説明

情報提供装置、及び情報提供プログラム

【課題】潜在化しているユーザの嗜好を掘り出すことができる。
【解決手段】情報提供装置(管理サーバ)100は、検索文字列を複数のグループに分類したグループ情報を記憶するグループ情報管理DB21と、グループ情報が示す複数のグループそれぞれに対するユーザの関心度を示す嗜好情報を記憶する嗜好情報管理DB22とを備え、嗜好情報に基づいて複数のグループの中から選択したグループに関係する情報を端末201等のユーザに提供する。グループを選択するとき、複数のグループのうち、当該ユーザの関心度が所定値よりも低いグループを特定して所定の確率で選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの嗜好に応じた情報を提供する情報提供装置、及び情報提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品や役務に関する広告の有用性を高めたり、情報検索の利便性を高めたりするために、ユーザの嗜好を特定して、特定した嗜好に合った情報を提供しようとする技術が多く知られている。
【0003】
このような技術を利用した情報提供装置には、例えば、商品に関する各種情報を含む商品データベースと、個人IDや嗜好情報等が含まれる個人情報データベースを備え、制御部が、予め定めたタイミングで、個人情報データベースに登録されている個人の嗜好情報に適した商品を商品データベースから検索し、検索した商品の内容情報及びイメージデータを商品広告メールとして携帯端末へ送信する商品情報提供装置がある(特許文献1)。
【0004】
また、ユーザの嗜好を利用する情報提供装置には、走行する車両の位置を少なくとも含む走行情報から走行履歴を作成し、作成した走行履歴に基づいて車両を走行させるユーザの走行目的を推測し、走行目的と走行目的に適合する情報の属性とを対応させた対応関係を参照して、走行目的に対応する属性を備えた情報を選択してユーザに提供するものもある(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−157391号公報
【特許文献2】特開2004−108865号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の情報提供装置では、ユーザの嗜好に応じた情報を提供しようとする場合、嗜好情報が示すユーザの嗜好に合わない情報については積極的に提供することがないため、嗜好情報を作成するのに十分な情報が得られていない場合には、ユーザの嗜好を正確に反映させた情報提供ができないという問題があった。すなわち、本来であればユーザの嗜好に合致している情報であっても、ユーザの行動履歴などから作成した嗜好情報から推定したユーザの嗜好とは合致しないことにより、他の情報に紛れて埋もれてしまう情報が存在する場合があるという問題があった。
【0007】
本発明は、上述した問題を解決すべく、潜在化している嗜好を掘り出すことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の情報提供装置は、ユーザの嗜好に応じた情報を提供する情報提供装置であって、POI情報や広告情報などのサービス情報の検索に使用される検索文字列を、検索回数と検索文字列間の相関性とのうち少なくともいずれか一方に基づいて複数のグループに分類したグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、該グループ情報記憶手段に記憶されたグループ情報が示す複数のグループそれぞれに対する前記ユーザの関心度を示す嗜好情報を記憶する嗜好情報記憶手段と、該嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づいて前記複数のグループの中から少なくとも1つのグループを選択するグループ選択手段と、該グループ選択手段により選択されたグループに関係する情報を提供情報として前記ユーザに提供する情報提供手段とを含み、前記グループ選択手段は、前記複数のグループのうち、前記ユーザの関心度が所定値よりも低いグループを特定する低関心グループ特定手段と、該低関心グループ特定手段により特定されたグループを所定の確率で選択する低関心グループ選択手段とを有することを特徴とする。
【0009】
上記の構成としたことで、潜在化している嗜好を掘り出すことができるようになる。
【0010】
前記情報提供手段は、前記グループ選択手段により選択されたグループに属する検索文字列または該検索文字列に対応するサービス情報を前記提供情報として選択する提供情報選択手段を有し、該提供情報選択手段により選択された提供情報を前記ユーザに提供する構成とされていてもよい。
【0011】
前記情報提供手段により前記ユーザに提供された提供情報に対する該ユーザの応答を受け付ける応答受付手段と、該応答受付手段により受け付けられた応答の内容に基づいて、前記提供情報が属するグループに対する前記ユーザの関心度を特定して前記嗜好情報を更新する嗜好情報更新手段とを含む構成とされていてもよい。
【0012】
前記応答受付手段は、前記情報提供手段により前記ユーザに提供された提供情報の選択を受け付ける選択受付手段と、前記情報提供手段により前記ユーザに提供された提供情報の削除要求を受け付ける削除要求受付手段とを有し、前記嗜好情報更新手段は、前記選択受付手段が前記選択を受け付けた場合に、該選択に応じた提供情報に対応するグループに対する前記ユーザの関心度を該選択が受け付けられる前の値以上に特定し、前記削除要求受付手段が前記削除要求を受け付けた場合に、該削除要求に応じた提供情報に対応するグループに対する前記ユーザの関心度を該削除要求が受け付けられる前の値以下に特定する構成とされていてもよい。
【0013】
前記グループ選択手段は、前記複数のグループのうち、前記嗜好情報が示す関心度が前記所定値以上であるグループを、前記低関心グループが選択される所定の確率よりも高い確率で選択する構成とされていてもよい。
【0014】
また、本発明の情報提供プログラムは、ユーザの嗜好に応じた情報を提供するように情報提供装置に動作制御させるための情報提供プログラムであって、前記情報提供装置に、POI情報や広告情報などのサービス情報の検索に使用される検索文字列を、検索回数と検索文字列間の相関性とのうち少なくともいずれか一方に基づいて複数のグループに分類したグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段に記憶されたグループ情報が示す複数のグループそれぞれに対する前記ユーザの関心度を示す嗜好情報を記憶する嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づいて前記複数のグループの中から少なくとも1つのグループを選択するグループ選択処理と、該グループ選択処理にて選択されたグループに関係する情報を提供情報として前記ユーザに提供する情報提供処理とを実行させ、前記グループ選択処理にて、前記複数のグループのうち、前記ユーザの関心度が所定値よりも低いグループを特定する低関心グループ特定処理と、該低関心グループ特定処理にて特定されたグループを所定の確率で選択する低関心グループ選択処理とを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、潜在化している嗜好を掘り出すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】情報提供システムの構成の例を示す概略図である。
【図2】管理サーバの構成の例について説明するための説明図である。
【図3】グループ情報の格納状態の例を示す説明図である。
【図4】嗜好情報の格納状態の例を示す説明図である。
【図5】情報提供処理の例を示すフローチャートである。
【図6】検索画面の例について説明するための説明図である。
【図7】検索結果表示画面の例について説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報提供システム300の構成の例を示す概略図である。
【0019】
図1に示すように、情報提供システム300は、管理サーバ100と、複数のユーザ端末201〜20N(Nは任意の正の整数)と、基地局230とを含む。管理サーバ100と基地局230は、例えばインターネットなどの通信ネットワーク240により接続されている。なお、図1では、ユーザ端末以外の各構成要素が1つずつの場合を示しているが、情報提供システム300は、例えば複数の管理サーバ100や基地局240を含んでいてもよい。
【0020】
管理サーバ100は、例えば情報提供システム300のシステム管理者によって管理されるサーバであり、例えばWWWサーバなどの情報処理装置によって構成される。本例において、管理サーバ100は、ユーザ端末201〜20Nに対して、一般的なキーワード検索を実行可能なポータルサイトを提供する機能を有する。
【0021】
また、本例における管理サーバ100は、ユーザ端末201〜20Nの各ユーザの嗜好を推定して、推定した嗜好に応じた情報を提供するための処理を実現するための各種機能を有する。なお、本例においては、管理サーバ100は、複数のユーザそれぞれの識別情報を有し、各ユーザによる情報検索履歴に基づいて各ユーザの嗜好を推定するための嗜好情報を作成し、作成した嗜好情報に応じた情報として「検索文字列」を提供するものとする。なお、管理サーバ100は、検索文字列を嗜好情報と対応付けることにより検索文字列をユーザに提供する。そのため、例えば、嗜好情報と動画情報とが対応付けされたデータベース(DB)を用いる構成とすれば、管理サーバ100は、ユーザに提供する情報(提供情報)として、動画情報を提供することとなる。管理サーバ100の動作については後で詳しく説明する(図5参照)。
【0022】
図2は、本例における管理サーバ100の構成の例について説明するための説明図である。図2に示すように、本例における管理サーバ100は、制御部10と、検索部11と、グループ選択部12と、情報提供部13と、応答受付部14と、嗜好情報更新部15とを含む。
【0023】
制御部10は、例えばCPU(中央処理装置)により構成され、管理サーバ100が備えた記憶装置(図示せず)や管理サーバ100がアクセス可能な各種DBに記憶されたコンピュータプログラム(管理サーバ100に動作制御させるための情報提供プログラムを含む。)に従い、管理サーバ100を構成する各要素を統括制御する機能を有する。
【0024】
検索部11は、検索文字列を用いた一般的な文字列検索(キーワード検索、またはフリーワード検索)を実行する処理(文字列検索処理)を行う機能を有する。本例においては、検索部11は、一般的な検索エンジンなどに利用される公知の技術を用いるため、ここでの詳細な説明は省略する。なお、検索部11は、管理サーバ100が備える各種DBに記憶された情報の他、通信ネットワークを介した情報の検索が実行可能であるものとする。
【0025】
グループ選択部12は、後述する嗜好情報管理DB21に記憶された嗜好情報(図4参照)に基づいて、後述するグループ情報(図3参照)が示す複数のグループの中から特定の条件を満たすグループを選択する処理(すなわち、ユーザの嗜好に合ったグループを選択する処理)を行う機能を有する。なお、本例におけるグループ選択部12は、後述する嗜好情報(図4参照)を参照して、所定の確率で低関心グループを選択する処理を行う機能を有する。なお、ここでの「所定の確率」は、0%から100%のうち何れかであればよく、本例においては、予め管理サーバ100が備える記憶装置に「グループの選択時毎に、10%の確率で低関心グループを選択し、90%の確率で高関心グループが選択される」旨を示す情報が記憶されているものとする。本例における「低関心グループ」と「高関心グループ」については後で詳しく説明する。なお、乱数を用いて、「低関心グループ」と「高関心グループ」とがランダムに選択される構成としてもよい。
【0026】
また、本例におけるグループ選択部12は、後述するグループ情報(図3参照)が示す複数のグループのうち、ユーザの関心度が所定値よりも低いグループ(低関心グループ)を特定し、特定した低関心グループを所定の確率で選択する処理を行う機能を有する。なお、本例においては、グループ選択部12は、後述する嗜好情報管理DB22に記憶された嗜好情報に基づいて低関心グループを特定する。嗜好情報については、後で詳しく説明する。
【0027】
情報提供部13は、グループ選択部12により選択されたグループに関係する情報を提供情報としてユーザに提供する処理を行う機能を有する。本例においては、情報提供部13は、提供情報として選択された検索文字列の表示領域を含む検索画面(図6参照)を、情報の提供対象とするユーザが操作するユーザ端末に送信する機能を有する。
【0028】
また、本例における情報提供部13は、グループ選択部12により選択されたグループに属する検索文字列(グループ情報にサービス情報が含まれる場合には、サービス情報。以下同じ。)を提供情報として選択する処理を行う機能を有する。なお、本例における情報提供部13は、提供情報の選択対象とするグループに複数の検索文字列が記憶されている場合、所定の要素(例えば、検索文字列が他のユーザにより利用された回数)に基づいて優先度を特定し、優先度の高い所定数の検索文字列を提供情報として選択するものとする。
【0029】
応答受付部14は、情報提供部13によりユーザに提供された提供情報に対するユーザの応答(反応)を受け付ける処理を行う機能を有する。本例においては、応答受付部14は、ユーザ端末201〜20Nが受け付けた各種操作(操作が示す各種要求)のうち、ユーザ端末201〜20Nが管理サーバ100に対して送信した情報に含まれるもの(操作内容や要求内容)を検出することにより、提供情報に対するユーザの応答を受け付ける。
【0030】
嗜好情報更新部15は、応答受付部14により受け付けられた応答の内容に基づいて、提供情報が属するグループに対する各ユーザの関心度を特定し、特定した内容に基づいて嗜好情報(図4参照)を更新する処理を行う機能を有する。
【0031】
また、図1に示すように、管理サーバ100は、グループ情報管理DB21と、嗜好情報管理DB22と、サービス情報管理DB23とを含む各種DBを備える。
【0032】
グループ情報管理DB21は、POI情報や広告情報などのサービス情報の検索に使用される検索文字列を、検索回数と検索文字列間の相関性とのうち少なくともいずれか一方に基づいて複数のグループに分類したグループ情報を記憶する記憶媒体である。
【0033】
図3は、グループ情報管理DB21におけるグループ情報の格納状態の例を示す説明図である。図3に示すように、グループ情報は、グループ名と、検索文字列とを含む。
【0034】
ここで、本例におけるグループ情報が含む「検索文字列」とは、管理サーバ100が、ユーザ端末201〜20Nからの要求に応じて、後述するサービス情報管理DB23に記憶されたサービス情報の検索に使用される文字列を意味する。
【0035】
なお、グループ情報の作成(検索文字列のグループ化)については、一般的なデータマイニングに関する技術を用いるので、ここでの詳細な説明は省略する。ただし、グループ情報の作成主体は管理サーバ100に限定されず、例えば、情報提供システム300の管理者により作成されたグループ情報が記憶される構成としてもよい。また、グループ情報に含まれる「検索文字列」は、管理サーバ100がユーザ端末201〜20Nからの要求に応じて実行した文字列検索処理にて用いた検索文字列であってもよいし、例えば、サービス情報に含まれる文字列(例えばPOIに関する紹介記事に含まれる文字列)を含む構成としてもよい。この場合、例えば、情報提供システム300の管理者が「検索文字列」をグループ情報管理DB22に登録する構成としてもよいし、管理サーバ100が、形態素解析などの技術を用いてサービス情報の重要語を「検索文字列」として抽出する構成としてもよい。
【0036】
嗜好情報管理DB22は、グループ情報管理DB21に記憶されたグループ情報が示す複数のグループそれぞれに対するユーザの関心度を示す嗜好情報を記憶する記憶媒体である。なお、本例においては、管理サーバ100が、ユーザ端末201〜20Nのユーザ毎の嗜好情報を管理する場合を例に説明を行なう。
【0037】
図4は、嗜好情報管理DB22における嗜好情報の格納状態の例を示す説明図である。図4に示すように、本例における嗜好情報は、ユーザIDと、各グループ(グループ名)に対する関心度とを含む。
【0038】
ここで、「関心度」とは、ユーザがグループに対してどの程度の関心を抱いているのかを数値により表したものである。本例においては、正の整数のうち、数値が「10」に近いものほど関心度が高く、「1」に近いものほど関心度が低いものとする。なお、本例における関心度は、各ユーザによる検索回数を変数に含む所定の算出式により算出されるものとする。また、例えば嗜好情報に反映させる検索履歴を「所定日から一定期間だけ過去のもの(例えば、最終利用日から過去1年以内の検索履歴)」に制限することにより、現在のユーザの嗜好に合った関心度を設定することができる。
【0039】
また、本例においては、ユーザの関心度が「10〜8」に設定されたグループをユーザにとっての「高関心グループ」という。また、ユーザの関心度が「3〜1」に設定されたグループをユーザにとっての「低関心グループ」という。すなわち、「高関心グループ」とは、ユーザの関心度が特定値よりも高いグループであり、従来技術における「ユーザの嗜好に合う情報」を含むグループである。一方、「低関心グループ」とは、ユーザの関心度が所定値よりも低いグループである。なお、本例において、関心度が「0」のグループは、ユーザにより情報の提供が拒否されたグループを意味するものとする。なお、嗜好情報の詳細な作成方法については、プッシュ型の広告を提供する場合などに利用される、ユーザの行動履歴やユーザプロファイルなどを用いる一般的な方法を採用するので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0040】
サービス情報管理DB23は、広告情報(商品や役務の紹介記事を示す文書データ、静止画データおよび動画データを含む)やPOI(Point Of Interest)に関する情報であるPOI情報などのサービス情報を記憶する記憶媒体である。なお、本例における「サービス情報」とは、広告情報とPOI情報とに限定されるものではなく、文字列検索が可能であってユーザが認識可能な状態で提供可能な情報(すなわち、表示装置の表示画面に表示可能な情報や、音声出力装置による音声出力が可能な情報など)であればよい。
【0041】
基地局230は、例えば携帯電話機などの無線端末との間で無線通信を行う機能を備え、ユーザ端末201〜20Nと通信ネットワーク240とを接続する機能を有する。
【0042】
複数のユーザ端末201〜20Nそれぞれは、例えば情報提供システム300を利用するユーザによって管理される端末装置であり、例えば携帯電話端末、PDA、モバイルタイプのパーソナルコンピュータ、PND(Portable
Navigation Device)や専用デバイスなどの情報処理装置によって構成される。複数のユーザ端末201〜20Nそれぞれは、無線通信回線によって通信接続した基地局230を介して通信ネットワーク240に接続し、管理サーバ100と情報の送受信を行う機能や、管理サーバ100から取得した各種情報を表示画面に表示したり音声通知したりすることによりユーザに報知するための機能を有する。なお、ユーザ端末201〜20Nが、地図情報や道路情報などに基づいて誘導経路を案内する機能など一般的なナビゲーション装置が備える各種の機能を有する構成としてもよい。以下、ユーザ端末201を例にして説明を行なう。
【0043】
次に、本例における情報提供システム300の動作について図面を参照して説明する。なお、本発明に特に係わらない処理については、その詳細な説明を省略している場合がある。
【0044】
図5は、情報提供システム300が実行する情報提供処理の例を示すフローチャートである。情報提供処理では、管理サーバ100が、ユーザ端末201からのアクセス要求に応じて、ユーザ端末201のユーザAの嗜好に応じた提供情報(本例においては、検索文字列)を含む検索画面をユーザ端末201に提供(送信)するための処理が実行される。
【0045】
情報提供処理は、例えばユーザ端末201が通信ネットワーク240にアクセスしたことに応じて開始される。
【0046】
情報提供処理では、先ず、ユーザ端末201が、ユーザ端末201のユーザAによる管理サーバ100へのアクセス要求を受け付ける(ステップS201)。本例においては、ユーザ端末201は、所定の画面(例えば、ウェブサイトの検索画面)において、管理サーバ100が提供するポータルサイトのURLの入力を受け付けたことにより、管理サーバ100へのアクセス要求を受け付けたものと判定する。
【0047】
管理サーバ100へのアクセス要求を受け付けると、ユーザ端末201は、ユーザAの識別情報(例えば、ユーザID)を含むアクセス要求を管理サーバ100に送信する(ステップS202)。
【0048】
管理サーバ100は、ユーザ端末201からのアクセス要求を受信すると(ステップS101)、嗜好情報管理DB22を参照して(図4参照)、ユーザAのユーザID(U001)に応じた嗜好情報を検索する(ステップS102)。なお、ユーザAの識別情報が嗜好情報管理DB22に記憶されていない場合、管理サーバ100は、新たにユーザIDを登録する。このとき、嗜好情報の作成に有用な情報をユーザAから受け付ける構成としてもよい。以下、ユーザAのユーザIDが「U001」である場合を例に説明を行なう。
【0049】
嗜好情報を検索すると、管理サーバ100は、嗜好情報においてユーザAの関心度が示されたグループの中から、提供情報の選択対象とするグループを選択する(ステップS103)。ここで、管理サーバ100は、原則、高関心グループを選択するが、ランダムまたは所定の確率で低関心グループを選択する。なお、低関心グループが選択される割合は高関心グループが選択される割合よりも低いことが好ましい。ただし、例えば、所定の条件を満たす場合(例えば、ユーザ端末201による管理サーバ100へのアクセスが所定回数に達したときなど)には、管理サーバ10が、100%の確率で低関心グループが選択する構成としてもよい。
【0050】
本例においては、管理サーバ100が、提供情報の選択対象とするグループとして、ユーザAの低関心グループ「グループB」を選択する場合を例に説明を行なう(図4参照)。なお、ユーザAの嗜好情報として、高関心グループや低関心グループに属するグループが複数登録されている場合には、管理サーバ100は、例えば、各グループに設定された関心度が高いグループ(すなわち、高関心グループは「10」、低関心グループは「3」に関心度が近いグループ)を優先して選択する構成としてもよいし、ランダムに所定数のグループを選択する構成としてもよい。
【0051】
グループを選択すると、管理サーバ100は、選択したグループに属する検索文字列の中から所定数の検索文字列を提供情報として選択する(ステップS104)。本例においては、管理サーバ100が、グループBに属する検索文字列「b」、「bb」、「bbb」、・・・のうち(図3参照)、検索利用回数(図示せず)の多い「b」と「bb」を選択した場合について説明する。
【0052】
提供情報(本例においては、何れかのグループに属する検索文字列)を選択すると、管理サーバ100は、選択した提供情報を含む検索画面(表示装置の表示画面に検索画面を表示するための画面情報)を作成し、ユーザ端末201に送信する(ステップS105)。
【0053】
ユーザ端末201は、検索画面を受信すると(ステップS203)、ユーザ端末201が備える表示装置の表示画面に検索画面を表示する(ステップS204)。
【0054】
図6は、検索画面の例について説明するための説明図である。図6に示すように、検索画面は、検索文字列入力領域101と、検索文字列入力領域101に入力された検索文字列による検索要求を受け付ける検索ボタン102と、提供情報表示領域103と、提供情報の選択を受け付ける選択ボタン104と、提供情報の削除要求を受け付ける削除ボタン105とを備える。
【0055】
ここで、本例においては、ユーザ端末201は、例えばユーザAの指により提供情報(検索文字列)「bb」の押下(すなわち、提供情報「bb」の表示位置の押下。以下、表示画面に押下可能に表示された文字列やボタンについて同じ。)を受け付けると、提供情報「bb」を仮選択状態にする。そして、仮選択状態の提供情報があるときに、例えばユーザAの指により選択ボタン104の押下を受け付けると、ユーザ端末201は、仮選択状態にある提供情報の選択を受け付けたものと判定する。一方、仮選択状態の提供情報があるときに、例えばユーザAの指により削除ボタン105の押下を受け付けると、ユーザ端末201は、仮選択状態にある提供情報の削除要求を受け付けたものと判定する。
【0056】
検索画面を表示すると、ユーザ端末201は、提供情報の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。ここで、選択ボタン104の押下による提供情報の選択を受け付けたと判定した場合(ステップS205のY)、ユーザ端末25は、選択を受け付けた提供情報を管理サーバ100に送信する(ステップS207)。
【0057】
一方、選択ボタン104の押下を受け付けない場合(ステップS205のN)、ユーザ端末201は、提供情報の削除要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS206)。ここで、削除要求を受け付けていないと判定すると(ステップS206のN)、ユーザ端末201はステップS205の処理に移行する。
【0058】
一方、削除ボタン105の押下による提供情報の削除要求を受け付けたと判定すると(ステップS206のY)、ユーザ端末201は、削除要求に応じた提供情報を管理サーバ100に送信する(ステップS207)。
【0059】
管理サーバ100は、提供情報の選択または削除要求を受信すると(ステップS106)、提供情報の削除要求を受信したか否かを判定する(ステップS107)。ここで、提供情報の削除要求を受け付けたと判定すると(ステップS107のY)、管理サーバ100は、後述するステップS110の処理に移行する。
【0060】
一方、提供情報の削除要求を受け付けていないと判定すると(すなわち、ステップS107の処理にて提供情報の選択を受信した場合)(ステップS107のN)、管理サーバ100は、ユーザAにより選択された提供情報による文字列検索処理を実行する(ステップS108)。本例においては、管理サーバ100は、サービス情報管理DB23に記憶されたサービス情報のうち、選択された提供情報である検索文字列「bb」を含むサービス情報を検索する。
【0061】
文字列検索処理を実行すると、管理サーバ100は、検索結果を示す検索結果表示画面を作成し、ユーザ端末201に送信する(ステップS109)。
【0062】
検索結果表示画面を送信すると、またはステップS107の処理にて提供情報の削除要求を受信したと判定すると、管理サーバ100は、嗜好情報を更新して(ステップS110)ここでの処理を終了する。
【0063】
具体的には、管理サーバ100は、提供情報「bb」の選択を受け付けた場合(すなわち、ステップS109からステップS110に移行した場合)、選択に応じた提供情報「bb」に対応するグループ「グループB」(図3参照)に対するユーザAの関心度を、選択を受け付ける前の値「3」(図4参照)以上に特定する。一方、提供情報「bb」の削除要求を受け付けた場合(すなわち、ステップS107からステップS110の処理に移行した場合)、削除要求に応じた提供情報「bb」に対応するグループ「グループB」に対するユーザAの関心度を、削除要求を受け付ける前の値「3」以下に特定する。なお、選択または削除要求による関心度の特定には、予め管理サーバ100の記憶部に記憶された「選択回数と削除要求回数とを変数とする特定の関数」を用いるものとする。また、削除要求回数が所定回数を超えたグループに関しては、管理サーバ100は、関心度として「0」を設定するものとする。なお、管理サーバ100が、提供情報の選択を受け付けた場合に、対応する関心度を「10」を上限として選択を受け付ける前の値よりも高い値に特定する構成としてもよいし、提供情報の削除要求を受け付けた場合に、対応する関心度を「0」を下限として削除要求を受け付ける前の値よりも低い値に特定する構成としてもよい。
【0064】
一方、検索結果表示画面を受信すると(ステップS208)、ユーザ端末201は、表示装置の表示画面に検索結果表示画面を表示して(ステップS209)、ここでの処理を終了する。
【0065】
図7は、検索結果表示画面の例について説明するための説明図である。図7に示すように、検索結果表示画面は、検索件数と、ユーザにより選択された提供情報と同じグループに属する提供情報(本例においては、検索文字列)の一部または全部とを表示する第1表示領域201と、検索したサービス情報の一部または全部を示す第2表示領域202とを備える。なお、検索結果表示領域の形態は特に限定されず、サービス情報の内容をユーザAに報知可能なものであれば良い。
【0066】
以上に説明したように、上述した実施の形態では、ユーザの嗜好に応じた情報を提供する情報提供装置(例えば、管理サーバ100)が、POI情報や広告情報などのサービス情報の検索に使用される検索文字列を、検索回数と検索文字列間の相関性とのうち少なくともいずれか一方に基づいて複数のグループに分類したグループ情報を記憶するグループ情報管理DB21と、グループ情報が示す複数のグループそれぞれに対するユーザAの関心度を示す嗜好情報を記憶する嗜好情報管理DB22とを備え、嗜好情報に基づいて複数のグループの中から少なくとも1つのグループを選択し、選択したグループに関係する情報(例えば、検索文字列)を提供情報としてユーザAに提供し(例えば、提供情報表示領域103を備えた検索画面を表示し)、グループを選択するとき、複数のグループのうち、ユーザAの関心度が所定値よりも低いグループ(例えば、低関心グループ)を特定し、特定したグループを所定の確率で選択する構成としているので、潜在化している嗜好を掘り出すことができるようになる。
【0067】
すなわち、嗜好情報に基づく推定ではユーザの関心度が低い情報であってもあえてユーザに提供する機会を作ることで、ユーザが情報の存在に気づいていないために嗜好情報に反映されていなかった嗜好を見つけることができるようになる。
【0068】
また、複数の情報(例えば、検索文字列)が属するグループに対してユーザの関心度を設定する構成とする場合には、各情報に対してユーザの関心度を設定するよりも嗜好情報の作成に要する作業負担が小さくなる反面、グループに属する情報の特徴に幅ができることによる弊害(例えば、ユーザの関心度が低いグループ内にユーザの嗜好に合う情報が含まれてしまうなど)が生じる可能性がある。それに対して、上述した実施の形態では、情報提供装置(例えば、管理サーバ100)が、低関心グループに含まれる情報をあえて所定の確率で提供する構成としているので、プッシュ型の広告を提供する場合などに、ユーザの嗜好に合った情報が提供されずに埋もれたままとなるようなことを防止することができるようになる。
【0069】
また、上述した実施の形態では、情報提供装置(例えば、管理サーバ100)が、選択したグループに属する検索文字列を提供情報として選択し、選択した提供情報をユーザAに提供する構成としているので、提供する情報の情報量が過大になることを防止することができるようになる。
【0070】
なお、上述した実施の形態では、管理サーバ100がユーザAに対して検索文字列を提供し、ユーザAにより選択された検索文字列により文字列検索を行って検索結果表示画面を提供する場合について説明したが、ユーザAの選択を受け付ける処理を省略し、提供情報とする検索文字列を選択した後に、検索文字列に対応するサービス情報を検索して、検索したサービス情報(すなわち、検索文字列に対応するサービス情報)を提供情報として選択する構成としてもよい。また、グループ情報が、グループに分類されたサービス情報を含む構成としてもよい。
【0071】
また、上述した実施の形態では、情報提供装置(例えば、管理サーバ100)が、ユーザAに提供した提供情報に対するユーザAの応答を受け付け、受け付けた応答の内容(例えば、提供情報の選択または削除要求)に基づいて、提供情報が属するグループに対するユーザAの関心度を特定して嗜好情報を更新する構成としているので、本当に関心がないグループに関しても、関心度を数値かできるようになる。よって、より詳細にユーザの嗜好を特定することができるようになる。
【0072】
また、上述した実施の形態では、情報提供装置(例えば、管理サーバ100)が、ユーザAに提供した提供情報の選択または削除要求を受け付け、選択を受け付けた場合に、選択に応じた提供情報に対応するグループに対するユーザAの関心度を選択が受け付けられる前の値以上に特定し、削除要求を受け付けた場合に、削除要求に応じた提供情報に対応するグループに対するユーザAの関心度を削除要求が受け付けられる前の値以下に特定する構成としているので、ユーザに対して過度の操作負担を要求することなく、提供情報に対するユーザの反応を確認することによってグループに関する関心度を調査することができるようになる。
【0073】
また、上述した実施の形態では、情報提供装置(例えば、管理サーバ100)が、複数のグループのうち、嗜好情報が示す関心度が所定値以上であるグループ(例えば、高関心グループ)を、低関心グループが選択される所定の確率よりも高い確率で選択する構成としているので、低関心グループばかりが提供されることによりユーザが提供情報自体への興味をなくしてしまうことを防止することができるようになる。
【0074】
なお、上述した実施の形態では特に言及していないが、情報提供装置(例えば、管理サーバ100)が、ユーザAの現在位置と現在日時とのうち少なくともいずれか一方を特定し、特定した現在位置と現在日時とのうち少なくともいずれか一方に基づいて嗜好情報が示す各グループに対するユーザAの関心度を変更する構成としてもよい。すなわち、管理サーバ100が、例えば現在位置が「東京近郊」(または、現在日時が「夏季」)である場合には、「温泉」に関する提供情報がグループ化されたグループである「グループ温泉」に対する関心度から所定の値を減算し、現在位置が「温泉街」(または、現在日時が「冬季」)である場合には、「グループ温泉」に対する関心度に所定の値を加算する構成としてもよい。このような構成とすることにより、ユーザの現在状況に応じた情報の提供を行うことができるようになる。
【0075】
また、例えばユーザAの嗜好情報において「グループ温泉」が低関心グループとされている場合に、現在位置が東京近郊(または、現在日時が「夏季」)であるとき、管理サーバ100が、「グループ温泉」に対するユーザAの関心度を、提供情報の選択対象として選択される可能性のないグループ(すなわち、関心度「0」)に特定する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明は、所定の情報群より、ユーザが求めているサービス情報の検索が可能なデバイスを扱う業種において産業上有用であり、特に、ユーザの嗜好に応じた情報を提供するデバイスを扱う業種において産業上有用である。
【符号の説明】
【0077】
10 制御部
11 検索部
12 グループ選択部
13 情報提供部
14 応答受付部
15 嗜好情報更新部
21 グループ情報管理DB
22 ユーザ情報管理DB
23 サービス情報管理DB
100 管理サーバ
201〜20N ユーザ端末
230 基地局
240 通信ネットワーク
300 情報提供システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの嗜好に応じた情報を提供する情報提供装置であって、
POI情報や広告情報などのサービス情報の検索に使用される検索文字列を、検索回数と検索文字列間の相関性とのうち少なくともいずれか一方に基づいて複数のグループに分類したグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段と、
該グループ情報記憶手段に記憶されたグループ情報が示す複数のグループそれぞれに対する前記ユーザの関心度を示す嗜好情報を記憶する嗜好情報記憶手段と、
該嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づいて前記複数のグループの中から少なくとも1つのグループを選択するグループ選択手段と、
該グループ選択手段により選択されたグループに関係する情報を提供情報として前記ユーザに提供する情報提供手段とを含み、
前記グループ選択手段は、
前記複数のグループのうち、前記ユーザの関心度が所定値よりも低いグループを特定する低関心グループ特定手段と、
該低関心グループ特定手段により特定されたグループを所定の確率で選択する低関心グループ選択手段とを有する
ことを特徴とする情報提供装置。
【請求項2】
前記情報提供手段は、
前記グループ選択手段により選択されたグループに属する検索文字列または該検索文字列に対応するサービス情報を前記提供情報として選択する提供情報選択手段を有し、
該提供情報選択手段により選択された提供情報を前記ユーザに提供する
請求項1記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記情報提供手段により前記ユーザに提供された提供情報に対する該ユーザの応答を受け付ける応答受付手段と、
該応答受付手段により受け付けられた応答の内容に基づいて、前記提供情報が属するグループに対する前記ユーザの関心度を特定して前記嗜好情報を更新する嗜好情報更新手段とを含む
請求項1または請求項2記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記応答受付手段は、
前記情報提供手段により前記ユーザに提供された提供情報の選択を受け付ける選択受付手段と、
前記情報提供手段により前記ユーザに提供された提供情報の削除要求を受け付ける削除要求受付手段とを有し、
前記嗜好情報更新手段は、
前記選択受付手段が前記選択を受け付けた場合に、該選択に応じた提供情報に対応するグループに対する前記ユーザの関心度を該選択が受け付けられる前の値以上に特定し、
前記削除要求受付手段が前記削除要求を受け付けた場合に、該削除要求に応じた提供情報に対応するグループに対する前記ユーザの関心度を該削除要求が受け付けられる前の値以下に特定する
請求項3記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記グループ選択手段は、前記複数のグループのうち、前記嗜好情報が示す関心度が前記所定値以上であるグループを、前記低関心グループが選択される所定の確率よりも高い確率で選択する
請求項1から請求項4のうち何れかに記載の情報提供装置。
【請求項6】
ユーザの嗜好に応じた情報を提供するように情報提供装置に動作制御させるための情報提供プログラムであって、
前記情報提供装置に、
POI情報や広告情報などのサービス情報の検索に使用される検索文字列を、検索回数と検索文字列間の相関性とのうち少なくともいずれか一方に基づいて複数のグループに分類したグループ情報を記憶するグループ情報記憶手段に記憶されたグループ情報が示す複数のグループそれぞれに対する前記ユーザの関心度を示す嗜好情報を記憶する嗜好情報記憶手段に記憶された嗜好情報に基づいて前記複数のグループの中から少なくとも1つのグループを選択するグループ選択処理と、
該グループ選択処理にて選択されたグループに関係する情報を提供情報として前記ユーザに提供する情報提供処理とを実行させ、
前記グループ選択処理にて、
前記複数のグループのうち、前記ユーザの関心度が所定値よりも低いグループを特定する低関心グループ特定処理と、
該低関心グループ特定処理にて特定されたグループを所定の確率で選択する低関心グループ選択処理とを
実行させるための情報提供プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−108663(P2012−108663A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−256078(P2010−256078)
【出願日】平成22年11月16日(2010.11.16)
【出願人】(507052430)キャンバスマップル株式会社 (77)
【Fターム(参考)】