説明

手動用具または工具用のハンドル接続機構

器具2は双円錐状貫通孔を有し、ハンドル上には、ハンドル・ヘッド1が差込まれる前記孔の表面に一致する外側表面を備えたハンドル・ヘッド1が在る手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。ハンドル・ヘッド1は内側孔40を呈し、その出口31における退出角度区域Z内には、退出角度区域Zに対して圧力が付与されたときに前記区域を前記孔に対して面一に嵌合させる楔状部材5が在る。ハンドル接続機構は、締着ネジ7を有し、その本体16は楔状部材5を貫通し、前記本体はハンドル1のヘッドに対して螺条15、15により直接的/間接的に螺着され、前記ネジは、前記器具2に対して直接的/間接的に当接するヘッド(9)を有し、ハンドル1のヘッドが締着ネジ7に関してナットの様に作用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
手動の器具、用具、工具または道具は、たとえば、金槌、帚(ほうき)、ネジ回し、斧、手斧、櫓(オール)、ステッキ、平鍋、料理用具などの器具/工具アセンブリに対して接続されるべきハンドルを有する。
【背景技術】
【0002】
この接続機構は、使用および継続的な強打により劣化することで、不都合な摩耗および間隙を引き起こす。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的により解決されるべき課題は以下のものである。すなわち、ハンドルと器具との間における調節可能および/または正確な接続機構;経時的な使用および強打に対しても間隙なしで維持される接続機構;調整/締め付けされ得る接続機構;および、分離を防止すると共にハンドルが器具から脱落するのを防止する高度に安全な接続機構。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の接続機構を用いることにより、器具の耐用寿命が延びると共に、時間が経過してもその特性は、まさに最初に使用されたときの様に維持される。
【0005】
特に、本発明に係る手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構は、
a)前記用具は、前記ハンドルのヘッドが嵌合される孔を有し、且つ、
b)前記ハンドル接続機構は、前記ハンドルのヘッドに対して直接的/間接的に螺着される締着ネジであって、前記ハンドル・ヘッドが前記締着ネジに対して圧力を及ぼす如き様式で前記用具に対して直接的/間接的に当接するヘッドを備える締着ネジを有することを特徴とする。
【0006】
前記ハンドル接続機構は、前記締着ネジは前記ハンドル・ヘッドに取付けられた第3要素により前記ハンドル・ヘッド内に間接的に螺着され、この第3要素および前記ハンドル・ヘッドは異なる材料から作成される事実によっても特徴付けられる。
【0007】
前記ハンドル接続機構は、前記締着ネジの前記ヘッドは、前記ヘッドが貫通する前記器具の出口に形成された差込部内に嵌合された停止用ワッシャにより、前記器具に対して間接的に当接することも特徴とする。
【0008】
前記ハンドル接続機構は、前記器具および前記第3要素は金属製であり且つ前記ハンドルのヘッドは非金属であることも特徴とする。
【0009】
前記ハンドル接続機構は、前記孔および前記ハンドルのヘッドが完全に密封された水密シールにより相互に嵌合されることも特徴とする。
【0010】
前記ハンドル接続機構はまた、
a)前記器具は、好適には貫通孔である孔であって、好適には相互に収束する入口区域および出口区域から成る孔を有し、
b)前記ハンドルは進入角度区域および退出角度区域を備えたハンドル・ヘッドを有し、前記進入角度区域の外側表面は前記区域が挿入される前記孔の対応表面に一致し、前記ハンドル・ヘッドは前記退出角度区域の前記出口における楔状部材を備えた内側孔を呈し、前記楔状部材は前記退出角度区域に対して圧力が付与されたときに前記退出角度区域を、前記退出角度区域が挿入された前記孔の対応退出角度区域に対して面一に嵌合させ、
c)前記ハンドル接続機構は、本体が前記楔状部材を貫通する締着ネジを有し、前記ネジは、前記ハンドルのヘッドに対して直接的/間接的に螺着され、前記ハンドルのヘッドが前記締着ネジに関するナットの様に作用する如く前記器具に対して直接的/間接的に当接するヘッドを備える、
ことも特徴とする。
【0011】
前記ハンドル接続機構は、前記ハンドル接続機構が、前記締着ネジのヘッドと、前記器具との間、または、前記器具に対して直接的/間接的に結合された要素との間に機械的引張力初期化手段を備えることも特徴とする。
【0012】
前記ハンドル接続機構は、前記締着ネジのヘッドが楔状部材により前記器具に対して間接的に当接することも特徴とする。
【0013】
前記ハンドル接続機構は、前記締着ネジのヘッドが、前記貫通孔の前記出口において前記器具に嵌合された停止用ワッシャにより前記器具に対して間接的に当接することも特徴とする。
【0014】
前記ハンドル接続機構は、前記ハンドル接続機構が前記締着ネジのヘッドと前記楔状部材との間に機械的引張力初期化手段を備えることも特徴とする。
【0015】
前記ハンドル接続機構は、前記ハンドル接続機構が前記締着ネジのヘッドと前記停止用ワッシャとの間に機械的引張力初期化手段を備えることも特徴とする。
【0016】
前記ハンドル接続機構は、前記楔状部材と前記停止用ワッシャとの間に機械的二次引張手段が在ることも特徴とする。
【0017】
この接続機構は、上述されたハンドル/器具の接続機構に関する問題を効果的に解決する。
【0018】
それは、(前記楔状部材による圧力の後で)前記ハンドルの円錐状もしくは双円錐状のヘッドの接触表面全体に沿い、且つ、前記器具の円錐状もしくは双円錐状の貫通孔内において、円錐状接続機構もしくは両方とも双円錐状の接続機構の雄/雌要素間における(逆方向の)阻止力および引張力を以て嵌合される接続機構である。これらの引張力は一定であることが好適である。
【0019】
本発明の目的をより良く理解するために図面は、基本構造を損なわない付帯的変更をともなう好適な様式の実施形態を表す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下においては、本発明の実施形態の非限定的な例が記述される。
【0021】
器具は雌機能を果たすことから、前記器具は、ハンドル(1)のヘッドであって雄機能を果たすヘッドが差込まれる孔(11)を有する。孔(11)は、貫通孔とされても良く(図1)、されなくても良い(図2)。
【0022】
孔(11)の表面領域およびハンドル(1)の前記ヘッドの外側表面領域は相互に完全に一致かつ嵌合される、と言うのも、たとえば両者は精密加工されているからである。
【0023】
両方の表面間の嵌合は完全である。
【0024】
孔(11)の表面は収束しており、その断面の表面は前記孔の一端から他端に亙り減少することを意味し、故にこの区画は円形、楕円または多角形などの任意の形状を有し得る。
【0025】
図1においては貫通孔(11)の出口にて、たとえば停止用ワッシャ(5)を固定差込部(10)内に嵌合することで前記停止用ワッシャ(5)は器具(2)に対して締着されることが理解され得る。
【0026】
ハンドル(1)のヘッドを器具(2)に対して結合する締着ネジ(7)が在ることから、前記ハンドル(1)は、たとえば前記ハンドルのヘッド内に深く貫通する先鋭突出部(12)の螺条(13)を螺着挿入することにより、または、他の任意の従来手段により、ハンドル(1)のヘッドに対して締着された第3要素(3)(引張りシャフト)を備える。
【0027】
第3要素(3)の本体(14)は、任意の種類の断面を有し得る。
【0028】
締着ネジ(7)はその本体(16)により第3要素(3)の本体(14)内へと螺着(15)されると共に、前記締着ネジは直接的/間接的に器具(2)に対して当接せねばならない。この場合(図1)、前記締着ネジは停止用ワッシャ(5)により間接的に当接している。故に、締着ネジ(7)は停止用ワッシャ(5)を貫通すると共に前記締着ネジ(7)のヘッド(9)はこの停止用ワッシャ(5)に対して当接し、且つ、前記2個の部材間には、定常引張力ワッシャ(6)、または、たとえばスプリング、弾性プレートなどの他の機械的な引張手段が在る。
【0029】
締着ネジ(7)は強弱自在に締め付け可能であり、孔(11)内においてハンドル(1)のヘッドと器具(2)との間に生ずる間隙は補正され得る。
【0030】
第3要素(3)の本体(14)内における締着ネジ(7)の螺条(15)に対しては、たとえばプラスチック製の自動ロック片(4)が装着される。
【0031】
図1における如く停止用ワッシャ(5)と第3要素(3)との間に補足的要素として回転防止ピン(8)が在るが、それは停止用ワッシャ(5)とハンドル(1)のヘッドとの間に配置され得る。それはまた、器具(2)とハンドル(1)のヘッドとの間、または、これらの要素の内の幾つかの間に同時に配置され得る。
【0032】
回転防止ピン(8)は、キー、または、他の同等の機械的要素により置き換えられ得る。
【0033】
第3要素(3)の材料は、ハンドル(1)のヘッドの材料と異なる。たとえばハンドル(1)のヘッドは木材もしくは合成材料であると共に、第3要素(3)は金属であり、または、両方の要素が非金属とされ得る。
【0034】
通常、器具(2)自体は金属製である。
【0035】
図2においては、締着ネジ(7)のヘッド(9)が如何にして器具(2)に対し直接的に当接するかが理解され得る。締着ネジ(7)の本体(16)は器具(2)内に形成された第2貫通孔(17)を貫通し、前記締着ネジはハンドル(1)のヘッド内へと直接的に螺着される。
【0036】
図1に示された処と同様に、定常引張力ワッシャ(6)、自動ロック片(4)および回転防止ピン(8)が在る。
【0037】
締着ネジ(7)のヘッド(9)を逃がすために、器具(2)内にはキャビティ(18)が形成される。
【0038】
ハンドル(1)のヘッド上における要素(3)の更に良好な締着を提供すべく、それらの間には(たとえば)1個または種々の(拡開可能な)止めワッシャ(20)、保持クリップ、または、同等の機械的要素が在り、これは、第3要素(3)の螺条(13)がハンドル(1)のヘッド内で回転するのを防止すると共に、ハンドル(1)のヘッドに対する軸方向停止部として機能することにより第3要素(3)がハンドル(1)のヘッドから分離するのを防止する。
【0039】
拡開ワッシャ(20)によれば、螺条(13)が破断した場合でさえも、第3要素(3)はハンドル(1)のヘッドから分離しないこと、換言すると、器具(2)がハンドル(1)のヘッドから分離しないことが保証される。
【0040】
キャビティ(18)内には、引抜き要素(25)(たとえば拡開ワッシャ)が配置され、前記キャビティ(18)から離脱させずに締付けネジ(7)を螺着解除するときに前記引抜き要素に対して引抜き力を付与することができ、ハンドル(1)のヘッドから器具(2)が分離される(図2)。
【0041】
図3に示された形態において前記貫通孔は、前記貫通孔の中心に向かう収束表面(たとえば、円形、楕円形または多角形などの任意の種類の断面を備えた円錐、角錐区画などの2つの区画)である入口区域(11)および出口区域(11)を呈する。
【0042】
ハンドル・ヘッド(1)は進入角度区域(Z)および退出角度区域(Z)を呈し、それらの外側表面は、(以下に説明される如く楔状部材(5)が一旦作用したなら)前記貫通孔の対応表面により呈される外側表面に対して面一に嵌合される。
【0043】
ハンドル・ヘッド(1)は、前記貫通孔に挿入されたままである。
【0044】
ハンドル(1)のヘッドには、出口(31)において楔状部材(50)を有する底部孔(40)が形成される。
【0045】
好適には退出角度区域(Z)は、溝または拡開区域を呈し、前記区域が前記貫通孔の最小半径区域(Z)へ貫通する、または最小半径区域を通過して導入されるのを可能とする。こうして、退出角度区域(Z)は前記貫通孔の出口区域(11)内に配置され、前記退出角度区域は、たとえば円錐形状である楔状部材(50)によりこの出口区域(11)に対して調節される。退出角度区域(Z)は、変形可能で拡開可能である。
【0046】
締着ネジ(7)はその本体(16)により第3要素(3)の本体(14)内へと螺着(15)されると共に、前記ネジは器具(2)に対して直接的/間接的に当接せねばならない。この場合(図4)、前記ネジは楔状部材(50)により間接的に当接する。故に締着ネジ(7)は楔状部材(50)を貫通すると共に、前記締着ネジ(7)のヘッド(9)はこの楔状部材(50)に対して当接する。それらの間には、定常引張力ワッシャ(6)、または例えばスプリング、弾性プレートなどの他の機械的な引張手段の如き引張力初期化手段が配備される。
【0047】
締着ネジ(7)は強弱自在に締め付け可能であり、前記貫通孔内においてハンドル(1)のヘッドと器具(2)との間に生ずる間隙は補正され得ることから、器具(2)と、ハンドル(1)のヘッドと、楔状部材(50)との間の摩擦区域全体に沿い、嵌合接続が形成される。
【0048】
図4は、器具(2)に対して締着された停止用ワッシャ(19)、および、回転ネジ(7)と前記停止用ワッシャ(19)との間の一定の引張力初期化手段(6)を示している。これにより、器具(2)とハンドル(1)のヘッドの進入角度区域(Z)との間に一定の引張力が引き起こされると共に、停止用ワッシャ(19)と楔状部材(50)との間に一定の二次的引張手段(10)が提供される。これにより、両方の円錐区域(ZおよびZ)には調節力が存在することを意味するので、例えば器具(2)とハンドル・ヘッド(1)の退出角度区域(Z)との間に楔状部材(50)により一定の引張力が生成される。
【0049】
第3要素(3)の本体(14)において締着ネジ(7)の螺条(15)上には、例えばプラスチック製の自動ロック片(4)が配置される。
【0050】
図3および図4における如く楔状部材(50)と第3要素(3)との間に補足的要素として回転防止ピン(8)が在るが、それは、楔状部材(50)とハンドル(2)のヘッドとの間、停止用ワッシャ(19)と器具(2)との間、および同様に器具(1)とハンドル(2)との間、または、これらの要素の内の幾つかの間に同時に配置され得る。
【0051】
図示されない別の変形例において、締着ネジ(7)のヘッド(9)は器具(2)に対して直接的に当接する。締着ネジ(7)の本体(16)は、第3要素(3)を必要とせずに、ハンドル(1)のヘッド内へと直接的に螺着される。
【0052】
本発明の目的は、第3要素(3)の存在と、締着ネジ(7)のヘッド(9)または類似要素を、器具(2)または停止用ワッシャ(19および5)もしくは楔状部材(50)などの中間要素に対し直接的に当接させる事実と、を組み合わせ又は組み合わせず、且つ、前記ハンドルの双円錐状ヘッドと前記器具(2)の双円錐孔との間の継続的な嵌合を達成するために、それらの間に1個または種々の引張要素を用いることに在る。
【0053】
全ての変形例においてハンドル(1)のヘッドの端部表面(X)は、それが長手方向に移動するのを許容する空間(S)が結果的に存在する様に自由にされる。
【0054】
故に、ハンドル(1)のヘッドが孔(11)の底部に到達しないこともあり得、寧ろ、前記ヘッドは、締着ネジ(7)が回転するときにハンドル(1)の前記ヘッドを器具(2)に対して嵌合するために前記ヘッドの長手方向移動を許容する空間を残置するか、または、図1および図4において理解され得る如く端部表面(X)と停止用ワッシャ(19および5)との間に自由空間(S)が残存する。
【0055】
いずれにしても、ハンドル(1)のヘッドは締着ネジ(7)に関してナットとして作用する。
【0056】
各図において第3要素(3)は雄機能を果たす締着ネジ(7)に関して雌要素として示されるが、それは逆とされ得る。換言すると、雄/雌の関係は、第3要素(3)と、締着ネジ(7)もしくは同等要素との間で確立され得る。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の目的である接続機構の実施形態の長手断面図である。
【図2】本発明の目的である別の実施形態の長手断面図である。
【図3】本発明の目的であると共に双円錐状ハンドル(1)を備えた実施形態の長手断面図である。
【図4】本発明の目的であると共に双円錐状ハンドル(1)を備えた別の実施形態の長手断面図である。
【符号の説明】
【0058】
1 ハンドル・ヘッド
2 器具
3 第3要素
4 自動ロック片
5 停止用ワッシャ
6 定常引張力ワッシャ/引張力初期化手段
7 締着ネジ
8 回転防止ピン
9 ヘッド
10 二次的引張手段
11 貫通孔
11 入口区域
11 出口区域
12 先鋭突出部
13 螺条
14 本体
15 螺条
15 螺条
16 本体
17 第2貫通孔
18 キャビティ
19 停止用ワッシャ
20 拡開ワッシャ
25 引抜き要素
31 出口
40 底部孔/内側孔
50 楔状部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)器具(2)は、ハンドル(1)のヘッドが差込まれることで前記ハンドル・ヘッド(1)の端部表面(X)を残置する孔(11)を有し、
b)前記ハンドル接続機構は締着ネジ(7)を有し、その本体(16)は前記ハンドル(1)のヘッドに対して直接的/間接的に螺着(15)、(15)されると共に、前記本体は、前記ハンドル・ヘッド(1)が長さ方向に移動することで前記締着ネジ(7)に関するナットとして作用し得る如き様式で前記工具(2)に対して直接的/間接的に当接するヘッド(9)を備えることを特徴とする、
手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項2】
a)前記器具(2)は入口区域(11)および出口区域(11)から成る孔を有し、前記出口区域(11)の表面は少なくとも前記孔の内部に向けて収束し、
b)前記ハンドルは進入角度区域(Z)および退出角度区域(Z)を備えたハンドル・ヘッド(1)を有し、前記進入角度区域(Z)の外側表面はそれが差込まれる前記孔の対応表面に一致すると共にこのハンドル・ヘッド(1)の端部表面(X)は自由にされ、前記ハンドル・ヘッド(1)は前記退出角度区域(Z)における出口(31)にて楔状部材(50)を有する内側孔を呈し、前記楔状部材は前記退出角度区域(Z)に対して圧力が付与されたときに前記退出角度区域を、前記退出角度区域が差込まれた前記孔の対応退出角度区域に対して面一に嵌合させ、
c)前記ハンドル接続機構は締着ネジ(7)を有し、その本体(16)は、前記楔状部材(50)を貫通すると共に、前記ハンドル(1)のヘッドに対して直接的/間接的に螺着(15)、(15)され、前記ハンドル・ヘッド(1)が長さ方向に移動することで前記締着ネジ(7)に関するナットとして作用し得る如き様式で前記工具(2)に対して直接的/間接的に当接するヘッド(9)を備える、
ことを特徴とする、請求項1に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項3】
前記締着ネジ(7)は、前記ハンドル(1)のヘッドに対して取付けられた第3要素(3)により前記ハンドル(1)のヘッド内に間接的に螺着され、前記第3要素(3)およびハンドル・ヘッド(1)は異なる材料から作成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項4】
前記ハンドル接続機構は、前記締着ネジ(7)の前記ヘッド(9)と、前記器具(2)との間、または、前記ヘッド(9)と、前記工具(2)に対して直接的/間接的に接続された要素との間に、機械的引張力初期化手段(6)を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項5】
前記締着ネジ(7)の前記ヘッド(9)は前記楔状部材(50)により前記器具(2)に対して直接的に当接することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項6】
前記締着ネジ(7)の前記ヘッド(9)は、前記貫通孔(11)の前記出口において前記器具(2)に対して締着された停止用ワッシャ(19、5)により前記器具(2)に対して直接的に当接することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項7】
前記ハンドル接続機構は、前記締着ネジ(7)の前記ヘッド(9)と前記楔状部材(50)との間に前記機械的引張力初期化手段(6)を備えることを特徴とする、請求項5に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項8】
前記ハンドル接続機構は、前記締着ネジ(7)の前記ヘッド(9)と前記停止用ワッシャ(19、5)との間に前記機械的引張力初期化手段(6)を備えることを特徴とする、請求項6に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項9】
前記ハンドル接続機構は、前記楔状部材(50)と前記停止用ワッシャ(19)との間に機械的二次引張手段(10)を備えることを特徴とする、請求項8に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項10】
前記ハンドル接続機構は、前記器具(2)と前記停止用ワッシャ(19)との間に回転防止ピン(8)を備えることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項11】
前記ハンドル接続機構は、前記第3要素(3)と前記停止用ワッシャ(5)との間に回転防止ピン(8)を備えることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項12】
前記ハンドル接続機構は、前記ハンドル(1)のヘッドと前記停止用ワッシャ(5)との間に回転防止ピン(8)を備えることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項13】
前記孔、前記ハンドル(1)のヘッド、前記第3要素(3)、および、前記楔状部材(50)は同軸であることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項14】
前記ハンドル接続機構は、前記ハンドル(1)のヘッドに対して直接的/間接的に螺着(15)、(15)された締着ネジ(7)における自動ロック片(4)を有することを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項15】
前記第3要素(3)は前記ハンドル(1)のヘッド内に深く貫通する延在部(12)を有することを特徴とする、請求項3に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項16】
前記ハンドル接続機構は前記器具(2)と前記ハンドル(1)のヘッドとの間に回転防止ピン(8)を備えることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項17】
前記孔および前記ハンドル(1)のヘッドは相互に嵌合されることを特徴とする、請求項1または2に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項18】
前記ハンドル接続機構は前記第3要素(3)と前記ハンドル(1)のヘッドとの間に少なくとも一個の拡開ワッシャ(20)を備え、前記ワッシャは前記ハンドル(1)のヘッド内において前記第3要素(3)の螺条(13)に対する回転防止機能を果たすと共に前記ハンドル(1)のヘッドに対する軸方向停止部として作用することで、前記第3要素(3)が前記ハンドル(1)のヘッドから分離するのを防止することを特徴とする、請求項3に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項19】
前記締着ネジ(7)の前記本体(16)は前記ハンドル(1)のヘッド内へと直接的に螺着されることを特徴とする、請求項1または2に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。
【請求項20】
前記器具(2)は前記締着ネジの前記ヘッド(9)を隠すキャビティ(18)を有し、前記キャビティ(18)は、前記ハンドル(1)のヘッドから前記器具(2)を分離するために力が付与され得る引抜き要素(25)を有することを特徴とする、請求項19に記載の手動の用具もしくは工具のためのハンドル接続機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−514442(P2008−514442A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−534036(P2007−534036)
【出願日】平成16年10月19日(2004.10.19)
【国際出願番号】PCT/ES2004/000449
【国際公開番号】WO2006/045855
【国際公開日】平成18年5月4日(2006.5.4)
【出願人】(507082828)
【出願人】(507082839)
【Fターム(参考)】