説明

情報処理装置およびその制御方法

【課題】 視覚的な効果を著しく損なうことなく、処理の負荷を低減する。
【解決手段】 時間経過とともに第1のオブジェクトから、前記第1のオブジェクトと異なる透明度が設定された第2のオブジェクトに変更するアニメーションを実行する装置であり、前記アニメーションの継続時間が所定の時間よりも短いか判定し、前記継続時間が前記所定の時間よりも短い場合、前記アニメーションの開始時点では、前記第1のオブジェクトに設定された第1の透明度でオブジェクトを表示し、前記継続時間の途中の時点から前記アニメーションの終了時点までは、前記第2のオブジェクトに設定された第2の透明度でオブジェクトを表示するアニメーションを実行し、前記継続時間が前記所定の時間よりも短くない場合、時間経過とともにオブジェクトの透明度を前記第1の透明度から徐々に前記第2の透明度に変更するアニメーションを実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アニメーション効果を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザに対する視覚的な効果を期待して、画面に表示するオブジェクトに対して透明度を設定する技法が知られている。尚、この技法はアルファブレンディングとよばれ、透明度が設定されたオブジェクト同士の重なりを、それぞれのオブジェクトの描画結果を掛け合わせる(混ぜ合わせる)ことで表現している。そして近年では、この技法を利用して、表示中のオブジェクトの透明度を、車両の移動速度に応じて変更する技術も知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−010498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アルファブレンディングは、各オブジェクトを不透明な状態で描画した後、当該オブジェクトの背後の描画結果と1ピクセル毎に色を混ぜ合わせる処理を必要とする。このため、透明度が徐々が変化するアニメーションによる表現は、実行環境に対する負荷が大きな処理となる場合がある。一方で、オブジェクトの透明度が徐々が変化するアニメーションの継続時間が短い場合、ユーザに対する視覚的な効果が小さい場合がある。即ち、オブジェクトの透明度が徐々が変化するアニメーションの継続時間が短い場合、透明度の変化にユーザが気付かない場合がある。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザに対する視覚的な効果を著しく損なうことなく、実行環境に対する処理の負荷を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる情報処理装置は、時間経過とともに第1のオブジェクトから、前記第1のオブジェクトと異なる透明度が設定された第2のオブジェクトに変更するアニメーションを実行する情報処理装置であって、前記アニメーションの継続時間が所定の時間よりも短いか判定する判定手段と、前記継続時間が前記所定の時間よりも短いと判定された場合、前記アニメーションの開始時点では、前記第1のオブジェクトに設定された第1の透明度でオブジェクトを表示し、前記継続時間の途中の時点から前記アニメーションの終了時点までは、前記第2のオブジェクトに設定された第2の透明度でオブジェクトを表示するアニメーションを実行し、前記継続時間が前記所定の時間よりも短いと判定されなかった場合、時間経過とともにオブジェクトの透明度を前記第1の透明度から徐々に前記第2の透明度に変更するアニメーションを実行する実行手段とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザに対する視覚的な効果を著しく損なうことなく、実行環境に対する処理の負荷を低減することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】アニメーションの一例を示す図。
【図2】情報処理装置200のハードウェア構成を示す図と機能ブロック図。
【図3】アニメーションを実行する処理の流れを示すフローチャート。
【図4】アニメーション方法を選択する処理の流れを示すフローチャート。
【図5】アニメーション情報、オブジェクト情報を示す図。
【図6】オブジェクトの不透明度が変化する様子を示す図。
【図7】時間の経過とオブジェクトの変化との関係を示す図。
【図8】本発明にかかるシステムのハードウェア構成を示す図と機能ブロック図。
【図9】アニメーション方法を選択する処理の流れを示すフローチャート。
【図10】アニメーション情報、オブジェクト情報を示す図。
【図11】オブジェクトの不透明度が変化する様子を示す図。
【図12】アニメーション方法を選択する処理の流れを示すフローチャート。
【図13】オブジェクトの不透明度が変化する様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、ディスプレイに表示された複数のオブジェクトが透明度を変えながら移動するアニメーションを示す図である。まず、図1(a)に示すように指でタッチディスプレイ上のオブジェクト111がポインティングされると、オブジェクト111、121、131、141は透明度を変えながらタッチディスプレイの画面端部に向かって移動する(図1(b)(c)(d))。尚、オブジェクト111、121、131、141は不透明(不透明度=1.0)、オブジェクト112、122、132、142は半透明(不透明度=0.7)とする。また、オブジェクト113、123、133、143は半透明(不透明度=0.3)、オブジェクト114、124、134、144は透明(不透明度=0.0)とする。尚、不透明度(Opacity)とは、オブジェクトの背後の描画結果を当該オブジェクトによって、どの程度隠し、どの程度見せるかを表現する値である。即ち、不透明度が0.7である状態とは、オブジェクトを7割、当該オブジェクトの背後の描画結果を3割の割合で混ぜ合わせた状態である。また、不透明度が0.3である状態とは、オブジェクトを3割、当該オブジェクトの背後の描画結果を7割の割合で混ぜ合わせた状態である。また、図1(a)の状態から図1(b)、(c)の状態を経て、図1(d)の状態に画面遷移をした後、ポインティングされたオブジェクト111に対応するコンテンツAがタッチディスプレイ上に表示される(図1(e))。
【0011】
ここで、図1の(a)〜(d)に示す一連のアニメーションを低リソースな実行環境において実行する場合、透明度の変化を含むアニメーションにかかる処理がCPUを占有するため、他のプロセスにも遅延が発生する可能性がある。また、図1の(a)〜(d)に示す一連のアニメーションに要する時間が例えば100ミリ秒程度である場合、ユーザは、オブジェクトの透明度が変化していることに気付かない場合がある。このような事情を踏まえて、以下、オブジェクトの透明度が変化するアニメーションのうち、ユーザに対する視覚的な効果が小さいアニメーションを、より低負荷なアニメーションに変更する情報処理装置200について説明する。
【0012】
図2(a)は情報処理装置200のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置200は、CPU(中央演算装置)201、ROM(リードオンリメモリ)202、RAM(ランダムアクセスメモリ)203、ディスプレイ204を有する。尚、各要素は、システムバス205を介して接続されている。以下、各要素について説明する。CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムやプログラムの実行に必要なデータをRAM203に展開し、実行する。ROM202は、プログラムやプログラムの実行に必要なデータを記憶する。RAM203は、プログラムやプログラムの実行に必要なデータを展開するための領域を提供する。ディスプレイ204は、CPU201が実行する処理の結果を適宜表示する。
【0013】
図2(b)は、情報処理装置200の機能構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置200は、コンテンツデータ211、読み込み部212、選択部213、実行部214を有する。以下、各部について説明する。コンテンツデータ211は、ROM202に記憶されたデータあり、アニメーションを実行するためのデータである。読み込み部212は、コンテンツデータ211から実行するアニメーションに必要な情報を読み込む。選択部213は、読み込まれたアニメーションについて、予め設定された(デフォルトの)アニメーションか、デフォルトのアニメーションよりも低負荷なアニメーションである透明度が変化しないアニメーションのいずれかを選択する。実行部214は、選択されたアニメーションを実行するための処理を行うと共に、ディスプレイ204の表示を制御する。尚、読み込み部212、選択部213、実行部214は、CPU201がROM202に記憶されたプログラムやプログラムの実行に必要なデータをRAM203に展開し、実行することで、その機能を実現する。
【0014】
図3(a)は、アニメーションを実行する処理の流れを示すフローチャートである。まず、ステップS310において、読み込み部212は、コンテンツデータ211から実行するアニメーションに必要な情報を読み込む。次に、ステップS320において、選択部213は、読み込まれた情報を解析して、アニメーション方法を選択する。次に、ステップS330において、実行部214は、選択されたアニメーション方法に従って、アニメーションを実行する。尚、ここでアニメーションとは、時間の経過に従って表示形態の少なくとも一部が徐々に変化していく表現技法のことをいう。
【0015】
図3(b)は、ステップS310の処理を詳細に示すフローチャートである。まず、ステップS311において、読み込み部212は、コンテンツデータ211から、実行するアニメーションに必要な情報を探索する。尚、コンテンツデータ211には、アニメーション情報(図5(a))、オブジェクトデータ(図5(b))が含まれているものとする。
【0016】
本実施形態では、アニメーション情報として、図5(a)のアニメーション1、アニメーション2が探索されたものとする。尚、図5(a)のアニメーション情報に含まれるアニメーション1の情報は、以下のようなアニメーションを示す情報である。即ち、図5(b)のオブジェクトデータに示された情報に基づいて、アニメーション開始時にオブジェクト1が表示されていたものが、120ミリ秒かけてオブジェクト2が表示されるよう徐々に変化するアニメーションことを示す情報である。尚、アニメーション1の情報には、120ミリ秒の間オブジェクトの表示形態の変化量が逐次一定量だけ変化することが定められている。また、図5(a)のアニメーション情報に含まれるアニメーション2の情報は、以下のようなアニメーションを示す情報である。即ち、図5(b)のオブジェクトデータに示された情報に基づいて、アニメーション開始時にオブジェクト2が表示されていたものが、200ミリ秒かけてオブジェクト1が表示されるよう徐々に変化するアニメーションことを示す情報である。尚、アニメーション2の情報には、200ミリ秒の間オブジェクトの表示形態の変化量が逐次小さくなるように変化することが定められている。
【0017】
また、図5(b)のオブジェクトデータに示された情報のうち、オブジェクト1を示す情報とは、不透明であり、緑色で塗りつぶされ、縦幅と横幅がともに20ミリメートルの正方形であることを示す情報である。また、オブジェクト1を示す情報とは、オブジェクト1の左上の端が、画面の端部(左上の端)から右方向に20ミリメートル、下方向に20ミリメートル離れた位置となることを示す情報である。また、オブジェクト1を示す情報には、拡縮率や回転角を示す情報が含まれ、拡縮率の情報に基づいてオブジェクトのサイズが決定され、回転角を示す情報に基づいてオブジェクトを表示する角度が決定される。尚、オブジェクト1を示す情報においては、拡縮率は1.00倍であり、回転角は0度であることが示されている。
【0018】
また、図5(b)のオブジェクトデータに示された情報のうち、オブジェクト2を示す情報とは、透明であり、透明でなかったとすると青色で塗りつぶされ、縦幅と横幅がともに20ミリメートルの正方形であることを示す情報である。また、オブジェクト2を示す情報とは、透明でなかったとすると、オブジェクト2の左上の端が、画面の端部(左上の端)から左方向に50ミリメートル、上方向に50ミリメートル離れた位置となること、即ち、画面外に位置することを示す情報である。また、オブジェクト2を示す情報にも、拡縮率や回転角を示す情報が含まれ、拡縮率の情報に基づいてオブジェクトのサイズが決定され、回転角を示す情報に基づいてオブジェクトを表示する角度が決定される。尚、オブジェクト2を示す情報においても、拡縮率は1.00倍であり、回転角は0度であることが示されている。
【0019】
次に、ステップS312において、読み込み部212は、アニメーション開始時におけるオブジェクトの情報と、アニメーション終了時におけるオブジェクトの情報とを探索する。ここで、アニメーション1については、図5(b)に示すオブジェクトデータから図5(c)に示す情報が探索結果として抽出され、アニメーション2については、図5(b)に示すオブジェクトデータから図5(e)に示す情報が探索結果として抽出される。尚、抽出された探索結果に含まれるアニメーション開始時におけるオブジェクトの情報と、アニメーション終了時におけるオブジェクトの情報は、開始時、終了時の順にソートする等して識別可能としておく。次に、ステップS313において、読み込み部212は、探索結果をRAM203に格納する。
【0020】
図4は、ステップS320の処理を詳細に示すフローチャートである。まず、ステップS401において、選択部213は、実行するアニメーションそれぞれについて、探索結果に含まれる最初の属性を指定する。尚、本実施形態では、例えば、不透明度、中塗り色、サイズ、位置、拡縮率、回転角の順で属性が指定されるものとする。次に、ステップS402において、選択部213は、指定された属性について、数値で表現される属性であるか否か判定する。尚、ステップS402において、数値で表現される属性であると判定された場合、ステップS403の処理を実行し、数値で表現される属性でないと判定された場合、ステップS407の処理を実行する。ステップS403において、選択部213は、指定された属性がオブジェクトの不透明度を示す属性であるか否かを判定する。尚、ステップS403において、オブジェクトの不透明度を示す属性であると判定された場合、ステップS404の処理を実行し、オブジェクトの不透明度を示す属性でないと判定された場合、ステップS408の処理を実行する。
【0021】
ステップS404において、選択部213は、図5(a)に示すアニメーション情報に基づいて、アニメーションの継続時間を取得する。尚、本実施形態において、アニメーション1の継続時間は120ミリ秒、アニメーション2の継続時間は200ミリ秒である。次に、ステップS405において、選択部213は、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いか否かを判定する。尚、ステップS405において、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いと判定された場合、ステップS406の処理を実行し、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いと判定されなかった場合、ステップS408の処理を実行する。また、本実施形態では、所定の基準とは130ミリ秒という時間とする。ステップS406において、選択部213は、探索結果に含まれる情報のうち、アニメーション開始時におけるオブジェクトの不透明度の情報と、アニメーション終了時におけるオブジェクトの不透明度の情報とを変更する。次に、ステップS407において、選択部213は、特定の時点で表示を切り替えるアニメーションを選択する。尚、本実施形態では、特定の時点とは、アニメーションの継続時間の半分が経過した時点とする。また、アニメーションの継続時間の半分を経過した時点は、例えば、図5(a)のアニメーション情報のアニメーション終了時点を示す値を2で除して算出するものとする。一方、ステップS408において、選択部213は、時間の経過とともに徐々に変化するアニメーションを選択する。ステップS409において、選択部213は、全ての属性についてアニメーション方法を選択したか否か判定する。尚、ステップS409において、全ての属性についてアニメーション方法を選択したと判定された場合、一連の処理を終了し、全ての属性についてアニメーション方法を選択していないと判定された場合、ステップS410の処理を実行する。ステップS410において、選択部213は、探索結果に含まれる次の属性(未指定の属性のうちの1つ)を指定する。尚、ステップS410の処理を実行した後、新たに指定された属性について、ステップS402からの処理をくりかえす。
【0022】
図5(d)は、ステップS406における変更処理の結果を示す図である。これは、アニメーション1の継続時間が120ミリ秒であるため、図5(c)に示す探索結果に含まれるオブジェクトの不透明度の情報は、変更の対象となるからである。本実施形態においては、図5(d)に示す通り、オブジェクトの不透明度の情報がオブジェクトの表示と非表示を示す情報に変更される。
【0023】
図3(c)は、ステップS330の詳細を示すフローチャートである。まず、ステップS331において、実行部214は、アニメーションの実行開始時点からの経過時間(現在時刻)を取得する。次に、ステップS332において、実行部214は、現在時刻がアニメーションの終了時点に達しているか否かを判定する。尚、ステップS332において、現在時刻がアニメーションの終了時点に達していると判定された場合、一連の処理を終了し、現在時刻がアニメーションの終了時点に達していないと判定された場合、ステップS333の処理を実行する。ステップS333において、実行部214は、選択されたアニメーション方法に応じて、現在時刻におけるオブジェクトの情報を決定する。次に、ステップS334において、実行部214は、ステップS333で決定したオブジェクトの情報に基づいて、オブジェクトを描画し、ディスプレイ204に出力する処理を実行する。
【0024】
即ち、ステップS334において、アニメーション1については、アニメーション開始時からアニメーション継続時間の中間時点である60ミリ秒後の時点までは、オブジェクトの不透明度を1.0(不透明)となる。そして、アニメーション開始時から60ミリ秒後の時点からアニメーション終了時までは、オブジェクトの不透明度を0.0(透明)となる。また、ステップS334において、アニメーション1については、中塗色がアニメーション開始時から60ミリ秒かけて、緑色から緑色と青色の中間色へ変化する。また、アニメーション開始時から60ミリ秒より後については、オブジェクトの不透明度が0.0となるため、オブジェクトは表示されない。また、ステップS334において、アニメーション1については、サイズを一定に保ったまま、表示位置がアニメーション開始時から60ミリ秒かけて徐々に移動することになる。尚、アニメーション開始時の表示位置とは、オブジェクトの左上の端が、画面の端部(左上の端)から右方向に20ミリメートル、下方向に20ミリメートル離れている位置である。また、アニメーション開始時から60ミリ秒の表示位置とは、オブジェクトの左上の端が、画面の端部(左上の端)から左方向に15ミリメートル、上方向に15ミリメートル離れている位置である。即ち、表示位置がアニメーション開始時から60ミリ秒には、オブジェクトは一部だけ画面上に表示され、残りが画面外となっている。また、アニメーション開始時から60ミリ秒より後については、オブジェクトの不透明度が0.0となるため、オブジェクトは表示されない。また、ステップS334において、アニメーション1については、オブジェクトの拡縮率、回転角も変化しない。尚、アニメーション開始時のオブジェクトとアニメーション終了時のオブジェクトとで、拡縮率、回転角が変化している場合には、拡縮率、回転角が徐々に変化するようなアニメーションとなる。
【0025】
また、ステップS334において、アニメーション2については、アニメーション開始時から200ミリ秒かけて、オブジェクトの不透明度が0.0(透明)から1.0(不透明)となるよう徐々に変化する。また、ステップS334において、アニメーション2については、中塗色がアニメーション開始時から200ミリ秒かけて、青色から緑色へ変化する。また、ステップS334において、アニメーション2については、サイズを一定に保ったまま、表示位置がアニメーション開始時から200ミリ秒かけて徐々に移動することになる。尚、アニメーション開始時の表示位置とは、オブジェクトの左上の端が、画面の端部(左上の端)から左方向に50ミリメートル、上方向に50ミリメートル離れている位置である。即ち、表示位置は画面外であり、実質的にオブジェクトは表示されていない。また、表示位置がアニメーション開始時から200ミリ秒の位置とは、オブジェクトの左上の端が、画面の端部(左上の端)から右方向に20ミリメートル、下方向に20ミリメートル離れている位置である。また、ステップS334において、アニメーション2については、オブジェクトの拡縮率、回転角も変化しない。尚、アニメーション開始時のオブジェクトとアニメーション終了時のオブジェクトとで、拡縮率、回転角が変化している場合には、拡縮率、回転角が徐々に変化するようなアニメーションとなる。
【0026】
図6(a)は、アニメーション2について、時間の経過とともに不透明度が変化する様子を示す図である。図6(c)は、アニメーション1について、アニメーションの継続時間の半分が経過した時点である60ミリ秒後で、オブジェクトの不透明度を1.0から0.0に切り替える様子を示す図である。従って、アニメーション1については、図6(b)に示すような、時間の経過とともに不透明度が変化するアニメーションは実行されない。
【0027】
図7(a)は、アニメーション1について、時間の経過と、オブジェクトに設定された各属性(不透明度、中塗り色、サイズ、位置、拡縮率、回転角)の変化を模式的に示す図である。また、図7(b)は、アニメーション2について、時間の経過と、オブジェクトに設定された各属性の変化を模式的に示す図である。図7に示す通り、数値表現される属性であって、不透明度以外の属性については、アニメーションの継続時間が所定の基準を満たすか否かに関わらず、時間の経過とともに徐々に変化する。尚、アニメーション1については、アニメーションの実行を開始した時点から60ミリ秒を経過した後は、オブジェクトが表示されないため、ステップS333の処理を省略してもよい。これによると、実行環境に対する負荷を更に低減させることが可能となる。
【0028】
また、特定の時点とは、時間の経過とともに透明度が徐々に変化と仮定したときに、所定の不透明度(例えば、不透明度=0.3)となる時点としてもよい。また、特定の時点とは、注目するオブジェクトのと当該オブジェクトの背後に位置するオブジェクトとの色差を計算し、色差が所定の閾値以下となる時点としてもよい。
【0029】
(第1の実施形態の変形例)
また、本発明は、アニメーションの実行に必要な情報を含むコンテンツデータを情報処理装置の外部から取得し、その後、取得したアニメーションを実行してもよい。これは、例えば、コンテンツデータが情報処理装置のスペックやユーザの視認性を意識せずに作成された場合に、凝ったアニメーションではあるがユーザに対する視覚的な効果が小さい場合に有用である。以下、アニメーションの実行に必要な情報を含むコンテンツデータを情報処理装置の外部から取得し、その後、取得したアニメーションを実行する情報処理装置について説明する。
【0030】
図8(a)は、本変形例にかかる情報処理装置800のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置800は、CPU801、ROM802、RAM803、入力I/F(インタフェース)804、入力I/F805、出力I/F806を有する。また、各要素はシステムバス807を介して接続されている。また、情報処理装置800には、コンテンツデータ810、タッチパネル821、ディスプレイ822が接続されている。以下、各要素について説明する。
【0031】
CPU801、ROM802、RAM803は、CPU201、ROM202、RAM203の同様であるため、説明を省略する。入力I/F804は、ネットワーク等を介してコンテンツデータ810を取得する。入力I/F805は、タッチパネル821を介して入力されたユーザ操作に基づく信号を取得する。出力I/Fは、ディスプレイ822に対して、CPU801が実行する処理の結果に対応する映像信号を出力する。
【0032】
また、コンテンツデータ810は、アニメーションを実行するためのデータであり、情報処理装置800の外部に存在する。尚、情報処理装置800の外部とは、情報処理装置800とは異なる情報処理装置(例えば、サーバーなど)や、入力I/F804に着脱可能な記憶媒体等である。タッチパネル821は、ユーザの指やスタイラス等の接触を検知し、検知結果に対応する信号を入力I/F805に出力する。尚、この信号をトリガーとしてアニメーションの実行を開始してもよい。ディスプレイ822は、出力I/F806から取得した映像信号に従って、CPU801が実行する処理の結果に基づく画像を表示する。
【0033】
図8(b)は、情報処理装置800の機能構成を示す機能ブロック図である。情報処理装置800は、取得部851、判定部852、設定部853、保持部854、実行部855を有する。以下、各部について説明する。尚、取得部851は、読み込み部212と同様であり、実行部855は、実行部214と同様であるため説明を省略する。保持部854は、RAM803等であり、取得部851が取得したコンテンツデータ、第1の実施形態に記載したアニメーション情報、オブジェクト情報、探索結果等に相当するデータを保持する。判定部852は、ステップS401〜405、409、410の処理を実行する。また、判定部852は、アニメーション開始時のオブジェクトからアニメーション終了時のオブジェクトへ変化する際の補間タイプを判定する。設定部853は、ステップS406〜408の処理を実行する。
【0034】
(第2の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態よりも視覚効果の低減を抑えた実施形態について説明する。尚、本実施形態では、アニメーションの実行に必要な情報を含むコンテンツデータを情報処理装置の外部から取得し、その後、取得したアニメーションを実行する情報処理装置を例に説明する。本実施形態にかかる情報処理装置のハードウェア構成と機能構成については、図8(a)、(b)に示す通りであるため、説明を省略する。
【0035】
図9は、アニメーション方法を選択する処理の流れを説明するフローチャートである。即ち、第1の実施形態のステップS320の処理を詳細に示すフローチャートである。まず、ステップS901において、判定部852は、実行するアニメーションそれぞれについて、探索結果に含まれる最初の属性を指定する。尚、本実施形態では、例えば、不透明度、中塗り色、サイズ、位置、拡縮率、回転角の順で属性が指定されるものとする。次に、ステップS902において、判定部852は、指定された属性について、数値で表現される属性であるか否か判定する。尚、ステップS902において、数値で表現される属性であると判定された場合、ステップS903の処理を実行し、数値で表現される属性でないと判定された場合、ステップS907の処理を実行する。ステップS903において、判定部852は、指定された属性がオブジェクトの不透明度を示す属性であるか否かを判定する。尚、ステップS903において、オブジェクトの不透明度を示す属性であると判定された場合、ステップS904の処理を実行し、オブジェクトの不透明度を示す属性でないと判定された場合、ステップS908の処理を実行する。
【0036】
ステップS904において、判定部852は、図5(a)に示すアニメーション情報に基づいて、アニメーションの継続時間を取得する。次に、ステップS905において、判定部852は、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いか否かを判定する。尚、ステップS905において、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いと判定された場合、ステップS911の処理を実行し、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いと判定されなかった場合、ステップS908の処理を実行する。また、本実施形態では、所定の基準とは130ミリ秒という時間とする。ステップS911において、判定部852は、アニメーションに設定された補間タイプが線形な変化を示す補間タイプであるか否かを判定する。尚、ステップS911で、線形な変化を示す補間タイプであると判定された場合、ステップS906の処理を実行し、線形な変化を示す補間タイプでないと判定された場合、ステップS912の処理を実行する。ステップS906において、設定部853は、探索結果に含まれる情報のうち、アニメーション開始時におけるオブジェクトの不透明度の情報と、アニメーション終了時におけるオブジェクトの不透明度の情報とを変更する。次に、ステップS907において、設定部853は、特定の時点で表示を切り替えるアニメーションを選択する。尚、本実施形態では、特定の時点とは、アニメーションの継続時間の半分が経過した時点とする。また、アニメーションの継続時間の半分を経過した時点は、例えば、のアニメーション情報に示されたアニメーション終了時点を示す値を2で除して算出するものとする。一方、ステップS912において、設定部853は、所定の透明度となる時点(途中時点)を算出する。次に、ステップS913において、設定部853は、途中時点におけるオブジェクトの情報を生成する。次に、ステップS914において、設定部853は、アニメーション開始時から途中時点までのアニメーション情報と、途中時点からアニメーション終了時までのアニメーション情報とを生成する。次に、ステップS915において、設定部853は、アニメーション開始時から途中時点までは、時間の経過とともに徐々に変化するアニメーションを選択する。更に、ステップS915において、設定部853は、途中時点からアニメーション終了時までは時間の経過と関わらず変化しないアニメーションを選択する。一方、ステップS908において、設定部853は、時間の経過とともに徐々に変化するアニメーションを選択する。ステップS909において、判定部852は、全ての属性についてアニメーション方法を選択したか否か判定する。尚、ステップS909において、全ての属性についてアニメーション方法を選択したと判定された場合、一連の処理を終了し、全ての属性についてアニメーション方法を選択していないと判定された場合、ステップS910の処理を実行する。ステップS910において、判定部852は、探索結果に含まれる次の属性(未指定の属性のうちの1つ)を指定する。
【0037】
図10(a)は、本実施形態で処理の対象となるアニメーション情報の一例を示す図である。尚、本アニメーション情報は、実施形態1と同様の基準に従うと、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短くなり、補間タイプが線形な変化でないため、ステップS912の処理を実行する。そして、所定の透明度を不透明度=0.3とすると、ステップS912の結果、途中時点として、50ミリ秒という時点が算出される。更に、この算出結果を踏まえて、図10(c)に示すようなオブジェクト情報が生成される。
【0038】
続いて、アニメーション3に替えて、図10(d)に示すアニメーション3a、3bと図10(e)、(f)に示すオブジェクト情報とが生成される。また、ステップS905で、アニメーション開始時から途中時点までは、時間の経過とともに徐々に変化するアニメーションが選択され、途中時点からアニメーション終了時までは時間の経過に関わらず変化しないアニメーションを選択される。このため、図11(a)に示すようなアニメーション3は、図11(b)のように変更される。これによると、時間経過とともに不透明度が大きく変化する期間は、ユーザに対する視覚効果の影響を担保すると共に、時間経過に対して不透明度が大きく変化しない期間は、実行環境に対する処理の負荷を低減できる。
【0039】
(第3の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態よりも視覚効果の低減を抑えた別の実施形態について説明する。尚、本実施形態では、アニメーションの実行に必要な情報を含むコンテンツデータを情報処理装置の外部から取得し、その後、取得したアニメーションを実行する情報処理装置を例に説明する。本実施形態にかかる情報処理装置のハードウェア構成と機能構成については、図8(a)、(b)に示す通りであるため、説明を省略する。
【0040】
図12は、アニメーション方法を選択する処理の流れを説明するフローチャートである。即ち、第1の実施形態のステップS320の処理を詳細に示すフローチャートである。まず、ステップS1201において、判定部852は、実行するアニメーションそれぞれについて、探索結果に含まれる最初の属性を指定する。尚、本実施形態では、例えば、不透明度、中塗り色、サイズ、位置、拡縮率、回転角の順で属性が指定されるものとする。次に、ステップS1202において、判定部852は、指定された属性について、数値で表現される属性であるか否か判定する。尚、ステップS1202において、数値で表現される属性であると判定された場合、ステップS1203の処理を実行し、数値で表現される属性でないと判定された場合、ステップS1207の処理を実行する。ステップS1203において、判定部852は、指定された属性がオブジェクトの不透明度を示す属性であるか否かを判定する。尚、ステップS1203において、オブジェクトの不透明度を示す属性であると判定された場合、ステップS1204の処理を実行し、オブジェクトの不透明度を示す属性でないと判定された場合、ステップS1208の処理を実行する。
【0041】
ステップS1204において、判定部852は、図5(a)に示すアニメーション情報に基づいて、アニメーションの継続時間を取得する。次に、ステップS1205において、判定部852は、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いか否かを判定する。尚、ステップS1205において、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いと判定された場合、ステップS1211の処理を実行し、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短いと判定されなかった場合、ステップS1208の処理を実行する。また、本実施形態では、所定の基準とは130ミリ秒という時間とする。ステップS1211において、判定部852は、アニメーションの継続時間中の特定時点において、不透明度の差が所定の閾値以下であるかを判定する。尚、不透明度の差は、例えば、アニメーション開始時におけるオブジェクトの不透明度と上述した特定時点におけるオブジェクトの不透明度の差から算出する。また、本実施形態において、所定の閾値は、例えば0.4とする。また、上述の特定時点とは、例えば、アニメーション継続時間中の中間時点とする。そして、中間時点は、アニメーション情報に示されたアニメーションの終了時点を示す値を2で除して算出するものとする。尚、ステップS1211で、不透明度の差が所定の閾値以下であると判定された場合、ステップS1206の処理を実行し、不透明度の差が所定の閾値以下でないと判定された場合、ステップS1213の処理を実行する。ステップS1206において、設定部853は、探索結果に含まれる情報のうち、アニメーション開始時におけるオブジェクトの不透明度の情報と、アニメーション終了時におけるオブジェクトの不透明度の情報とを変更する。次に、ステップS1207において、設定部853は、特定の時点で表示を切り替えるアニメーションを選択する。一方、ステップS1213において、設定部853は、特定時点におけるオブジェクトの情報を生成する。次に、ステップS1214において、設定部853は、アニメーション開始時から特定時点までのアニメーション情報と、特定時点からアニメーション終了時までのアニメーション情報とを生成する。次に、ステップS1215において、設定部853は、アニメーション開始時から特定時点までは、時間の経過とともに徐々に変化するアニメーションを選択する。更に、ステップS1215において、設定部853は、特定時点からアニメーション終了時までは時間の経過と関わらず変化しないアニメーションを選択する。一方、ステップS1208において、設定部853は、時間の経過とともに徐々に変化するアニメーションを選択する。ステップS1209において、判定部852は、全ての属性についてアニメーション方法を選択したか否か判定する。尚、ステップS1209において、全ての属性についてアニメーション方法を選択したと判定された場合、一連の処理を終了し、全ての属性についてアニメーション方法を選択していないと判定された場合、ステップS1210の処理を実行する。ステップS1210において、判定部852は、探索結果に含まれる次の属性(未指定の属性のうちの1つ)を指定する。
【0042】
図13(a)は、本実施形態で処理の対象となるアニメーション情報(変更前)の一例を示す図である。尚、図13(a)に示されたアニメーション5、6、7を示す情報はいずれも実施形態1と同様の基準に従うと、アニメーションの継続時間が所定の基準よりも短くなるアニメーションである。そして、アニメーション5については、アニメーション開始時点におけるオブジェクトの不透明度は1.0であり、特定時点におけるオブジェクトの不透明度は0.5である。即ち、所定の閾値が0.4であった場合、不透明度の差が所定の閾値以下でないと判定される。従って、アニメーション7については、ステップS1213からステップS1215の処理により、図13(b)に示すようにアニメーション開始時から特定時点まではオブジェクトの不透明度が徐々に変化する。また、特定時点からアニメーション終了時までのオブジェクトの不透明度は、アニメーション終了時におけるオブジェクトの不透明度となる。また、アニメーション6については、アニメーション開始時点におけるオブジェクトの不透明度は1.0であり、特定時点におけるオブジェクトの不透明度は0.3である。即ち、所定の閾値が0.4であった場合、不透明度の差が所定の閾値以下でないと判定される。従って、アニメーション6については、ステップS1213からステップS1215の処理により、図13(b)に示すようにアニメーション開始時から特定時点まではオブジェクトの不透明度が徐々に変化する。また、特定時点からアニメーション終了時までのオブジェクトの不透明度は、アニメーション終了時におけるオブジェクトの不透明度となる。また、アニメーション7については、アニメーション開始時点におけるオブジェクトの不透明度は1.0であり、特定時点におけるオブジェクトの不透明度は0.7である。即ち、所定の閾値が0.4であった場合、不透明度の差が所定の閾値以下であると判定される。従って、アニメーション7については、ステップS1206、ステップS1207の処理により、図13(b)に示すようにアニメーション開始時から特定時点までのオブジェクトの不透明度は、アニメーション開始時におけるオブジェクトの不透明度となる。また、特定時点からアニメーション終了時までのオブジェクトの不透明度は、アニメーション終了時におけるオブジェクトの不透明度となる。
これによると、アニメーション開始時近傍において、時間経過とともに不透明度が大きく変化する場合は、ユーザに対する視覚効果の影響を担保すると共に、時間経過に対して不透明度が大きく変化しない場合は、実行環境に対する処理の負荷を低減できる。
【0043】
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
時間経過とともに第1のオブジェクトから、前記第1のオブジェクトと異なる透明度が設定された第2のオブジェクトに変更するアニメーションを実行する情報処理装置であって、
前記アニメーションの継続時間が所定の時間よりも短いか判定する判定手段と、
前記継続時間が前記所定の時間よりも短いと判定された場合、前記アニメーションの開始時点では、前記第1のオブジェクトに設定された第1の透明度でオブジェクトを表示し、前記継続時間の途中の時点から前記アニメーションの終了時点までは、前記第2のオブジェクトに設定された第2の透明度でオブジェクトを表示するアニメーションを実行し、
前記継続時間が前記所定の時間よりも短いと判定されなかった場合、時間経過とともにオブジェクトの透明度を前記第1の透明度から徐々に前記第2の透明度に変更するアニメーションを実行する実行手段とを有する情報処理装置。
【請求項2】
前記実行手段は、前記第1のオブジェクトに設定された前記透明度と異なる属性の値を、徐々に前記第2のオブジェクトに設定された属性の値に変更するアニメーションを実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
時間経過とともに第1のオブジェクトから、前記第1のオブジェクトと異なる透明度が設定された第2のオブジェクトに変更するアニメーションを実行する情報処理装置の制御方法であって、
前記アニメーションの継続時間が所定の時間よりも短いか判定する判定工程と、
前記継続時間が前記所定の時間よりも短いと判定された場合、前記アニメーションの開始時点では、前記第1のオブジェクトに設定された第1の透明度でオブジェクトを表示し、前記継続時間の途中の時点から前記アニメーションの終了時点までは、前記第2のオブジェクトに設定された第2の透明度でオブジェクトを表示するアニメーションを実行し、
前記継続時間が前記所定の時間よりも短いと判定されなかった場合、時間経過とともにオブジェクトの透明度を前記第1の透明度から徐々に前記第2の透明度に変更するアニメーションを実行する実行工程とを有する制御方法。
【請求項4】
請求項3に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−221094(P2012−221094A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−84497(P2011−84497)
【出願日】平成23年4月6日(2011.4.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】