説明

掃除用器具の取っ手組立体

本発明は、掃除用器具(10)の取っ手組立体(30)であって、使用中、取っ手組立体(30)を操縦するための取っ手部分(60)と、掃除用器具(10)の本体(12)に連結可能な第1の端部(42)及び取っ手部分(60)に連結可能な第2の端部(46)を備えたフレキシブルホース(40)と、管状ワンド(50)とを有し、管状ワンドは、管状ワンドがフレキシブルホース(40)内で取っ手部分(60)に沿って延びる第1の位置と、管状ワンド(50)がフレキシブルホースから遠ざかって取っ手部分を越えて延びる第2の位置との間で動くことができるよう取っ手部分(60)内に摺動可能に設けられ、取っ手部分(60)は、管状ワンド(50)が第1の位置から第2の位置に動かされると、取っ手部分(60)を本体(12)から解除するよう構成されたキャッチ機構体によって本体に解除可能に取り付けられている、取っ手組立体を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、掃除用器具の取っ手組立体に関し、特に、直立形の掃除機用の取っ手組立体に関するが、これには限定されない。
【背景技術】
【0002】
直立形掃除機の全体的構成と作動方法の両方は、周知である。また、直立形掃除機を伝統的な直立掃除モード(このモードでは、掃除機全体が床面上を操縦される)から「床上方」掃除のための筒モードに変換できるということも周知である。かかる目的のため、直立形掃除機は、必要なときに稼働状態にすることができる一体形ホース・ワンド組立体を有する場合が多い。或る場合には、ホース・ワンド装置は、掃除機が直立モードで使用されるときに掃除機ヘッドと分離装置との間の空気流経路の一部を形成する一体形ホースから成り、このホースの一端部は、床上方掃除を行うとき、本体に設けられた受け口(ソケット)から解除可能である。次に、掃除機の本体に支持されている場合が多い別個のワンドを、ホース・ワンド組立体の到達範囲を拡げるためにホースに取り付けることができる。この種の構成の欠点は、掃除機が直立モードで用いられる場合、到来する空気は、依然として、ホースを通過しなければならず、これにより損失が不必要に増大するということにある。
【0003】
別の公知の形式のホース・ワンド組立体は、ダイソン(Dyson)社の直立形掃除機の製品群であるモデル番号DC01、DC03、DC04及びDC07に用いられている。これら掃除機では、ホースの下端部は、それぞれの掃除機の本体に固定的に連結されているが、その上端部は、ワンドの取っ手の管状部分に摺動可能に連結されている。ワンド取っ手は、管状ワンドが剛結された成形取っ手部分を有している。この取っ手部分を掃除機の本体に取り付けることができ、そして取っ手のように用いることができ、この場合、ホースの上端部は、ワンドの上端部に対して摺動してワンドが次に、ホース内部に収納される。床上方掃除が必要な場合、取っ手部分を本体から解除し、ホースの上端部をワンドの下端部に対して摺動し、ツールを取っ手部分に取り付けると、所要の掃除を行うことができる。弁装置が、掃除機内への汚れ空気の流入箇所を自動的に選択し、直立モードでは、流入箇所は、掃除機ヘッドを介してであり、「床上方」掃除の場合、流入箇所は、ホース及びワンドを介してである。この構成全体の動作原理は、欧州特許第0037674号明細書に記載されている。
【0004】
この構成の欠点は、取っ手部分が直立モードでは掃除機の取っ手として用いられるよう設計されているので、取っ手の構成は、「床上方」モードについては理想的には適していないということにある。ユーザは、「床上方」掃除を行う際、少なくとも、高い高さ位置にある領域、例えばカーテンボックスやカーテンレールを掃除する場合、取っ手部分から離れたワンドの下端部を掴む傾向がある。この構成の改造例では、ダイソン製掃除機の中には、取っ手部分及びワンドをホースの上端部から解除し、向きを変えて逆の向きに再び連結することができるホース・ワンド組立体を有するものがある。この構成は、国際公開第01/65989号パンフレットに図示されると共に詳細に説明されており、この構成は、ユーザにとって良好な掴み具合をもたらし、使用中、取っ手及びワンドの良好なバランスを提供する。この逆向きワンド構成の欠点は、ユーザが、「床上方」掃除のための使用に先立って、ホース・ワンド組立体を分解して再び組み立て、次に、当然のことながら、通常の直立モードに戻る前に分解作業を繰り返さなければならないということにある。
【0005】
国際公開第01/65989号パンフレットのワンド構成の別の改造例では、管状ワンドは、管状ワンドがフレキシブルホースから遠ざかって取っ手部分を越えて延びる第1の位置(「床上方」掃除モードのための位置)と、管状ワンドがフレキシブルホース内において取っ手部分を越えて延びる第2の位置(通常の直立モードのための位置)との間で動くことができるよう取っ手部分内に摺動可能に設けられている。この構成は、国際公開第06/08444号パンフレットに詳細に記載されている。国際公開第06/08444号パンフレットのワンド構成は、互いに異なる掃除モード間で変更する場合に、ユーザーがワンドを取り外して逆にする必要がないので国際公開第01/65989号パンフレットのワンド構成を改良したものである。それにもかかわらず、国際公開第06/08444号パンフレットの改造構成であっても、「床上方」掃除と通常の直立モードとの間で変更を行う際にワンド・取っ手ユニットを組み立てる(そして分解する)ために二段階からなる手順を必要とする。この手順の一部の間、管状ワンドは、取っ手部分内で動かされ、それとは別個に、取っ手組立体は、掃除機の本体から取り外される。ユーザは、通常の直立掃除モードから「床上方」掃除モードに変更する場合、そして再び取っ手組立体を通常の直立モードに戻す際に、二段階手順を行わなければならない。国際公開第06/08444号パンフレットのワンド構成の欠点は、モード変更作業がユーザにとって時間がかかる場合があるということにある。何割かのユーザは、取っ手組立体が二段階手順で操作するのに不便であり且つ操作しにくいということに気づくであろう。加うるに、二段階手作業の結果として、組み立てが不正確になる場合がある。不正確な組み立てにより、空気が不十分なシールを通って組立体内に流入するので性能が低下する場合がある。
【0006】
本発明は、先行技術の欠点を解決する掃除機用の改良型取っ手組立体を提供しようとするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】欧州特許第0037674号明細書
【特許文献2】国際公開第01/65989号パンフレット
【特許文献3】国際公開第06/08444号パンフレット
【発明の概要】
【0008】
本発明は、掃除用器具の取っ手組立体であって、使用中、取っ手組立体を操縦するための取っ手部分と、掃除用器具の本体に連結可能な第1の端部及び取っ手部分に連結可能な第2の端部を備えたフレキシブルホースと、管状ワンドとを有し、管状ワンドは、管状ワンドがフレキシブルホース内で取っ手部分に沿って延びる第1の位置と、管状ワンドがフレキシブルホースから遠ざかって取っ手部分を越えて延びる第2の位置との間で動くことができるよう取っ手部分内に摺動可能に設けられており、取っ手部分は、管状ワンドが第1の位置から第2の位置に動かされると、取っ手部分を解除するよう構成されていることを特徴とする取っ手組立体を提供する。
【0009】
本発明の取っ手組立体は、取っ手組立体が掃除機と一体であり、使用に先立って別々に収納された部品を互いに組み立てる必要がないという点、及び取っ手部分を「床上方」掃除中、容易に掴んで操縦することができるという点において先行技術の利点を有している。加うるに、取っ手組立体は、取っ手部分に対する管状ワンドの運動により掃除機の本体から解除されるので、「床上方」掃除を行うことができるようにするためのワンド及びワンド取っ手を解除する作業は、ユーザにとって容易であり簡単であり且つ一段階の作業である。取っ手部分は、管状ワンドが「床上方」モード及びワンド位置にあるときに解除されるので、ワンドは、1回の動作で「すぐ使える」。しばしばやりにくい二段階手順は、1回の作用に減らされ、事実、片手だけを用いて実施できる。かくして、本発明の取っ手組立体は、公知の組立体よりも操作するのが容易であり、しかも信頼性が高い。
【0010】
好ましい実施形態では、解除可能なキャッチ(留め具)機構体の一部が、取っ手部分内に配置されている。好ましくは、解除可能なキャッチ機構体の一部は、本体内に配置される。より好ましくは、解除可能なキャッチ機構体は、本体に設けられていて、取っ手部分に設けられたリップと相互係合するキャッチ(留め具)と、キャッチ及び取っ手部分に設けられた互いに向かい合った表面とを有し、軸方向力が取っ手組立体に加えられると、キャッチは、リップに係合するようになっている。この機構体は、取っ手が直立掃除モードで用いられているとき、リップ及びキャッチを係合状態から離脱させる、取っ手組立体に及ぼされる力が、事実、キャッチを一段とリップに係合させるようにする。この機構体により、取っ手部分が本体から不用意に解除されるようになる恐れを減少させる。
【0011】
好ましくは、キャッチは、その側部に設けられていて、管状ワンドに向いた垂下部分を有し、垂下部分は、使用にあたり、管状ワンドを第1の位置から第2の位置に動かすと、キャッチアクチュエータに接触する接触面を有し、キャッチは更にキャッチ及び取っ手部分に設けられた対向面を有し、軸方向力を取っ手組立体に加えると、キャッチは、リップと係合する。好ましくは、アクチュエータは、接触面を備えた部分を有し、接触面は、使用にあたり、管状ワンドを第1の位置から第2の位置に動かすと、管状ワンドに接触して部分がワンドから遠ざかってキャッチに向かって付勢されるようになっている。この機構体により、キャッチは、管状ワンドが第1の位置から第2の位置に動かされると、アクチュエータにより取っ手部分との係合状態から離脱する。この構成は、取っ手組立体が、取っ手部分に対する管状ワンドの運動により掃除機の本体から自動的に解除されるのを確実にする。
【0012】
さらに好ましい実施形態では、管状ワンドは、取っ手部分内に配置された解除可能なキャッチ機構体によって第2の位置に保持される。好ましくは、解除可能なキャッチ機構体は、管状ワンドに設けられた戻り止めに相互係合するキャッチと、取っ手部分及びキャッチに設けられた傾斜対向面とを有し、軸方向力を管状ワンドに加えると、キャッチは、戻り止め内に押しやられる。この機構体は、取っ手組立体が「床上方」掃除のために用いられているとき、管状ワンドを第1の位置から第2の位置に動かそうとする管状ワンドに及ぼされる任意の力が、事実、キャッチを一段と戻り止めに係合させるようにする。したがって、これは、本質的に自己ロック機構体であり、管状ワンドが第1の位置から不用意に解除されるようになる恐れを減少させるであろう。
【0013】
本発明の他の好ましく且つ有利な特徴は、従属形式の請求項に記載されている。
【0014】
次に、添付の図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の取っ手組立体を備えた掃除機の側面図である。
【図2】図1の掃除機の斜視図であり、ホース及びワンド取っ手が本体から取り外された状態を示す図である。
【図3】図1及び図2に示された掃除機の一部を形成する取っ手組立体の概略断面図であり、取っ手組立体が第1の位置にある状態を示す図である。
【図4】図3のキャッチ機構体及びワンド取っ手の一部の概略断面図であるが、最初の取り外し段階での第1の位置と第2の位置との間にある取っ手組立体を示すと共にキャッチ機構体を詳細に示す図である。
【図5】図3と同様な図であるが、次の取り外し段階における第1の位置と第2の位置との間における取っ手組立体を示す図である。
【図6】図3と同様な図であるが、取っ手組立体が第2の位置にある状態で示されている図である。
【図7a】図1の掃除機の連続図であり、本発明の取っ手組立体の使用方法を示す図である。
【図7b】図1の掃除機の連続図であり、本発明の取っ手組立体の使用方法を示す図である。
【図7c】図1の掃除機の連続図であり、本発明の取っ手組立体の使用方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の取っ手組立体を備えた掃除機が、図1に示されている。図1に示す直立形掃除機10は、モータケーシング14、支持車輪16及びごみやほこりの分離装置18を備えた本体12を有している。掃除機10は、また、掃除機ヘッド20及び取っ手組立体30を更に有している。図示の実施形態では、ごみ及びほこり分離装置18は、サイクロン式のものであるが、これは、フィルタ、袋又は種々の公知の分離装置の組み合わせによって容易に置き換え可能である。ごみ及びほこり分離装置18の性状は、本発明にとって重要ではない。
【0017】
理解されるように、通常の直立形での使用では、掃除機10を、掃除すべき表面(床面)上で操作し、その間、モータにより、汚れ空気が掃除機ヘッド20を介して掃除機10内に吸い込まれる。汚れ空気は、ごみ及びほこり分離装置18に通され、そこで、ごみやほこりが取り出され、清浄な空気が大気中に放出される。
【0018】
図2は、取っ手組立体30が本体12から分離された状態の掃除機10を示している。取っ手組立体30は、第1の端部42及び第2の端部46を備えたホース40と、管状ワンド50と、取っ手部分60とを有している。ホース40の第1の端部42は、常態では、モータケーシング14の後ろで本体12に連結されている。ホース40の上端部46は、取っ手部分60に連結されている。これら連結部の両方は、好ましくは、保守及び修理を容易にする解除可能な連結部である。管状ワンド50は、以下に詳細に説明するように、取っ手部分60内に摺動可能に設けられている。
【0019】
図3は、取っ手組立体30を詳細に示しているが、縮尺通りではない。図4は、管状ワンド50が図3に示す位置とは別の位置にある状態の、取っ手組立体の細部を示している。ホース40は、ばね付ホースであり、理想的には(必須ではないが)、掃除機本体12がひと続きの階段の最下部のところに位置した状態でひと続きの階段全体を掃除することができるのに十分な長さのものである。ホース40の第1の端部42には、カラー43がオーバーモールドされ又はこれにしっかりと固定されており、少なくとも1つの弾性キャッチ44がこのカラーに設けられている。弾性キャッチ44は、本体12に設けられ且つホース40の第1の端部42を受け入れる受け口(ソケット)に設けられている凹部(図示せず)と協働する。キャッチ44と凹部は、一緒になって、ホース40の第1の端部42と本体12との間の解除可能な連結部を形成する。この種の連結部は、周知であり、同様の形式の解除可能な連結部は、この用途に用いるのに均等に適している。
【0020】
ホース40の第2の端部46は、ホース40の第2の端部46にオーバーモールドされ又はしっかりと取り付けられたカラー47内に成形された弾性キャッチ(留め具)48によって形成された同様の解除可能な連結部を有する。しかしながら、ホース40の第2の端部46の場合、弾性キャッチ48は、取っ手部分60の下端部に成形された凹部又は孔49内に受け入れられるよう構成されている。この場合も又、キャッチ48及び凹部49によって形成される形式の連結部は、周知であり、同様な機能を持つ別の形式のコネクタに置き換え可能である。
【0021】
次に、取っ手部分60について詳細に説明する。取っ手部分60は、本質的には、開口端部64,66を備えた管状部分62を有している。管状部分62の下端部64は、ホース40の第2の端部46で1つ又は複数の弾性キャッチ48を受け入れる1つ又は複数の凹部49を有している。管状部分62の内径は、管状ワンド50が管状部分62内で摺動することができるように寸法決めされている。掴み取っ手68が、管状部分62の側壁に一体に成形され又はこれに固定的に取り付けられ、そこから側方に延びている。理想的には、掴み取っ手68は、掃除機10が直立掃除に用いられているときに使用されるのに設計された第1の掴み領域68aと、掃除機10が「床上方」掃除に用いられているときに使用されるよう設計された第2の掴み領域68bとを有している。
【0022】
キャップ70が、管状部分62の上端部66に枢動可能に取り付けられている。キャップ70は、ほぼ水平の閉位置とほぼ垂直の開位置との間で動くことができる。キャップ70は、上から見てほぼ円形の形をしており、このキャップは、必要ならば空気が通過することができる多数のブリード孔を有している。図3に示す位置では、キャップ70は、管状ワンド50の上端部を覆っているが、ブリード孔(図示せず)により空気を管状ワンド50内に引き込むことができると同時に大きな物体が掃除機10内に引き込まれるのが阻止される。
【0023】
図示の実施形態では、キャップ70は、2つの反対側に位置するピボットピン74(管状部分62の上端部66に形成されている)とこれに対応してキャップ70に形成された凹部との嵌合により管状部分62の上端部に取り付けられている。ピボットピン74により、キャップ70を2つの位置のうちの一方に動かすことができ、即ち、キャップ70は、図3に示す水平の位置又は図4に示す実質的に垂直の位置に動かされる。キャップ70を管状部分62に取り付ける他の係合手段又は形状固定具は、公知であり、この用途に用いるのに均等に適している。
【0024】
管状ワンド50は、取っ手部分60の管状部分62内に配置されている。管状ワンド50は、上端部52及び下端部54を有している。管状ワンド50の直径は、この管状ワンドが隙間を以て管状部分62の内部及び更にホース40の内部に嵌まるような直径である。管状ワンド50は、ワンドの下端部54の近くに直径が増大した部分51を有している。図4に示すように、拡径部分51は、管の直径の変化箇所でワンドに肩58を形成する。さらに、管状ワンド50は、その下端部54の近くで外面に形成された溝56を有している。図4で示す実施形態では、溝56の配設場所は、管状ワンド50の下端部54から肩58よりも遠くに位置している。溝56及び肩58は、以下に詳細に説明するように取っ手部分60の一部を形成するキャッチ機構体と協働する。管状ワンド50の上端部52は、「床上方」掃除中、掃除機10に用いられるようになった床用ツール及び付属ツール(図示せず)を受け入れることができるよう寸法決めされている。管状ワンド50の長さは、キャップ70が水平位置にあり、ホースが弛緩(最も短い)状態にあるとき、管状ワンド50がキャップ70とホース40の第1の端部のカラー43との間に延びるような長さである。
【0025】
溝(図示せず)が、掴み取っ手68と反対側の管状ワンド50の側で管状ワンドの全長に沿って長手方向に延びている。管状部分62の内部に設けられた小さな突起(これ又図示せず)が、溝内に突き出ていて、管状ワンド50が取っ手部分60に対してその長手方向軸線回りに回転するのを阻止するようになっている。
【0026】
次に、取っ手組立体30のための解除可能なキャッチ機構体について詳細に説明する。取っ手解除キャッチ90が、図3及び図4に示されているように、掃除機の本体12の上側管状ダクト13に枢動可能に取り付けられている。ダクト13の最も上の部分は、突出部15を備え、この突出部は、管状ワンド50の方向に向いた側部に傾斜面17を備えている。取っ手解除キャッチ90の下端部は、アーム92及びエルボ94を備えている。加うるに、キャッチ90は、管状ワンド50の方向に向いた側部に出張り96を備えている。アーム92及びエルボ94は、掃除機10の取っ手部分60の管状部分62に設けられているリップ55と協働して、取っ手組立体60を保管及び直立掃除のために本体12に固定することができるようになっている。ばね93が、取っ手解除キャッチ90をダクト13から離し、リップ55は、その方向における取っ手解除キャッチ90の運動を制限する停止手段として働く。
【0027】
アクチュエータ100が、取っ手部分60の管状部分62のキャビティ内に配置されている。キャビティは、ロック・ワンドハウジング100の下方部分111と上方部分112との間に形成されている。アクチュエータ100は、垂下部分102を備え、この垂下部分は、管状ワンド50の方向に向いた側に傾斜面104を備えている。図3及び図4に示す好ましい実施形態では、アクチュエータは、キャビティの一方の側から他方の側に摺動するよう構成された部品の形態をしている。ハウジングとキャビティの構成は、アクチュエータ100が管状ワンド50の一部からの圧力に応答して水平に動く(そして摺動する)ための案内手段を構成している。取っ手解除キャッチ90は、ばね93の作用によって管状ワンド50及びアクチュエータ100の方に付勢されている。また、ハウジングとキャビティの構成により、アクチュエータ100は、取っ手解除キャッチ90に接触してこれと係合するようになる。
【0028】
取っ手部分60内に設けられ、管状ワンドを第2の位置に保持するのに適したキャッチ機構体が、図4、図5及び図6により明確に示されている。偏心リング80が、管状部分62の内部に設けられた環状凹部63内に設けられており、この偏心リングは、管状ワンド50を包囲している。リング80は、拡大した形状部分82及びテーパした形状部分85を有している。拡大形状部分82は、管状ワンド50の方に向いた内方に延びる突出部84と、管状ワンドから遠ざかる方向に向いた表面に設けられた傾斜面とを有している。突出部84は、突出部と溝56が整列状態にあるとき、管状ワンド50に形成された溝56と係合するよう寸法決めされている。テーパ部分85は、管状ワンド50の方に向いたその表面に内方に延びる突出部83を有すると共に、管状ワンドから遠ざかる方向に向いた表面に傾斜面を有している。突出部83は、ばね86の第1の端部を収容するよう寸法決めされている。ばね86の反対側の第2の端部は、上側ロック・ワンドハウジング112に形成されたタブ又はフックに収容されている。ばね86は、リング80を図6に示すように右側に付勢し、突出部84と溝56が整列すると、突出部84は、溝56内に動くようになっている。
【0029】
拡大形状部分82、凹部63及びロック・ワンドハウジング110の形状は、キャッチ機構体が自己ロック式であるようになっていることに気づくべきである。このため、ロック・ワンドハウジング110は、拡大形状部分82に隣接して傾斜壁110aを有している。拡大形状部分82は、ロック・ワンドハウジング110の壁110aに向いた対応の傾斜壁82aを有している。その結果、突出部84が溝56に係合すると、管状ワンド50に加えられた軸方向力(その結果、管状部分62と偏心リング80との間のわずかな相対的移動量)により、突出部84が一段と溝56内に押し込められることになる。これにより、突出部84が溝56から滑り出て、取っ手組立体30内への管状ワンド50の突然の且つ予期せぬつぶれが生じる恐れが減少する。
【0030】
理解されるように、上述の実施形態に関して説明したように、管状ワンドを第2の位置に保持するキャッチ機構体及びリング80は、取っ手解除キャッチ90に追加された機構体である。さらに理解されるように、ワンドを第2の位置に保持するキャッチ機構体は、取っ手解除キャッチ90を作動させ、かくして取っ手組立体30を掃除機10の本体12から解除するのに必要な動作と同様の、管状ワンド50を取っ手部分60に対して動かすユーザーの操作によって作動される。
【0031】
図4に示すワンド構成及びキャッチに関する実施形態では、溝56の配設場所は、管状ワンド50の下端部54から肩58よりも遠くに位置している。肩58及び溝56のこの好ましい配置により、取っ手解除キャッチ90による取っ手組立体30の解除は、キャッチ機構体及びリング80が管状ワンドを第2の位置にロックし保持する前に生じるのを確実にする。また、この構成により、取っ手組立体30を本体に戻した際に、管状ワンド50が第2の位置から解除されて管状部分62内で下方に動く前に、取っ手解除キャッチ90の係合及び本体12への取っ手組立体の固定が起こるのを確実にする。
【0032】
図3は、取っ手組立体30が掃除機10の本体12に格納されている場合又は直立掃除のために用いられているときの取っ手組立体30のコンポーネント全ての相対位置を示している。カラー43は、本体12の受け口(図示せず)に連結されている。本体12の上側管状ダクト13の取っ手解除キャッチ90は、取っ手組立体30を本体12に固定するように、取っ手部分60のリップ55に係合している。この位置では、管状ワンド50は、ホース40内の取っ手部分60から遠ざかって延びる第1の位置にある。ホース40は、弛緩状態にあり、したがって、この形態では可能な限り短い。管状ワンド50の下端部54は、実質的にホース40の第1の端部42に達している。管状ワンド50は、カラー43が管状ワンド50の外径よりも僅かに小さい内径を有することにより、ホース40から滑り出るのが阻止される。
【0033】
管状ワンド50の上端部52は、取っ手部分60の管状部分62を貫通して上端部66まで延びている。キャップ70は、図示のように水平位置にあり、したがって、もしそうでなければ管状ワンド50の開いた上端部52は、屑が管状ワンド50内に吸い込まれるのを阻止するよう覆われている。
【0034】
取っ手部分60は、キャッチアーム92と取っ手部分60のリップ55とのロック作用により本体12から離脱するのが阻止される。偏心リング80のテーパ部分85は、押されて本体ダクト13に接触して、取っ手解除キャッチ90を支持する。リング80のテーパ部分は、ダクト13の傾斜面17及び突出部15によりテーパ部分85に及ぼされた軸方向力によって、環状凹部63内で本体ダクト13から(図3において左側に向かって)遠ざかるようになる。テーパ部分85に及ぼされる力は、テーパ部分85と上側ロック・ワンドハウジング112との間に位置するばね86が、圧縮状態にあることを意味している。かくして、管状ワンドを第2の位置に保持するキャッチ機構体及びリング80は、管状ワンド50から離されて係合状態から離脱する。
【0035】
図4は、本体12からの最初の取り外し段階における取っ手組立体30の形態を示している。この位置では、管状ワンド50は、管状ワンドの肩58がアクチュエータ100と整列状態になるまで、取っ手部分60に対して上方に摺動的に動かされている。アクチュエータ100は、アクチュエータ100の垂下部分102に面104に当たる肩58の作用によって、ロック・ワンドハウジング110のキャビティ内で水平に(図4において右側に)動かされ又は摺動する。上述したように、キャッチ90の非妨害位置は、ばね93の作用に抗して取っ手組立体から離れて本体ダクト13の方に押される位置である。アクチュエータ100の移動、特に、出張り96に対するスライダ又はアクチュエータ100の作用により、キャッチ90は、取っ手部分60のリップ55から押し離され、かくして、取っ手部分60は、本体から解除される。
【0036】
図5は、本体12及びダクト13からの第2の取り外し段階における取っ手組立体30の形態を示している。この位置では、取っ手組立体30は、本体12から上方に遠ざけられている。管状ワンド50は、ロックハウジング110が管状ワンド50の肩58及び拡径部分51の外径よりも小さな内径を有していることにより、取っ手組立体30から滑り出るのが阻止される。
【0037】
図5に示す位置では、本体ダクト13及び突出部15は、リング80から遠ざけられてテーパ部分85との係合状態から離脱している。かくして、この位置では、テーパ部分85は、もはや突出部15に拘束されず、圧縮状態のばね86の作用を受けて、管状ワンド50から遠ざけられて取っ手ダクト62に近づくことができる。
【0038】
図6は、ワンド組立体30を本体12から完全に解除された形態で示している。この位置では、管状ワンド50は、肩51が上側ロックハウジング112に当たるまで取っ手部分60に対して上方に摺動的に動かされ、次に、溝56がリング80と整列状態になるまで取っ手部分60に対して下方に動かされている。リング80は、リング80と上側ロック・ワンドハウジング112との間のばね86の作用を受けて溝56内に押し込まれている。リング80及びばね86の作用により、管状ワンド50は、取っ手部分60に対してロックされる。
【0039】
管状ワンド50の下端部54が取っ手部分60内に位置し、本体12から分離しているので、ホース40は、「床上方」掃除を容易にするために自由に撓んで動くことができる。
【0040】
管状ワンド50を図3に示す位置から図4に示す位置に動かすと、キャップ70は、図3に示すほぼ水平の位置から図4に示すほぼ垂直な位置に枢動する。上述のピボットピンの構成により、キャップ70は、管状ワンド50がその第2の位置にある状態で、ほぼ垂直の位置に保持される。
【0041】
ユーザが管状ワンド50を図3に示す位置から図5に示す位置に動かすことにより、取っ手組立体は、掃除機10の本体12から自動的に解除される。これは、単に、取っ手部分60に対して管状ワンド50を動かすことによって達成される。同じ作用により、管状ワンド50は、取っ手部分60に対してロックされる。
【0042】
この形態では、取っ手組立体30は、「床上方」掃除に非常に適している。さらに、キャッチ機構体の自己ロック特性は、キャッチ機構体が故障してワンド50及び取っ手組立体30をつぶすということなく、ほどほどの大きさの力をワンド50に加えることができるということを意味している。この形態では、ユーザが第1の掴み領域68aを用いるのではなく、第2の掴み領域68bを用いて取っ手組立体30を掴むということが予想される(しかしながら、決めつけられない)。
【0043】
取っ手組立体30を第1の形態に戻したい場合、ユーザは、単に、取っ手組立体を本体12に戻すのが良く、キャッチ機構体は、ワンド及び取っ手組立体の取り外しプロセスとは逆の順序で解除される。
【0044】
取っ手部分60を本体ダクト13にはめることにより、ダクトの突出部15及び傾斜面17は、リング80のテーパ部分85に接触する。最初に、管状ワンド50を第2の位置に保持するキャッチ機構体は、突出部84がばね86の付勢作用に抗して管状ワンド50から遠ざかって溝56との係合状態から離脱することにより解除される。突出部84は、リング80のテーパ部分85に圧接する傾斜面17及び突出部15の作用により溝56から解除される。かくして、管状ワンド50は、取っ手部分60内で摺動して図3に示す第1の位置に向かって戻ることができる。この場合も又、ホース40は、管状ワンド50の周りに格納され、取っ手組立体30は、掃除機10の本体12に戻される。取っ手組立体30は、アクチュエータ100が戻し作用により解除されると、本体12に再び取り付けられる。具体的に言えば、肩58がもはや垂下部分102に圧接しないように、管状ワンド50が取っ手部分60内で動かされる。かくして、アクチュエータ100は、ダクト13とキャッチ90との間のばね93のばね力による取っ手キャッチ機構体90及びアクチュエータ100の出張り96の戻し作用により、管状ワンドに向かって水平に摺動する。取っ手部分60は、リップ55がキャッチ機構体90のアーム92に係合することにより本体に再び取り付けられてこれに対してロックされる。最後に、キャップ70は、ユーザによりほぼ水平の位置に押される。
【0045】
上述の好ましい実施形態では、取っ手組立体の形態及び内側部品は、管状ワンド50が、管状ワンド50を第2の位置に保持するキャッチ機構体から解除される前に、取っ手組立体30が解除キャッチ90によって本体ダクト13に固定されるように、寸法決めされている。
【0046】
図7a、図7b及び図7cは、掃除機10を直立掃除から「床上方」掃除に変換する際に取られることが意図されるステップを示している。最初に、図7aに示されているように、管状ワンド70を、取っ手組立体がそうでなければ本体12に依然として取り付けられた状態で上方に伸長させる。ツールを管状ワンド50の上端部に取り付けてもよい。管状ワンド70を更に上方に伸長させて取っ手解除キャッチ90を働かせ、それにより、取っ手部分60を本体12から解除し、次に、本体40を伸長させてひと続きの階段の上に届くようにし又は他の「床上方」掃除が可能であるようにする。取っ手組立体30を再び取り付けるためには、上述のステップを単に逆にする。
【0047】
本発明は、説明した実施形態の特定の細部に限定されるものではないことは理解されよう。当業者には、異なる構成及び改造が明らかであろう。例えば、掴み領域の形態は、キャッチ及びキャップと同様、設計が極めて異なっていても良い。本体に取り付けられる取っ手部分及び取っ手組立体の形状及び向きは、様々であって良い。取っ手組立体を本体から解除するキャッチは、管状ワンドを第2の位置に保持するキャッチ機構体と一体であっても良い。取っ手組立体について考えられる改造は、管状ワンドの上端部にプラスチック製の成形端部を設けることである。かかる端部は、ワンドへのツール及び付属品の取り付けを容易にすると共に、管状ワンドの主要部品の構成を変えないでワンドの上端部の寸法を変えることができる。かかる端部を管状ワンドに取り付ける都合の良いやり方は、端部に成形された溝内に嵌め込まれていて、アルミニウム製ワンドに形成された孔又は戻り止めと嵌合するよう半径方向内方に延びる突出部を備えたプラスチック製のサークリップ(止め輪)を用いることである。端部を管状ワンドの上端部に設けることにより、端部が取っ手部分の管状部品の内径よりも大径であれば、端部は、管状ワンドの上端部が取っ手部分又はホース内の位置に摺動することにより接近できないようになるのを阻止するストップとして働くことになるという追加の利点が得られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
掃除用器具の取っ手組立体であって、使用中、前記取っ手組立体を操縦するための取っ手部分と、前記掃除用器具の本体に連結可能な第1の端部及び前記取っ手部分に連結可能な第2の端部を備えたフレキシブルホースと、管状ワンドとを有し、前記管状ワンドは、前記管状ワンドが前記フレキシブルホース内で前記取っ手部分に沿って延びる第1の位置と、前記管状ワンドが前記フレキシブルホースから遠ざかって前記取っ手部分を越えて延びる第2の位置との間で動くことができるよう前記取っ手部分内に摺動可能に設けられ、前記取っ手部分は、前記管状ワンドが前記第1の位置から前記第2の位置に動かされると、前記取っ手部分を解除するよう構成されたキャッチ機構体によって、前記本体に解除可能に取り付けられている、ことを特徴とする取っ手組立体。
【請求項2】
前記解除可能なキャッチ機構体の一部は、前記取っ手部分内に配置されている、請求項1記載の取っ手組立体。
【請求項3】
前記解除可能なキャッチ機構体の一部は、前記本体内に配置されている、請求項1又は2記載の取っ手組立体。
【請求項4】
前記解除可能なキャッチ機構体は、前記本体に設けられ且つ前記取っ手部分に設けられたリップと係合するキャッチと、前記キャッチ及び前記取っ手部分に設けられた互いに向かい合った表面とを有し、軸方向力が前記取っ手組立体に加えられると、前記キャッチは、前記リップに係合する、請求項1、2又は3記載の取っ手組立体。
【請求項5】
前記キャッチは、その側部に設けられ且つ前記管状ワンドに向いた垂下部分を更に有し、前記垂下部分は、使用にあたり、前記管状ワンドを前記第1の位置から前記第2の位置に動かすと、キャッチアクチュエータに接触する接触面を有し、前記アクチュエータにより軸方向力を前記キャッチの前記垂下部分に加えると、前記キャッチは、前記取っ手部分との係合状態から離脱する、請求項4記載の取っ手組立体。
【請求項6】
前記アクチュエータは、接触面を備えた部分を有し、前記接触面は、使用にあたり、前記管状ワンドを前記第1の位置から前記第2の位置に動かすと、前記管状ワンドに接触して前記部分が前記ワンドから遠ざかって前記キャッチに向かって付勢されるようになっている、請求項5記載の取っ手組立体。
【請求項7】
前記管状ワンドは、前記取っ手部分内に配置された解除可能なキャッチ機構体によって前記第2の位置に保持される、請求項1〜6のうちいずれか一に記載の取っ手組立体。
【請求項8】
前記解除可能なキャッチ機構体は、前記管状ワンドに設けられた戻り止めに相互係合するキャッチと、前記取っ手部分及び前記キャッチに設けられた互いに向かい合った傾斜面とを有し、軸方向力を前記管状ワンドに加えると、前記キャッチは、前記戻り止め内に押しやられる、請求項7記載の取っ手組立体。
【請求項9】
前記フレキシブルホースの前記第2の端部は、前記取っ手部分に解除可能に連結されている、請求項1〜8のうちいずれか一に記載の取っ手組立体。
【請求項10】
前記取っ手部分は、前記管状ワンドが前記第1の位置にあるとき、前記管状ワンドの一端部を覆うよう構成されている可動キャップを備えている、請求項1〜9のうちいずれか一に記載の取っ手組立体。
【請求項11】
前記管状ワンドは、その一端部に前記掃除用器具用の付属品を受け入れるようになっている、請求項1〜10のうちいずれか一に記載の取っ手組立体。
【請求項12】
前記管状ワンドの前記端部は、前記管状ワンドの上端部が前記取っ手部分内の接近不能な位置まで摺動するのを阻止する停止手段を備えている、請求項11記載の取っ手組立体。
【請求項13】
前記取っ手部分は、掴み取っ手を備えている、請求項1〜12のうちいずれか一に記載の取っ手組立体。
【請求項14】
前記掴み取っ手は、前記管状ワンドが前記第1の位置にあるときに使用するのに適した第1の掴み領域と、前記管状ワンドが前記第2の位置にあるときに使用するのに適した第2の掴み領域とを有する、請求項13記載の取っ手組立体。
【請求項15】
前記管状ワンドが前記第1の位置にあるとき、前記管状ワンドは、前記フレキシブルホースの実質的に全長に沿って延びる、請求項1〜14のうちいずれか一に記載の取っ手組立体。
【請求項16】
請求項1〜15のうちいずれか一に記載の取っ手組立体を有する掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図7c】
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【公表番号】特表2010−500068(P2010−500068A)
【公表日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−523336(P2009−523336)
【出願日】平成19年7月16日(2007.7.16)
【国際出願番号】PCT/GB2007/002675
【国際公開番号】WO2008/017803
【国際公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(508032310)ダイソン テクノロジー リミテッド (286)
【Fターム(参考)】