説明

搬送装置

【課題】駆動部の構造を簡易とすることにより、フロアの掘削作業等が不要となり、施工コストを低減させることができ、容易にラインの拡幅や延長を行うことが可能な搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置10は、駆動機構においてチェーン41・41を駆動することにより、スラット42・42・・・を、フレーム52の上面に形成された搬送部に沿って搬送方向に連続的に移動させ、床面とフレーム52との間に形成された逆送部に沿って搬送方向と反対の方向に連続的に移動させ、フレーム52の搬送方向における下流側である前側端部で、スラット42・42・・・の上下面を反転させることなく一枚ずつ搬送部から逆送部に移動させ、フレーム52の搬送方向における上流側である後側端部で、スラット42・42・・・の上下面を反転させることなく一枚ずつ逆送部から搬送部に移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置に関し、詳しくは、スラットコンベアを用いた搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動車の組立設備や物流設備において、一対のチェーンの間に複数枚のスラット(搬送板)を掛け渡した、いわゆるスラットコンベアを用いた搬送装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。上記搬送装置においては、スラットの上側にワークを載置した状態でチェーンを駆動することによりワークを搬送したり、スラットの上側に作業者が起立した状態でチェーンを駆動することにより作業者を移動させたりするのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−171565号公報
【特許文献2】特開2002−37437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献に記載の搬送装置においては、スラットを環状のチェーンに連結して、このチェーンを回転駆動することによってスラットが移動するように構成されている。
上記の如く構成した場合は、搬送装置の上流側端部及び下流側端部でチェーンを反転させる際に、図6に示す如く、スラットの搬送方向幅よりも大きな径を有するスプロケットのような駆動部が必要となるため、搬送装置の厚みが増大する。即ち、スプロケットを含む駆動部を支持するための構造が重厚となり、搬送装置を敷設するためにフロアの掘削作業等が必要となるため、搬送装置の施工コストが増加する原因となっていた。また、既に敷設した搬送装置については、上記の如くフロアを再び掘削する必要が生じることから、ラインの拡幅や延長を行うことが困難となっていた。
【0005】
そこで本発明は、上記現状に鑑み、駆動部の構造を簡易とすることにより、フロアの掘削作業等が不要となり、施工コストを低減させることができ、容易にラインの拡幅や延長を行うことが可能な搬送装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
即ち、請求項1においては、複数枚のスラットと、床面に対して前記スラットの厚さより大きな距離を離間して配設された板状のフレームと、前記複数枚のスラットを、前記フレームの上面に形成された搬送部に沿って搬送方向に連続的に移動させ、床面と前記フレームとの間に形成された逆送部に沿って搬送方向と反対の方向に連続的に移動させるとともに、前記フレームの搬送方向における下流側端部で、前記スラットの上下面を反転させることなく一枚ずつ搬送部から逆送部に移動させ、前記フレームの搬送方向における上流側端部で、前記スラットの上下面を反転させることなく一枚ずつ逆送部から搬送部に移動させる、駆動機構と、を備えるものである。
【0008】
請求項2においては、前記駆動機構は、前記フレームの搬送方向と直交する方向の側方部において搬送方向に回転自在に捲回された環状のチェーンと、該チェーンを回転駆動する駆動部と、で構成され、前記スラットは、それぞれが前記チェーンに対して回動自在に連結され、前記チェーンを駆動部により回転駆動することにより、前記スラットを搬送方向及びその反対の方向に移動させるとともに搬送部と逆送部との間を移動させるものである。
【0009】
請求項3においては、前記スラットは、搬送方向側の端部で前記チェーンに連結され、前記チェーンの捲回部分における搬送方向側端部は、前記フレームの搬送方向側端部よりも、前記スラットの搬送方向長さ以上離れて搬送方向側に配置されるものである。
【0010】
請求項4においては、前記フレームが搬送方向に複数配設され、前記チェーンは、複数の前記フレームの搬送方向と直交する方向の側方部に捲回されるものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0012】
本発明により、搬送装置の駆動部の構造を簡易とすることにより、フロアの掘削作業等が不要となり、施工コストを低減させることができ、容易にラインの拡幅や延長を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】(a)、(b)はそれぞれ第一実施形態に係る搬送装置を示した平面図及び右側面図。
【図2】チェーンとスラットとの連結構造を示した斜視図。
【図3】(a)から(c)はそれぞれ搬送装置の下流側を示した右側面図。
【図4】(a)から(d)はそれぞれ搬送装置の上流側を示した右側面図。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ第二実施形態に係る搬送装置を示した平面図及び右側面図。
【図6】従来技術に係る搬送装置の駆動部を示した側面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
【0015】
まず始めに、本発明の第一実施形態に係る搬送装置10の構成について、図1を用いて説明する。なお、本明細書においては説明の便宜上、図1(a)及び(b)中に示す矢印で方向を規定する。具体的には搬送装置10における搬送方向(図1(b)中に示す矢印A1方向)を搬送装置10の前方とし、前方に向かって左側及び右側を、それぞれ搬送装置10の左側方及び右側方として説明する。
【0016】
本実施形態に係る搬送装置10は図1(a)及び(b)に示す如く、左右一対のチェーン41・41の間に複数枚のスラット42・42・・・を掛け渡した、いわゆるスラットコンベアである。
搬送装置10は、それぞれが前後一対のスプロケット22・32に捲回されて左右方向に対向する左右一対のチェーン42・42と、一対のチェーン42・42の間に掛け渡されて設けられる複数枚のスラット42・42・・・・・・と、を備えている。
【0017】
具体的には、搬送装置10の搬送方向下流側の床面に前側支柱21・21が左右に一本ずつ立設され、搬送装置10の搬送方向上流側の床面に後側支柱31・31が左右に一本ずつ立設されている。それぞれの前側支柱21・21には、一対の前側スプロケット22・22が前側支柱21・21に対して回転自在に配設されている。また、それぞれの後側支柱31・31には、一対の後側スプロケット32・32が後側支柱31・31に対して回転自在に配設されている。そして、左右一対のチェーン41・41が、それぞれ前側スプロケット22・22と後側スプロケット32・32に捲回されるのである。前側スプロケット22・22及び後側スプロケット32・32は、搬送装置10の搬送方向に対する直交方向かつ水平方向を軸方向として回転可能に構成されている。
【0018】
前側支柱21・21には、前側スプロケット22・22よりも外側に、駆動スプロケット15・15が前側スプロケット22・22に対して相対回転不能に配設されている。また、前側支柱21・21の右前方には駆動モータ11が配置され、駆動モータ11から左側方に駆動軸12が延出されている。駆動軸12には、左右一対の駆動スプロケット13・13が相対回転不能に固設されている。そして、左右一対の駆動チェーン14・14が、それぞれ駆動スプロケット15・15と駆動スプロケット13・13に捲回されるのである。
【0019】
搬送装置10においては上記の如く構成されることにより、駆動軸12が駆動モータ11から駆動力を得て、駆動スプロケット13・13とともに回動すると、駆動スプロケット13・13に捲回された駆動チェーン14・14が駆動し、駆動スプロケット15・15を回動する。これにより、前側スプロケット22・22が回転し、チェーン41・41が図1(b)中の矢印A1・A2の如く回転駆動するのである。
【0020】
搬送装置10においては、左右一対のチェーン41・41の間に複数枚のスラット42・42・・・が配設される。具体的には図2に示す如く、それぞれのチェーン41・41には、対向するチェーン41の側(搬送装置10における内側)に突出する連結ピン41aが所定の間隔で配設されている。一方、スラット42の左右両側面における前側(搬送方向側)には、連結ピン41aと略同一の径を有する連結孔42a・42aが形成されている。そして、図2中に示す矢印Bに示す如く、連結孔42aに対して連結ピン41aを挿入することにより、スラット42・42・・・がチェーン41・41に対して回動自在に連結されるのである。このように、スラット42・42・・・をチェーン41・41に連結することにより、チェーン41・41の回転駆動にともなって、スラット42・42・・・が移動するように構成されている。
【0021】
搬送装置10は、床面に対してスラット42の厚さより大きな距離を離間して配設された板状のフレーム52を備える。具体的には、前側支柱21・21と後側支柱31・31との間に、フレーム支持部51が前後左右に四箇所配設される。さらに、フレーム支持部51にフレーム52が、床面からスラット42の厚さより少し大きな距離を離間して、換言すれば、後述するように床面とフレーム52との間をスラット42が通過できる程度の距離を離間して配置されるのである。そして、スラット42・42・・・は前記の如くチェーン41・41の回転駆動により、フレーム52の上面に形成された搬送部において、搬送方向側である前方(図1(b)中の矢印A1の方向)に移動し、床面とフレーム52との間に形成された逆送部において、後方(図1(b)中の矢印A2の方向)に移動するように構成されているのである。
【0022】
なお、搬送部であるフレーム52の上面や、逆送部である床面は、スラット42・42・・・が円滑に移動できるように、摩擦係数の低い滑らかな平面に構成されている。また、スラット42・42・・・は搬送装置10を駆動している最中に異物に引っ掛かったりすることのないように、角部は適宜面取り加工がなされている。
【0023】
上記の如く、搬送装置10は、スラット42・42・・・を移動させる駆動機構を備える。この駆動機構は、フレーム52の左右側方部(搬送方向と直交する方向の側方部)において搬送方向に回転自在に捲回された環状のチェーン41・41と、チェーン41・41を回転駆動する駆動部とで構成されている。より詳細には、駆動部は、駆動モータ11、駆動軸12、駆動スプロケット13・13、駆動チェーン14・14、及び、駆動スプロケット15・15で構成されている。そして、前記の如くチェーン41・41を駆動部における駆動モータ11を駆動させて回転駆動することにより、スラット42・42・・・を搬送方向及びその反対の方向に移動させるとともに搬送部と逆送部との間を移動させるのである。
【0024】
本実施形態においては、駆動チェーン14・14を介してチェーン41・41を駆動モータ11に連結し、チェーン41・41を駆動する構成としているが、チェーン41・41の駆動方法は本構成に限定されるものではない。即ち、例えば前側スプロケット22・22のそれぞれに駆動モータを連結し、これらの駆動モータをそれぞれ同期させて駆動する構成とすることも可能である。また、チェーン41・41の駆動原としてはモータに限定されず、他の動力を用いることも可能である。
【0025】
このように、駆動機構においてチェーン41・41を駆動することにより、スラット42・42・・・を、フレーム52の上面に形成された搬送部に沿って搬送方向に連続的に移動させ、床面とフレーム52との間に形成された逆送部に沿って搬送方向と反対の方向に連続的に移動させるのである。また、フレーム52の搬送方向における下流側である前側端部で、スラット42・42・・・の上下面を反転させることなく一枚ずつ搬送部から逆送部に移動させ、フレーム52の搬送方向における上流側である後側端部で、スラット42・42・・・の上下面を反転させることなく一枚ずつ逆送部から搬送部に移動させるのである。
【0026】
次に、フレーム52の前側端部でスラット42を搬送部から逆送部に移動させる方法について、図3を用いて説明する。
図2及び図3に示す如く、それぞれのスラット42は搬送方向側の端部である前端部でチェーン41・41に連結されている。図3(a)において、スラット42の後端部は搬送部であるフレーム52の上面に載置されている。
そして、チェーン41・41の捲回部分における搬送方向側端部、即ち前側スプロケット22・22の前端部は、図3(a)に示す如くフレーム52の搬送方向側端部よりも、スラット42の搬送方向長さ以上離れて搬送方向側に配置されている。換言すれば、チェーン41の捲回部分における搬送方向側端部とフレーム52の搬送方向側端部との距離Dは、スラット42の搬送方向長さLよりも大きくなるように構成されているのである。
【0027】
このため、前側スプロケット22の矢印R方向への回動により、スラット42をチェーン41に連結している連結ピン41aが前側スプロケット22よりも前側に移動した時は、図3(b)に示す如く、スラット42はフレーム52の上面である搬送部から外れて落下するのである。そして、さらにチェーン41が駆動することにより、図3(c)に示す如く、スラット42は床面上の逆送部に移動するのである。その後、チェーン41がさらに駆動することにより、スラット42は逆送部を後方に移動するのである。なお、本実施形態においては、図1(a)に示す如く、左右一対の前側スプロケット22・22の間は間隙となっているため、スラット42はその下降を遮られることなく移動することができるのである。つまり、前記駆動部は左右一対の前側スプロケット22・22の間に構造物が配置されないように構成する必要がある。
【0028】
次に、フレーム52の後側端部でスラット42を逆送部から搬送部に移動させる方法について、図4を用いて説明する。
図4(a)から(d)に示す如く、後側スプロケット32の矢印R方向への回動により、スラット42をチェーン41に連結している連結ピン41aがチェーン41とともに駆動する。そして、スラット42は連結ピン41aに従動し、床面上の逆送部からフレーム52の上面である搬送部に上昇するのである。
【0029】
本実施形態に係る搬送装置10においては、上記の如く構成することにより、駆動部を簡易な構造にすることができる。
具体的には、フレーム52の上流側端部及び下流側端部でスラット42の移動方向を前方から後方へと変える際に、スラット42の上下面を反転させないため、前側スプロケット22・22及び後側スプロケット32・32の径を小さくすることが可能となるのである。つまり、図3(a)に示す如く、駆動部の厚みTを、スラット42の二枚分の厚みと、フレーム52の厚みとを加えた程度に抑えることができるため、搬送装置10の厚みを従来の構成と比較して小さくすることができるのである。これにより、搬送装置10を敷設するためのフロアの掘削作業等が不要となるため、搬送装置10の施工コストを低減させることができる。
【0030】
また、上記の如く搬送装置10を敷設する際にフロアを掘削する必要がないため、搬送装置10を敷設した後でも、容易にラインの拡幅や延長を行うことができるのである。さらに、同様に、フレーム52の搬送方向長さを適宜変更することにより、搬送装置10の駆動部の大きさを大きくせずに、ラインの長さを変更することも可能となる。
【0031】
加えて、チェーン41・41を回転駆動することにより、スラット42・42・・・が搬送部及び逆送部を移動するだけでなく、上下面を反転させることなく一枚ずつ搬送部と逆送部との間を移動する構成としている。これにより、スラット42・42・・・を上下させるための装置を別途設ける必要がなく、搬送装置10の全体的な構成を簡素化させることが可能となるのである。
【0032】
本実施形態においては、それぞれのスラット42を前端部でチェーン41・41に連結する構成としたが、スラット42のチェーン41・41に対する連結位置は限定されるものではない。例えば、スラット42の後端部でチェーン41・41に連結する構成とすることも可能である。ただし、スラット42の後端部でチェーン41・41に連結した場合は、チェーン41・41の捲回部分における後側端部を、フレーム52の後側端部よりもスラット42の搬送方向長さL以上離れて後側に配置するとともに、スラット42をフレーム52の上面である搬送部に持ち上げる構成が別途必要となる。このため、このような構成が必要とならない本実施形態でスラット42をチェーン41・41に連結する構成が好ましい。
【0033】
次に、第二実施形態に係る搬送装置100の構成について、図5を用いて説明する。なお、本実施形態において説明する搬送装置100において、前記実施形態における搬送装置10と共通する部分については、同符号を付してその説明を省略する。
【0034】
本実施形態において説明する搬送装置100においては、フレーム支持部151・151・・・に支持されるフレーム152・152・・・が搬送方向である前後方向に複数配設され、チェーン41は、複数のフレーム152・152・・・の搬送方向と直交する方向の側方部において搬送方向に捲回されている。
チェーン41が巻回される前側スプロケット22・22及び後側スプロケット32・32は、それぞれ複数のフレーム152・152・・・配設方向(搬送方向)における前端部及び後端部に配置されている。即ち、フレーム152・152・・・の搬送方向の長さの和に応じて、チェーン41の長さ、及び、スラット42・42・・・の数を調節するのである。
【0035】
搬送装置100は、前記第一実施形態と同様に、スラット42・42・・・の荷重を駆動部である前側スプロケット22・22及び後側スプロケット32・32で支持する構成ではない。このため、本実施形態の如くフレーム152・152・・を複数配設し、スラット42・42・・・の数が増加する構成としても、駆動部の大きさを前記実施形態における搬送装置10と略同一に構成することが可能となる。つまり、搬送装置100の構成を重厚にすることなく、ラインの延長を行うことが容易となるのである。また、同様に、それぞれのフレーム152・152・・・の搬送方向長さを適宜変更することにより、搬送装置100の駆動部の大きさを大きくせずに、ラインの長さを変更することが可能となるのである。
なお、本実施形態においては、フレーム152・152・・・を前後方向に複数配設する構成としたが、搬送装置100を左右方向に並設することにより、ラインを拡幅する構成とすることも可能である。
【符号の説明】
【0036】
10 搬送装置
41 チェーン
42 スラット
52 フレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚のスラットと、
床面に対して前記スラットの厚さより大きな距離を離間して配設された板状のフレームと、
前記複数枚のスラットを、前記フレームの上面に形成された搬送部に沿って搬送方向に連続的に移動させ、床面と前記フレームとの間に形成された逆送部に沿って搬送方向と反対の方向に連続的に移動させるとともに、前記フレームの搬送方向における下流側端部で、前記スラットの上下面を反転させることなく一枚ずつ搬送部から逆送部に移動させ、前記フレームの搬送方向における上流側端部で、前記スラットの上下面を反転させることなく一枚ずつ逆送部から搬送部に移動させる、駆動機構と、を備える、
ことを特徴とする、搬送装置。
【請求項2】
前記駆動機構は、前記フレームの搬送方向と直交する方向の側方部において搬送方向に回転自在に捲回された環状のチェーンと、該チェーンを回転駆動する駆動部と、で構成され、
前記スラットは、それぞれが前記チェーンに対して回動自在に連結され、
前記チェーンを駆動部により回転駆動することにより、前記スラットを搬送方向及びその反対の方向に移動させるとともに搬送部と逆送部との間を移動させる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記スラットは、搬送方向側の端部で前記チェーンに連結され、
前記チェーンの捲回部分における搬送方向側端部は、前記フレームの搬送方向側端部よりも、前記スラットの搬送方向長さ以上離れて搬送方向側に配置される、
ことを特徴とする、請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記フレームが搬送方向に複数配設され、
前記チェーンは、複数の前記フレームの搬送方向と直交する方向の側方部に捲回される、
ことを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の搬送装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−158396(P2012−158396A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−17228(P2011−17228)
【出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000177058)三友工業株式会社 (27)