説明

情報送信装置及び情報送信プログラム

【課題】情報の送信先のスケジュールに基づいて、確実に情報を受け取れるように情報の送信スケジュールを決定する情報送信装置及び情報送信プログラムを提供する。
【解決手段】送信指示装置からの送信依頼を送信依頼受付部36が受け付けると、判断部40は、スケジュール登録部38に登録されている送信先装置またはその使用者のスケジュールを取得し、それに基づいて送信先装置またはその使用者が情報を受け取り可能か否かを判断する。受け取り可の場合には、スケジュール決定部42が情報の送信スケジュールを決定する。次に、情報送信部44が上記送信スケジュールに基づき、送信依頼があった送信先装置に情報を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報送信装置及び情報送信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、印刷装置による印刷スケジュールを管理する方法が種々提案されている。例えば、下記特許文献1には、グループウエアやスケジュールソフトウエアを用いてスケジュール情報を管理するスケジュール管理装置が開示されている。
【0003】
上記従来技術は、個人のスケジュール管理の中に印刷スケジュールを組み込んだものであり、FAXや分散出力に代表されるリモート出力のように、印刷指示者と印刷物受取者が同一ではない場合を想定したものではない。リモート出力の場合には、受け取り側(情報の送信先)が確実に印刷物を受け取れる時間に印刷出力を実行しないと、印刷物が長時間放置されてしまう可能性もある。
【特許文献1】特開2001−113796号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、情報の送信先のスケジュールに基づいて、確実に情報を受け取れるように情報の送信スケジュールを決定する情報送信装置及び情報送信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1記載の情報送信装置の発明は、情報の送信依頼を受け付ける送信依頼受付手段と、前記情報の送信先のスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、前記スケジュール登録手段に登録されたスケジュールに基づき、前記送信依頼の対象である送信先における前記情報の受け取りの可否を判断する判断手段と、前記判断手段が受け取り可と判断した場合に、情報の送信スケジュールを決定するスケジュール決定手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記判断手段は、前記送信先が受け取り不可と判断した場合に、代理で受け取り可能な送信先の有無を判定することを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、前記スケジュール決定手段が決定した送信スケジュールは、前記スケジュール登録手段に登録されることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項記載の発明において、前記スケジュール登録手段に登録された送信先のスケジュールが変更された場合に、前記スケジュール決定手段は、情報の送信スケジュールを更新することを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明において、前記スケジュール登録手段には、前記情報の送信先における機器の電源投入及び電源切断の時期も登録されていることを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明において、前記送信依頼受付手段が、前記情報の送信先として、人、グループまたは印刷装置の指定を受け付けることを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の情報送信プログラムの発明は、コンピュータに、情報の送信依頼を受け付ける送信依頼受付手段、前記情報の送信先の登録されたスケジュールに基づき、前記送信依頼の対象である送信先における前記情報の受け取りの可否を判断する判断手段、前記判断手段が受け取り可と判断した場合に、情報の送信スケジュールを決定するスケジュール決定手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比べて、送信先のスケジュールに基づいて、確実に情報を受け取れるように情報の送信スケジュールを決定することができる。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比べて、送信エラーを回避して、確実に情報を送信できる。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比べて、決定された送信スクジュールを送信先でも確認することができる。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比べて、送信先のスケジュールの変更に柔軟に対応することができる。
【0016】
請求項5記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比べて、送信先における機器の電源投入及び電源切断を使用者に確実に促すことができる。
【0017】
請求項6記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比べて、送信先をきめ細かく指定することができる。
【0018】
請求項7記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比べて、送信先のスケジュールに基づいて、確実に情報を受け取れるように情報の送信スケジュールを決定する情報送信プログラムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0020】
図1には、本発明にかかる情報送信装置を使用した情報送信システムの構成例が示される。図1において、情報送信システムは、所望の情報を送信する送信指示装置10、送信指示装置10が情報を送信する送信先装置12、送信先装置12またはその使用者のスケジュールを登録するスケジュール登録装置14、送信指示装置10から送信先装置12への情報送信を、スケジュール登録装置14に登録されたスケジュールに基づいて制御する送信制御装置16及びこれらの装置間において情報のやり取りを行うためのネットワーク等の通信手段18を含んで構成されている。なお、図1では、スケジュール登録装置14と送信制御装置16とを別の装置としているが、1つのコンピュータ上に実現してもよい。また、送信指示装置10及び送信先装置12は、複数であってもよい。
【0021】
上記送信指示装置10は、コンピュータまたはファクシミリ装置により構成することができる。また、送信先装置12は、コンピュータ及び印刷装置あるいはファクシミリ装置により構成することができる。さらに、スケジュール登録装置14及び送信制御装置16は、コンピュータにより構成することができる。
【0022】
図2には、上記コンピュータのハードウェア構成の例が示される。図2において、コンピュータは、中央処理装置(例えばCPUを用いることができる)20、ランダムアクセスメモリ(RAM)22、読み出し専用メモリ(ROM)24、通信インターフェース26、入力装置28、表示装置30及びハードディスク装置(HDD)32を含んで構成されている。また、これらの構成要素は、バス34により互いに接続されている。
【0023】
CPU20は、RAM22またはROM24に格納されている制御プログラムに基づいて、後述する各部の動作を制御する。RAM22は主としてCPU20の作業領域として機能する。
【0024】
また、通信インターフェース26は、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、ネットワークポート等の適宜な通信インターフェースにより構成され、CPU20が外部の装置とデータをやり取りするために使用する。
【0025】
また、入力装置28は、キーボード、ポインティングデバイス等により構成され、使用者が動作指示等を入力するために使用する。
【0026】
また、表示装置30は、液晶ディスプレイ等により構成され、各種情報を表示する。
【0027】
また、ハードディスク装置32は、大容量の記憶装置であり、後述する処理に必要となる種々のデータを記憶することができる。
【0028】
図3には、本発明にかかる情報送信装置の一実施形態の機能ブロック図が示される。図3において、情報送信装置は、送信依頼受付部36、スケジュール登録部38、判断部40、スケジュール決定部42及び情報送信部44を含んで構成されている。
【0029】
送信依頼受付部36は、例えば送信制御装置16を構成するCPU20とCPU20の処理動作を制御するプログラムとを含んで実現され、送信指示装置10からの情報の送信依頼を受け付ける。なお、送信依頼は、利用者が送信指示装置10に所望の情報とともに送信指示を入力することにより行う。この送信依頼は、送信先として送信先装置12またはその使用者を指定して行うが、送信先装置12の指定は、装置名称(例えば、部門××プリンタ)で行ってもよいし、IPアドレスのようなアドレス情報で行ってもよい。なお、装置名称で指定する場合には、送信依頼受付部36が、装置名称をアドレス情報に読み替える処理を行う。さらに、送信先は、上記送信先装置12の使用者が所属するグループとしてもよい。ただし、グループを指定する場合には、後述するスケジュール登録部38に、対象となるグループのスケジュールを登録しておく。また、送信依頼は、送信指示装置10から通信手段18を介して送信制御装置16に送信される。
【0030】
スケジュール登録部38は、例えばスケジュール登録装置14により実現され、送信先装置12またはその使用者のスケジュールを登録する。スケジュール登録部38に登録されたスケジュールは、送信指示装置10及び送信先装置12から参照できるように構成されている。
【0031】
判断部40は、例えば送信制御装置16を構成するCPU20とCPU20の処理動作を制御するプログラムとを含んで実現され、スケジュール登録部38に登録されたスケジュールに基づき、送信先装置12またはその使用者が、上記情報を受け取ることが可能か否かを判断する。
【0032】
スケジュール決定部42は、例えば送信制御装置16を構成するCPU20とCPU20の処理動作を制御するプログラムとを含んで実現され、上記判断部40が受け取り可と判断した場合に、情報の送信スケジュールを決定する。
【0033】
情報送信部44は、通信インターフェース26とこれをCPU20により制御するためのプログラムにより構成され、上記スケジュール決定部42が決定した送信スケジュールに基づき、上記情報を送信先装置12に送信する。なお、送信先装置12では、受信した情報を印刷装置またはファクシミリ装置により印刷出力する。
【0034】
図4には、スケジュール登録部38に登録された送信先装置12の使用者のスケジュールの例が示される。図4は、USER1のスケジュールの一部である。図4において、USER1は、通常の業務を行う居室が「115ルーム」であり、業務時間が9時から17時であり、昼休が12時から13時である。図4では、このUSER1の2006年12月22日から12月24日までのスケジュールが示されている。なお、スケジュール登録部38に登録されるスケジュールは、図4に示されたものに限定されず、任意の送信先装置12またはその使用者の任意のスケジュールを登録することができる。
【0035】
図5には、本発明にかかる情報送信装置の動作例のフローが示される。図5において、送信指示装置10の使用者が、送信先装置12の使用者への送信依頼を送信指示装置10から送信制御装置16に送り、送信制御装置16の送信依頼受付部36がこれを受け付けると(S1)、判断部40は、スケジュール登録部38に登録されている送信先装置12またはその使用者のスケジュールを取得する(S2)。なお、送信依頼には、所望の情報及び送信希望期限を含ませる。また、送信依頼は、複数の送信先装置12またはその使用者を対象としてもよい。さらに、送信依頼には、送信先装置12またはその使用者を代理して情報を受け取る代理送信先を設定してもよい。次に、判断部40は、取得したスケジュールに基づき、送信指示装置10の使用者が送信依頼した情報を、送信先装置12またはその使用者が受け取り可能か否かを判断する(S3)。
【0036】
S3において、判断部40が、送信先装置12またはその使用者が情報の受け取り可と判断した場合には、スケジュール決定部42が情報の送信スケジュールを決定する(S4)。スケジュール決定部42が決定した送信スケジュールは、スケジュール登録部38に登録され、送信先装置12からも参照することができる。
【0037】
ここで、送信指示装置10の使用者からの送信依頼の送信希望期限が2006年12月22日から24日の間であり、送信先装置12の使用者のスケジュールが図4に示されるものである場合の判断部40の判断例及びスケジュール決定部42の送信スケジュールの決定例を説明する。判断部40は、スケジュール登録部38から取得したスケジュール(図4)を参照し、12月22日の項目に「有休」の文字列があり、12月23日の項目に「休日」の文字列があるので、送信先装置12の使用者は情報の受け取りが不可であると判断する。
【0038】
一方、12月24日は、項目の9時から11時(9:00−11:00)の場所として「114会議室」の文字列があり、13時から14時の場所として「116会議室」の文字列がある。また、12時から13時が昼休であり、114会議室から116会議室への移動時間(予め設定しておく)も加算して、送信先装置12の使用者は情報の受け取りが不可であると判断する。これに対して、15時から17時の場所として「115ルーム」の文字列があるので、判断部40は、15時に受け取りが可能と判断する。なお、各項目の間の時間(空き時間という)の前後の項目における場所が「115ルーム」で有る場合に、その空き時間及びそれに続く項目の時間に受け取りが可能と判断してもよい。
【0039】
次に、上記判断部40の判断を受けて、スケジュール決定部42が送信処理所要時間を算出する。この送信処理所要時間は、送信指示装置10から送信先装置12へ情報を送信する所要時間、送信先装置12で印刷出力し、使用者が印刷された画像を確認するための所要時間を合計した時間であり、送信する情報の量に基づいて算出される。
【0040】
図6には、上記送信処理所要時を算出するための基準時間の例が示される。図6において、マージンとは、送信依頼された情報を送信制御装置16から送信先装置12へ転送する時間、及び送信先装置12において、転送された情報を印刷するための前処理時間(情報を受け取ってから印刷開始までの時間)を合算した時間である。なお、このマージンは、送信先装置12により異なるものであり、図6に記載された値に限定されるものではない。また、通常文書及びイメージ画像として記載された時間は、印刷出力されたそれぞれの種類の画像を、送信先装置12の使用者が確認するために要する時間である。画像の種類により確認に要する時間が異なるので、図6の例でも通常文書とイメージ画像で異なる時間が設定されている。なお、確認時間も、図6に記載された値に限定されるものではない。また、印刷実行時間は、送信先装置12側で受け取った情報を印刷装置またはファクシミリ装置により印刷出力するために要する時間である。この時間も、印刷装置またはファクシミリ装置により異なるので、図6に記載された値に限定されるものではない。
【0041】
スケジュール決定部42は、図6に示された基準時間に基づいて送信開始時刻を算出する。例えば、通常文書が30ページ、TIFFやJPEG等のイメージ画像が5ページの場合は、(30ページ×10sec)+(5ページ×30sec)=600sec=10分の確認時間と、マージン300sec=5分と、(35ページ×2sec)=70sec=1分10秒の印刷時間とを加算し、情報の転送から印刷出力及び確認に要する送信処理所要時間は16分10秒となる。そこで、スケジュール決定部42は、15時から10分間を確認時間とし、14時53分50秒を送信開始時刻として決定する。
【0042】
ここで、図5に戻り、S3において、判断部40が、送信希望期限において送信先装置12またはその使用者が情報の受け取り不可と判断した場合には、判断部40は代理送信先が設定されているか否かを判定する(S5)。代理送信先が設定されていると判断した場合には、送信先を代理送信先に変更し(S6)、S3からのステップを繰り返す。
【0043】
一方、S5において代理送信先が設定されていないと判断した場合には、判断部40がエラーを発生する(S7)。
【0044】
次に、スケジュール決定部42は、全ての送信先装置12またはその使用者への送信スケジュールの決定処理(S2からS7の処理)が終了したか否かを確認し(S8)、決定処理が終了していない送信先装置12またはその使用者が有る場合には、S3からのステップを繰り返す。
【0045】
S8において、送信スケジュールの決定処理が終了した場合には、S7でエラーとなった送信先装置12を除いて、S4で決定した送信スケジュールに基づき、情報送信部44が送信依頼された送信先装置12に送信依頼された情報を送信する(S9)。これにより、各送信先装置12において上記情報が印刷出力される。
【0046】
なお、上記S4において決定された送信スケジュールは、スケジュール登録部38に登録された送信先装置12のスケジュールが変更された場合に、スケジュール決定部42が、変更後のスケジュールに応じて更新する構成とするのが好適である。このため、スケジュール決定部42が、スケジュール登録部38に登録されたスケジュールを監視する構成とする。
【0047】
また、スケジュール登録部38には、送信先装置12の印刷装置等の機器の電源投入及び電源切断の時期を登録するのが好適である。
【0048】
上述した、図5の各ステップを実行するためのプログラムは、記録媒体に格納することも可能であり、また、そのプログラムを通信手段によって提供することもできる。その場合、例えば、上記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えることもできる。
【0049】
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
【0050】
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去および書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
【0051】
上記のプログラムまたはその一部は、上記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
【0052】
さらに、上記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明にかかる情報送信装置を使用した情報送信システムの構成例を示す図である。
【図2】コンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
【図3】本発明にかかる情報送信装置の一実施形態の機能ブロック図である。
【図4】スケジュール登録部に登録された送信先装置の使用者のスケジュールの例を示す図である。
【図5】本発明にかかる情報送信装置の動作例のフロー図である。
【図6】送信処理所要時を算出するための基準時間の例を示す図である。
【符号の説明】
【0054】
10 送信指示装置、12 送信先装置、14 スケジュール登録装置、16 送信制御装置、18 通信手段、20 CPU、22 RAM、24 ROM、26 通信インターフェース、28 入力装置、30 表示装置、32 ハードディスク装置、34 バス、36 送信依頼受付部、38 スケジュール登録部、40 判断部、42 スケジュール決定部、44 情報送信部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報の送信依頼を受け付ける送信依頼受付手段と、
前記情報の送信先のスケジュールを登録するスケジュール登録手段と、
前記スケジュール登録手段に登録されたスケジュールに基づき、前記送信依頼の対象である送信先における前記情報の受け取りの可否を判断する判断手段と、
前記判断手段が受け取り可と判断した場合に、情報の送信スケジュールを決定するスケジュール決定手段と、
を備えることを特徴とする情報送信装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報送信装置において、前記判断手段は、前記送信先が受け取り不可と判断した場合に、代理で受け取り可能な送信先の有無を判定することを特徴とする情報送信装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の情報送信装置において、前記スケジュール決定手段が決定した送信スケジュールは、前記スケジュール登録手段に登録されることを特徴とする情報送信装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項記載の情報送信装置において、前記スケジュール登録手段に登録された送信先のスケジュールが変更された場合に、前記スケジュール決定手段は、情報の送信スケジュールを更新することを特徴とする情報送信装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項記載の情報送信装置において、前記スケジュール登録手段には、前記情報の送信先における機器の電源投入及び電源切断の時期も登録されていることを特徴とする情報送信装置。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか一項記載の情報送信装置において、前記送信依頼受付手段は、前記情報の送信先として、人、グループまたは印刷装置の指定を受け付けることを特徴とする情報送信装置。
【請求項7】
コンピュータに、
情報の送信依頼を受け付ける送信依頼受付手段、
前記情報の送信先の登録されたスケジュールに基づき、前記送信依頼の対象である送信先における前記情報の受け取りの可否を判断する判断手段、
前記判断手段が受け取り可と判断した場合に、情報の送信スケジュールを決定するスケジュール決定手段、
として機能させることを特徴とする情報送信プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−94685(P2009−94685A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−261905(P2007−261905)
【出願日】平成19年10月5日(2007.10.5)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】