説明

手書き入力装置

【課題】手書き文字入力において入力中の誤操作を防止する入力環境を提供すること。
【解決手段】手書き入力装置は、入力部1に入力された入力値の特徴を判別する入力値判別部5と、入力情報の特徴を判別する判別条件を切替えるための操作を行う判別条件切替部4で切替えた判別条件を保存しておく判別条件記憶部8と、入力情報を基に文字を認識する文字認識部7と、前記入力値判別部5で判別された情報を基に筆跡情報を抽出するための筆跡処理部6とを有し、入力値の変化を判別することにより入力情報に追加情報を付加することで入力状態を判別し、入力状態以外の操作を防止することができるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手書きにより文字入力を行う手書き入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画面に表示されたオブジェクトやメニューなどを、マウスなどの座標入力装置により、直接指示して操作するインタフェースが主流である。座標入力装置としては、スタイラスペンや指により座標を指示するような装置もあり、画面上に直接手書き入力が行えるインタフェースも存在する。
【0003】
手書き入力アプリケーションとしては、文字入力用の手書き入力領域が用意されており、その他の操作を手書き入力領域以外の領域に割り当てられたボタンで操作する方法が知られている。手書き文字認識はその一つであり、手書き入力領域へ一文字の文字入力を行い、一文字の入力が完了した際に手書き入力枠外に設置されている入力完了ボタンを押下することで、入力した一文字に対する入力情報を利用して文字認識を行う。
【0004】
手書き入力においては手書き入力領域からはみ出して文字入力をしてしまい、手書き入力領域以外に設置されたその他の操作機能を実行して誤操作してしまうことがある。そこで特許文献1では入力開始点の位置で「手書き入力」か「その他操作」を切替え、開始点が手書き入力領域の場合、終端が手書き領域外に来てもその他操作とはならず、文字を記入できるという方法が知られている。また、特許文献2では入力開始から入力終了まで一定時間が経過した際には手書き入力モードへ切替えることで操作内容を変更する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006-343856号公報
【特許文献2】特開2005-031786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、タッチパネル搭載携帯電話等の画面の小さい装置で手書き文字認識をさせようとすると画面サイズとレイアウトの制限から手書き入力領域を大きくすることが難しく、手書き入力領域を十分な大きさで確保できない場合や、手書き入力領域の近くにその他の操作ボタンを配置しなければならないことが多い。また、指での入力が可能なタッチパネルの場合、ペンで書くのとは違い、指の接触位置がわかり難いため文字を入力した場所が自分の狙った場所とずれてしまうことがある。そのため、小さい手書き入力領域で濁点を打つ際や複雑な漢字を入力する際などに入力開始点から手書き入力領域をはみ出してしまったために、はみ出す前までに途中まで書いていた部分を書き直すことになってしまい、一画目から再度入力しなければならなくなることがある。このため、特許文献1に記載されたものは、指で濁点や複雑な漢字の入力をする際に小さい入力領域からはみ出してしまう場合の誤操作防止には対応できず、特許文献2に記載されたものは濁点などの短時間接触で入力できる文字画に対しても特定の入力時間(待ち時間)を要するため、リズムよくスムーズに入力させることができない。
【0007】
そこで本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、手書き文字入力途中の誤操作を防止し、かつ快適なリズムでスムーズに文字入力ができる手書き入力装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の手書き入力装置は、手書きにより情報入力が可能な手書き入力部及び、手書き以外の操作が可能な操作入力部からなる入力部と、前記入力部に入力された入力値の特徴を判別する入力値判別部を備えたものである。
【0009】
上記構成によれば、入力値の特徴を判別することにより入力中の操作を区別することができる。
【0010】
さらに、本発明の手書き入力装置は、前記入力値判別部は前記入力部からの入力値の特徴が変化したことを判別する機能を有するものである。
【0011】
上記構成によれば、入力値に変化があったことを判別することにより入力中の操作を切替えることができる。
【0012】
さらに、本発明の手書き入力装置は、前記入力値判別部は前記入力部からの入力値が特定箇所の入力を含むことを判別する機能を有するものである。
【0013】
上記構成によれば、入力値が特定箇所の入力を含むことを判別することにより入力中の操作を特定の操作とすることができる。
【0014】
さらに、本発明の手書き入力装置は、前記入力値判別部は前記入力部への入力値の特徴を判別し、手書き入力と手書き以外の操作のどちらの操作であるか判別する機能を有するものである。
【0015】
上記構成によれば、手書き入力か手書き以外の操作の一方を行っている際の他方に対する操作を変更することができる。
【0016】
さらに、本発明の手書き入力装置は、前記入力値判別部により判別された情報を基に筆跡情報を決定する筆跡処理部を有するものである。
【0017】
上記構成によれば、筆跡として表示することが望ましくない入力値を表示してしまうことがないように最適な筆跡情報を生成することができる。
【0018】
さらに、本発明の手書き入力装置は、前記筆跡処理部により決定された筆跡情報を表示させる筆跡表示部を有するものである。
【0019】
上記構成によれば、手書き入力した文字に対する筆跡だけを表示することができ、筆跡表示に不用な入力値を表示させて混乱させてしまうことのないようにすることができる。
【0020】
さらに、本発明の手書き入力装置は、前記入力値判別部で判別させる条件を切替える判別条件切替部と、現在有効な判別条件を記憶する判別条件記憶部を有するものである。
【0021】
上記構成によれば、利用者が文字入力しやすい入力方法へ切替えることができ、選択された判別条件を記憶することができる。
【0022】
さらに、本発明の手書き入力装置は、前記入力値判別部で動作中の判別条件を表示させる判別条件表示部を有するものである。
【0023】
上記構成によれば、動作中の判別条件を文字入力中に確認することができる。
【0024】
さらに、本発明の手書き入力装置において、前記文字入力部で入力された情報を元に文字を認識する文字認識部を有するものである。
【0025】
上記構成によれば、利用者が書きやすいリズムでスムーズに文字入力を行うことができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、入力部への入力値の変化を判別することにより、入力を行う操作情報を特定し記入リズムを乱すことなく誤操作を防止することができると共に、手書き文字入力のように特定の入力領域が必要だった機能に対しても特定領域が必要とならなくなることで、限られた領域に対するレイアウトの制限も減らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態1に関わる手書き入力装置の概略構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1に関わる手書き入力装置における概略構成を示す画面構成図
【図3】(a)手書き入力領域による操作方法を示す図、(b)操作入力領域による操作方法を示す図
【図4】操作入力領域と手書き入力領域による操作例における入力値の変化を示す図
【図5】(a)手書き入力領域による誤操作時の説明図、(b)操作入力領域による誤操作時の説明図
【図6】(a)特定箇所入力方法時の手書き文字入力方法の説明図、(b)特定箇所入力方法時の操作入力方法の説明図
【図7】特定箇所入力方法時の入力値の変化を示す図
【図8】手書き入力領域と結果表示領域の共用化の説明図
【図9】(a)通常操作状態の説明図、(b)手書き入力中状態の明示化説明図
【図10】(a)第1判別条件の際に入力値全てに対して筆跡表示をした場合を示す図、(b)第2判別条件の際に入力値全てに対して筆跡表示をした場合を示す図
【図11】座標データから筆跡データへの加工例を示す図
【図12】座標データから筆跡データへの加工例(アルファベット時)を示す図
【発明を実施するための形態】
【0028】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る手書き入力装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による手書き入力装置は、入力部1と、前記入力部1に入力された入力値の特徴を判別する入力値判別部5と、入力情報の特徴を判別する判別条件を切替えるための操作を行う判別条件切替部4で切替えた判別条件を保存しておく判別条件記憶部8と、入力情報を基に文字を認識する文字認識部7と、前記入力値判別部5で判別された情報を基に筆跡情報を抽出するための筆跡処理部6と、表示部9とを有するものである。
【0029】
前記入力部1は、手書き以外の入力操作が可能な操作入力部2、手書きにより情報入力が可能な手書き入力部3、及び前記判別条件切替部4とからなる。
【0030】
前記表示部9は、前記文字認識部7で認識された文字情報を表示する認識結果表示部10、前記筆跡処理部6で処理された筆跡情報を表示する筆跡表示部11、及び前記判別条件記憶部8で記憶している現在の判別条件を表示する判別条件表示部12とからなる。
【0031】
つぎに、これら各部の機能について説明する。
【0032】
手書き入力部3は指やペンでの入力が可能な利用者が手書き操作により情報を入力する入力面を有する。また、操作入力部2は表示されている文言に相当する操作等の手書き入力以外の入力を行うための入力面を有する。入力部1にタッチパネルを用いる場合、手書き入力した筆跡や文字入力認識結果を表示する液晶表示装置(LCD)等の表示部9の上に入力部1であるタッチパネルを重ねた状態で配置される。ただし、入力部1はタッチパネルに限らず、タッチパッドの様なタッチパネル以外の静電式、感圧式、光学式といった手書き入力が可能な入力装置などでも構わない。以下では、入力部がタッチパネルにより構成される場合を例に説明する。
【0033】
図2は入力部1をタッチパネルにより構成した本発明の実施の形態1に係る手書き入力装置の画面構成を示す。タッチパネルにより構成されているため入力部1と表示部9は重なっている。そのため手書きにより情報入力が可能な手書き入力部3と筆跡情報を表示する筆跡表示部11も重なっており、手書き以外の入力操作が可能な操作入力部2、文字認識結果を表示する認識結果表示部10、現在の判別条件を表示する判別条件表示部12により構成されている。
【0034】
入力部1の入力情報としては、利用者がタッチパネルの入力面をタッチした指の位置の接触情報、つまり入力面上のXY座標を検知し、その座標値を入力値判別部5へ出力する。また、入力部は、多地点入力機能を有しており、指毎の接触位置情報を取得可能である。
【0035】
入力値判別部5は入力部1から出力された入力情報に対し、入力値の特徴である指の接触数を判別する。手書き入力部3に文字を入力する際には図3(a)のように指二本を使って入力し、文字の入力が完了したら図3(b)のように指一本で操作入力部2のボタン操作を行う。このとき入力値判別部5は図4のように入力値の変化を判別する。このため図5(a)に示すような手書き入力部3をはみ出す入力をしてしまった場合であっても入力値判別部5により、手書き入力部3への操作と判別することができるため、操作入力部2のクリアボタンを操作したことにはならず、誤操作を防止することが可能となる。同様に図5(b)のように操作入力部2の下端を触ろうとした際に誤って手書き入力部3の上端に触れてしまったとしても、入力値判別部5が入力値の特徴を判別し手書き入力部3への入力ではないことを判別することができるため、手書き入力部3への誤操作を防止することが可能となる。図4のような本実施の形態1で使用した入力値の変化で判別する形式を第1判別条件とする。
【0036】
なお、入力する指の種類と本数は本実施例に限定するものではなく、操作入力時が指二本で手書き入力時が指一本でも構わない。また、入力値の変化を判別する際の入力値の特徴はタッチパネルへの接触数に限らず、指の種類の変化を接触面積の変化で判別したり、入力する際に強く書く文字と弱く書く文字といった接触圧力の変化等を判別する方法でも構わない。
【0037】
なお、入力する文字はひらがなに限らずどのような文字種でも構わない。例えば、アルファベットでも図12に示すように、同様な効果を有する。
【0038】
筆跡処理部6では入力値判別部5から出力される入力情報を基に筆跡表示部11と文字認識部7に対して出力を行う。筆跡表示部11への出力の際には図11(a)のように画数毎に時系列順にならんでいる各座標の入力情報を図11(b)のように線で繋げた筆跡情報へ加工して筆跡表示部11へ出力する。また、指二本のような複数の接触点での入力があった際には、入力情報の時系列をそのまま繋げて表示してしまうと図10(a)のように筆跡が重なって表示されてしまい見難いため、筆跡処理部6は図11(d)のような入力情報から図11(e)のように時系列順に複数の接触点の中心座標を計算し、図11(f)のように筆跡を再現するための合成入力情報を計算する。この図11(f)の合成入力情報をもとに図11(b)のような繋げた筆跡情報として筆跡表示部11へ出力する。
【0039】
文字認識部7への出力の際には、入力完了情報が付加されている入力情報までを一文字として文字認識部7へ出力する。この際も複数の指で入力された文字の場合は図11(f)のような合成入力情報を計算し文字認識部7へ出力する。
【0040】
なお、入力する文字はひらがなに限らずどのような文字種でも構わない。例えば、アルファベットでも図12に示すように、同様な効果を有する。
【0041】
なお複数の指の中間値を計算するのではなく、どれか一つだけの指の入力に対してのみ筆跡表示を行う処理をしても構わない。
【0042】
筆跡表示部11は筆跡処理部6から出力された図11(b)のような筆跡情報を基に図11(c)のような筆跡を表示する。
【0043】
文字認識部7は筆跡処理部6から出力された入力情報を基に保持している文字データとの条件マッチング等を行い認識結果の文字コードを認識結果表示部10へ出力する。
【0044】
認識結果表示部10は文字認識部7から出力された文字コードに対し該当する文字を表示する。
【0045】
判別条件切替部4は入力値判別部5で入力値の特徴が変化したことを判別するための条件を切替えるための入力部である。本実施の形態1では入力値の特徴である指の接触数の変化を判別することを第1判別条件としたが、後述する実施の形態2に示すような第2判別条件等の他の判別条件との切替えを行うことができるようにするものである。判別条件切替部4の入力により、メニュー表示を行い判別条件を選択させることができる。なお、判別条件切替部4は本実施の形態1のようにタッチパネル上に配置されるものに限らず、メニューキーやサイドキー等の押下ボタン装置や、加速度や角速度といったセンサ装置、音声認識装置、設定メニュー等からの選択方式でも構わない。
【0046】
判別条件記憶部8は判別条件切替部4で選択された判別条件を記憶する機能を有する。入力値判別部5はこの判別条件記憶部8に記憶されている判別条件に基づき入力値の特徴を判別することとなる。
【0047】
判別条件表示部12は判別条件記憶部8において記憶されている判別条件、つまり入力値判別部5で有効となっている判別条件をユーザへ通知するための手段であり、図2の12として表示されているものである。なお、表示されるものは選択されている判別条件がわかる表現であれば図でも文字でも構わない。表示する場所も図2の場所に限らず、LED等を用いた光の変化等で判別条件を通知する手段でも構わない。
【0048】
(実施の形態2)
実施の形態1と同様に図1は本発明の実施の形態2に係るブロック構成である。本発明の実施の形態2では入力値判別部5以外は実施の形態1と同じであるため、入力値判別部5を中心に説明する。本発明の実施の形態2による手書き入力装置は、図6に示すように特定箇所タッチ部13に接触をした状態で手書き入力領域への入力を行う。入力値判別部5では特定箇所タッチ部13に入力があったことを判別した際に、手書き入力部3への入力を有効にし、操作入力部2への入力は無効とする。特定箇所タッチ部13への入力がない場合は操作入力部2への入力を有効にし、手書き入力部3への入力は無効とする。
【0049】
特定箇所タッチ部13への入力がある場合とない場合では図7のように入力値が変化するので入力値判別部5により、特定箇所タッチ部13の入力値が判別された場合に手書き入力が可能となり誤操作を防止することが可能となる。図7のような本実施の形態2で使用した入力値の変化で判別する形式を第2判別条件とする。
【0050】
なお、特定箇所タッチ部13へ接触させる指の種類は問わず、端末を支える手の親指等の別の指でも構わない。
【0051】
また、入力値の変化を判別する際は接触数の変化に限らず、接触面積の変化や接触圧力の変化等でも構わず、特定箇所タッチ部13への入力を判別した際に手書き入力ではなく、操作入力が可能になるようにしても構わない。
【0052】
(実施の形態3)
実施の形態1と同様に図1は本発明の実施の形態3に係るブロック構成である。本発明の実施の形態3では画面構成と筆跡処理部6以外は実施の形態1とほぼ同じであるため、画面構成と筆跡処理部6を中心に説明する。本発明の実施の形態3による手書き入力装置は、図8(a)に示すように専用の手書き入力部3をレイアウト上に用意するのではなく図8(b)に示すように画面全体を手書き入力部3とするものである。実施の形態1と同様に操作入力部2への入力時は指一本で入力し、手書き入力部3への入力時には指二本で入力するのだが、手書き入力部3と筆跡表示部11は個定の領域として配置していないため、入力された文字を表示するために図9(a)に示すような通常表示に対し、文字入力時には図9(b)に示すように筆跡表示部11を通常表示の上に重ねて表示する。この際、図9(b)のように認識結果表示部10と操作入力部2の表示を隠さないように筆跡表示部11は透過処理等をして表示すると共に、判別条件表示部12でアイコンのような通知を表示することでユーザは手書き入力中か操作入力中かを判断することが可能となる。図9(b)のような表示にすることで文字入力の際にも直前までに入力していた文章を見ながら入力することが可能であり、文字入力後も特別な画面の切替操作等をすることなく直ぐに操作入力部2等を操作することが可能となる。
【0053】
なお、判別条件表示部12でアイコンとして表示するものは文字でも画像でも構わない。表示する場所も図2の場所に限らず、アイコン表示ではなくLED等を用いた光の変化等で判別条件を通知する手段でも構わない。
【産業上の利用可能性】
【0054】
以上のように、本発明は、文字入力時における入力値の変化を判別することにより、入力領域をはみ出して誤操作してしまうことを防止すると共にレイアウト制限も少なくすることができ、手書き文字の書きやすい入力装置を提供することができるようになる。
【符号の説明】
【0055】
1 入力部
2 操作入力部
3 手書き入力部
4 判別条件切替部
5 入力値判別部
6 筆跡処理部
7 文字認識部
8 判別条件記憶部
9 表示部
10 認識結果表示部
11 筆跡表示部
12 判別条件表示部
13 特定箇所タッチ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手書きにより情報入力が可能な手書き入力部及び、手書き以外の操作が可能な操作入力部からなる入力部と、前記入力部に入力された入力値の特徴を判定する入力値判別部を有することを特徴とする手書き入力装置。
【請求項2】
前記入力値判別部は前記入力部からの入力値の特徴が変化したことを判別する機能を有する請求項1に記載の手書き入力装置。
【請求項3】
前記入力値判別部は前記入力部からの入力値が特定箇所の入力を含むことを判別する機能を有する請求項1に記載の手書き入力装置。
【請求項4】
前記入力値判別部は前記入力部への入力値の特徴を判別し、手書き入力と手書き以外の操作のどちらの操作であるか判別する機能を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の手書き入力装置。
【請求項5】
前記入力値判別部により判別された情報を基に筆跡情報を決定する筆跡処理部を有することを特徴とする請求項4に記載の手書き入力装置。
【請求項6】
前記筆跡処理部により決定された筆跡情報を表示させる筆跡表示部を有することを特徴とする請求項5に記載の手書き入力装置。
【請求項7】
前記入力値判別部で判別させる判別条件を切替える判別条件切替部と、現在有効な判別条件を記憶する判別条件記憶部を有することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の手書き入力装置。
【請求項8】
前記入力値判別部で動作中の判別条件を確認するための表示を行う判別条件表示部を有することを特徴とする請求項7に記載の手書き入力装置。
【請求項9】
前記文字入力部で入力された情報を元に文字を認識する文字認識部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の手書き入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−212317(P2012−212317A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−77619(P2011−77619)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】