説明

掃除機用床ノズルの回転ロータ及び電気掃除機

【課題】フローリング床面、畳、じゅうたん等のさまざまな被清掃面にたいしても、被清掃面にたいする清掃効果が極めて高く、的確、かつ迅速に清掃することができる回転ロータ及び電気掃除機を提供する。
【解決手段】掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータにおいて、前記回転ロータはロータ、及び複数の清掃体が形成されてあり、前記清掃体として少なくとも一つ以上、あるいは一対以上のチャンネルブラシが形成されてあり、前記チャンネルブラシはブラシ片、芯線、及び帯状体より形成されてあるか、あるいは、ブラシ片、及び帯状体より形成されてあり、前記ロータの外周に開口する溝部が形成されてあり、前記清掃体が前記ロータの前記溝部に装着されてあると共に、前記溝部、及び前記清掃体が前記ロータの軸の周りに螺旋状に形成されてあるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータ及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータに関しては、さまざまな改良がなされ、例えば、掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータにおいて、前記回転ロータはロータ、及びチャンネルブラシより形成されてあり、前記チャンネルブラシはブラシ片、芯線、及び帯状体より形成されてあるか、あるいは、ブラシ片、及び帯状体より形成されてあると共に、前記チャンネルブラシが前記ロータに装着されてあることを特徴とする回転ロータが、掃除機用床ノズルの回転ロータとして、特願2004−52453号にて出願されてある。
【0003】
従来の回転ロータは、上記の如くの開示がなされてあるが、上記の回転ロータは、ロータ、及びチャンネルブラシの構成が採用されてある為、例えば、フローリング床面、畳、じゅうたん等のさまざまな被清掃面にたいしても、的確、かつ迅速に清掃する為には、チャンネルブラシのみでは不十分であった。
【0004】
【特許文献1】 特願2004−52453号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、例えば、フローリング床面、畳、じゅうたん等のさまざまな被清掃面にたいしても、被清掃面にたいする清掃効果が極めて高く、的確、かつ迅速に清掃することができる回転ロータ及び電気掃除機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる掃除機用床ノズルの回転ロータ及び電気掃除機は、次のように構成したものである。
(1)掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータにおいて、前記回転ロータはロータ、及び複数の清掃体が形成されてあり、前記清掃体として少なくとも一つ以上、あるいは一対以上のチャンネルブラシが形成されてあり、前記チャンネルブラシはブラシ片、芯線、及び帯状体より形成されてあるか、あるいは、ブラシ片、及び帯状体より形成されてあり、前記ロータの外周に開口する溝部が形成されてあり、前記清掃体が前記ロータの前記溝部に装着されてあると共に、前記溝部、及び前記清掃体が前記ロータの軸の周りに螺旋状に形成されてあるものである。
【0007】
(2)上記(1)記載の回転ロータにおいて、前記清掃体は、細い繊維でブラシ状に形成された清掃体B、軟質材でブレード状に形成された清掃体C、払拭布で形成された清掃体D、前記清掃体Bよりこしの強い細い繊維でブラシ状に形成された清掃体Aのいずれかを2つ以上組み合わせて形成されてあり、前記清掃体Aの高さが前記清掃体Bの高さと同じあるいはより低いか、前記清掃体Aの高さが前記清掃体Cの高さと同じあるいはより高いか、前記清掃体Bの高さが前記清掃体Cの高さと同じあるいはより高いか、あるいは前記清掃体Aの高さが前記清掃体Dの高さと同じあるいはより低いかのいずれかであるものである。
【0008】
(3)吸引力を発生させる電動送風機と、塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続される掃除機用床ノズルとを備え、前記掃除機用床ノズルに、上記(1)あるいは(2)記載の掃除機用床ノズルの回転ロータを配した電気掃除機。
【発明の効果】
【0009】
本発明の掃除機用床ノズルの回転ロータおよび電気掃除機は、次に示すような効果を得ることができる。なお、説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付して説明する。
【0010】
(1)清掃体として、一対のチャンネルブラシが、形成されてある。チャンネルブラシは、毛腰の強い材質のブラシ片を密集かつ連続的に形成して製造することができる。その為、毛腰の強い材質のブラシ片を有するチャンネルブラシを、ロータの軸の周りに螺旋状に形成する事ができる。その為、ブラシ片の材質として、毛腰の強い材質を使用した場合においては、例えば、強力な掻き出し力が必要な被清掃面にたいしても、毛腰の強い材質のブラシ片が、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に掻き出すことができ、回転ロータは、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0011】
また、ブラシ片の材質として、毛腰が強く、かつしなやかな材質を使用した場合においては、例えば、畳等の細かな凹凸面を有する被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、ブラシ片が凹凸面の細部にまで入り込んで、的確に除去する事ができる。
【0012】
また、ブラシ片の材質として、毛腰がしなやかで、かつ密集度の高い材質を使用した場合においては、フローリング床面等の表面の磨き効果が必要とされる被清掃面にたいして、被清掃面上の麈埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、迅速に清掃すると共に、表面を極めて円滑に磨きあげる事ができ、回転ロータは、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0013】
また、回転ロータは、清掃体として、一対のブレードが形成されてある。その為、被清掃面が、例えば、じゅうたん等の場合であっても、先端に複数の凸部を有する軟質樹脂の弾性材からなるブレードが、被清掃面を強力に叩きつける事により、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に叩き出すことができ、回転ロータは、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0014】
また、回転ロータは、清掃体として、一対のチャンネルブラシ、及び一対のブレードが形成されてあり、ロータの溝部にたいして装着されてあると共に、清掃体は、ロータの軸の周りに捩りを加えて螺旋状に形成されてある。その為、被清掃面が、フローリング床面、畳、じゅうたん等のさまざまな被清掃面の場合であっても、回転ロータは、ロータの軸の周りに螺旋状に形成されてある一対のチャンネルブラシ、及び一対のブレードからなる2種類の清掃体を、被清掃面にたいして連続的かつ強力に接触させることができる為、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に掻き出すことができる。その為、回転ロータは、被清掃面にたいして、清掃効果を極めて高く、的確、かつ迅速に清掃することができる。
【0015】
また、チャンネルブラシは、ブラシ片の材質として、複数種類の材質を組み合わせて使用することができる為、被清掃面上に、さまざまな塵埃、ごみ等がある場合においても、強力に掻き出すことができ、回転ロータは、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0016】
さらにまた、チャンネルブラシは、ブラシ片を帯状体、及び芯線に挟み付けて折り込んで形成されてあると共に、ロータの軸の周りに螺旋状に形成されてある溝部にたいして装着されてある為、ブラシ片が、帯状体、及び芯線から脱落あるいは位置ずれすることが、ほとんど無い。その為、回転ロータは、極めて高い耐久性を有することができる。
【0017】
(1)他の実施の形態として、清掃体に、起毛ブラシを使用した場合においては、例えば、畳等の細かな凹凸面を有する被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、密集させて植設して形成されてある短繊維が、凹凸面の細部にまで入り込んで、的確に除去する事ができる。また、例えば、フローリング床面等の表面の磨き効果が必要とされる被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、密集させて植設して形成されてある短繊維が、迅速に清掃すると共に、表面を極めて円滑に磨きあげる事ができる。
【0018】
また、他の実施の形態として、清掃体に、払拭布を使用した場合においては、例えば、畳等の細かな凹凸面を有する被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、布部の表面に形成された起毛部が、凹凸面の細部にまで入り込んで、的確に除去する事ができると共に、例えば、フローリング床面等の表面の磨き効果が必要とされる被清掃面にたいして、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、布部の表面に形成された起毛部が、迅速に清掃すると共に、表面を極めて円滑に磨きあげる事ができる。
【0019】
(2)清掃体Aは、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができる。その為、付着した塵埃を確実に掻き出す事ができる。清掃体Bは、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面の細かい凹凸部に入り込む事ができる。その為、細かい凹凸部に入り込んだ塵埃を確実に掻き出す事ができる。清掃体Cは、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができる。その為、付着した塵埃を確実に掻き出す事ができる。清掃体Dは、被清掃面に布を接触できる。その為、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0020】
また、清掃体Aの高さは清掃体Bの高さより低い為、清掃体Aの回転外径は清掃体Bの回転外径より小さく形成されてある。その為、回転ロータは、清掃体Bがじゅうたんのパイルを倒すと共に、清掃体Aがじゅうたんのパイルを押し広げると同時にパイルに付着した集塵を掻き取る事ができる。また、回転ロータは、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができると共に、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面の細かい凹凸部に入り込む事ができる。
【0021】
また、清掃体Aの高さは、清掃体Cの高さより高い為、清掃体Aの回転外径は清掃体Cの回転外径より大きく形成されてある。その為、回転ロータは、清掃体Aがじゅうたんのパイルを倒すと共に、清掃体Cがじゅうたんのパイルを押し広げると同時にパイルに付着した集塵を掻き取る事ができる。また、じゅうたんの奥部を、清掃体Aが塵埃を確実に掻き出す事ができる。また、主に、じゅうたん等の被清掃面の表面部を、清掃体Cが強力に叩きつける事ができる。その為、主にじゅうたん等の被清掃面を、極めて強力、かつ迅速に清掃できる。また、清掃中に長い髪の毛が清掃体Cに巻きついた場合であっても、清掃体Cの先端より内方に巻きつく事が無い為、はさみ等にて髪の毛を切って簡単に切除する事ができる。
【0022】
また、清掃体Bの高さは清掃体Cの高さより高い為、清掃体Bの回転外径は清掃体Cの回転外径より大きく形成されてある。その為、回転ロータは、上記の清掃体A、及び清掃体Cの場合と同様の効果を得る事ができる。また、回転ロータは、清掃体Cが、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができると共に、清掃体Bが、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面の細かい凹凸部に入り込む事ができる。
【0023】
また、清掃体Aの高さは清掃体Dの高さより低い為、清掃体Aの回転外径は清掃体Dの回転外径より小さく形成されてある。その為、回転ロータは、清掃体Dが、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面を磨き上げる事ができると共に、清掃体Aが主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができる。
【0024】
また、チャンネルブラシは、毛のこしの強さを任意に調節できる為、使用目的に応じて、最適な毛のこしの強さを有する清掃体を製作できる。また、チャンネルブラシは、基布にたいして短繊維を密集させて植設した起毛ブラシに比べて、帯状体に挟み付ける事が可能であるならば、いかなるこしの強い毛であっても清掃体を製作できる。その為、起毛ブラシのこしの強さでは不十分な被清掃面にたいしても、的確に清掃できる。
【0025】
(3)被清掃面が、床、たたみ、じゅうたん等、さまざまな被清掃面であっても、上記(1)あるいは(2)記載の掃除機用床ノズルの回転ロータに構成された清掃体が、的確、かつ迅速に集塵等を清掃して捕集できる。その為、極めて清掃効果の高い電気掃除機を製作できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
例えば、フローリング床面、畳、じゅうたん等のさまざまな被清掃面にたいしても、被清掃面にたいする清掃効果が極めて高く、的確、かつ迅速に清掃することができる回転ロータ及び電気掃除機を提供するという目的を、掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータにおいて、前記回転ロータはロータ、及び複数の清掃体が形成されてあり、前記清掃体として少なくとも一つ以上、あるいは一対以上のチャンネルブラシが形成されてあり、前記チャンネルブラシはブラシ片、芯線、及び帯状体より形成されてあるか、あるいは、ブラシ片、及び帯状体より形成されてあり、前記ロータの外周に開口する溝部が形成されてあり、前記清掃体が前記ロータの前記溝部に装着されてあると共に、前記溝部、及び前記清掃体が前記ロータの軸の周りに螺旋状に形成されてある構成において実現した。
【実施例1】
【0027】
図1から図8にて実施例1を示す。図1は、本発明の回転ロータを分解して前面側から見た斜視図である。図1において、1は回転ロータ、2はロータ、3はチャンネルブラシ、4はブレード、10は清掃体、20は溝部、48はギア部、58は回転軸、68、78はブラケット、70は軸受、88はワッシャーである。図2は、図1に記載の回転ロータの使用状態を示す断面図である。図2において、38は開口、40は掃除機用床ノズルである。図3は、図1に使用するロータを前面側から見た斜視図である。図4は、図1に使用するチャンネルブラシを前面側から見た斜視図である。図4において、5は帯状体、6は芯線、7はブラシ片である。図5は、図1に使用する清掃体を前面側から見た斜視図である。図5において、30は凸部、50は底部である。図6は、図1に使用するチャンネルブラシの製造方法を前面側から見た斜視図である。図6において、18は縦ロール、28は横ロールである。図7は、本発明の他の実施の形態として使用する清掃体を前面側から見た斜視図である。図7において、8は起毛ブラシ、51は基布、52は短繊維である。図8は、本発明の他の実施の形態として使用する消掃体を前面側から見た斜視図である。図8において、9は払拭布、60は底部、80は起毛部、90は布部である。
【0028】
回転ロータ1は、図1の如く、ロータ2、及び複数の清掃体10が形成されてある。ロータ2は、図3の如く、概円柱形状からなり、外周には、ロータ2の軸の周りに溝部20が、螺旋状に形成されてある。また、清掃体10として、一対のチャンネルブラシ3、及び一対のブレード4が形成されてあり、ロータ2の溝部20にたいして装着されてあると共に、清掃体10として形成されてある一対のチャンネルブラシ3、及び一対のブレード4は、ロータ2の軸の周りに螺旋状に形成されてある。また、回転ロータ1は、複数の清掃体10を溝部20にたいして装着したロータ2の両端に、回転軸58が一体的に装着されたブラケット68、及び回転軸58が一体的に装着されてあると共に、ギア部48が形成されてあるブラケット78を挿入固定した後、ワッシャ−88を介して、軸受70が回動自在に装着されてある。また、回転ロータ1は、図2の如く、掃除機用床ノズル40の開口38の近傍に形成されてあり、回転ロータ駆動用のモータ(図示せず)の動力が、ベルト(図示せず)を介して、ギア部48に伝達される事により、所定の回転数にて回転する。
【0029】
また、チャンネルブラシ3は、図4の如く、ブラシ片7、芯線6、及び帯状体5より形成されてある。また、ブレード4は、図5の如く、先端に複数の凸部30が形成されてあると共に、概きのこ形状の断面を有する底部50が形成されてあり、材質として、軟質樹脂の弾性材が使用されてある。
【0030】
次に、図6において、チャンネルブラシ3の製造方法を説明する。チャンネルブラシ3は、断面が概コの字形状の長尺の帯状体5にたいして、所定本数のブラシ片7の中央部が帯状体5の上部になるように、重ね合わせて設置し、縦ロール18を使用して、芯線6にてブラシ片7を挟み付けると共に、芯線6を概コの字形状の帯状体5の内部に押し込む。次に、帯状体5の両側に形成された横ロール28を使用して、帯状体5を両側から、かしめる。その結果、中央部が帯状体5、及び芯線6に挟み付けられて折り込まれたブラシ片7を有するチャンネルブラシ3が形成される。
【0031】
実施例1の回転ロータ1は上記の如くの構成となっているので、清掃体10として、一対のチャンネルブラシ3が形成されてある。チャンネルブラシ3は、毛腰の強い材質のブラシ片7を、密集かつ連続的に形成して製造することができる。その為、毛腰の強い材質のブラシ片7を有するチャンネルブラシ3を、ロータ2の軸の周りに螺旋状に形成する事ができる。その為、ブラシ片7の材質として、毛腰の強い材質を使用した場合においては、例えば、強力な掻き出し力が必要な被清掃面にたいしても、毛腰の強い材質のブラシ片7が、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に掻き出すことができ、回転ロータ1は、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0032】
また、ブラシ片7の材質として、毛腰が強く、かつしなやかな材質を使用した場合においては、例えば、畳等の細かな凹凸面を有する被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、ブラシ片7が凹凸面の細部にまで入り込んで、的確に除去する事ができる。
【0033】
また、ブラシ片7の材質として、毛腰がしなやかで、かつ密集度の高い材質を使用した場合においては、フローリング床面等の表面の磨き効果が必要とされる被清掃面にたいして、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、迅速に清掃すると共に、表面を極めて円滑に磨きあげる事ができ、回転ロータ1は、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0034】
また、回転ロータ1は、清掃体10として、一対のブレード4が形成されてある。その為、被清掃面が、例えば、じゅうたん等の場合であっても、先端に複数の凸部30を有する軟質樹脂の弾性材からなるブレード4が、被清掃面を強力に叩きつける事により、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に叩き出すことができ、回転ロータ1は、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0035】
また、回転ロータ1は、清掃体10として、一対のチャンネルブラシ3、及び一対のブレード4が形成されてあり、ロータ2の溝部20にたいして装着されてあると共に、清掃体10は、ロータ2の軸の周りに螺旋状に形成されてある。その為、被清掃面が、フローリング床面、畳、じゅうたん等のさまざまな被清掃面の場合であっても、回転ロータ1は、ロータ2の軸の周りに螺旋状に形成されてある一対のチャンネルブラシ3、及び一対のブレード4からなる2種類の清掃体10を、被清掃面にたいして連続的かつ強力に接触させることができる為、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、強力に掻き出すことができる。その為、回転ロータ1は、被清掃面にたいして、清掃効果を極めて高く、的確、かつ迅速に清掃することができる。
【0036】
また、チャンネルブラシ3は、ブラシ片7の材質として、複数種類の材質を組み合わせて使用することができる為、被清掃面上に、さまざまな塵埃、ごみ等がある場合においても、強力に掻き出すことができ、回転ロータ1は、極めて高い清掃効果を有することができる。
【0037】
さらにまた、チャンネルブラシ3は、ブラシ片7を帯状体5、及び芯線6に挟み付けて折り込んで形成されてあると共に、ロータ2の軸の周りに螺旋状に形成されてある溝部20にたいして装着されてある為、ブラシ片7が、帯状体5、及び芯線6から脱落あるいは位置ずれすることが、ほとんど無い。その為、回転ロータ1は、極めて高い耐久性を有することができる。
【0038】
実施例1の回転ロータ1は、上記の如くの構成となっているが、清掃体10については、少なくとも一つ以上、あるいは一対以上のチャンネルブラシ3が使用されてあれば、何ら支障は無い。また、前記の如く、チャンネルブラシ3、及びブレード4を組合わせて使用する以外にも、ブレード4以外のいかなる形態の清掃体10であっても、チャンネルブラシ3と組合わせて使用できる。
【0039】
また、回転ロータ1の形態については、上記の如く、ギア部48が形成されてあるブラケット78を使用する事により、回転ロータ駆動用のモータ(図示せず)の動力が、ベルト(図示せず)を介して、ギア部48に伝達される事により所定の回転数にて回転する形態以外にも、ギア部48を形成する事無く、ロータ2の両端にブラケット68を挿入固定する事により、掃除機用床ノズル40の吸引力のみにより、回転ロータ1が回転する形態を採用できる。
【0040】
また、ロータ2の溝部の形成状態については、使用目的に応じて、上記の如くの螺旋状以外にも、中央部から両端に向かって概V字形状の螺旋状、概波形形状の螺旋状、あるいは前記形状の組合せ等を、適時、設定することができる。
【0041】
また、ロータ2に使用する材質は、使用する目的に応じて設定した強度を満足すると共に、概円柱形状等を形成可能な材質であるならば、いずれの材質でも使用することができる。例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック、モリブデン、発泡アルミニウム、又は前記材質の合金、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、木、竹、紙等である。また、例えば、各種抗菌剤、金属不活性剤、各種金属粉、各種金属繊維、タルク、ウオラスナイト、珪藻土、クレー、カオリン、ケイ酸カルシウム、ガラス粉、石英粉末、シリカ、カーボンブラック等のケイ酸塩、チタン酸カリウム、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄等の金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等の金属炭酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の金属水酸化物、カーボン繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維等の無機質繊維、マイカ、難燃剤、有機あるいは無機顔料等を少なくとも1種類以上添加することもできる。
【0042】
また、帯状体5に使用する材質は、使用する目的に応じて設定した強度を満足すると共に、概コの字形状の断面を有する長尺形状等を形成可能な材質であるならば、いずれの材質でも使用することができる。例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック、又は前記材質の合金、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、木、竹、紙等である。
【0043】
また、芯線6は、実施例1においては、断面が丸形の鋼線が使用されてあるが、芯線6の断面形状については、丸形以外にも、三角、四角、五角、六角等の矩形断面形状、各種異形断面形状等を使用することができる。前記断面形状の芯線を使用した場合には、丸形断面形状の芯線を使用した場合に比べて、帯状体5、及び芯線6に挟み付けられて折り込まれたブラシ片7を、より強く保持することができるので、ブラシ片7の脱落、位置ずれ等をより防止することができる。また、複数本の鋼線等を撚ることにより形成された撚線を芯線6として使用した場合にも、前記と同様の効果を得ることができる。
【0044】
また、ブラシ片7に使用する材質は、使用する目的に応じて設定した強度を満足すると共に、チャンネルブラシ3に形成可能な材質であるならば、いずれの材質でも使用することができる。例えば、アルミニウム、マグネシウム、鉄、ステンレス、セラミック等の線材、又は前記材質の合金線材、天然繊維、化学繊維、天然樹脂発泡体、合成樹脂発泡体、織布、不織布、編物、天然樹脂、合成樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ゲル材、フィルム材、メッシュ材、馬毛、豚毛等の天然毛材であり、前記材質を、組み合わせて使用するか、あるいは混合させて使用することもできる。
【0045】
さらにまた、チャンネルブラシ3の構成については、例えば、帯状体5として概コの字形状の断面を有する樹脂押出成形材、あるいは、ばね材等を使用して、帯状体5にたいしてブラシ片7を押込み、帯状体5の反力にて保持する方法を採用することにより、芯線6を使用しない構成とすることもできる。前記の方法を採用した場合においては、回転ロータ1の組立が、容易かつ迅速にできると共に、芯線6が必要ない為、回転ロータ1の価格を低減できる。
【0046】
次に、図7にて、本発明の実施例1の他の実施の形態として使用する清掃体を説明する。図7は、起毛ブラシ8であり、基布51にたいして、短繊維52が密集させて植設して形成されてある。
【0047】
清掃体として、起毛ブラシ8を使用した場合においては、例えば、畳等の細かな凹凸面を有する被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、密集させて植設して形成されてある短繊維52が、凹凸面の細部にまで入り込んで的確に除去する事ができる。また、例えば、フローリング床面等の表面の磨き効果が必要とされる被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、密集させて植設して形成されてある短繊維52が、迅速に清掃すると共に、表面を極めて円滑に磨きあげる事ができる。
【0048】
次に、図8にて、本発明の実施例1の他の実施の形態として使用する清掃体を説明する。図8は、払拭布9であり、概きのこ形状の断面を有する底部60、布部90、及び布部90の表面に形成された起毛部80より形成されてある。
【0049】
清掃体として、払拭布9を使用した場合においては、例えば、畳等の細かな凹凸面を有する被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、布部90の表面に形成された起毛部80が、凹凸面の細部にまで入り込んで、的確に除去する事ができると共に、例えば、フローリング床面等の表面の磨き効果が必要とされる被清掃面にたいして、被清掃面上の塵埃、ごみ、こびりついた汚れ等を、布部90の表面に形成された起毛部80が、迅速に清掃すると共に、表面を極めて円滑に磨きあげる事ができる。
【0050】
本発明の実施例1の他の実施の形態は、上記の如くの構成となっているが、ロータ2にたいして、チャンネルブラシ3、ブレード4、起毛ブラシ8、払拭布9等からなる清掃体10を装着する方法については、上記の方法以外にも、使用する目的に応じて、例えば、溝部20にたいして、チャンネルブラシ3、ブレード4、起毛ブラシ8、払拭布9等からなる清掃体10を圧入しつつ挿入固定する方法、あるいは、挿入後、ロータ2の溝部20の所定箇所を、かしめる事により固定する方法、あるいは、挿入後、接着、溶着、溶接する方法等を採用することもできる。また、溝部19を形成する方法についても、成形、切削加工等の方法を、適時、採用して使用することができる。
【実施例2】
【0051】
図9にて実施例2を示す。図9は、本発明の回転ロータの断面図である。図9において、11は回転ロータ、12はロータ、15は清掃体A、16、26、36、46は高さ、17、27、37は回転外径、25は清掃体B、35は清掃体C、45は清掃体Dである。
【0052】
回転ロータ11は、図9の如く、ロータ12、及び清掃体A15、清掃体B25、清掃体C35、清掃体D45が形成されてある。また、清掃体A15は、高さ16にて回転外径17となるようにロータ12に装着されてある。また、清掃体B25は、高さ26にて回転外径27となるようにロータ12に装着されてある。また、清掃体C35は、高さ36にて回転外径37となるようにロータ12に装着されてある。また、清掃体D45は、高さ46にて回転外径27となるようにロータ12に装着されてある。
【0053】
また、清掃体A15は、チャンネルブラシにて形成されてあり、清掃体B25よりこしの強い細い繊維でブラシ状に形成されてある。清掃体B25は、基布にたいして短繊維を密集させて植設した起毛ブラシであり、細い繊維でブラシ状に形成されてある。清掃体C35は、軟質材でブレード状に形成されてある。清掃体D45は、払拭布で形成されてある。
【0054】
実施例2の回転ロータ11は上記の如くの構成となっているので、清掃体A15は、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができる。その為、付着した塵埃を確実に掻き出す事ができる。清掃体B25は、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面の細かい凹凸部に入り込む事ができる。その為、細かい凹凸部に入り込んだ塵埃を確実に掻き出す事ができる。清掃体C35は、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができる。その為、付着した麈埃を確実に掻き出す事ができる。清掃体D45は、被清掃面に布を接触できる。その為、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0055】
また、清掃体A15の高さ16は清掃体B25の高さ26より低い為、回転外径17は回転外径27より小さく形成されてある。その為、回転ロータ11は、清掃体B25がじゅうたんのパイルを倒すと共に、清掃体A15がじゅうたんのパイルを押し広げると同時にパイルに付着した集塵を掻き取る事ができる。また、回転ロータ11は、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができると共に、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面の細かい凹凸部に入り込む事ができる。
【0056】
また、清掃体A15の高さ16は、清掃体C35の高さ36より高い為、回転外径17は回転外径37より大きく形成されてある。その為、回転ロータ11は、清掃体A15がじゅうたんのパイルを倒すと共に、清掃体C35がじゅうたんのパイルを押し広げると同時にパイルに付着した集麈を掻き取る事ができる。また、じゅうたんの奥部を、清掃体A15が塵埃を確実に掻き出す事ができる。また、主に、じゅうたん等の被清掃面の表面部を、清掃体C35が強力に叩きつける事ができる。その為、主にじゅうたん等の被清掃面を、極めて強力、かつ迅速に清掃できる。また、清掃中に長い髪の毛が清掃体C35に巻きついた場合であっても、清掃体C35の先端より内方に巻きつく事が無い為、はさみ等にて髪の毛を切って簡単に切除する事ができる。
【0057】
また、清掃体B25の高さ26は清掃体C35の高さ36より高い為、回転外径27は回転外径37より大きく形成されてある。その為、回転ロータ11は、上記の清掃体A15、及び清掃体C35の場合と同様の効果を得る事ができる。また、回転ロータ11は、清掃体C35が、主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができると共に、清掃体B25が、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面の細かい凹凸部に入り込む事ができる。
【0058】
また、清掃体A15の高さ16は清掃体D45の高さ46より低い為、回転外径17は回転外径27より小さく形成されてある。その為、回転ロータ11は、清掃体D45が、主に木床、たたみ、タイル等の被清掃面を磨き上げる事ができると共に、清掃体A15が主にじゅうたん等の被清掃面を強力に叩きつける事ができる。
【0059】
また、チャンネルブラシは、毛のこしの強さを任意に調節できる為、使用目的に応じて、最適な毛のこしの強さを有する清掃体を製作できる。また、チャンネルブラシは、基布にたいして短繊維を密集させて植設した起毛ブラシに比べて、帯状体に挟み付ける事が可能であるならば、いかなるこしの強い毛であっても清掃体を製作できる。その為、起毛ブラシのこしの強さでは不十分な被清掃面にたいしても、的確に清掃できる。
【0060】
実施例2の回転ロータ11は上記の如くの構成となっているが、清掃体Bは、チャンネルブラシにて形成する事も可能である。また、回転ロータ11を構成する清掃体は、前記の如く、清掃体A15、清掃体B25、清掃体C35、清掃体D45が形成されてある以外にも、使用目的に応じて、構成する清掃体の本数、種類等を、適時、選択できる。
【実施例3】
【0061】
図10にて実施例3を示す。図10は、本発明の電気掃除機の全体側面図である。図10において、61は電気掃除機、62は掃除機本体、63はホース、64はハンドル、65は延長管、66は掃除機用床ノズル、67は回転ロータ、71は集塵室、72は電動送風機室、82は電動送風機である。
【0062】
本実施の形態における電気掃除機61は、前部に内蔵された集塵を捕集する集塵室71と、後部に電動送風機82を内蔵した電動送風機室72をそれぞれ備えた掃除機本体62と、前記集塵室71に連通するように一端が掃除機本体62に接続されるホース63と、前記ホース63の他端に設けられたハンドル64に着脱自在に接続される延長管65とを備え、前記延長管65の他端に設けられた着脱自在に接続される掃除機用床ノズル66とを備え、前記掃除機用床ノズル66に、上記実施例1あるいは実施例2記載の掃除機用床ノズルの回転ロータ67を配設したものである。上記構成により、掃除機本体62を運転し、ハンドル64を操作して、掃除機用床ノズル66を床面やじゅうたん等にて操作すると、掃除機用床ノズル66に内蔵された回転ロータ67が回転し、集塵が回転ロータ67に構成された清掃体により掻き上げられ、電動送風機82による吸引力で、空気と共に集塵が、延長管65、ホース63を通って集麈室71に流れ、前記集塵室71にて集麈が捕集される。
【0063】
実施例3の電気掃除機61は上記の如くの構成となっているので、被清掃面が、床、たたみ、タイル、じゅうたん等、さまざまな被清掃面であっても、上記実施例1あるいは実施例2記載の掃除機用床ノズルの回転ロータ67に構成された清掃体が、前記の如くのさまざまな被清掃面にたいして、的確、かつ迅速に集塵等を清掃して捕集できる。その為、極めて清掃効果の高い電気掃除機61を製作できる。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明の回転ロータ及び電気掃除機は、さまざまな目的にたいして使用可能であるが、掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータ及び電気掃除機に使用する目的以外にも、被清掃面にたいする清掃効果が極めて高く、的確、かつ迅速に清掃することができる回転ロータ及び電気掃除機、床面洗浄機、床磨き機等として、広く好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】 本発明の回転ロータを分解して前面側から見た斜視図である。
【図2】 図1に記載の回転ロータの使用状態を示す断面図である。
【図3】 図1に使用するロータを前面側から見た斜視図である。
【図4】 図1に使用するチャンネルブラシを前面側から見た斜視図である。
【図5】 図1に使用する清掃体を前面側から見た斜視図である。
【図6】 図1に使用するチャンネルブラシの製造方法を前面側から見た斜視図である。
【図7】 本発明の他の実施の形態として使用する清掃体を前面側から見た斜視図である。
【図8】 本発明の他の実施の形態として使用する清掃体を前面側から見た斜視図である。
【図9】 本発明の回転ロータの断面図である。
【図10】 本発明の電気掃除機の全体側面図である。
【符号の説明】
【0066】
1、11 回転ロータ 2、12 ロータ 3 チャンネルブラシ 4 ブレード 5 帯状体 6 芯線 7 ブラシ片 8 起毛ブラシ 9 払拭布 10 清掃体 15 清掃体A 16、26、36、46 高さ 17、27、37 回転外径 18 縦ロール 20 溝部 25 清掃体B 28 横ロール 30 凸部 35 清掃体C 38 開口 40 掃除機用床ノズル 45 清掃体D 48 ギア部 50、60 底部 51 基布 52 短繊維 58 回転軸 61 電気掃除機 62 掃除機本体 63 ホース 64 ハンドル 65 延長管 66 掃除機用床ノズル 67 回転ロータ 68、78 ブラケット 70 軸受 71 集塵室 72 電動送風機室 80 起毛部 82 電動送風機 88 ワッシャー 90 布部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
掃除機用床ノズルに使用されてある回転ロータにおいて、前記回転ロータはロータ、及び複数の清掃体が形成されてあり、前記清掃体として少なくとも一つ以上、あるいは一対以上のチャンネルブラシが形成されてあり、前記チャンネルブラシはブラシ片、芯線、及び帯状体より形成されてあるか、あるいは、ブラシ片、及び帯状体より形成されてあり、前記ロータの外周に開口する溝部が形成されてあり、前記清掃体が前記ロータの前記溝部に装着されてあると共に、前記溝部、及び前記清掃体が前記ロータの軸の周りに螺旋状に形成されてあることを特徴とする回転ロータ。
【請求項2】
請求項1記載の構成よりなる回転ロータにおいて、前記清掃体は、細い繊維でブラシ状に形成された清掃体B、軟質材でブレード状に形成された清掃体C、払拭布で形成された清掃体D、前記清掃体Bよりこしの強い細い繊維でブラシ状に形成された清掃体Aのいずれかを2つ以上組み合わせて形成されてあり、前記清掃体Aの高さが前記清掃体Bの高さと同じあるいはより低いか、前記清掃体Aの高さが前記清掃体Cの高さと同じあるいはより高いか、前記清掃体Bの高さが前記清掃体Cの高さと同じあるいはより高いか、あるいは前記清掃体Aの高さが前記清掃体Dの高さと同じあるいはより低いかのいずれかであることを特徴とする回転ロータ。
【請求項3】
吸引力を発生させる電動送風機と、塵埃を捕集する集塵室と、前記集塵室に連通するように接続される掃除機用床ノズルとを備え、前記掃除機用床ノズルに、請求項1あるいは2記載の掃除機用床ノズルの回転ロータを配した電気掃除機。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータの外周に複数個の螺旋状の開口した溝部を設け、該溝部に清掃体を装着してなる掃除機用床ノズルの回転ロータにおいて、該清掃体は、ブラシ片を断面が概コの字状の帯状体で挟んだチャンネルブラシと、軟質樹脂の弾性材からなるブレードまたは起毛ブラシまたは払拭布の少なくともいずれか一つと、からなることを特徴とする掃除機用床ノズルの回転ロータ。
【請求項2】
前記清掃体は、その高さが、前記ブレード≦前記チャンネルブラシ≦(前記起毛ブラシ,前記払拭布)、なる関係にあることを特徴とする請求項1記載の掃除機用床ノズルの回転ロータ。
【請求項3】
吸引力を発生させる電動送風機と、塵埃を捕集する集塵室と、該集塵室に連通するように接続される掃除機用床ノズルとを備えた電気掃除機であって、該掃除機用床ノズルは、前記請求項1または請求項2に記載の掃除機用床ノズルの回転ロータを備えたことを特徴とする電気掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−326249(P2006−326249A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−181191(P2005−181191)
【出願日】平成17年5月25日(2005.5.25)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】