接着テープスタンプ装置
【課題】 従来のローラー型浸透印を具備する接着テープスタンプ装置では、常に接着テープがローラーに密着しているので、所要位置のみに印字することができなかった。
【解決手段】 ロール状態から手動引き出しで接着テープが搬送される接着テープ供給手段と、インキを含浸させた浸透印を備え、非接触状態を維持した前記搬送される接着テープが印字領域に達したときに、前記接着テープの非接着面を押圧し、前記浸透印で前記接着テープの接着面に捺印する捺印手段と、前記接着テープの接着面に印字が行われた後に、所要位置で手作業により切断させる切断手段と、を有することを特徴とする接着テープスタンプ装置
【解決手段】 ロール状態から手動引き出しで接着テープが搬送される接着テープ供給手段と、インキを含浸させた浸透印を備え、非接触状態を維持した前記搬送される接着テープが印字領域に達したときに、前記接着テープの非接着面を押圧し、前記浸透印で前記接着テープの接着面に捺印する捺印手段と、前記接着テープの接着面に印字が行われた後に、所要位置で手作業により切断させる切断手段と、を有することを特徴とする接着テープスタンプ装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、浸透印にて接着テープに文字、記号、数字、図形等を印字するスタンプ装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、接着テープの接着面に所定内容を印字するスタンプ装置として、特公昭４４−９０６８号、登録実用新案第３０３５３６３号が開示されている。これらは、文字・図形等が印字できるインキ含浸式のローラー型浸透印を回転自由に取り付け、回転盤に取り付けられた接着テープを引き出すことによって、ローラー型浸透印が回転して当該テープの接着面に文字・図形等を印字することが開示されている。
【０００３】
【特許文献１】特公昭４４−９０６８号公報
【特許文献２】登録実用新案第３０３５３６３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記ローラー型浸透印を具備する接着テープスタンプ装置では、常に接着テープがローラーに密着しているので、所要位置のみに印字することができなかった。
そこで、本発明は所要位置のみに印字ができ、かつ、所要位置で接着テープを切断することができる接着テープのスタンプ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
ロール状態から手動引き出しで接着テープが搬送される接着テープ供給手段と、
インキを含浸させた浸透印を備え、非接触状態を維持した前記搬送される接着テープが印字領域に達したときに、前記接着テープの非接着面を押圧し、前記浸透印で前記接着テープの接着面に捺印する捺印手段と、
前記接着テープの接着面に印字が行われた後に、所要位置で手作業により切断させる切断手段と、
を有することを特徴とする接着テープスタンプ装置。
【発明の効果】
【０００６】
本発明によれば、接着テープ供給手段から手動引き出しで接着テープを搬送するもので、必要量接着テープを引き出した後、浸透印をもって所要位置のみに印字ができ、適宜な所要位置で手作業により接着テープを切断させる構成とすることにより、装置自体を安価とすることができると共に、シンプルで汎用性・自由度の高い構成の装置とすることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、本発明の最良の実施形態を説明する。
図１に、本発明に係る接着テープスタンプ装置を示す。回転体３にロール状の接着テープ２を取り付け、これを外装体１に回転可能に内蔵させて接着テープ供給手段が構成される。この接着テープ供給手段から接着テープ２が手動引き出しによって搬送される。
外装体１の縁端部の先端には接着テープ２を手動引出搬送後の適宜な位置で手作業により切断させるためのテープカッター５からなる切断手段が設けられる。
通常時、前記接着テープは接着テープ供給手段と切断手段の間に架空される。
外装体１の接着テープ供給手段と切断手段の間には、連続気泡を有しインキを内蔵した浸透印からなる捺印手段が設置されている。浸透印の印面は文字・図形等が形成されている。また、当該浸透印は、通常時は接着テープの接着面に接触しないように設置される。接着テープスタンプ装置の不使用時に誤って押印しないように浸透印には蓋体を付設してもよい。
【０００８】
本発明の接着テープスタンプ装置の使用者は、上記の通り接着テープ供給手段と切断手段の間に架空される接着テープを所要の位置まで手動で搬送したのち、接着テープが所要の印字領域に達したときに、接着テープの非接着面側を押圧し、接着テープの接着面を浸透印に押し付けて捺印する。
その後、更に接着テープを手動で搬送し、切断手段をもって所要の長さに切断する。
本発明では、連続して捺印することも可能であるし、ランダムな位置に捺印することも自由である。また、通常時は接着テープの接着面に接触しないため、インキの無駄な消費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】本発明に係る接着テープスタンプ装置の構成図
【符号の説明】
【００１０】
１ 外装体
２ 接着テープ
３ 回転体
４ 浸透印
５ テープカッター
【技術分野】
【０００１】
本発明は、浸透印にて接着テープに文字、記号、数字、図形等を印字するスタンプ装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、接着テープの接着面に所定内容を印字するスタンプ装置として、特公昭４４−９０６８号、登録実用新案第３０３５３６３号が開示されている。これらは、文字・図形等が印字できるインキ含浸式のローラー型浸透印を回転自由に取り付け、回転盤に取り付けられた接着テープを引き出すことによって、ローラー型浸透印が回転して当該テープの接着面に文字・図形等を印字することが開示されている。
【０００３】
【特許文献１】特公昭４４−９０６８号公報
【特許文献２】登録実用新案第３０３５３６３号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記ローラー型浸透印を具備する接着テープスタンプ装置では、常に接着テープがローラーに密着しているので、所要位置のみに印字することができなかった。
そこで、本発明は所要位置のみに印字ができ、かつ、所要位置で接着テープを切断することができる接着テープのスタンプ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
ロール状態から手動引き出しで接着テープが搬送される接着テープ供給手段と、
インキを含浸させた浸透印を備え、非接触状態を維持した前記搬送される接着テープが印字領域に達したときに、前記接着テープの非接着面を押圧し、前記浸透印で前記接着テープの接着面に捺印する捺印手段と、
前記接着テープの接着面に印字が行われた後に、所要位置で手作業により切断させる切断手段と、
を有することを特徴とする接着テープスタンプ装置。
【発明の効果】
【０００６】
本発明によれば、接着テープ供給手段から手動引き出しで接着テープを搬送するもので、必要量接着テープを引き出した後、浸透印をもって所要位置のみに印字ができ、適宜な所要位置で手作業により接着テープを切断させる構成とすることにより、装置自体を安価とすることができると共に、シンプルで汎用性・自由度の高い構成の装置とすることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、本発明の最良の実施形態を説明する。
図１に、本発明に係る接着テープスタンプ装置を示す。回転体３にロール状の接着テープ２を取り付け、これを外装体１に回転可能に内蔵させて接着テープ供給手段が構成される。この接着テープ供給手段から接着テープ２が手動引き出しによって搬送される。
外装体１の縁端部の先端には接着テープ２を手動引出搬送後の適宜な位置で手作業により切断させるためのテープカッター５からなる切断手段が設けられる。
通常時、前記接着テープは接着テープ供給手段と切断手段の間に架空される。
外装体１の接着テープ供給手段と切断手段の間には、連続気泡を有しインキを内蔵した浸透印からなる捺印手段が設置されている。浸透印の印面は文字・図形等が形成されている。また、当該浸透印は、通常時は接着テープの接着面に接触しないように設置される。接着テープスタンプ装置の不使用時に誤って押印しないように浸透印には蓋体を付設してもよい。
【０００８】
本発明の接着テープスタンプ装置の使用者は、上記の通り接着テープ供給手段と切断手段の間に架空される接着テープを所要の位置まで手動で搬送したのち、接着テープが所要の印字領域に達したときに、接着テープの非接着面側を押圧し、接着テープの接着面を浸透印に押し付けて捺印する。
その後、更に接着テープを手動で搬送し、切断手段をもって所要の長さに切断する。
本発明では、連続して捺印することも可能であるし、ランダムな位置に捺印することも自由である。また、通常時は接着テープの接着面に接触しないため、インキの無駄な消費を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】本発明に係る接着テープスタンプ装置の構成図
【符号の説明】
【００１０】
１ 外装体
２ 接着テープ
３ 回転体
４ 浸透印
５ テープカッター
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ロール状態から手動引き出しで接着テープが搬送される接着テープ供給手段と、
インキを含浸させた浸透印を備え、非接触状態を維持した前記搬送される接着テープが印字領域に達したときに、前記接着テープの非接着面を押圧し、前記浸透印で前記接着テープの接着面に捺印する捺印手段と、
前記接着テープの接着面に印字が行われた後に、所要位置で手作業により切断させる切断手段と、
を有することを特徴とする接着テープスタンプ装置。
【請求項１】
ロール状態から手動引き出しで接着テープが搬送される接着テープ供給手段と、
インキを含浸させた浸透印を備え、非接触状態を維持した前記搬送される接着テープが印字領域に達したときに、前記接着テープの非接着面を押圧し、前記浸透印で前記接着テープの接着面に捺印する捺印手段と、
前記接着テープの接着面に印字が行われた後に、所要位置で手作業により切断させる切断手段と、
を有することを特徴とする接着テープスタンプ装置。
【図１】
【公開番号】特開２０１０−２１４９１１（Ｐ２０１０−２１４９１１Ａ）
【公開日】平成２２年９月３０日（２０１０．９．３０）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−６７２２７（Ｐ２００９−６７２２７）
【出願日】平成２１年３月１９日（２００９．３．１９）
【出願人】（３９００１７８９１）シヤチハタ株式会社 (162)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年９月３０日（２０１０．９．３０）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年３月１９日（２００９．３．１９）
【出願人】（３９００１７８９１）シヤチハタ株式会社 (162)
【Ｆターム（参考）】
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