説明

情報提供装置

【課題】ユーザ等が写っている画像データがネットワーク上に公開されているか否かをユーザに知らせる。
【解決手段】ユーザの位置および当該位置にユーザがいた日時の組の履歴を含む行動ログを取得する取得部と、ネットワーク上において公開されている画像データの中から、行動ログに含まれるユーザの位置及び日時に対応する撮像位置及び日時において撮像された画像データを検索する検索部と、検索部により検索されたそれぞれの画像データのうち、ユーザに関連する画像が含まれる画像データを検出するマッチング部と、を備える情報提供装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等のネットワーク上に公開されている画像の中には、自分の姿が写っている画像が含まれている可能性がある。このため、ネットワーク上に公開されている画像から、自分が写っている画像をサーチして簡単に見つけ出せることが望まれる。
【0003】
特許文献1には、ユーザの移動経路情報および運動状態情報等を検出して記録し、特異な状況であると判別された場合において、検出した情報に重要度に関する情報を付加するライフログ装置が記載されている。特許文献2には、複数のカメラで撮像した画像群から特定人物の行動履歴を検出する人物検索装置であって、時刻或いは場所の少なくとも一つの検索範囲を限定して、限定した検索範囲から特定の人物を検索し、検索結果を元に検索範囲を再度限定して検索を繰り返す人物検索装置が記載されている。特許文献3には、写真画像データを地図データに対応付けて管理する管理システムが記載されている。
【0004】
特許文献1 特開2010−279638号公報
特許文献2 特開2007−164718号公報
特許文献3 特開2009−176262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ネットワーク上に公開されてしまった自分が写っている画像は、自分が認識していないところで撮像されていることが多い。また、ネットワーク上に公開されている画像は非常に膨大であるので、全てをサーチすることは不可能に近い。従って、このような画像がネットワーク上に公開されていることを検出することは非常に困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様においては、ユーザの位置の履歴を含む行動ログを取得する取得部と、ネットワーク上において公開されている画像データの中から、前記行動ログに含まれる前記ユーザの位置に対応する撮像位置において撮像された画像データを検索する検索部と、前記検索部により検索されたそれぞれの画像データのうち、前記ユーザに関連する画像が含まれる画像データを検出するマッチング部と、を備える情報提供装置、このような情報提供装置を備えるシステム、および、コンピュータをこのような情報提供装置として機能させるためのプログラムを提供する。
【0007】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本実施形態に係る情報提供システム10の構成を示す。
【図2】本実施形態に係る情報提供装置30の処理フローを示す。
【図3】行動ログの記述の一例、および、地図上に表した行動ログの一例を示す。
【図4】第1例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。
【図5】第2例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。
【図6】第3例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。
【図7】第4例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。
【図8】検出範囲の入力例を示す。
【図9】検出された画像データの表示例を示す。
【図10】本実施形態の変形例に係る情報提供システム10の構成を示す。
【図11】本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、本実施形態に係る情報提供システム10の構成を示す。本実施形態に係る情報提供システム10は、ネットワーク上に公開されている、ユーザに関連する画像を含む画像データを検出する。
【0011】
情報提供システム10は、端末装置20と、情報提供装置30とを備える。端末装置20は、ユーザに保持されて持ち歩きがされる情報端末である。端末装置20は、一例として、携帯電話およびスマートフォン等である。
【0012】
端末装置20は、一定時間毎に、GPS等を用いて当該端末装置20の位置(例えば、緯度および経度、並びに、携帯電話の基地局の位置等)を検出する。端末装置20は、検出した位置を当該位置を検出した日時と対応させて、内部メモリに記憶する。
【0013】
また、端末装置20は、ユーザの操作に応じて、ユーザに関連する画像(対象画像)を含む画像データの検出指示を情報提供装置30に送信する。端末装置20は、検出指示を送信する場合、検索の対象となる対象画像を情報提供装置30に送信する。例えば、端末装置20は、ユーザの顔、服装、ユーザが保有する車、ペットおよび家族等の画像を、対象画像として情報提供装置30に送信する。なお、端末装置20は、検出指示に先立って、情報提供装置30に対象画像を送信しておいてもよい。
【0014】
さらに、端末装置20は、画像検出の指示とともに、ユーザの位置および当該位置にユーザがいた日時の組の履歴を含む行動ログを情報提供装置30に送信する。なお、端末装置20は、検出指示に先立って、情報提供装置30に行動ログを送信しておいてもよい。
【0015】
また、端末装置20は、検出指示とともに、検出範囲を情報提供装置30に送信する。端末装置20は、検出範囲として、例えば、地域の範囲(例えば東京駅から10キロメートルの範囲)または日時の範囲(例えば2011年11月11日の一日間)を、情報提供装置30に送信する。これに代えて、端末装置20は、検出範囲として、検出を除外する範囲を情報提供装置30に送信してもよい。端末装置20は、検出を除外する範囲として、例えば、特定の位置(例えば、自宅の位置)または特定の時間帯囲(例えば、深夜の時間帯)を、情報提供装置30に送信する。また、端末装置20は、行動ログとして取得された全ての範囲を検出範囲としてもよい。
【0016】
また、端末装置20は、一例として、行動ログとともに、ユーザの移動の方法を情報提供装置30に送信してもよい。端末装置20は、ユーザの移動の方法として、例えば、徒歩、自転車または自動車等の情報を、行動ログとともに情報提供装置30に送信する。これに代えて、端末装置20は、移動方法を推測するための情報を行動ログに含めて情報提供装置30に送信してもよい。端末装置20は、ユーザの移動方法を推測するための情報として、ユーザの移動速度、加速度または周囲の音声等を情報提供装置30に送信してもよい。
【0017】
情報提供装置30は、インターネット等のネットワークに接続されたサーバ等である。情報提供装置30は、ネットワーク等を介して端末装置20からアクセスされる。
【0018】
また、情報提供装置30は、ユーザに関連する画像を含む画像データを検出するための機能ブロックとして、取得部42と、特定部44と、検索部46と、マッチング部48と、出力部50とを有する。取得部42は、端末装置20から対象画像の検出指示を取得する。また、取得部42は、検出指示とともに、端末装置20から対象画像、行動ログおよび検出範囲を取得する。なお、取得部42は、画像検出の指示に先立って、対象画像および行動ログを予め取得しておいてもよい。
【0019】
取得部42は、取得した対象画像をマッチング部48に供給する。また、取得部42は、取得した行動ログのうち、検出範囲に含まれる行動ログを抽出して、検索部46に供給する。また、除外範囲を受け取った場合には、取得部42は、除外範囲を除いた行動ログを検索部46に供給する。
【0020】
特定部44は、行動ログを補間するための補間ポリシーを検索部46に供給する。特定部44は、一例として、ユーザによって予め設定された補間ポリシーを検索部46の補間部52に供給する。
【0021】
検索部46は、ネットワーク上において公開されている画像データの中から、行動ログに含まれるユーザの位置に対応する撮像位置において撮像された画像データを検索する。これにより、検索部46は、ユーザが移動した位置の近傍において撮影された画像データを、ネットワーク上から検索して取得することができる。
【0022】
検索部46は、一例として、補間部52と、画像サーチ部54とを含む。補間部52は、取得部42から行動ログを取得し、特定部44から補間ポリシーを取得する。補間部52は、行動ログを補間ポリシーに基づき補間する。行動ログを補間することにより、一定時間毎に離散的に取得された位置情報および日時情報が、一定の空間的な幅および時間的な幅をもった距離範囲および時間範囲を表す情報に変換される。補間方法の詳細については、図3から図7を参照して説明する。
【0023】
画像サーチ部54は、補間後の行動ログに示された距離範囲および時間範囲内において撮影された画像データを、ネットワーク上から検索する。なお、画像サーチ部54は、静止画像データのみならず、動画像データを検索してもよい。
【0024】
また、画像サーチ部54は、一例として、ネットワーク上において公開されている画像データに含まれる撮像位置及び日時を表すデータ部分(例えばヘッダ部分)を抽出して、画像データを検索してもよい。また、画像サーチ部は、他のサーバに対して検索のリクエストを送信して検索処理させて、その処理結果を取得してもよい。そして、画像サーチ部54は、検索により取得した画像データをマッチング部48に供給する。
【0025】
マッチング部48は、検索して得られた画像データのそれぞれの画像の中に、対象画像が含まれているか否かを検出する。マッチング部48は、一例として、対象画像がユーザの顔である場合、検索して得られた画像データのそれぞれの画像の中に含まれる顔のパターン(例えば、目の位置および顔の輪郭等)を認識し、認識した顔のパターンと対象画像のユーザの顔のパターンとを比較して、対象画像が含まれているか否かを検出する。
【0026】
また、マッチング部48は、一例として、対象画像が車の番号である場合、検索して得られた画像データのそれぞれの画像の中に、当該番号が含まれる画像データを検出する。また、マッチング部48は、動画像データに対象画像が含まれているか否かを検出する場合には、動画像データの先頭から末尾までの間における、補間後の行動ログに示された距離範囲および時間範囲内において撮像された部分に、対象画像が含まれている否かを検出する。
【0027】
出力部50は、マッチング部48により対象画像が含まれている画像データが検出された場合、検出された画像データ、および、当該画像データが公開されていたネットワーク上のアドレスを、端末装置20へと送信する。出力部50は、マッチング部48により対象画像が含まれている画像データが検出されなかった場合には、画像が検出されなかったことを示す情報を端末装置20へと送信する。そして、端末装置20は、情報提供装置30から画像データを受信すると、受信した画像データをユーザに対して表示する。
【0028】
図2は、本実施形態に係る情報提供装置30の処理フローを示す。端末装置20は、ユーザによる操作に応じて、ネットワーク上に公開されている対象画像の検出指示を情報提供装置30へと送信する。この場合、端末装置20は、検出指示とともに、行動ログおよび検出範囲を情報提供装置30へと送信する。
【0029】
なお、端末装置20は、定期的に、行動ログを情報提供装置30へと送信してもよい。この場合、検出指示に先立って、行動ログが情報提供装置30に送信済みなので、端末装置20は、検出指示とともに検出範囲を情報提供装置30へと送信する。
【0030】
情報提供装置30は、検出指示を端末装置20から受け取ると、以下のステップS11からステップS16の処理を実行する。まず、ステップS11において、情報提供装置30は、端末装置20から行動ログおよび検出範囲を取得する。情報提供装置30は、予め行動ログを取得済みの場合には、検出範囲のみを取得する。
【0031】
続いて、ステップS12において、情報提供装置30は、補間ポリシーに基づき行動ログを補間する。補間方法の詳細については、図3から図7を参照して説明する。
【0032】
続いて、ステップS13において、情報提供装置30は、ネットワーク上において公開されている画像データの中から、画像データを検索する。より具体的には、情報提供装置30は、補間後の行動ログに示される距離範囲内および時間範囲内において撮像された画像データを検索する。
【0033】
続いて、ステップS14において、情報提供装置30は、対象画像を情報提供装置30から取得する。情報提供装置30は、一例として、対象画像として、ユーザの顔、服装、ユーザが保有する車、ペットおよび家族等の画像を取得する。なお、情報提供装置30は、検出指示に先立って、対象画像を取得しておいてもよい。
【0034】
続いて、ステップS15において、情報提供装置30は、検索して取得された1または複数の画像データの中に、対象画像を含む画像データがあるか否かを検出する。情報提供装置30は、一例として、対象画像がユーザの顔である場合、検索して取得された1または複数の画像データのそれぞれに、ユーザの顔画像が含まれるか否かを検出する。
【0035】
続いて、ステップS16において、情報提供装置30は、検出結果を端末装置20へと送信する。情報提供装置30は、対象画像を含む画像データが検出された場合には、検出した画像データおよび当該画像データが公開されているネットワーク上のアドレスを端末装置20へと送信する。
【0036】
以上の処理を実行することにより、情報提供システム10によれば、ユーザ等が写っている画像データがネットワーク上に公開されているか否かをユーザに知らせることができる。さらに、情報提供システム10によれば、ユーザ等が写っている画像データが公開されている場合には、当該画像データおよび当該画像データが公開されているアドレスをユーザに知らせることができる。
【0037】
図3は、行動ログの記述の一例、および、地図上に表した行動ログの一例を示す。端末装置20は、一例として、GPSを用いて取得した緯度および経度、および、緯度および経度を取得した日時(年月日及び時刻)を、一定時間に検出して、行動ログとして記憶する。図3の例においては、2011年11月3日の14時00分から15時00分までのユーザの位置(緯度および経度)を10分毎に検出した行動ログ、および、当該行動ログを地図上のプロットした例を示している。
【0038】
図4は、第1例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。情報提供装置30の補間部52は、行動ログに含まれるユーザの位置および日時を、補間ポリシーに基づき補間する。補間部52は、一例として、行動ログに含まれるユーザの位置のそれぞれを、当該ユーザの位置を含む一定の距離幅を有する距離範囲に拡張し、且つ、行動ログに含まれる日時のそれぞれを、当該日時を含む一定の時間幅を有する時間範囲に拡張する補間ポリシーに基づき、行動ログを補間する。そして、画像サーチ部54は、ネットワーク上に公開された画像データのうち、距離範囲及び時間範囲において撮像された画像データを検索する。
【0039】
例えば、補間部52は、図4に示されるように、ユーザの位置のそれぞれを当該ユーザの位置を中心とした半径50mの円状の距離範囲に拡張し、且つ、日時のそれぞれを当該日時を中心として前後5分の時間範囲に拡張する補間ポリシーに基づいて、行動ログを補間する。これにより、情報提供装置30は、行動ログには示されていない位置および日時において撮像された画像データを検索することができる。
【0040】
なお、補間部52は、GPS等によってユーザの位置を検出する時間間隔に応じて、拡張する距離および時間の範囲を変更してもよい。例えば、補間部52は、ユーザの位置を検出する時間間隔が長い場合には、円状の距離範囲を広く且つ時間範囲を長くし、反対に、ユーザの位置を検出する時間間隔が短い場合には、円状の距離範囲を狭く且つ時間範囲を短くしてもよい。
【0041】
図5は、第2例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。情報提供装置30の補間部52は、一例として、ユーザがいた位置及び日時により特定される天候に応じて拡張する量が切り替わる補間ポリシーに基づき、行動ログに含まれるユーザの位置及び日時を距離範囲及び時間範囲に拡張してもよい。
【0042】
雨天の場合のユーザの移動距離と、晴れまたは曇りの場合の移動距離を比較すると、雨天の場合のユーザの移動距離の方が短くなる推定される。従って、補間部52は、天候が雨の場合には、距離範囲を狭くし、天候が雨ではない場合(例えば晴れまたは曇りの場合)には、距離範囲を広くする補間ポリシーに基づき、行動ログを補間する。
【0043】
例えば、図5に示されるように、補間部52は、行動ログに含まれるユーザの位置のそれぞれを、天候が雨ではない場合には、当該ユーザの位置を中心とした半径50mの円状の距離範囲に拡張し、天候が雨の場合には、当該ユーザの位置を中心とした半径25mの円状の距離範囲に拡張する。これにより、情報提供装置30は、ユーザがいた可能性のある範囲を天候の影響を考慮して推定して、ネットワーク上の画像データを効率良く検索することができる。
【0044】
図6は、第3例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。情報提供装置30の補間部52は、一例として、行動ログに含まれる連続した2つのユーザの位置を、当該2つのユーザの位置を焦点とした楕円状の距離範囲とし、且つ、当該2つのユーザの位置に対応する日時の間の時間帯を対応する時間範囲とする補間ポリシーに基づき、行動ログを補間してもよい。
【0045】
例えば、図6に示されるように、ユーザが位置A→位置B→位置C→位置D→…と移動した場合、補間部52は、行動ログのユーザの位置のそれぞれを、位置A及び位置Bを焦点とする楕円状態の距離範囲、位置B及び位置Cを焦点とする楕円状態の距離範囲、並びに、位置C及び位置Dを焦点とする楕円状態の距離範囲に補間する。これにより、情報提供装置30は、ユーザの移動経路を含む可能性のある範囲において撮像された画像データを、ネットワーク上から検索することができる。
【0046】
図7は、第4例に係る補間ポリシーにより行動ログを補間する例を示す。情報提供装置30の補間部52は、ユーザの移動方法に応じて拡張量が切り替わる補間ポリシーに基づき、行動ログに含まれるユーザの位置及び日時を距離範囲及び時間範囲に拡張してもよい。
【0047】
例えば、徒歩で移動する場合よりも自転車で移動した方が、同一の時間でのユーザの移動可能範囲は広くなる。従って、補間部52は、ユーザが徒歩で移動した場合には距離範囲を狭くし、ユーザが自転車で移動した場合には距離範囲を広くする補間ポリシーに基づき、行動ログを補間する。
【0048】
例えば、図7に示されるように、連続する2つの2点のユーザの位置を焦点とした楕円状の距離範囲とする場合において、ユーザが徒歩で移動した場合には長径および短径が短い楕円の距離範囲とし、ユーザが自転車で移動した場合には長径および短径が長い楕円の距離範囲とする。これにより、補間部52は、ユーザがいた可能性のある範囲をより正確に推定することができる。
【0049】
また、ユーザが自動車で移動した場合、ユーザが車内にいるので、外部からユーザの姿が撮像される可能性が低くなる。従って、補間部52は、ユーザが自動車で移動した場合には、距離範囲を狭くする補間ポリシーに基づき行動ログを補間してもよい。
【0050】
また、ユーザがバスおよび電車等の公共交通機関で移動した場合には、経路を外れた場所から撮影される可能性が低くなる。従って、補間部52は、ユーザが公共交通機関で移動した場合には、距離範囲を狭くする補間ポリシーに基づき行動ログを補間してもよい。
【0051】
また、端末装置20は、移動方法をユーザ自身に入力させてもよい。そして、端末装置20は、一例として、ユーザにより入力された移動方法を行動ログに含めて情報提供装置30に送信する。これにより、情報提供装置30の特定部44は、ユーザの移動方法をユーザが保有する端末装置20から取得することができる。
【0052】
また、端末装置20は、ユーザの移動速度(すなわち、当該端末装置20の移動速度)を速度センサにより検出し、ユーザの移動速度を行動ログに含めて情報提供装置30に送信してもよい。そして、この場合、情報提供装置30の特定部44は、ユーザの移動速度からユーザの移動方法を特定してもよい。
【0053】
また、端末装置20は、ユーザの移動の加速度(すなわち、当該端末装置20の加速度)を加速度センサにより検出し、ユーザの加速度を行動ログに含めて情報提供装置30に送信してもよい。そして、この場合、情報提供装置30の特定部44は、ユーザの加速度からユーザの移動方法を特定してもよい。
【0054】
また、端末装置20は、端末装置20は、ユーザの周囲の音を検出し、検出した音を含む音声データを行動ログに含めて情報提供装置30に送信してもよい。そして、この場合、情報提供装置30の特定部44は、音声データを解析して、ユーザの周囲の状況を判断して、ユーザの移動方法を特定してもよい。例えば、特定部44は、特定のノイズが含まれている場合には、ユーザが電車等の車内にいると判断して、ユーザの移動方法が電車であると特定する。
【0055】
このように、情報提供装置30は、ユーザの移動方法を端末装置20に設けられたセンサの検出結果に基づき判断することもできる。
【0056】
図8は、検出範囲の入力例を示す。図9は、検出された画像データの表示例を示す。端末装置20は、対象画像の検出指示を情報提供装置30へと送信する場合、当該検出指示とともに検出範囲を情報提供装置30へと送信する。
【0057】
この場合において、端末装置20は、画面上に地図を表示して、地図上にユーザにより描かれた経路の範囲を検出範囲として情報提供装置30へと送信してもよい。例えば、図8に示されるように、端末装置20は、地図画像60上に、行動ログに含まれるユーザの位置を線で結んだ経路62を表示する。そして、端末装置20は、経路62上におけるユーザが触れた範囲を、検出範囲64として情報提供装置30に送信する。これにより、情報提供装置30は、行動ログに含まれるユーザの位置のうち、検出範囲64内のユーザの位置に対応する撮像位置において撮像された画像データを検索することができる。
【0058】
さらに、端末装置20は、情報提供装置30による処理の結果、情報提供装置30が対象画像を含む画像データを検出した場合、情報提供装置30により検出された画像データを、地図上の対応する位置に表示する。例えば、図9に示されるように、端末装置20は、検出された画像データのサムネイル画像66を、検出範囲64の対応する位置に表示する。これにより、端末装置20は、対象画像が含まれている画像が、どこで撮像されたのかをユーザに視覚的に認識させることができる。
【0059】
図10は、本実施形態の変形例に係る情報提供システム10の構成を示す。本変形例に係る情報提供システム10は、図1に示した同一符号の部材と略同一の構成および機能を採るので、以下相違点を除き説明を省略する。
【0060】
本変形例に係る情報提供システム10は、通知部70を更に備える。本変形例において、端末装置20は、情報提供装置30が対象画像を含む画像データを検出した場合、検出した画像データを表示するとともに、検出した画像データの許容度をユーザに入力させる。ここで、許容度とは、当該画像データがネットワーク上に公開されていることを許容する度合いを示す。例えば、許容度は、当該画像データがネットワーク上に公開されていることをユーザが許容できるか、または、ユーザが許容できないかを示す値である。
【0061】
通知部70は、検出した画像データのそれぞれについて、ユーザにより入力された許容度を端末装置20から取得する。そして、通知部70は、ネットワーク上に公開されていることが許容できないとされた画像データについては、当該画像データの公開者および当該画像データを公開しているネットワークおよびサイトの管理者等に対して、当該画像データをネットワーク上から削除することを要求するメール等を通知する。これにより、情報提供装置30は、ユーザの顔画像等の対象画像を含む画像データが公開されている場合には、ネットワークから削除させることができる。
【0062】
また、通知部70は、ネットワーク上に公開されていることを許容するとされた画像データについては、出力部50に通知する。出力部50は、次以降の検出指示が端末装置20から与えられた場合において、同一の画像データが検出された場合には、当該画像データを端末装置20へ送信することを停止したり、既に過去の許容の設定がされたことを示す通知をしたりする。これにより、情報提供装置30は、ユーザに同一の画像データについて繰り返して許容度の入力をさせることを回避することができる。
【0063】
図11は、本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
【0064】
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
【0065】
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
【0066】
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続すると共に、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
【0067】
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
【0068】
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を、情報提供装置30として機能させるプログラムは、取得モジュールと、特定モジュールと、検索モジュールと、マッチングモジュールと、出力モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、取得部42、特定部44、検索部46、マッチング部48および出力部50としてそれぞれ機能させる。
【0069】
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である、取得部42、特定部44、検索部46、マッチング部48および出力部50として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の情報提供装置30が構築される。
【0070】
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040、フレキシブルディスク2090、又はCD−ROM2095等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
【0071】
また、CPU2000は、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060(CD−ROM2095)、フレキシブルディスク・ドライブ2050(フレキシブルディスク2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020および外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
【0072】
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。
【0073】
また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU2000は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
【0074】
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
【0075】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0076】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0077】
10 情報提供システム
20 端末装置
30 情報提供装置
42 取得部
44 特定部
46 検索部
48 マッチング部
50 出力部
52 補間部
54 画像サーチ部
60 地図画像
62 経路
64 検出範囲
66 サムネイル画像
70 通知部
1900 コンピュータ
2000 CPU
2010 ROM
2020 RAM
2030 通信インターフェイス
2040 ハードディスクドライブ
2050 フレキシブルディスク・ドライブ
2060 CD−ROMドライブ
2070 入出力チップ
2075 グラフィック・コントローラ
2080 表示装置
2082 ホスト・コントローラ
2084 入出力コントローラ
2090 フレキシブルディスク
2095 CD−ROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの位置の履歴を含む行動ログを取得する取得部と、
ネットワーク上において公開されている画像データの中から、前記行動ログに含まれる前記ユーザの位置に対応する撮像位置において撮像された画像データを検索する検索部と、
前記検索部により検索されたそれぞれの画像データのうち、前記ユーザに関連する画像が含まれる画像データを検出するマッチング部と、
を備える情報提供装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記ユーザの位置および当該位置にユーザがいた日時の組の履歴を含む行動ログを取得し、
前記検索部は、前記行動ログに含まれる前記ユーザの位置及び前記日時に対応する撮像位置及び日時において撮像された画像データを検索する
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記検索部は、予め設定された補間ポリシーに基づき、前記行動ログに含まれる前記ユーザの位置を距離範囲に拡張し且つ前記日時を時間範囲に拡張し、前記距離範囲及び前記時間範囲において撮像された画像データを検索する
請求項2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記検索部は、前記ユーザがいた位置及び前記日時により特定される天候に応じて拡張量が切り替わる補間ポリシーに基づき、前記行動ログに含まれる前記ユーザの位置及び前記日時を前記距離範囲及び前記時間範囲に拡張する
請求項3に記載の情報提供装置。
【請求項5】
ユーザの移動方法を特定する特定部を更に備え、
前記検索部は、ユーザの移動方法に応じて拡張量が切り替わる補間ポリシーに基づき、前記行動ログに含まれる前記ユーザの位置及び前記日時を前記距離範囲及び前記時間範囲に拡張する請求項3または4記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記特定部は、ユーザの移動方法を前記ユーザが保有する端末装置から取得する
請求項5に記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記特定部は、ユーザの移動速度を前記ユーザが保有する端末装置から取得し、
前記検索部は、前記移動速度に基づき前記ユーザの移動方法を推定する
請求項5に記載の情報提供装置。
【請求項8】
前記特定部は、ユーザの加速度を前記端末装置から取得し、前記加速度に基づき前記ユーザの移動方法を推定する
請求項7に記載の情報提供装置。
【請求項9】
前記特定部は、前記ユーザの周囲の音を示す音声データを取得し、前記音声データに基づき前記ユーザの移動方法を特定する
請求項5から8の何れか1項に記載の情報提供装置。
【請求項10】
前記検索部は、前記ネットワーク上において公開されている画像データに含まれる前記撮像位置及び日時を表すデータ部分を抽出して、画像データを検索する
請求項2から9の何れか1項に記載の情報提供装置。
【請求項11】
前記取得部は、画像データの検出を除外する位置をユーザから予め取得し、
前記検索部は、検出を除外する位置において撮像された画像データを除いて検索する
請求項2から10の何れか1項に記載の情報提供装置。
【請求項12】
前記マッチング部は、前記検索部により検索されたそれぞれの画像データに、前記ユーザの顔画像が含まれるか否かを検出する
請求項2から11の何れか1項に記載の情報提供装置。
【請求項13】
前記マッチング部は、前記検索部が動画像データを検索した場合、前記動画像データにおける前記日時に対応する時間範囲に、前記ユーザに関連する画像が含まれるかを検出する
請求項2から12の何れか1項に記載の情報提供装置。
【請求項14】
請求項1から12の何れか1項に記載の情報提供装置と、
前記情報提供装置とネットワークを介して接続されるユーザが保有する端末装置と、
を備えるシステム。
【請求項15】
前記端末装置は、ユーザの指示に応じて、検出指示を前記情報提供装置へと送信するとともに前記行動ログを前記情報提供装置へと送信する
を更に有する請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記端末装置は、画面上に地図を表示して、前記地図上にユーザにより描かれた経路の範囲を検出範囲として前記情報提供装置へと送信し、
を有し、
前記情報提供装置は、前記行動ログに含まれるユーザの位置のうち、前記検出範囲内のユーザの位置においてに対応する撮像位置において撮像された画像データを検索する
請求項14または15に記載のシステム。
【請求項17】
前記端末装置は、前記情報提供装置により検出された前記画像データを、前記地図上の対応する位置に表示する
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
コンピュータを、請求項1から13の何れか1項に記載の情報提供装置として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−109384(P2013−109384A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−251444(P2011−251444)
【出願日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
【復代理人】
【識別番号】100143502
【弁理士】
【氏名又は名称】明石 英也