説明

折り畳み式フラットラック

自動車貨物(65、66)用に適応した折り畳み式デュアルデッキ(22、42)プラットフォーム・デッキまたはフラットラック・コンテナ(60)であって、対のまたは接合した高さ調整可能な隅支柱モジュール(70)上の2つの長さ(40フィート及び45フィート位置)にキャプチャ及びハンドリング付属品(31、33)を有し、前記柱モジュールは内側に横倒しに折り畳むことによってプラットフォーム・デッキ(24)の端に互いに重なり合うことが可能であり、1つの柱の上に下部にヒンジ取り付けされたエンドゲート(28)を有し、柱モジュール(70)はケーブル・リフト(41)を可動デッキ(42)へ運ぶプリー・トラベラー(39)を有する伸縮自在のラム(35)を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
自動車(道路車両)、特に乗用車を運搬するのに適応した折り畳み式プラットフォーム・デッキ(または「フラットラック」と呼ばれる)コンテナはすでに知られている。
【0002】
典型的なフラットラックは長さ40フィート前後で、2台から3台の乗用車を縦に並べて収容可能なデッキを有する。
【0003】
コンテナの最近の開発によって、標準的な長さを40フィートから45フィートに伸ばすことが可能になり、一部の国では長さ58フィートのものまである。
【0004】
今までは、前述の40フィートの標準コンテナ用取り扱い装置および運搬車両は、長さ40フィート用のみに適応されてきた。
【0005】
最近、より長い45フィートのトップ・リフティング用スプレッダと、長さ45フィートの貨物倉セルガイドとを、45フィートのコンテナの固定及び誘導のために海洋貨物船またはコンテナ船に使うことが、ますます一般的になってきている。
【0006】
40フィートと45フィートのコンテナの相互互換性のために、補助的なキャプチャポイント及びハンドリングポイント(隅柱のツイストロックなど)が、45フィート長のコンテナの40フィート位置に必要である。
【0007】
これによって40フィートのスプレッダ、及びおそらく40フィートトレーラーまたはレール付き貨車は、コンテナが各端においてそれぞれ2フィートずつ延長して40フィート位置にあるキャプチャ付属品と係合することが可能である。
【0008】
しかし、45フィート長のセルガイド内で45フィートコンテナを取り扱うために40フィートスプレッダを使用することには問題がある。
【0009】
いったん船内に収納されると、45フィートコンテナは45フィート長のセルガイドを滑り降り、セルガイド表面にあるコーナー付属品を擦る。
【0010】
この方法で、45フィートコンテナは安全且つ迅速に、下部にある45フィートコンテナに対し正確な位置で船内に降ろされ、ハンドリング及びサポート付属品の上に置かれる。
【0011】
40フィート長のスプレッダが45フィートコンテナに装着されている限り、セルガイド内の縦と横の位置の精度は確保される。
【0012】
いったんコンテナから取り外されると、40フィートスプレッダはセルガイドによって上に揚げられるようになるが、コンテナと接触させるセルガイドによる支配はなくなる。
しかし、前記スプレッダは、降ろされたコンテナのデッキ上に曝された貨物から離れて行く。
【0013】
コンテナを獲得するためには、クレーンを使いスプレッダを慎重にセルガイドの間に降ろし、40フィートのキャプチャ付属品それぞれに対し正確に位置づける必要がある。
【0014】
そうする間に、前記スプレッダと貨物が偶発的に接触し、損傷を引き起こす危険がある。
【0015】
このことは、ソリッドルーフ(例えば乾貨)の場合はあまり問題とならない。つまり、キャプチャ付属品が位置づけと係合に失敗しても、前記ソリッドルーフ屋根が屈折して前記スプレッダを支え、内部の貨物を保護するからである。
【0016】
オープンフレームのフラットラックには屋根がないため、セルガイドと上部コーナー付属品との間を40フィートのスプレッダが滑り降りることは、曝されている貨物に容易に打撃を与え得る。
【0017】
従って、フラットラックには、何らかの貨物を保護する形態があることが望ましい。
【0018】
保護のための1つのオプションは、あくまでも45フィートのスプレッダをセルガイド操作で使うことであり、実際これは実質的な規範である。
【0019】
45フィートのスプレッダは容易にセルガイドを通って降り、隅柱に配置されるようなタイプの45フィートのキャプチャ付属品に直接位置づけられ、貨物に損傷を与えることなく安全に前記フラットラックを獲得することができる。
【0020】
しかし、40フィートスプレッダは現在も使用されており、45フィートのセルガイド船でさえ使われている。
【0021】
既存のコンテナ船との適合性のために、40フィートの位置にキャプチャ付属品及びハンドリング付属品を提供する必要がある。これは、(セルガイドのない)地上ベースの操作では、40フィートのスプレッダがいまだに使用されているからである。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0022】
本発明の1つの態様によれば、フラットラックは(隅柱上等に)異なるハンドリング長でキャプチャ付属品とハンドリング付属品とを有する。
【0023】
代表的な例は、45フィートと40フィートの標準位置の両方に置かれるキャプチャ付属品及びハンドリング付属品である。
【0024】
これにより、2つのモードによるハンドリング操作が可能となる。
【0025】
キャプチャ付属品及びハンドリング付属品は、それぞれの支柱に置くか、または1つの柱を共有することができる。
【0026】
複数の柱は、油圧ラム及び/またはケーブルのような共通延長ドライブを有する支柱モジュールでグループ化することができる。
フラットラックの折り畳み
フラットラックは一般にが折り畳み可能であるため、プラットフォーム・ベースから貨物が降ろされると、エンドフレームと隅柱が前記ベース上に折り畳まれ、折り畳まれたコンパクトな「平らなパッケージ」にする(空の状態に戻る)ことができる。
【0027】
そのような折り畳まれたユニットは、経済的な保管及び輸送のために1つずつ上に積み上げることが可能である。
【0028】
前記コンテナを積み上げたスタックが1つのコンテナの底面積を共有し、スタックの奥行きが、コンテナの標準の奥行きに合致した設計にできる。
【0029】
従って、(それぞれのキャプチャ付属品を通して)スタックが連結されると、一体化した荷物としてスタック内容物をまとめて取り扱うことが可能である。
【0030】
隅柱が40フィート及び45フィートの位置に必要であれば、合計8つの隅柱が共通プラットフォーム・デッキの上に取り付けられることになり、前記隅柱はすべて折り畳み可能であり、おそらくは互いに重なり合うように折り畳まれ、折り畳まれたスタックの高さがその分増す。
【0031】
本発明の別の態様によれば、フラットラックは、例えば40フィートと45フィートの標準位置の両方で、異なるキャプチャ長及びハンドリング長で隅柱上にハンドリングとキャプチャ付属品を有し、前記付属品はすべてベースデッキ上にコンパクトに折り畳まれるか、または入れ子状に多重デッキ・プラットフォーム上に折り畳まれる。
【0032】
具体的な構造において、フラットラックは長方形ベースの一方または両方の端に複数(2若しくはそれ以上)の柱構造を有し、それぞれの上端に複数の異なるコンテナ取り扱い範囲が得られるようにキャプチャ及びハンドリング付属品が取り付けられている。
【0033】
対面する支柱に旋回軸を取り付けすることにより、内側に向けて横倒しに折り畳み、プラットフォーム・デッキ上に相互に重なるようにすることが可能である。
【0034】
異なる高さにある支柱旋回軸により、相互に折り重なることが可能となる。
【0035】
支柱旋回軸取り付け部分は、柱の重量と平衡するようにトーション・バーばねによって付勢することが可能である。
【0036】
積載された油圧ラムとケーブル・プリー・ドライブの連結作用により、支柱延長およびデッキ停止動作が可能である。
【0037】
対の伸縮自在の支柱は、異なる標準長でのそれぞれのキャプチャ及びハンドリング付属品と共にラムとケーブル・ドライブの共同作用によって作動可能である。
【0038】
可動デッキは、異なる標準長でのそれぞれのキャプチャ及びハンドリング付属品と共に長さの調整可能な対の支柱によりそれぞれの角にまたはその近傍に運ばれることができる。
【0039】
可動上部デッキは、ベースデッキ上に取り付けられている支柱によって運ぶことが可能である。
【0040】
末端アクセス閉鎖ゲートは、各デッキ端の反対側にあるキャプチャ及びハンドリング付属品と共に対の支柱の間に取り付けることができる。
【0041】
デッキ端の輪郭を先細りにすることにより、自動車貨物のための末端傾斜台を形成することができ、それにより自動車を傾け、フラットラックのデッキ領域にコンパクトに収めることができる。
同様に、デッキフロア中間デッキ端にヒンジでつなげたトラップドアにより、その上に車輪が乗るように配置された自動車貨物の局所的傾斜が可能となる。
【0042】
複数のキャプチャ及びハンドリング付属品は、個々の支柱によって運ぶことができる。
【0043】
支柱延長ラムは、柱の領域内に配置することができる。
【0044】
同様に、ケーブル・サスペンションも支柱領域内に配置することができる。
【0045】
デュアル・インターフィッティング・デッキは、内側に向けて横倒しに折り畳むように旋回軸取り付けされた長さの調整可能な支柱の間で運ぶことができ、相互はめ込みデッキ内で支柱とともにコンパクトに全体が折りたためるようになる。
【0046】
選択的に作動可能なデッキロックにより、デッキの位置を固定することができる。
【0047】
選択的に作動可能な折り畳み式インターロックを、内向きに折り畳まれた支柱の間と、それによって運ばれるゲートと、下部のデッキとに取り付けることができる。
【0048】
折り畳み式支柱と下部のデッキの相互作用により、残されたコーナー・スタブ柱と付随のキャプチャ及びハンドリング付属品を支えることができる。
【0049】
可動デッキ・オーバートラベル設備は、甲板積載を容易にすることができる。
【0050】
可動デッキ・オーバートラベル・ロックは、甲板積載においてアクセスを確実にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0051】
実施形態
以下、本発明の一部の具体的な実施形態を特定の実施例を示す目的としてのみ、付随の図面を参照して説明する。
図面を参照して
図1は、長さ約40フィートの典型的な既知の折り畳み式コンテナ50を示し、プラットフォーム・ベースデッキ10の各端に、対の対面する隅柱12が載っている。
【0052】
各隅柱12の上には、上部キャプチャ及びハンドリング付属品13があり、前記付属品は例えば、標準的ないわゆる「ツイストロック」として最も外側の3つの側面にアパーチャがある空洞の長方形の箱である。
【0053】
同様に、底部キャプチャ及びハンドリング付属品15が、フラットラック50の4つの底部隅それぞれに置かれる。
【0054】
図1は、フラットラック50のベースデッキ・プラットフォーム10の上に縦に置かれた3台の小型車16を示す。
【0055】
フラットラック50全体の高さ(地面から上部付属品13までの距離)は、固定された末端支柱フレーム46によって制限される。
【0056】
図2は、フラットラック50に類似のフラットラック18を示すが、各端にベースデッキ・スタブ延長17があり、それにより、全長は典型的に約45フィート若しくはそれ以上となる。
【0057】
しかし、支柱46は40フィートの長さの位置に維持される。
【0058】
フラットラック18の上には、キャプチャ及びハンドリング付属品(例えばツイストロック)を有するクレーン・リフト・スプレッダ19が懸垂されており、それにより、上部付属品13の上部アパーチャ14が係合され、フラットラック18が獲得され、持ち上げられる。
【0059】
キャプチャ付属品20が上部付属品13の上部アパーチャと整列せず、どちらか一方の側に置かれると、20’のキャプチャ付属品と共に示された19’が示すように、接触により乗用車16の屋根に深刻な損傷をきたす可能性がある。
【0060】
45フィート長のフラットラック18が、対応する45フィート長の船舶セルガイド21に置かれると、その縦横の位置が制約される。
【0061】
しかしながら、45フィート長のセルガイド21の中に降ろされた40フィート長のスパン・スプレッダ19は、点線19’が示すように両側に振れることが可能であるため、乗用車16に被害を与え得る。
【0062】
スプレッダ19を、例えば点線19"が示すように45フィート長に作り、ツイストロックを20’、20"に置けば、スプレッダ19"もセルガイド21によって制約されるため、貨物16の損傷は起こり得ない。
【0063】
これまでは、スプレッダまたはコンテナのいずれも、40フィートと45フィートの長さのキャプチャ付属品20を有するように作られていない。
【0064】
従ってフラットラック18の貨物16は、45フィートスプレッダ19の接触からは保護されるが、40フィートスプレッダ19からは保護されない。
【0065】
図3は、本発明の実施形態の透視図を示し、複数のデッキと、折り畳み式隅モジュール70として設計された対の支柱それぞれの上に置かれたデュアルスパン(40フィートと45フィートの長さの)キャプチャ及びハンドリング付属品とを有する。
【0066】
より具体的には、ベース22は、ブレースで支えられたスチール波板のプラットフォーム・デッキ・フロア24の各側面にある、縦に直立したサイドレール23が作る浅い盆の形(shallow tray)をしている。
【0067】
内側の(底部)支柱25は、40フィートの長さの位置にあり、近接する外側の(底部)柱26は45フィートの長さの位置にある。
【0068】
底部柱25及び26は構造的に橋板47に接合されており、それにより、ベース22に載せられた隅柱モジュール70が統合する。
【0069】
底部柱25及び26は、サイドレール23に取り付けられたヒンジ29によってベース22上に旋回軸取り付けされており、図8及び10が示すように、対のトーション・バー付勢バネ**が付随している。
【0070】
底部柱25、26を、空洞(長方形または円形)の箱のセクションとして構成することができ、そこへ、それぞれ内側と外側の上部柱55及び56を順にはめ込むことによって、可動上部デッキ42を運ぶ。
【0071】
上部柱55、56は、キャプチャ上部付属品31及びハンドル上部付属品33により蓋をして閉じられる。
【0072】
上部レール37は付属品31、33に接合し、(スプレッダ打撃)ガードバー38によって内側に延長される。
【0073】
対(または単独)のアクセス用エンドゲート28は、反対側のデッキ端で外側底部柱26にヒンジ39で取り付けられている。
【0074】
ヒンジ30により、ゲート28は270度回転することができ、互いに、若しくは反対側の柱26と接触する閉じた位置から、ベース22に沿って手前に開かれた位置(図示せず)まで旋回する。
【0075】
ベースデッキ24の上には、やはり波板スチール製であるブレースされたプラットフォーム・デッキ・フロア43の対面する側部にある直立した長手方向のサイドレール49の可動上部デッキ42がある。
【0076】
上部デッキ42は、取り外し可能なピン51によってサイドレール49に取り外し可能な方法で接続されているワイヤーケーブルまたはチェーン41により懸垂されており、ケーブル41は、内側の上部柱55上に取り付けられたプリー・ホイール39に乗って動く。
【0077】
プリー39は柱55と上部付属品31の軸の近くに配置され、前記プリーはケーブル41を隅支柱モジュール70に近づける、若しくはその制限範囲内で動かす。
【0078】
図10により更に明確に示すように、ケーブル41のもう一方の端は、アンカーピン53で内側底部柱25に固定されている。
【0079】
移動制限ストップ54は、底部柱25、26の一方または両方に取り付けられ、それにより、上部柱55、56を延長するためにケーブル41が解除されて獲得用付属品31、33が露出されたときに、図6が示すように上部デッキ42を支える。
【0080】
制限ストップ54は、貨物がベースデッキ22に積載されたときに上部デッキ42の下方制限となるが、シングル・デッキとして作動する形態またはフラットラック全体を折り畳む前の準備段階として、上部デッキ42を下げてベースデッキ22の上に乗せるためには、前記制限ストップが解除される。
【0081】
取り外し可能なデテント(戻り止め)58は、付随する底部及び上部柱25/55及び26/56を合体してロックするように作動可能である。
【0082】
図4及び5は、まず上部デッキ42を動かし、次に上部デッキ積載物66を越えるところまで延びる上部支柱55、56の延長を示す。
【0083】
操作上は、横軸ヘッダービームまたはブレースがない状態では、上部デッキ42及びそれに付随する積載物(乗用車)66を、ベースデッキ22の上へ運び上げることが可能である。
【0084】
これにより、ベースデッキの積載物(乗用車)65を運転して載せ降ろしするために十分なスペースが車の頭上に与えられる。
【0085】
いったん両方のデッキ22、42へ貨物が積載されたら、図5が示すように上部デッキ42を下げてベースデッキ22に近づけることが可能である。
【0086】
この形態において、ベースデッキ22上の背の高い自動車65の屋根は、上部デッキ42のデッキ下部の制限をいくらか越えて入り込むことができ、それにより、積載物全体をコンパクトにまとめることができる。
【0087】
上部デッキ42をロック64により制止させることができ、ピン51を解除することによってケーブル41の連結を解くことができる。
【0088】
これにより、上部柱55、56の完全延長が可能となり、付随するキャプチャ付属品31、33を露出し、上部デッキ積載物(乗用車)66の上まで伸ばすことができる。
【0089】
この形態においてコンテナ60は、スプレッダ(図示せず)による取り扱い、またはその上に積まれた対応するコンテナの支持が可能となる。
【0090】
柱間デテント(戻り止め)
確実に固定するために、柱間デテント58を上部柱55、56とそれぞれ対応する底部柱25、26との間に係合し、サポート・ワイヤ41またはリフト・ラム35の折り畳みが失敗したときに作動する初期設定積載物運搬ストップとする。
【0091】
いったん望ましい位置に上げられると、上部支柱55、56は、対応する整合された穴を貫通するデテント58によって、それぞれ対応する底部柱25、26にロックされる。
【0092】
デテント58は、キャプチャ付属品31または33に置かれた揚重、振り、及び積み重ね負荷に耐える。
【0093】
柱間デテント58は、望ましくは平面ラッチピンの形に作られ、それにより、負荷を拡散し、磨耗またはその場での焼き付きの危険を最小限にする。
【0094】
リフト・ラム
油圧リフト・ラム35は、内側及び外側の底部支柱25、26の間に配置される。
【0095】
延長可能なラム・ピストン36は、上部の内側及び外側の支柱55、56の間にあり、獲得ピン34によってバー37に固定されている。
【0096】
リフト・ラム35は、隅モジュール70内のベースフレーム上にあり、獲得ピン34を介しバー37上で、例えばハンド・ポンプによって選択的に作動する。
【0097】
ラム36の引き込みまたは延長は、上部柱55、56及び付随するプリー39を動かし、前記プリーは、前記ラム36が迅速なデッキ動作のために「届く距離」を倍にする作用により、ケーブル41の長さを伸縮させる。
【0098】
U型デッキ
上部及びベースデッキ42、22は、一定のインターフィットに適した相補的な「U」型の横断面の輪郭である。
【0099】
従って、ケーブル41と、リフト・ラム35の後退とによって完全に下げられると、図10が示す部分的末端部の点線が示すように、上部デッキ42はベースデッキ22の輪郭が定める「U」型の盆の中に納められる。
【0100】
ガードバー38は、例えば横方向に不整合の40フィートスプレッダが上部デッキ積載物66と接触するのを防ぐ。
【0101】
従って、積載物に損傷を与える危険を伴わずに、40フィートまたは45フィートのスプレッダを使うことが可能であり、この点が、図2が示すフラットラック18と異なる。
【0102】
柱ヒンジ
柱ヒンジ29は、水平長手方向の旋回ピン27軸を有し、それにより、底部柱25及び26はベースデッキ24に向けて横倒しに共に折り畳まれる。
【0103】
図6は、デッキの両側にある底部柱25、26のヒンジ29の異なる相対的高さを示す。
【0104】
これにより、折り畳み式柱25、26が内側に横倒しに折り畳まれたときに互いに重なり合い、ベースデッキ22の範囲内に収まることが可能となる。
【0105】
ゲートロック
輸送及び荷物の取り扱いの際に支柱25、26を直立に維持するために、単独または複数のエンドゲート28が、合体させてロックされ及び/またはスピゴット52によって反対側の柱にロックされる。
【0106】
柱とゲートが完全に内側に折り畳まれると、それらはロック57によって下部のベースデッキ24に固定され、堅固なブレース構造を作り出す。
【0107】
スタブ柱
それぞれの上部獲得・取り扱い付属品68とともに残された直立スタブ柱67は、横倒しに内側に折り畳まれた支柱25、26より上に突き出る。
【0108】
これにより、図9が示すように、内部の付属品に接触損傷を与えずに相互に積み重ねることが可能になる。
【0109】
これらスタブ柱67には、苛酷な振れ・積み重ね負荷がかかるが、前記スタブ柱は、インターロックした柱、ゲート、及びデッキ構造によって支えられている。
【0110】
図7では、エンドゲート28は180度まで開かれており、これによりベース22のフロア24へ貨物を積載することが可能となる。
【0111】
上部デッキ42のデッキフロア44は上に揚げられた位置で示されており、これにより、フロア23上の乗用車66の下を通り、乗用車65を運転して載せ降ろしすることが可能である。
【0112】
図8は、図6及び7に対応する端面図を示しているが、上部隅支柱延長部55,56は、それぞれの底部隅支柱25、26の中に引き込まれている。
【0113】
エンドゲート28は270度まで手前に開かれており、フラットラック60の縦の側面に沿って置かれている。
【0114】
上部デッキ42は下げられており、そのフロア面44はベースデッキ・フロア24上にある。
【0115】
フラットラック22を折り畳むために、柱25及び26は、図面においてフロア24に向かう矢印A及びBが示すように、それぞれ左からと右から互い違いに内側に折り畳まれる。
【0116】
ガードバー38と上部レール37は、前記隅柱25、26と共に容易に折り畳まれ、それに伴って1若しくはそれ以上のエンドゲート28が折り畳まれ、全体にコンパクトな折り畳みモジュール60の輪郭の中に納まる。
シングル・エンドゲート28の底部支柱が先に折り畳まれると、ゲート28は、それが取り付けられた柱及び上に重なっている柱の両方の下に置かれる。
【0117】
傾斜台になったベースデッキ24の輪郭により、底部柱25、25はベースのサイドレール23の深さに納まるように折り畳まれる。
【0118】
一体型支柱
個別の柱25/55、26/56を、1つの柱に一体化することが考えられる。
【0119】
45フィート及び40フィート長用キャプチャ付属品31、33を、上部レール37またはガードバー38に沿って(再)配置することが可能である。
【0120】
スタック
図8は、平坦に折り畳まれたフラットラック60を5つ積み重ねたスタック80の端面図であり、上述のように、それぞれの支柱25及び26は内側に折り畳まれている。
【0121】
スタック80全体の深さは、立ち上げられた1つのフラットラック60の深さに総じて等しく、上部柱55、56はそれぞれの底部柱25、26内に引き込められている。
【0122】
フラットラック60が、それぞれに近接するキャプチャ付属品68を介して相互連結されることにより、一体化されたスタック・アセンブリ80を作ることが可能であり、最上部にある付属品68によって取り扱うことが可能である。
【0123】
図10は、側面の一部を拡大し、フラットラック60の一方の端にある隅支柱モジュールの詳細を示している。
【0124】
隅柱25、26は、立ち上げられ、合体してロックされているか、若しくはゲートがヒンジで接続されている柱の反対側の柱にロックされている1若しくはそれ以上のエンドゲート28によりロックされている。
【0125】
柱55、56は、上部レール37、キャプチャ付属品31、33、及びガードレール38と共に、点線37’が示す完全に引き込まれた位置から上に上げられている。
【0126】
ポンプ駆動式の油圧ラム35は、柱25、26内部で柱55、56を動かす。
【0127】
ラム・ピストン・ロッド36は、上部レール37にあるピン34を介して作動し、上部レール37を押し上げ、上部構造60(要素55、56、37、及び38を含む)を上昇させる。
【0128】
柱55、56がいったん望ましい高さに上昇したら、柱55、56を、軸48で作動するデテント58によってその位置にロックすることができる。
【0129】
上部支柱55、56を引き込めるには、デテント58を引き込めることにより、重力の作用でラム・ピストン36を引き込めるか、ラム35シリンダー排気ポンプ作用によりそれを行うか、またはその両方を行う。
【0130】
上部支柱55、56の上昇と下降は、追加的機能を有する。
【0131】
プリー・ホイール39は、ブラケット49によってバー37に取り付けられている。
【0132】
前記プリー39には、上部デッキ42の一方の端**に止められているチェーンまたはワイヤ・ロープ41がかけられており、もう一方の端はピン63によって柱25に固定されている。
【0133】
ラム35が上部支柱55、56を上下するにつれ、ベース22に納まっている最低位42’から望ましい高さ42"まで、ワイヤ41は前記動作を上部デッキ42に伝達する。
【0134】
いったん望ましい高さになったデッキ42は、柱25にあるデッキロック64によって定位置に止めることが可能であり、それによりデッキ42を輸送用に固定することができる。
【0135】
詳述した前記フラットラック60は、伸縮自在の隅支柱55、56を有するが、高さの固定した隅支柱を使うことも考えられる。
【0136】
その他の実施形態には、デッキ24上の乗用車66の傾斜を最大にするように形作ったデッキ24表面が含まれる。
【0137】
この事例において、可動上部デッキ42はサイドレール43の上部端にプラットフォーム充填物を有し、それにより、下部のベースデッキ22にある貨物の頭上空間が大きくなる。
【0138】
図5が示すように、局所的に上部デッキフロア24の一部若しくは全部を、間隔を空けて置かれた横軸バー61と交換することにより、個々の乗用車66の車輪を捉えて支えることが可能である。
【0139】
バー61をデッキ22に固定せず、調整可能にすることにより、上部デッキ42をベース22から離して上昇させたときに乗用車66を選択的に局部傾斜させることができる。
【0140】
組み込まれるラム35またはプリー・ホイール39、及びケーブルまたはチェーン41は不可欠ではない。
【0141】
むしろ、クレーン、フォークトラック、または何らかの他の特殊装置のような外部または補助的手段によって上部デッキ42を上昇させ、下降させることが可能である。
【0142】
ベースデッキ22及び可動上部デッキ42の長さを調整可能とすること(伸縮自在にすること)が可能である。
【0143】
従って、45フィートのフラットラックを延長または引き込むことにより別の長さにすることが可能である。
【0144】
40フィート及び45フィート長は、広く採用されている標準的な長さであるが、他の長さも可能である。
【0145】
上部デッキ42を高いレベルに上昇させ、下部デッキ貨物の保護カバーまたは屋根とすることが可能である。
【0146】
エンドゲート28を全部または部分的に充填またはパネル付けし、貨物を保護することができる。
【0147】
柱55の間でガードバー38からサイドカーテンを下げ、下部サイドレール23に接続することにより、閉じられた貨物室を作ることができる。
【0148】
デッキ42の一端をもう一方の端よりも先に上昇させ、傾斜したスロープを乗用車26が上がるようにすれば、ラム35の上昇作業が軽減される。
【0149】
入れ子状になったベース及び上部デッキ22、42の共同作用が可能であり、一体化された構造物としてロックすれば、より大きく重い自動車または貨物を支えることができる。
【0150】
(直立)柱15,16の間隔よりも幅の広い自動車は、図面に描かれた垂直の位置を越えて斜めに押し出すことにより、前記柱の間を通過することができる。
【0151】
実際、柱は、例えば水平な位置まで外側に広げる(折り倒す)ことが可能であり、それにより、ベース14の内側の幅よりも大きいアクセス幅が得られる。
【0152】
デッキ42は取り外し可能である。
【0153】
デッキフロア24、44は、複数の分離した要素によって構成することが可能であり(ただし端は相互連結している)、それにより局所的に個別にスロープを調整すれば、異なる形状及びサイズの乗用車を積載することが更に容易になる。
【0154】
デッキ端の傾斜台の代替物及び中間トラップドアについては後に説明する。
【0155】
プリーの設置
望ましくはケーブル移動プリーは、前記ピストン・ラム軸センターライン上またはその近くに取り付けられる。
【0156】
柱ベース旋回軸
望ましくは柱ベース旋回軸も、前記柱軸またはセンターライン上またはその近くに取り付けられる。
背が高く先細りの形の自動車
いわゆるワンボックスカーまたは多目的車(MPV)のように、背が高く、より直立した形の自動車は、背の高い後部端(テールゲート)から、浅いフロント・ボンネットに向けていくらか先細りの輪郭をしている。
【0157】
輸送中の位置にある積載物の高さまたはデッキ間の頭上空間は、全体に等しい深さであるため、背の高い自動車には不十分であるか、前述のように複数積載するときに非効率的に空間が占有される可能性がある。
【0158】
出願人が先に提出した「マルチデッキ(Multi−Deck)」国際出願番号第PCT/GB97/02319号は、デッキ部分と付随する相対的な積載物傾斜及び再配向によって、より高い密度で入れ子状に積載する方法を構想している。
【0159】
デッキ端の傾斜
デッキ端の傾斜により、端にある自動車の後輪がやや低く置かれる。
【0160】
これには、完全に分離されたデッキが一端から逆になるように、端の最も近くに載せられる自動車を、それぞれの端から前向きに載せる必要がある。
【0161】
デッキ・トラップドア
同様に、(図13の上部デッキの69のような)デッキ・トラップドアを取り付けることにより、背の高い(後部)車両端にある車輪がデッキの中のより低い位置に置かれ、前記屋根の輪郭は、用意された積載物の高さに合わせやすくなる。
【0162】
これには、デッキ積載空間の垂直方向が含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0163】
種々の組み合わせ
具体的に記述される様々な特徴を、選択的に「種々の組み合わせ」をすることができるが、実行可能なすべての組み合わせを本書に含めるのは実際的ではない。
【図1】図1は、長さ約40フィートの既知のシングル(ベース)プラットフォーム・デッキまたはフラットラックであり、3台の自動車(乗用車)が縦に積まれた側面図である。
【図2】図2は、約45フィートの長さに延長された図1のフラットラックの延長改良型であり、コンテナ化された貨物船セルガイドに置くためのものであり、40フィート長のスプレッダ・ビームと共に示されている。
【図3】図3は、本発明に従い、自動車積載用に適応された折り畳み式多重(デュアル)デッキ・フラットラックの透視図であり、40フィート及び45フィートのキャプチャ及びハンドリング付属品が搭載されている。
【図4A】図4A〜4Cは、図3のデュアルデッキ・フラットラックの荷役操作を順に示しており、 より具体的には、 図4Aは可動上部デッキがベースデッキ上に下げられており、角にある直立した支柱モジュールの間にある状態を示している。
【図4B】図4A〜4Cは、図3のデュアルデッキ・フラットラックの荷役操作を順に示しており、 より具体的には、 図4Bは前述の下げられた上部デッキへの最初の自動車貨物積載を示している。
【図4C】図4A〜4Cは、図3のデュアルデッキ・フラットラックの荷役操作を順に示しており、 より具体的には、 図4Cでは上部デッキが上げられ、ベースデッキへの積載と任意の支柱延長が可能となっており、キャプチャ及びハンドリング付属品が上部デッキ貨物の高さより上にある。
【図5】図5では、図4Cのフラットラックに貨物が満載されており、覆いとなるコンテナを支えるために末端支柱モジュールが延長されている。
【図6】図6及び7は、図3、4、及び5のフラットラックの端面図であり、1つの隅柱に取り付けられた、全幅の1つのエンドゲートが閉じているが、その代替として半幅のゲートを2つ使い、各柱に1つずつ取り付けてもよい。より具体的には、 図6において、1つのシングルゲートが開かれており、障害なくデッキの端からアクセスできる。
【図7】図6及び7は、図3、4、及び5のフラットラックの端面図であり、1つの隅柱に取り付けられた、全幅の1つのエンドゲートが閉じているが、その代替として半幅のゲートを2つ使い、各柱に1つずつ取り付けてもよい。より具体的には、 図7においてゲートは閉じており、末端ブレースとして、対面する末端柱の間で連結している。
【図8】図8は、デッキの1つの端にある、横倒しに内側へ折り畳まれたデュアルスパン(40フィート及び45フィートの長さが可能な)隅支柱モジュールの端面図である。
【図9】図9は、図3、4、及び5の折り畳まれたフラットラックが積み上げられた状態を示す端面図である。
【図10】図10は、油圧ラムとケーブル・プリー・リフトが取り付けられた、図3、4、及び5のデュアルスパン(40フィート及び45フィートの長さ)末端隅柱モジュールを示す。
【図11】図11〜14は、前述の図の特徴を実施形態として有する設計のフラットラックを示す。 図11は、デュアルデッキ・フラットラックの3次元透視図であり、(40フィート長及び45フィート長のキャプチャ及びハンドリング付属品を有する)隅支柱モジュールによって運ばれる可動上部デッキを有し、前記モジュールはベースデッキの上にあり、内向きにコンパクトに折り畳まれるように取り付けられている。
【図12】図11〜14は、前述の図の特徴を実施形態として有する設計のフラットラックを示す。 図12は、図11のフラットラックの側面図であり、上部デッキは隅柱モジュールにある延長可能ラム上のプリー・トラベラーによってケーブル・サスペンションから上げられている。
【図13】図11〜14は、前述の図の特徴を実施形態として有する設計のフラットラックを示す。 図13は、図11及び12のフラットラックの平面図である。
【図14】図11〜14は、前述の図の特徴を実施形態として有する設計のフラットラックを示す。 図14は、図11〜13のフラットラックの端面図であり、上部及びベースデッキへのアクセスのためにヒンジで取り付けられた1つのエンドゲートを有する。
【符号の説明】
【0164】
コンポーネント一覧
10 プラットフォーム・ベース
12 隅柱
13 上部キャプチャ及びハンドリング付属品
14 上部アパーチャ
15 底部キャプチャ付属品
16 乗用車貨物積載物
18 フラットラック
19,19’ クレーン・リフト・スプレッダ
20,20’ キャプチャ付属品(スプレッダ19)
21 セルガイド
22 ベース
23 縦のサイドレール
24 プラットフォーム・デッキ・フロア
25 (内側)底部支柱
26 (外側)底部支柱
27 旋回ピン
28 エンドゲート
29 柱ヒンジ
30 ゲートヒンジ
31 上部キャプチャ及びハンドリング付属品
33 上部キャプチャ及びハンドリング付属品
34 キャプチャ・ピン
35 リフト・ラム
36 ラム・ピストン
37 バー
38 ガードバー
39 プリー
41 ワイヤーケーブル/チェーン
42,42’ (可動)上部デッキ(+42")
43 サイドレール
44 デッキ
45 ラム・フレーム
46 隅支柱エンドフレーム
47 橋板
48 デテント(58)軸
49 プリー・ブラケット
50 フラットラック
51 取り外し式ケーブルピン
52 ゲート・スピゴット・ロック
53 ケーブル・アンカーピン
54 移動制限ストップ
55 (内側)上部柱
56 (外側)上部柱
57 ゲート・柱・デッキロック
58 柱間デテント
59 付勢バネ
60 フラットラック
61 デッキ・バー
62 バー位置
64 (上部)デッキロック
65 (底部デッキ)乗用車積載物
66 (上部デッキ)乗用車積載物
67 スタブ柱
68 キャプチャ及びハンドリング付属品
69 (デッキ)トラップドア
70 隅支柱モジュール
80 スタック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
{異なる長さのキャプチャ}
プラットフォーム・デッキまたはフラットラック・コンテナであって、
キャプチャ及びハンドリング付属品を有し、
異なる長さで配置されているものである。
【請求項2】
{集合付属品}
請求項1のフラットラックにおいて、
キャプチャ及びハンドリング付属品を有し、
異なる長さ標準によって集められたものである。
【請求項3】
{異なる長さの支柱及び付属品}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
それぞれの支柱と、
付随のキャプチャ及びハンドリング付属品とを有し、
異なる長さであるものである。
【請求項4】
{複数の集合支柱}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
複数の支柱を有し、
1つの柱モジュール内に、
デッキ端においてまたはデッキ端に近接して集められているものである。
【請求項5】
{独立した折り畳み式支柱集合}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
独立した折り畳み式支柱集合を有するものである。
【請求項6】
{40フィート及び45フィート付属品}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
キャプチャ及びハンドリング付属品を有し、
40フィート及び45フィート長さの両方で、
2つの取り扱い標準を満たすものである。
【請求項7】
{横倒しに折り畳まれる支柱}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
対面する側に支柱を有し、
旋回軸が取り付けられており内側に横倒しに折り畳まれて、
プラットフォーム・デッキ上に互いに重なり合うものである。
【請求項8】
{異なる高さの柱旋回軸}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
異なる高さに支柱旋回軸を有し、
互いに重なり合って折り畳まれるものである。
【請求項9】
{トーション・バー柱の平衡}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
支柱旋回軸取り付け部分を有し、
トーション・バーばねにより付勢されており、
柱の重量と平衡するものである。
【請求項10】
{ラム及びケーブル・プリー・デッキ・サスペンション}
上記請求項のいずれかのフラットラックであって、
積載された油圧ラムと
ケーブル・プリー・ドライブ連結とを有し、
支柱延長と、
懸垂されたデッキとの移動を行うものである。
【請求項11】
{対の支柱}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
対の伸縮自在の支柱を有し、
ジョイント・ラムとケーブル・ドライブとにより作動可能であり、
それぞれのキャプチャ及びハンドリング付属品を、
異なる標準長さで有するものである。
【請求項12】
{長さ調整可能な対の支柱}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
可動デッキを有し、
各隅においてまたは各隅に近接して置かれた、
長さ調整可能な対の支柱によって運ばれ、
前記対の支柱はそれぞれのキャプチャ及びハンドリング付属品を、
異なる長さで有するものである。
【請求項13】
{可動上部オーバー・ベースデッキ}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
可動上部デッキを有し、
支柱によって運ばれ、
前記支柱はベースデッキに載っているものである。
【請求項14】
{末端アクセスゲート}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
末端アクセス閉鎖ゲートを有し、
対の支柱の間に、
それぞれのキャプチャ及びハンドリング付属品を、
各デッキ端の対面する側に有するものである。
【請求項15】
{デッキ傾斜}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
デッキの端が先細りに形成されており、
それにより自動車貨物用の末端傾斜台が作られ、
コンパクトに収納するために自動車を傾けることが、
フラットラック・デッキの限られた空間で可能となるものである。
【請求項16】
{デッキ・トラップドア}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
デッキフロアにヒンジ取り付けされたトラップドアを、
デッキフロア中間のデッキ端に有し、
自動車貨物の局所的傾斜が可能となり、
その上に車輪が置かれるものである。
【請求項17】
{各柱の複数のキャプチャ付属品}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
複数のキャプチャ及びハンドリング付属品を有し、
個々の支柱によって運ばれるものである。
【請求項18】
{柱内の延長ラム}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
支柱延長ラムを有し、
柱の領域内に配置されるものである。
【請求項19】
{柱内ケーブル・サスペンション}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
ケーブル・サスペンションを有し、
支柱の領域内に配置されるものである。
【請求項20】
{デュアル・インターフィッティング・デッキ}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
デュアル・インターフィッティング・デッキを有し、
長さ調整可能な支柱の間で運ばれ、
前記支柱が旋回軸取り付けされており内側に横倒しに折り畳まれることにより、
全体がコンパクトに折り畳まれ、
互いに重なり合うデッキ内に支柱を有するものである。
【請求項21】
{デッキロック}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
選択的に作動可能なデッキロックを有する。
【請求項22】
{折り畳み式インターロック}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
選択的に作動可能な折り畳み式インターロックを有し、
内側に折り畳まれた支柱の間と、それによって運ばれるゲートと、
下部デッキとに取り付けられる。
【請求項23】
{折り畳みスタブ柱ブレース}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
折り畳み支柱と、
下部デッキの相互作用とを有し、
残りの隅スタブ柱と、
付随のキャプチャ及びハンドリング付属品とを支えるものである。
【請求項24】
{可動デッキ・オーバートラベル}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
可動デッキ・オーバートラベル設備を有し、
デッキ荷役を容易にするものである。
【請求項25】
{デッキ・オーバートラベル・ロック}
上記請求項のいずれかのフラットラックにおいて、
可動デッキ・オーバートラベル・ロックを有し、
それによりデッキ荷役アクセスを固定する。
【請求項26】
{図の実施形態}
本書において前述したフラットラックは、
添付の図面を参照して説明され、且つ示される。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2006−505460(P2006−505460A)
【公表日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−549360(P2004−549360)
【出願日】平成15年11月5日(2003.11.5)
【国際出願番号】PCT/GB2003/004805
【国際公開番号】WO2004/041679
【国際公開日】平成16年5月21日(2004.5.21)
【出願人】(505168218)
【Fターム(参考)】