説明

情報検索装置及び情報検索サービスシステム

【課題】情報を中心に複数のユーザが起こしたアクション間の関係性から関連するユーザを提示することができる情報検索装置及び情報検索システムを提供する。
【解決手段】本発明の情報検索装置は、情報群と、該情報群が関連付けられる情報群検索インデックスとを格納する格納手段と、ユーザ端末から情報群検索インデックス又はその情報群に対するユーザのアクション履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、ユーザアクションの履歴情報に基づいて、情報群検索インデックス又はその情報群に対する第1ユーザ及び第2ユーザの各々のユーザアクションを抽出し、抽出されたユーザアクション間の関連性を用いて、第1ユーザに対する第2ユーザの関連度を算出するユーザ関連度算出手段と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報検索装置及び情報検索サービスシステムに関し、特に、情報検索サービスを利用するユーザに対し、他のユーザを検索して提示する情報検索装置及び情報検索システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載のように、蓄積された各ユーザ毎の利用履歴から検索ユーザと他のユーザの利用履歴を比較して類似度を算出し、その類似度の高い類似ユーザの利用履歴に基づいて、各情報と検索ユーザの提示した検索条件との関連度を算出し、関連度の高い情報を検索する技術がある。
【0003】
これらの技術は、検索するユーザに提示される検索結果の精度を向上させたり、他のユーザの利用履歴を参照することで、広がりのある情報検索や効率のよい情報検索を提供するために利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−183859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術は、各ユーザの利用履歴を個別に蓄積し、例えば、同じ情報を閲覧したか否かによって興味や嗜好が類似しているかをユーザ類似度として算出するものであり、情報を中心に複数のユーザが起こしたアクション(活動)相互の関係性に基づくユーザの関連性を提供するものではなかった。
【0006】
つまり、従来は、単に閲覧したという履歴のみに基づいて一のユーザと他のユーザが同じ情報を閲覧すれば、興味や嗜好が類似するものとしていたが、一の情報に対して各ユーザが起こした行為、例えば、一のユーザが推薦した情報を他のユーザが閲覧したユーザアクション間の関係性からユーザ間の関連性を提供するものではなかった。
【0007】
また、ユーザは、ユーザ同士の類似関係やコンテンツ同士の関連のみならず、情報検索サービスを利用する複数のユーザ群において自分がどのような位置付けにあるのか、例えば、他のユーザが自分の利用履歴を参照したり、自分の利用履歴が他のユーザの検索結果に反映されることで自分のサービス利用行為が他のユーザの役に立っているのか、を知ることができれば、ユーザ自身の情報検索に対する楽しみが増え、他のユーザとのコミュニケーションを図る機会も向上する。
【0008】
また、一のユーザとその周りの他のユーザがどのような関係となっているのかを知ることで、例えば、多数の他のユーザの役に立っているユーザから検索したい情報に辿りついたり、情報を取得する機会が向上させることができる。
【0009】
そこで、本発明の目的は、情報を中心に複数のユーザが起こしたアクション間の関係性から関連するユーザを提示することができる情報検索装置及び情報検索システムを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、情報を中心に複数のユーザが起こしたアクション間の関係性からユーザ同士の関係性を提示することができる情報検索装置及び情報検索システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の1つの観点におけるユーザ端末から入力された検索指示に基づいて情報を検索する情報検索装置は、情報群と、該情報群が関連付けられる情報群検索インデックスとを格納する格納手段と、前記ユーザ端末から前記情報群検索インデックス又はその情報群に対するユーザのアクション履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、前記ユーザアクションの履歴情報に基づいて、前記情報群検索インデックス又はその情報群に対する第1ユーザ及び第2ユーザの各々のユーザアクションを抽出し、前記抽出されたユーザアクション間の関連性を用いて、前記第1ユーザに対する前記第2ユーザの関連度を算出するユーザ関連度算出手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、前記ユーザアクションは、前記情報群検索インデックスの情報群へ情報を追加する情報追加アクション及び前記ユーザの関心の高い前記情報群検索インデックスを登録する情報群検索インデックス登録アクションとすることができ、前記ユーザ端末から前記情報追加アクションが入力されたときに、前記追加される情報を前記情報群検索インデックスと関連付けて前記格納手段に格納する第1制御手段と、前記情報群検索インデックス登録アクションが入力されたときに、ユーザ別に登録要求にあった前記情報群検索インデックスを前記履歴情報格納手段に格納する第2制御手段と、をさらに備えることができる。
【0013】
前記ユーザアクションは、前記情報群検索インデックスの情報群への情報追加アクション及び前記情報群検索インデックスに対する情報群検索インデックス評価アクションとすることができ、前記ユーザ端末から前記情報追加アクションが入力されたときに、前記追加される情報を前記情報群検索インデックスと関連付けて前記格納手段に格納する第1制御手段と、前記情報群検索インデックス評価アクションが入力されたときに、評価された情報群検索インデックス別に評価した前記ユーザを含む評価情報を前記履歴情報格納手段に格納する第2制御手段と、をさらに備えることができる。
【0014】
また、前記ユーザアクションは、前記情報群の各情報に対する情報評価アクションを含むことができ、前記第2制御手段は、評価された情報別に前記評価したユーザを含む評価情報を前記履歴情報格納手段に格納することができる。
【0015】
また、前記ユーザ関連度算出手段は、前記ユーザアクションの履歴情報に基づいて、前記情報群検索インデックス又はその情報群に対する前記第1及び第2ユーザの各履歴情報において重複する履歴情報をアクション別に抽出し、抽出された重複する履歴情報に対応する、前記第2ユーザの履歴情報全体に占めるアクション別の履歴情報の割合に基づいて、前記第1ユーザに対する前記第2ユーザの関連度を算出することができる。
【0016】
また、前記情報群検索インデックス及びその情報群に対する複数のユーザの各アクション間の関係性別にユーザ間の関連種別を定義したユーザ関連種別定義格納手段をさらに備えることができ、前記前記ユーザ関連度算出手段は、ユーザ関連種別定義格納手段を参照し、抽出した前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの各々のユーザアクションから前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの関連種別を特定することができる。
【0017】
また、本発明の他の観点における情報検索システムは、ユーザ端末がネットワークを介して接続するWebサーバと、前記Webサーバを通じて前記ユーザ端末から入力された検索指示に基づいて情報を検索する検索アプリケーションサーバと、を含む情報検索サービスシステムであり、前記検索アプリケーションサーバは、情報群と、該情報群が関連付けられる情報群検索インデックスとを格納する格納手段と、前記ユーザ端末から前記情報群検索インデックス又はその情報群に対するユーザのアクション履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、前記ユーザアクションの履歴情報に基づいて、前記情報群検索インデックス又はその情報群に対する第1ユーザ及び第2ユーザの各々のユーザアクションを抽出し、前記抽出されたユーザアクション間の関連性を用いて、前記第1ユーザに対する前記第2ユーザの関連度を算出するユーザ関連度算出手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、情報検索サービスを利用する複数のユーザ群において、情報を中心に複数のユーザが起こしたアクション間の関係性から関連するユーザを提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第1実施形態における情報検索システムのネットワーク図である。
【図2】本発明の第1実施形態における情報検索システムの各サーバの構成ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態におけるまとめ検索用格納部の一例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるつながりユーザ情報格納部の一例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態における履歴情報格納部の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態におけるユーザ関連タイプ定義格納部の一例を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態における情報検索サービスシステムの処理フローを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施形態におけるまとめ検索インデックスへの情報追加処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態における情報検索サービスシステムの処理フローを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面の一例を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面の一例を示す図である。
【図12】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面の一例を示す図である。
【図13】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面の一例を示す図である。
【図14】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面の一例を示す図である。
【図15】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面の一例を示す図である。
【図16】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面の一例を示す図である。
【図17】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面のマイページの一例を示す図である。
【図18】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面のつながりユーザ検索画面の一例を示す図である。
【図19】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面のつながりユーザ検索画面の一例を示す図である。
【図20】本発明の第1実施形態における情報検索サービスシステムのつながりユーザ検索の処理フローを示すフローチャートである。
【図21】本発明の第1実施形態における情報検索サービスシステムのつながりユーザ検索の処理を説明するための模式図である。
【図22】本発明の第1実施形態における情報検索サービスシステムのつながりユーザ検索の処理を説明するための模式図である。
【図23】本発明の第1実施形態における情報検索サービスシステムのつながりユーザ検索の処理を説明するための模式図である。
【図24】本発明の第1実施形態における情報検索サービス画面のつながりユーザ検索画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
(第1実施形態)
図1から図24は、本発明の第1実施形態における情報検索サービスシステムの一例を示す図である。
【0022】
図1は、本実施形態の情報検索サービスシステムのネットワーク構成図であり、情報検索システム1は、ユーザ端末500が情報検索サービスを利用するためにインターネット等のネットワークNを通じて接続するWebサーバ100と、ユーザが入力した検索キーワード(検索語)に基づいて検索処理を制御する検索アプリケーションサーバ(検索Appサーバ)200と、インターネット上のWebサイトからWeb情報を収集し、収集したWeb情報を格納する検索インデックスサーバ300と、Webサーバ100を通じて提供される各種サービスを利用するユーザのユーザ情報を格納するデータベースサーバ(DBサーバ)400と、を含んで構成される。
【0023】
ユーザ端末500は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)等の移動通信端末装置、パーソナルコンピュータなどの通信機能及び演算機能を備えた情報処理端末装置であり、Webサイトから伝送されるWebページの表示するためのWebブラウザを備えている。また、ネットワークNは、インターネットに限らず他の通信網、例えば、その他の無線通信網/有線通信網であってもよく、専用回線網であってもよい。
【0024】
Webブラウザは、Webページを閲覧するためのアプリケーションプログラムであり、インターネットからHTMLファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどをダウンロードし、表示レイアウトを解析してディスプレイ装置への表示処理及び再生処理をユーザ端末500に機能させる。また、入力フォームを介して入力データをWebサイト(Webサーバ)に送信したり、JavaScript(登録商標)やFlash(登録商標)、Java(登録商標)などで記述されたプログラムやアニメーションなどを再生・動作させる機能を備えることもできる。
【0025】
図2は、本実施形態の情報検索サービスシステム1を構成する各サーバの構成ブロック図の一例である。
【0026】
Webサーバ100は、インターネット等のネットワークNを通じたユーザ端末500との通信制御を遂行する通信制御部110と、ユーザ端末500に各種Webページを通信制御部110を介して伝送し、ユーザ端末500のマウスやキーボード等の操作入力手段を通じたユーザの操作入力情報を受信する表示制御部120と、ユーザがユーザ端末500を通じて登録したユーザ情報が格納されるDBサーバ400と通信し、情報検索サービスを利用する際のユーザ認証処理を遂行する認証処理部130と、を有する。
【0027】
Webサーバ100は、情報検索サービスを提供する情報検索サイトであり、ユーザ端末500がWebブラウザからアクセスしたとき、表示制御部120は、検索窓を含む情報検索ページをユーザ端末500に送信する。また、表示制御部120は、検索窓を通じて入力された検索語を検索Appサーバ200に伝送し、検索Appサーバ200から検索語に対する検索結果データを受信して所定の検索結果ページフォーマットに加工(生成)し、ユーザ端末500に検索結果ページを伝送する。
【0028】
このように本実施形態のWebサーバ100は、ユーザ端末500との間におけるWebブラウザを通じた情報検索サービスのインターフェースを制御し、ユーザ端末500からの操作入力に応じて各種Webページをユーザ端末500に伝送するとともに、ユーザ端末500からの検索要求や情報検索サービスが提供する各種機能に対する要求を中継して検索Appサーバ200に伝送し、かつ検索Appサーバ200又はその他のサーバから伝送されるデータを中継してユーザ端末500に伝送する。
【0029】
検索Appサーバ200は、Webサーバ100から伝送されるユーザの検索語に基づいて第1検索処理を遂行する第1検索部210A及びユーザの検索語に基づいて第2検索処理を遂行する第2検索部210Bを備える検索処理部210と、まとめ検索インデックス(情報群検索インデックス)の登録及び登録されたまとめ検索インデックスの情報群にユーザが指定した又は入力した情報を追加(登録)するまとめ検索インデックス制御部220(第1制御手段)と、まとめ検索インデックス及びまとめ検索インデックスに関する情報群を格納するまとめ検索用格納部230と、を備える。
【0030】
また、検索Appサーバ200は、本情報検索サービスにおけるユーザのアクション履歴(活動履歴)を収集するとともに、後述するつながりユーザ情報を生成するつながりユーザ制御部240(第2制御手段及びユーザ関連度算出手段)と、つながりユーザ情報が格納されるつながり情報格納部250と、ユーザのアクション履歴を格納する履歴情報格納部260と、本実施形態の情報検索サービスにおける各ユーザのアクションに基づくユーザ間の関連種別定義を格納するユーザ関連タイプ定義格納部270と、をさらに備えている。
【0031】
第1検索部210Aは、Webサーバ100を介して受信するユーザが入力した検索語に基づいて、検索インデックスサーバ300のWWW検索用格納部330からインターネット上のWebサイトから収集されたWeb情報を検索する第1検索処理を遂行する。具体的には、検索語を含む又は関連するWeb情報を検索し、該当のWeb情報のタイトル、URL、コンテンツ(HTMLページデータ、画像、動画等)をWWW検索用格納部330から抽出する。
【0032】
第2検索部210Bは、Webサーバ100を介して受信するユーザが入力した検索語に基づいて、まとめ検索用格納部230からまとめ検索インデックス及びその情報群を検索する第2検索処理を遂行する。具体的には、検索語を含む又は関連するまとめ検索インデックスを検索し、該当のまとめ検索インデックスのまとめタイプ、題目、まとめキーワード、参加ユーザ数をまとめ検索用格納部230から抽出する。また、抽出したまとめ検索インデックスの各情報群をまとめ検索用格納部230から抽出する処理も遂行する。
【0033】
検索処理部210は、Webサーバ100を経由してユーザの検索語を受信し、第1検索部210A及び第2検索部210Bに各検索処理を遂行させ、これら第1検索部210Aによって検索された検索語に基づく第1検索結果データ(Web検索結果データ)及び第2検索部210Bによって検索された検索語に基づく第2検索結果データ(情報群検索結果データ)を、Webサーバ100に伝送する。なお、ユーザの検索語を用いた第1検索部210A及び第2検索部210Bの各検索処理は、個別に遂行させることもできる。
【0034】
また、検索処理部210は、Webサーバ100を経由してユーザ端末500からのつながりユーザ検索要求を受信し、つながりユーザ情報格納部250からユーザ検索要求をしたユーザ又は自分以外の指定したユーザにつながりのある他のユーザを抽出し、Webサーバ100に伝送する。
【0035】
ここで、本実施形態のまとめ検索インデックスについて詳細に説明する。本実施形態のまとめ検索インデックスは、ユーザが他のユーザが知りたがっている題目、他のユーザと共有したい意図、他のユーザに情報を収集して欲しいと望む題目などを表す検索インデックスである。言い換えれば、ユーザが他のユーザが知りたがっている情報の情報群、他のユーザと共有したい情報の情報群、他のユーザに収集して欲しいと望む情報の情報群の各検索インデックスである。
【0036】
このまとめ検索インデックスは、ユーザ同士が互いの情報検索に参加でき、検索を通じて各ユーザが持つ知識や検索目的に対するユーザの回答を相互に共有することができるコミュニティとして意味合いを含んでおり、まとめ検索インデックスが掲げるお題(題目、意図などの情報群がもつ情報の問い掛け)に対して、その回答となる複数の情報がユーザ相互によって追加・投稿されることで情報群を形成し、情報を相互に探し合うコミュニティの側面を有する。
【0037】
ユーザは、Web検索結果データやユーザ自身が知っているリンク情報、画像データ、動画データ、記事、コメントを、まとめ検索インデックスの情報群に追加することで、そのまとめ検索インデックスの情報群(コミュニティ)に参加することになり、お題に対して他のユーザの検索情報を共有することができる。
【0038】
そして、本実施形態では、上述のようにWebサーバ100を介して受信するユーザが入力した検索語に基づいて、まとめ検索用格納部230からまとめ検索インデックス及びその情報群を検索する第2検索部210Bを備えており、検索されたWeb情報とともにまとめ検索インデックス及びその情報群が含まれた検索結果をユーザに提供する。
【0039】
また、本実施形態のまとめ検索インデックスは、ユーザ又は情報検索サービスを運営する運営者が任意の目的に応じて設定することができ、本実施形態では、ユーザは、後述するように自分が知りたい題目のまとめ検索インデックスをまとめ作成画面を通じて作成することができる。
【0040】
まとめ検索インデックス制御部220は、Webサーバ100の表示制御部120からユーザ端末500に提供されるまとめ作成画面を通じてユーザからまとめ検索インデックスの作成要求があった場合に、まとめ作成画面に入力された内容を、Webサーバ100を介して受信してまとめ検索用格納部230に格納する。
【0041】
また、まとめ検索インデックス制御部220は、ユーザ端末500からまとめ検索インデックスに対する情報の追加要求があった場合、該当のまとめ検索インデックスと関連付けてまとめ検索用格納部230に当該情報を格納する。
【0042】
具体的には、まとめ検索インデックスを作成したユーザを含む複数のユーザは、第1検索処理により検索されたWeb検索結果データやユーザ自身が知っているリンク情報、画像データ、動画データ、記事、コメントを、まとめ検索インデックスに関連する情報群の1つとして、まとめ検索インデックスに追加することができる。ユーザは、後述する情報追加画面を介して、指定したまとめ検索インデックスに情報を追加することができる。
【0043】
また、まとめ検索インデックス制御部220は、まとめ検索インデックスに情報を追加したユーザを、そのまとめ検索インデックスに参加したユーザ情報として、まとめ検索用格納部230に格納する。
【0044】
図3は、まとめ検索用格納部230の一例を示す図である。本実施形態のまとめ検索用格納部230は、まとめ検索インデックスファイル231、まとめ検索リソースファイル232、まとめコンテンツファイル233、及びコンテンツ格納部234を含んで構成される。
【0045】
まとめ検索インデックスファイル231は、まとめ検索インデックス毎に、まとめ検索インデックスの識別IDであるまとめID、まとめ検索インデックスの情報群がどのような情報で構成されるのかを表すまとめタイプ(例えば、リンク集、画像集、動画集、フリートークなど)、まとめ検索インデックスのタイトル名を表すまとめ題目、作成したユーザのまとめ題目の説明(どのような情報を知りたいのか、どのような情報を他のユーザと共有したいのか、他のユーザに収集して欲しいと望む情報は何であるかなどの説明)、まとめ検索インデックスの代表キーワードであるまとめキーワード、まとめ検索インデックスの情報群に情報を追加(投稿・登録)したユーザ数(参加ユーザ数)が格納されている。
【0046】
本実施形態では、まとめ検索インデックスの情報群が、リンク集、画像集、動画集、フリートークなどの情報のタイプ別に区分されているが、これらを複合的に、リンク、画像、動画等が混在した情報群で形成されるようにしてもよい。
【0047】
まとめ検索リソースファイル232は、まとめ検索インデックスに追加された情報群の各情報の詳細データを格納する。各情報を識別するためのリソースID、情報種別(リンク、画像、動画、テキストなど)、このリソースIDが属するまとめID、情報のタイトル、この情報をまとめ検索インデックスに追加したユーザ、この情報が格納される格納場所(コンテンツ格納部234における追加された情報のURL)が格納されている。
【0048】
まとめコンテンツファイル233は、コンテンツ格納部234に格納されるコンテンツ、すなわち、まとめ検索インデックスの情報群を形成する各情報に付されるコンテンツID、情報が属するリソースID、まとめID、及びまとめ検索インデックスの情報群に追加される情報が第1検索処理で検索される際のキーワード(検索語)、追加される情報が第1検索処理によるWeb検索結果データから登録されたものなのか、ユーザが保有する情報を検索Appサーバ200に直接アップロードしたものなのかを識別するための直接入力フラグ(例えば、検索結果データから追加:0,直接アップロード:1)が格納されている。
【0049】
コンテンツ格納部234は、コンテンツをリンク情報(HTMLデータ等)、画像情報(JPEGデータ、GIFデータ等)、動画情報(SWFファイル、mpegデータ等)、テキスト情報(Textデータ)等で保持する格納部であり、まとめ検索リソースファイル232にあるようにコンテンツのコンテンツ格納部234における格納場所をURLで特定することができる。
【0050】
ユーザつながり制御部240は、ユーザのアクション履歴(活動履歴)を収集する履歴情報収集処理と、つながりユーザ情報生成処理を遂行する。なお、つながりユーザ情報生成処理の詳細については、後述する。
【0051】
図4は、つながりユーザ情報格納部250の一例を示した図であり、つながりユーザ情報格納部251は、ユーザID別につながりのある複数のユーザ(ユーザID)を格納し、ユーザ情報生成処理において生成されるつながり度(%)及びつながりタイプを格納する。なお、図4では、一のユーザ(ユーザID_U0001)のつながりユーザ情報を例示しているが、他の複数の各ユーザに対しても同様につながりユーザ情報が個別に格納される。
【0052】
図5は、履歴情報格納部260の一例を示した図であり、図5(a)は、ユーザがまとめ検索インデックスの情報群に情報を追加した履歴を格納するまとめ参加履歴テーブル261、図5(b)は、ユーザがまとめ検索インデックスを自身の関心のあるまとめ検索インデックスとして(お気に入り)登録した履歴を格納するまとめ購読履歴テーブル262の一例である。
【0053】
まとめ参加履歴テーブル261は、ユーザ端末500からの情報追加要求に基づいてまとめ検索インデックス制御部220が該当のまとめ検索インデックスの情報群に情報を追加する処理に対し、ユーザID別に情報追加したまとめ検索インデックスのまとめIDと、そのまとめ検索インデックスに対して情報を追加した回数をまとめ参加履歴として格納する。
【0054】
まとめ購読履歴テーブル262は、ユーザ端末500からのお気に入りまとめ登録要求に対して要求のあったまとめ検索インデックスをユーザ別に格納する。例えば、ユーザは、興味のあるまとめ検索インデックスを「お気に入りまとめ」として登録することができる。なお、本実施形態では、「購読」という用語を用いているが、これは、ユーザが注視(注目)する情報として閲覧する可能性が高い情報を予め登録することを意味し、別途課金等が必要とされる情報閲覧を意味するものではない。
【0055】
また、図5(c)は、ユーザがまとめ検索インデックスに共感して評価した履歴を格納するまとめ評価履歴テーブル263、図5(d)は、まとめ検索インデックスの複数の情報群の各情報(各コンテンツ)をユーザが共感して評価した履歴を格納するコンテンツ評価履歴テーブル264の一例である。
【0056】
まとめ評価履歴テーブル263は、まとめ検索インデックスの情報群を閲覧したユーザが、当該まとめ検索インデックスに対してした評価(参考になった等)をまとめID別に評価したユーザとその評価回数を格納する。
【0057】
コンテンツ評価履歴テーブル264は、まとめ検索インデックスの情報群を閲覧したユーザが、当該まとめ検索インデックスの情報群の各情報に対してした評価(共感した等)を、コンテンツID別に評価したユーザとその評価回数を格納する。
【0058】
つながりユーザ制御部240は、ユーザ端末500からの情報追加要求、お気に入りまとめ登録要求、まとめ評価要求、コンテンツ評価要求の各要求に基づいて、履歴情報格納部250に各履歴情報を格納する履歴情報収集(更新)処理を遂行する。
【0059】
また、本実施形態のユーザのアクションとしては、まとめ検索インデックスに対する情報の追加(まとめ参加アクション)、任意のまとめ検索インデックスのお気に入り登録(まとめ購読アクション)、まとめ検索インデックスの評価(まとめ評価アクション)、まとめ検索インデックスの情報群の各情報の評価(コンテンツ評価アクション)の4つのユーザアクションがある。
【0060】
図6は、ユーザ関連タイプ定義格納部270の一例を示す図である。ユーザ関連タイプ定義テーブル271は、ユーザ関連ID、関連タイプ、アクション定義を格納している。
【0061】
本実施形態では、本情報検索サービスを利用する一のユーザが他のユーザを検索する際に、自動的につながりのあるユーザを抽出し、かつ抽出されたつながりのあるユーザとの関連タイプを提供する。この関連タイプは、一のユーザを第1ユーザ、該一のユーザにつながりのあるユーザを第2ユーザとした場合、第1関連タイプ(第1ユーザ=第2ユーザ)、第2関連タイプ(第1ユーザ→第2ユーザ)、第3関連タイプ(第1ユーザ←第2ユーザ)の3つの関連タイプがあり、1つのまとめ検索インデックス及びその情報群に対する複数のユーザのアクション間の関係性に基づいて、関連タイプが定義されている。
【0062】
本実施形態の情報検索サービスは、ユーザが他のユーザが知りたがっている題目、他のユーザと共有したい意図、他のユーザに情報を収集して欲しいと望むまとめ検索インデックスにユーザ自らが情報を追加し、所定の題目に対するユーザによって編集される情報群を提供する。このまとめ検索インデックスは、従来のWeb検索結果と同様に検索語による検索結果としてユーザに提供されるため、ユーザ同士が互いの情報検索に参加でき、検索を通じてユーザが持つ知識や検索目的に対する回答を相互に共有することができる情報検索サービスを提供することができる。
【0063】
このため、まとめ検索インデックス又はその情報群に対するユーザのアクションは、自然にそのまとめ検索インデックス又は情報群を中心にユーザ同士の関係において方向性を持つことになる。例えば、同じまとめ検索インデックスに情報と追加した各ユーザのアクションは、同じ興味や嗜好を持つユーザとして捉えることができる(第1ユーザ=第2ユーザ)。また、第1ユーザが情報を追加したまとめ検索インデックスを頻繁に閲覧したり、第1ユーザが追加した情報を評価した第2ユーザは、第1ユーザに対して関心があるユーザとして捉えることができる(第1ユーザ→第2ユーザ)。その逆も同様であり、第1ユーザが第2ユーザの参加するまとめを頻繁に見ていたり、第2ユーザが追加情報に対して評価した場合、第1ユーザは第2ユーザに対して関心のあるユーザとして捉えることができる(第1ユーザ←第2ユーザ)。
【0064】
したがって、本実施形態の情報検索サービスシステムでは、まとめ検索インデックス及びその情報群を中心に、ユーザ同士が相互に参加し、かつ情報を共有するユーザが起こしたアクション間の関係性からユーザ間の関係性(つながり度)を算出するとともに、そのユーザ間のユーザ関連タイプを特定してユーザに提供する。
【0065】
検索インデックスサーバ300は、図2に示すように、WWWロボット等のインターネット上のWebサイトから情報を収集する情報収集部310、収集された情報を所定のインデックスに基づいてWWW検索用格納部330に格納するインデクサ320、及びインデックス毎に収集された情報のWebサイト名、その情報のURL、キーワードやタグ、収集された情報に含まれるコンテンツ(HTMLページデータ、画像、動画等)を格納するWWW検索用格納部330を備えて構成される。
【0066】
本実施形態の検索インデックスサーバ300は、従来のWWWサーチエンジン(例えば、http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/search_engine/douko.htm参照)を適用することができる。
【0067】
図7から図9は、本実施形態の情報検索サービスシステム1の処理遷移の一例を示したフローチャートである。図10から図19に示す画面の一例を参照しながら、本実施形態の情報検索サービス及び各サーバの処理フローを説明する。
【0068】
図7に示すように、ユーザ端末500は、情報検索サービスを利用するためにWebブラウザを通じてWebサーバ100に接続する。Webサーバ100の表示制御部120は、ユーザ端末500の接続に応答して情報検索サービスページをユーザ端末500に送信する(S1)。
【0069】
ユーザは、検索窓1001に検索語を入力して検索ボタン1002を選択すると、検索語がユーザ端末500からWebサーバ100に送信される(S3)。このとき、ユーザは、検索タブ(総合検索、ウェブ、画像、動画、ブログ、掲示版、テーマ、まとめ)1003で検索条件を指定することができる(図10参照)。このため、ユーザ端末500から送信される検索要求は、検索語と検索条件を含むことができる。検索要求を受信したWebサーバ100は、検索語、検索条件を検索Appサーバ200に送信する(S5)。
【0070】
検索Appサーバ200の検索処理部210は、第1検索処理(S7)及び第2検索処理(S9)を遂行し、検索された情報から検索結果データを生成してWebサーバ100に送信する(S11)。検索Appサーバ200から検索結果データを受信したWebサーバ100は、検索結果データを所定の検索結果ページフォーマットに加工して、ユーザ端末500に検索結果ページを送信する(S13)。
【0071】
図10は、ユーザ端末500のWebブラウザに表示される検索結果ページの一例を示す図であり、本実施形態の検索結果ページは、第1検索処理により検索されたWeb検索結果(Web検索結果欄1004)と第2検索処理により検索されたまとめ検索結果(まとめ検索結果欄1005)を含み、ユーザが入力した検索語に対する検索結果としてWeb検索結果のみならず、まとめ検索結果がユーザ端末500に送信される。
【0072】
まとめ検索結果欄1005には、まとめ検索インデックス(まとめタイトル)のリスト1006と、アクティブなまとめ検索インデックスのサムネイル1007を含んで構成されている。
【0073】
次に、ユーザが、図10に示すまとめ検索結果欄1005のまとめ検索インデックスリストからまとめタイトルを選択すると(S15)、ユーザ端末500は、選択されたまとめタイトル又は対応するまとめIDをWebサーバ100に送信し、Webサーバ100は、まとめIDを検索Appサーバ200に伝送する(S17)。
【0074】
検索Appサーバ200は、受信したまとめIDに基づいて第2検索処理を遂行してまとめ検索用格納部230から該当のまとめ検索インデックス及びその情報群を検索し(S19)、検索した情報群を含むまとめ検索インデックスの検索結果データを、Webサーバ100に送信する(S21)。そして、検索された情報群を含むまとめ検索インデックスの検索結果データを受信したWebサーバ100は、検索結果データを所定の検索結果ページフォーマットに加工して、ユーザ端末500に検索結果ページ(まとめページ)を送信する(S23)。
【0075】
図11は、まとめ検索インデックスの情報群が表示されたまとめページの一例である。図11に示すように、まとめページは、まとめタイトルが表示されるタイトル表示欄2001、当該まとめ検索インデックスに追加(登録)された画像一覧(画像情報群)が表示されるまとめ情報表示欄2002、まとめの代表的なキーワードであるまとめキーワードが表示される表示欄2003を含んで構成されている。
【0076】
そして、このまとめ検索インデックスに情報を追加する、すなわち、このまとめ検索インデックスに参加する場合、情報追加項目(「画像を追加する」)2004を選択すると(S25)、ページが遷移し、図12に示すような画像追加画面がユーザ端末500に表示される(図8参照)。
【0077】
ユーザは、このまとめに追加する情報を検索するために、画像追加画面の検索窓3001に検索語を入力し、検索ボタン3002を選択することでWeb検索を行うことができる。ユーザは、検索窓3001に検索語を入力して検索ボタン3002を選択すると、ユーザの検索語がユーザ端末500からWebサーバ100に送信される(S27)。Webサーバ100は、検索語及び検索条件として画像を検索Appサーバ200に送信する(S29)。
【0078】
検索Appサーバ200の検索処理部210は、第1検索処理を遂行し(S31)、検索されたWeb情報から検索結果データを生成してWebサーバ100に送信する(S33)。検索Appサーバ200からWeb検索結果データを受信したWebサーバ100は、図12に示す情報追加画面のWeb検索結果欄3003に検索結果データが表示されるように表示制御を遂行する(S35)。
【0079】
そして、Web検索結果欄3003に表示されるWeb検索された各画像は、サイズ及び情報の格納場所を示すURLが共に表示され、かつまとめ追加ボタン3004が設けられている。ユーザは、Web検索結果から任意の画像のまとめ追加ボタン3004を選択すると、図13(a)に示す画像追加画面4000が表示される。画像追加画面4000は、追加される画像及びそのURLを表示するとともに、画像タイトル入力欄4001及び紹介コメント入力欄4002が設けられている。
【0080】
そして、参加ボタン4003を選択すると、まとめ情報追加要求とともに画像追加画面4000に表示された画像のURL情報、画像タイトル、紹介コメントがWebサーバ100を介して検索Appサーバ200に送信され(S37)、検索Appサーバ200は、これらの情報をまとめ検索用格納部230に格納する(S39)。
【0081】
また、まとめ検索インデックスに情報を追加するまとめ検索インデックス制御部220の処理とともに、検索Appサーバ200のつながりユーザ制御部240は、履歴情報格納部260におけるまとめ参加履歴テーブル251を更新する(S41)。そして、まとめ検索インデックスに情報が追加された(履歴情報が更新された)ことを契機に、つながりユーザ制御部240は、後述するつながりユーザ情報生成処理を遂行し(S43)、つながりユーザ情報格納部250に生成したつながりユーザ情報を格納(更新)する(S45)。
【0082】
なお、図12に示すように、Web検索結果からまとめ検索インデックスに情報を追加するのではなく、ユーザ端末500に格納されたユーザが保有する情報を、画像アップロードボタン3005を選択することによりまとめ検索インデックスに直接追加することができる。図13(b)は、まとめにユーザが保有する情報を追加する画像追加画面4000aの一例であり、画像選択ボタン4005を選択することによりユーザ端末500の記憶装置に格納された情報を選択することができる。そして、同様に画像タイトル入力欄4001、紹介コメント4002が設けられており、参加ボタン4003を選択すると、まとめ情報追加要求とともに画像追加画面4000aに表示された画像のURL情報、画像タイトル、紹介コメントがWebサーバ100を介して検索Appサーバ200に送信される。検索Appサーバ200は、これらの情報をまとめ検索用格納部230に格納し、履歴情報格納部260のまとめ参加履歴テーブル251を更新する。このとき、ユーザが保有する情報が直接にまとめに追加されたので、直接入力フラグを1にしてまとめ検索用格納部230に格納する。
【0083】
なお、まとめ検索インデックス制御部220は、Web検索結果から情報が追加される場合、言い換えれば、直接入力フラグを0にしてまとめ検索用格納部230に情報を追加する場合、当該Web検索結果を得るためにユーザが検索窓3001に入力した検索語を、まとめ検索インデックスと関連付けて格納することができる(まとめコンテンツファイル233参照)。
【0084】
次に、図14は、まとめ(まとめ検索インデックス)を作成するまとめ作成画面5000の一例を示す図である。図11に示す「まとめを作成する」2008をユーザが選択すると、Webサーバ100は、図14に示したまとめ作成画面5000をユーザ端末500に伝送し、ユーザ端末500のWebブラウザにまとめ作成画面5000が表示される。
【0085】
まとめ作成画面5000は、まとめの情報タイプ(コンテンツタイプ)を選択するタイプ選択欄5001、まとめ題目が入力されるまとめ題目入力欄5002、まとめ題目の説明事項を入力するまとめ題目5003、作成ボタン5004を含む。ユーザは、このまとめ作成画面5000から検索を通じて各ユーザが持つ知識や検索目的に対するユーザの回答を相互に共有することができるまとめ検索インデックスを作成することができる。
【0086】
図15は、まとめ検索インデックスの情報タイプがリンク集である場合の検索結果ページの一例を示す図であり、図16(a)は、Web検索結果からリンクを追加するリンク追加画面、図16(b)は、ユーザが保有するリンク情報をユーザ端末500から直接追加する場合のリンク追加画面の一例である。
【0087】
図10から図14の例では、図11に示すまとめページから情報を追加していたが、図15は、図10に対応するユーザ端末500のWebブラウザに表示される検索結果ページから、予めまとめ検索インデックスを選択せずに、Web検索結果をまとめ検索インデックスに追加する一例である。このため、図16に示すように、リンクを追加する先、すなわち、参加するまとめを選択してリンクを追加する。
【0088】
図9は、ユーザがまとめ検索インデックス及びその情報群に対するユーザのアクション履歴を収集及び更新する処理フローを説明する図である。本実施形態では、ユーザは、上述したまとめ検索インデックスに情報を追加することの他に、まとめ検索インデックスをお気に入りまとめとして登録すること、まとめ検索インデックスを評価すること、まとめ検索インデックスの情報群の各情報(コンテンツ)を評価すること、ができる。
【0089】
図11に示すように、ユーザ端末500に表示されたまとめページの「参考になった」選択欄2005を選択することにより、このまとめ検索インデックスに対して評価を行うことができる。このまとめ評価は、まとめ評価要求としてユーザ端末500からWebサーバ100に送信される(S47)。
【0090】
また、まとめ検索インデックスに興味がある場合には、ユーザは、「お気に入りまとめに登録」選択欄2006を選択することにより、該まとめ検索インデックスを当該ユーザの「お気に入りまとめ」として登録することができ、お気に入りまとめ登録要求としてユーザ端末500からWebサーバ100に送信される(S49)。
【0091】
また、まとめ検索インデックスの情報群の各情報に共感した場合、ユーザは、まとめ情報表示欄2002に表示された各情報の「共感した」選択欄2007を選択することにより、各情報(コンテンツ)を個別に評価することができる。この評価は、コンテンツ評価要求としてユーザ端末500からWebサーバ100に送信される(S51)。
【0092】
そして、Webサーバ100を通じて、お気に入りまとめ登録要求、まとめ評価要求、コンテンツ評価要求の各要求を受信した検索Appサーバ200は、お気に入りまとめ登録要求に基づいてユーザ別にまとめ購読履歴テーブル262に該当のまとめID(まとめ検索インデックス)を格納し、まとめ評価要求に基づいてまとめ検索インデックス別に評価したユーザIDとその評価回数をまとめ評価履歴テーブル263に格納し、コンテンツ評価要求に基づいてコンテンツ別に評価したユーザIDとその評価回数を格納する履歴情報収集(更新)処理を遂行する(S53)。
【0093】
さらに、つながりユーザ制御部240は、履歴情報更新処理後につながりユーザ情報生成処理を遂行し(S55)、つながりユーザ情報格納部250に生成したつながりユーザ情報を格納する(S57)。
【0094】
図17は、各ユーザのユーザ専用ページの一例を示す図である。同図に示すように、活動指数表示欄6001に作成したまとめ、まとめに追加した情報数、追加した情報が他のユーザから評価された数が表示され、マイまとめキーワード表示欄6002には、まとめ検索インデックスに追加した情報に対する検索窓1001(図10参照)に入力されたキーワード(検索語)が表示される。また、お気に入りまとめ表示欄6003には、登録したお気に入りまとめが表示される。
【0095】
また、図17に示したユーザ専用ページは、さらにユーザ情報が表示されるユーザ情報表示欄6004、情報を追加したまとめ、自分が評価したまとめ等が表示される表示欄6005、及び「つながりユーザ検索」の選択項目が表示された表示欄6006を含んで構成されている。
【0096】
なお、Webサーバ100がユーザ端末500からユーザ専用ページ表示要求を受信した際に、Webサーバ100が検索Appサーバ200に情報取得要求を送信し、検索Appサーバ200の検索処理部210が、まとめ検索用格納部230及び履歴情報格納部260の各テーブルから、該当の情報を抽出する。ページ抽出情報は、検索Appサーバ200からWebページ100に送信され、Webページ100の表示制御部120が、所定のページフォーマットに加工してユーザ端末500に送信する。
【0097】
また、マイまとめキーワードについては、例えば、まとめコンテンツファイル233から該当のユーザIDを用いて当該ユーザのキーワードを抽出、集計してユーザのマイまとめキーワードとして抽出することができる。
【0098】
次に、ユーザは、自身のユーザ専用ページから「つながりユーザ検索」を選択することで、自分とつながりのある他のユーザを検索することができ、また、自分以外の他のユーザのつながりユーザ検索を行うこともできる。
【0099】
図18は、つながりユーザ検索画面の一例を示す図であり、例えば、検索窓7001に自分のユーザ名を入力し、かつ検索条件7003(ユーザ名)を選択して検索ボタン7002を選択すると(図9のS59)、つながりユーザ検索要求がユーザ端末500からWebサーバ100を介して検索Appサーバ200に送信される。検索Appサーバ200の検索処理部210は、つながりユーザ情報格納部250から当該ユーザにつながりのある他のユーザを抽出し(図9のS61)、抽出した他のユーザのユーザ名、つながりタイプ等を含むつながりユーザ検索結果データを、Webサーバ100に送信する(図9のS63、S65)。
【0100】
なお、本実施形態では、自分自身に対するつながりユーザ検索とともに、検索窓7001に他のユーザ名を入力して他のユーザのつながりユーザ検索も行うことができる。また、自身のユーザ専用ページから「つながりユーザ検索」を選択して表示されるつながりユーザ検索画面のデフォルト状態において、例えば、つながりユーザ検索を望むユーザ自身のつながりユーザを表示させるようにすることも可能である。
【0101】
Webサーバ100は、ユーザ端末500につながりユーザ検索結果データを送信し、つながりユーザ検索結果欄7006に自分につながりのある他のユーザの検索結果が表示される。つながりユーザ検索結果欄7006には、他のユーザ名7007、つながりタイプ7008、当該他のユーザのつながり検索ボタン7009が表示される。なお、ユーザ情報表示欄1005には、ユーザ自身のユーザ情報が表示される。
【0102】
図19は、図18のつながりユーザ検索結果の表示態様の変形例を示す図であり、本実施形態では、他のユーザとの間のつながりタイプがユーザ検索結果に含まれるため、例えば、つながりタイプを矢印で表現して表示することも可能である。図19では、ユーザ自身のオブジェクトを中心としてつながりのある他のユーザのオブジェクトを配置し、オブジェクト間をつながりタイプの方向性(ユーザ間の関係性の方向性)を示す矢印でつないだつながりユーザ関係図の一例を示している。
【0103】
次に、図20から図23を参照しながら、本実施形態のつながりユーザ情報生成処理について詳細に説明する。
【0104】
図20は、本実施形態のつながりユーザ情報生成処理の処理フローの一例を示したフローチャートである。つながりユーザ制御部240は、処理対象ユーザ(ユーザA)と他の複数のユーザ(ユーザB)に対してつながりユーザ情報生成処理を各々遂行する。
【0105】
つながりユーザ制御部240は、ユーザAの履歴情報とユーザBの履歴情報を履歴情報格納部260及びまとめ検索用格納部230から抽出する(S101)。具体的には、図21に示すように、各ユーザのキーワード(マイまとめキーワード)及びその個数、ユーザが情報を追加したまとめ検索インデックス(まとめ参加履歴)、お気に入りまとめに登録したまとめ購読履歴、ユーザがまとめ検索インデックスを評価したまとめ評価履歴、まとめ検索インデックスの情報群の情報を評価したコンテンツ評価履歴、を抽出する。
【0106】
図21に示すように、ユーザAとユーザBの履歴情報が抽出されるとともに、各履歴についてユーザのアクションが関連付けられている。例えば、まとめ検索インデックスに情報と追加した場合、当該まとめ検索インデックスIDに対してユーザアクション「参加」が関連付けられている。
【0107】
また、お気に入りまとめに登録したまとめ検索インデックスIDに対してユーザアクション「購読」が、評価したまとめ検索インデックスIDに対してユーザアクション「共感」が、評価したコンテンツIDに対してユーザアクション「共感」が関連付けられている。
【0108】
言い換えれば、本実施形態のつながりユーザ情報生成処理では、各ユーザの履歴情報を各アクション別に抽出し、各アクションに対するまとめ検索インデックスID、コンテンツID等を抽出する。
【0109】
そして、つながりユーザ制御部240は、抽出された各履歴情報(各ユーザアクション)に対して点数を付与し、合計点数(全履歴情報)に対する各履歴情報が占める割合(全ユーザアクションのうち各ユーザアクションが占める割合)を算出する。例えば、キーワードは、キーワード個数×1.0、まとめ参加履歴は、まとめID×5.0、まとめ購読履歴は、まとめID×3.0、まとめ評価履歴は、まとめID×1.0、コンテンツ評価履歴は、コンテンツID×1.0と、各履歴情報間で重み付けをした点数を算出し、算出した各履歴情報の点数を合計する(S102)。また、算出した合計点数から、各履歴情報の点数の割合(履歴割合)を算出する(S103)。
【0110】
次に、つながりユーザ制御部240は、ユーザA及びユーザBの履歴情報のうち、キーワード、まとめID、コンテンツIDが重複(共通)する履歴情報を抽出し(S104)、重複する履歴情報と、履歴情報に関連付けられたユーザA及びユーザBの各ユーザアクション、ユーザBの各履歴情報の履歴割合を抽出する。そして、重複するユーザBの各履歴情報の履歴割合の合計を、ユーザAに対するユーザBのつながり度(%)として算出する(S105)。
【0111】
図21の例では、キーワード「恵比寿」、まとめID_2001、2002、2003が重複する履歴情報として抽出され、ユーザBにおけるキーワード「恵比寿」の履歴割合(7%)、まとめID_2001の履歴割合(19%)、まとめID_2002の履歴割合(19%)、及びまとめID_2003の履歴割合(4%)を合計した49%が、ユーザAに対するユーザBのつながり度となる。
【0112】
また、つながりユーザ制御部240は、ユーザ関連タイプ定義テーブル271を参照し、ユーザA及びユーザBのユーザアクション間の関係から関連タイプを特定する(S106)。そして、各特定された関連タイプ毎にユーザBの各履歴情報の履歴割合を合計し、関連タイプ別にユーザBの各履歴情報の履歴割合の合計が一番高い関連タイプを、ユーザAに対するユーザBのつながりタイプとして特定する(S107)。
【0113】
例えば、重複する履歴情報(ユーザアクション)において、まとめID_2001に対してユーザAは「参加」アクション、ユーザBは「参加」アクションであるので、ユーザ関連タイプ定義テーブル271から第1ユーザが参加しているまとめに第2ユーザも参加している関連タイプ(第1ユーザ=第2ユーザ)を特定することができる。同様に、まとめID_2002に対しては、ユーザAは「購読」アクション、ユーザBは「参加」アクションであるので、関連タイプ(第1ユーザ←第2ユーザ)を特定することができる。まとめID_2003は、関連タイプ(第1ユーザ=第2ユーザ)を特定することができる。
【0114】
そして、つながりユーザ制御部240は、特定された関連タイプ毎にユーザBの履歴割合を合計し、関連タイプ別に集計されたユーザBの履歴割合の合計のうち、一番高い関連タイプを、ユーザAに対するユーザBのつながりタイプとして特定する。図21の例では、関連タイプ(第1ユーザ=第2ユーザ)の履歴割合の合計が一番高いため、ユーザAに対するユーザBのつながりタイプとして特定される。
【0115】
つながりユーザ制御部240は、算出したつながり度及び特定した関連タイプ(つながりタイプ)を、つながりユーザ情報格納テーブル251に格納する(S108)。
【0116】
図22及び図23は、図21に示したつながり度算出処理及び関連タイプ特定処理の他の形態を示す図であり、図22の例では、関連タイプが、「第1ユーザ←第2ユーザ」と特定され、図23の例では、関連タイプが、「第1ユーザ→第2ユーザ」と特定される。
【0117】
また、図24に示すように、検索窓7001にキーワードを入力し、かつ検索条件7004(キーワード)を選択してつながりユーザ検索を行うこともでき、この場合、まとめ検索用格納部230のまとめコンテンツファイル233から入力されたキーワードに基づいて各コンテンツを追加したユーザ(ユーザID)を抽出し、抽出したユーザ別に合致するキーワード数が多い順につながりユーザを抽出して、ユーザに提供することもできる。
【0118】
なお、本実施形態のつながりユーザ情報生成処理において、つながりのある各ユーザに付随する情報として、例えば、重複した各履歴情報のうち履歴割合が最も高いまとめ検索インデックスをユーザAに提示されるユーザBの代表まとめ検索インデックスとして抽出することができる。また、ユーザBのマイまとめキーワードも検索されるつながりユーザの付随情報として、つながりユーザ検索結果に含ませることができる。
【0119】
なお、重複した各履歴情報のうち履歴割合が最も高いまとめ検索インデックスをユーザAに提示されるユーザBの代表まとめ検索インデックスとして抽出する際、履歴割合が同じまとめ検索インデックスが複数ある場合、まとめに参加した日付順に最新のまとめをユーザBの代表まとめとして抽出することができる。また、ユーザBのマイまとめキーワードにおいては、そのカウント数順に所定数のキーワードを抽出することができ、カウント数が同じキーワードが複数ある場合には、最近入力されたキーワードを優先してユーザAに提示するように優先順位を付与することもできる。
【0120】
そして、これらつながりユーザの代表まとめ、キーワードは、つながりユーザ制御部240によってつながりユーザ情報格納部250に格納されることができ、検索処理部210は、ユーザ端末500からのつながりユーザ検索要求に基づいて、つながりユーザの代表まとめ、キーワードをつながりユーザ情報格納部250から抽出して、検索されたつながりユーザの付随情報とユーザに提示することができる。
【0121】
このように本実施形態の情報検索システム1は、1つの情報を中心の複数のユーザ起こしたアクション間の関係性からつながりのあるユーザを提供することができる。このため、従来のように各ユーザに履歴の一致性のみで提供される類似ユーザと異なり、より情報に対する興味、嗜好がそのアクションにおいてつながりのあるユーザを提供することが可能となる。
【0122】
また、本実施形態では、一のユーザとつながりユーザとの間の関係性を特定し、ユーザ関連タイプを提供することができるため、情報検索サービスを利用する複数のユーザ群においてユーザ自身がどのような位置付けにあるのか、自分が探した(追加した)情報が他のユーザの役に立っているのかなどを知ることができ、ユーザ自身の情報検索に対する楽しみが増え、かつ他のユーザとのコミュニケーションを図る機会を向上させることができる。
【0123】
また、一のユーザとその周りの他のユーザがどのような関係となっているのかを知ることができ、多数の他のユーザの役に立っているユーザから検索したい情報に辿りついたり、情報を取得する機会を向上させることができる。
【0124】
以上、本発明を好適な実施形態を一例に説明したが、上述のまとめ検索インデックスへの情報の追加処理は、Webブラウザのツールバーを通じて実現することもでき、例えば、閲覧しているWebページや画像等をまとめ検索インデックスに追加したい場合、ツールバーから「まとめ追加」を選択して情報を追加することもできる。
【0125】
また、まとめ検索インデックスへの情報の追加処理は、Web検索の結果をすぐにまとめ検索インデックスに追加しなくともよく、例えば、ユーザ毎に割り当てられる保存領域にユーザの検索したリンク情報や画像情報を一旦保存し、様々なまとめ検索インデックス(まとめページ)を検索した後に、ユーザの保存領域に格納されたリンク情報や画像情報を追加するようにしてもよい。また、ユーザの検索履歴を日付別、時間別に格納しておき、ユーザ検索履歴から所望のまとめ検索インデックスに情報を追加するようにしてもよい。
【0126】
また、上述の各サーバは、ハードウェア構成として上述以外にも、サーバ全体の制御を司るCPU、メモリ、マウス、キーボード、タッチパネル、スキャナー等の操作入力手段、プリンタ、スピーカなどの出力手段、補助記憶装置(ハードディスク等)等を備えることが可能である。
【0127】
また、本発明の検索Appサーバ200の各部は、コンピュータで実行可能なプログラムとして具現化することが可能であり、当該プログラムがインストールされたコンピュータは、本発明の検索Appサーバ200を遂行する情報処理装置として動作することが可能である。例えば、不図示の補助記憶装置に当該プログラムが格納され、CPU等の制御部が補助記憶装置に格納されたプログラムをメモリ等の主記憶装置に読み出し、主記憶装置に読み出された該プログラムを制御部が実行し、コンピュータに本発明の処理を動作させることができる。また、本発明のプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されることができる。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM等の光ディスク、DVD−ROM等の相変化型光ディスク、MO(Magnet Optical)やMD(Mini Disk)などの光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスクやリムーバブルハードディスクなどの磁気ディスク、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、SDメモリカード、メモリスティック等のメモリカードが挙げられる。また、本発明の目的のために特別に設計されて構成された集積回路(ICチップ等)等のハードウェア装置も記録媒体として含まれる。
【0128】
なお、本発明を好適な実施形態に則して説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で当該技術分野の技術に照らし合わせて多様に変形することが可能である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
【符号の説明】
【0129】
1 情報検索システム
100 Webサーバ
110 通信制御部
120 表示制御部
130 認証処理部
200 検索アプリケーションサーバ
210 検索処理部
210A 第1検索部
210B 第2検索部
220 まとめ検索インデックス制御部
230 まとめ検索用格納部
240 つながりユーザ制御部
250 つながりユーザ情報格納部
260 履歴情報格納部
270 ユーザ関連タイプ定義格納部
300 検索インデックスサーバ
310 情報収集部
320 インデクサ
330 WWW検索用格納部
400 データベースサーバ
410 ユーザ情報格納部
500 ユーザ端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から入力された検索指示に基づいて情報を検索する情報検索装置であって、
情報群と、該情報群が関連付けられる情報群検索インデックスとを格納する格納手段と、
前記ユーザ端末から前記情報群検索インデックス又はその情報群に対するユーザのアクション履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
前記ユーザアクションの履歴情報に基づいて、前記情報群検索インデックス又はその情報群に対する第1ユーザ及び第2ユーザの各々のユーザアクションを抽出し、前記抽出されたユーザアクション間の関連性を用いて、前記第1ユーザに対する前記第2ユーザの関連度を算出するユーザ関連度算出手段と、
を有することを特徴とする情報検索装置。
【請求項2】
前記ユーザアクションは、前記情報群検索インデックスの情報群へ情報を追加する情報追加アクション及び前記ユーザの関心の高い前記情報群検索インデックスを登録する情報群検索インデックス登録アクションであり、
前記ユーザ端末から前記情報追加アクションが入力されたときに、前記追加される情報を前記情報群検索インデックスと関連付けて前記格納手段に格納する第1制御手段と、
前記情報群検索インデックス登録アクションが入力されたときに、ユーザ別に登録要求にあった前記情報群検索インデックスを前記履歴情報格納手段に格納する第2制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項3】
前記ユーザアクションは、前記情報群検索インデックスの情報群への情報追加アクション及び前記情報群検索インデックスに対する情報群検索インデックス評価アクションであり、
前記ユーザ端末から前記情報追加アクションが入力されたときに、前記追加される情報を前記情報群検索インデックスと関連付けて前記格納手段に格納する第1制御手段と、
前記情報群検索インデックス評価アクションが入力されたときに、評価された情報群検索インデックス別に評価した前記ユーザを含む評価情報を前記履歴情報格納手段に格納する第2制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項4】
前記ユーザアクションは、前記情報群の各情報に対する情報評価アクションを含み、
前記第2制御手段は、評価された情報別に前記評価したユーザを含む評価情報を前記履歴情報格納手段に格納することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報検索装置。
【請求項5】
前記ユーザ関連度算出手段は、
前記ユーザアクションの履歴情報に基づいて、前記情報群検索インデックス又はその情報群に対する前記第1及び第2ユーザの各履歴情報において重複する履歴情報をアクション別に抽出し、抽出された重複する履歴情報に対応する、前記第2ユーザの履歴情報全体に占めるアクション別の履歴情報の割合に基づいて、前記第1ユーザに対する前記第2ユーザの関連度を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の情報検索装置。
【請求項6】
前記情報群検索インデックス及びその情報群に対する複数のユーザの各アクション間の関係性別にユーザ間の関連種別を定義したユーザ関連種別定義格納手段をさらに有し、
前記前記ユーザ関連度算出手段は、ユーザ関連種別定義格納手段を参照し、抽出した前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの各々のユーザアクションから前記第1ユーザ及び前記第2ユーザの関連種別を特定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の情報検索装置。
【請求項7】
ユーザ端末がネットワークを介して接続するWebサーバと、前記Webサーバを通じて前記ユーザ端末から入力された検索指示に基づいて情報を検索する検索アプリケーションサーバと、を含む情報検索サービスシステムであって、
前記検索アプリケーションサーバは、
情報群と、該情報群が関連付けられる情報群検索インデックスとを格納する格納手段と、
前記ユーザ端末から前記情報群検索インデックス又はその情報群に対するユーザのアクション履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
前記ユーザアクションの履歴情報に基づいて、前記情報群検索インデックス又はその情報群に対する第1ユーザ及び第2ユーザの各々のユーザアクションを抽出し、前記抽出されたユーザアクション間の関連性を用いて、前記第1ユーザに対する前記第2ユーザの関連度を算出するユーザ関連度算出手段と、
を有することを特徴とする情報検索サービスシステム。
【請求項8】
請求項1から請求項6に記載の情報検索装置を構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムを格納した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2011−13842(P2011−13842A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−156099(P2009−156099)
【出願日】平成21年6月30日(2009.6.30)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 掲載年月日 :2009年6月15日 掲載アドレス:http://www.naver.jp/ :http://naverland.naver.jp/
【出願人】(509117894)ネイバージャパン株式会社 (3)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】