説明

排尿補助装置

【課題】立位排尿のための排尿補助装置を提供する。
【解決手段】本発明の排尿補助装置は、立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングを円滑にするための上部体幹の保持手段を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立位排尿のための排尿補助装置に関する。
【背景技術】
【0002】
立位排尿の際、特に高齢の男性の立位排尿の際に生じる排尿障害として、蓄尿障害として尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁等が、また排尿障害として尿勢低下、残尿感、尿閉、溢流性尿失禁が知られている。種々の原因で生じる障害であることも知られているが、高齢化に伴い快適な日常生活を送ることが極めて困難となる場合が増えてきた。
【0003】
従来からこれらの排尿障害のいくつかを軽減するための装置が提案されているが、いまだ十分な効果を奏する簡便な装置は見いだされていない(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−303084号
【特許文献2】特開平11−210049号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、立位排尿の際の排尿障害を軽減・減少・解消するための排尿補助装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、立位排尿の際に、上部体幹を保持することにより、余分な姿勢保持筋緊張を減弱させ、これにより膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋の絶妙なタイミングが円滑に行われるようになり、排尿障害のいくつかが軽減・減少・解消されることを見いだし本発明を完成した。
【0007】
すなわち本発明に係る排尿補助装置は、立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングを円滑にするための上部体幹の保持手段を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る排尿補助装置は、前記保持手段が、自重を利用して固定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る排尿補助装置は、前記上部体幹が、胸骨で固定されることを特徴とする。
【0010】
さらに本発明に係る排尿補助装置は、前記保持手段が、前から上部体幹を胸骨で保持することを特徴とする。
【0011】
さらに本発明に係る排尿補助装置は、前記保持手段が、上部体幹を胸骨で背後からベルト状の治具により保持することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングを円滑にするための上部体幹の保持手段を組み込んだ、排尿補助ロボットに関する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の排尿補助装置は、立位排尿の際に、上部体幹を保持するための保持手段を有することにより、内臓を正しい位置に吊す役割を果たしている腹筋・腹膜による余分な姿勢保持筋緊張を減弱させることができる。これらの姿勢保持筋の緊張減弱により膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋の絶妙なタイミングが円滑に行われるようになり、排尿障害のいくつかが軽減・減少・解消される。具体的には余分な力が入らないので、リラックスして排尿でき、リラクゼーション感、優れた使用感とともに、残尿感が少ない満足感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の具体的な実施の形態を示す。
【図2】ポータブル型の本発明の具体的な実施の形態を示す。
【図3】本発明の他の具体的な実施の形態を示す。
【図4】本発明の実施例4で使用した本発明の具体的な実施の形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下本発明に係る排尿補助装置について、具体的な実施の形態に基づいて説明する。
【0016】
上で説明した通り、姿勢維持筋は種々の原因、特に加齢に伴い衰えるものである。この結果内臓が正常な位置よりも重力作用により体の下に位置するようになり結果として膀胱を上から圧迫することにもなる。係る圧迫を軽減するために内臓を正しい位置に吊すために常に余分な筋の緊張を必要とするようになる(このような膀胱の圧迫もまた排尿障害の原因とされている)。すなわちこれらの姿勢保持筋の緊張減弱により膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋の絶妙なタイミングが損なわれる。
【0017】
本発明の排尿補助装置は、上部体幹の保持手段を有することを特徴とする。係る保持手段は、立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングを円滑にするための手段であれば特に限定されない。ここで上部体幹とは、体の軸となる部分で、腹筋・背筋・胸筋・足腰の筋肉等の姿勢維持筋を含む胴体の部分を意味する。
【0018】
また上部体幹を保持するとは、かかる筋肉(主に肋骨から始まる腹筋・腹膜等)により膀胱等の内臓を正しい位置に吊す役割を果たすことを意味する。
【0019】
また本発明の排尿補助装置は、上で説明した前記上部体幹の保持のための保持手段が、自重を利用して固定する手段であることを特徴とする。ここで自重とは体重の全部又は一部を意味する。体重の一部には、主に上半身の体重、さらに手・腕を含む上半身を含む意味である。また自重を利用して固定するとは、前記保持手段に体重の全部又は一部を預けることを意味する。これにより体重の全部又は一部が保持手段に支えられ、その結果姿勢保持筋の余分な緊張が減弱されることとなる。立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングの絶妙なタイミングが可能となる。
【0020】
また本発明の排尿補助装置は、前記上部体幹が、胸骨で固定されることを特徴とする。本発明において胸骨とは、胸骨だけに限定されるものではなく、胸骨の周辺の肋骨の全部又は一部を含む意味であり、上部体幹を固定又は自重を利用して固定可能な部分を意味する。具体的には、体重の全部又は一部を胸骨を保持手段に預けることで可能である。ここで預けるとは、保持手段に胸骨を乗せる、又は保持手段により胸骨部分を押し上げることを意味する。
【0021】
胸骨部分で自重を利用して保持することにより、体重の全部又は一部が保持手段に支えられ、その結果姿勢保持筋の余分な緊張が減弱されることとなる。立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングの絶妙なタイミングが可能となる。
【0022】
本発明に係る排尿補助装置において、立位排尿の際に保持手段の位置は特に制限されるものではないが、好ましくは前記保持手段が、胸骨を前から又は背後から保持できるものである。
【0023】
本発明において胸骨を前から保持する具体的な手段は、立位排尿の際に上部体幹を胸骨が押し当てられるまで傾斜させることができ、その結果、姿勢保持筋の余分な緊張が減弱されるものであれば、形状・材質に制限はない。また保持手段を傾斜させる方法および傾斜の角度についても特に制限はない。排尿者の状態(身体的特徴、症状の程度)に応じて排尿者自身又は介護者がもっとも好ましい傾斜の角度を決めることができる。通常の男子成人であれば傾斜角度は15から45度の範囲である。
【0024】
保持手段の形状・材質は、立位排尿の際に上部体幹を胸骨が押し当てられるまで傾斜させた際に、上体幹部が安定し、かつ不愉快感を起こさずに保持されて排尿を終了することができるものであればよい。例えば胸骨に押し当てられる部分の形状としては、板状、棒状、半円上、球状等が挙げられる。また安定して胸骨で保持するための十分な接触面を有する形状が好ましい。また保持手段を傾斜させて保持手段の位置を固定する手段についても特に制限されない。例えば従来公知の固定・調節手段によりトイレ(又は便器)周囲に固定され、かつ上下方向、前後方向に調節可能に設けられていればよい。
【0025】
さらに本発明において胸骨を背後から保持する具体的な手段は、上部体幹を胸骨部分で背後からベルト状の治具により保持し、かつ、前記ベルト状の治具が背後にある支柱又は壁に、上下方向に高さ調整機構を有するように固定されるものである。立位排尿の際に上部体幹をベルト状治具にもたれるように上部体幹を胸骨が押し当てられるまで前に傾斜させることができ、その結果、姿勢保持筋の余分な緊張が減弱される。ベルト状治具の形状・材質は、立位排尿の際に上部体幹を胸骨が押し当てられるまで傾斜させた際に、上体幹部が安定し、かつ不愉快感を起こさずに保持されて排尿を終了することができるものであればよい。
【0026】
また上で説明した高さ又は前後の位置調節機構については排尿者自身で手動で調節する機構も、駆動装置(及び制御装置)を用いる自動機構も採用することができる。かかる調節機構は従来公知の種々の方式を適宜選択することが容易である。適当な位置を決めるために圧力センサ等を付加してより正確に排尿者の状況に応じて位置を決めることが可能となる。
【0027】
また胸骨に体重の少なくとも一部を預けることが必要であるがこのために胸骨に圧迫感・痛み等を感じる場合、それを減じるために、種々の緩衝材を設けることも好ましい。具体的には胸骨の接する部分を弾性体で包み、圧力を緩和することが好ましい。
【0028】
さらに本発明の装置には、上で説明した本発明の機能・作用を奏するハードウェア及び/又はソフトウェアを組み込んだ排尿補助ロボットも含まれる。
【0029】
すなわち、本発明の排尿補助ロボットは、上部体幹の保持手段を有し、かつ保持手段が、立位排尿の際に、排尿者の体重の少なくとも一部を、排尿者の胸骨で、膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングを円滑にするために最適の位置で保持するように制御可能であることを特徴とする。
【0030】
具体的には本発明のロボットは、排尿者の身体的特徴(体重、身長、胸骨の位置等)のデータに基づいて最適の保持位置、保持手段の形状、材料を決定し、排尿者に当該位置で自重を利用して胸骨で安定に、かつ不愉快なく保持して排尿の開始を促す機能を有するハードウェア及び/又はソフトウェアを設けることも可能である。さらに、本発明のロボットは、体重の変化、尿の流れ、その有無、保持手段にかかる圧力、時間等をモニターするセンサーを有し、かかるセンサーからのデータをフィードバックすることで、排尿の自然でかつ確実な終了を排尿者に通知するハードウェア及び/又はソフトウェアを有することができる。
【0031】
さらに本発明のロボットは、排尿の際自立困難な排尿者の体の一部又は全身を支えて排尿を安全快適に開始・終了することを助ける機能を有することも可能である。
【0032】
本発明の排尿補助ロボットを構成する具体例としては、従来公知のいわゆる介護型又は介護用ロボット(例えば特許公開2005−348761号参照)を利用して、本発明の機能を奏するハードウェア(装置)を付加し、かつそれらの機能を統一的に整合させて制御するための制御装置・制御プログラムを設けることで構成することが可能である。
【0033】
本発明のロボットの使用方法は、トイレに固定的に設けて使用すること、また自動又は他動機構を設けて使用の際に排尿者と共にトイレに移動して使用するいずれの方法も可能である。
【0034】
本発明をさらに具体的に図面とともに説明するが、本発明はこれらの具体例に限定されることはない。
【実施例】
【0035】
(実施例1)
図1は、保持手段が便器周囲にあらかじめ排尿者の胸骨付近に位置するように略固定されている本発明の一形態を示す。保持手段は、コの字状の治具42であって便器側で二つの脚41(以下、単に二脚という)で保持されている。また二つの脚41には治具42の位置を上下方向(高さ方向)に調整するための機構43が設けられている。また治具42と二脚41との接続部付近には、治具42を前後方向に位置を調節するための機構44が設けられている。上記治具42の位置を上下方向(高さ方向)に調整するための機構43はスクリューネジ孔とピンにより固定されている。また、ここで図示されていないが、上記治具42の位置を前後方向に調整するための機構44はスクリューネジ孔とピンにより固定されている。
【0036】
使用に際しては、排尿者は便器20の前の通常の位置で立ち、ついで治具42が自分の胸骨に接触し、安全にかつ不快感なく上体幹部を保持できるように、その高さと前後の位置を機構43,44とで調整する。それらの調節により姿勢保持筋肉の余分な緊張が減弱されたことを確認し排尿を開始する。
【0037】
(実施例2)
図2は、ポータブル型とした本発明の排尿補助手段52を示す。略パイプ状のコの字状に形成され、両端に前側に固定するための吸盤53が設けられている。胸骨を接触させる部分54には、圧力を緩和して不愉快なく安全に胸骨を保持できるように弾性体が被覆されている。さらに補助手段52には、前後の位置を調節するためのスクリューネジ孔とピンによる機構55を設けてある。
【0038】
使用に際しては、排尿者は便器20の前の通常の位置で立ち、ついで排尿補助手段52の胸骨接触部分54に自分の胸骨を接触させるように前の壁に吸盤53を押しつけて高さを調節する。さらに安全にかつ不快感なく上体幹部を保持できるように、その前後の位置を機構55で調整する。それらの調節により姿勢保持筋肉の余分な緊張が減弱されたことを確認し排尿を開始する。排尿が終了した後は、排尿者が吸盤による固定を解除することで取り外すことができる。
【0039】
(実施例3)
図3は、本発明の他の一形態であって、保持手段があらかじめ排尿者の背後に設けられ、ベルト状冶具で胸骨を保持する排尿補助手段を示す。排尿補助装置60は、床に固定された支柱61と、支柱に設けられたベルト状の治具62からなる。支柱はベルト状の治具62の高さを調整するためのスクリューネジ孔とピンによる機構63を有している。また、ベルト状の治具62の高さを調節し固定するためのスクリューネジ孔とピンによる調節機構64を有する。ベルト状の治具62は、排尿者の背後から胸部を支えるためのベルトと、その長さを調節する穴とピン調節機構65からなる。さらに胸骨との接触する部分には圧力を緩和するためのゴム製の板66が取り付けられている。
【0040】
使用に際しては、排尿者は便器20の前の通常の位置で立ち、ついで背後のベルト状の治具のゴム製板66が自分の胸骨に接触し、安全にかつ不快感なく上体幹部を保持できるように、その高さと前後の位置を機構63,64,65で調整する。それらの調節により姿勢保持筋肉の余分な緊張が減弱されたことを確認し排尿を開始する。
【0041】
(実施例4)
本発明の排尿補助装置を用いて介入実験を実施し排尿時の変化点を確認した。
排尿補助装置:使用した補助装置は図4に示されるように、横板79で胸骨を接触させて姿勢保持筋肉の余分な緊張が減弱されるようにした装置である。ここで横板79には胸骨の接触をさらに心地よいものにするためにゴム性のクッション材80が設けられている。
横板79を、床からの適当な高さ及び壁10(便器20)からの適当な距離に調節して固
定するために縦支持材73,78と、横支持材71,72で左右から支える構成となっている。
対象:健康な成人男性9名(27.4±8.2歳)。
測定期間:2009/09/24〜2009/10/15までとした。
介入方法:ABAB法にて実施した。
【0042】
5日を1週間とし、4クールに分けて計測した。最初の1週目をコントロールA−(1)とし未介入観察期間とした。2週目を実施期間B−(1)とし、月曜日から金曜日までの11:00から13:00に排尿する際に、排尿補助装置を使用した排尿を実施させ、排尿量および使用感を記録した。3週目はコントロールA−(2)とし、再び未介入観察期間とした。4週目を実施期間B−(2)とし、同様に計測した。
【0043】
排尿補助装置を使用した際の使用感について、官能検査を実施した。アンケート用紙に表1に示す評価を5段階で記入させた。
【0044】
【表1】

結果:対象となった9人のぞれぞれの結果(曜日と各クールの排尿量および官能指数)を次の表に示す。
【0045】
【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【表6】

【表7】

【表8】

【表9】

【表10】

以上の結果をまとめて平均を評価すると次の表11のようになった。
【0046】
【表11】

これらの結果より、排尿量に関して有意差は認められなかった。これは、被験者の体調、摂取した水分量による影響が大きく、2回実施したとはいえ、被験者数と測定期間の問題もあると思われた。
【0047】
一方、官能検査では有意に評価が高く、優れた使用感が認められた。アンケートの評価基準には該当しないものの、被験者より「残尿感が少ない」「体を預けられるので、排尿が楽だった」「余分な力が入らないので、リラックスできた」などという声があがった。
考察:
本発明の排尿補助装置を使用することにより、排尿時に満足感、リラクゼーションを感じることが示唆された。これは男性の通常の排尿姿勢である立位時に働く、姿勢保持に必要な筋緊張が装置に「もたれかかる」ことにより軽減すること、また胸骨を支持起点とし、腹部表皮、腹筋、筋膜を釣り上げることで、膀胱および尿道にかかる腹部臓器の荷重を減じさせることによって、スムースな排尿を可能にしたためと推察された。
【符号の説明】
【0048】
10 トイレ前壁
20 便器
30 排尿者
40 排尿補助装置
41 脚
42 コの字状の治具
43 調整するための機構
44 調整するための機構
52 排尿補助装置
53 吸盤
54 胸骨を接触させる部分
55 スクリューネジ孔とピンによる機構
60 排尿補助装置
61 支柱
62 ベルト状の治具
63 スクリューネジ孔とピンによる機構
64 スクリューネジ孔とピンによる調節機構
65 穴とピン調節機構
66 板
71,72 横支持材
73,78 縦支持材
80 クッション材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングを円滑にするための上部体幹の保持手段を有することを特徴とする排尿補助装置。
【請求項2】
前記保持手段が、自重を利用して保持することを特徴とする、請求項1に記載の排尿補助装置。
【請求項3】
前記上部体幹が、胸骨で保持されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の排尿補助装置。
【請求項4】
前記保持手段が、前から上部体幹を胸骨で保持することを特徴とする、請求項3に記載の排尿補助装置。
【請求項5】
前記保持手段が、上部体幹を胸骨で背後からベルト状の治具により保持することを特徴とする、請求項3に記載の排尿補助装置。
【請求項6】
立位排尿の際に膀胱壁の排尿筋の収縮と尿道の括約筋のタイミングを円滑にするための上部体幹の保持手段を組み込んだ、排尿補助ロボット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−217770(P2011−217770A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−86410(P2010−86410)
【出願日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【出願人】(899000057)学校法人日本大学 (650)
【Fターム(参考)】