説明

掃除具

【課題】清掃用シートをより無駄なく利用できる掃除具を提供する。
【解決手段】掃除具1は、二の板状部材20、20と、柄2と略直交するよう設けられて二の板状部材20、20を連結する連結部4と、X−Y平面に沿う位置角度と、X−Y平面に対して略直交する位置角度とを切替可能に二の板状部材20、20の各々を支持する角度切替部10、10と、を備え、二の板状部材20、20の各々は、板状部材20の少なくとも一方の面部を覆う清掃用シートSを把持するスリット21と、板状部材20の側部に設けられた繊維束22と、を備え、二の板状部材20、20が共に所定の平面に対して略直行する位置角度である場合、当該二の板状部材20、20の各々に設けられた繊維束22の先端側が柄2に対して同一方向へ向く。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除具に関する。
【背景技術】
【0002】
取り替え自在な清掃用シートを本体に装着し、当該清掃用シートを床面や窓等の平面部に接触させた状態で柄を押動させることで清掃を行うことができる掃除具が知られている。
このような掃除具は、例えば図6に示すように、基部101と、基部101に対して着脱可能に設けられた着脱部102との間に清掃用シートの一部分を挟みこんで清掃用シートを把持させる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−119455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の掃除具では、清掃用シートを用いた掃除のみを行うことができるに過ぎず、清掃用シートを用いた清掃と刷毛等を用いた清掃の両方を行いたい場合に、ユーザは清掃用シートのための掃除具と刷毛とをそれぞれ用意しなければならなかった。
【0005】
本発明の課題は、清掃用シートを用いた清掃と刷毛を用いた清掃との両方を行うことが可能な掃除具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、掃除具であって、二の板状部材と、柄と略直交するよう設けられて前記二の板状部材を連結する連結部と、所定の平面に沿う位置角度と、当該所定の平面に対して略直交する位置角度とを切替可能に前記二の板状部材の各々を支持する角度切替部と、を備え、前記二の板状部材の各々は、当該板状部材の少なくとも一方の面部を覆う清掃用シートを把持する把持部と、当該板状部材の側部に設けられた複数の刷毛部材と、を備え、前記二の板状部材が共に前記所定の平面に対して略直行する位置角度である場合、当該二の板状部材の各々に設けられた複数の刷毛部材の先端側が前記柄に対して同一方向へ向くことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の掃除具であって、前記二の板状部材又は前記柄の少なくとも一方は、他方に対して回転可能に設けられ、前記把持部は、当該板状部材の両方の面部を覆う清掃用シートを把持することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の掃除具であって、前記把持部は、前記複数の刷毛部材が設けられた前記板状部材の側部とは異なる前記板状部材の側部に設けられ、前記清掃用シートの端部を把持することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、二の板状部材の各々は、当該板状部材の少なくとも一方の面部を覆う清掃用シートを把持する把持部を有する。これによって、把持部に清掃用シートを把持させ、清掃用シートを床面や窓等の平面部に接触させた状態で柄を押動させることで、清掃用シートを用いた清掃を行うことができる。さらに、二の板状部材の各々は、複数の刷毛部材を備え、角度切替部により二の板状部材を共に所定の平面に対して略直行する位置角度とした場合、当該二の板状部材の各々に設けられた複数の刷毛部材の先端側が柄に対して同一方向へ向く。このため、二の板状部材の各々に設けられた複数の刷毛部材の先端側を、一の床面等に向けることができる。よって、ユーザは、複数の刷毛部材の先端側を床面等に対して摺動させることにより、掃除具を刷毛として用いて清掃を行うことができる。清掃用シートを用いた清掃と刷毛を用いた清掃との両方を行うことが可能な掃除具を提供することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、二の板状部材又は柄の少なくとも一方は、他方に対して回転可能に設けられる。そして、把持部は、当該板状部材の両方の面部を覆う清掃用シートを把持する。よって、二の板状部材の各々を覆う清掃用シートを床面等に接触させて清掃を行うにあたり、清掃用シートのうち板状部材の一方の面部を覆う部分を用いて清掃を行った後、板状部材と柄とを180度回転させ、清掃用シートのうち板状部材の他方の面部を覆う部分を床面等に接触させて清掃を行うことにより、板状部材の両方の面部を覆う清掃用シートの大部分を清掃に用いることができ、清掃用シートをより無駄なく利用可能な掃除具を提供することができる。
加えて、柄が二の板状部材とが所定の回転角度の関係となる場合に、二の板状部材の面部が沿う平面である所定の平面に沿うので、所定の平面に対する掃除具の厚みを最小限に留めることができ、狭い隙間等にも容易に掃除具を収納することが可能となる。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、清掃用シートの端部を把持する把持部を当該板状部材の側部に備えることにより、清掃用シートのうち、板状部材による把持のために費やされる部分を、板状部材の側部で把持される端部のみとすることができ、清掃用シートをより無駄なく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態である掃除具を示す斜視図である。
【図2】板状部材のスリットによる清掃用シートSの把持例を示す図である。
【図3】二の板状部材がX−Y平面に沿う位置角度を取っている掃除具を示す図である。
【図4】二の板状部材がX−Y平面に対して略直行する位置角度を取っている掃除具を示す図である。
【図5】板状部材のスリットによる清掃用シートSの把持例であって、図2とは異なる例を示す図である。
【図6】従来の掃除具を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態である掃除具1を示す斜視図である。
掃除具1は、二の板状部材20、20と、二の板状部材20、20の間に介在して二の板状部材20、20を連結する連結部4と、二の板状部材20、20の各々の側部から延設するよう設けられて、板状部材20と連結部4との間に介在する角度切替部10、10と、連結部4と回転可能に係合する係合部3と、係合部3から延設され、連結部4に対して略直交するよう設けられた柄2と、を備える。
【0015】
連結部4は、棒状の部材であり、その長手方向(例えば図1に示すY方向)に直交する断面形状が円状である所謂円柱状の部材である。連結部4の長手方向の両端は、角度切替部10、10に固定されている。
【0016】
係合部3は、円状の連結部4の外周の少なくとも一部分を覆うよう設けられた円筒状の部材であり、その円筒状の内周部が連結部4と摺接する。係合部3と連結部4とは、連結部4の中心軸を回転軸として、互いに回転角度を変更可能に設けられる。なお、連結部4の中心軸とは、連結部4の長手方向に沿い、かつ、連結部4の断面の円の中心を通る軸線をさす。
【0017】
柄2は、棒状の部材であり、その一端が係合部3に固定されている。二つの板状部材20は一対となっており、連結部4により、その面部が共に所定の平面(例えば図1に示すX−Y平面)に沿う位置角度で連結されている。このため、係合部3と連結部4とを介し、柄2と二つの板状部材20、20とは互いに回転可能に設けられており、例えば、係合部3に対して連結部4を回転させた場合、二の板状部材20、20は共に、その面部が同一の平面に沿う状態を保持して柄2に対して回転する。
【0018】
さらに、柄2の長手方向に沿った軸線は、所定の平面に沿う回動角度を取ることができ、この場合、柄2と二の板状部材20、20は、一直線上に位置する。
なお「柄2と二の板状部材20、20が一直線上に位置する」とは、二の板状部材20、20の各々が有する表裏の関係にある二の面部同士の間を通る中間線と、柄2の長手方向に沿った軸線とが、所定の方向(例えば図1に示すA方向)から見てほぼ重なることをさす。
【0019】
板状部材20の各々は、スリット21を有する。
スリット21は、板状部材20の側部に設けられた隙間であり、図2に示すように、当該隙間に清掃用シートSの端部を挿通させて板状部材20の内側へ入り込ませることができる。清掃用シートSは、その端部がスリット21に挿通されることで、スリット21により把持される。
なお、本実施形態の板状部材20は、例えば可撓性及び弾性を有するプラスチック等の樹脂製であり、その内部は空洞である。スリット21により、清掃用シートSの端部を板状部材20の内側へ入り込ませることができる。
【0020】
図2に示すように、板状部材20の外周に沿って清掃用シートSを一周させ、かつ、スリット21に清掃用シートSの両端を把持させることで、スリット21は、板状部材20の両方の面部を覆う清掃用シートSを把持する把持部として機能する。
なお「板状部材20の外周に沿って清掃用シートSを一周させる」とは、例えば、スリット21が設けられた板状部材20の側部側から、所定の平面に沿う一方向(例えばY方向)について反対側に位置する側部側にかけて、板状部材20の一方の面部の外周面を覆い、さらに反対側の側部側からスリット21が設けられた側部側へ板状部材20の他方の面部を覆うように、清掃用シートSにより板状部材20の両方の面部を覆うことをさす。
【0021】
ユーザは、例えば図1に示すように、柄2を所定の平面に対して立設させ、清掃用シートSのうち板状部材20の一方の面部を覆う部分を床面等に接触させた状態で柄2を押動させることで、床面等を清掃することができる。さらに、当該一方の面部を覆う清掃用シートSが汚れた場合等には、柄2及び係合部3に対して板状部材20を180度回転させ、清掃用シートSのうち板状部材20の他方の面部を覆う部分を床面等に接触させることで、板状部材20の両方の面部を覆う清掃用シートSの大部分を清掃に用いることができる。
【0022】
また、板状部材20の各々は、繊維束22を有する。
繊維束22は、角度切替部10が設けられた板状部材20の側部の反対側の側部に向かってその一端が延設された複数の刷毛部材により構成される。つまり、スリット21が設けられる側部と、繊維束22が設けられる側部とは異なる。繊維束22は、床面等に対して摺動することにより、刷毛や箒、モップ等の集塵掃除具として機能する。
なお、「角度切替部10が設けられた板状部材20の側部の反対側の側部」とは、例えば、角度切替部10が設けられた板状部材20の側部に対して、所定の平面に沿い、かつ、一方甲(Y方向)と直交する他方向(例えばX方向)について、逆側に位置する板状部材20の側部をさす。
【0023】
角度切替部10は、板状部材20の位置角度を、所定の平面に対して略直行する位置角度に切り替える機能を有する。
図1、図3及び図4を用いて、角度切替部10による板状部材20の位置角度の切替について説明する。
図1、図3に示すように、板状部材20が所定の平面に沿う位置角度である場合、板状部材20の面部を覆う清掃用シートSを床面等に接触させた状態で柄2を押動させることで、ユーザは床面を清掃することができる。
【0024】
一方、図4に示すように、二の板状部材20、20の位置角度を共に、所定の平面に対して略直行する位置角度に切り替えることで、二の板状部材20、20の各々に設けられた繊維束22の先端側が係合部3に対して同一方向(例えば図4に示す下側)へ向く。さらに、板状部材20の位置角度を、所定の平面に対して略直行する位置角度とした場合、角度切替部10の反対側の側部に設けられた繊維束22の先端側を、柄2の長手方向の軸線の延長線上に位置させることができる。つまり、板状部材20の各々から延設されるよう設けられた角度切替部10、10により、二の板状部材20、20を所定の平面に対して略直行する位置角度に切り替えることで、ユーザは、繊維束22の先端側を床面等に摺動させるように取り扱うことができ、掃除具1を刷毛や箒、モップ等として用いて清掃を行うことができる。
【0025】
本実施形態の角度切替部10は、板状部材20の側部から盛り上がるように弧を描く半円状の板状部材である。また、角度切替部10は、例えば可撓性及び弾性を有するプラスチック等の樹脂製であり、板状部材20の角度切替の際に折れ曲がりを容易にするヒンジ部11を有する。
【0026】
図示しないが、角度切替部10は、ヒンジ部11を支点として所定以上の折り曲げ力(例えば図4の矢印Vに示す折り曲げ力)を受けた場合に、ヒンジ部11を角として角度切替部10を略直角の形状とし、当該略直角の形状を保持する弾性部を有する。弾性部は、図4に示すように、角度切替部10が折り曲げられて略直角の形状を取っているときに、当該略直角を広げようとする所定以上の力(例えば図4の矢印Wに示す力)を受けた場合に、図3に示すように、折り曲げを解除した状態で角度切替部10を保持する。
角度切替部10は、連結部4と協働して、折り曲げを解除した状態のときに板状部材20の位置角度を、所定の平面に沿う位置角度で保持し、略直角の形状のときに板状部材20の位置角度を、所定の平面に対して略直行する位置角度で保持する。
【0027】
以上のように、本実施形態の掃除具1によれば、スリット21が板状部材20を覆う清掃用シートSを把持するので、清掃用シートSを床面等に接触させた状態で柄2を押動させることで、清掃用シートSを用いた清掃を行うことができる。さらに、角度切替部10、10により二の板状部材20、20を共に所定の平面に対して略直行する位置角度とした場合、当該二の板状部材20、20の各々に設けられた繊維束22を構成する複数の刷毛部材の先端側が係合部に対して同一方向へ向く。このため、二の板状部材20、20の各々に設けられた繊維束22を一の床面等に向けることができる。よって、ユーザは、繊維束22の先端側を床面等に対して摺動させることにより、繊維束22を刷毛や箒、モップ等として用いて清掃を行うことができる。よって、掃除具1は、清掃用シートSを用いた清掃と掃き掃除の両方を行うことが可能な掃除具として機能する。
【0028】
さらに、二の板状部材20、20が所定の平面に沿う位置関係で連結部4により連結され、係合部3と連結部4とが互いに回転可能に係合するので、二の板状部材20、20は、同一の平面に沿う位置関係を維持して係合部3に対して回転することができる。このため、二の板状部材20、20の各々を覆う清掃用シートSを床面等に接触させて清掃を行うにあたり、清掃用シートSのうち板状部材20の一方の面部を覆う部分を用いて清掃を行った後、柄2と板状部材20とを180度回転させ、清掃用シートSのうち板状部材20の他方の面部を覆う部分を床面等に接触させて清掃を行うことにより、板状部材20の両方の面部を覆う清掃用シートSの大部分を清掃に用いることができ、清掃用シートSをより無駄なく利用可能な掃除具を提供することができる。
加えて、係合部3は、連結部4の回転軸に対して略直交する方向に延設された柄2を備えるので、ユーザは柄2を把持して掃除具を取り扱うことができ、掃除具1の取り扱いが容易となる。さらに、柄2は、係合部3と二の板状部材20、20とが所定の回転角度の関係となる場合に所定の平面に沿うので、所定の平面に対する掃除具1の厚みを最小限に留めることができ、狭い隙間等にも容易に掃除具1を収納することが可能となる。
【0029】
さらに、清掃用シートSの端部を把持するスリット21を当該板状部材20の側部に備えることにより、清掃用シートSのうち、板状部材20による把持のために費やされる部分を、板状部材20の側部で把持される端部のみとすることができ、清掃用シートSをより無駄なく利用することができる。
【0030】
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0031】
例えば、角度切替部10を、軸部を中心に回動可能に設けられた蝶番状の構造のようにしてもよい。また、係合部3と連結部4を介した構造に限らず、柄2と二の板状部材20、20とが互いに回転可能に設けられる構造であればよい。また、連結部4は、一対となった板状部材20、20の回転角度を個別に変更可能に連結する構造であってもよい。
また、連結部4は、円状の外周の内側が空洞(所謂円筒状)であってもよい。
【0032】
また、図5に示すように、清掃用シートSの把持部を板状部材20の複数個所に設けてもよい。
図5の例では、板状部材20の所定の平面に沿う一方向(例えばY方向)の両端にスリット21、21を設け、板状部材20の面部の各々を個別の清掃用シートS、Sで覆っている。清掃用シートSは、その両端を異なるスリット21、21に把持されることで、板状部材20に装着される。
【0033】
図5に示す例において、個別の清掃用シートS、Sの種類や性質を異なるものとしてもよい。例えば、板状部材20の一方の面部を覆う清掃用シートSをウェットシートとし、他方の面部を覆う清掃用シートをドライシートとすること等が挙げられる。この場合、清掃の用途に応じて複数の清掃用シートを使い分けることができる。
【0034】
また、上記実施形態のスリット21は、角度切替部10が設けられた板状部材20の側部に対してX−Y平面上で直交する位置関係にある板状部材20の別の側部に設けられているが、スリット21の配置は、当該位置に限らない。スリット21は、板状部材20の側部であって、板状部材20の側部に設けられた他の構成の機能を害しない位置に設けられることが望ましい。
【0035】
また、スリット21の溝の形状(軌跡)は直線に限らない。例えば、板状部材20の側部に、所定の平面に沿って刻まれたギザギザ等の波形状の溝を設け、当該波形により生じた噛合構造に清掃用シートSを把持させるようにしてもよい。また、溝に限らず、他の物理的構造により板状部材20の側部で清掃用シートSを把持する把持部を設けてもよい。また、把持部を設ける位置は板状部材20の側部に限らないが、板状部材20の面部を覆うことに用いられない清掃用シートSの面積が可能な限り小さくなるように設けることが望ましい。
【0036】
また、繊維束22を設ける位置を、角度切替部10が設けられた板状部材20の側部に対してX−Y平面上で直交する位置関係にある板状部材20の別の側部としてもよい。この場合、係合部3と連結部4との回動角度を、柄2と二の板状部材20、20とを一直線上に位置させる回動角度とすることで、ユーザは柄2を把持して繊維束22を床面等に接触させたうえで掃除具1を揺動させることにより、掃除具1を刷毛や箒、モップ等のように用いることができる。
【符号の説明】
【0037】
2 柄
3 係合部
4 連結部
10 角度切替部
11 ヒンジ部
20 板状部材
21 スリット
22 繊維束
S 清掃用シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
二の板状部材と、
柄と略直交するよう設けられて前記二の板状部材を連結する連結部と、
所定の平面に沿う位置角度と、当該所定の平面に対して略直交する位置角度とを切替可能に前記二の板状部材の各々を支持する角度切替部と、を備え、
前記二の板状部材の各々は、当該板状部材の少なくとも一方の面部を覆う清掃用シートを把持する把持部と、当該板状部材の側部に設けられた複数の刷毛部材と、を備え、
前記二の板状部材が共に前記所定の平面に対して略直行する位置角度である場合、当該二の板状部材の各々に設けられた複数の刷毛部材の先端側が前記柄に対して同一方向へ向くことを特徴とする掃除具。
【請求項2】
前記二の板状部材又は前記柄の少なくとも一方は、他方に対して回転可能に設けられ、
前記把持部は、当該板状部材の両方の面部を覆う清掃用シートを把持することを特徴とする請求項1に記載の掃除具。
【請求項3】
前記把持部は、前記複数の刷毛部材が設けられた前記板状部材の側部とは異なる前記板状部材の側部に設けられ、前記清掃用シートの端部を把持することを特徴とする請求項1又は2に記載の掃除具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−135559(P2012−135559A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−291552(P2010−291552)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(390029148)大王製紙株式会社 (2,041)
【Fターム(参考)】