した予約情報の表示及び印刷を行う(ステップS63)。ECR32は、受信した予約情報に基づいて従業員等により入力された予約可否結果を受け付け(ステップS64)、その予約可否結果の受付結果を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS65)。
【0039】
店舗支援サーバ43は、図6及び図10を参照して後述するように、ECR32から送信された予約可否結果を確認して受信し(ステップS38、ステップS41)、予約可能である場合(ステップS42:YES)には、予約番号を発行及び記憶し(ステップS44)、発行した予約番号と、予約が受付られた旨とを内容に含むEメールを顧客端末14に送信する(ステップS45)。
【0040】
このようにして、店舗支援サーバ43からEメールが送信されてきて顧客端末14において確認される、ステップS12においてYESであると判定されて、処理はステップS13に進む。
【0041】
ステップS13において、顧客端末14は、店舗支援サーバ43から送信されたEメールを受信する。
これにより、ユーザは、Eメールの内容を確認することにより、予約が受け付けられたこと及びその予約番号を容易に認識することができる。なお、Eメールの内容は、図9を参照して後述するように、特にこれに限定されず、予約が受け付けられなかったり、エラーであることを通知する内容の場合もある。
このようなステップS13の処理が終了すると、顧客端末14側の予約受付処理が終了する。
【0042】
このような顧客端末14側の予約受付処理に対して、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は次のように実行される。
即ち、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は、ユーザである店舗のオーナやその従業員等による入力部86の所定の操作により店舗支援サーバ43の電源がオン状態になったことを契機として開始され、その後、何かしらのEメールが顧客端末14に送信されると終了する。その後、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は再度実行される。
【0043】
図6のステップS31において、店舗支援サーバ43の予約情報中継制御部141は、顧客端末14からの予約情報を確認できたか否かを判定する。
顧客端末14からの予約情報が確認できない場合、ステップS31においてNOであると判定されて、処理はステップS31に再び戻される。即ち、顧客端末14からの予約情報が来るまでの間、ステップS31の判定処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は待機状態となる。
この待機状態中に、顧客端末14から予約情報が送信されると(上述のステップS11)、ステップS31においてYESであると判定されて、処理はステップS32に進む。
【0044】
ステップS32において、予約情報中継制御部141は、顧客端末14から送信されてきた予約情報を通信部89に受信させる制御を実行する。
【0045】
ステップS33において、予約情報中継制御部141は、受信した予約情報を、予約情報記憶部161に保存するとともに当該予約情報を予約受付判定部142へ供給する。
【0046】
ステップS34において、予約受付判定部142は、ステップS32の処理で予約情報中継制御部141により受信された予約情報と、店舗情報記憶部162に予め記憶された店舗情報とを比較する。
【0047】
図7は、予約情報記憶部161に記憶された予約情報の一例を説明する図である。
予約情報記憶部161に記憶されている予約情報は、「店舗ID」、「予約番号」、「予約日」、「開始時刻」、「終了時間」、「予約人数」、「予約アイテム」、「連絡先」、「氏名」を含む。従って、予約情報記憶部161に記憶されている予約情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図7に示すように、行列構造となっている。
【0048】
具体的には、所定行に格納される「店舗ID」とは、各店舗を識別するための符号を示す情報であり、顧客が予約を所望する店舗を示す情報である。また、所定行に格納される「予約番号」とは、後述の図6のステップS44において発行され記憶された予約情報を管理するための番号である。また、所定行に格納される「予約日」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する日付の情報である。また、所定行に格納される「開始時刻」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する希望時間帯の開始の時間の情報である。また、所定行に格納される「終了時間」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する希望時間帯の終了の時間の情報である。また、所定行に格納される「予約人数」とは、店舗を利用する顧客が予定している人数の情報である。また、所定行に格納される「予約アイテム」とは、宴会メニューや禁煙席の指定等、顧客が店舗を利用する際に特に拘りたい条件の情報である。また、所定行に格納される「連絡先」とは、顧客と連絡がとれる電話番号やメールアドレス等の情報である。また、所定行に格納される「氏名」とは、顧客の氏名や店を利用する団体の名称の情報である。
また、本実施形態においては、図7の予約情報は、記憶部88の予約情報記憶部161に記憶しているがこれに限られるものではなく、RAM83やリムーバブルメディア101であってもよい。
【0049】
図8は、店舗情報記憶部162に予め記憶された店舗情報の一例を説明する図である。
店舗情報記憶部162に記憶されている店舗情報は、「店舗ID」、「テーブル数」、「席数」、「予約可能人数」、「営業開始時刻」、「営業終了時刻」、「定休日」、「禁煙テーブル数」を含む。従って、店舗情報記憶部162に記憶されている店舗情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図8に示すように、行列構造となっている。
【0050】
具体的には、所定行に格納される「店舗ID」とは、各店舗を識別するための符号を示す情報である。また、所定行に格納される「テーブル数」とは、当該店舗に配置されたテーブルの数であり、当該店舗において受け付け可能な顧客のグループの最大数を示す情報である。また、所定行に格納される「席数」とは、ある時点における当該店舗において利用可能な顧客の最大数を示す情報である。また、所定行に格納される「予約可能人数」とは、ある時点における当該店舗において受け付け可能な顧客の最大数を示す情報である。即ち、「予約可能人数」とは、「席数」から予備の席を除いた数を示す情報である。また、所定行に格納される「営業開始時刻」とは、当該店舗の営業が開始される時刻を示す情報である。また、所定行に格納される「営業終了時刻」とは、当該店舗の営業が終了する時刻を示す情報である。また、所定行に格納される「定休日」とは、当該店舗において予め定められた休みの日の情報である。また、所定行に格納される「禁煙テーブル数」とは、当該店舗に配置された禁煙が指示されたテーブルの数であり、当該店舗において受け付け可能な禁煙を希望する顧客のグループの最大数を示す情報である。
また、本実施形態においては、図8の店舗情報は、記憶部88の店舗情報記憶部162に記憶しているがこれに限られるものではなく、ROM82、RAM83又はリムーバブルメディア101であってもよい。
【0051】
ステップS35において、予約受付判定部142は、ステップS34の比較処理の結果にもとづいて、予約受付可能であるか否かを判定する。
ここで、予約受付可能とは、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約日」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「定休日」と重なっていない状態をいう。
また、予約受付可能とは、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「開始時刻」から「終了時刻」において、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約人数」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「予約可能人数」を超えていないか、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約人数」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「予約可能人数」を超えていない状態をいう。
【0052】
予約受付が不可能の場合、ステップS34においてNOであると判定されて、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、予約受付判定部142は、予約受付が不可能である旨を予約情報中継制御部141に通知し、予約情報中継制御部141は、予約は成立しなかった旨を内容とするEメールを通信部89から顧客端末14に送信させる制御を実行する。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0053】
これに対して、予約受付が可能の場合、ステップS34においてYESであると判定されて、処理はステップS37に進む。
ステップS37において、予約情報中継制御部141は、予約情報を通信部89からECR32に送信させる制御を実行する。
【0054】
ステップS38において、店舗支援サーバ43の予約可否受信制御部143は、ステップS38において、ECR32からの予約可否結果を確認できたか否かを判定する。
【0055】
ECR32からの予約可否結果が確認できない場合、ステップS38においてNOであると判定されて、処理はステップS39に進む。
ステップS39において、予約可否受信制御部143は、ステップS37の処理でECR32に予約情報が送信されてから一定時間が経過したか否かを判定する。予約情報が送信されてからまだ一定時間が経過していない場合、ステップS39においてNOであると判定されて、処理はステップS38に戻される。即ち、ECR32に予約情報が送信してから一定時間が経過するまでの間、予約可否結果が確認できないと、ステップS38及びステップS39のループ処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は待機状態となる。
【0056】
その後、予約情報が送信されてから一定時間が経過しても、予約可否結果が確認された場合、ステップS39においてYESであると判定されて、処理はステップS40に進む。この場合、予約可否受信制御部143は、一定時間が経過したことを示す情報を予約管理部144を介して配信制御部145に供給する。
ステップS40において、配信制御部145は、予約受付処理が正常に行われなかったことを示す旨を内容のEメールを通信部89から顧客端末14に配信する。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0057】
これに対して、ステップS38及びステップS39のループ処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理が待機状態になっている間に、ECR32が次のような一連の処理をしたものとする。
即ち、ECR32は、図7及び図8を参照して後述するように、ステップS37の処理で店舗支援サーバ43から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS61、ステップS62)、受信した予約情報の表示及び印刷を行う(ステップS63)。ECR32は、受信した予約情報に基づいて従業員等により入力された予約可否結果を受け付け(ステップS64)、その予約可否結果の受付結果を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS65)、といった一連の処理を実行したものとする。
【0058】
この場合、ECR32からの予約可否結果が確認されるので、ステップS38においてYESであると判定されて、処理はステップS41に進む。
ステップS41において、予約可否受信制御部143は、ECR32からの予約可否結果を通信部89に受信させ、予約管理部144に供給する。
【0059】
ステップS42において、予約管理部144は、ステップS41の処理で受信された予約可否結果は予約可能であるか否かを判定する。
【0060】
予約不可能の場合、ステップS42においてNOであると判定されて、処理はステップS43に進む。この場合、予約管理部144は、予約は不可能である旨を配信制御部145に通知する。
ステップS43において、配信制御部145は、予約は不可能である旨を内容とするEメールを、通信部89から顧客端末14に送信させる。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0061】
これに対して、予約可否結果が予約可能であるというものである場合、ステップS42においてYESであると判定されて、処理はステップS44に進む。
ステップS44において、予約管理部144は、予約番号の発行し記憶する。この場合、予約管理部144は、予約は可能である旨の情報及び発行した予約番号を配信制御部145に供給する。そして、予約管理部144は、発行した予約番号を予約情報と対応付けて予約情報記憶部161に記憶する。
【0062】
ステップS45において、配信制御部145は、予約は可能である旨を示すメッセージ及びステップS44の処理で発行された予約番号を内容に含むEメールを、通信部89から顧客端末14に送信させる。この場合、配信制御部145は、予約番号に加えて予約番号の情報を示すバーコードを送信してもよい。この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0063】
このような顧客端末14側や店舗支援サーバ43側の予約受付処理に対して、ECR32側の予約受付処理は次のように実行される。
即ち、ECR32側の予約受付処理は、ユーザであるオーナやその従業員等により入力部56が操作されてECR32の電源がオン状態になったことを契機として開始される。
即ち、顧客端末14は、ユーザによる予約情報の入力を受付、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS11)。
【0064】
店舗支援サーバ43は、図6及び図10に示すように、顧客端末14から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS31、ステップS32)、予約情報を保存する(ステップS33)。また、店舗支援サーバ43は、受信した予約情報と店舗情報とを比較し(ステップS34)、予約受付可能であると判定した場合(ステップS35:YES)には、予約情報をECR32に送信する(ステップS37)。
【0065】
ステップS61において、ECR32の予約情報受信制御部122は、店舗支援サーバ43からの予約情報が確認できたか否かを判定する。
店舗支援サーバ43から予約情報が確認できない場合、ステップS61においてNOであると判定されて、処理はステップS61に戻される。即ち、店舗支援サーバ43からの予約情報が来るまでの間、ステップS61の判定処理が繰り返し実行されて、ECR32側の予約受付処理は待機状態となる。
【0066】
この間、顧客端末14及び店舗支援サーバ43によって、次のような処理が実行されたとする。
即ち、顧客端末14は、ユーザによる予約情報の入力を受付、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS11)。
店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS31、ステップS32)、予約情報を保存する(ステップS33)。そして、店舗支援サーバ43は、受信した予約情報と店舗情報とを比較し(ステップS34)、予約受付可能であると判定した場合(ステップS35:YES)には、予約情報を送信してくる(ステップS37)。
【0067】
このような場合に、店舗支援サーバ43からの予約情報が確認され、その結果、ステップS61においてYESであると判定されて、処理はステップS62に進む。
【0068】
ステップS62において、予約情報受信制御部122は、店舗支援サーバ43から送信された予約情報を通信部59に受信させる制御を実行する。予約情報受信制御部122は、通信部59に受信された予約情報を予約情報出力制御部121に供給する。
【0069】
ステップS63において、予約情報出力制御部121は、受信した予約情報を出力部57のディスプレイにより表示するとともに。印刷部60のプリンタを通じて紙媒体等に印刷する制御を実行する。
【0070】
店舗のオーナ(ユーザ)やその従業員等は、ディスプレイに表示された予約情報、又は、紙媒体等に印刷された予約情報を確認して、当該予約情報の内容で予約を受け付けるか否かを判断し、入力部56を操作して、その判断結果、即ち予約可否結果をECR32に入力する。
【0071】
ステップS64において、予約可否受付部124は、このような入力部56からの予約可否結果の入力を受け付け、予約可否送信制御部123に通知する。
【0072】
ステップS65において、予約可否送信制御部123は、ステップS64の処理で受け付けられた予約可否結果を、通信部59から店舗支援サーバ43に送信させる。
【0073】
ステップS66において、ECR32は、処理終了の指示があったか否かを判定する。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、ECR32の電源がオン状態の場合、ステップS66においてNOであると判定されて、処理はステップS61に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、ECR32の電源がオフ状態になると、ステップS66においてYESであると判定されて、ECR32側の予約受付処理は終了となる。
このように、予約受付処理においては、顧客の予約情報に基づいて予約を受け付け、当該予約に対応する予約番号が顧客端末14に送信される。後日、顧客(即ち、予約者)が予約情報に基づいて店舗に来店した際に、予約情報に基づいて伝票データの作成及び仮締めを行う処理が予約者来店処理である。そこで、以下このような予約者来店処理について説明する。
【0074】
図11は、このような予約代行システム10の機能的構成のうち、予約者来店処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
予約者来店処理とは、次のような一連の処理をいう。即ち、ECR32は、来店した顧客が入力した予約番号を店舗支援サーバへ送信する。予約番号を受け取った店舗支援サーバ43は、当該予約番号が有効予約番号であった場合には、予約番号に対応する予約情報をECR32に送信する。そして、ECR32は送信された予約情報に基づき仮締めを行う一連の流れをいう。
【0075】
予約者来店処理が実行される場合には、図9に示すように、店舗支援サーバ43のCPU81において、予約番号受信制御部181と、予約番号有効確認部182と、予約情報取得部183と、予約情報送信制御部184と、が機能する。
記憶部88の一領域として、予約情報記憶部161が設けられている。
【0076】
また、予約者来店処理が実行される場合には、ECR32のCPU51において、予約番号受付部201と、予約情報受信制御部202と、仮締め部203と、が機能する。
【0077】
以下、これらの予約番号受信制御部181乃至予約情報送信制御部184及び予約番号受付部201乃至仮締め部203の各機能については、後述する図12、図14及び図15の予約者来店処理の流れの説明の中で、あわせて説明するため、ここではその説明を省略する。
【0078】
図12及び図14は、図11の機能的構成を有する図1の予約代行システム10が実行する予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
具体的には、図12は、ECR32側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図14は、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図15は、ECR32と、店舗支援サーバ43と、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
以下、図12及び図14の個々のフローチャートを参照して、ECR32側、店舗支援サーバ43側の相互のそれぞれの予約者来店処理について、その順番で個別に説明していくが、各装置間の相互の処理の関係は、図15の対応するステップを参照することで容易に理解することが可能である。
【0079】
ECR32側の予約者来店処理は、ユーザである店舗のオーナやその従業員等による入力部56の所定の操作によりECR32の電源がオンになったことを契機として開始され、その後、終了の指示があると終了する。
【0080】
図12のステップS81において、ECR32の予約番号受付部201は、入力部56を通じて顧客の予約番号を確認できたか否かを判定する。
入力部56を通じて顧客の予約番号が確認できない場合、ステップS81においてNOであると判定されて、処理はステップS81に再び戻される。即ち、入力部56からの予約番号が来るまでの間、ステップS81の判定処理が繰り返し実行されて、ECR32側の予約者来店処理は待機状態となる。
この待機状態中に、入力部56から予約番号が入力されると、ステップS81においてYESであると判定されて、処理はステップS82に進む。
【0081】
ステップS82において、予約番号受付部201は、入力された予約番号を受け付ける制御を実行する。
【0082】
ステップS83において、予約番号受付部201は、ステップS82において受け付けた予約番号を通信部59から店舗支援サーバ43に送信させる制御を実行する。そして、店舗支援サーバ43から予約情報を受信するまでの間に、ECR32が次のような一連の処理をしたものとする。
即ち、店舗支援サーバ43は、後述の図14を参照して説明するようにステップS83の処理でECR32から送信した予約番号を確認し受信する(ステップS101、ステップS102)。店舗支援サーバ43は、受信した予約番号は有効予約番号であると判定した場合(ステップS103:YES)、予約番号に対応する予約情報を取得し(ステップS105)、取得した予約情報をECRへ送信する(ステップS106)、といった一連の処理を実行したものとする。
【0083】
図12に戻って、ステップS84において、予約情報受信制御部202は、通信部59を制御して店舗支援サーバ43から予約情報を受信する制御を実行する。予約情報受信制御部202は、受信した予約情報を仮締め部203に供給する。
【0084】
ステップS85において、仮締め部203は、ステップS84において受信した予約情報に基づいて仮締めを行う。
仮締めとは、予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定することをいう。より、具体的には、仮締めとは、仮締め部203は、予約情報に基づいて予約番号毎に人数の確定を行い伝票データを作成し、作成した伝票データを仮締め情報として設定する一連の処理をいう。仮締め情報に含まれる情報は、人数に限られるものではなく、種々の情報に基づいて設定される。
【0085】
図13は、仮締め部203により設定された仮締め情報の一例を説明する図である。
仮締め部203により設定される仮締め情報は、「予約番号」、「人数」、「テーブル番号」、「開始時刻」、「宴会料理タイプ」、「飲み放題タイプ」を含む。従って、仮締め部203により設定される仮締め情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図13に示すように、行列構造となっている。
【0086】
具体的には、所定行に格納される「予約番号」とは、ステップS82において受け付けた予約番号である。また、所定行に格納される「人数」とは、予約情報に含まれる「予約人数」に対応する情報であり、店舗を利用する顧客の人数の情報である。また、所定行に格納される「テーブル番号」とは、予約情報に含まれる「予約人数」に対応して決定される情報であり、店舗を利用する顧客が利用するテーブルを識別するための番号の情報である。また、所定行に格納される「開始時刻」とは、予約情報に含まれる「開始時刻」に対応する情報であり、顧客が当該店舗での利用を開始する時間の情報である。また、所定行に格納される「終了時間」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する希望時間帯の終了の時間の情報である。また、所定行に格納される「宴会料理タイプ」とは、予約情報に含まれる「宴会アイテム」の内容であり、宴会料理の内容を識別するための情報である。また、所定行に格納される「飲み放題タイプ」とは、予約情報に含まれる「宴会アイテム」の内容であり、飲み放題の内容を識別するための情報である。
このように、予約番号に基づいて一意に決定される予約情報に基づいて仮締め情報が設定されるため、店舗の従業員は、設定された仮締め情報に基づいて人数、テーブル番号、開始時刻又は料理や飲み物の内容が自動的に決定されるため、新規に伝票を作成する際の手間を省くことができる。このように仮締め情報は、予め決められた登録内容に基づき設定登録されてもよい。そして、このように作成された伝票データは、OESコントローラ33により、OES端末34等、店舗内の他の端末に送信される。
【0087】
ステップS86において、ECR32は、処理終了の指示があったか否かを判定する。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、ECR32の電源がオン状態の場合、ステップS86においてNOであると判定されて、処理はステップS81に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、ECR32の電源がオフ状態になると、ステップS86においてYESであると判定されて、ECR32側の予約者来店処理は終了となる。
【0088】
このようなECR32側の予約者来店処理に対して、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は次のように実行される。
即ち、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は、ユーザであるオーナやその従業員により入力部86が操作されて店舗支援サーバ43の電源がオンになったことを契機として開始される。
即ち、ECR32は、図10を参照して説明したように、予約者である顧客により入力部が操作されて予約番号が確認できた場合(ステップS81:YES)、予約番号を受け付け(ステップS82)、受け付けた予約番号を店舗支援サーバ43へ送信する(ステップS83)。
【0089】
図11のステップS101において、店舗支援サーバ43の予約番号受信制御部181は、通信部89を制御してECR32からの予約番号が確認できたか否かを判定する。予約番号が確認できない場合、ステップS101においてNOであると判定されて、処理はステップS101に戻される。即ち、本実施形態では、ECR32からの予約番号が確認できるまでの間、ステップS101の判定処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は待機状態となる。この待機状態中に、ECR32からの予約番号が確認できると、ステップS101においてYESであると判定されて、処理はステップS102に進む。
【0090】
ステップS102において、予約番号受信制御部181は、送信された予約番号を通信部89に受信させる制御を実行する。予約番号受信制御部181は、受信した予約番号を予約番号有効確認部182へ供給する。
【0091】
ステップS103において、予約番号有効確認部182は、ステップS102において受信した予約番号が有効予約番号であるか否かを判定する。
「有効予約番号」とは、予約番号のうち、図6のステップS44において予約情報記憶部161に記憶された予約番号をいう。
従って、予約番号有効確認部182は、ステップS102において受信した予約番号が予約情報記憶部161に記憶されているか否かを確認し、受信した予約番号が予約情報記憶部161に記憶されている場合には、当該予約番号を有効予約番号であると判定する。受信した予約番号が有効予約番号ではない場合、ステップS103においてNOであると判定され、処理はステップS104に進む。
【0092】
ステップS104において、予約番号有効確認部182は、通信部89を通じて、ECR32へ予約番号は有効でないことを示すエラー情報を送信する制御を実行する。この処理が終了すると処理はステップS107に進む。これにより、ユーザである従業員は、エラーの内容を確認することにより、エラーが発生していることを把握することができる。
これに対して、ステップS103において受信した予約番号が有効予約番号である場合、ステップS103においてYESであると判定され、処理はステップS105に進む。この場合、予約番号有効確認部182は、確認した予約番号を予約情報取得部183に供給する。
【0093】
ステップS105において、予約情報取得部183は、予約番号に対応する予約情報を予約情報記憶部161から取得する。予約情報取得部183は、取得した予約情報を予約情報送信制御部184へ供給する。ステップS106において、予約情報送信制御部184は、ECR32へステップS105で取得した予約情報を送信する。
【0094】
ステップS106又はステップS104の後で、ステップS107において、店舗支援サーバ43は、処理終了の指示があったか否かを判定する。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、店舗支援サーバ43の電源がオン状態の場合、ステップS107においてNOであると判定されて、処理はステップS101に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、店舗支援サーバ43の電源がオフ状態になると、ステップS107においてYESであると判定されて、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は終了となる。
【0095】
以上説明したように、本実施形態の予約代行システム10は、店舗に設置されるECR32と、店舗の予約を行う顧客に操作される顧客端末14と、店舗の予約を代行するサービスを提供する店舗支援サーバ43とから構成される。
店舗支援サーバ43は、予約情報中継制御部141と、予約管理部144と、配信制御部145と、予約情報送信制御部184と、を備える。
予約情報中継制御部141は、顧客端末14から送信されてきた、店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継してECR32に対する送信を制御する。
予約管理部144は、ECR32から、予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、予約番号と予約情報を対応付けて管理する。
配信制御部145は、予約管理部144により予約情報と対応付けられて管理されている予約番号を顧客端末14に配信する。
予約情報送信制御部184は、顧客が前記店舗に来訪したことに起因してECR32から予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している予約情報をECR32に送信する制御を実行する。
ECR32は、予約情報出力制御部121と、予約可否送信制御部123と、予約番号受付部201と、仮締め部203と、を備える。
予約情報出力制御部121は、予約前に、ECR32から店舗支援サーバ43を中継して送信されてきた予約情報の出力を制御する。
予約可否送信制御部123は、予約情報に対して決定された予約可否結果をECR32に送信する制御を実行する。
予約番号受付部201は、予約後に、店舗に来訪した顧客により提示された予約番号を受け付け、店舗支援サーバ43に送信する。
仮締め部203は、予約番号受付部201により送信された予約番号に対応して、店舗支援サーバ43から送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する。
この場合、予約情報に含まれる例えば人数に変更がなければ、予約後に店舗に来訪した顧客により予約番号が提示された時点で、予約番号に対応した予約情報に基づいて伝票データが作成され、仮締め情報が設定される。従って、顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられる状態となる。即ち、予約情報に基づいて、テーブル番号等が含まれた伝票データが作成されるとともに、人数に変更がなければ、人数分のお通し等の仮締め情報も自動的に設定され登録することができる。
従って、予約番号に基づいて自動的に伝票データが作成されるため、顧客が来店した際の従業員の受付処理の短縮を図ることができるとともに、オーダーの間違えを極力防ぐこともでき便宜である。
また、顧客にとっても、来店時に予約番号を提示するだけで、予約時に設定した予約情報に基づいてオーダーができるため便利である。
【0096】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0097】
上述の実施形態では、店舗のオーナ(ユーザ)やその従業員等は、ディスプレイに表示された予約情報、又は、紙媒体等に印刷された予約情報を確認して、当該予約情報の内容で予約を受け付けるか否かを判断し、入力部56を操作して、その判断結果、即ち予約可否結果をECR32に入力しているがこれに限られない。即ち、予約情報受信制御部122が通信部59に受信させた予約情報に基づいて予約可否結果を自動的に判断させ、その自動的に判断された予約可否結果を予約可否送信制御部123により店舗支援サーバ43に送信してもよい。
【0098】
また、上述の実施形態では、本発明が適用される予約代行システム10は、店舗の各オーナをユーザとして、所定ユーザの店舗の顧客による予約の受け付けから当該顧客の来店時の対応までの一連のサービスを当該ユーザに代行して行うものとして説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、予約を必要とする情報処理システム一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、レストラン、遊園地、ホテル、電車、飛行機等の予約システムに適用可能である。
【0099】
また、店舗のオーナが管理するオーナPCをさらに備え、店舗支援サーバ43の予約情報送信制御部184は、オーナPCからの要求があった場合にはさらに、予約情報をオーナPCに送信する制御を実行してもよい。
【0100】
また、ECR32は、仮締め部203により作成された伝票データを、店舗内の別の端末(例えば、他のECR)に送信させる制御を実行する送信制御部を備えてもよい。
また、予約情報送信制御部184は、予約情報記憶部161から取得した予約情報をECR32へ送信しているがこれに限られない。例えば、予約情報送信制御部184は、予約番号が送信されてきた場合とは別に、ECR32からの要求があった場合にはさらに、予約情報をECR32に送信する制御を実行してもよい。
【0101】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図4又は図11の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がECR32又は店舗支援サーバ43に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0102】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワーク21や記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0103】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア71により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア71は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM52や、図2の記憶部58に含まれるハードディスク等で構成される。
【0104】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0105】
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0106】
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
店舗に設置される第1の情報処理装置と、前記店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバとから構成される情報処理システムにおいて、
前記サーバは、
前記端末から送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継して前記第1の情報処理装置に対する送信を制御する予約情報中継制御手段と、
前記第1の情報処理装置から、前記予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、前記予約番号と前記予約情報を対応付けて管理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報と対応付けられて管理されている前記予約番号を前記端末に配信する配信手段と、
前記顧客が前記店舗に来訪したことに起因して前記第1の情報処理装置から前記予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約情報送信制御手段と、
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
予約前に、前記第1の情報処理装置から前記サーバを中継して送信されてきた前記予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された前記予約可否結果を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
予約後に、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理システム。
[付記2]
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記予約番号が送信されてきた場合とは別に、前記第1の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する、
付記1に記載の情報処理システム。
[付記3]
前記店舗のオーナが管理する第2の情報処理装置をさらに備え、
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記第2の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第2の情報処理装置に送信する制御を実行する、
付記1又は2に記載の情報処理システム。
[付記4]
前記第1の情報処理装置から送信された予約可否を前記端末に配信する制御を実行する配信制御部をさらに備える
付記1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記5]
前記サーバの前記配信制御部は、前記予約番号を電子メールの形態で前記端末に配信する制御を実行する、
付記4に記載の情報処理システム。
[付記6]
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
付記1乃至5の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記7]
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
付記1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記8]
前記第1の情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
付記1乃至7の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記9]
前記第1の情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える付記1乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記10]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理装置。
[付記11]
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
付記10に記載の情報処理装置。
[付記12]
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
付記10又は11の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記13]
前記情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
付記10乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記14]
前記情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える付記10乃至13の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記15]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置が実行する情報処理方法において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御ステップと、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御ステップと、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付ステップと、
前記予約番号受付ステップにより送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
[付記16]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置を制御するコンピュータに、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御機能と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御機能と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付機能と、
前記予約番号受付機能の発揮により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め機能と、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0107】
10・・・予約代行システム、11・・・ECRシステム、12・・・店舗支援サーバシステム、13・・・決済サーバ、14・・・顧客端末、18・・・記憶部、21・・・ネットワーク、31・・・中継装置、33・・・コントローラ、34・・・端末、41・・・中継装置、42・・・サーバ、43・・・店舗支援サーバ、51・・・CPU、52・・・ROM、53・・・RAM、54・・・バス、55・・・入出力インターフェース、56・・・入力部、57・・・出力部、58・・・記憶部、59・・・通信部、60・・・印刷部、61・・・ドライブ、71・・・リムーバブルメディア、81・・・CPU、82・・・ROM、83・・・RAM、84・・・バス、85・・・入出力インターフェース、86・・・入力部、87・・・出力部、88・・・記憶部、89・・・通信部、90・・・ドライブ、101・・・リムーバブルメディア、121・・・予約情報出力制御部、122・・・予約情報受信制御部、123・・・予約可否送信制御部、124・・・予約可否受付部、141・・・予約情報中継制御部、142・・・予約受付判定部、143・・・予約可否受信制御部、144・・・予約管理部、145・・・配信制御部、161・・・予約情報記憶部、162・・・店舗情報記憶部、181・・・予約番号受信制御部、182・・・予約番号有効確認部、183・・・予約情報取得部、184・・・予約情報送信制御部、201・・・予約番号受付部、202・・・予約情報受信制御部、203・・・仮締め部
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、レストランや飲食店において予約する場合には、顧客はレストランに対し電話を用いて予約をする場合が多かった。しかしながら、レストランや飲食店では必ずしも電話に出ることができず予約が成立しない事態が発生していた。このような問題を解消するために、レストランや飲食店において顧客及び従業員の予約の便宜を図り、来店前に予約を受け付ける予約システムが存在する(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−99514号公報
【特許文献2】特開2003−122996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1や2に記載の技術では、顧客は来店前に予約を行うことができるものの、顧客の来店時には、レストランや飲食店の従業員は、予約時の内容を確認した上で予約した内容に基づいて再度伝票を作成する必要があり、手間がかかっていた。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
店舗に設置される第1の情報処理装置と、前記店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバとから構成される情報処理システムにおいて、
前記サーバは、
前記端末から送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継して前記第1の情報処理装置に対する送信を制御する予約情報中継制御手段と、
前記第1の情報処理装置から、前記予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、前記予約番号と前記予約情報を対応付けて管理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報と対応付けられて管理されている前記予約番号を前記端末に配信する配信手段と、
前記顧客が前記店舗に来訪したことに起因して前記第1の情報処理装置から前記予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約情報送信制御手段と、
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
予約前に、前記第1の情報処理装置から前記サーバを中継して送信されてきた前記予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された前記予約可否結果を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
予約後に、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の情報処理システムに係る一実施形態としての予約代行システムの構成を示している。
【図2】本実施形態に係るECRのハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る店舗支援サーバのハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図4】予約代行システムの機能的構成のうち、予約受付処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図5】顧客端末側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図6】店舗支援サーバ側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図7】予約情報記憶部に記憶された予約情報の一例を説明する図である。
【図8】店舗情報記憶部に予め記憶された店舗情報の一例を説明する図である。
【図9】ECR側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図10】顧客端末と、店舗支援サーバと、ECRと、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
【図11】予約代行システムの機能的構成のうち、予約者来店処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
【図12】ECR側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図13】仮締め部により設定された仮締め情報の一例を説明する図である。
【図14】店舗支援サーバ側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
【図15】ECRと、店舗支援サーバと、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
[予約代行システムの構成]
図1は、本発明の情報処理システムに係る一実施形態としての予約代行システムの構成を示している。
本実施形態に係る予約代行システム10は、m個(mは1以上の整数値)の店舗の各オーナをユーザとして、所定ユーザの店舗の顧客による予約の受け付けから当該顧客の来店時の対応までの一連のサービスを当該ユーザに代行して行うものである。
図1に示すように、本実施形態に係る予約代行システム10においては、m個の店舗毎に配置されるECR(efficient consumer response)システム11−1〜11−mと、店舗支援サーバシステム12と、決済サーバ13と、顧客端末14と、がインターネット等のネットワーク21を介して相互に接続されている。
以下、ECRシステム11−1〜11−mを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ECRシステム11」と単に呼ぶ。また、ECRシステム11と呼んでいる場合には、その構成要素の符号についても、1〜mを省略して説明する。
ECRシステム11は、中継装置31と、n台(nは1以上の整数値)のECR32−1〜32−nと、OES(order entry system)コントローラ33と、o台(oは1以上の整数値)のOES端末34−1〜34−oと、を備える。
以下、ECR32−1〜32−nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「ECR32」と単に呼ぶ。また、ECR32と呼んでいる場合には、その構成要素の符号についても、1〜nを省略して説明する。
以下、OES端末34−1〜34−oを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「OES端末34」と単に呼ぶ。また、OES端末34と呼んでいる場合には、構成要素の符号についても、1〜oを省略して説明する。
【0011】
中継装置31は、ネットワーク21を介して接続される外部の顧客端末14又は店舗支援サーバシステム12と、内部のECR32との間で授受される各種情報、例えば後述する予約情報や予約番号を中継する。
【0012】
ECR32は、店舗のオーナであるユーザや、当該店舗の従業員等により操作され、通常時にはいわゆるレジの機能を発揮する他、後述の予約受付処理時には、予約情報の表示や、予約可否結果の送信を行う機能を発揮し、後述の予約者来店処理時には、予約情報に基づいて仮締めを行う機能を発揮する。
【0013】
OESコントローラ33は、当該店舗の従業員等の各々に個人的に配布されるOES端末34を制御する。
例えば、OESコントローラ33は、ECR32から送信される予約情報(仮締め情報)等受信して、OES端末34に送信する。OES端末34は、当該予約情報等を受信すると、表示部に画像として表示させる。店舗の従業員は、OES端末34の表示部を視認して、必要な作業、例えば予約情報により特定される人数分のお通しを用意する等の作業を行う。
また、OES端末34は、顧客の注文を受け付けて登録すると、当該注文の登録情報をOESコントローラ33に送信する。OESコントローラ33は、当該注文の登録情報をECR32に送信する。すると、ECR32は、当該注文の登録情報を厨房の料理人に通知するとともに、ECR32に送信する。ECR32は、当該注文の登録情報に基づいて、当該注文をした顧客の伝票(データ)に、当該注文の内容を追記する。
【0014】
このように、ECRシステム11は、予約代行のサービスの提供を受ける店舗内に設置されているのに対して、店舗支援サーバシステム12は、予約代行のサービスの提供者が操作できる場所に設置される。
店舗支援サーバシステム12は、中継装置41と、Pingサーバ42と、店舗支援サーバ43と、を備える。
【0015】
中継装置41は、ネットワーク21を介して接続される外部の顧客端末14又はECRシステム11と、内部の店舗支援サーバ43との間で授受される各種情報、例えば後述する予約情報や予約番号を中継する。
【0016】
Pingサーバ42は、決済サーバ13との間の情報の送受信を行う。
【0017】
店舗支援サーバ43は、予約代行のサービスを提供するために必要な各種処理を実行する。例えば、店舗支援サーバ43は、後述の予約受付処理時には、予約可否結果に基づいて予約番号を発行したり、後述の予約者来店処理時には、予約番号に基づいて予約情報を取得しECR32に送信する。
【0018】
次に、このような本実施形態の予約代行システム10の各構成要素の構成について個別に説明していく。
【0019】
[ECR]
図2は、本実施形態に係るECR32のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0020】
ECR32は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、バス54と、入出力インターフェース55と、入力部56と、出力部57と、記憶部58と、通信部59と、ドライブ61と、を備えている。
【0021】
CPU51は、ROM52に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM53にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
【0022】
RAM53には、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0023】
CPU51、ROM52及びRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。このバス54にはまた、入出力インターフェース55も接続されている。入出力インターフェース55には、入力部56、出力部57、記憶部58、通信部59、印刷部60及びドライブ61が接続されている。
【0024】
入力部56は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部57は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部58は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部59は、インターネットを含むネットワーク21を介して他の装置、例えば店舗支援サーバシステム12内の各装置や顧客端末14との間で行う通信を制御する。
【0025】
印刷部60は、プリンタ(図示せず)を制御して、各種文字や各種画像、例えば後述する予約情報を印刷させる。
【0026】
ドライブ61には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア71が適宜装着される。ドライブ61によってリムーバブルメディア71から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部58にインストールされる。また、リムーバブルメディア71は、記憶部58に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部58と同様に記憶することができる。
【0027】
[店舗支援サーバ]
図3は、本実施形態に係る店舗支援サーバ43のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0028】
店舗支援サーバ43は、CPU81と、ROM82と、RAM83と、バス84と、入出力インターフェース85と、入力部86と、出力部87と、記憶部88と、通信部89と、ドライブ90と、を備えている。ドライブ90には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア101が適宜装着される。なお、本実施形態では、図3の店舗支援サーバ43のハードウェア構成は、図2のECR32のハードウェア構成と基本的に同様であるため、その説明は省略する。
【0029】
図4は、このような各構成要素を含む予約代行システム10の機能的構成のうち、予約受付処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
予約受付処理とは、次のような一連の処理をいう。即ち、店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報をECR32へ送信する。予約情報を受信したECR32は、当該予約情報の表示及び印刷を行う。そして、ECR32は、当該予約情報の表示結果を確認して入力された予約可否の入力結果を店舗支援サーバ32に送信する。予約可否の結果を受信した店舗支援サーバ43は、予約番号を発行し顧客端末14に予約番号を送信する一連の流れをいう。
【0030】
予約受付処理が実行される場合には、図4に示すように、店舗支援サーバ43のCPU81において、予約情報中継制御部141と、予約受付判定部142と、予約可否受信制御部143と、予約管理部144と、配信制御部145と、が機能する。
記憶部88の一領域として、予約情報記憶部161及び店舗情報記憶部162が設けられている。なお、予約情報記憶部161及び店舗情報記憶部162が記憶部88の一領域として設けられていることは例示であって、その他例えばリムーバブルメディア101の一領域として設けられるようにしてもよい。
【0031】
また、予約受付処理が実行される場合には、ECR32のCPU51において、予約情報出力制御部121と、予約情報受信制御部122と、予約可否送信制御部123と、予約可否受付部124と、が機能する。
【0032】
なお、これらの予約情報中継制御部141乃至配信制御部145及び予約情報出力制御部121乃至予約可否受付部124の各機能については、後述する図5乃至図8の予約受付処理の流れの説明の中であわせて説明するため、ここではその説明を省略する。
【0033】
図5、図6及び図9は、図4の機能的構成を有する図1の予約代行システム10が実行する予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
具体的には、図5は、顧客端末14側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図6は、店舗支援サーバ43側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図9は、ECR32側の予約受付処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図10は、顧客端末14と、店舗支援サーバ43と、ECR32と、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
以下、図5、図6及び図9の個々のフローチャートを参照して、顧客端末14側、店舗支援サーバ43側、及びECR32側の相互のそれぞれの予約受付処理について、その順番で個別に説明していくが、各装置間の相互の処理の関係は、図10の対応するステップを参照することで容易に理解することが可能である。
【0034】
顧客は、顧客端末14を操作して、予約情報を入力して、その送信の指示をすることができる。ここで、予約情報には、予約を所望する店舗、希望時間帯、及び希望人数が少なくとも含まれており、必要に応じて、希望のメニューやオプション等の付帯条件も含まれている。
顧客端末14側の予約受付処理は、このようなユーザによる予約情報の入力及び送信の指示を契機として開始され、次のような処理が実行される。
【0035】
ステップS11において、顧客端末14は、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する。
【0036】
ステップS12において、顧客端末14は、店舗支援サーバ43からのEメール(Electronic mail:電子メール)を確認できたか否かを判定する。店舗支援サーバ43からのEメールが確認できない場合、ステップS12においてNOであると判定されて、処理はステップS12に再び戻される。即ち、店舗支援サーバ43からのEメールが来るまでの間、ステップS12の判定処理が繰り返し実行されて、顧客端末14側の予約受付処理は待機状態となる。
【0037】
この間、店舗支援サーバ43は、図6及び図10を参照して後述するように、ステップS11の処理で顧客端末14から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS31、ステップS32)、予約情報を保存する(ステップS33)。そして、店舗支援サーバ43は、受信した予約情報と店舗情報とを比較し(ステップS34)、予約受付可能であると判定した場合(ステップS35:YES)には、予約情報をECR32に送信する(ステップS37)。
【0038】
ECR32は、図9及び図10を参照して後述するように、店舗支援サーバ43から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS61、ステップS62)、受信した予約情報の表示及び印刷を行う(ステップS63)。ECR32は、受信した予約情報に基づいて従業員等により入力された予約可否結果を受け付け(ステップS64)、その予約可否結果の受付結果を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS65)。
【0039】
店舗支援サーバ43は、図6及び図10を参照して後述するように、ECR32から送信された予約可否結果を確認して受信し(ステップS38、ステップS41)、予約可能である場合(ステップS42:YES)には、予約番号を発行及び記憶し(ステップS44)、発行した予約番号と、予約が受付られた旨とを内容に含むEメールを顧客端末14に送信する(ステップS45)。
【0040】
このようにして、店舗支援サーバ43からEメールが送信されてきて顧客端末14において確認される、ステップS12においてYESであると判定されて、処理はステップS13に進む。
【0041】
ステップS13において、顧客端末14は、店舗支援サーバ43から送信されたEメールを受信する。
これにより、ユーザは、Eメールの内容を確認することにより、予約が受け付けられたこと及びその予約番号を容易に認識することができる。なお、Eメールの内容は、図9を参照して後述するように、特にこれに限定されず、予約が受け付けられなかったり、エラーであることを通知する内容の場合もある。
このようなステップS13の処理が終了すると、顧客端末14側の予約受付処理が終了する。
【0042】
このような顧客端末14側の予約受付処理に対して、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は次のように実行される。
即ち、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は、ユーザである店舗のオーナやその従業員等による入力部86の所定の操作により店舗支援サーバ43の電源がオン状態になったことを契機として開始され、その後、何かしらのEメールが顧客端末14に送信されると終了する。その後、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は再度実行される。
【0043】
図6のステップS31において、店舗支援サーバ43の予約情報中継制御部141は、顧客端末14からの予約情報を確認できたか否かを判定する。
顧客端末14からの予約情報が確認できない場合、ステップS31においてNOであると判定されて、処理はステップS31に再び戻される。即ち、顧客端末14からの予約情報が来るまでの間、ステップS31の判定処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は待機状態となる。
この待機状態中に、顧客端末14から予約情報が送信されると(上述のステップS11)、ステップS31においてYESであると判定されて、処理はステップS32に進む。
【0044】
ステップS32において、予約情報中継制御部141は、顧客端末14から送信されてきた予約情報を通信部89に受信させる制御を実行する。
【0045】
ステップS33において、予約情報中継制御部141は、受信した予約情報を、予約情報記憶部161に保存するとともに当該予約情報を予約受付判定部142へ供給する。
【0046】
ステップS34において、予約受付判定部142は、ステップS32の処理で予約情報中継制御部141により受信された予約情報と、店舗情報記憶部162に予め記憶された店舗情報とを比較する。
【0047】
図7は、予約情報記憶部161に記憶された予約情報の一例を説明する図である。
予約情報記憶部161に記憶されている予約情報は、「店舗ID」、「予約番号」、「予約日」、「開始時刻」、「終了時間」、「予約人数」、「予約アイテム」、「連絡先」、「氏名」を含む。従って、予約情報記憶部161に記憶されている予約情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図7に示すように、行列構造となっている。
【0048】
具体的には、所定行に格納される「店舗ID」とは、各店舗を識別するための符号を示す情報であり、顧客が予約を所望する店舗を示す情報である。また、所定行に格納される「予約番号」とは、後述の図6のステップS44において発行され記憶された予約情報を管理するための番号である。また、所定行に格納される「予約日」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する日付の情報である。また、所定行に格納される「開始時刻」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する希望時間帯の開始の時間の情報である。また、所定行に格納される「終了時間」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する希望時間帯の終了の時間の情報である。また、所定行に格納される「予約人数」とは、店舗を利用する顧客が予定している人数の情報である。また、所定行に格納される「予約アイテム」とは、宴会メニューや禁煙席の指定等、顧客が店舗を利用する際に特に拘りたい条件の情報である。また、所定行に格納される「連絡先」とは、顧客と連絡がとれる電話番号やメールアドレス等の情報である。また、所定行に格納される「氏名」とは、顧客の氏名や店を利用する団体の名称の情報である。
また、本実施形態においては、図7の予約情報は、記憶部88の予約情報記憶部161に記憶しているがこれに限られるものではなく、RAM83やリムーバブルメディア101であってもよい。
【0049】
図8は、店舗情報記憶部162に予め記憶された店舗情報の一例を説明する図である。
店舗情報記憶部162に記憶されている店舗情報は、「店舗ID」、「テーブル数」、「席数」、「予約可能人数」、「営業開始時刻」、「営業終了時刻」、「定休日」、「禁煙テーブル数」を含む。従って、店舗情報記憶部162に記憶されている店舗情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図8に示すように、行列構造となっている。
【0050】
具体的には、所定行に格納される「店舗ID」とは、各店舗を識別するための符号を示す情報である。また、所定行に格納される「テーブル数」とは、当該店舗に配置されたテーブルの数であり、当該店舗において受け付け可能な顧客のグループの最大数を示す情報である。また、所定行に格納される「席数」とは、ある時点における当該店舗において利用可能な顧客の最大数を示す情報である。また、所定行に格納される「予約可能人数」とは、ある時点における当該店舗において受け付け可能な顧客の最大数を示す情報である。即ち、「予約可能人数」とは、「席数」から予備の席を除いた数を示す情報である。また、所定行に格納される「営業開始時刻」とは、当該店舗の営業が開始される時刻を示す情報である。また、所定行に格納される「営業終了時刻」とは、当該店舗の営業が終了する時刻を示す情報である。また、所定行に格納される「定休日」とは、当該店舗において予め定められた休みの日の情報である。また、所定行に格納される「禁煙テーブル数」とは、当該店舗に配置された禁煙が指示されたテーブルの数であり、当該店舗において受け付け可能な禁煙を希望する顧客のグループの最大数を示す情報である。
また、本実施形態においては、図8の店舗情報は、記憶部88の店舗情報記憶部162に記憶しているがこれに限られるものではなく、ROM82、RAM83又はリムーバブルメディア101であってもよい。
【0051】
ステップS35において、予約受付判定部142は、ステップS34の比較処理の結果にもとづいて、予約受付可能であるか否かを判定する。
ここで、予約受付可能とは、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約日」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「定休日」と重なっていない状態をいう。
また、予約受付可能とは、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「開始時刻」から「終了時刻」において、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約人数」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「予約可能人数」を超えていないか、予約情報中継制御部141により受信された予約情報のうち、「予約人数」が店舗情報記憶部162に記憶された店舗情報の「予約可能人数」を超えていない状態をいう。
【0052】
予約受付が不可能の場合、ステップS34においてNOであると判定されて、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、予約受付判定部142は、予約受付が不可能である旨を予約情報中継制御部141に通知し、予約情報中継制御部141は、予約は成立しなかった旨を内容とするEメールを通信部89から顧客端末14に送信させる制御を実行する。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0053】
これに対して、予約受付が可能の場合、ステップS34においてYESであると判定されて、処理はステップS37に進む。
ステップS37において、予約情報中継制御部141は、予約情報を通信部89からECR32に送信させる制御を実行する。
【0054】
ステップS38において、店舗支援サーバ43の予約可否受信制御部143は、ステップS38において、ECR32からの予約可否結果を確認できたか否かを判定する。
【0055】
ECR32からの予約可否結果が確認できない場合、ステップS38においてNOであると判定されて、処理はステップS39に進む。
ステップS39において、予約可否受信制御部143は、ステップS37の処理でECR32に予約情報が送信されてから一定時間が経過したか否かを判定する。予約情報が送信されてからまだ一定時間が経過していない場合、ステップS39においてNOであると判定されて、処理はステップS38に戻される。即ち、ECR32に予約情報が送信してから一定時間が経過するまでの間、予約可否結果が確認できないと、ステップS38及びステップS39のループ処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理は待機状態となる。
【0056】
その後、予約情報が送信されてから一定時間が経過しても、予約可否結果が確認された場合、ステップS39においてYESであると判定されて、処理はステップS40に進む。この場合、予約可否受信制御部143は、一定時間が経過したことを示す情報を予約管理部144を介して配信制御部145に供給する。
ステップS40において、配信制御部145は、予約受付処理が正常に行われなかったことを示す旨を内容のEメールを通信部89から顧客端末14に配信する。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0057】
これに対して、ステップS38及びステップS39のループ処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約受付処理が待機状態になっている間に、ECR32が次のような一連の処理をしたものとする。
即ち、ECR32は、図7及び図8を参照して後述するように、ステップS37の処理で店舗支援サーバ43から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS61、ステップS62)、受信した予約情報の表示及び印刷を行う(ステップS63)。ECR32は、受信した予約情報に基づいて従業員等により入力された予約可否結果を受け付け(ステップS64)、その予約可否結果の受付結果を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS65)、といった一連の処理を実行したものとする。
【0058】
この場合、ECR32からの予約可否結果が確認されるので、ステップS38においてYESであると判定されて、処理はステップS41に進む。
ステップS41において、予約可否受信制御部143は、ECR32からの予約可否結果を通信部89に受信させ、予約管理部144に供給する。
【0059】
ステップS42において、予約管理部144は、ステップS41の処理で受信された予約可否結果は予約可能であるか否かを判定する。
【0060】
予約不可能の場合、ステップS42においてNOであると判定されて、処理はステップS43に進む。この場合、予約管理部144は、予約は不可能である旨を配信制御部145に通知する。
ステップS43において、配信制御部145は、予約は不可能である旨を内容とするEメールを、通信部89から顧客端末14に送信させる。
この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0061】
これに対して、予約可否結果が予約可能であるというものである場合、ステップS42においてYESであると判定されて、処理はステップS44に進む。
ステップS44において、予約管理部144は、予約番号の発行し記憶する。この場合、予約管理部144は、予約は可能である旨の情報及び発行した予約番号を配信制御部145に供給する。そして、予約管理部144は、発行した予約番号を予約情報と対応付けて予約情報記憶部161に記憶する。
【0062】
ステップS45において、配信制御部145は、予約は可能である旨を示すメッセージ及びステップS44の処理で発行された予約番号を内容に含むEメールを、通信部89から顧客端末14に送信させる。この場合、配信制御部145は、予約番号に加えて予約番号の情報を示すバーコードを送信してもよい。この処理が終了すると店舗支援サーバ43側の予約受付処理が終了する。
【0063】
このような顧客端末14側や店舗支援サーバ43側の予約受付処理に対して、ECR32側の予約受付処理は次のように実行される。
即ち、ECR32側の予約受付処理は、ユーザであるオーナやその従業員等により入力部56が操作されてECR32の電源がオン状態になったことを契機として開始される。
即ち、顧客端末14は、ユーザによる予約情報の入力を受付、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS11)。
【0064】
店舗支援サーバ43は、図6及び図10に示すように、顧客端末14から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS31、ステップS32)、予約情報を保存する(ステップS33)。また、店舗支援サーバ43は、受信した予約情報と店舗情報とを比較し(ステップS34)、予約受付可能であると判定した場合(ステップS35:YES)には、予約情報をECR32に送信する(ステップS37)。
【0065】
ステップS61において、ECR32の予約情報受信制御部122は、店舗支援サーバ43からの予約情報が確認できたか否かを判定する。
店舗支援サーバ43から予約情報が確認できない場合、ステップS61においてNOであると判定されて、処理はステップS61に戻される。即ち、店舗支援サーバ43からの予約情報が来るまでの間、ステップS61の判定処理が繰り返し実行されて、ECR32側の予約受付処理は待機状態となる。
【0066】
この間、顧客端末14及び店舗支援サーバ43によって、次のような処理が実行されたとする。
即ち、顧客端末14は、ユーザによる予約情報の入力を受付、予約情報を店舗支援サーバ43に送信する(ステップS11)。
店舗支援サーバ43は、顧客端末14から送信された予約情報を確認して受信し(ステップS31、ステップS32)、予約情報を保存する(ステップS33)。そして、店舗支援サーバ43は、受信した予約情報と店舗情報とを比較し(ステップS34)、予約受付可能であると判定した場合(ステップS35:YES)には、予約情報を送信してくる(ステップS37)。
【0067】
このような場合に、店舗支援サーバ43からの予約情報が確認され、その結果、ステップS61においてYESであると判定されて、処理はステップS62に進む。
【0068】
ステップS62において、予約情報受信制御部122は、店舗支援サーバ43から送信された予約情報を通信部59に受信させる制御を実行する。予約情報受信制御部122は、通信部59に受信された予約情報を予約情報出力制御部121に供給する。
【0069】
ステップS63において、予約情報出力制御部121は、受信した予約情報を出力部57のディスプレイにより表示するとともに。印刷部60のプリンタを通じて紙媒体等に印刷する制御を実行する。
【0070】
店舗のオーナ(ユーザ)やその従業員等は、ディスプレイに表示された予約情報、又は、紙媒体等に印刷された予約情報を確認して、当該予約情報の内容で予約を受け付けるか否かを判断し、入力部56を操作して、その判断結果、即ち予約可否結果をECR32に入力する。
【0071】
ステップS64において、予約可否受付部124は、このような入力部56からの予約可否結果の入力を受け付け、予約可否送信制御部123に通知する。
【0072】
ステップS65において、予約可否送信制御部123は、ステップS64の処理で受け付けられた予約可否結果を、通信部59から店舗支援サーバ43に送信させる。
【0073】
ステップS66において、ECR32は、処理終了の指示があったか否かを判定する。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、ECR32の電源がオン状態の場合、ステップS66においてNOであると判定されて、処理はステップS61に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、ECR32の電源がオフ状態になると、ステップS66においてYESであると判定されて、ECR32側の予約受付処理は終了となる。
このように、予約受付処理においては、顧客の予約情報に基づいて予約を受け付け、当該予約に対応する予約番号が顧客端末14に送信される。後日、顧客(即ち、予約者)が予約情報に基づいて店舗に来店した際に、予約情報に基づいて伝票データの作成及び仮締めを行う処理が予約者来店処理である。そこで、以下このような予約者来店処理について説明する。
【0074】
図11は、このような予約代行システム10の機能的構成のうち、予約者来店処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
予約者来店処理とは、次のような一連の処理をいう。即ち、ECR32は、来店した顧客が入力した予約番号を店舗支援サーバへ送信する。予約番号を受け取った店舗支援サーバ43は、当該予約番号が有効予約番号であった場合には、予約番号に対応する予約情報をECR32に送信する。そして、ECR32は送信された予約情報に基づき仮締めを行う一連の流れをいう。
【0075】
予約者来店処理が実行される場合には、図9に示すように、店舗支援サーバ43のCPU81において、予約番号受信制御部181と、予約番号有効確認部182と、予約情報取得部183と、予約情報送信制御部184と、が機能する。
記憶部88の一領域として、予約情報記憶部161が設けられている。
【0076】
また、予約者来店処理が実行される場合には、ECR32のCPU51において、予約番号受付部201と、予約情報受信制御部202と、仮締め部203と、が機能する。
【0077】
以下、これらの予約番号受信制御部181乃至予約情報送信制御部184及び予約番号受付部201乃至仮締め部203の各機能については、後述する図12、図14及び図15の予約者来店処理の流れの説明の中で、あわせて説明するため、ここではその説明を省略する。
【0078】
図12及び図14は、図11の機能的構成を有する図1の予約代行システム10が実行する予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
具体的には、図12は、ECR32側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。図14は、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
図15は、ECR32と、店舗支援サーバ43と、の相互の処理の関係を示すアローチャートである。
以下、図12及び図14の個々のフローチャートを参照して、ECR32側、店舗支援サーバ43側の相互のそれぞれの予約者来店処理について、その順番で個別に説明していくが、各装置間の相互の処理の関係は、図15の対応するステップを参照することで容易に理解することが可能である。
【0079】
ECR32側の予約者来店処理は、ユーザである店舗のオーナやその従業員等による入力部56の所定の操作によりECR32の電源がオンになったことを契機として開始され、その後、終了の指示があると終了する。
【0080】
図12のステップS81において、ECR32の予約番号受付部201は、入力部56を通じて顧客の予約番号を確認できたか否かを判定する。
入力部56を通じて顧客の予約番号が確認できない場合、ステップS81においてNOであると判定されて、処理はステップS81に再び戻される。即ち、入力部56からの予約番号が来るまでの間、ステップS81の判定処理が繰り返し実行されて、ECR32側の予約者来店処理は待機状態となる。
この待機状態中に、入力部56から予約番号が入力されると、ステップS81においてYESであると判定されて、処理はステップS82に進む。
【0081】
ステップS82において、予約番号受付部201は、入力された予約番号を受け付ける制御を実行する。
【0082】
ステップS83において、予約番号受付部201は、ステップS82において受け付けた予約番号を通信部59から店舗支援サーバ43に送信させる制御を実行する。そして、店舗支援サーバ43から予約情報を受信するまでの間に、ECR32が次のような一連の処理をしたものとする。
即ち、店舗支援サーバ43は、後述の図14を参照して説明するようにステップS83の処理でECR32から送信した予約番号を確認し受信する(ステップS101、ステップS102)。店舗支援サーバ43は、受信した予約番号は有効予約番号であると判定した場合(ステップS103:YES)、予約番号に対応する予約情報を取得し(ステップS105)、取得した予約情報をECRへ送信する(ステップS106)、といった一連の処理を実行したものとする。
【0083】
図12に戻って、ステップS84において、予約情報受信制御部202は、通信部59を制御して店舗支援サーバ43から予約情報を受信する制御を実行する。予約情報受信制御部202は、受信した予約情報を仮締め部203に供給する。
【0084】
ステップS85において、仮締め部203は、ステップS84において受信した予約情報に基づいて仮締めを行う。
仮締めとは、予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定することをいう。より、具体的には、仮締めとは、仮締め部203は、予約情報に基づいて予約番号毎に人数の確定を行い伝票データを作成し、作成した伝票データを仮締め情報として設定する一連の処理をいう。仮締め情報に含まれる情報は、人数に限られるものではなく、種々の情報に基づいて設定される。
【0085】
図13は、仮締め部203により設定された仮締め情報の一例を説明する図である。
仮締め部203により設定される仮締め情報は、「予約番号」、「人数」、「テーブル番号」、「開始時刻」、「宴会料理タイプ」、「飲み放題タイプ」を含む。従って、仮締め部203により設定される仮締め情報の構造は、このような関係を示すものであれば足り、特に限定されないが、本実施形態では、図13に示すように、行列構造となっている。
【0086】
具体的には、所定行に格納される「予約番号」とは、ステップS82において受け付けた予約番号である。また、所定行に格納される「人数」とは、予約情報に含まれる「予約人数」に対応する情報であり、店舗を利用する顧客の人数の情報である。また、所定行に格納される「テーブル番号」とは、予約情報に含まれる「予約人数」に対応して決定される情報であり、店舗を利用する顧客が利用するテーブルを識別するための番号の情報である。また、所定行に格納される「開始時刻」とは、予約情報に含まれる「開始時刻」に対応する情報であり、顧客が当該店舗での利用を開始する時間の情報である。また、所定行に格納される「終了時間」とは、顧客が当該店舗での利用を希望する希望時間帯の終了の時間の情報である。また、所定行に格納される「宴会料理タイプ」とは、予約情報に含まれる「宴会アイテム」の内容であり、宴会料理の内容を識別するための情報である。また、所定行に格納される「飲み放題タイプ」とは、予約情報に含まれる「宴会アイテム」の内容であり、飲み放題の内容を識別するための情報である。
このように、予約番号に基づいて一意に決定される予約情報に基づいて仮締め情報が設定されるため、店舗の従業員は、設定された仮締め情報に基づいて人数、テーブル番号、開始時刻又は料理や飲み物の内容が自動的に決定されるため、新規に伝票を作成する際の手間を省くことができる。このように仮締め情報は、予め決められた登録内容に基づき設定登録されてもよい。そして、このように作成された伝票データは、OESコントローラ33により、OES端末34等、店舗内の他の端末に送信される。
【0087】
ステップS86において、ECR32は、処理終了の指示があったか否かを判定する。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、ECR32の電源がオン状態の場合、ステップS86においてNOであると判定されて、処理はステップS81に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、ECR32の電源がオフ状態になると、ステップS86においてYESであると判定されて、ECR32側の予約者来店処理は終了となる。
【0088】
このようなECR32側の予約者来店処理に対して、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は次のように実行される。
即ち、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は、ユーザであるオーナやその従業員により入力部86が操作されて店舗支援サーバ43の電源がオンになったことを契機として開始される。
即ち、ECR32は、図10を参照して説明したように、予約者である顧客により入力部が操作されて予約番号が確認できた場合(ステップS81:YES)、予約番号を受け付け(ステップS82)、受け付けた予約番号を店舗支援サーバ43へ送信する(ステップS83)。
【0089】
図11のステップS101において、店舗支援サーバ43の予約番号受信制御部181は、通信部89を制御してECR32からの予約番号が確認できたか否かを判定する。予約番号が確認できない場合、ステップS101においてNOであると判定されて、処理はステップS101に戻される。即ち、本実施形態では、ECR32からの予約番号が確認できるまでの間、ステップS101の判定処理が繰り返し実行されて、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は待機状態となる。この待機状態中に、ECR32からの予約番号が確認できると、ステップS101においてYESであると判定されて、処理はステップS102に進む。
【0090】
ステップS102において、予約番号受信制御部181は、送信された予約番号を通信部89に受信させる制御を実行する。予約番号受信制御部181は、受信した予約番号を予約番号有効確認部182へ供給する。
【0091】
ステップS103において、予約番号有効確認部182は、ステップS102において受信した予約番号が有効予約番号であるか否かを判定する。
「有効予約番号」とは、予約番号のうち、図6のステップS44において予約情報記憶部161に記憶された予約番号をいう。
従って、予約番号有効確認部182は、ステップS102において受信した予約番号が予約情報記憶部161に記憶されているか否かを確認し、受信した予約番号が予約情報記憶部161に記憶されている場合には、当該予約番号を有効予約番号であると判定する。受信した予約番号が有効予約番号ではない場合、ステップS103においてNOであると判定され、処理はステップS104に進む。
【0092】
ステップS104において、予約番号有効確認部182は、通信部89を通じて、ECR32へ予約番号は有効でないことを示すエラー情報を送信する制御を実行する。この処理が終了すると処理はステップS107に進む。これにより、ユーザである従業員は、エラーの内容を確認することにより、エラーが発生していることを把握することができる。
これに対して、ステップS103において受信した予約番号が有効予約番号である場合、ステップS103においてYESであると判定され、処理はステップS105に進む。この場合、予約番号有効確認部182は、確認した予約番号を予約情報取得部183に供給する。
【0093】
ステップS105において、予約情報取得部183は、予約番号に対応する予約情報を予約情報記憶部161から取得する。予約情報取得部183は、取得した予約情報を予約情報送信制御部184へ供給する。ステップS106において、予約情報送信制御部184は、ECR32へステップS105で取得した予約情報を送信する。
【0094】
ステップS106又はステップS104の後で、ステップS107において、店舗支援サーバ43は、処理終了の指示があったか否かを判定する。
ここで、処理の終了の指示は、特に限定されないが、本実施形態ではECR32の電源がオフ状態になることが処理の終了の指示として採用されている。
従って、店舗支援サーバ43の電源がオン状態の場合、ステップS107においてNOであると判定されて、処理はステップS101に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
その後、店舗支援サーバ43の電源がオフ状態になると、ステップS107においてYESであると判定されて、店舗支援サーバ43側の予約者来店処理は終了となる。
【0095】
以上説明したように、本実施形態の予約代行システム10は、店舗に設置されるECR32と、店舗の予約を行う顧客に操作される顧客端末14と、店舗の予約を代行するサービスを提供する店舗支援サーバ43とから構成される。
店舗支援サーバ43は、予約情報中継制御部141と、予約管理部144と、配信制御部145と、予約情報送信制御部184と、を備える。
予約情報中継制御部141は、顧客端末14から送信されてきた、店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継してECR32に対する送信を制御する。
予約管理部144は、ECR32から、予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、予約番号と予約情報を対応付けて管理する。
配信制御部145は、予約管理部144により予約情報と対応付けられて管理されている予約番号を顧客端末14に配信する。
予約情報送信制御部184は、顧客が前記店舗に来訪したことに起因してECR32から予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している予約情報をECR32に送信する制御を実行する。
ECR32は、予約情報出力制御部121と、予約可否送信制御部123と、予約番号受付部201と、仮締め部203と、を備える。
予約情報出力制御部121は、予約前に、ECR32から店舗支援サーバ43を中継して送信されてきた予約情報の出力を制御する。
予約可否送信制御部123は、予約情報に対して決定された予約可否結果をECR32に送信する制御を実行する。
予約番号受付部201は、予約後に、店舗に来訪した顧客により提示された予約番号を受け付け、店舗支援サーバ43に送信する。
仮締め部203は、予約番号受付部201により送信された予約番号に対応して、店舗支援サーバ43から送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する。
この場合、予約情報に含まれる例えば人数に変更がなければ、予約後に店舗に来訪した顧客により予約番号が提示された時点で、予約番号に対応した予約情報に基づいて伝票データが作成され、仮締め情報が設定される。従って、顧客が来店した際に、予め予約した予約情報に基づいて直ちに注文が受けられる状態となる。即ち、予約情報に基づいて、テーブル番号等が含まれた伝票データが作成されるとともに、人数に変更がなければ、人数分のお通し等の仮締め情報も自動的に設定され登録することができる。
従って、予約番号に基づいて自動的に伝票データが作成されるため、顧客が来店した際の従業員の受付処理の短縮を図ることができるとともに、オーダーの間違えを極力防ぐこともでき便宜である。
また、顧客にとっても、来店時に予約番号を提示するだけで、予約時に設定した予約情報に基づいてオーダーができるため便利である。
【0096】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0097】
上述の実施形態では、店舗のオーナ(ユーザ)やその従業員等は、ディスプレイに表示された予約情報、又は、紙媒体等に印刷された予約情報を確認して、当該予約情報の内容で予約を受け付けるか否かを判断し、入力部56を操作して、その判断結果、即ち予約可否結果をECR32に入力しているがこれに限られない。即ち、予約情報受信制御部122が通信部59に受信させた予約情報に基づいて予約可否結果を自動的に判断させ、その自動的に判断された予約可否結果を予約可否送信制御部123により店舗支援サーバ43に送信してもよい。
【0098】
また、上述の実施形態では、本発明が適用される予約代行システム10は、店舗の各オーナをユーザとして、所定ユーザの店舗の顧客による予約の受け付けから当該顧客の来店時の対応までの一連のサービスを当該ユーザに代行して行うものとして説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、予約を必要とする情報処理システム一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、レストラン、遊園地、ホテル、電車、飛行機等の予約システムに適用可能である。
【0099】
また、店舗のオーナが管理するオーナPCをさらに備え、店舗支援サーバ43の予約情報送信制御部184は、オーナPCからの要求があった場合にはさらに、予約情報をオーナPCに送信する制御を実行してもよい。
【0100】
また、ECR32は、仮締め部203により作成された伝票データを、店舗内の別の端末(例えば、他のECR)に送信させる制御を実行する送信制御部を備えてもよい。
また、予約情報送信制御部184は、予約情報記憶部161から取得した予約情報をECR32へ送信しているがこれに限られない。例えば、予約情報送信制御部184は、予約番号が送信されてきた場合とは別に、ECR32からの要求があった場合にはさらに、予約情報をECR32に送信する制御を実行してもよい。
【0101】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図4又は図11の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能がECR32又は店舗支援サーバ43に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0102】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワーク21や記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0103】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア71により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア71は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM52や、図2の記憶部58に含まれるハードディスク等で構成される。
【0104】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0105】
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0106】
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
店舗に設置される第1の情報処理装置と、前記店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバとから構成される情報処理システムにおいて、
前記サーバは、
前記端末から送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継して前記第1の情報処理装置に対する送信を制御する予約情報中継制御手段と、
前記第1の情報処理装置から、前記予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、前記予約番号と前記予約情報を対応付けて管理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報と対応付けられて管理されている前記予約番号を前記端末に配信する配信手段と、
前記顧客が前記店舗に来訪したことに起因して前記第1の情報処理装置から前記予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約情報送信制御手段と、
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
予約前に、前記第1の情報処理装置から前記サーバを中継して送信されてきた前記予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された前記予約可否結果を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
予約後に、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理システム。
[付記2]
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記予約番号が送信されてきた場合とは別に、前記第1の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する、
付記1に記載の情報処理システム。
[付記3]
前記店舗のオーナが管理する第2の情報処理装置をさらに備え、
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記第2の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第2の情報処理装置に送信する制御を実行する、
付記1又は2に記載の情報処理システム。
[付記4]
前記第1の情報処理装置から送信された予約可否を前記端末に配信する制御を実行する配信制御部をさらに備える
付記1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記5]
前記サーバの前記配信制御部は、前記予約番号を電子メールの形態で前記端末に配信する制御を実行する、
付記4に記載の情報処理システム。
[付記6]
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
付記1乃至5の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記7]
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
付記1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記8]
前記第1の情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
付記1乃至7の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記9]
前記第1の情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える付記1乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
[付記10]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理装置。
[付記11]
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
付記10に記載の情報処理装置。
[付記12]
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
付記10又は11の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記13]
前記情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
付記10乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記14]
前記情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える付記10乃至13の何れか1項に記載の情報処理装置。
[付記15]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置が実行する情報処理方法において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御ステップと、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御ステップと、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付ステップと、
前記予約番号受付ステップにより送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
[付記16]
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置を制御するコンピュータに、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御機能と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御機能と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付機能と、
前記予約番号受付機能の発揮により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め機能と、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0107】
10・・・予約代行システム、11・・・ECRシステム、12・・・店舗支援サーバシステム、13・・・決済サーバ、14・・・顧客端末、18・・・記憶部、21・・・ネットワーク、31・・・中継装置、33・・・コントローラ、34・・・端末、41・・・中継装置、42・・・サーバ、43・・・店舗支援サーバ、51・・・CPU、52・・・ROM、53・・・RAM、54・・・バス、55・・・入出力インターフェース、56・・・入力部、57・・・出力部、58・・・記憶部、59・・・通信部、60・・・印刷部、61・・・ドライブ、71・・・リムーバブルメディア、81・・・CPU、82・・・ROM、83・・・RAM、84・・・バス、85・・・入出力インターフェース、86・・・入力部、87・・・出力部、88・・・記憶部、89・・・通信部、90・・・ドライブ、101・・・リムーバブルメディア、121・・・予約情報出力制御部、122・・・予約情報受信制御部、123・・・予約可否送信制御部、124・・・予約可否受付部、141・・・予約情報中継制御部、142・・・予約受付判定部、143・・・予約可否受信制御部、144・・・予約管理部、145・・・配信制御部、161・・・予約情報記憶部、162・・・店舗情報記憶部、181・・・予約番号受信制御部、182・・・予約番号有効確認部、183・・・予約情報取得部、184・・・予約情報送信制御部、201・・・予約番号受付部、202・・・予約情報受信制御部、203・・・仮締め部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗に設置される第1の情報処理装置と、前記店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバとから構成される情報処理システムにおいて、
前記サーバは、
前記端末から送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継して前記第1の情報処理装置に対する送信を制御する予約情報中継制御手段と、
前記第1の情報処理装置から、前記予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、前記予約番号と前記予約情報を対応付けて管理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報と対応付けられて管理されている前記予約番号を前記端末に配信する配信手段と、
前記顧客が前記店舗に来訪したことに起因して前記第1の情報処理装置から前記予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約情報送信制御手段と、
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
予約前に、前記第1の情報処理装置から前記サーバを中継して送信されてきた前記予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された前記予約可否結果を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
予約後に、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記予約番号が送信されてきた場合とは別に、前記第1の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記店舗のオーナが管理する第2の情報処理装置をさらに備え、
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記第2の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第2の情報処理装置に送信する制御を実行する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1の情報処理装置から送信された予約可否を前記端末に配信する制御を実行する配信制御部をさらに備える
請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記サーバの前記配信制御部は、前記予約番号を電子メールの形態で前記端末に配信する制御を実行する、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記第1の情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1の情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項11】
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
請求項10又は11の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
請求項10乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える請求項10乃至13の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置が実行する情報処理方法において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御ステップと、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御ステップと、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付ステップと、
前記予約番号受付ステップにより送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項16】
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置を制御するコンピュータに、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御機能と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御機能と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付機能と、
前記予約番号受付機能の発揮により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め機能と、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【請求項1】
店舗に設置される第1の情報処理装置と、前記店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバとから構成される情報処理システムにおいて、
前記サーバは、
前記端末から送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報を、中継して前記第1の情報処理装置に対する送信を制御する予約情報中継制御手段と、
前記第1の情報処理装置から、前記予約情報に対する応答として送信されてきた予約可否結果が、予約可の結果である場合、予約番号を発行し、前記予約番号と前記予約情報を対応付けて管理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報と対応付けられて管理されている前記予約番号を前記端末に配信する配信手段と、
前記顧客が前記店舗に来訪したことに起因して前記第1の情報処理装置から前記予約番号が送信されてきた場合、対応付けて管理している前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約情報送信制御手段と、
を備え、
前記第1の情報処理装置は、
予約前に、前記第1の情報処理装置から前記サーバを中継して送信されてきた前記予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された前記予約可否結果を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
予約後に、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記予約番号が送信されてきた場合とは別に、前記第1の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第1の情報処理装置に送信する制御を実行する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記店舗のオーナが管理する第2の情報処理装置をさらに備え、
前記サーバの予約情報送信制御手段は、前記第2の情報処理装置からの要求があった場合にはさらに、前記予約情報を前記第2の情報処理装置に送信する制御を実行する、
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1の情報処理装置から送信された予約可否を前記端末に配信する制御を実行する配信制御部をさらに備える
請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記サーバの前記配信制御部は、前記予約番号を電子メールの形態で前記端末に配信する制御を実行する、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第1の情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記第1の情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1の情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御手段と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御手段と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付手段と、
前記予約番号受付手段により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項11】
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を印刷により出力させる制御を実行する、
請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記情報処理装置の前記予約情報出力制御手段は、前記サーバから送信される前記予約情報を表示出力させる制御を実行する、
請求項10又は11の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記情報処理装置の前記仮締め手段は、予め決められた登録内容を前記仮締め情報として設定する、
請求項10乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記情報処理装置は、前記仮締め手段により作成された前記伝票データを、前記店舗内の別の端末に送信させる制御を実行する送信制御手段、
をさらに備える請求項10乃至13の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置が実行する情報処理方法において、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御ステップと、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御ステップと、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付ステップと、
前記予約番号受付ステップにより送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め手段と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項16】
店舗の予約を行う顧客に操作される端末と、前記店舗の予約を代行するサービスを提供するサーバと通信を行う、前記店舗に設置される情報処理装置を制御するコンピュータに、
予約前に、前記端末から前記サーバを中継して送信されてきた、前記店舗の予約希望内容を示す予約情報の出力を制御する予約情報出力制御機能と、
前記予約情報に対して決定された予約可否結果を前記サーバに送信する制御を実行する予約可否送信制御機能と、
前記予約可否結果が予約可の結果であり、前記サーバにより、予約番号が発行されて前記端末に通知され、前記予約番号と前記予約情報とが対応付けて管理されている状態で、前記店舗に来訪した前記顧客により提示された前記予約番号を受け付け、前記サーバに送信する予約番号受付機能と、
前記予約番号受付機能の発揮により送信された前記予約番号に対応して、前記サーバから送信されてきた前記予約情報に基づいて伝票データを作成するとともに、仮締め情報を設定する仮締め機能と、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2012−208713(P2012−208713A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−73516(P2011−73516)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
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