説明

情報記録装置、情報記録方法、及び電子機器

【課題】瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行すること。
【解決手段】第1トラック群に対する情報の更新として、トラックT1から更新セクタ301を含むトラックT3までが記録された後、トラックT4のn−1番目のセクタまでの記録が継続される。その後、欠陥セクタ305であるトラックT4のn番目のセクタへの記録は行われず、この欠陥セクタ305の次のセクタであるトラックT4のn+1番目のセクタへの記録が再開される。トラックT4の最後のセクタまでの記録が終了すると、トラックT5が記録される。第2トラック群に含まれる交代セクタ310への記録は実行されない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、記録媒体に情報を記録する情報記録装置、情報記録方法、及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、磁気ディスク装置の高記録容量化を実現するための様々な技術開発が行われている。この技術の一つに“瓦記録方式”と称される記録技術がある。瓦記録方式は、磁気ディスクの記録トラックについて、隣接する記録トラックの一部を重ねて記録する(一部を上書きする)記録方式である。瓦記録方式では、複数の隣接する記録トラックからなるトラック群が記録単位として定義される。トラック群に係る複数のトラックのうちの、途中のトラックを記録し直す場合でも、途中のトラックのみを記録し直すことはできず、トラック群全体が書き直される。
【0003】
磁気ディスクの記録面に欠陥が発生することがある。欠陥は磁気ディスク装置の製造工程や通常使用状況で検出され、検出された欠陥を特定可能な位置情報が登録される。欠陥は局所的に、又は、ある程度の範囲に発生するが、磁気ディスクで定義されるセクタ単位で登録されることが一般的である。欠陥として登録された欠陥セクタに記録される情報は、交代されて欠陥として登録されていない交代セクタに記録される。この処理は交代処理と称され、交代処理を効率よく実行するための技術が多数開示されている。前述した瓦記録方式が適用された磁気ディスク装置でも、欠陥セクタの交代処理は実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平06−028779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが従来は、交代セクタが瓦記録方式で記録される場合に、欠陥セクタを含むトラック群に記録された情報を効率よく更新することができなかった。例えば、欠陥セクタを含むトラック群に記録された情報の更新において、欠陥セクタを含むトラック群及び交代セクタを含むトラック群の両方のトラック群に対して情報が記録されていた。すなわち従来は、瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行することができなかった。
【0006】
そこで、本発明は上述した課題を解決するために、瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行することができる情報記録装置、情報記録方法、及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態は上述した課題を解決するため、瓦記録方式で情報が記録される情報用トラックと交代情報が記録される交代セクタを含む交代用トラックとを有する磁気ディスクと、情報を更新する更新セクタと欠陥セクタとが含まれる複数の前記情報用トラックからなるトラック群を特定する特定手段と、前記トラック群の中の前記更新セクタを除く他のセクタに前記欠陥セクタがある場合、前記交代セクタへの前記交代情報の更新を除外し、前記トラック群に対して情報を更新して記録する記録手段と、を具備する情報記録装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本実施形態に係る情報記録装置としての磁気ディスク装置(HDD)を備える電子機器の構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態に係るHDDで実行される情報の更新処理の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】本実施形態に係るHDDによって実行される更新処理の具体例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報記録装置としての磁気ディスク装置(以下、HDDとも称する)10を備える電子機器150の構成を示すブロック図である。電子機器150は、さらにホスト装置100を備えている。HDD10は、通信媒体(ホストI/F)120を介してホスト装置100と接続され、ホスト装置100の記憶モジュールとして機能する。ホストI/F120は、ホスト装置100とHDD10とを接続し、ホスト装置100とHDD10との間のデータ及びコマンドの送受に係る通信に利用される。例えば、電子機器150は、パーソナルコンピュータであり、ホスト装置100は、パーソナルコンピュータに備えられるCPU(Central Processing Unit)である。
【0010】
本実施形態に係るHDD10は、磁気ディスク1、スライダ2、アーム3、VCM(ボイスコイルモータ)4、SPM(スピンドルモータ)5などの機構部を有する。またHDD10は、モータドライバ21、ヘッドIC22、リードライトチャネルIC(以下、RDCとも称する)31、CPU41、RAM42、NVRAM43、HDC(Hard Disc Controller)50などの回路系のブロックを備える。
【0011】
本実施形態に係るHDD10では、スライダ2に備えられたライトヘッド(不図示)により、磁気ディスク1へ情報が記録される。またHDD10は、磁気ディスク1の記録面の欠陥セクタに記録される情報を、欠陥でない他のセクタへ交代して記録する交代処理を実行する。磁気ディスク1の記録面への情報の記録には、瓦記録方式と称される記録技術が適用される。瓦記録方式は、磁気ディスク1で定義される記録トラックについて、隣接する記録トラックの一部を重ねて記録する(一部を上書きする)記録方式である。瓦記録方式では、複数の隣接する記録トラックからなるトラック群が記録単位として定義される。トラック群に係る複数のトラックのうちの、途中のトラックを記録し直す場合でも、途中のトラックのみを記録し直すことはできず、トラック群全体が書き直される。本実施形態に係るHDD10は、瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行する。
【0012】
磁気ディスク1は、SPM5に固定され、SPM5が駆動することで回転する。磁気ディスク1の少なくとも1面は磁気的に情報が記録される記録面である。記録面にはトラックが定義され、トラックにはセクタが定義される。各セクタにはアドレス情報が割り当てられる。
【0013】
スライダ2は、磁気ディスク1の記録面に対応するようにアーム3の一端に備えられる。スライダ2は、リードヘッド(不図示)及びライトヘッド(不図示)を備えている。リードヘッド(不図示)は、磁気ディスク1の記録面に磁気記録された信号を読み取る。読み取られた信号は、アーム3上の導体パターンを介してヘッドIC22へ出力される。ライトヘッド(不図示)は、ヘッドIC22からアーム3上の導体パターンを介して入力されるライト信号(ライト電流)に応じて、磁気ディスク1の記録面に磁気記録する。
【0014】
アーム3は、一端にスライダ2、他端に軸受部(不図示)を備えている。アーム3は、VCM4への駆動電流の供給に応じて、軸受部(不図示)を回転中心として回転し、磁気ディスク1の記録面上でスライダ2を半径方向に移動させる。
【0015】
VCM4は、モータドライバ21から供給される駆動信号(電流)に応じて駆動し、アーム3を回転させる。
SPM5は、モータドライバ21から供給される駆動信号(電流)に応じて駆動し、磁気ディスク1を回転させる。
モータドライバ21は、CPU41からの制御に基づいて、VCM4を駆動するための駆動信号(電流)をVCM4へ、SPM5を駆動するための駆動信号(電流)をSPM5へ供給する。
【0016】
ヘッドIC22は、スライダ2に備えられたリードヘッド(不図示)からアーム3上の導体パターンを介して入力された信号を増幅し、増幅した信号をリード情報としてRDC31へ出力する。またヘッドIC22は、RDC31から入力された記録情報に応じたライト信号(ライト電流)を、スライダ2に備えられたライトヘッド(不図示)へ、アーム3上の導体パターンを介して出力する。
【0017】
RDC31は、ヘッドIC22から入力されたリード情報に所定の処理を施して復号化し、復号化した情報をHDC50へ出力する。またRDC31は、HDC50から入力された記録対象の情報に所定の処理を施して符号化し、この符号化した情報を記録情報としてヘッドIC22へ出力する。RDC31は、リード情報から磁気ディスク1上のトラックに定義されるセクタに係るアドレス情報を抽出し、抽出したアドレス情報をCPU41へ出力する。RDC31は、符号化及び復号化のための所定の処理において、RAM42をワークメモリとして利用する。
【0018】
CPU41は、NVRAM43に記憶されたプログラムに従って、HDD10に備えられた各ブロックを制御する。またCPU41は、VCM4及びSPM5の回転動作、及び磁気ディスク1への情報の記録を制御するプロセッサである。CPU41は、プログラムの実行においてRAM42をワークメモリとして利用する。
【0019】
本実施形態ではCPU41は、RDC31から入力されたアドレス情報に基づいて、セクタの物理アドレスを特定する。セクタの物理アドレスは、磁気ディスク1のトラックに定義される各セクタに割り当てられた物理的なアドレス情報である。またCPU41は、磁気ディスク1へ瓦記録方式で情報を記録し、欠陥セクタを交代セクタへ交代して記録する交代処理を実行する。CPU41は、HDC50を介して通知されるライトコマンドにより、情報の記録を開始する論理アドレスを通知される。またCPU41は、RDC31から入力された論理アドレスを、磁気ディスク1上で定義される物理セクタに変換する論物変換処理を実行する。
【0020】
RAM42は、RDC31、CPU41及びHDC50のワークメモリである。RAM42には揮発性メモリであるDRAMが適用される。
NVRAM43は、CPU41が実行するプログラムを記憶する不揮発性メモリである。NVRAM43に記憶されるプログラムは更新可能である。
HDC50は、ホスト装置100との間で情報を送信及び受信する通信処理を実行する。HDC50は、RDC31から入力された復号化した情報に所定の処理を施して符号化し、符号化した情報を送信情報としてホスト装置100へ送信する。またHDC50は、ホスト装置100から受信した受信情報に所定の処理を施して復号化し、復号化した情報を記録対象の情報としてRDC31へ出力する。例えばHDC50は、ホスト装置100との間でSATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格に準拠した通信処理を実行する。HDC50は、ホスト装置100から、データの記録を開始する論理アドレス及び記録データ長の情報を含むライトコマンドを受信した場合、受信したライトコマンドから論理アドレス及び記録データ長の情報を抽出する。抽出された論理アドレス及び記録データ長の情報はCPU41へ出力される。
【0021】
このような構成により、本実施形態に係るHDD10に備えられた複数のブロックによって、瓦記録方式で磁気ディスク1に情報が記録される。またホスト装置100から通知された論理アドレスは、磁気ディスク1上で定義される物理セクタに変換される。こうして論物変換処理されたアドレス情報に基づいて、交代処理及び更新処理が実行される。本実施形態では、欠陥セクタから交代セクタへの交代処理が実行された後で、欠陥セクタを含むトラック群の更新処理が効率よく実行される。すなわち本実施形態に係るHDD10によれば、瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行することができる。
【0022】
次に、図2を用いて、本実施形態に係るHDD10で実行される情報の更新処理の動作を説明する。図2は、本実施形態に係るHDD10で実行される情報の更新処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0023】
まずHDC50が、ホスト装置100から送信されたライトコマンドを受信する(S201)。HDC50は、受信したライトコマンドから、データの記録を開始する論理アドレス及び記録データ長の情報を抽出する。抽出された論理アドレスの情報はCPU41へ出力される。CPU41は、HDC50から入力された論理アドレスを物理アドレスに変換する(S202)。CPU41は、変換された物理アドレス(データの記録を開始する物理アドレス)とHDC50から入力された記録データ長に基づき、更新する情報に対応するセクタである更新セクタが含まれる第1トラック群を決定する(S203)。
【0024】
次にCPU41は、更新セクタの中に欠陥セクタがあるか否かを判定する(S204)。更新セクタの中に欠陥セクタがあると判定された場合(S204のYes)、CPU41は、第1トラック群と、存在が検出された欠陥セクタに対する交代セクタが含まれる第2トラック群とに対して、情報を更新すべく記録する(S205)。更新セクタの中に欠陥セクタがないと判定された場合(S204のNo)、CPU41は、第1トラック群の中に欠陥セクタがあるか否かを判定する(S206)。第1トラック群の中に欠陥セクタがない場合(S206のNo)、CPU41は、第1トラック群の全てのセクタに対して、情報を更新すべく記録する(S207)。第1トラック群の中に欠陥セクタがある場合(S206のYes)、CPU41は、第1トラック群の中の欠陥セクタ以外のセクタに対して、情報を更新すべく記録する(S208)。
【0025】
このようにして、ライトコマンドで指示された論理アドレスに対応する物理アドレスから決定される第1トラック群に対する情報の更新は、第1トラック群に欠陥セクタがあるか否かに応じて処理される。特に、更新セクタには欠陥セクタがなく、且つ、第1トラック群の中の更新セクタ以外に欠陥セクタがある場合、第2トラック群に対する情報の更新は行われない。すなわち本実施形態に係るHDD10によれば、瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行することができる。
【0026】
次に、図3を用いて、本実施形態に係るHDD10によって実行される更新処理の具体例を説明する。図3は、本実施形態に係るHDD10によって実行される更新処理の具体例を示す図である。
【0027】
図3に示す具体例は、第1トラック群がトラックT1〜T5の5本のトラックで構成される例である。この具体例では、第1トラック群の中に更新セクタ301、及び、第1トラック群の中の更新セクタ301以外のセクタに欠陥セクタ305が存在する。更新セクタ301はトラックT3に存在し、欠陥セクタ305はトラックT4のn番目のセクタに存在する。欠陥セクタ305に対する交代セクタ310は第2トラック群の中に割り当てられている。
【0028】
この具体例は、ホスト装置100から送信されたライトコマンドから特定される、データを記録するセクタが、更新セクタ301である場合に相当する。またこの具体例は、更新セクタ301には欠陥セクタ305を含む何れかの欠陥セクタがなく、且つ、第1トラック群T1〜T5の中の更新セクタ301以外に欠陥セクタ305がある場合に相当するので、CPU41は、第2トラック群に対する情報の更新は実行しない。CPU41は、第1トラック群に対する情報の更新として、トラックT1から更新セクタ301を含むトラックT3まで記録した後、トラックT4のn−1番目のセクタまで記録を継続する。その後CPU41は、欠陥セクタ305であるトラックT4のn番目のセクタへの記録は行わず、この欠陥セクタ305の次のセクタであるトラックT4のn+1番目のセクタへの記録を再開する。トラックT4の最後のセクタまでの記録が終了すると、CPU41はトラックT5に対して記録する。そしてCPU41は第2トラック群に含まれる交代セクタ310への記録は実行しない。
【0029】
すなわち本実施形態に係るHDD10によれば、瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、瓦記録方式で磁気ディスク1に情報が記録される。またホスト装置100から通知されたライトコマンドに係る論理アドレスから変換される物理アドレスに基づいて、交代処理及び更新処理が実行される。また欠陥セクタから交代セクタへの交代処理が実行された後で、欠陥セクタを含むトラック群の更新処理が実行される場合に、交代セクタが含まれるトラック群に対する更新処理を実行しない。すなわち情報の更新処理において、不要なシーク動作が行われなくなるので、更新処理でのパフォーマンス悪化を回避することができる。従って本実施形態に係るHDD10によれば、瓦記録方式が適用された交代セクタの情報の更新処理をより効率よく実行することができる。
【0030】
なお本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。また、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよく、さらに、異なる実施形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良い。
【符号の説明】
【0031】
1…磁気ディスク、2…スライダ、3…アーム、4…VCM(ボイスコイルモータ)、5…SPM(スピンドルモータ)、10…磁気ディスク装置(HDD)、21…モータドライバ、22…ヘッドIC、31…リードライトチャネルIC(RDC)、41…CPU、42…RAM、43…NVRAM、50…HDC(Hard Disc Controller)、100…ホスト装置、120…通信媒体(ホストI/F)、150…電子機器、301…更新セクタ、305…欠陥セクタ、310…交代セクタ、T1〜T4…トラック。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
瓦記録方式で情報が記録される情報用トラックと交代情報が記録される交代セクタを含む交代用トラックとを有する磁気ディスクと、
情報を更新する更新セクタと欠陥セクタとが含まれる複数の前記情報用トラックからなるトラック群を特定する特定手段と、
前記トラック群の中の前記更新セクタを除く他のセクタに前記欠陥セクタがある場合、前記交代セクタへの前記交代情報の更新を除外し、前記トラック群に対して情報を更新して記録する記録手段と、
を具備する情報記録装置。
【請求項2】
前記記録手段は、前記更新セクタには欠陥セクタがなく、且つ、前記トラック群の中の前記更新セクタ以外のセクタに前記欠陥セクタがある場合、前記交代セクタへの前記交代情報の更新を除外し、前記トラック群に対して情報を更新して記録する請求項1記載の情報記録装置。
【請求項3】
前記記録手段は、前記情報を更新する場合、前記トラック群の前記欠陥セクタを除く他の複数のセクタに対して、前記情報を更新して記録する請求項1又は2に記載の情報記録装置。
【請求項4】
前記交代用トラックには前記瓦記録方式で前記交代情報が記録される請求項1乃至3に記載の情報記録装置。
【請求項5】
瓦記録方式で情報が記録される情報用トラックと交代情報が記録される交代セクタを含む交代用トラックとを有する磁気ディスクを具備する情報記録装置で実行される情報記録方法であって、
情報を更新する更新セクタと欠陥セクタとが含まれる複数の前記情報用トラックからなるトラック群を特定し、
前記トラック群の中の前記更新セクタを除く他のセクタに前記欠陥セクタがある場合、前記交代セクタへの前記交代情報の更新を除外し、前記トラック群に対して情報を更新して記録する、
情報記録方法。
【請求項6】
ホスト装置と、
瓦記録方式で前記ホスト装置から送信された情報が記録される情報用トラックと交代情報が記録される交代セクタを含む交代用トラックとを有する磁気ディスクと、
情報を更新する更新セクタと欠陥セクタとが含まれる複数の前記情報用トラックからなるトラック群を特定する特定手段と、
前記トラック群の中の前記更新セクタを除く他のセクタに前記欠陥セクタがある場合、前記交代セクタへの前記交代情報の更新を除外し、前記トラック群に対して情報を更新して記録する記録手段と、
を具備する電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−79380(P2012−79380A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−223218(P2010−223218)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】