折り畳み式歯ブラシ
【課題】ブラシ部を収納することにより、清潔性を維持できる折り畳み式歯ブラシを提供する。
【解決手段】上部開口と、前部開口と、枢軸側壁と、保持側壁と、該保持側壁における上部開口の近傍に形成される保持部とを有する中空のケースと、底面と、末端壁と、該末端壁に形成され、前記ケースの保持部と係合可能な保持部とを有すると共に、該ケースの枢軸側壁に枢設される、該シェルの上部開口を封止可能なカバーと、枢軸端と、末端と、外壁とを有すると共に、前記ケースの前部開口に枢設される中空の結合部材と、ヘッドを有し、前記結合部材の末端に取り付けられると共に、該結合部材に回転可能且つ摺動可能に取付けられる軸と、前記軸のヘッドに植設される複数の毛と、を有することを特徴とする。
【解決手段】上部開口と、前部開口と、枢軸側壁と、保持側壁と、該保持側壁における上部開口の近傍に形成される保持部とを有する中空のケースと、底面と、末端壁と、該末端壁に形成され、前記ケースの保持部と係合可能な保持部とを有すると共に、該ケースの枢軸側壁に枢設される、該シェルの上部開口を封止可能なカバーと、枢軸端と、末端と、外壁とを有すると共に、前記ケースの前部開口に枢設される中空の結合部材と、ヘッドを有し、前記結合部材の末端に取り付けられると共に、該結合部材に回転可能且つ摺動可能に取付けられる軸と、前記軸のヘッドに植設される複数の毛と、を有することを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に折り畳み式歯ブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代の生活において歯ブラシは不可欠なものである。その中でも例えば特許文献1に記載の折り畳み式歯ブラシは、携帯に便利な歯磨き道具として発明されたものである。また、図10及び図11に示すように、従来の折り畳み式歯ブラシは、ケース(60)と、ネックシャフト(70)と、複数の毛(80)とを有し、該ケース(60)は、前部開口と上部開口とを有する中空のケースであり、該ネックシャフト(70)はヘッド部を有し、該ケース(60)の前部開口に枢設され、該毛(80)は、該ヘッド部に強固に植設される。
【0003】
前記従来の折り畳み式歯ブラシを使用する時は、前記ネックシャフト(70)を回転させ、前記ケース(60)における上部開口からネックシャフト(70)を回し出し、また、収納する時は、毛(80)が軸(60)の底に向かうように該ネックシャフト(70)を逆回転させて前記上部開口からケース(60)内に収納する。
【0004】
【特許文献1】台湾意匠第D124103号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の折り畳み式歯ブラシには、以下のような問題がある。
1.従来の折り畳み式歯ブラシを携帯するためには、一般にケース(60)及びネックシャフト(70)の長さが短いほど好ましいが、該ケース(60)及びネックシャフト(70)が短ければ短いほど使い難くなってしまう。一方、長い前記ケース(60)及びネックシャフト(70)が長ければ使い易いが、ケース(60)及びネックシャフト(70)が長くなると、折り畳み式歯ブラシのサイズも必然的に大きくなるので、携帯に極めて不向きなものとなってしまう。
2.ネックシャフト(70)を回転させて、上部開口からケース(60)内に収納する時、該ケース(60)の縁部が毛(80)の進入を妨げることがあり、そのような場合には、該毛(80)が湾曲したりまたは破損してしまうことがある。
3.従来の折り畳み式歯ブラシを使用する時、ネックシャフト(70)のヘッド部は使用者の口内と頻繁に接触するものであるにもかかわらず、折り畳み式歯ブラシを折り畳んだ状態においても、該ネックシャフト(70)のヘッド部は外部に露出した状態であることから、ウイルスや菌に汚染され易いので、該ヘッド部に付着したウイルスや菌により、使用者が感染する恐れがある。
【0006】
そこで、出願されたのが本発明であって、常に清潔を維持できる、完全収納が可能な折り畳み式歯ブラシを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の請求項1の発明は、上部開口と、前部開口と、枢軸側壁と、保持側壁と、該保持側壁における上部開口の近傍に形成される保持部とを有する中空のケースと、
底面と、末端壁と、該末端壁に形成され、前記ケースの保持部と係合可能な保持部とを有すると共に、該ケースの枢軸側壁に枢設される、該シェルの上部開口を封止可能なカバーと、
枢軸端と、末端と、外壁とを有すると共に、前記ケースの前部開口に枢設される中空の結合部材と、
ヘッドを有し、前記結合部材の末端に取り付けられると共に、該結合部材に回転可能且つ摺動可能に取付けられる軸と、
前記軸のヘッドに植設される複数の毛と、を有することを特徴とする折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0008】
本願の請求項2の発明は、前記結合部材は、
内径と、前端と、内側壁と、該内側壁に形成される長細状の制限凹入部とを有し、前記ケースの前部開口に枢設される中空の後部結合部と、
前記後部結合部の内径より大きい内径を有し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部における長細状の制限押入部と連通する後部通路と、該後部通路の内径より小さい内径を有すると共に、該後部通路と連通する前部通路と、該後部通路の側壁から外側へ延出し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部の長細状の制限押入部と一直線に合わせられていない制限突出部とを備え、後部結合部の前端に取り付けられる前部結合部とを有し、
前記軸は、取付端と、末端を有すると共に、長手方向に沿って該取付端に形成される突出ロッドと、該突出ロッドの末端から延出する、前記長細状の制限凹入部に挿入可能で且つ前記制限突出部と当接可能な作動突出部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0009】
本願の請求項3の発明は、前記結合部材の後部結合部は、該後部結合部の内側壁における前端近傍及び前記長細状の制限押入部の近傍に形成されると共に、前記前部結合部の制限突出部に対応する傾斜面を有し、
前記軸の作動突出部は、前記後部結合部の傾斜面において摺動可能であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0010】
本願の請求項4の発明は、前記ケースの保持部が、前記保持側壁の外表面に形成される横長突出部であり、
前記カバーの保持部が、前記カバーの末端壁に穿設されると共に、前記ケースの横長突出部と係合し合う横長孔であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0011】
本願の請求項5の発明は、前記ケースにおける保持側壁の外表面に鏡が設けられることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0012】
本願の請求項6の発明は、前記カバーの底面に複数の固定具を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0013】
本願の請求項7の発明は、前記ケースは、該ケースにおける前記前開口の近傍に形成されると共に、前記結合部材に当接される少なくとも1つの阻止部材を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0014】
本願の請求項8の発明は、前記カバーが複数の開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る折り畳み式歯ブラシは上記の課題を解決するものであり、以下の利点を有するものである。
1.結合部材及び軸により、該軸を展開させれば、使い易い長さで歯ブラシを使用することができる。このように本発明に係る折り畳み式歯ブラシは、使用利便性に優れた長さを有すると同時に、収納する時には、短く折り畳めるので、携帯に便利である。
2.軸は、前記結合部材に対して回転自在であることから、該軸を回転させれば、ブラシの位置を変更できるので、折り畳み状態においては、毛をケースに接触させないように収納することができる。
3.カバーは、ケースの上部開口を封止し、軸及びブラシを常に清潔に維持することができる。
4.軸及び毛は簡単に交換することができることから、ケース、カバー及び結合部材を廃棄しなくても、そのまま続けて使用することができるので、環境保護に寄与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの分解斜視図であり、図2は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの部分側面断面図であり、図3は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の拡大背面図であり、図4は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の他の拡大背面図であり、図5は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の拡大背面図であり、図6は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の他の拡大背面図であり、図7は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す部分断面側面図であり、図8は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す他の部分断面側面図であり、図9は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示すさらに他の部分断面側面図である。
【0018】
図1に示すように、本発明に係る折り畳み式歯ブラシは、ケース(10)と、カバー(20)と、結合部材(30)と、軸(40)と、複数の毛(50)とを有するものである。
【0019】
前記ケース(10)は、上部開口(11)と、前部開口(12)と、枢軸側壁と、保持側壁と、2つの枢軸取付部材(13)と、少なくとも1つの阻止部材(14)と、保持部と、鏡(16)とを有する中空のものであり、該枢軸側壁は、内面と外面とを有すると共に、該保持側壁は、内面と外面とを有し、該枢軸取付部材(13)は、該枢軸側壁の内面及び保持側壁の内面に取り付けられるものであり、該各枢軸取付部材(13)は、その縁部に形成される枢軸凹入部(131)を有し、該阻止部材(14)は、ケース(10)における前部開口(12)の近傍に形成され、該保持部は、該保持側壁に形成される。また、前記保持部は、横長突出部(15)であってもよく、前記保持側壁の外表面に形成され、前記鏡(16)は、該保持側壁の外表面に強固に取り付けられる。
【0020】
前記カバー(20)は、底面と、末端壁と、複数の固定具(22)と、保持部とを有すると共に、前記ケース(10)の枢軸側壁に枢着され、該ケース(10)の上部開口(11)を封止可能とするものであり、該固定具(22)は、爪楊枝を固定するために、該カバー(20)の底面に形成されるものであり、該カバー(20)の保持部は、ケース(10)を封止するために末端壁に形成され、該ケース(10)の保持部と係合可能なものである。また、前記保持部は、横長孔(21)であってもよく、該横長孔(21)は、前記カバー(20)の末端壁に穿設されると共に、前記ケース(10)の横長突出部(15)と係合されるものである。
【0021】
図2に示すように、結合部材(30)は、枢軸端と、末端と、外壁と、枢軸取付部材(13)の枢軸凹入部(131)に枢設される2つの枢軸突出部(31)とを有し、前記ケース(10)の前部開口(12)に枢設される中空のものである。また、前記結合部材(30)は、ケース(10)からの脱落を防止するために、前記阻止部材(14)に当接され、前記2つの枢軸突出部(31)は、外側へ突出するように、該結合部材(30)の外壁に夫々設けられる。
【0022】
前記軸(40)は、ヘッドを有し、前記結合部材(30)の末端に取り付けられると共に、該結合部材(30)に回転可能且つ摺動可能に取付けられるものであり、前記複数の毛(50)は、該軸(40)のヘッドに植設されるものである。
【0023】
図3乃至図6に示すように、カバー(20)は、通気のための複数の開口部(201)を有すると共に、結合部材(30)は、後部結合部(301)及び前部結合部(302)を有し、軸(40)は、取付端と突出ロッド(401)及び作動突出部(41)を備えるものである。
【0024】
更に、前記後部結合部(301)は、内径と、前端と、内側壁と、長細状の制限凹入部(34)と、傾斜面(39)とを有し、前記ケース(10)の前部開口(12)に枢設される中空のものである。
【0025】
前記長細状の制限凹入部(34)は、前記後部結合部(301)の内側壁に形成されると共に、前記傾斜面(39)は、該後部結合部(301)の内側壁の前端近傍及び前記長細状の制限押入部(34)の近傍に形成される。
【0026】
前記前部結合部(302)は、後部通路(36)と、前部通路(37)と、制限突出部(35)とを備え、前記後部結合部(301)の前端に強固に取り付けられる。
【0027】
前記後部通路(36)は、前記後部結合部(301)の内径より大きい内径を有し、該後部結合部(301)の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部(301)の長細状の制限押入部(34)と連通するものである。
【0028】
前記前部通路(37)は、前記後部通路(36)の内径より小さい内径を有すると共に、該後部通路(36)と連通するものである。
【0029】
前記制限突出部(35)は、前記後部通路(36)の側壁から外側に延出し、前記後部結合部(301)の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部(301)の長細状の制限押入部(34)と一直線に合わせられていないものである。尚、前記制限突出部(35)は、前記後部結合部(301)の傾斜面(39)と対応することが好ましい。
【0030】
前記突出ロッド(401)は、末端を有すると共に、長手方向に沿って前記軸(40)の取付端に形成されると共に、前記作動突出部(41)は、該突出ロッド(401)の末端から延出する、前記長細状の制限凹入部(34)に挿入可能で且つ前記制限突出部(35)と当接可能なものである。尚、前記作動突出部(41)は、前記傾斜面(39)に沿って摺動可能であることが好ましい。
【0031】
また、本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける軸(40)を交換するときは、該軸(40)を回転させ、作動突出部(41)を傾斜面(39)に沿って移動させる。この時、該作動突出部(41)は、前部結合部(302)の前部通路(37)に沿って該傾斜面(39)を移動するので、該軸(40)は、結合部材(30)から離脱して該前部通路(37)を通過する。この構成によれば、前記軸(40)を清潔な毛(50)を有する新しい軸(40)と簡単に交換することができる。
【0032】
図7乃至図9に示すように、本発明に係る折り畳み式歯ブラシを折り畳む時は、先ず軸(40)を回転させて結合部材(30)に格納し、それから、毛(50)がケース(10)の上部開口(11)に向かうように該結合部材(30)を回転させ、該ケース(10)内に入れる。さらに、前記軸(40)及び毛(50)の清潔性を維持するために、前記カバー(20)を回転させて該ケース(10)の上部開口(11)を封止する。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明に係る折り畳み式歯ブラシは上記の構成を有するので、以下のような利点を有する。
1.結合部材(30)及び軸(40)により、使用者は、軸(40)を摺動させ、全長で使用することができる。本発明に係る折り畳み式歯ブラシは、上述のように、利便的に使用に足りる長さを有すると同時に、前記格納に好適な短さを有するものである。
2.前記軸(40)は、前記取付スリーブ(30)に対して回転自由なものであるので、前記軸(40)を回転させ、前記ブリストル(50)の位置を変えることができる。これにより、折り畳み状態において、前記ブリストル(50)を前記シェル(10)に接触させないように、前記軸(40)を回転させることができる。
3.前記カバー(20)は、前記シェル(10)の上開口(11)を封止し、前記軸(40)及びブリストル(50)の清潔さを維持することができる。
4.前記軸(40)及びブリストル(50)は簡単に交換することができるものであるので、前記シェル(10)、カバー(20)及び取付スリーブ(30)を廃棄せず、交換された軸(40)及びブリストル(50)と共に使用することができることから、環境保護に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの分解斜視図である。
【図2】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの部分側面断面図である。
【図3】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の拡大背面図である。
【図4】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の他の拡大背面図である。
【図5】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の拡大背面図である。
【図6】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の他の拡大背面図である。
【図7】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す部分断面側面図である。
【図8】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す他の部分断面側面図である。
【図9】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示すさらに他の部分断面側面図である。
【図10】従来の折り畳み式歯ブラシの部分断面側面図である。
【図11】従来の折り畳み式歯ブラシの折り畳んだ状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0035】
10 ケース
11 上部開口
12 前部開口
13 枢軸取付部材
131 枢軸凹入部
14 阻止部材
15 横長突出部
16 鏡
20 カバー
201 開口部
21 横長孔
22 固定具
30 結合部材
301 後部結合部
302 前部結合部
31 枢軸突出部
34 長細状の制限凹入部
35 制限突出部
36 後部通路
37 前部通路
39 傾斜面
40 軸
401 突出ロッド
41 作動突出部
50 毛
60 軸
70 ネックシャフト
80 毛
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に折り畳み式歯ブラシに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現代の生活において歯ブラシは不可欠なものである。その中でも例えば特許文献1に記載の折り畳み式歯ブラシは、携帯に便利な歯磨き道具として発明されたものである。また、図10及び図11に示すように、従来の折り畳み式歯ブラシは、ケース(60)と、ネックシャフト(70)と、複数の毛(80)とを有し、該ケース(60)は、前部開口と上部開口とを有する中空のケースであり、該ネックシャフト(70)はヘッド部を有し、該ケース(60)の前部開口に枢設され、該毛(80)は、該ヘッド部に強固に植設される。
【0003】
前記従来の折り畳み式歯ブラシを使用する時は、前記ネックシャフト(70)を回転させ、前記ケース(60)における上部開口からネックシャフト(70)を回し出し、また、収納する時は、毛(80)が軸(60)の底に向かうように該ネックシャフト(70)を逆回転させて前記上部開口からケース(60)内に収納する。
【0004】
【特許文献1】台湾意匠第D124103号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の折り畳み式歯ブラシには、以下のような問題がある。
1.従来の折り畳み式歯ブラシを携帯するためには、一般にケース(60)及びネックシャフト(70)の長さが短いほど好ましいが、該ケース(60)及びネックシャフト(70)が短ければ短いほど使い難くなってしまう。一方、長い前記ケース(60)及びネックシャフト(70)が長ければ使い易いが、ケース(60)及びネックシャフト(70)が長くなると、折り畳み式歯ブラシのサイズも必然的に大きくなるので、携帯に極めて不向きなものとなってしまう。
2.ネックシャフト(70)を回転させて、上部開口からケース(60)内に収納する時、該ケース(60)の縁部が毛(80)の進入を妨げることがあり、そのような場合には、該毛(80)が湾曲したりまたは破損してしまうことがある。
3.従来の折り畳み式歯ブラシを使用する時、ネックシャフト(70)のヘッド部は使用者の口内と頻繁に接触するものであるにもかかわらず、折り畳み式歯ブラシを折り畳んだ状態においても、該ネックシャフト(70)のヘッド部は外部に露出した状態であることから、ウイルスや菌に汚染され易いので、該ヘッド部に付着したウイルスや菌により、使用者が感染する恐れがある。
【0006】
そこで、出願されたのが本発明であって、常に清潔を維持できる、完全収納が可能な折り畳み式歯ブラシを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の請求項1の発明は、上部開口と、前部開口と、枢軸側壁と、保持側壁と、該保持側壁における上部開口の近傍に形成される保持部とを有する中空のケースと、
底面と、末端壁と、該末端壁に形成され、前記ケースの保持部と係合可能な保持部とを有すると共に、該ケースの枢軸側壁に枢設される、該シェルの上部開口を封止可能なカバーと、
枢軸端と、末端と、外壁とを有すると共に、前記ケースの前部開口に枢設される中空の結合部材と、
ヘッドを有し、前記結合部材の末端に取り付けられると共に、該結合部材に回転可能且つ摺動可能に取付けられる軸と、
前記軸のヘッドに植設される複数の毛と、を有することを特徴とする折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0008】
本願の請求項2の発明は、前記結合部材は、
内径と、前端と、内側壁と、該内側壁に形成される長細状の制限凹入部とを有し、前記ケースの前部開口に枢設される中空の後部結合部と、
前記後部結合部の内径より大きい内径を有し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部における長細状の制限押入部と連通する後部通路と、該後部通路の内径より小さい内径を有すると共に、該後部通路と連通する前部通路と、該後部通路の側壁から外側へ延出し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部の長細状の制限押入部と一直線に合わせられていない制限突出部とを備え、後部結合部の前端に取り付けられる前部結合部とを有し、
前記軸は、取付端と、末端を有すると共に、長手方向に沿って該取付端に形成される突出ロッドと、該突出ロッドの末端から延出する、前記長細状の制限凹入部に挿入可能で且つ前記制限突出部と当接可能な作動突出部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0009】
本願の請求項3の発明は、前記結合部材の後部結合部は、該後部結合部の内側壁における前端近傍及び前記長細状の制限押入部の近傍に形成されると共に、前記前部結合部の制限突出部に対応する傾斜面を有し、
前記軸の作動突出部は、前記後部結合部の傾斜面において摺動可能であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0010】
本願の請求項4の発明は、前記ケースの保持部が、前記保持側壁の外表面に形成される横長突出部であり、
前記カバーの保持部が、前記カバーの末端壁に穿設されると共に、前記ケースの横長突出部と係合し合う横長孔であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0011】
本願の請求項5の発明は、前記ケースにおける保持側壁の外表面に鏡が設けられることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0012】
本願の請求項6の発明は、前記カバーの底面に複数の固定具を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0013】
本願の請求項7の発明は、前記ケースは、該ケースにおける前記前開口の近傍に形成されると共に、前記結合部材に当接される少なくとも1つの阻止部材を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【0014】
本願の請求項8の発明は、前記カバーが複数の開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ、を提供する。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る折り畳み式歯ブラシは上記の課題を解決するものであり、以下の利点を有するものである。
1.結合部材及び軸により、該軸を展開させれば、使い易い長さで歯ブラシを使用することができる。このように本発明に係る折り畳み式歯ブラシは、使用利便性に優れた長さを有すると同時に、収納する時には、短く折り畳めるので、携帯に便利である。
2.軸は、前記結合部材に対して回転自在であることから、該軸を回転させれば、ブラシの位置を変更できるので、折り畳み状態においては、毛をケースに接触させないように収納することができる。
3.カバーは、ケースの上部開口を封止し、軸及びブラシを常に清潔に維持することができる。
4.軸及び毛は簡単に交換することができることから、ケース、カバー及び結合部材を廃棄しなくても、そのまま続けて使用することができるので、環境保護に寄与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの分解斜視図であり、図2は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの部分側面断面図であり、図3は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の拡大背面図であり、図4は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の他の拡大背面図であり、図5は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の拡大背面図であり、図6は本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の他の拡大背面図であり、図7は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す部分断面側面図であり、図8は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す他の部分断面側面図であり、図9は本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示すさらに他の部分断面側面図である。
【0018】
図1に示すように、本発明に係る折り畳み式歯ブラシは、ケース(10)と、カバー(20)と、結合部材(30)と、軸(40)と、複数の毛(50)とを有するものである。
【0019】
前記ケース(10)は、上部開口(11)と、前部開口(12)と、枢軸側壁と、保持側壁と、2つの枢軸取付部材(13)と、少なくとも1つの阻止部材(14)と、保持部と、鏡(16)とを有する中空のものであり、該枢軸側壁は、内面と外面とを有すると共に、該保持側壁は、内面と外面とを有し、該枢軸取付部材(13)は、該枢軸側壁の内面及び保持側壁の内面に取り付けられるものであり、該各枢軸取付部材(13)は、その縁部に形成される枢軸凹入部(131)を有し、該阻止部材(14)は、ケース(10)における前部開口(12)の近傍に形成され、該保持部は、該保持側壁に形成される。また、前記保持部は、横長突出部(15)であってもよく、前記保持側壁の外表面に形成され、前記鏡(16)は、該保持側壁の外表面に強固に取り付けられる。
【0020】
前記カバー(20)は、底面と、末端壁と、複数の固定具(22)と、保持部とを有すると共に、前記ケース(10)の枢軸側壁に枢着され、該ケース(10)の上部開口(11)を封止可能とするものであり、該固定具(22)は、爪楊枝を固定するために、該カバー(20)の底面に形成されるものであり、該カバー(20)の保持部は、ケース(10)を封止するために末端壁に形成され、該ケース(10)の保持部と係合可能なものである。また、前記保持部は、横長孔(21)であってもよく、該横長孔(21)は、前記カバー(20)の末端壁に穿設されると共に、前記ケース(10)の横長突出部(15)と係合されるものである。
【0021】
図2に示すように、結合部材(30)は、枢軸端と、末端と、外壁と、枢軸取付部材(13)の枢軸凹入部(131)に枢設される2つの枢軸突出部(31)とを有し、前記ケース(10)の前部開口(12)に枢設される中空のものである。また、前記結合部材(30)は、ケース(10)からの脱落を防止するために、前記阻止部材(14)に当接され、前記2つの枢軸突出部(31)は、外側へ突出するように、該結合部材(30)の外壁に夫々設けられる。
【0022】
前記軸(40)は、ヘッドを有し、前記結合部材(30)の末端に取り付けられると共に、該結合部材(30)に回転可能且つ摺動可能に取付けられるものであり、前記複数の毛(50)は、該軸(40)のヘッドに植設されるものである。
【0023】
図3乃至図6に示すように、カバー(20)は、通気のための複数の開口部(201)を有すると共に、結合部材(30)は、後部結合部(301)及び前部結合部(302)を有し、軸(40)は、取付端と突出ロッド(401)及び作動突出部(41)を備えるものである。
【0024】
更に、前記後部結合部(301)は、内径と、前端と、内側壁と、長細状の制限凹入部(34)と、傾斜面(39)とを有し、前記ケース(10)の前部開口(12)に枢設される中空のものである。
【0025】
前記長細状の制限凹入部(34)は、前記後部結合部(301)の内側壁に形成されると共に、前記傾斜面(39)は、該後部結合部(301)の内側壁の前端近傍及び前記長細状の制限押入部(34)の近傍に形成される。
【0026】
前記前部結合部(302)は、後部通路(36)と、前部通路(37)と、制限突出部(35)とを備え、前記後部結合部(301)の前端に強固に取り付けられる。
【0027】
前記後部通路(36)は、前記後部結合部(301)の内径より大きい内径を有し、該後部結合部(301)の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部(301)の長細状の制限押入部(34)と連通するものである。
【0028】
前記前部通路(37)は、前記後部通路(36)の内径より小さい内径を有すると共に、該後部通路(36)と連通するものである。
【0029】
前記制限突出部(35)は、前記後部通路(36)の側壁から外側に延出し、前記後部結合部(301)の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部(301)の長細状の制限押入部(34)と一直線に合わせられていないものである。尚、前記制限突出部(35)は、前記後部結合部(301)の傾斜面(39)と対応することが好ましい。
【0030】
前記突出ロッド(401)は、末端を有すると共に、長手方向に沿って前記軸(40)の取付端に形成されると共に、前記作動突出部(41)は、該突出ロッド(401)の末端から延出する、前記長細状の制限凹入部(34)に挿入可能で且つ前記制限突出部(35)と当接可能なものである。尚、前記作動突出部(41)は、前記傾斜面(39)に沿って摺動可能であることが好ましい。
【0031】
また、本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける軸(40)を交換するときは、該軸(40)を回転させ、作動突出部(41)を傾斜面(39)に沿って移動させる。この時、該作動突出部(41)は、前部結合部(302)の前部通路(37)に沿って該傾斜面(39)を移動するので、該軸(40)は、結合部材(30)から離脱して該前部通路(37)を通過する。この構成によれば、前記軸(40)を清潔な毛(50)を有する新しい軸(40)と簡単に交換することができる。
【0032】
図7乃至図9に示すように、本発明に係る折り畳み式歯ブラシを折り畳む時は、先ず軸(40)を回転させて結合部材(30)に格納し、それから、毛(50)がケース(10)の上部開口(11)に向かうように該結合部材(30)を回転させ、該ケース(10)内に入れる。さらに、前記軸(40)及び毛(50)の清潔性を維持するために、前記カバー(20)を回転させて該ケース(10)の上部開口(11)を封止する。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明に係る折り畳み式歯ブラシは上記の構成を有するので、以下のような利点を有する。
1.結合部材(30)及び軸(40)により、使用者は、軸(40)を摺動させ、全長で使用することができる。本発明に係る折り畳み式歯ブラシは、上述のように、利便的に使用に足りる長さを有すると同時に、前記格納に好適な短さを有するものである。
2.前記軸(40)は、前記取付スリーブ(30)に対して回転自由なものであるので、前記軸(40)を回転させ、前記ブリストル(50)の位置を変えることができる。これにより、折り畳み状態において、前記ブリストル(50)を前記シェル(10)に接触させないように、前記軸(40)を回転させることができる。
3.前記カバー(20)は、前記シェル(10)の上開口(11)を封止し、前記軸(40)及びブリストル(50)の清潔さを維持することができる。
4.前記軸(40)及びブリストル(50)は簡単に交換することができるものであるので、前記シェル(10)、カバー(20)及び取付スリーブ(30)を廃棄せず、交換された軸(40)及びブリストル(50)と共に使用することができることから、環境保護に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの分解斜視図である。
【図2】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの部分側面断面図である。
【図3】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の拡大背面図である。
【図4】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける前部結合部及び軸の他の拡大背面図である。
【図5】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の拡大背面図である。
【図6】本発明に係る折り畳み式歯ブラシにおける後部結合部の他の拡大背面図である。
【図7】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す部分断面側面図である。
【図8】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示す他の部分断面側面図である。
【図9】本発明に係る折り畳み式歯ブラシの折り畳み状態を示すさらに他の部分断面側面図である。
【図10】従来の折り畳み式歯ブラシの部分断面側面図である。
【図11】従来の折り畳み式歯ブラシの折り畳んだ状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0035】
10 ケース
11 上部開口
12 前部開口
13 枢軸取付部材
131 枢軸凹入部
14 阻止部材
15 横長突出部
16 鏡
20 カバー
201 開口部
21 横長孔
22 固定具
30 結合部材
301 後部結合部
302 前部結合部
31 枢軸突出部
34 長細状の制限凹入部
35 制限突出部
36 後部通路
37 前部通路
39 傾斜面
40 軸
401 突出ロッド
41 作動突出部
50 毛
60 軸
70 ネックシャフト
80 毛
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部開口と、前部開口と、枢軸側壁と、保持側壁と、該保持側壁における上部開口の近傍に形成される保持部とを有する中空のケースと、
底面と、末端壁と、該末端壁に形成され、前記ケースの保持部と係合可能な保持部とを有すると共に、該ケースの枢軸側壁に枢設される、該シェルの上部開口を封止可能なカバーと、
枢軸端と、末端と、外壁とを有すると共に、前記ケースの前部開口に枢設される中空の結合部材と、
ヘッドを有し、前記結合部材の末端に取り付けられると共に、該結合部材に回転可能且つ摺動可能に取付けられる軸と、
前記軸のヘッドに植設される複数の毛と、を有することを特徴とする折り畳み式歯ブラシ。
【請求項2】
前記結合部材は、
内径と、前端と、内側壁と、該内側壁に形成される長細状の制限凹入部とを有し、前記ケースの前部開口に枢設される中空の後部結合部と、
前記後部結合部の内径より大きい内径を有し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部における長細状の制限押入部と連通する後部通路と、該後部通路の内径より小さい内径を有すると共に、該後部通路と連通する前部通路と、該後部通路の側壁から外側へ延出し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部の長細状の制限押入部と一直線に合わせられていない制限突出部とを備え、後部結合部の前端に取り付けられる前部結合部とを有し、
前記軸は、取付端と、末端を有すると共に、長手方向に沿って該取付端に形成される突出ロッドと、該突出ロッドの末端から延出する、前記長細状の制限凹入部に挿入可能で且つ前記制限突出部と当接可能な作動突出部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項3】
前記結合部材の後部結合部は、該後部結合部の内側壁における前端近傍及び前記長細状の制限押入部の近傍に形成されると共に、前記前部結合部の制限突出部に対応する傾斜面を有し、
前記軸の作動突出部は、前記後部結合部の傾斜面において摺動可能であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項4】
前記ケースの保持部が、前記保持側壁の外表面に形成される横長突出部であり、
前記カバーの保持部が、前記カバーの末端壁に穿設されると共に、前記ケースの横長突出部と係合し合う横長孔であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項5】
前記ケースにおける保持側壁の外表面に鏡が設けられることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項6】
前記カバーの底面に複数の固定具を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項7】
前記ケースは、該ケースにおける前記前開口の近傍に形成されると共に、前記結合部材に当接される少なくとも1つの阻止部材を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項8】
前記カバーが複数の開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項1】
上部開口と、前部開口と、枢軸側壁と、保持側壁と、該保持側壁における上部開口の近傍に形成される保持部とを有する中空のケースと、
底面と、末端壁と、該末端壁に形成され、前記ケースの保持部と係合可能な保持部とを有すると共に、該ケースの枢軸側壁に枢設される、該シェルの上部開口を封止可能なカバーと、
枢軸端と、末端と、外壁とを有すると共に、前記ケースの前部開口に枢設される中空の結合部材と、
ヘッドを有し、前記結合部材の末端に取り付けられると共に、該結合部材に回転可能且つ摺動可能に取付けられる軸と、
前記軸のヘッドに植設される複数の毛と、を有することを特徴とする折り畳み式歯ブラシ。
【請求項2】
前記結合部材は、
内径と、前端と、内側壁と、該内側壁に形成される長細状の制限凹入部とを有し、前記ケースの前部開口に枢設される中空の後部結合部と、
前記後部結合部の内径より大きい内径を有し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部における長細状の制限押入部と連通する後部通路と、該後部通路の内径より小さい内径を有すると共に、該後部通路と連通する前部通路と、該後部通路の側壁から外側へ延出し、該後部結合部の前端近傍に位置すると共に、該後部結合部の長細状の制限押入部と一直線に合わせられていない制限突出部とを備え、後部結合部の前端に取り付けられる前部結合部とを有し、
前記軸は、取付端と、末端を有すると共に、長手方向に沿って該取付端に形成される突出ロッドと、該突出ロッドの末端から延出する、前記長細状の制限凹入部に挿入可能で且つ前記制限突出部と当接可能な作動突出部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項3】
前記結合部材の後部結合部は、該後部結合部の内側壁における前端近傍及び前記長細状の制限押入部の近傍に形成されると共に、前記前部結合部の制限突出部に対応する傾斜面を有し、
前記軸の作動突出部は、前記後部結合部の傾斜面において摺動可能であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項4】
前記ケースの保持部が、前記保持側壁の外表面に形成される横長突出部であり、
前記カバーの保持部が、前記カバーの末端壁に穿設されると共に、前記ケースの横長突出部と係合し合う横長孔であることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項5】
前記ケースにおける保持側壁の外表面に鏡が設けられることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項6】
前記カバーの底面に複数の固定具を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項7】
前記ケースは、該ケースにおける前記前開口の近傍に形成されると共に、前記結合部材に当接される少なくとも1つの阻止部材を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【請求項8】
前記カバーが複数の開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式歯ブラシ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2010−279636(P2010−279636A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−137117(P2009−137117)
【出願日】平成21年6月8日(2009.6.8)
【出願人】(509161277)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月8日(2009.6.8)
【出願人】(509161277)
【Fターム(参考)】
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