説明

接触型レンズ部品の使い捨てカバー

一実施形態において、可撓性フィルムは、光学的検査装置の部品に合致するように、かつ検査を受ける患者の目と上記光学的検査装置の間にバリアを設けるように適合されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用の光学イメージング(medical optical imaging)に関する。詳細には、本発明は、使い捨て光結合要素と、この要素が接触型光学イメージング装置のための「滅菌」バリアとして機能できるように、この要素を滅菌状態で接触型光学イメージング装置に「嵌め込む(スナップする:snapping)」ための関連手段と、に関する。
【背景技術】
【0002】
様々な非接触型の眼科イメージング装置があるが、それらの視野角は全て限定的である。RetCamイメージングシステムは、眼底と前眼部の両方のイメージング(撮像)において比較的大きな画角を実現できる、接触型の眼科イメージング装置である。従来、光結合機能を実現するために、橋渡し媒体(bridging medium)として光結合ゲル(GenTealゲルなど)が使用されてきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、複数回使用されるイメージング装置の接触部分の洗浄/消毒が、使用前使用後の毎回常に必要な点で不利である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示では、照明/イメージング経路に対して光学的に「透明」であると共に、恒久的なマルチユースのイメージング装置と患者の間に「滅菌」バリアを作り出す例示的実施形態について記述されている。これによれば、イメージングの質または使い勝手を損なうことなく、再利用可能な部分において、マルチユースのイメージング装置の使用者における毎使用前の消毒の負担または依存度が低くすることができる。一形態においては、光学的性能を最適化するように屈折率が選択される。
【0005】
この新規な装置とそれに関連する方法によれば、エンドユーザが使い捨て「滅菌」バリアを真に「滅菌」された形で取り付け、患者を手早く撮像し、消毒が不十分または実施されないことによる汚染の危険を低減し、マルチユースの装置の長期にわたる洗浄の負担を減らすことが可能である。さらに、この装置により、直立姿勢のままで成人をイメージングすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】使い捨てレンズカバーの例示的実施形態の図である。
【図2】レンズ部品に取り付けられた使い捨てレンズカバーの例示的実施形態の斜視図である。
【図3】レンズ部品に取り付けられた使い捨てレンズカバーの例示的実施形態の断面図である。
【図4】レンズ部品に取り付けられ、目と接触している使い捨てレンズカバーの例示的実施形態の断面図である。
【図5】(A)−(C)使い捨てレンズカバー送出システムを活用して、使い捨てレンズカバーをレンズ部品上に取り付ける例示的実施形態の図である。
【図6】光結合部が目の半径に適合するように、光結合部のみが接触レンズの形状と類似した形を有するよう成形される例示的実施形態の図であり、取付部のない装置にレンズ部品と接触する内面が密着嵌合するよう成形される結果、レンズカバーはレンズ部品の先端に「スナップ」し、即使用できる状態となっている。
【図7】前房隅角イメージング等の様々な眼科用途に患者接触側が適合/対応するように成形された使い捨てレンズカバーの例示的実施形態の図であり、本例では光結合部が楔形レンズの形状である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
次に、本発明の様々な実施形態を詳細に参照する。これらの実施形態の例は、添付の図面に示されている。本発明についてこれらの実施形態と併せて説明するが、この説明が本発明を特定の実施形態に限定するためのものではないことは理解されるだろう。むしろ、これは、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲内に含むことができる代替形態、変更形態、および均等物を含むためのものである。以下の説明では、様々な実施形態を十分理解できるように、特定の詳細が多く示される。ただし、本発明は、こういった特定の詳細の一部または全てを用いずに実施することができる。その他の例では、周知のプロセス操作については、本発明を必要以上に不明瞭にすることがないよう詳細に説明しなかった。さらに、本明細書の様々な箇所で「例示的実施形態」というフレーズが見られるが、同じ例示的実施形態を表すとは限らない。
【0008】
図1に、使い捨ての「バリア」光学的要素の例示的実施形態であるレンズカバー10が示されている。使い捨てレンズカバー10は、中心にある光結合部(optical coupling section)12および円錐形の取付部14を含む。また、図1には、ハウジング22と、ハウジング22から凹んで接触レンズ(contact lens)の表面の形状をした光学的開口24と、を有するRetCam(登録商標)イメージングシステムの典型的なレンズ部品20も示されている。
【0009】
一般に、使い捨てレンズカバー10の例示的実施形態は可撓性を有する(flexible)材料または媒質であり、これは装置と患者の接触領域全体を覆い、その接触領域を超えて延びることができる。この材料または媒介物は、上記装置(カメラのレンズ)の輪郭と患者の接触領域(目)とにぴったり合うのに十分な可撓性を有することができるか、または装置と患者の接触領域の両方に嵌合するように予備成形された輪郭を有していてもよい。
【0010】
一例示的実施形態では、使い捨てレンズカバー10は、2つの異なる材料で構成される。光結合部12は、(サランラップに類似した薄手のフィルムなどの)可撓性の(pliable)材料で構成され、これにより患者の目との接触点で良好な可撓性が実現される。
【0011】
円錐形の取付部14は、光結合部12よりも剛性を有する材料で構成され、接触点を上回る剛性を備える。円錐形の取付部14はまた、安定した取り付けが実現するように、特定のレンズ部品のハウジング形状と相補的な形状を有するように形成することもできる。一例示的実施形態では、円錐形の取付部は、レンズ部品20のハウジング22に「ぴったり」嵌合するように予備成形(モールド成形)される。このようにして、使い捨てレンズカバーを使用中に定位置に保持するための機構が形成される。
【0012】
図2および3における上記例示的実施形態で示したように、使い捨てレンズカバーは、レンズ部品のハウジング上を直接滑らせられる。別の例示的実施形態では、患者と装置の接点に、使い捨てレンズカバーを直接配置する。
【0013】
図4に示されているように、光結合部12は、レンズ部品20に当接する内側12iと、患者の目の角膜表面50に当接する外側12eと、を有する。例示的実施形態では、光学的に許容されるゲル(ノバルティス ファーマシューティカル コーポレーション製 GenTeal(登録商標)ゲルなど)が、光結合部12の内面12iとレンズ部品20との間に配置される。この例示的実施形態では、光学的ゲルは、装置に対してバリアを保つ際に「接着」効果ももたらす。また、患者の角膜50との快適な境界面を形成するために、光学的ゲルを光結合部12の外側12eにも塗布してよい。
【0014】
光結合部12は、ヒドロゲル、ガラス、または医療用「プラスチック」、または接触用途向けに眼科産業内で使用されるその他の材料から作ることができる。使い捨てレンズカバーの使用が目の直接触に関わらない場合は、より幅広い材料の組み合わせを利用することができる。
【0015】
別の例示的実施形態では、使い捨てコップ供給器に類似した簡単な個別供給方法が促進されるように、使い捨てレンズカバーが設計される。この簡単な使用法の潜在的副次的作用として、後続の使い捨てレンズカバー(次に引き出されるもの)の滅菌性が維持され得る。すなわち、露出したレンズカバーが次のレンズカバーを保護し、そのレンズカバーがそのまた次のレンズカバーを保護し、...となる。この道具は、個別の滅菌容器/キャリアに入れて供給されてもよい。
【0016】
図5(A)−(C)には、使い捨てレンズカバーの送出システム60を用いて、レンズ部品20上に使い捨てレンズカバー10を真の「滅菌」方法で取り付けるように構成された装置の例示的実施形態が示されている。使い捨てレンズカバーの送出システム60は、ケース61と、使い捨てレンズカバー10を保持する上側支持面63を有する送出システム容器62と、を備える。ケース61と容器62の間には、リザーバ64が形成される。
【0017】
送出システム60は、コンタクトレンズのブリスター包装に概念的には類似しているが、独自の設計上の特徴をいくつか有する。送出システム60は、何らかの追加の道具や付属品を使用することなく、直観的な形で機能する。送出システムのカバー(図示せず)が取り外されると一方、送出システムのタブ65はエンドユーザの手で保持される。送出システムのカバー(図示せず)は、容器表面66に沿って封止される。使い捨てレンズカバー10を入れておく容器62には、滅菌液体が充填されている。周囲のリザーバ64は空である。操作中、レンズ部品20は、ハンドピース(図示せず)にさらに取り付けられ、使い捨てレンズカバー10を保持する送出システムの容器62内に慎重に挿入される。使い捨てレンズカバー10とレンズ部品20は、手袋と手のように、互いに一体となるように構成されている。レンズ部品20が使い捨てレンズカバー10に近づくと、使い捨てレンズカバー10を覆う液体は周囲のリザーバ64内に移動させられ、清潔で濡れていない作業領域が維持される。
【0018】
送出システムの容器62は、カメラのレンズ部品20が使い捨てレンズカバー10に接触したときのレンズカバー10とレンズ部品20との間の吸引力がレンズカバー10と送出システムの容器62との間の吸引力よりも大きくなるように設計されている。送出システムの容器62の表面仕上げにより、レンズカバー10と送出システムの容器62の間の吸引力は最小になっている。各例示的実施形態では、このような吸引力の低減は、送出容器62の粗いまたは波状の支持面63を用いることによって、あるいは隆起構造を有する支持面63を用いることによって実現される。
【0019】
さらに、その他の例示的実施形態では、送出システムの容器62の支持面61の側面が、ハウジングの開口に隣接する部分の傾斜より小さい角度で傾斜しており、レンズカバー10と送出システムの容器62との間の吸引力を最小にするようになっている。このようにして、使い捨てレンズカバー10が、送出システム60からカメラのレンズ部品20へ移動する。
【0020】
図5(C)に示されているように、ハウジングは、開口から外に向かって、水平から測った第1の角度Aで傾斜する。容器62の支持面63は、水平から測った第2の角度Bで傾斜する。角度Bは角度Aより小さいので、ハウジングと支持表面61の側面の間に間隔が作り出され、吸引力を低減することができる。
【0021】
次いでレンズ部品20を送出システム60から持ち上げると、使い捨てレンズカバー10は、その滅菌性を維持しながら吸引によってレンズ部品20にしっかりと付着する。これにより、レンズ部品20および使い捨てレンズカバー10が、患者の撮像(イメージング)に使用できる状態になる。
【0022】
別の例示的実施形態においては、図6に示されているように、光結合部12が、患者の目50と接触する外面12eを備えると共に、コンタクトレンズの形状と類似した形を有するように成形される。外面12eは、目50の半径に適合するように成形される。さらに、レンズ部品20に接触する内面12iは、レンズ部品装置20に密着嵌合するように成形される。この光結合部は装置側と患者側からなる1つの一体構成部品になるはずである。この例示的実施形態は、必ずしも取付部を含むとは限らない。代わりに、これをレンズ部品の先端に「スナップ」することによって、即使用できる状態になるだろう。
【0023】
別の例示的実施形態では、図7に示されているように、患者接触側12eは、任意の数である特定の目の半径に適応/調節できるように、また、例えば前房隅角イメージングなどの様々な眼科用途に適応/調節できるように成形される。これらの実施形態では、患者の目の角膜に合致する形状をした凹みを有するように光結合部12を形成することができる。この凹みの位置および向きは、例えば患者が検査中に座ったり立ったりできるように、様々な機能を実行するように変更することができる。
【0024】
この例示的実施形態では、光結合部は、追加的に、または代替的に、レンズなどの光学的要素として、または光ビーム生成や操作のための楔として機能することができる。特に前房隅角イメージング用に、光結合部12は、成形プラスチック、ヒドロゲル、または各材料の組合せにより形成された楔形レンズの形状にすることができる。
【0025】
説明した様々な例示的実施形態は、光学的に許容されるゲル(例えばGenTeal(登録商標))が、装置側および/または患者の接触側に含まれるように設計/製造することができる。したがって、光結合が最大化され、面と面との接触を理想的に適合させるという設計上の制約条件が緩和される。
【0026】
使い捨てレンズカバーは、可撓性を有する(flexible)柔軟な(pliable)光結合ディスクであってもよい。一例示的実施形態において、このディスクは、カプセル化された光学的ゲルや液体を含んだ袋状の形をしており、装置表面と患者角膜の両方に適合するように変形して、光学的に透明な結合を実現するようになっている。
【0027】
さらに、他の例示的実施形態では、使用者の操作または安定性に資する追加の特徴が組み込まれる。例えば、指用の「環」がカバーに組み込まれても、または取り付けられてもよく、鼻梁レストや、額に「載置(レスト:rest)」するための付属品が含まれてもよい。
【0028】
別の例示的実施形態では、光結合部は、バリアに組み込まれた従来の「ガラス」フィルタや、成形材料の内部に含まれる「染料」などのフィルタを含む。このフィルタは、着目する特定の波長を識別するために、照明用環状リングビーム(または帰還経路)と一致する光結合部を形成する。例えば、このフィルタは、蛍光血管造影、角膜フルオレセイン染色のイメージング、またはレッドフリーイメージングに使用することができる。
【0029】
別の例示的実施形態において、光結合部は、イメージングの経路(または照明経路)と一致する印(エッチング)を含む。これにより、寸法較正「ツール」、すなわちイメージングのためのアラインメント(位置あわせ)用寸法基準、測定値、および解剖学的構造内部での位置合わせのための基準がもたらされる。
【0030】
光結合部は、数多くの光学的イメージング機能または照明機能のためにヒドロゲルまたはシリコーンマトリックス内で使用される特定の光学的設計が可能となるように特殊設計されたイメージングシステムのための他のレンズ材料または構造を含むように形成されてもよい。
【0031】
上記使い捨てレンズカバーは、例えばRetCam(登録商標)カメラ、眼圧計、角膜厚計、超音波などの任意の眼球接触型眼科イメージング装置に使用することができる。いくつかの変更を行えば、これをソニグラフ(sonigraph)の探触子/接触子または鼓膜測定/探針に使用することもできる。これはまた、異物、埃、および/または汚れからカメラのレンズ要素を保護するために使用することもできる。また、接触レンズの装着および/または取り外しに使用することもできる。この装置は、前眼部または網膜検査のために、手術後の角膜表面に適用して表面の凹凸をなくすこともできる。この装置は、内皮細胞検査を行うために「浸漬コーン」レンズに適用することも、緑内障角度評価のための様々な設計の前眼部レンズに適用することもできる。
【0032】
以上、本発明について各例示的実施形態を参照して説明したが、複数の代替形態および代用形態があることが当業者には明らかだろう。したがってこの説明は、添付の特許請求の範囲に記載されているものを除いて、本発明を限定するためのものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング、開口、および患者の目に光学的に結合されるように構成された接触レンズを有する接触型眼科イメージング装置の前記接触レンズを覆うように構成され、目との接触用に医学的に認可された材料で形成された可撓性を有する光結合部と、
可撓性を有する前記光結合部を取り囲んで、前記接触型眼科イメージング装置の前記接触レンズ上に前記光結合部を安定的に配置するために前記ハウジングに密着するよう予備成形された取付部と、を備える、使い捨てレンズカバー。
【請求項2】
前記取付部が、前記光結合部より低い可撓性を有する材料で形成される、請求項1に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項3】
可撓性を有する前記光結合部と前記取付部が異なる材料で形成される、請求項2に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項4】
可撓性を有する前記光結合部が、前記接触型眼科イメージング装置の前記接触レンズに面するように構成された内面と、前記目に面するように構成された外面と、を有し、
可撓性を有する前記光結合部は、患者の目の角膜が前記外面に当接するときに前記外面が前記角膜に合致するような形状を有する、請求項1に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項5】
前記光結合部が、前記接触型眼科イメージング装置の前記接触レンズに前記内面が密着嵌合するような形状を有する、請求項4に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項6】
前記光結合部が、コンタクトレンズの形状と類似した形状を有するように形成され、前記外面が前記患者の目の半径に適合するように成形される、請求項4に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項7】
前記光結合部が、患者の目の角膜の形状に合致するような形をした凹みを有する形状である、請求項4に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項8】
前記凹みが、鉛直姿勢の患者の検査を可能にするように向けられる、請求項7に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項9】
前記光結合部が、前記接触型眼科イメージング装置の前記接触レンズの表面に適合するように、かつ前記角膜に適合するように変形するよう構成された、カプセル化された光学的ゲルを含む、請求項1に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項10】
前記光結合部が、着目する特定の波長を識別するためのフィルタを含む、請求項1に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項11】
前記光結合部が印を含み、
前記印は、前記印が照明ビームと一致したときに、イメージングのためのアラインメント用寸法基準、測定値、または解剖学的構造に対して位置合わせするための基準をもたらすように構成される、請求項1に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項12】
前記光結合部が、前房隅角イメージングのために楔形レンズの形状である、請求項1に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項13】
接触型眼科イメージング装置のハウジングの中の開口内に嵌合するように構成され、目との接触用に医学的に認可された材料で形成された可撓性を有する光結合ディスクを備え、
前記接触型眼科イメージング装置が前記開口内に配設された接触レンズを有し、
可撓性を有する前記光結合ディスクが、前記接触レンズに面するように構成された内面と、前記患者の目に面するように構成された外面と、を有し、
可撓性を有する前記光結合ディスクが、前記接触型眼科イメージング装置の前記接触レンズに前記内面が密着嵌合するような形状を有する、使い捨てレンズカバー。
【請求項14】
可撓性を有する前記光結合ディスクは、患者の目の角膜が前記外面に当接するときに前記外面が前記角膜に合致するような形状を有する、請求項13に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項15】
前記光結合ディスクが袋形状であり、前記接触型眼科イメージング装置の前記接触レンズの表面に適合するように、かつ角膜に適合するように、変形するよう構成されたカプセル化された光学的ゲルまたは液体を含む、請求項13に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項16】
前記光結合ディスクが、コンタクトレンズの形状と類似した形状を有するように形成され、前記外面が前記患者の目の半径に適合するように成形される、請求項13に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項17】
前記光結合ディスクが、患者の目の角膜の形状に合致するような形をした凹みを有する形状である、請求項13に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項18】
前記凹みが、直立姿勢の患者の検査を可能にするように向けられる、請求項17に記載の使い捨てレンズカバー。
【請求項19】
前記光結合部が、着目する特定の波長を識別するためのフィルタを含む、請求項13に記載の使い捨てディスクカバー。
【請求項20】
前記光結合ディスクが印を含み、
前記印は、前記印が照明ビームと一致したときに、イメージングのためのアラインメント用寸法基準、測定値、または解剖学的構造に対して位置合わせするための基準をもたらすように構成される、請求項13に記載の使い捨てディスク。
【請求項21】
内面を含む円筒形の受け口(receptacle)を有するケーシングと、
前記受け口の内部に配設され、外面および上側支持面を有する円筒形の容器と、を備える装置であって、
前記円筒形の受け口の前記内面と前記円筒形の容器の前記外面の間にリザーバが形成され、前記上側受け面が、接触型眼科イメージング装置の接触レンズを覆うための使い捨てレンズカバーを支持するように構成され、
前記接触型眼科イメージング装置が、ハウジングと、開口と、患者の目に光学的に結合されるように構成された前記接触レンズと、を有し、
ハウジングの前記開口を取り囲む部分が前記開口から第1の角度Aで傾斜し、
前記上側支持面の側部が角度Bで傾斜し、
前記角度Bが前記角度Aよりも小さいため、前記ハウジングが前記上側支持面に当接したときに間隔が形成され、使い捨てカバーを前記ハウジングに取り付けるときに前記ハウジングと前記上面との間の吸引力が低減される、装置。
【請求項22】
前記円筒形の容器が、粗いまたは波状の支持面を有し、前記支持面と前記使い捨てレンズカバーの間の吸引力が低減される、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記支持面が、前記支持面と前記使い捨てレンズカバーの間の吸引力を低減するように形成された構造を有する、請求項21に記載の装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図7】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2012−518484(P2012−518484A)
【公表日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−551271(P2011−551271)
【出願日】平成22年2月22日(2010.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/024910
【国際公開番号】WO2010/096756
【国際公開日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.サランラップ
【出願人】(508218235)クラリティ メディカル システムズ インコーポレイテッド (2)