説明

握り柄を有する釣竿

【課題】釣竿の握り柄には、濡れた手で握っても滑りが無く、握りやすい形状で操作性や握った感触がよく、更には、疲れにくい等々が要求されている。
【解決手段】釣竿の握り柄は、複数の径及び材料が異なる複数の糸条を互いに斜めに交差させて編み上げた編組層で被覆され、編み上げた織り目パターンが、不規則に配置され、異なるパターン幅及び高低差を有し、滑り止め機能を高めている。さらに、高低差のうち、凸部を形成する径が太い糸条は柔軟性を備えて外周側に露呈し、凹部を形成する径が細い糸条は剛性を備えて太い糸条間に配置されて、握った際に感触を与える太い糸条が柔らかく潰れてフィット感を生じさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用竿杆の元部に設けられた握り柄に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な魚釣用竿杆(以下、釣竿と称する)の元部側には、手で握った際に主として滑り止めを目的とするグリップ部、即ち握り柄が設けられている。握り柄は、釣竿の用途で形状が大きく異なり、例えば、リールを装着して使用する釣竿においては、手持ちの際に竿尻を脇に挟むため、リールの前後で比較的長く外周面に設けられている。これに対して、渓流河川や沼等で使用される釣竿の握り柄は、通常、片手で握り持つことを前提としているため、手の大きさ程度の長さで外周面に設けられている。
【0003】
一般的な握り柄は、樹脂材料、ゴム材料、コルク材料又はスポンジ材料等による弾性部材で竿外周面上を覆うように形成されている。これらのうち、樹脂又はゴム材料によるものには、表面が凹凸加工される。釣竿は把持状態が長時間に及ぶため、形状においても握り易さや疲労しにくいなど、工夫された種々の形状が提案されている。これらの握り柄において、例えば、特許文献1には、ウレタンゴム製のコア部材の外周面に合成繊維からなる紐材(糸条)を扁平断面形状に編組し、この紐材に樹脂を浸透させて固化したグリップ構造の握り柄が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−17791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザから釣竿の握り柄には、濡れた手で握っても滑りが無く、握りやすい形状で操作性や握った感触がよく、さらには、疲れにくい等々が要求されている。
また、糸条が編組された握り柄においては、糸条を形成する繊維の材質や糸撚り形態(撚りピッチ)又は、織り目間隔によっては、釣行時にコマセ又は粉末を水で練った集魚材や練りえさなどが手についたまま握り柄を握ると、糸条内や織り目に目詰まりし、釣行後の洗浄時に十分に流れ落ちない事態も想定される。
【0006】
前述した特許文献1のように、軟性の樹脂等により紐材(糸条)による織り目を埋めて平坦にするほど、握りの感触がよくなり、洗浄が容易になる、反面、魚のぬめりが付着したり、水で手が濡れていたりすると滑りやすくなる。一方、1種類の径が太く硬性な糸条で編み上げると、滑り止めの機能が高まり、操作性も損なわない反面、握りの感触が悪くなる。
【0007】
そこで本発明は、表面の凹凸の変化により滑りにくい糸条の複数の織り目パターンを有し、手の握りの感触がよく、さらに手持ちによる疲労が軽減される握り柄を有する釣竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に従う実施形態の釣竿は、釣竿の元部の円筒外周面上に環装され、外形形状を定める基材と、前記基材上に、複数の異なる径の糸条を、異なる本数の組で用いて編み上げて環装する編組層と、で構成される握り柄を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、表面の凹凸の変化により滑りにくい糸条の複数の織り目パターンを有し、手の握りの感触がよく、さらに手持ちによる疲労が軽減される握り柄を有する釣竿を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態に係る釣竿に設けられた握り柄の全体の概観構成例を示す図である。
【図2】図2は、第1の実施形態に用いられる糸条の織り目パターンの例を示す図である。
【図3】図3は、図1に示すA−A断面における織り目パターンの構成を示す図である。
【図4】図4は、第1の実施形態の糸条の織り目パターンを製造について説明するための図である。
【図5】図5は、第2の実施形態の糸条の織り目パターンを製造について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の握り柄を、多種にわたる釣竿のうちでヘラブナ釣りに用いられる釣竿、所謂、へら竿に適用した例を示している。
釣竿1の握り柄2は、手の指掛かりよく握りやすいように竿本体1の元部の外周面上に、中央側が前後両端より径がやや太くなるように緩やかな曲線を描く繭形状又は、先端側が細くなる先細り形状に設けられている。これらの形状は、例えば、所望の弾性を有する柔軟な部材からなる基材3の形状で実現し、元部の外周面を覆うように環装されている。
【0012】
基材3は、握り柄の握りやすさ及び釣竿の操作性の一要素となり、設計思想に従った軟性部材により形成される。この部材は、例えば、樹脂材料又は、ゴム材料による部材が好適する。また、これらの部材を組み合わせて基材3を構成させてもよい。この基材3は、別体として、筒形状を成して竿尻側から装嵌してもよいし、ベルト形状に形成し巻き付けて固着してもよい。また、釣竿1に直接、樹脂成形することも可能である。さらに、釣竿1の中空な竿尻で基材3の後端部には、尻栓部材18が嵌め込まれている。
【0013】
その基材3の表面を覆うように、例えば、複数の糸条5を用いて、釣竿の長手方向に対して、斜めに交差するように編み上げた編組層で被覆し、編組層に塗布又は浸透させた合成樹脂や接着剤等を固化させている。糸条5は、例えば、ポリアミド系合成繊維(例えば、ナイロン(登録商標))、ビニロン、ポリエステル、毛糸及び、綿糸等の繊維材料を撚って形成される。本実施形態では、異なる柔軟と異なる径の糸条を組み合わせて用いる。
【0014】
図2には、本実施形態の握り柄を被覆する編組層における、糸条の織り目パターンについて説明する。図3は、図1に示すA−A断面における織り目パターンの構成を示す図である。尚、以下の織り目パターンの説明において、「段」は、重なり方向(釣竿の半径方向)の積み重ね本数を示唆し、「列」は、円周方向に沿って並べられた本数を示唆する。
【0015】
本実施形態では、糸条5として、径及び材料(又は、材質)が異なる2種類の糸条6,7を用いている。ここでは、糸条6は、糸条7に比べて、2〜3倍程度に径が太く且つ柔軟性を有する糸条であり、例えば、ビニロン(又は、毛糸)を適用している。糸条7は、糸条6に対して径が細く、且つ腰のある(剛性を有する)糸条であり、例えば、ナイロンを適用している。径としては、糸条6:糸条7が、2〜3:1として用いている。勿論、径の比は限定されるものではなく、糸条の特性により適宜、変更可能である。
【0016】
本実施形態の織り目パターンは、釣竿の長手方向に対して、経糸と緯糸が互いに斜めに交差して編み上げ、斜め方向にうねが入るパターンである。織り目パターンは、糸条6,7における列の本数と、段の本数と、並び順を変更することにより、種々のパターンが作製でき、例えば、高低差が無く列方向に配列されるパターンと、凹部を有するパターンと、凸部を有するパターンとを作り出すことができる。これらを組み合わせて、図3に示すように、釣竿の全外周上に渡り配置される連続的パターンとなる。
【0017】
図2に示す例では、糸条6は、糸条7の2倍の径を有している。ここでは具体的な例として、4つの織り目パターン2a,2b,2c,2dを示している。
パターン2aは、3列2段の6本の糸条7及び1列1段の1本の糸条6により構成され、平坦で異なる材質の糸条による配置であり、手で握った際のフィット感を生じさせる。パターン2bは、3列1段の糸条7及び、これらの糸条7の両側に配置される各1段1列の2本の糸条6により構成され、凹部を有し、吸着する感触を与えて滑り止め機能を生じさせる。パターン2cは、2段1列の2本の糸条6とその両側に一段で配置された糸条7により構成され、柔軟な凸部を有し、凸部頂部に指掛かりする感触を与えて高い滑り止め機能を生じさせる。この凸部は、糸条6の交差により形成される。パターンdは、糸条7が2段1列の2本であり、パターン2aにおける幅が狭められた構成である。他にも図3には、図1におけるA−A断面であり、図2に示した以外の織り目パターンを示している。
【0018】
尚、異なる径及び/又は異なる材質の複数の糸条を用いた場合に、1つの織り目パターンのみを繰り返して編み上げることも可能である。しかし、本実施形態は、基本的には、複数の異なる径の糸条を用いて、使用する細径と太径の糸条の本数の比を調整して、異なる複数の織り目パターンで構成することを前提としている。このため、凹凸における高低差が自由に設定され、特に凸部と凹部の間を繋ぐラインをなだらかに調整することもでき、握る感触においても改善が図れる。さらに、手に最も強く接触する凸部頂部の糸条が軟性である糸条を基材3上に編組することにより、高さの異なる凹凸や異なるパターン幅で形成することを前提としている。
【0019】
次に、図4を参照して、第1の実施形態の糸条の織り目パターンを製造について説明する。図4は、図1に示すA−A断面方向から見た際のボビン(図示せず)から引き出される糸条の配置例を示している。それぞれの糸条を供給するボビンは、図示しない移動機構により、全糸条が半径方向(例えば、糸条6bに示す矢印)で内側位置と外側位置に移動可能に構成されている。また、これらの糸条を巻回するボビンは、2群に分割され、図示しない回転機構により、互いに交差する方向(CW,CCW)に回転し、これらの群がすれ違うときには、各ボビンは、織り目パターンに従って、内側位置と外側位置のいずれかに移動して、糸条を交差させて、釣竿の基材3上に糸条による編組層を形成する。尚、使用される編組装置は、公知な機構を用いており、中心に装着された釣竿に編組するように構成されている。
【0020】
本実施形態では、24本の糸条のうち、6本の糸条6a〜6fと18本の糸条7a〜7k,7m〜7sを用いる例を示している。原則的には、糸条の全体数において、細く剛性の高い方の糸条7が占める割合が高くなるように設定される。ここでは、糸条6a〜6c及び糸条7a〜7iによる第1群と、糸条6d〜6f及び糸条7j〜7k,7m〜〜7sによる第2群とに分割され、前述したように、糸条を互いに交差する方向に回転させて基材3上に編み上げて編組層で被覆させる。
【0021】
糸条の編み上げが完了した場合には、耐摩耗性や耐親水性(撥水性)を考慮して、織り目が埋まらず且つ糸条の柔軟性が損なわれないように、編組層を表面から樹脂部材又は接着部材をコーティング又は浸透させて固化する。この固化により、編組層は、各糸条を固定するだけでは無く、防水性、耐摩耗性を実現する。さらに、前述したコマセ又は練りえさなど糸条内への目詰まりを防止し、織り目への目詰まりは容易に流し落とせる。
【0022】
尚、本実施形態では、糸条による編み上げを斜め方向に交差するように編み上げたが、勿論、限定されるものではなく、平織り状又は繻子織り状に編み上げることも可能である。これらの場合、経糸及び緯糸の本数は適宜設定され、糸条における径や材質の種類(ナイロン糸やビニロン糸等)の組み合わせ及び、それらの配列順は、設計に応じて適宜選択される。
【0023】
以上説明した本実施形態による握り柄は、編み上げた織り目パターンが、不規則に配置され、異なるパターン幅及び高低差(凹凸又は平坦)を有する糸条により、滑り止め機能を高めることができる。また、手に感触を与える凸部を形成する糸条6は、柔軟性を有しており、手で握った際に感触が柔らかく潰れるようなフィット感が生じる。また、複数の糸条の全体数において、細く剛性の高い方の糸条7が占める割合が高くなるように設定することにより、異なる凹部が形成しやすくなり、編組状態が保持しやすい。
【0024】
釣竿と指や手のひらとの間の滑りが抑制されるため、握る力を弱めても把持でき、長い時間にわたり釣竿を把持した際に疲労が抑制される。また、糸条7は、糸条6の間に入っているため、糸条6の位置ずれを防止して、操作性を損なうことを防止している。
本実施形態では、複数の織り目パターンが不規則に繰り返し配置するように編み上げたが、複数の織り目パターンを予め順序立てて配置することも可能である。
【0025】
次に、図5を参照して、第2の実施形態の糸条の織り目パターンを製造について説明する。図5は、図1に示すA−A断面方向から見た際のボビン(図示せず)から引き出される糸条の配置例を示している。
前述した第1の実施形態における糸条は、2つの異なる径で異なる材質の糸条を組み合わせて用いた例であったが、2つの径に限定されるものではなく、3つ以上の異なる径の糸条を採用してもよい。本実施形態では、3つの異なる径の糸条を用いた編組層を形成する例である。この例では、糸条6の径と糸条7の径との中間の径を有する糸条8(8a〜8h)を用いている。
【0026】
本実施形態においては、24本の糸条のうち、4本の糸条6a〜6dと、8本の糸条8a〜8hと、12本の糸条7a〜7k,7mを用いる例を示している。これらの糸条のうちで、糸条7が最も細く剛性を有している。糸条8は、糸条7に比べて、2倍程度に径が太く且つ糸条7よりも柔軟性を有する糸条である。糸条6は、糸条8に比べて、2倍程度に径が太く且つ最も柔軟性を有する糸条である。これらの糸条の材料として、例えば、糸条7は、ナイロン糸を採用し、糸条8は、毛糸(又は、ビニロン)を採用し及び、糸条6は、ビニロンを採用してもよい。これらの糸条を用いて、第1の実施形態と同じように、それぞれの糸条を釣竿の長手方向に対して斜めに交差させて、所望する織り目パターンを基材3上に編み上げる。
【0027】
尚、同じ材料(材質)からなり、異なる径の複数の糸条を採用しても、実現可能ではある。例えば、太い糸条6と細い糸条7の本数の比を1対3とした場合、全24本組で、糸条6を6本及び細い糸条7を18本に設定する。この組み合わせにより、前述した複数の織り目パターンを不規則に編み上げることにより、同様な効果を得ることができる。但し、糸条の柔軟性と剛性に留意し、握る感触と竿の操作性に対して、材料の選別により、適正な糸条の材料を選択する。
【0028】
本実施形態では、3つの異なる径の糸条を用いた例であったが、これに限定されること無く、3つ以上の異なる径の糸条を用いることも可能であり、同様な作用効果を得ることかできる。また、実施形態では、へら竿に適用した例を挙げて説明したが、他の釣竿例えば、リールを装着するリール釣竿にも適用することは容易である。特に、リール竿における装着されたリールの竿先側に設けられるグリップ部分は、リールのハンドルを操作する際に把持する箇所であるため、滑り防止機能が求められる。この竿先側のグリップに本発明の握り柄を適用することにより、リールのハンドル回転による竿の揺れや掛かった魚の引きによる竿の動きを抑制する際に、握りの感触がよく且つ滑り止め機能が高いため、必要な握力が軽減され、釣竿操作が容易で疲労を軽減することができる。
【0029】
以上説明した本実施形態によれば、3つの異なる径の糸条を用いているため、凹凸差の変化の幅を大きく取ることができ、さらに多くの織り目パターンが実現できる。
また、糸条に採用する材料の柔軟性や感触の具合を適宜、設定することができる。特に、異なる織り目パターンが握り柄内で部分的に形成できるため、剛性の高い糸条の方が多く表面に露呈する部分では、操作性が高くなり、柔軟性が高い糸条の方が多く表面に露呈する部分では、握りの感触がよくなる。このように織り目パターンを選択することにより、握り柄内で部分毎に異なる操作性と握りの感触を実現することができる。例えば、指先が掛かる部分に剛性の高い糸条の方を多く露呈させて操作性をよくし、且つ手のひらが接触する部分に柔軟性が高い糸条の方を多く露呈させて握りの感触をよくすることができる。
【0030】
以上説明した実施形態は、以下の発明の要旨を含んでいる。
釣竿の元部の円筒外周面上に環装され、外形形状を定める基材と、前記基材上に、径及び材料が異なる少なくとも2種類の糸条を互いに交差させて編み上げて環装する編組層と、で構成される握り柄を具備する釣竿を提供する。
【符号の説明】
【0031】
1…釣竿、2…握り柄、3…基材、4…尻栓部材、5,6,6a〜6f,7,7a〜7k,7m〜7s,8,8a〜8h…糸条。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
釣竿の元部の円筒外周面上に環装され、外形形状を定める基材と、
前記基材上に、複数の異なる径の糸条を、異なる本数の組で用いて編み上げて環装する編組層と、
で構成される握り柄を有することを特徴とする釣竿。
【請求項2】
前記異なる径の糸条で、太径の糸条と細径の糸条のうち、前記細径の糸条が前記太径の糸条よりも多い本数に設定されることを特徴とする請求項1に記載の握り柄を有することを特徴とする釣竿。
【請求項3】
前記編組層は、径及び材料が異なる少なくとも2種類の糸条を互いに交差させて、編み上げて前記基材上に環装することを特徴とする請求項1に記載の握り柄を有することを特徴とする釣竿。
【請求項4】
前記2種類の糸条における、第1の糸条及び第2の糸条は、それぞれが複数の繊維糸を撚り形成され、
前記第1の糸条は、前記第2の糸条に比べて、径が太く且つ柔軟性を有し、
前記第2の糸条は、前記第1の糸条に比べて本数が多く、該第1の糸条よりも径が細く且つ剛性を有し、
前記編組層には、表面側から塗布及び/又は浸透させた樹脂材料が固化していることを特徴とする請求項3に記載の握り柄を有することを特徴とする釣竿。
【請求項5】
前記編組層において、前記第1の糸条及び前記第2の糸条により前記円筒外周面方向に沿って形成される織り目パターンが、少なくとも、
前記第1の糸条に隣接して配置された前記第2の糸条が該第1の糸条とは高低差が無く重ねられた第1の織り目パターンと、
前記第1の糸条間に配置された前記第2の糸条により、凹部を形成する第2の織り目パターンと、
前記第1の糸条の交差箇所による凸部を有する第3の織り目パターンと、を有し、
前記前記編組層における前記凸部の頂部側に前記第1の糸条が露呈するように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の握り柄を有することを特徴とする釣竿。
【請求項6】
前記径及び材料が異なる3種類以上の糸条において、それぞれの糸条が複数の繊維糸を撚り形成され、
径が太い糸条ほど、前記3種類以上の糸条の中で最も柔軟性を有し、
径が細い糸条ほど、前記3種類以上の糸条の中で最も剛性を有することを特徴とする請求項3に記載の握り柄を有することを特徴とする釣竿。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−59294(P2013−59294A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−200797(P2011−200797)
【出願日】平成23年9月14日(2011.9.14)
【出願人】(000002495)グローブライド株式会社 (1,394)
【Fターム(参考)】