情報処理装置、方法、およびプログラム
【課題】複数の情報取得対象に関連する情報の伝達の便宜を向上させる。
【解決手段】情報処理装置は、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、第2識別情報を報知する報知手段と、を備える。
【解決手段】情報処理装置は、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、第2識別情報を報知する報知手段と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネット上のウェブサイト等において、商品、あるいはサービス等のユーザへの提供を支援する技術が提案されている。このようなウェブサイトでは、例えば、ユーザは、購入する商品、あるいは、提供を受けたいサービスを選択し、仮想的なカートに保存する。以下、サービスの提供を受ける場合も、サービスを購入するということする。ユーザは、このようなウェブサイトで、複数の商品を購入する場合もあり、あるいは、複数の構成を含む、カスタムメイドのような商品を購入する場合もある。また、ユーザは、複数種類のサービスを購入する場合もあり、あるいは、複数の構成を含むカスタムメイドのようなサービスを購入する場合もある。
【0003】
そして、このようなウェブサイトでは、ウェブサイト内の複数のウェブページを横断的に閲覧しながら、そのような商品あるいはサービスを選択し、購入することが可能となっていた。なお、以下、ウェブサイトは、一のウェブページ、または複数のウェブページを含むシステムをいうものとする。また、ウェブページという場合には、ウェブサイトで提供される情報、あるいは、ウェブサイトに含まれる画面をいうものとする。
【0004】
さらに、そのような商品、例えば、カスタムメイドモデルのように複雑な商品を、商品知識をあまり有しないユーザであっても容易に構築することが可能とするために様々な構築支援システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−259226号公報
【特許文献2】特開平10−124422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、カスタムメイドモデルの商品のように、商品を構成する部品(構成要素)を自由に選べるような商品の場合、その構成パターンは極めて多数となり、たとえ、構築支援システムを利用して商品を構成したとしても、当該構成した商品を人に伝えたり、ウェブページ上に商品を並べたりするためには、以下のような不具合があった。例えば、カスタムメイドにより構成した商品を他の人に伝えるためには、各構成部品の型番あるいは名称を一つ一つ伝えるのは面倒である。
【0007】
さらに店頭販売のような対面販売であれば、実際にある商品を手に取ることが可能であるが、ショッピングサイトなどのウェブサイトにおいては、同一の商品を見るためには、当該ウェブサイトにアクセスした顧客がいちいち構成部品を選択する必要があり、手間がかかるという不具合が生じる。
【0008】
また、ウェブ上では、検索エンジン(Search Engine)により有効に検索がなされ、あるいは、他のウェブページ、ブログ(blog;weblog)などにおいてリンクを張って、紹介してもらうためには、検索対象(例えば、商品)が一つの共通のURLで表示されることが望ましい。しかしながら、一般的にカスタムメイドのような商品のウェブページは動的に作成される。このため、ウェブページを生成するウェブサーバ側に商品の構成部品を特
定するための動的なパラメータを渡す処理がなされる場合がある。ここで、動的なパラメータとは、カスタムメイドのように、商品構成に応じて変化する情報を指定するパラメータである。このような動的なパラメータによって生成される、商品構成に対応するウェブページを一つのURLとして表すことは容易ではなかった。このような商品構成に対応するウェブページを一つのURLとして表す手法としては、例えば、以下のような手法が考えられる。
【0009】
第一の手法としては、商品構成を選択後の商品について、同一構成の商品構成の商品であれば、同一のURLで表示可能とするために、商品構成情報をURL内に含むようにURLを構成するものである。
【0010】
この手法によれば、URLの長さに制限が無ければ問題は生じないとも考えられる。しかし、ブラウザやウェブサーバは、セキュリティなどの観点から長いURLを制限している場合が多い。一方、カスタムメイドの商品は、多くの構成部品で構成されているため、URLが長くなってしまう。その結果、この手法では、当該商品のウェブページを指定するURLを作成できない可能性があり、その可能性に伴う問題点が想定される。したがって、このような手法では、商品あるいはサービスの構成を他の人に簡易に伝達できない可能性が生じる。
【0011】
第2の手法としては、選択後の商品構成をショッピングサイト内に保存しておき、保存した商品構成について当該商品構成を特定するためのIDを発行し、IDをURL内に含めるものを考えることもできる。
【0012】
しかしながら、この手法によれば、複数のユーザが作成した同一構成の商品について、別々のIDが発行されると想定される。そして、同一構成の商品について、別々のIDが発行されると、それぞれのIDに対応して、別々のURLが発行されることとなる。つまり、上記複数のユーザが作成したウェブページの集合については、同一構成の商品のウェブページを一つのURLとして表すことはできないことになる。同一構成の商品のウェブページを一つのURLとして表すことはできないことによる、さらに具体的な問題としては、以下のものが考えられる。
【0013】
例えば、ウェブページ上で紹介されたURLは、検索エンジンの検索結果の対象となって収集されることが知られている。ところで、上述したように同一構成の商品であっても,複数のウェブページが存在する場合には、検索エンジンによるURLの評価は、ウェブページ毎に別々に行われることとなる。すると、ウェブページ毎の評価の結果、実質的には評価が高い商品であったとしても、結果として評価が低くなってしまうという問題点が想定できる。したがって、このような手法では、商品あるいはサービスの本来の評価、価値を他の人に十分に伝達できない可能性が生じる。
【0014】
そこで、本発明の目的は、複数の構成を含む商品、あるいはサービス、複数の商品、あるいはサービスなど、複数の情報取得対象に関連する情報の伝達の便宜を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
開示の技術の一側面は、以下の情報処理装置によって例示できる。本情報処理装置は、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、第2識別情報を報知する報知手段と、を備える。
【発明の効果】
【0016】
本情報処理装置によれば、複数の情報取得対象に関連する情報の伝達の便宜を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施形態のショッピングサイトシステムの構成ブロック図の一例である。
【図2】ウェブサーバシステム及びデータベースの構成説明図である。
【図3】ウェブサーバのハードウェア構成を示すブロック図の一例である。
【図4】カスタムメイドモデルのコンピュータ構築時の処理フローチャートである。
【図5】商品選択ページの一例の説明図である。
【図6】型名データベースの一例の説明図である。
【図7A】構成情報テーブルの一例の説明図である。
【図7B】文字列テーブルの一例の説明図である。
【図8】生成した文字列及び当該文字列に対応するURLの一例の説明図である。
【図9】構成が構築された商品のウェブページを表示する場合の処理フローチャートである。
【図10】検索結果ページの説明図である。
【図11】ショッピングカート画面(購入画面)の説明図である。
【図12】メールでURLを伝える場合のメールの一例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、開示の技術の一側面に係る実施形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態のウェブサイトシステム10の構成を例示する構成ブロック図である。ウェブサイトシステム10は、複数のユーザ端末11−1〜11−3と、複数のユーザ端末11−1〜11−3等にショッピングサイト等のサービスを提供するウェブサーバシステム13とを含む。ユーザ端末11−1〜11−3は、インターネット12を介してウェブサーバシステム13に接続可能であり、ショッピングサイトの機能を利用する。ただし、ユーザ端末11−1〜11−3は、LAN(Local Area Network)あるいは、VPN(Virtual Private Network)等で接続されてもよい。つまり、ユーザ端末11−1〜11−3は、
公衆通信網に限られず、社内、学校、役所等の組織内ネットワークで接続されてもよい。
【0019】
一方、ウェブサーバシステム13は、データベース14に接続可能である。ウェブサーバシステム13と、データベース14との間の接続方式に限定はない。ウェブサーバシステム13と、データベース14とは、例えば、LANで接続されてもよい。また、データベース14が、ウェブサーバシステム13とバスで接続され、ウェブサーバシステム13に含まれるものでよい。逆に、ウェブサーバシステム13とデータベース14とは、例えば、インターネット12、あるいは、VPN等で接続されてもよい。
【0020】
ここで、ユーザ端末11−1〜11−3としては、パーソナルコンピュータを例示できる。ユーザ端末11−1〜11−3は、具体的には、例えば、MPU(CPUともいう)、ROM、RAM、通信インターフェースを備えたパーソナルコンピュータ本体と、周辺機器を含む。周辺機器としては、コンピュータ本体に接続されて各種情報を入力するためのキーボード、マウスなどの入力デバイスと、各種情報を表示するためのディスプレイデバイスと、必要に応じて各種情報を印刷出力するプリンタデバイスと、等を例示できる。
【0021】
図2は、ウェブサーバシステム13及びデータベース14の構成説明図の一例である。ウェブサーバシステム13は、ウェブサーバ13Aと、構成生成機13Bと、文字列生成機13Cと、を備えている。ウェブサーバシステム13のそれぞれの構成要素は、例えば、コンピュータがコンピュータプログラムを実行することで機能する。ウェブサーバ13Aは、インターネット13で、ユーザ端末11−1〜11−3等にショッピングサイト等
のウェブページを提供し、ウェブサーバ機能を実現する。ウェブサーバ13Aが、情報処理装置の一例である。
【0022】
文字列生成機13Cは、ショッピングサイト等のウェブページにおいて、ユーザが、例えば商品に含まれる構成部品等を選択したときに、ユーザが選択した構成部品を示す構成情報に基づいて、文字列を生成する。この文字列は、商品の構成部品を指定する文字列の情報を反映するとともに、極力ユニークなものとされる。また、本実施形態では、この文字列に、ウェブサーバシステム13の処理、例えば、ショッピングサイトにおいてユニークなIDが付与される。なお、本実施形態では、この文字列は、所定長さ以下のURL用の文字列として利用される。
【0023】
さらに、文字列生成機13Cは、生成した文字列と、文字列の基になった構成部品を示す構成情報(型番等)との関係をデータベース14に保存する。本実施例では、構成部品を指定する構成情報と、上記ユニークなIDとの関係が保存される。したがって、構成部品を示す構成情報から生成される文字列にIDが付与され、そのIDとそれぞれの構成情報との関係が保存されるので、文字列が特定できれば、文字列に対応するIDが取得され、IDに対応する構成情報が取得可能となる。
【0024】
一方、構成生成機13Bは、URL中の文字列あるいはユーザがショッピングサイト等のウェブサイトのフォームにおいて入力した文字列に基づいてデータベース14を参照して、文字列と関係づけられたIDを抽出する。さらに、構成生成機13Bは、抽出したIDに対応する構成情報を取得する。ウェブサーバ13Aは、構成生成機13Bから構成情報を取得し、構成情報が示す個々の構成部品の情報を取得する。そして、ウェブサーバ13Aは、構成部品に関連する情報をユーザ端末11−1〜11−3等に提供する。なお、構成生成機13Bが個々の構成部品の情報を取得し、ウェブサーバ13A上のウェブページ提供プログラムに引き渡すようにしてもよい。以下、ウェブサーバ13Aという場合には、ウェブサーバ13Aのハードウェアとしてのコンピュータ自体をいう場合の他、ウェブページ提供プログラムを含む、インターネット12上にウェブページを提供する機能をもいう。
【0025】
データベース14は、構成情報テーブル14Aと、文字列テーブル14Bと、型名データベース14Cと、商品データベース14Dとを備えている。構成情報テーブル14Aは、上記IDと一または複数の構成情報とを対応づけて記憶する。また、文字列テーブル14Bは、文字列と上記IDとを一対一に対応づけて記憶する。型名データベース14Cは、ショッピングサイト等のウェブサイトにおいて、ユーザが選択操作するユーザインターフェース部品、例えば、ラジオボタン等と、そのラジオボタン等で選択される構成部品の構成情報(型番等)と、を関係づけるテーブルである。また、商品データベース14Dは、商品の構成部品の詳細情報、例えば、例えば、構成部品の性能、寸法、重量、色、材質などの仕様、価格、構成部品の外観を示す写真データなどを格納する。以上のようなデータベース14により、一つのURL用の文字列に対して一または複数の構成情報が対応づけられるとともに、一つのURLで指定されるウェブページが作成されることとなる。
【0026】
図3は、ウェブサーバ13Aのハードウェアの構成を示すブロック図の一例である。ウェブサーバ13Aは、ウェブサーバ13Aを制御するコントローラ21と、コントローラ21に接続されて各種情報を入力するためのキーボード22と、コントローラ21に接続されて各種情報を入力するためのマウス23と、を備えている。なお、キーボード22、マウス23等に代えて、他の入力装置、例えば、タッチパネル等を使用してもよい。
【0027】
また、ウェブサーバ13Aは、各種情報の印刷を行うプリンタ24と、各種情報を表示するディスプレイ25と、を備えている。また、ウェブサーバ13Aは、インターネット
12などの通信ネットワークを介して通信を行う際のインターフェース動作を行う通信インターフェース26と、ハードディスクドライブなどで例示され、大容量の記憶を行う外部記憶装置27と、を備えている。なお、ウェブサーバ13Aは、外部記憶装置27とともに、フラッシュメモリカード、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスクなどの着脱可能な記憶媒体の入出力装置を備えるようにしてよい。
【0028】
コントローラ21は、制御部とも呼ばれる。コントローラ21は、コントローラ21を制御するMPU(Micro Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)32と、
RAM(Random Access Memory)33と、入出力インターフェース34と、を含む。MPU31は、CPU(Central Processing Unit)とも呼ばれる。MPU31は、例えば、R
OM32上、あるいは、RAM33上のプログラムを実行し、ウェブサーバ13Aのウェブページ提供機能、構成生成機13Bあるいは、文字列生成機13Cの機能を提供する。
【0029】
ROM32は、例えば、コントローラ21を制御するための制御プログラム及び制御データを記憶する。また、RAM33は、種々のプログラム、あるいは、各種データを一時的に記憶し、ワーキングエリアとして機能する。入出力インターフェース34は、ウェブサーバ13Aの各部、例えば、キーボード21、マウス23等の入力装置、プリンタ24、ディスプレイ25等の出力装置、あるいは外部記憶装置27等と、MPU31の間で入出力インターフェース動作を行う。
【0030】
ただし、ウェブサーバ13Aが、ウェブサイトの情報をユーザ端末11−1〜11−3に提供するための構成としては、コントローラ21、通信インターフェース26、外部記憶装置27等があればよい。したがって、キーボード22,マウス23等の入力装置、プリンタ24、ディプレイ25等の出力装置は、省略してもよい。なお、ユーザ端末11−1〜11−3等の構成も、図3と同様である。
【0031】
次に実施形態の動作を説明する。まず、顧客であるユーザがウェブサイトシステム10において、ユーザ端末11−1を介してカスタムメイドモデルのコンピュータを構築する場合について説明する。
【0032】
図4は、カスタムメイドモデルのコンピュータ構築時の処理フローチャートの一例である。図5は、商品選択ページの一例の説明図である。ユーザは、例えば、ユーザ端末11−1〜11−3等(以下、単に端末という)から、ウェブサーバ13Aにアクセスし、端末のディスプレイ上に、商品選択ページを表示させる。商品選択ページでユーザである顧客が商品の構成(構成部品ともいう)を選択して、選択完了後に商品をカートに入れる(ステップS11)。このとき、ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、端末上のユーザの操作を検出し、ユーザが選択した構成部品を認識し、カートに相当するRAM33の記憶域に保持する。コントローラ21は、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段の一例として、ステップS11の処理を実行する。商品選択ページ40が、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段の一例であると考えることもできる。
【0033】
より具体的には、商品選択ページ40は、構成部品を確定するための「カートに入れる」ボタン41が配置された確定操作領域42と、ユーザが商品構成を選択してカスタムメイドを行うための構成選択領域43と、を備えている。
【0034】
構成選択領域43は、ユーザが選択可能な構成部品が表示され、ラジオボタンにより選択する構成部品を指定するスペック構成領域44と、各構成部品の手配目安期間が表示された手配目安期間領域45と、各種の備考情報が記載される備考領域46と、を備えている。図5のように、スペック構成領域44は、選択対象となる構成部品ごとに商品表示欄
に区切られており、区切られた商品表示欄ごとに、ラジオボタンと商品の構成としての構成部品の品名が表示されている。この商品表示欄、あるいは、商品表示欄のラジオボタンには、ユニークな情報(UIF(ユーザインターフェース)情報と呼ぶ)が付されている。したがって、コントローラ21は、スペック構成領域44のラジオボタンが選択状態になっているときに、選択状態になっているラジオボタンの存在する商品表示欄に表示された品名の構成部品に関する構成情報、例えば、型名等を取得可能である。
【0035】
従って、ユーザは、ユーザ端末11−1を介して、所望のスペック構成となるように、スペック構成領域44のラジオボタンをクリックして、所望の構成部品を選択する。図5では、例えば、CPUの場合には、3つのラジオボタンRB1〜RB3の内、ラジオボタンRB1をクリックして選択した場合を示している。
【0036】
同様に選択項目がある場合には、所望のラジオボタンをクリックすることにより、商品の構成を順次確定することとなる。そして、全ての商品の構成(構成部品)が確定した場合には、「カートに入れる」ボタン41をクリックすることにより商品をカートに入れることとなる。商品の構成(構成部品)がカートに入ることにより、ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、外部記憶装置27内の型名データベース14Cから商品選択ページにおいて選択された構成部品の型名を取り出す(ステップS12)。
【0037】
図6は、型名データベース14Cの一例の説明図である。型名データベース50は、品名に対応づけて構成部品の型名を格納している。図6のように、型名データベース50は、UIF情報を格納したUIF情報領域51と、品名を格納した品名領域52と、型名を格納した型名領域53と、を備えている。したがって、例えば、商品選択ページ40のラジオボタンあるいは品名にUIF情報を対応づけておくことにより、型名を容易に取得できるようになっている。例えば、UIF情報は、商品選択ページ40のラジオボタン、あるいは、ラジオボタンに隣接する品名の表示欄をユニークに識別する情報である。したがって、ユーザが、ユーザ端末11−1〜11−3等を介して、スペック構成領域44のラジオボタンを選択状態にすると、ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、UIF情報を基に、ユーザが選択した構成部品の型名を取得できるのである。なお、図6では、UIF情報領域51のUIF情報としては、数字が例示されているが、UIF情報が数字に限定されるわけではない。
【0038】
また、図6の型名データベース14Cでは、UIF情報領域51、品名領域52、型名領域53が示されている。しかし、型名データベース14Cは、他の情報領域、例えば、商品データベース14D中の構成部品ごとの詳細情報の格納先を示す情報を含むようにしてもよい。構成部品ごとの詳細情報とは、例えば、構成部品の性能、寸法、重量、色、材質などの仕様、価格、構成部品の外観を示す写真データなどである。詳細情報の格納先を示す情報により、コントローラ21は、構成部品ごとの詳細情報を取得できる。ただし、コントローラ21は、構成部品の型名と、構成部品ごとの詳細情報の格納先を示す情報との関係を別のテーブルに保持してもよい。また、型名データベース14C自体が、例えば、型名に対応する構成部品ごとの詳細情報を含むようにしてもよい。いずれにしても、例えば、ユーザが商品選択ページ40上で、ユーザ所望の構成部品を選択すると、コントローラ21は、その選択された構成部品それぞれの詳細情報を取得し、選択された構成部品の組み合わせに対応するウェブページを生成できる。
【0039】
なお、本実施形態では、型名データベース14Cに、UIF情報に対して、品名と、型名とを対応づけて記憶し、商品選択ページ40のラジオボタンに対する操作によって、品名、型名等を容易に取得できる処理例を説明した。しかし、ウェブサーバ13Aの処理は、このような型名データベース14Cを用いた処理に限定されるわけではない。例えば、商品選択ページ40を定義するHTML(Hypertext Markup Language)、XML(Extens
ible Markup Language)等のファイル内で、ラジオボタン、あるいは、品名表示欄ととも
に、品名、型名等を定義したデータベース上の格納先を記憶するようにしてもよい。
【0040】
続いてコントローラ21は、取得した型名の文字列を文字コード順にソートし(ステップS13)、ソートされた順番で文字列を連結して一の文字列とする(ステップS14)。型名の文字列がそれぞれ第1識別情報の一例である。これにより構成部品の型名を連結した文字列は、構成部品が同一であれば、常に同一の順番で文字を配置した文字列となる。
【0041】
次にコントローラ21は、ソートし、連結した後の文字列を、ハッシュ関数のパラメータとして入力し、所定の文字数範囲内の文字数を有する文字列(ハッシュ値)を得る(ステップS15)。この場合において、用いるハッシュ関数を実現するアルゴリズムとしては、例えば、MD5(Message Digest Algorithm 5)が用いられる。しかしながら、他の種類のハッシュ関数あるいは他の関数(アルゴリズム)を用いてもよい。ただし、入力される文字列に対して、極力ユニークなハッシュ値を生成可能であって、所定の文字数範囲内のハッシュ値あるいは関数値を生成するものが望ましい。
【0042】
ここで、ハッシュ値として求める文字列の文字数を所定の文字数範囲内としているのは、この文字列がURLとして用いる文字列であるため、URLの長さの制限を考慮しているからである。コントローラ21は、第2識別情報を生成する手段の一例として、ステップS13,S14、およびS15の処理を実行する。また、ハッシュ値として得られる文字列が第2識別情報の一例である。
【0043】
続いてコントローラ21は、文字列テーブルにハッシュ値として得られた所定文字数の文字列を任意のユニークなIDとともに文字列テーブル14Bに記憶する。ここで、任意のユニークなIDとしては、ウェブサーバ13A内の処理、例えば、ショッピングサイトを提供する処理内でユニークに識別できる識別情報であれば、特に限定はない。例えば、通し番号でもかまわない。また、所定の文字列と通し番号との組み合わせでもよい。また、コントローラ21は、IDに対応づけて構成部品の構成情報(型名あるいは型名に対応するコード)を構成情報テーブル14Aに格納する(ステップS16)。文字列テーブル14Bが、第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段の一例である。
【0044】
図7Aは、構成情報テーブル14Aの一例を示す図である。構成情報テーブル14Aは、図7Aに示すように、生成した文字列に付されたIDを格納するID領域61と、当該IDに対応する一または複数の構成情報を格納する構成情報格納領域62と、を備えている。一のIDに対応する構成情報の数は、商品構成により異なり、構成部品が多いほど構成情報格納領域62に格納される構成情報の数も増加することとなる。例えば、ID=[002]については、構成情報2−1〜2−3の3つの構成情報が対応している。すなわち、図7Aの例では、生成された文字列に付されたIDと、その文字列の基になった構成部品の組みに対して、構成情報テーブル14Aの1つの行(レコード)が作成されている。
【0045】
図7Bは、文字列テーブルの一例を示す図である。文字列テーブル14Bは、図7Bに示すように、ステップS15で得られた文字列を格納する文字列格納領域65と、当該文字列に割り当てられたIDを格納するID格納領域66と、を備えている。
【0046】
なお、ステップS15、図7A、図7Bの説明では、ハッシュ値から得られる文字列に対して、任意でユニークなIDを付与して、ハッシュ値から得られる文字列に重複があった場合に備えている。しかし、ウェブサーバ13Aの処理は、このようなIDを用いた処理に限定されるわけではない。例えば、ステップS14の処理の後、ソートして得られる
連結文字列(ソート連結文字列)をそのまま保持し、ソート連結文字列に対して、構成情報の関係、あるいは、ハッシュ値から得られる文字列との関係を定義してもよい。ソート連結文字列を用いる場合には、IDと比較して、構成情報テーブル14A、文字テーブル14Bに記憶する領域は文字数が増加すると考えられる。しかし、構成情報取得のため、構成情報テーブル14Aを検索する処理では、ソート連結文字列を用いて検索する場合には、先頭から比較していくことで、処理効率の低下は抑制される。
【0047】
続いてコントローラ21は、インターネット12を介して、ユーザ端末11−1に得られた文字列あるいはURLを、商品構成に対応づけて表示し、処理を終了する(ステップS17)。コントローラ21は、報知手段の一例として、ステップS17の処理を実行する。
【0048】
図4の処理によって、ユーザが選択した構成部品の型名の組みから、所定の文字数範囲内の文字数を有する文字列(ハッシュ値)が、ほぼユニークに生成される。したがって、図4の処理によれば、複数の構成部品を含む商品について、それらの構成部品を含む商品に関連する情報を特定する文字列がほぼユニークに生成される。ここで、ほぼユニークとは、商品に含まれる複数の構成部品の型名の組みが異なれば、商品に関連する情報を特定する文字列が、ハッシュ関数の性能に応じた精度で、ユニークに生成されるという意味である。したがって、図4の処理によって、文字列あるいはURLがユーザに表示されることによって、ユーザは、商品に含まれる複数の構成部品の組みを特定できることになる。この文字列あるいはURLは、図7Bに示した文字列テーブルによってIDと関連づけられる。また、IDは、図7Aに示した構成情報テーブル14Aによって、商品の構成部品の構成情報、例えば、型番と対応づけられる。したがって、逆に、ユーザは、図4の処理によって、表示される文字列あるいはURLを用いて、ウェブサーバ1から、商品の構成部品に関連する情報を取得できるようになる。ウェブサーバ1から、商品の構成部品に関連する情報を取得する処理は、図9を用いて、後述される。
【0049】
図8は、生成した文字列及び当該文字列に対応するURLの一例の説明図である。図8(A)は、生成した文字列の一例であり、図8(B)は、この文字列をウェブサーバ13Aに対応するショッピングサイト(www.fffff-webmart.com)の所定のウェブページを表示させるためのURLに組み込んだ例である。
【0050】
図8(B)に示すように、URLを表示する場合には、スキーマ名(上述の例の場合、http://)+サーバ名等(上述の例の場合、www.fffff-webmart.com/jp/)+カート読出機
名(上述の例の場合、cart/)+生成した文字列(ハッシュ値。上述の例の場合、6d7c1122dca96240aba334259a43429)を表示することとなる。
【0051】
次にユーザ端末から既に構成が構築された商品のウェブページを表示する場合の動作について説明する。以下の説明においては、ユーザ端末として、ユーザ端末11−2を用いた場合について説明する。
【0052】
図9は、構成が構築された商品のウェブページを表示する場合の処理フローチャートである。ユーザは、例えば、ユーザ端末11−2のブラウザにおいて、他の人のブログやホームページなどから取得したURLあるいは他の人から伝えられたURL等、図4の処理により生成された文字列に相当する情報を入力する。URLが入力された場合には、ウェブサーバ13Aは、URL中から、図4の処理により生成された文字列を抽出する。ここで、図4の処理により生成された文字列に相当する情報としたのは、図8(B)のように、URLは、図4の処理により生成された文字列に、スキーマ名、サーバ名等、およびカート読出機名等が追加された文字列だからである。したがって、ウェブサーバ13Aは、入力されたURLから、スキーマ名、サーバ名等、およびカート読出機名等を除外するこ
とで、図4の処理により生成された文字列を取得すればよい。
【0053】
このような処理によって、構成部品を特定する構成情報の組み合わせから生成した文字列をURLに埋め込んで、構成部品の組み合わせに該当する単一のURLを作成できる。そして、逆に、構成部品の組み合わせに該当する単一のURLが指定されたときに、指定されたURLから、構成部品の組み合わせを特定し、構成部品の組み合わせを含むウェブページを作成できる。
【0054】
また、ユーザは、ウェブサーバ13A上のショッピングサイトにおいて、所定のフォームから図4の処理により生成された文字列に相当する情報を入力してもよい。ここで、図4の処理により生成された文字列に相当する情報としたのは、上記所定のフォームには、図4の処理により生成された文字列が入力される場合の他、図4の処理により生成された文字列の一部が入力される場合もあるからである。
【0055】
これにより、インターネット12を介してウェブサーバ13Aは、入力された文字列を得る(ステップS21)。例えば、ウェブサーバ13Aは、ユーザ端末11−2で入力された文字列を、ユーザ端末11−2上のブラウザから取得する。ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、指定受付手段の一例として、ステップS21の処理を実行する。
【0056】
続いてウェブサーバ13Aのコントローラ21は、入力された文字列が本来入力される、ウェブページを特定するため文字列、すなわち、図4の処理により生成された文字列の一部であるか、図4の処理により生成された完全な文字列であるか否かを判別する(ステップS22)。
【0057】
具体的には、入力された文字列の文字数が、文字列テーブル14Bに格納された文字列の文字数よりも少ないか、あるいは、文字列テーブル14Bに格納された文字列の文字数と一致しているか否かを判別する。なお、入力された文字列の文字数が、文字列テーブルに格納された文字列の所定の文字数を超えている場合には、文字列テーブルに格納された文字列の所定の文字数で前方一致で処理を行うか、あるいは、文字列の入力が所定文字数を超えている旨を通知して、再入力を促すこととなる。ウェブサーバ13Aの処理としては、限定はなく、前方一致で処理してもよく、また、再入力を促してもよい。
【0058】
ステップS22の判別において、入力された文字列の文字数が、文字列テーブル14Bに格納された文字列の文字数と一致している、すなわち、完全である場合には(ステップS22;Yes)、コントローラ21は、文字列テーブル14Bを検索し、入力された文字列と一致する文字列に対応するIDを取得する(ステップS23)。なお、該当する文字列が存在しない場合には,その旨を通知し、再入力を促すこととなる。コントローラ21は、第1識別情報を抽出する抽出手段の一例として、ステップS23の処理を実行する。
【0059】
続いてコントローラ21は、構成情報テーブル14Aを参照し、取得したIDに対応する対応する構成情報を抽出し、取得する(ステップS24)。ステップS24の処理は、取得したIDに対応するすべての構成情報を抽出する処理である。例えば、IDが002の場合、図7Aでは、構成情報2−1、構成情報2−2、および構成情報2−3が取得される。ここで、構成情報とは、上述のように、構成部品の型名あるいは型名に対応するコードである。したがって、コントローラ21は、例えば、外部記憶装置27上で、構成部品の詳細情報を格納した商品データベース14Dを検索し、例えば、構成部品の詳細情報を取得できる。構成部品の詳細情報は、例えば、構成部品の性能、寸法、重量、色、材質などの仕様、価格、構成部品の外観を示す写真データなどである。
【0060】
続いて、コントローラ21は、取得した構成情報に基づいて、構成部品の詳細情報を商品データベース14Dから取得し、商品ページを作成する(ステップS25)。次にコントローラ21は、作成した商品ページを表示データとしてインターネットを介してユーザ端末11−2に提供する。
【0061】
これにより、ユーザ端末11−2の図示しないディスプレイには、商品ページが表示されることとなる(ステップS26)。コントローラ21は、情報提供手段の一例として、ステップS25、S26の処理を実行する。
【0062】
続いて、コントローラ21は、他の商品ページを表示するか否かを判別することとなるが(ステップS27)、この場合には、他の商品ページは存在しないので(ステップS27;No)、処理を終了する。
【0063】
一方、ステップS22の判別において、入力された文字列の文字数が、文字列テーブルに格納された文字列の文字数より少ない場合には(ステップS22;No)、コントローラ21は、文字列テーブル14Bを検索し、入力された文字列と前方一致する文字列に対応するIDを全て取得する(ステップS28)。
【0064】
続いてコントローラ21は、構成情報テーブル14Aを参照し、取得した一または複数のIDに対応する構成情報を抽出し、取得する(ステップS29)。
【0065】
続いてコントローラ21は、取得した構成情報に基づいてID毎に商品ページを作成し、全ての商品ページにリンクを張った検索結果ページを作成する(ステップS30)。次にコントローラ21は、作成した検索結果ページを表示データとしてインターネットを介してユーザ端末に提供する。
【0066】
図10は、検索結果ページの説明図である。ステップS30の処理によりユーザ端末のディスプレイには、図10に示すように複数の商品ページにリンクされた検索結果ページ70が表示される(ステップS31)。この場合に、各商品ページには、番号が振られており、いずれかの番号を選択して入力し、あるいは、各商品ページのハイパーリンクをクリックすることにより(ステップS32)、該当するページにジャンプし、後述する図11に示すような構成情報テーブル商品ページがディスプレイに表示されることとなる(ステップS26)。したがって、ユーザは、構成部品の組み合わせに対応して、図4の処理により生成された文字列の一部を入力すれば、該当する複数の商品のウェブページを取得できる。つまり、ユーザが、図4の処理により生成された文字列を完全に指定しない場合でも、該当する商品のウェブページを取得できる。
【0067】
この場合において、商品ページには、元の検索結果ページへのリンクが張られており、ユーザは、必要に応じて、再び検索結果ページに戻り、他の商品の商品ページを表示することが可能である。続いて、コントローラ21は、他の商品ページを表示するか否かを判別する(ステップS27)。
【0068】
ここで、ユーザが他の商品ページを表示する指示を行った場合には(ステップS27;Yes)、再び処理をステップS31に移行し、以下、同様の処理を行うこととなる。
【0069】
また、ユーザが他の商品ページを表示しない指示を行った場合には(ステップS27;No)、処理を終了する。
【0070】
また、リソース格納情報としての文字列を電話で伝える場合には、例えば、以下のようなやり取りとなる。例えば、A氏がB氏に電話をかけ、「もしもし、OS−Nが入ったパ
ソコンがほしい。私が店で見た商品には、必要性の少ないアプリケーションプログラムAPPが含まれている。その結果、商品の価格が高い。私は、アプリケーションプログラムAPPが入っていない、OS−Nのパソコンがほしい。」と伝えると、B氏は、自己のパソコンをショッピングサイトに接続し、A氏から聞いた内容からカスタムメイドを構成する。
【0071】
その後、B氏は、「FFFFF社のショッピングサイトで「6d7c1」って入れてみて…
…。」とA氏に伝える。
【0072】
これにより、さらに、以下のようなやり取りが行われる。A氏がFFFFF社のショッピングサイトにアクセスし、当該ショッピングサイトのウェブページのフォームの検索入力ボックスに「6d7c1」を入力し、検索ボタンをクリックすると、画面には、図10に示
すように、ショッピング画面70には、複数の商品構成(図10では、二つの商品構成)が表示される。
【0073】
ここで、図10の画面の見たA氏が電話において、「二つが表示された。二つのうち、どちらを選択すればよいか……」と言い、B氏が「一番上の1番の構成がA君のために構成したパソコンである」と伝えると、A氏は、番号=1に相当する行L1をクリックする。
【0074】
図11は、ショッピングカート画面(購入画面)の説明図である。これにより、当該行が選択状態となるので、「購入手続きへ」ボタンをクリックすることで、ショッピングカート画面(購入画面)80に移行し、購入ボタン81をクリックすることで、B氏がA氏に勧めた商品構成の商品を確実に購入することができる。
【0075】
図12は、メールでURLを伝える場合のメールの一例の説明図である。メールでURLを伝える場合には、ハイパーテキストメール形式で、送信することにより、メール中の、ハイパーリンクが張られたURL記載部分91をメール受信者がクリックするだけで、図11に示したショッピングカート画面(購入画面)80に移行し、購入ボタン81をクリックすることで、容易に購入することができる。
【0076】
以上の説明のように、本実施形態によれば、あるユーザが作成した商品構成に対応するURLをメールなどで伝えるだけで、当該商品構成を伝えることが可能となる。また、電話販売などで顧客と話をしながら、当該顧客が購入を望むと思われる商品を電話販売員が選択し、所定の商品構成に対応する文字列を顧客に伝えるだけで、ウェブ上で見てもらうことが可能となる。また、カスタムメイドの典型的な構成(最安構成、最高スペック構成など)を販売者側が作成し、カタログに掲載するような態様で、表示させることも可能となる。
【0077】
また、同一の構成の商品については、同一のURLとなるため、当該URLが複数のユーザによりブログやホームページなどで引用されることで、人気のある商品のウェブページは、高く評価され、検索エンジンにより検索されやすくなる。この結果、より一層、引用等され、商品の売り上げにも通じることとなる。
【0078】
以上の説明においては、ハッシュ関数により得られる文字列が文字列テーブル14Bに格納された文字列と、同一となってしまった場合については述べていない。しかし、このような場合には、文字列テーブル14Bに既存の文字列に対応するIDを取得し、取得したIDを基に、構成情報テーブルを参照すればよい。そして、文字列テーブル14Bに既存の文字列に対応する構成情報テーブル上の構成部品の構成と、後から生成された文字列に対応する、商品選択ページで現在選択されている構成部品の構成とが、一致するか否か
を判定すればよい。そして、構成情報テーブル上の構成部品の構成が、既存の構成情報テーブル14Cで定義されている。
【0079】
商品選択ページで現在選択されている構成部品の構成が、構成情報テーブル14Cで定義されている既存の構成と異なっている場合には、以下のような重複回避処理を行ってもよい。すなわち、例えば、得られた文字列の例えば1文字を他の文字に置き換えてユニークな文字列となるまで置き換え処理を繰り返すようにしても良い。そして、文字列テーブル14Bにおいて、ユニークな文字列なった場合に、図14のステップS16、S17の処理を実行すればよい。実際には、正しく設計されたハッシュ関数においては、ハッシュ値が一致することは非常にまれであるので、充分に対応することが可能となる。
【0080】
以上の説明においては、商品の構成部品を選択して、いわゆるカスタムメイドのような商品を購入する場合の処理について説明した。しかし、商品の構成部品を選択する場合以外の処理、例えば、複数の商品の組みを作成する場合においても、上記と同様に、例えば、商品の型名等を基に、ハッシュ値等を求め、極力ユニークな文字列を作成してもよい。また、複数の商品の組みに関連するウェブページを指定するURLを作成してもよい。そして、そのようなハッシュ値から得られる文字列、あるいは、URLを指定されたときに、複数の商品の組みに関連する情報、例えば、それらの商品の説明を含むウェブページを提供するようにしてもよい。そのような商品の組みとしては、例えば、食品の詰め合わせ、酒の詰め合わせ、被服の組み合わせ、装飾品の組み合わせ、住宅など家屋のレイアウト設計で用いるオプションの組み合わせ、インテリア商品の組み合わせ、電気製品の組み合わせ、新入学・新社会人用の商品の組み合わせ等を例示できる。
【0081】
また、以上の説明においては、商品が物である場合について説明したが、商品に代えてサービスを提供し、このサービス(情報取得対象)が複数のサービス(構成要素)の組み合わせから構成されている場合には、同様に本実施形態の処理の適用が可能である。例えば、旅行、宴会、ゴルフコンペ、自己啓発、住宅のレイアウト設計等、様々なサービスに関する情報を提供するウェブページで、複数のオプション、グレードなどの構成要素から、ユーザ所望のものを選択し、ユーザ所望のサービスの仕様を作成するウェブページが想定される。このようなウェブページでも、本実施形態のような構成部品の選択の場合と同様の処理を実行でき、構成要素(オプション、グレード等)に基づく、文字列の生成、ウェブページの作成等を実行できる。
【0082】
また、商品やサービスなどを提供するシステムに限らず、単に情報を提供する情報提供システムであっても、キーワード(構成要素)の組み合わせが同一であれば、同一の検索結果(情報取得対象)について同一のウェブページのURL(アドレス)が提供できるように構成することにより、同様の効果を得ることができる。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0083】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【0084】
《その他》
本実施形態は、以下の態様(付記と呼ぶ)を含む。以下の付記の各構成要素は、他の付記の構成要素と組み合わせてもよい。
【0085】
(付記1)
複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、
前記第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、
前記第2識別情報を報知する報知手段と、を備える情報処理装置。
【0086】
(付記2)
前記第2識別情報に相当する情報の入力を受け付ける指定受付手段と、
前記第2識別情報に相当する情報を基に、前記第2識別情報を特定し、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出する抽出手段と、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供手段と、をさらに備える付記1に記載の情報処理装置。
【0087】
(付記3)
前記報知手段は、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成し、
前記指定受付手段は、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得する、付記2に記載の情報処理装置。
【0088】
(付記4)
前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出手段は、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出し、
情報提供手段は、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供する付記2または3に記載の情報処理装置。
【0089】
(付記5)
コンピュータが、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、
前記第2識別情報を報知する報知ステップと、を実行する情報処理方法。
【0090】
(付記6)
前記コンピュータが、前記第2識別情報の入力を受け付ける指定受付ステップと、
前記第2識別情報を基に、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出する抽出ステップと、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供ステップと、をさらに実行する付記5に記載の情報処理方法。
【0091】
(付記7)
前記コンピュータは、前記報知ステップでは、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成し、
前記指定受付ステップでは、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得する、付記6に記載の情報処理方法。
【0092】
(付記8)
前記コンピュータは、前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出ステップでは、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出し、
情報提供ステップでは、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供する付記6または7に記載の情報処理方法。
【0093】
(付記9)
コンピュータに、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、を実行させるプログラム。
【0094】
(付記10)
前記第2識別情報を報知する報知ステップと、
前記第2識別情報の入力を受け付ける指定受付ステップと、
前記第2識別情報を基に、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出するステップと、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供ステップと、を前記コンピュータに、さらに実行させる付記9に記載のプログラム。
【0095】
(付記11)
前記報知ステップでは、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成させ、
前記指定受付ステップでは、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得させる、付記10に記載のプログラム。
【0096】
(付記12)
前記前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出ステップでは、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出させ、
情報提供ステップでは、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供させる付記10または11に記載のプログラム。
【符号の説明】
【0097】
10 ウェブサイトシステム
11−1〜11−3
12 インターネット(通信ネットワーク)
13 ウェブサーバシステム
13A ウェブサーバ
14 データベース
14A 構成情報テーブル
14B 文字列テーブル
21 コントローラ
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネット上のウェブサイト等において、商品、あるいはサービス等のユーザへの提供を支援する技術が提案されている。このようなウェブサイトでは、例えば、ユーザは、購入する商品、あるいは、提供を受けたいサービスを選択し、仮想的なカートに保存する。以下、サービスの提供を受ける場合も、サービスを購入するということする。ユーザは、このようなウェブサイトで、複数の商品を購入する場合もあり、あるいは、複数の構成を含む、カスタムメイドのような商品を購入する場合もある。また、ユーザは、複数種類のサービスを購入する場合もあり、あるいは、複数の構成を含むカスタムメイドのようなサービスを購入する場合もある。
【0003】
そして、このようなウェブサイトでは、ウェブサイト内の複数のウェブページを横断的に閲覧しながら、そのような商品あるいはサービスを選択し、購入することが可能となっていた。なお、以下、ウェブサイトは、一のウェブページ、または複数のウェブページを含むシステムをいうものとする。また、ウェブページという場合には、ウェブサイトで提供される情報、あるいは、ウェブサイトに含まれる画面をいうものとする。
【0004】
さらに、そのような商品、例えば、カスタムメイドモデルのように複雑な商品を、商品知識をあまり有しないユーザであっても容易に構築することが可能とするために様々な構築支援システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−259226号公報
【特許文献2】特開平10−124422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、カスタムメイドモデルの商品のように、商品を構成する部品(構成要素)を自由に選べるような商品の場合、その構成パターンは極めて多数となり、たとえ、構築支援システムを利用して商品を構成したとしても、当該構成した商品を人に伝えたり、ウェブページ上に商品を並べたりするためには、以下のような不具合があった。例えば、カスタムメイドにより構成した商品を他の人に伝えるためには、各構成部品の型番あるいは名称を一つ一つ伝えるのは面倒である。
【0007】
さらに店頭販売のような対面販売であれば、実際にある商品を手に取ることが可能であるが、ショッピングサイトなどのウェブサイトにおいては、同一の商品を見るためには、当該ウェブサイトにアクセスした顧客がいちいち構成部品を選択する必要があり、手間がかかるという不具合が生じる。
【0008】
また、ウェブ上では、検索エンジン(Search Engine)により有効に検索がなされ、あるいは、他のウェブページ、ブログ(blog;weblog)などにおいてリンクを張って、紹介してもらうためには、検索対象(例えば、商品)が一つの共通のURLで表示されることが望ましい。しかしながら、一般的にカスタムメイドのような商品のウェブページは動的に作成される。このため、ウェブページを生成するウェブサーバ側に商品の構成部品を特
定するための動的なパラメータを渡す処理がなされる場合がある。ここで、動的なパラメータとは、カスタムメイドのように、商品構成に応じて変化する情報を指定するパラメータである。このような動的なパラメータによって生成される、商品構成に対応するウェブページを一つのURLとして表すことは容易ではなかった。このような商品構成に対応するウェブページを一つのURLとして表す手法としては、例えば、以下のような手法が考えられる。
【0009】
第一の手法としては、商品構成を選択後の商品について、同一構成の商品構成の商品であれば、同一のURLで表示可能とするために、商品構成情報をURL内に含むようにURLを構成するものである。
【0010】
この手法によれば、URLの長さに制限が無ければ問題は生じないとも考えられる。しかし、ブラウザやウェブサーバは、セキュリティなどの観点から長いURLを制限している場合が多い。一方、カスタムメイドの商品は、多くの構成部品で構成されているため、URLが長くなってしまう。その結果、この手法では、当該商品のウェブページを指定するURLを作成できない可能性があり、その可能性に伴う問題点が想定される。したがって、このような手法では、商品あるいはサービスの構成を他の人に簡易に伝達できない可能性が生じる。
【0011】
第2の手法としては、選択後の商品構成をショッピングサイト内に保存しておき、保存した商品構成について当該商品構成を特定するためのIDを発行し、IDをURL内に含めるものを考えることもできる。
【0012】
しかしながら、この手法によれば、複数のユーザが作成した同一構成の商品について、別々のIDが発行されると想定される。そして、同一構成の商品について、別々のIDが発行されると、それぞれのIDに対応して、別々のURLが発行されることとなる。つまり、上記複数のユーザが作成したウェブページの集合については、同一構成の商品のウェブページを一つのURLとして表すことはできないことになる。同一構成の商品のウェブページを一つのURLとして表すことはできないことによる、さらに具体的な問題としては、以下のものが考えられる。
【0013】
例えば、ウェブページ上で紹介されたURLは、検索エンジンの検索結果の対象となって収集されることが知られている。ところで、上述したように同一構成の商品であっても,複数のウェブページが存在する場合には、検索エンジンによるURLの評価は、ウェブページ毎に別々に行われることとなる。すると、ウェブページ毎の評価の結果、実質的には評価が高い商品であったとしても、結果として評価が低くなってしまうという問題点が想定できる。したがって、このような手法では、商品あるいはサービスの本来の評価、価値を他の人に十分に伝達できない可能性が生じる。
【0014】
そこで、本発明の目的は、複数の構成を含む商品、あるいはサービス、複数の商品、あるいはサービスなど、複数の情報取得対象に関連する情報の伝達の便宜を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
開示の技術の一側面は、以下の情報処理装置によって例示できる。本情報処理装置は、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、第2識別情報を報知する報知手段と、を備える。
【発明の効果】
【0016】
本情報処理装置によれば、複数の情報取得対象に関連する情報の伝達の便宜を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】実施形態のショッピングサイトシステムの構成ブロック図の一例である。
【図2】ウェブサーバシステム及びデータベースの構成説明図である。
【図3】ウェブサーバのハードウェア構成を示すブロック図の一例である。
【図4】カスタムメイドモデルのコンピュータ構築時の処理フローチャートである。
【図5】商品選択ページの一例の説明図である。
【図6】型名データベースの一例の説明図である。
【図7A】構成情報テーブルの一例の説明図である。
【図7B】文字列テーブルの一例の説明図である。
【図8】生成した文字列及び当該文字列に対応するURLの一例の説明図である。
【図9】構成が構築された商品のウェブページを表示する場合の処理フローチャートである。
【図10】検索結果ページの説明図である。
【図11】ショッピングカート画面(購入画面)の説明図である。
【図12】メールでURLを伝える場合のメールの一例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、開示の技術の一側面に係る実施形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態のウェブサイトシステム10の構成を例示する構成ブロック図である。ウェブサイトシステム10は、複数のユーザ端末11−1〜11−3と、複数のユーザ端末11−1〜11−3等にショッピングサイト等のサービスを提供するウェブサーバシステム13とを含む。ユーザ端末11−1〜11−3は、インターネット12を介してウェブサーバシステム13に接続可能であり、ショッピングサイトの機能を利用する。ただし、ユーザ端末11−1〜11−3は、LAN(Local Area Network)あるいは、VPN(Virtual Private Network)等で接続されてもよい。つまり、ユーザ端末11−1〜11−3は、
公衆通信網に限られず、社内、学校、役所等の組織内ネットワークで接続されてもよい。
【0019】
一方、ウェブサーバシステム13は、データベース14に接続可能である。ウェブサーバシステム13と、データベース14との間の接続方式に限定はない。ウェブサーバシステム13と、データベース14とは、例えば、LANで接続されてもよい。また、データベース14が、ウェブサーバシステム13とバスで接続され、ウェブサーバシステム13に含まれるものでよい。逆に、ウェブサーバシステム13とデータベース14とは、例えば、インターネット12、あるいは、VPN等で接続されてもよい。
【0020】
ここで、ユーザ端末11−1〜11−3としては、パーソナルコンピュータを例示できる。ユーザ端末11−1〜11−3は、具体的には、例えば、MPU(CPUともいう)、ROM、RAM、通信インターフェースを備えたパーソナルコンピュータ本体と、周辺機器を含む。周辺機器としては、コンピュータ本体に接続されて各種情報を入力するためのキーボード、マウスなどの入力デバイスと、各種情報を表示するためのディスプレイデバイスと、必要に応じて各種情報を印刷出力するプリンタデバイスと、等を例示できる。
【0021】
図2は、ウェブサーバシステム13及びデータベース14の構成説明図の一例である。ウェブサーバシステム13は、ウェブサーバ13Aと、構成生成機13Bと、文字列生成機13Cと、を備えている。ウェブサーバシステム13のそれぞれの構成要素は、例えば、コンピュータがコンピュータプログラムを実行することで機能する。ウェブサーバ13Aは、インターネット13で、ユーザ端末11−1〜11−3等にショッピングサイト等
のウェブページを提供し、ウェブサーバ機能を実現する。ウェブサーバ13Aが、情報処理装置の一例である。
【0022】
文字列生成機13Cは、ショッピングサイト等のウェブページにおいて、ユーザが、例えば商品に含まれる構成部品等を選択したときに、ユーザが選択した構成部品を示す構成情報に基づいて、文字列を生成する。この文字列は、商品の構成部品を指定する文字列の情報を反映するとともに、極力ユニークなものとされる。また、本実施形態では、この文字列に、ウェブサーバシステム13の処理、例えば、ショッピングサイトにおいてユニークなIDが付与される。なお、本実施形態では、この文字列は、所定長さ以下のURL用の文字列として利用される。
【0023】
さらに、文字列生成機13Cは、生成した文字列と、文字列の基になった構成部品を示す構成情報(型番等)との関係をデータベース14に保存する。本実施例では、構成部品を指定する構成情報と、上記ユニークなIDとの関係が保存される。したがって、構成部品を示す構成情報から生成される文字列にIDが付与され、そのIDとそれぞれの構成情報との関係が保存されるので、文字列が特定できれば、文字列に対応するIDが取得され、IDに対応する構成情報が取得可能となる。
【0024】
一方、構成生成機13Bは、URL中の文字列あるいはユーザがショッピングサイト等のウェブサイトのフォームにおいて入力した文字列に基づいてデータベース14を参照して、文字列と関係づけられたIDを抽出する。さらに、構成生成機13Bは、抽出したIDに対応する構成情報を取得する。ウェブサーバ13Aは、構成生成機13Bから構成情報を取得し、構成情報が示す個々の構成部品の情報を取得する。そして、ウェブサーバ13Aは、構成部品に関連する情報をユーザ端末11−1〜11−3等に提供する。なお、構成生成機13Bが個々の構成部品の情報を取得し、ウェブサーバ13A上のウェブページ提供プログラムに引き渡すようにしてもよい。以下、ウェブサーバ13Aという場合には、ウェブサーバ13Aのハードウェアとしてのコンピュータ自体をいう場合の他、ウェブページ提供プログラムを含む、インターネット12上にウェブページを提供する機能をもいう。
【0025】
データベース14は、構成情報テーブル14Aと、文字列テーブル14Bと、型名データベース14Cと、商品データベース14Dとを備えている。構成情報テーブル14Aは、上記IDと一または複数の構成情報とを対応づけて記憶する。また、文字列テーブル14Bは、文字列と上記IDとを一対一に対応づけて記憶する。型名データベース14Cは、ショッピングサイト等のウェブサイトにおいて、ユーザが選択操作するユーザインターフェース部品、例えば、ラジオボタン等と、そのラジオボタン等で選択される構成部品の構成情報(型番等)と、を関係づけるテーブルである。また、商品データベース14Dは、商品の構成部品の詳細情報、例えば、例えば、構成部品の性能、寸法、重量、色、材質などの仕様、価格、構成部品の外観を示す写真データなどを格納する。以上のようなデータベース14により、一つのURL用の文字列に対して一または複数の構成情報が対応づけられるとともに、一つのURLで指定されるウェブページが作成されることとなる。
【0026】
図3は、ウェブサーバ13Aのハードウェアの構成を示すブロック図の一例である。ウェブサーバ13Aは、ウェブサーバ13Aを制御するコントローラ21と、コントローラ21に接続されて各種情報を入力するためのキーボード22と、コントローラ21に接続されて各種情報を入力するためのマウス23と、を備えている。なお、キーボード22、マウス23等に代えて、他の入力装置、例えば、タッチパネル等を使用してもよい。
【0027】
また、ウェブサーバ13Aは、各種情報の印刷を行うプリンタ24と、各種情報を表示するディスプレイ25と、を備えている。また、ウェブサーバ13Aは、インターネット
12などの通信ネットワークを介して通信を行う際のインターフェース動作を行う通信インターフェース26と、ハードディスクドライブなどで例示され、大容量の記憶を行う外部記憶装置27と、を備えている。なお、ウェブサーバ13Aは、外部記憶装置27とともに、フラッシュメモリカード、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスクなどの着脱可能な記憶媒体の入出力装置を備えるようにしてよい。
【0028】
コントローラ21は、制御部とも呼ばれる。コントローラ21は、コントローラ21を制御するMPU(Micro Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)32と、
RAM(Random Access Memory)33と、入出力インターフェース34と、を含む。MPU31は、CPU(Central Processing Unit)とも呼ばれる。MPU31は、例えば、R
OM32上、あるいは、RAM33上のプログラムを実行し、ウェブサーバ13Aのウェブページ提供機能、構成生成機13Bあるいは、文字列生成機13Cの機能を提供する。
【0029】
ROM32は、例えば、コントローラ21を制御するための制御プログラム及び制御データを記憶する。また、RAM33は、種々のプログラム、あるいは、各種データを一時的に記憶し、ワーキングエリアとして機能する。入出力インターフェース34は、ウェブサーバ13Aの各部、例えば、キーボード21、マウス23等の入力装置、プリンタ24、ディスプレイ25等の出力装置、あるいは外部記憶装置27等と、MPU31の間で入出力インターフェース動作を行う。
【0030】
ただし、ウェブサーバ13Aが、ウェブサイトの情報をユーザ端末11−1〜11−3に提供するための構成としては、コントローラ21、通信インターフェース26、外部記憶装置27等があればよい。したがって、キーボード22,マウス23等の入力装置、プリンタ24、ディプレイ25等の出力装置は、省略してもよい。なお、ユーザ端末11−1〜11−3等の構成も、図3と同様である。
【0031】
次に実施形態の動作を説明する。まず、顧客であるユーザがウェブサイトシステム10において、ユーザ端末11−1を介してカスタムメイドモデルのコンピュータを構築する場合について説明する。
【0032】
図4は、カスタムメイドモデルのコンピュータ構築時の処理フローチャートの一例である。図5は、商品選択ページの一例の説明図である。ユーザは、例えば、ユーザ端末11−1〜11−3等(以下、単に端末という)から、ウェブサーバ13Aにアクセスし、端末のディスプレイ上に、商品選択ページを表示させる。商品選択ページでユーザである顧客が商品の構成(構成部品ともいう)を選択して、選択完了後に商品をカートに入れる(ステップS11)。このとき、ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、端末上のユーザの操作を検出し、ユーザが選択した構成部品を認識し、カートに相当するRAM33の記憶域に保持する。コントローラ21は、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段の一例として、ステップS11の処理を実行する。商品選択ページ40が、複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段の一例であると考えることもできる。
【0033】
より具体的には、商品選択ページ40は、構成部品を確定するための「カートに入れる」ボタン41が配置された確定操作領域42と、ユーザが商品構成を選択してカスタムメイドを行うための構成選択領域43と、を備えている。
【0034】
構成選択領域43は、ユーザが選択可能な構成部品が表示され、ラジオボタンにより選択する構成部品を指定するスペック構成領域44と、各構成部品の手配目安期間が表示された手配目安期間領域45と、各種の備考情報が記載される備考領域46と、を備えている。図5のように、スペック構成領域44は、選択対象となる構成部品ごとに商品表示欄
に区切られており、区切られた商品表示欄ごとに、ラジオボタンと商品の構成としての構成部品の品名が表示されている。この商品表示欄、あるいは、商品表示欄のラジオボタンには、ユニークな情報(UIF(ユーザインターフェース)情報と呼ぶ)が付されている。したがって、コントローラ21は、スペック構成領域44のラジオボタンが選択状態になっているときに、選択状態になっているラジオボタンの存在する商品表示欄に表示された品名の構成部品に関する構成情報、例えば、型名等を取得可能である。
【0035】
従って、ユーザは、ユーザ端末11−1を介して、所望のスペック構成となるように、スペック構成領域44のラジオボタンをクリックして、所望の構成部品を選択する。図5では、例えば、CPUの場合には、3つのラジオボタンRB1〜RB3の内、ラジオボタンRB1をクリックして選択した場合を示している。
【0036】
同様に選択項目がある場合には、所望のラジオボタンをクリックすることにより、商品の構成を順次確定することとなる。そして、全ての商品の構成(構成部品)が確定した場合には、「カートに入れる」ボタン41をクリックすることにより商品をカートに入れることとなる。商品の構成(構成部品)がカートに入ることにより、ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、外部記憶装置27内の型名データベース14Cから商品選択ページにおいて選択された構成部品の型名を取り出す(ステップS12)。
【0037】
図6は、型名データベース14Cの一例の説明図である。型名データベース50は、品名に対応づけて構成部品の型名を格納している。図6のように、型名データベース50は、UIF情報を格納したUIF情報領域51と、品名を格納した品名領域52と、型名を格納した型名領域53と、を備えている。したがって、例えば、商品選択ページ40のラジオボタンあるいは品名にUIF情報を対応づけておくことにより、型名を容易に取得できるようになっている。例えば、UIF情報は、商品選択ページ40のラジオボタン、あるいは、ラジオボタンに隣接する品名の表示欄をユニークに識別する情報である。したがって、ユーザが、ユーザ端末11−1〜11−3等を介して、スペック構成領域44のラジオボタンを選択状態にすると、ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、UIF情報を基に、ユーザが選択した構成部品の型名を取得できるのである。なお、図6では、UIF情報領域51のUIF情報としては、数字が例示されているが、UIF情報が数字に限定されるわけではない。
【0038】
また、図6の型名データベース14Cでは、UIF情報領域51、品名領域52、型名領域53が示されている。しかし、型名データベース14Cは、他の情報領域、例えば、商品データベース14D中の構成部品ごとの詳細情報の格納先を示す情報を含むようにしてもよい。構成部品ごとの詳細情報とは、例えば、構成部品の性能、寸法、重量、色、材質などの仕様、価格、構成部品の外観を示す写真データなどである。詳細情報の格納先を示す情報により、コントローラ21は、構成部品ごとの詳細情報を取得できる。ただし、コントローラ21は、構成部品の型名と、構成部品ごとの詳細情報の格納先を示す情報との関係を別のテーブルに保持してもよい。また、型名データベース14C自体が、例えば、型名に対応する構成部品ごとの詳細情報を含むようにしてもよい。いずれにしても、例えば、ユーザが商品選択ページ40上で、ユーザ所望の構成部品を選択すると、コントローラ21は、その選択された構成部品それぞれの詳細情報を取得し、選択された構成部品の組み合わせに対応するウェブページを生成できる。
【0039】
なお、本実施形態では、型名データベース14Cに、UIF情報に対して、品名と、型名とを対応づけて記憶し、商品選択ページ40のラジオボタンに対する操作によって、品名、型名等を容易に取得できる処理例を説明した。しかし、ウェブサーバ13Aの処理は、このような型名データベース14Cを用いた処理に限定されるわけではない。例えば、商品選択ページ40を定義するHTML(Hypertext Markup Language)、XML(Extens
ible Markup Language)等のファイル内で、ラジオボタン、あるいは、品名表示欄ととも
に、品名、型名等を定義したデータベース上の格納先を記憶するようにしてもよい。
【0040】
続いてコントローラ21は、取得した型名の文字列を文字コード順にソートし(ステップS13)、ソートされた順番で文字列を連結して一の文字列とする(ステップS14)。型名の文字列がそれぞれ第1識別情報の一例である。これにより構成部品の型名を連結した文字列は、構成部品が同一であれば、常に同一の順番で文字を配置した文字列となる。
【0041】
次にコントローラ21は、ソートし、連結した後の文字列を、ハッシュ関数のパラメータとして入力し、所定の文字数範囲内の文字数を有する文字列(ハッシュ値)を得る(ステップS15)。この場合において、用いるハッシュ関数を実現するアルゴリズムとしては、例えば、MD5(Message Digest Algorithm 5)が用いられる。しかしながら、他の種類のハッシュ関数あるいは他の関数(アルゴリズム)を用いてもよい。ただし、入力される文字列に対して、極力ユニークなハッシュ値を生成可能であって、所定の文字数範囲内のハッシュ値あるいは関数値を生成するものが望ましい。
【0042】
ここで、ハッシュ値として求める文字列の文字数を所定の文字数範囲内としているのは、この文字列がURLとして用いる文字列であるため、URLの長さの制限を考慮しているからである。コントローラ21は、第2識別情報を生成する手段の一例として、ステップS13,S14、およびS15の処理を実行する。また、ハッシュ値として得られる文字列が第2識別情報の一例である。
【0043】
続いてコントローラ21は、文字列テーブルにハッシュ値として得られた所定文字数の文字列を任意のユニークなIDとともに文字列テーブル14Bに記憶する。ここで、任意のユニークなIDとしては、ウェブサーバ13A内の処理、例えば、ショッピングサイトを提供する処理内でユニークに識別できる識別情報であれば、特に限定はない。例えば、通し番号でもかまわない。また、所定の文字列と通し番号との組み合わせでもよい。また、コントローラ21は、IDに対応づけて構成部品の構成情報(型名あるいは型名に対応するコード)を構成情報テーブル14Aに格納する(ステップS16)。文字列テーブル14Bが、第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段の一例である。
【0044】
図7Aは、構成情報テーブル14Aの一例を示す図である。構成情報テーブル14Aは、図7Aに示すように、生成した文字列に付されたIDを格納するID領域61と、当該IDに対応する一または複数の構成情報を格納する構成情報格納領域62と、を備えている。一のIDに対応する構成情報の数は、商品構成により異なり、構成部品が多いほど構成情報格納領域62に格納される構成情報の数も増加することとなる。例えば、ID=[002]については、構成情報2−1〜2−3の3つの構成情報が対応している。すなわち、図7Aの例では、生成された文字列に付されたIDと、その文字列の基になった構成部品の組みに対して、構成情報テーブル14Aの1つの行(レコード)が作成されている。
【0045】
図7Bは、文字列テーブルの一例を示す図である。文字列テーブル14Bは、図7Bに示すように、ステップS15で得られた文字列を格納する文字列格納領域65と、当該文字列に割り当てられたIDを格納するID格納領域66と、を備えている。
【0046】
なお、ステップS15、図7A、図7Bの説明では、ハッシュ値から得られる文字列に対して、任意でユニークなIDを付与して、ハッシュ値から得られる文字列に重複があった場合に備えている。しかし、ウェブサーバ13Aの処理は、このようなIDを用いた処理に限定されるわけではない。例えば、ステップS14の処理の後、ソートして得られる
連結文字列(ソート連結文字列)をそのまま保持し、ソート連結文字列に対して、構成情報の関係、あるいは、ハッシュ値から得られる文字列との関係を定義してもよい。ソート連結文字列を用いる場合には、IDと比較して、構成情報テーブル14A、文字テーブル14Bに記憶する領域は文字数が増加すると考えられる。しかし、構成情報取得のため、構成情報テーブル14Aを検索する処理では、ソート連結文字列を用いて検索する場合には、先頭から比較していくことで、処理効率の低下は抑制される。
【0047】
続いてコントローラ21は、インターネット12を介して、ユーザ端末11−1に得られた文字列あるいはURLを、商品構成に対応づけて表示し、処理を終了する(ステップS17)。コントローラ21は、報知手段の一例として、ステップS17の処理を実行する。
【0048】
図4の処理によって、ユーザが選択した構成部品の型名の組みから、所定の文字数範囲内の文字数を有する文字列(ハッシュ値)が、ほぼユニークに生成される。したがって、図4の処理によれば、複数の構成部品を含む商品について、それらの構成部品を含む商品に関連する情報を特定する文字列がほぼユニークに生成される。ここで、ほぼユニークとは、商品に含まれる複数の構成部品の型名の組みが異なれば、商品に関連する情報を特定する文字列が、ハッシュ関数の性能に応じた精度で、ユニークに生成されるという意味である。したがって、図4の処理によって、文字列あるいはURLがユーザに表示されることによって、ユーザは、商品に含まれる複数の構成部品の組みを特定できることになる。この文字列あるいはURLは、図7Bに示した文字列テーブルによってIDと関連づけられる。また、IDは、図7Aに示した構成情報テーブル14Aによって、商品の構成部品の構成情報、例えば、型番と対応づけられる。したがって、逆に、ユーザは、図4の処理によって、表示される文字列あるいはURLを用いて、ウェブサーバ1から、商品の構成部品に関連する情報を取得できるようになる。ウェブサーバ1から、商品の構成部品に関連する情報を取得する処理は、図9を用いて、後述される。
【0049】
図8は、生成した文字列及び当該文字列に対応するURLの一例の説明図である。図8(A)は、生成した文字列の一例であり、図8(B)は、この文字列をウェブサーバ13Aに対応するショッピングサイト(www.fffff-webmart.com)の所定のウェブページを表示させるためのURLに組み込んだ例である。
【0050】
図8(B)に示すように、URLを表示する場合には、スキーマ名(上述の例の場合、http://)+サーバ名等(上述の例の場合、www.fffff-webmart.com/jp/)+カート読出機
名(上述の例の場合、cart/)+生成した文字列(ハッシュ値。上述の例の場合、6d7c1122dca96240aba334259a43429)を表示することとなる。
【0051】
次にユーザ端末から既に構成が構築された商品のウェブページを表示する場合の動作について説明する。以下の説明においては、ユーザ端末として、ユーザ端末11−2を用いた場合について説明する。
【0052】
図9は、構成が構築された商品のウェブページを表示する場合の処理フローチャートである。ユーザは、例えば、ユーザ端末11−2のブラウザにおいて、他の人のブログやホームページなどから取得したURLあるいは他の人から伝えられたURL等、図4の処理により生成された文字列に相当する情報を入力する。URLが入力された場合には、ウェブサーバ13Aは、URL中から、図4の処理により生成された文字列を抽出する。ここで、図4の処理により生成された文字列に相当する情報としたのは、図8(B)のように、URLは、図4の処理により生成された文字列に、スキーマ名、サーバ名等、およびカート読出機名等が追加された文字列だからである。したがって、ウェブサーバ13Aは、入力されたURLから、スキーマ名、サーバ名等、およびカート読出機名等を除外するこ
とで、図4の処理により生成された文字列を取得すればよい。
【0053】
このような処理によって、構成部品を特定する構成情報の組み合わせから生成した文字列をURLに埋め込んで、構成部品の組み合わせに該当する単一のURLを作成できる。そして、逆に、構成部品の組み合わせに該当する単一のURLが指定されたときに、指定されたURLから、構成部品の組み合わせを特定し、構成部品の組み合わせを含むウェブページを作成できる。
【0054】
また、ユーザは、ウェブサーバ13A上のショッピングサイトにおいて、所定のフォームから図4の処理により生成された文字列に相当する情報を入力してもよい。ここで、図4の処理により生成された文字列に相当する情報としたのは、上記所定のフォームには、図4の処理により生成された文字列が入力される場合の他、図4の処理により生成された文字列の一部が入力される場合もあるからである。
【0055】
これにより、インターネット12を介してウェブサーバ13Aは、入力された文字列を得る(ステップS21)。例えば、ウェブサーバ13Aは、ユーザ端末11−2で入力された文字列を、ユーザ端末11−2上のブラウザから取得する。ウェブサーバ13Aのコントローラ21は、指定受付手段の一例として、ステップS21の処理を実行する。
【0056】
続いてウェブサーバ13Aのコントローラ21は、入力された文字列が本来入力される、ウェブページを特定するため文字列、すなわち、図4の処理により生成された文字列の一部であるか、図4の処理により生成された完全な文字列であるか否かを判別する(ステップS22)。
【0057】
具体的には、入力された文字列の文字数が、文字列テーブル14Bに格納された文字列の文字数よりも少ないか、あるいは、文字列テーブル14Bに格納された文字列の文字数と一致しているか否かを判別する。なお、入力された文字列の文字数が、文字列テーブルに格納された文字列の所定の文字数を超えている場合には、文字列テーブルに格納された文字列の所定の文字数で前方一致で処理を行うか、あるいは、文字列の入力が所定文字数を超えている旨を通知して、再入力を促すこととなる。ウェブサーバ13Aの処理としては、限定はなく、前方一致で処理してもよく、また、再入力を促してもよい。
【0058】
ステップS22の判別において、入力された文字列の文字数が、文字列テーブル14Bに格納された文字列の文字数と一致している、すなわち、完全である場合には(ステップS22;Yes)、コントローラ21は、文字列テーブル14Bを検索し、入力された文字列と一致する文字列に対応するIDを取得する(ステップS23)。なお、該当する文字列が存在しない場合には,その旨を通知し、再入力を促すこととなる。コントローラ21は、第1識別情報を抽出する抽出手段の一例として、ステップS23の処理を実行する。
【0059】
続いてコントローラ21は、構成情報テーブル14Aを参照し、取得したIDに対応する対応する構成情報を抽出し、取得する(ステップS24)。ステップS24の処理は、取得したIDに対応するすべての構成情報を抽出する処理である。例えば、IDが002の場合、図7Aでは、構成情報2−1、構成情報2−2、および構成情報2−3が取得される。ここで、構成情報とは、上述のように、構成部品の型名あるいは型名に対応するコードである。したがって、コントローラ21は、例えば、外部記憶装置27上で、構成部品の詳細情報を格納した商品データベース14Dを検索し、例えば、構成部品の詳細情報を取得できる。構成部品の詳細情報は、例えば、構成部品の性能、寸法、重量、色、材質などの仕様、価格、構成部品の外観を示す写真データなどである。
【0060】
続いて、コントローラ21は、取得した構成情報に基づいて、構成部品の詳細情報を商品データベース14Dから取得し、商品ページを作成する(ステップS25)。次にコントローラ21は、作成した商品ページを表示データとしてインターネットを介してユーザ端末11−2に提供する。
【0061】
これにより、ユーザ端末11−2の図示しないディスプレイには、商品ページが表示されることとなる(ステップS26)。コントローラ21は、情報提供手段の一例として、ステップS25、S26の処理を実行する。
【0062】
続いて、コントローラ21は、他の商品ページを表示するか否かを判別することとなるが(ステップS27)、この場合には、他の商品ページは存在しないので(ステップS27;No)、処理を終了する。
【0063】
一方、ステップS22の判別において、入力された文字列の文字数が、文字列テーブルに格納された文字列の文字数より少ない場合には(ステップS22;No)、コントローラ21は、文字列テーブル14Bを検索し、入力された文字列と前方一致する文字列に対応するIDを全て取得する(ステップS28)。
【0064】
続いてコントローラ21は、構成情報テーブル14Aを参照し、取得した一または複数のIDに対応する構成情報を抽出し、取得する(ステップS29)。
【0065】
続いてコントローラ21は、取得した構成情報に基づいてID毎に商品ページを作成し、全ての商品ページにリンクを張った検索結果ページを作成する(ステップS30)。次にコントローラ21は、作成した検索結果ページを表示データとしてインターネットを介してユーザ端末に提供する。
【0066】
図10は、検索結果ページの説明図である。ステップS30の処理によりユーザ端末のディスプレイには、図10に示すように複数の商品ページにリンクされた検索結果ページ70が表示される(ステップS31)。この場合に、各商品ページには、番号が振られており、いずれかの番号を選択して入力し、あるいは、各商品ページのハイパーリンクをクリックすることにより(ステップS32)、該当するページにジャンプし、後述する図11に示すような構成情報テーブル商品ページがディスプレイに表示されることとなる(ステップS26)。したがって、ユーザは、構成部品の組み合わせに対応して、図4の処理により生成された文字列の一部を入力すれば、該当する複数の商品のウェブページを取得できる。つまり、ユーザが、図4の処理により生成された文字列を完全に指定しない場合でも、該当する商品のウェブページを取得できる。
【0067】
この場合において、商品ページには、元の検索結果ページへのリンクが張られており、ユーザは、必要に応じて、再び検索結果ページに戻り、他の商品の商品ページを表示することが可能である。続いて、コントローラ21は、他の商品ページを表示するか否かを判別する(ステップS27)。
【0068】
ここで、ユーザが他の商品ページを表示する指示を行った場合には(ステップS27;Yes)、再び処理をステップS31に移行し、以下、同様の処理を行うこととなる。
【0069】
また、ユーザが他の商品ページを表示しない指示を行った場合には(ステップS27;No)、処理を終了する。
【0070】
また、リソース格納情報としての文字列を電話で伝える場合には、例えば、以下のようなやり取りとなる。例えば、A氏がB氏に電話をかけ、「もしもし、OS−Nが入ったパ
ソコンがほしい。私が店で見た商品には、必要性の少ないアプリケーションプログラムAPPが含まれている。その結果、商品の価格が高い。私は、アプリケーションプログラムAPPが入っていない、OS−Nのパソコンがほしい。」と伝えると、B氏は、自己のパソコンをショッピングサイトに接続し、A氏から聞いた内容からカスタムメイドを構成する。
【0071】
その後、B氏は、「FFFFF社のショッピングサイトで「6d7c1」って入れてみて…
…。」とA氏に伝える。
【0072】
これにより、さらに、以下のようなやり取りが行われる。A氏がFFFFF社のショッピングサイトにアクセスし、当該ショッピングサイトのウェブページのフォームの検索入力ボックスに「6d7c1」を入力し、検索ボタンをクリックすると、画面には、図10に示
すように、ショッピング画面70には、複数の商品構成(図10では、二つの商品構成)が表示される。
【0073】
ここで、図10の画面の見たA氏が電話において、「二つが表示された。二つのうち、どちらを選択すればよいか……」と言い、B氏が「一番上の1番の構成がA君のために構成したパソコンである」と伝えると、A氏は、番号=1に相当する行L1をクリックする。
【0074】
図11は、ショッピングカート画面(購入画面)の説明図である。これにより、当該行が選択状態となるので、「購入手続きへ」ボタンをクリックすることで、ショッピングカート画面(購入画面)80に移行し、購入ボタン81をクリックすることで、B氏がA氏に勧めた商品構成の商品を確実に購入することができる。
【0075】
図12は、メールでURLを伝える場合のメールの一例の説明図である。メールでURLを伝える場合には、ハイパーテキストメール形式で、送信することにより、メール中の、ハイパーリンクが張られたURL記載部分91をメール受信者がクリックするだけで、図11に示したショッピングカート画面(購入画面)80に移行し、購入ボタン81をクリックすることで、容易に購入することができる。
【0076】
以上の説明のように、本実施形態によれば、あるユーザが作成した商品構成に対応するURLをメールなどで伝えるだけで、当該商品構成を伝えることが可能となる。また、電話販売などで顧客と話をしながら、当該顧客が購入を望むと思われる商品を電話販売員が選択し、所定の商品構成に対応する文字列を顧客に伝えるだけで、ウェブ上で見てもらうことが可能となる。また、カスタムメイドの典型的な構成(最安構成、最高スペック構成など)を販売者側が作成し、カタログに掲載するような態様で、表示させることも可能となる。
【0077】
また、同一の構成の商品については、同一のURLとなるため、当該URLが複数のユーザによりブログやホームページなどで引用されることで、人気のある商品のウェブページは、高く評価され、検索エンジンにより検索されやすくなる。この結果、より一層、引用等され、商品の売り上げにも通じることとなる。
【0078】
以上の説明においては、ハッシュ関数により得られる文字列が文字列テーブル14Bに格納された文字列と、同一となってしまった場合については述べていない。しかし、このような場合には、文字列テーブル14Bに既存の文字列に対応するIDを取得し、取得したIDを基に、構成情報テーブルを参照すればよい。そして、文字列テーブル14Bに既存の文字列に対応する構成情報テーブル上の構成部品の構成と、後から生成された文字列に対応する、商品選択ページで現在選択されている構成部品の構成とが、一致するか否か
を判定すればよい。そして、構成情報テーブル上の構成部品の構成が、既存の構成情報テーブル14Cで定義されている。
【0079】
商品選択ページで現在選択されている構成部品の構成が、構成情報テーブル14Cで定義されている既存の構成と異なっている場合には、以下のような重複回避処理を行ってもよい。すなわち、例えば、得られた文字列の例えば1文字を他の文字に置き換えてユニークな文字列となるまで置き換え処理を繰り返すようにしても良い。そして、文字列テーブル14Bにおいて、ユニークな文字列なった場合に、図14のステップS16、S17の処理を実行すればよい。実際には、正しく設計されたハッシュ関数においては、ハッシュ値が一致することは非常にまれであるので、充分に対応することが可能となる。
【0080】
以上の説明においては、商品の構成部品を選択して、いわゆるカスタムメイドのような商品を購入する場合の処理について説明した。しかし、商品の構成部品を選択する場合以外の処理、例えば、複数の商品の組みを作成する場合においても、上記と同様に、例えば、商品の型名等を基に、ハッシュ値等を求め、極力ユニークな文字列を作成してもよい。また、複数の商品の組みに関連するウェブページを指定するURLを作成してもよい。そして、そのようなハッシュ値から得られる文字列、あるいは、URLを指定されたときに、複数の商品の組みに関連する情報、例えば、それらの商品の説明を含むウェブページを提供するようにしてもよい。そのような商品の組みとしては、例えば、食品の詰め合わせ、酒の詰め合わせ、被服の組み合わせ、装飾品の組み合わせ、住宅など家屋のレイアウト設計で用いるオプションの組み合わせ、インテリア商品の組み合わせ、電気製品の組み合わせ、新入学・新社会人用の商品の組み合わせ等を例示できる。
【0081】
また、以上の説明においては、商品が物である場合について説明したが、商品に代えてサービスを提供し、このサービス(情報取得対象)が複数のサービス(構成要素)の組み合わせから構成されている場合には、同様に本実施形態の処理の適用が可能である。例えば、旅行、宴会、ゴルフコンペ、自己啓発、住宅のレイアウト設計等、様々なサービスに関する情報を提供するウェブページで、複数のオプション、グレードなどの構成要素から、ユーザ所望のものを選択し、ユーザ所望のサービスの仕様を作成するウェブページが想定される。このようなウェブページでも、本実施形態のような構成部品の選択の場合と同様の処理を実行でき、構成要素(オプション、グレード等)に基づく、文字列の生成、ウェブページの作成等を実行できる。
【0082】
また、商品やサービスなどを提供するシステムに限らず、単に情報を提供する情報提供システムであっても、キーワード(構成要素)の組み合わせが同一であれば、同一の検索結果(情報取得対象)について同一のウェブページのURL(アドレス)が提供できるように構成することにより、同様の効果を得ることができる。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0083】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
【0084】
《その他》
本実施形態は、以下の態様(付記と呼ぶ)を含む。以下の付記の各構成要素は、他の付記の構成要素と組み合わせてもよい。
【0085】
(付記1)
複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、
前記第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、
前記第2識別情報を報知する報知手段と、を備える情報処理装置。
【0086】
(付記2)
前記第2識別情報に相当する情報の入力を受け付ける指定受付手段と、
前記第2識別情報に相当する情報を基に、前記第2識別情報を特定し、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出する抽出手段と、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供手段と、をさらに備える付記1に記載の情報処理装置。
【0087】
(付記3)
前記報知手段は、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成し、
前記指定受付手段は、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得する、付記2に記載の情報処理装置。
【0088】
(付記4)
前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出手段は、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出し、
情報提供手段は、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供する付記2または3に記載の情報処理装置。
【0089】
(付記5)
コンピュータが、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、
前記第2識別情報を報知する報知ステップと、を実行する情報処理方法。
【0090】
(付記6)
前記コンピュータが、前記第2識別情報の入力を受け付ける指定受付ステップと、
前記第2識別情報を基に、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出する抽出ステップと、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供ステップと、をさらに実行する付記5に記載の情報処理方法。
【0091】
(付記7)
前記コンピュータは、前記報知ステップでは、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成し、
前記指定受付ステップでは、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得する、付記6に記載の情報処理方法。
【0092】
(付記8)
前記コンピュータは、前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出ステップでは、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出し、
情報提供ステップでは、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供する付記6または7に記載の情報処理方法。
【0093】
(付記9)
コンピュータに、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、を実行させるプログラム。
【0094】
(付記10)
前記第2識別情報を報知する報知ステップと、
前記第2識別情報の入力を受け付ける指定受付ステップと、
前記第2識別情報を基に、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出するステップと、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供ステップと、を前記コンピュータに、さらに実行させる付記9に記載のプログラム。
【0095】
(付記11)
前記報知ステップでは、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成させ、
前記指定受付ステップでは、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得させる、付記10に記載のプログラム。
【0096】
(付記12)
前記前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出ステップでは、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出させ、
情報提供ステップでは、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供させる付記10または11に記載のプログラム。
【符号の説明】
【0097】
10 ウェブサイトシステム
11−1〜11−3
12 インターネット(通信ネットワーク)
13 ウェブサーバシステム
13A ウェブサーバ
14 データベース
14A 構成情報テーブル
14B 文字列テーブル
21 コントローラ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、
前記第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、
前記第2識別情報を報知する報知手段と、を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記第2識別情報に相当する情報の入力を受け付ける指定受付手段と、
前記第2識別情報に相当する情報を基に、前記第2識別情報を特定し、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出する抽出手段と、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供手段と、をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記報知手段は、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成し、
前記指定受付手段は、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出手段は、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出し、
情報提供手段は、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供する請求項2または3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、
前記第2識別情報を報知する報知ステップと、を実行する情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、を実行させるプログラム。
【請求項1】
複数の情報取得対象の指定を受け付ける手段と、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成する手段と、
前記第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段と、
前記第2識別情報を報知する報知手段と、を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記第2識別情報に相当する情報の入力を受け付ける指定受付手段と、
前記第2識別情報に相当する情報を基に、前記第2識別情報を特定し、前記記憶手段から前記第1識別情報を抽出する抽出手段と、
前記第1識別情報で特定されるそれぞれの情報取得対象に関連する情報を提供する情報提供手段と、をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記報知手段は、ウェブページを特定するウェブページ特定情報として前記第2識別情報を生成し、
前記指定受付手段は、前記ウェブページ特定情報を受け付けて、受け付けたウェブページ特定情報から前記第2識別情報を取得する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2識別情報に相当する情報から、前記第2識別情報が複数特定された場合には、前記抽出手段は、前記複数特定された第2識別情報のそれぞれから、前記第1識別情報を抽出し、
情報提供手段は、第2識別情報のそれぞれについて、前記関連する情報を提供する請求項2または3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、
前記第2識別情報を報知する報知ステップと、を実行する情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、複数の情報取得対象の指定を受け付けるステップと、
前記指定を受け付けた複数の情報取得対象をそれぞれ識別する複数の第1識別情報を基に、第2識別情報を生成するステップと、
前記それぞれの第1識別情報と第2識別情報との関係を記憶する記憶手段に記憶するステップと、を実行させるプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−168639(P2012−168639A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−27593(P2011−27593)
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】
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