説明

情報通信表示システム

【課題】携帯式パソコンを、結線作業の煩わしさ無しでデスクトップ型と同様に軽快に使用可能とする。
【手段】システムはテーブルの天板4を有しており、天板4には無線アンテナとして機能する導波シート10が配置されている。天板4には大画面のモニター装置15とキーボード16(及び/又はマウス17)が定置されており、かつ、テーブル3又はその近くに中間制御装置18が配置されている。ポータブルパソコン14は導波シート10を介してハブ20に接続されており、モニター装置15は中間制御装置18を介してハブに接続されている。キーボード16及びマウス17の信号は中間制御装置18に設けた操作信号受信器23に送信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、無線アンテナとして機能する導波シートを使用した情報通信表示システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
パソコン(パーソナルコンピュータ)のような電子機器をネットワークとして使用する場合、通信形態は有線方式と無線方式とに分けられる。このうち無線方式は配線作業の手間が不要である利点や機器の配置に制約がない等の多くの利点があるが、従来の無線LANシステムでは天井や壁等にアンテナを配置して、室内の全ての機器とアンテナとの間で信号(電波)の送受信が行われるようになっており、このため電波はある程度の強さが必要であり、その結果、外部からの傍受が可能になってセキュリティに劣るという問題があった。
【0003】
しかし、無線方式であっても電波の届く範囲が例えばパソコンから1m程度のように狭い範囲に限られる場合には、傍受の可能性は事実上なくなって有線方式と同じ高いセキュリティを確保できる。この点に着目して、微弱な電波でパソコンと通信可能な導波シート(信号伝達装置)が特許文献1に開示されている。この導波シートは、表裏両面のうち一方の面(表面)は電波の入射・出射が行われる通信面になって、他方の面(裏面)は電波が通らないシールド面になっている。
【0004】
この導波シートは、例えば通信面を上にした状態でテーブルの上面に載置して使用されている。導波シートは通信用コネクタ(インターファース装置)及び中継装置(変換器)とセットで使用される。すなわち、通信用コネクタにはケーブルが接続されており、このケーブルは周波数の変換等を司る中継装置に接続されており、かつ、中継装置はサーバ等のネットワーク機器に接続されている。
【0005】
導波シートはLANシステムのアンテナとして機能しており、例えば無線通信方式のパソコンを全体的に又は部分的に導波シートに載せたり近づけたりすると、導波シートとパソコンとの間で電波の送信と受信が行われる(パソコン使用できる距離は電波の強さやパソコンの構造によって相違する。)。
【0006】
導波シートの内部を伝わる電波の強さや周波数は、中継装置で調節することができる。従って、導波シートを通る電波の強さを、パソコンを導波シートに重ねるか近づけないと送受信ができない程の強さに設定しておくことにより、高いセキュリティを確保した状態で無線方式のパソコンを使用できる。
【特許文献1】特開2007−082178号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
パソコンはテーブル(机)において使用することが一般的であり、従って、導波シートも一般にテーブルの上面に配置される。そして、導波シート付きのテーブルの使用態様としては、特定エリアを特定人の固定席としてここにデスクトップ型のパソコンを置くという態様もあるし、テーブルの全体を使用者が特定されていない自由席として、必要に応じて誰かがどこかを使用するというノンテリトリアル方式とする態様もある。或いは、テーブル(若しくは複数のテーブルから成るテーブル装置)のうち一部だけを固定席(指定席)として残りは自由席とする、という一部固定方式を採用することもある。
【0008】
そして、自由席にしても固定席にしてもノート型パソコンの使用率が高く、特に外回りが多い人の場合はそのすべてがノート型パソコンを使用している。従って、導波シートを配置したテーブルは、パソコンの機動性を高めるという点で、ノート型パソコンの使用に特に好適であると言える(いちいちLANケーブルを接続する手間が不要である。)。
【0009】
しかし、ノート型パソコンの欠点として、モニター(ディスプレイ)の画面やキーボードがデスクトップ型に比べて小さいという問題がある。正確には、携帯性という性質上、デスクトップ型のように大画面のモニターや大きなキーボードを採用できないという問題がある。特に、近年はパソコンは高性能化に伴って小型化が進んで、従来のノート型よりも更に小さいモバイルパソコンも普及しているが、このモバイルパソコンは画面が小さいために見ずらいと共に、キーは小さくしかも数が少ないため操作しにくいという問題が顕著に現れる。
【0010】
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、導波シートの機能を利用して上記問題を解消せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本願発明は情報通信表示システムに係るものであり、請求項1の発明では、無線方式パソコンに代表される(或いは例示される)無線通信機能付き電子機器と電波をやりとりできる導波シートと、前記電子機器のディスプレイとして機能するモニター装置と、前記モニター装置に画像信号を送る画像中継機とを有しており、前記電子機器が、前記導波シート及びネットワーク回線を通じて前記画像中継機及びモニター装置と結ばれるようになっている。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1において、更に、前記電子機器を操作できる無線方式又は有線方式の操作器具と、前記操作器具からの信号を受ける操作信号受信器とが設けられており、前記導波シートと前記操作信号受信器とネットワーク回線とを通じて前記操作器具にて前記電子機器が操作されるようになっている。また、請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記画像中継機と操作信号受信器とは一つの外観を呈する状態にユニット化されている。
【0013】
請求項4の発明は、無線方式パソコンに代表される無線通信機能付き電子機器との間で電波を送受信できる導波シートと、前記電子機器を操作できる無線方式又は有線方式の操作器具と、前記操作器具からの信号を受ける操作信号受信器とが設けられており、前記電子機器が、前記導波シート及びネットワーク回線を通じて操作信号受信器と結ばれるようになっている。
【0014】
請求項5の発明は請求項1〜4の発明をより具体化したものであり、この発明では、前記導波シートが上面に配置されているテーブルを備えている。
【発明の効果】
【0015】
請求項1の発明によると、導波シートを使用する電子機器がノート型或いはモバイル型パソコンのように携帯式で小型のものであっても、データを別のモニター装置で見ることができる。そして、モニター装置は定置式として見易い大きな画面のものを使用できるため、使用者の目の負担を軽減できると共にワーキングの能率を向上できのである。
【0016】
なお、モニター装置ではデジタル化された各種の情報類を表示できるが、ここにいう「情報」とは、パソコン等の電子機器に格納されていたり作成されたりしたものだけでなく、電子機器を通じて(又は独自)にネットワークから取り出したものや、CD等のディスク類やUSBチップ等のチップ類のような外部記憶装置に格納されているデータも含んでいる。
【0017】
そして、パソコン等の電子機器とモニター装置とはケーブルで繋ぐ必要はないため、使用者の手間を著しく軽減できると共に、ミーティング等の作業も素早く行うことができるのである。
【0018】
請求項2及び請求項4の構成では、操作器具として例えばデスクトップパソコン用のキーボードやマウスを使用できるため、操作性も格段に向上できる。なお、ノート型パソコンを無線方式のキーボードやマウスで直接に操作することも可能であるが、請求項2及び請求項4のように操作信号受信器を設けると、パソコンのUSBポート(LANポート)等にいちいちアンテナを差し込む必要がないため使用者の手間を軽減できると共に、アンテナを持参していない場合もマウス等を使用できる利点がある。更に、例えばLANを通じて他のパソコン類にアクセスすることが容易になる利点がある。
【0019】
画像中継機と操作信号受信器とは別々の外観の物とすることも可能であるが、請求項3のように両者を一体にユニット化すると、全体がすっきりして取り扱いもしやすい利点がある。また、パソコン類はテーブルで使用することが殆どであるため、本願発明は請求項5のようにテーブルに組み込むことで真価が強く発揮される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
(1).第1実施形態の概要
図1〜図3では第1実施形態を示している。図1は本願発明をテーブル装置に組み込んだ場合の外観の一例を示す斜視図、図2は構成要素の配置概念図、図3は図2の部分平面図である。
【0022】
本実施形態が適用されているテーブル装置は、細長い天板2が背中合わせに配置されたメインテーブル1と、1枚の天板4を有するエンドテーブル3が使用されており、2つのメインテーブル1を平面視で直列に配置して、一つのメインテーブル1の端面に重なる状態でエンドテーブル3が配置されている。各テーブル1、3において天板2,4は板状の脚5,6で支持されている。なお、テーブル1,3の使用態様はユーザーに委ねられているが、図面のようなレイアトウトの場合は、エンドテーブル3は管理職が使用することが多いといえる。
【0023】
メインテーブル1における2つの天板2の間には配線空間7が開口しており、配線空間7には着脱自在なダクトカバー8が複数個配置されている。また、メインテーブル1における配線空間の個所には配線ダクト9が配置されている。本実施形態では、2つのメインテーブル1はその当接部において1つの脚5(中間脚)を共用しているが、それぞれ個別に脚を設けることも可能である。中間部の脚に配線ダクト9に連続する配線用切欠きを設けることも可能である。
【0024】
各天板2,4には導波シート10を配置している。各導波シート10は各天板2,4の奥行き(前後幅寸法)の半分程度の幅寸法であり、各天板2,4において背面に寄った部位に設けている。導波シート10はそれぞれ天板2,4の左右幅と同じに設定している。導波シート10は天板2,4に重ねただけでも良いし、机上面が全体としてフラットになるように一体に埋め込んでも良い。また、導波シート10を天板2,4に重ねただけの場合は、接着剤や両面テープで固定することも可能である。
【0025】
導波シート10の構造の一例として、金属箔を格子状に打ち抜いた芯材と、この芯材が埋設された樹脂製の芯層と、芯層の上面に一体に設けた上保護層と、芯層の下面に一体に設けた金属製のシールド層と、シールド層を覆う下保護層とからなっているものが挙げられる。従って、導波シート10はその内部に電波が通り得ると共に、上面は電場の出射・入射が行われる通信面になっている。
【0026】
メインテーブル1における2枚の導波シート10の端面には、配線空間7の個所に配置した中継シート11が当接している。中継シート11は導波シート10と同じ材料であり、通信面を下向きにして配置している。従って、中継シート11はその下面において電波の入射・出射が行われる。なお、中継シート11はブラケット等で支持されていると共にカバーで覆われているが、これらは省略している。
【0027】
(2).通信表示システムのための他の装置・相互関連
導波シート10は無線LANシステムの無線アンテナとして機能するものであり、導波シート10を含むシステムの構成部材として、導波シート10との間で電波のやりとりを行うケーブル付きのコネクタ12(インターフェース装置)と、コネクタ12が接続された周波数変換器(中継機,アクセスポイント)13とが存在している。メインテーブル1では1つのコネクタ12が中継シート11の下面に当接して(接着されて)おり、従って、1つのコネクタ12で前後2枚の導波シート10を使用できる。
【0028】
本実施形態では各テーブル1,3で個別に周波数変換器13を使用しており、図ではエンドテーブル3で使用する周波数変換器13だけを表示している。エンドテーブル3で使用する周波数変換器13は近接したメインテーブル1の配線ダクト9に載置している。敢えて述べるまでもないが、各メインテーブル1で使用する周波数変換器13はそれぞれの配線ダクト9に載せている。
【0029】
テーブル1,3では、ノート型パソコン14やポータブルパソコン14′を使用できる。これらは無線方式電子機器の一例である。ノート型パソコン14やポータブルパソコン14′は使用者が持ち歩いている携帯式のものであるが、例えばエンドテーブル3には、液晶等のモニター装置15と、無線方式操作器具の例としてのキーボード16及びマウス17を載置している。モニター装置15の大きさはユーザーが任意に選定できるが、一般には19インチ以上程度のものが見やすくて好ましいと言える。
【0030】
エンドテーブル3が当接しているメインテーブル1のダクトカバー8に、中間制御装置18を配置(載置)している。中間制御装置18は、モニター装置15に画像信号を送る画像送信機(或いは画像中継機)としての機能と、キーボード16及びマウス17からの信号を受ける制御信号受信器能とを有している。中間制御装置18は、キーボード16及びマウス17からの無線信号が弱くても的確に受信できるように、なるべくキーボード16及びマウス17に近い場所に配置するのが好ましいと言える。従って、エンドテーブル3に配置しても良い。
【0031】
キーボード16及びマウス17で使用する無線信号の周波数帯は特に限定はないが、本実施形態では赤外線を使用している。中間制御装置18は画像処理機能を有する一種の信号分配器であり、入力及び出力のための複数のUSBポートを有している。そして、メイン入力ポート19はLANケーブルを介してスイッチングハブ20に接続されており、サーバ21に接続されており、1つのポート21はLANケーブルを介してモニター装置15に接続されている。また、1つのポート22には、キーボード16及びマウス17の赤外線信号を受信(受光)する操作信号受信器23を接続(装着)している。
【0032】
図2,図3に一点鎖線及び点線も追加して示すように、中間制御装置18の2つのポート22に受信チップ23を装着して、両者をキーボード用とマウス用とに役割分担させても良い(混線防止のためにこちらが好適であると言える。)。各周波数変換器13はハブ20を介してサーバ24に接続されている。
【0033】
図5(A)は第1実施形態における各装置・器具間での信号の流れを示すブロック図であり、1本線の矢印はキーボード16,マース17,パソコン14,14′から発せられた画像信号の流れ(やりとり)を示し、白抜き矢印はパソコン14,14′とサーバ24との間での信号のやりとりの流れを示している。
【0034】
本実施形態では、コネクタ12とハブ20とを結ぶ回線(ケーブル)、及び、中間制御装置18とハブ20とを結ぶ回線とで最小限のネットワーク回線が構成されており、かつ、ハブ20とサーバ24とを接続したり、ハブ20やサーバ20にパソコンやプリンタ、スキャナー等を接続することでLANが構成されている。
【0035】
(3).まとめ
さて、エンドテーブル3の使用者はポータブルパソコン14′を使用していると仮定しているが、ポータブルパソコン14′は画面が小さくて見にくく、また、キーは小さいとと共に数が少ないため操作しづらい。しかるに、本実施形態では、ポータブルパソコン14′はON状態で導波シート10と送受信可能な状態にしておいて、キーボード16やマウス17を操作してポータブルパソコン14′の操作を使用できる。すなわち、キーボード16やマウス17の制御信号がハブ20を介してポータブルパソコン14′に伝達されて、ポータブルパソコン14′を操作できる。かつ、画像は大きな画面の定置式モニター装置15に表示できる。
【0036】
換言すると、ポータブルパソコン14′はパソコンの本体としてのみ機能させて、操作は大きなキーボード16及び(又は)マウス17で行い、表示は大画面のモニター装置15で行えるのである。従って、デスクトップ型パソコンと同様の快適な使い勝手を実現できる。そして、一々ポータブルパソコン14′とキーボード16,マウス17・モニター装置15とをケーブルで繋ぐ必要はないため、人の手間も軽減できると共に、打ち合わせや文書類作成等の作業に迅速に取りかかることができるのである。
【0037】
ポータブルパソコン14′に格納されている画像のみを見たいという場合は複雑な操作は必要ないので、この場合はキーボード16やマウス17は使用せずに、ポータブルパソコン14′を操作して画像をモニター装置15に表示すること可能てある。すなわち、ポータブルパソコン14′の画面の代わりに定置式のモニター装置15だけを使用することも可能である。また、条件が許せば、キーボード16及びマウス17でポータブルパソコン14′を直接に操作することもできる。
【0038】
(4).他の実施形態
上記の実施形態はエンドテーブル3の個所のみをシステムに組み込んだ場合であったが、図4ではテーブル装置の全体をシステムに組み込んでいる。すなわちこの実施形態では、メインテーブル1の使用者に対応した複数の中間制御装置18が配置されており、各中間制御装置18はハブ20にLANケーブルで接続されている。また、本実施形態では、共通したモニター装置の例としてプロジェクター25を有している。プロジェクター25はハブ20に接続されている。プロジェクター25の映像はスクリーン26に写してもよいし、室の壁等に写してもよい。
【0039】
図面では明示していないが、中間制御装置18には図2,3に示した操作信号受信器23を設けている。なお、本実施形態では、マウス17のような操作器具の無線信号を受信する受信器が使用者に対応して配置されておればよいのであり、中間制御装置18を使用者の数だけ用意せねばならない訳ではない。例えば円形のテーブルに適用する場合は、中間制御装置18は中央に1台だけ配置して、1台の中間制御装置18に使用者の個数の受信器を設けたらよいのである。本実施形態では、画像中継機(或いは画像中継機能)は、ハブ20とプロジェクター25との間に介在させても良いし、プロジェクター25に内蔵しても良い。
【0040】
図1に一点鎖線で示すように、メインテーブル1に、使用者ごと(或いは2人に1台)に定置式のモニター装置15を配置したり、メインテーブル1に使用者に応じたキーボード16やマウス17を配置することも可能である。
【0041】
図5(B)のブロック図は第2実施形態に対応している。この図においても、1本線の矢印はキーボード16,マース17,パソコン14,14′から発せられた画像信号の流れ(やりとり)を示し、白抜き矢印はパソコン14,14′とサーバ24との間での信号のやりとりの流れを示している。
【0042】
図5(C)は、パソコン14,14′のUSBポートに操作信号受信器23を接続してキーボード16又はマース17を使用する場合を示している。導波シート10で使用する電波の周波数帯と操作信号受信器23で使用する電波の周波数帯とを変えることで、このような使用態様を採ることも可能である。モニター装置15に画像中継機能を内蔵することも可能である。
【0043】
図では表示していないが、モニター装置15を有する場合、キーボード16やマウス17等の操作装置からの信号伝達手段として導波シート10を使用すること(すなわち、導波シート10をマウス17等のアンテナとして機能させること)も可能であり、この場合は、システム全体の構造がより簡単になぐた利点がある。
(5).その他
本実施形態は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えばモニター装置としては背面照射式ディスプレイなど様々のものを採用できる。画像中継機の機能や構造もモニター装置の種類によって相違する。テーブル装置として具体化する場合、テーブルの形状やレイアウトをユーザーが自由に設定できることはいうまでもない。
【0044】
キーボードやマウスのような操作器具は、有線方式として操作信号受信器に接続することも可能である。操作器具は定置されているので、有線であっても使用者が接続作業の負担を強いられることはない。また、無線傍受の心配がない点や通信の安定性に優れている利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】第1実施形態の外観の一部を示す斜視図である。
【図2】構成要素の配置概念図である。
【図3】図2の部分平面図である。
【図4】第2実施形態を示すブロック図である。
【図5】機能ブロック図である。
【符号の説明】
【0046】
1 メインテーブル
2,4 天板
3 エンドテーブル
10 導波シート
11 中継シート
12 コネクタ
13 周波数変換器(アクセスポイント)
14 ノート型パソコン
14′ ポータブルパソコン
15 モニター装置
16 キーボード
17 マウス
18 中間制御装置
20 ハブ
23 操作信号受信器
24 サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線方式パソコンに代表される無線通信機能付き電子機器と電波をやりとりできる導波シートと、前記電子機器のディスプレイとして機能するモニター装置と、前記モニター装置に画像信号を送る画像中継機とを有しており、前記電子機器が、前記導波シート及びネットワーク回線を通じて前記画像中継機及びモニター装置と結ばれるようになっている、
情報通信表示システム。
【請求項2】
更に、前記電子機器を操作できる無線方式又は有線方式の操作器具と、前記操作器具からの信号を受ける操作信号受信器とが設けられており、前記導波シートと前記操作信号受信器とネットワーク回線とを通じて前記操作器具にて前記電子機器が操作されるようになっている、
請求項1に記載した情報通信表示システム。
【請求項3】
前記画像中継機と操作信号受信器とは一つの外観を呈する状態にユニット化されている、
請求項1又は2に記載した情報通信表示システム。
【請求項4】
無線方式パソコンに代表される無線通信機能付き電子機器との間で電波を送受信できる導波シートと、前記電子機器を操作できる無線方式又は有線方式の操作器具と、前記操作器具からの信号を受ける操作信号受信器とが設けられており、前記電子機器が、前記導波シート及びネットワーク回線を通じて操作信号受信器と結ばれるようになっている、
情報通信表示システム。
【請求項5】
更に、前記導波シートが上面に配置されているテーブルを備えている、
請求項1〜4のうちの何れかに記載した情報通信表示システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2010−108353(P2010−108353A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−281313(P2008−281313)
【出願日】平成20年10月31日(2008.10.31)
【出願人】(000139780)株式会社イトーキ (833)
【Fターム(参考)】