説明

手袋とその手袋の製造方法

【課題】 手袋の構成を変更することによって、製造に際して機械化が可能で、且つ、形態的な理由からの履き心地も良好で外観上も遜色のない手袋と製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 シート状の素材を加工してなる複数のパーツを縫合して手袋の形態を実現する手袋であり、前記手袋の手を覆う手袋本体部分A1が、掌の平面形状を一部に有する掌側のパーツ1と、手の甲の平面形状を一部に有する手の甲側のパーツ2とからなり、前記手の甲側のパーツ2の手の甲の平面形状をした部分が、手の甲の三次元形状に略合致するような凹凸状にプレス成形されており、前記掌側のパーツ1と手の甲側のパーツ2との縫合ラインL3が仮想の略単一の平面上に位置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のパーツを縫製することによって製造される手袋と、その製造方法に関し、特に、前記手袋は自動ミシン等によって製造するのに適した手袋とその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、日本国内の人件費の高騰や円高等の状況に鑑みて、製造メーカの製造拠点の海外転出がおこり、製造業の空洞化が言われて久しい。
そして、その海外転出先の主な1国である中国等において、製造業に携わる人件費が急激に上昇しつつあるとともに、単純作業に携わる作業者を確保することが徐々に難しくなっている。
【0003】
例えば、自動車等の製造や家庭電化製品等に比べて、比較的単純作業となる手袋の製造の場合にも、前述した如き状況になりつつある。
【0004】
手袋の製造の場合、従来、図3に図示するように、多数のパーツをそれぞれ縫合することによって、図4,図5に示す如き形態の手袋に製造していた(特許文献1)。
かかる縫合作業は、専ら、ミシンを用いて、作業者が手作業でおこなっていた。
【特許文献1】特開2010−31444号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前述のように、多数のパーツを所定の状態に縫合する作業は、図3と、図4及び図5とを参照すると明らかなように、複雑な且つ正確な縫合が要求される作業であり且つ多くの工数を要する作業であることから、習熟した作業者が各パーツの形態を視認してパーツを選択して、そのパーツに合った縫合部分を所定の手順を経ながら縫合するものであった。
【0006】
従って、自動車や電気製品の製造等のように、機械を用いて自動化をすることが非常に難しく、且つ、価格的な面からも、製品単価の低い手袋等の場合には、複雑な動作と多数のパーツの形態の認識をおこなわせるような、高度な製造用のロボットを導入することは到底できないという、手袋等の製品特有の事情も存在する。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みておこなわれたもので、手袋の構成を根本的に見直すことによって、製造に際して機械化が可能で、且つ、形態的な理由からの履き心地も良好で、しかも、外観上も遜色のない手袋と、その手袋の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかる手袋は、シート状の素材を加工してなる複数のパーツを縫合することによって作られる五本指状の形態をした手袋であって、
前記手袋の手を覆う手袋本体部分が、掌の平面形状を一部に有する掌側のパーツと、手の甲の平面形状を一部に有する手の甲側のパーツとからなり、
前記手の甲側のパーツの手の甲の平面形状をした部分と、前記掌側のパーツの掌の平面形状をした部分の、少なくともいずれか一方の部分が、その部分が当接する手の三次元形状に略合うように凹凸状にプレス成形されているとともに、
前記掌側のパーツと手の甲側のパーツとの縫合ラインが、手首の部分を除いて手の外殻形状に略合致しており、且つ、該縫合ラインが、単一の仮想平面上に略位置することを特徴とする。
【0009】
本発明にかかる前記手袋によれば、前記掌側のパーツの掌の平面形状をした部分と、手の甲側のパーツの手の甲の平面形状をした部分とを、手の形態に合致するように重ね合わせた状態で、平面視における手の外殻の形状に合わせて、手を挿入する開口部を除いて縫合することによって、極めてシンプルに手袋が縫合できる。必要に応じて、前記縫合の後に、裏返えして、手袋としてもよく、かかる場合には縫合ラインが手袋の内側に隠れて外観上さらに好ましい手袋となる。
そして、前述のように、縫合ラインが、単一の仮想平面上に略位置することから、自動ミシンを用いて自動的に縫製するのに最適な手袋となる。また、通常のミシンを用いて作業者が簡単に且つ短時間で縫合することもできる。
また、平面視における手の外殻の形状に合わせて、手を挿入する開口部を除いて縫合することから、ミシン目のラインが、1本の連続した縫合ラインとなるため、極めてシンプルな且つ容易な縫製となり、容易に且つ安価に量産することが可能な手袋を実現することができる。
【0010】
前記手袋において、前記手の甲側のパーツの手の甲の平面形状をした部分が、その部分が接触する手の部分の三次元形状に略合うように凹凸状にプレス成形されており、
前記掌側のパーツが略凹凸のないシート状の形態を有していると、かかる掌側のパーツを下にして、その上方に前記手の甲側のパーツを重ね合わせれば、より縫合がおこない易い手袋となる。
【0011】
前記手袋において、前記掌側のパーツの掌の平面形状をした部分が、その部分が接触する手の部分の三次元形状に略合うように凹凸状にプレス成形されており、
前記手の甲側のパーツが略凹凸のないシート状の形態を有していると、かかる手の甲側のパーツを下にして、その上方に前記掌側のパーツを重ね合わせれば、より縫合がやり易い手袋となる。
【0012】
本発明にかかる手袋の製造方法は、前記発明にかかる手袋の製造方法であって、
前記掌側のパーツの、製造時に内側となる面と、前記手の甲側のパーツの、製造時に内側となる面とを、該掌側のパーツの掌の形状をした部分と手の甲側のパーツの手の甲の形状をした部分とを平面的に一致させた状態で、該一致させた状態を維持すべく両方のパーツを接着させて仮止めし、
前記仮止めした状態で、前記掌側のパーツと前記手の甲側のパーツとを、平面視における手の外殻形状に略沿って、手を挿入する開口部を除いて縫合することを特徴とする。
【0013】
前記手袋の製造方法において、前記縫合の後に、裏返すと、縫い目が手袋の内側に隠れた、外観的に美しい手袋を製造できる。
【発明の効果】
【0014】
前述のように構成された手袋と該手袋の製造方法によると、縫合ラインが仮想の単一の平面上に略位置させられることから、自動ミシンを用いて製造することが可能となる。
【0015】
従って、人件費の高い国内においても製造することができ、その結果、製造業の空洞化現象を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例にかかる手袋を構成する2つのパーツを示す斜視図である。
【図2】図1に2つパーツを縫合した状態の手袋を示す図である。
【図3】従来の手袋のパーツを示す図である。
【図4】図3に示すパーツを縫合して手袋の形態に縫製した手袋を掌側からみた図である。
【図5】図3に示すパーツを縫合して手袋の形態に縫製した手袋を手の甲側からみた図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例にかかる手袋とその製造方法について図面に基づいて説明する。
(実施例)
図1,図2において、Aは本実施例にかかる五本指の形態をした手袋で、かかる手袋Aの手を覆う部分となる本体部分A1は、基本的に、掌の平面形状を一部に有する掌側のパーツ1と、手の甲の平面形状を一部に有する手の甲側のパーツ2のみから構成されている。つまり、図1に示す従来の手袋のように多数のパーツからは構成されていない。
【0018】
そして、前記掌側のパーツ1は、外殻ラインL1が、実際の手袋Aに仕上げた状態より、平面視において、やや大きめ、具体的には、2.0mm〜3.5mm程度大きめに構成されている。また、形態的には、平面状のシートから構成されている。
【0019】
一方、前記手の甲側のパーツ2は、外殻ラインL2が、実際の手袋Aに仕上げた状態より、平面視において、やや大きめ、具体的には、2.0mm〜3.5mm程度大きめに構成されている。また、形態的には、手を入れたときに手袋と接触する手の甲や指の該当する部分の三次元形状と略合致するような凹凸状にプレス成形された形態になっている。
【0020】
この実施例では、前記掌側のパーツ1と前記手の甲側のパーツ2を、手袋Aに仕上げた状態より、2.0mm〜3.5mm程度大きめに構成されているが、勿論、それ以上大きめに、例えば、20mm〜50mmあるいはそれ以上大きめに構成されていてもよく、また、逆に、それ以下、例えば、1.5mm〜2.0mm程度にしておくことも可能である。
要するに、縫い代のために、及び/又は、自動ミシンを用いて縫合する場合に、被縫合物を固定する固定用のフレームに挟持させるために、前述のように大きめに構成している。従って、前記掌側のパーツ1と前記手の甲側のパーツ2は、このような作用を充足させる大きさであればよい。
【0021】
そして、前記掌側のパーツ1の掌の平面形状をした部分と前記手の甲側のパーツ2の手の甲の平面形状をした部分とが重なるように、図2に図示するように重ね合わせると、つまり、平面状のシートからなる前記掌側のパーツ1の上に、手の甲側のパーツをその凸状になった部分が上方を向くような状態で重ね合わせると、前記外殻ラインL1,L2とが平面的に一致した状態となる。
【0022】
前記掌側のパーツ1と前記手の甲側のパーツ2とを、図2に図示するように重ね合わせる際に、両者の位置決め状態が維持できるように、その接合面の一部、例えば、外縁部位に部分的に接着して仮止めする。かかる仮止めは、例えば、ミシンによる部分的な縫着であっても、あるいは接着剤等を塗布することによって仮止めしておいてもよい。かかる仮止めは、この他にも適当な手法、例えば粘着テープによる仮止め、あるいは所謂ホッチキスの針による仮止め、圧着による仮止め等、によっておこなわれてもよい。なお、前記仮止めのホッチキスの針等は縫合の後に、取り除くことになる。また、前記圧着は、単に両方のパーツを重ねた状態で単に圧力をかけることによっておこなわれる。
具体的には、例えば、前記接着剤を用いて仮止めする場合には、外縁に沿ってその内側にライン状に接着剤を塗布してもよいが、単に位置決めするためだけには、外縁に沿って該外縁の内側に間隔を開けて、適宜位置にのみ接着剤を塗布することが望ましい。例えば、5〜20点程度、より好ましくは10〜20点程度の位置に接着剤を塗布しておけは足りる。勿論、前述のように、ミシンあるいは手縫いで、部分的に縫合することによって、接着することもできることは言うまでもない。
【0023】
そして、かかる両方のパーツを接着した状態において、図2に示すように、前記掌側のパーツ1と手の甲側のパーツ2の縫合ラインL3(図2の点線参照)が、略単一の仮想平面(図2において紙面)上に位置することとなる。
【0024】
従って、前記重ね合わされた掌側のパーツ1と手の甲側のパーツ2とを、図2に示すように、手の平面形状をした縫合ラインL3(図2参照)に沿って、手を挿入する開口部となる部分4を除いて、ミシンを用いて縫合すれば、簡単に手袋Aができあがる。
このように、前記縫合ラインL3が略単一の仮想平面(図2において紙面)上に位置することから、自動ミシンを用いて縫合すれば、従来、この業界の長年の夢であり且つ不可能であった、五本指状の形態を有し且つシート状の素材からなる手袋における、製造の自動ミシンによる自動化が可能となる。なお、前記「略単一の仮想平面」とは、この実施例に示すように略厳格な意味で「単一の平面」であってもよい。しかし、本発明では、ここで、「単一の仮想平面」とは、例えば、やや湾曲した部分を有するような場合も含む意味で使用しており、かかるやや湾曲していても自動ミシンによる自動化に何ら支障はない。
【0025】
また、前記縫合が終了した手袋Aは、そのまま手袋として使用してもよいし、パーツのときに前記「やや大きめ」に構成した部分を、「はさみ」あるいは切断用のプレスでもって切断してもよい。従って、このように切断する場合には、切断され廃棄される部分に前記接着剤やホッチキスの針等が位置するようにすることが好ましい。
また、前記手袋Aは、そのまま使用してもよいが、裏返して、使用してもよい。つまり、外観上、ミシン目が表れるのが好ましくない場合、例えば、溶接用の手袋として、溶接の火(溶融した金属)がミシン目にひっかかるような事態を回避したい場合には、前記ミシンでの縫合の後に裏返しの工程を加えて、ミシン目が内部に隠れた形態の手袋Aとしてもよい。
【0026】
また、図1に二点鎖線で示すように、手首からやや肘側の部位まで、手袋で覆うような形態の手袋にしたい場合には、前記手首部分を長く構成してもよい。そして、かかる長く構成する部分A5については、前記手袋本体部分A1と一体に部材取りしてもよいし、あるいは別の部材を縫合することによって構成してもよい。
【0027】
また、前記実施例では、掌側のパーツを平面状のシートで構成したが、かかる掌側のパーツの掌の平面形状となる部分も、手袋が接触する、対応する手の掌の三次元形状に合うように成形プレスで凹凸状にしてもよく、かかる場合には、完成した手袋は、手の形態によりフィットした「はき心地」がさらによい、且つ外観的にも優れた手袋となる。
そして、このように、前記掌側のパーツ1と前記手の甲側のパーツ2とを、ともに三次元形状に成形したものを縫合する場合には、両方のパーツを重ねた状態で一方の側に凹凸するようにプレス成形して、そのままプレス成形の型から外し、二つのパーツ1,2が圧着された状態で前述した縫着工程を実施し、しかる後に、手袋の中に手あるいは手の形態をした模型を入れれば、凹んでいた部分が反対側に膨らんで、手の甲側及び掌側の両方が三次元形状をした手袋が、簡単に製造できることになる。しかも、プレス成形は一度に両方のパーツ1,2を単に重ねた状態でおこなうことができるため、極めて効率的に且つ簡単におこなうことができる。
【0028】
勿論、手の甲側のパーツと掌側のパーツの両方を、平面状のシートによって構成することもできる。かかる構成の場合にも、素材に柔らかい革を選択したときには、はき心地も良好で、且つ外観上も優れた手袋となる。
【0029】
ところで、図1,図2に示す前記実施例では、掌側のパーツと手の甲側のパーツにも、柔らかく鞣した床革を用いている。そして、このような床革等の革の材料を用い、前述のように、凹凸状にプレス成形するときには、その前工程として、ランクセス(株)(東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビル23階、本社:ドイツ所在)の商品名「PRIMAL FGR」と、ロックペイント(株)(本社:大阪市西淀川区姫島3−1−47)製の「Q-4581-S」(皮革塗料用シンナー)を、水で希釈して得られた混合液(この明細書において「混合液」という)を表面に刷毛塗りしておくことが好ましい。
前記混合液の混合割合は、重量割合において、前記「PRIMAL FGR」100に対して、前記「Q-4581-S」を約150〜250、水を約350〜450の割合で使用した。具体的な実施例としては、重量割合において、前記「PRIMAL FGR」100に対して、前記「Q-4581-S」を約200、水を約400の割合で使用している。また、別の実施例としては、前記「PRIMAL FGR」150に対して、前記「Q-4581-S」を約270、水を約580の割合で使用した。前記いずれの場合にも、良好な成形とその形態の維持が可能であった。
しかし、前記混合液については、1つの例示であって、これに均等な液を使用することが可能である。同様に、混合割合についても、1つの例示であって、これに均等な割合で使用することが可能である。また、前記混合液を皮革の表面に刷毛塗りしているが、浸漬させることが可能であり、あるいはスプレーを用いて表面に塗布することも可能である。
しかしながら、前記混合液を使用することは本発明にとって絶対的な要件でなく、好ましい要件として理解されたい。
【0030】
また、本発明にかかる手袋は、材料的には特に前記実施例に記載したものに限定されるものでなく、例えば、前記掌側のパーツと手の甲側のパーツのいずれか一方に布(ニット、不織布あるいはメッシュ状の布もも含む)を用いても良い。また、掌側のパーツと手の甲側のパーツの両方に不織布を用いてもよい。
【0031】
そして、前述のようにつくられた手袋の場合には、ミシン目が手袋の外殻にしか存在しないため、このため、溶接用の手袋として用いた場合には、従来の溶接用の手袋のように、溶けた鉄等が手袋のミシン目でひっかかる等することもない。という優れた効果を奏する。
【0032】
また、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、本発明の技術的思想に基づく範囲において種々の形態で実施することが可能となることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明にかかる手袋及びその製造方法は、種々の作業に使用可能な手袋を提供し且つ該手袋の製造に利用することができる。
【符号の説明】
【0034】
A…手袋
A1…手袋本体部分
1…掌側のパーツ
2…手の甲側のパーツ
L3…縫合ライン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の素材を加工してなる複数のパーツを縫合することによって作られる五本指状の形態をした手袋であって、
前記手袋の手を覆う手袋本体部分が、掌の平面形状を一部に有する掌側のパーツと、手の甲の平面形状を一部に有する手の甲側のパーツとからなり、
前記手の甲側のパーツの手の甲の平面形状をした部分と、前記掌側のパーツの掌の平面形状をした部分の、少なくともいずれか一方の部分が、その部分が当接する手の三次元形状に略合うように凹凸状にプレス成形されているとともに、
前記掌側のパーツと手の甲側のパーツとの縫合ラインが、手首の部分を除いて手の外殻形状に略合致しており、且つ、該縫合ラインが、単一の仮想平面上に略位置することを特徴とする手袋。
【請求項2】
前記手の甲側のパーツの手の甲の平面形状をした部分が、その部分が接触する手の部分の三次元形状に略合うように凹凸状にプレス成形されており、
前記掌側のパーツが略凹凸のないシート状の形態を有していることを特徴とする請求項1記載の手袋。
【請求項3】
前記掌側のパーツの掌の平面形状をした部分が、その部分が接触する手の部分の三次元形状に略合うように凹凸状にプレス成形されており、
前記手の甲側のパーツが略凹凸のないシート状の形態を有していることを特徴とする請求項1記載の手袋。
【請求項4】
前記請求項1〜3のいずれか1の項に記載の手袋の製造方法であって、
前記掌側のパーツの、製造時に内側となる面と、前記手の甲側のパーツの、製造時に内側となる面とを、該掌側のパーツの掌の形状をした部分と手の甲側のパーツの手の甲の形状をした部分とを平面的に一致させた状態で、該一致させた状態を維持すべく両方のパーツを接着させて仮止めし、
前記仮止めした状態で、前記掌側のパーツと前記手の甲側のパーツとを、平面視における手の外殻形状に略沿って、手を挿入する開口部を除いて縫合することを特徴とする手袋の製造方法。

【図3】
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【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−97381(P2012−97381A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−247636(P2010−247636)
【出願日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【出願人】(595059012)ユアサグローブ株式会社 (6)
【Fターム(参考)】