説明

携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法

【課題】ラベル片の長さによらず、側板の外部に露出するラベル片の長さをできるだけ大きくし、貼付けローラーによる貼付け操作によりラベル片自体を側板の外部に排出させ、貼付けローラーによってラベル片を貼り付け易くした携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法を提供する。
【解決手段】ラベル受け部材を貼付けローラー22の回転に連動させることに着目したもので、側板2の外部に排出するように移送されてくるラベル片14を貼り付け可能とする貼付けローラー22を有し、ラベル受け部材として回転可能なラベル受けローラー31を採用し、ラベル受けローラー31と貼付けローラー22とを連動し、貼付けローラー22の回転をラベル受けローラー31に伝達可能として、ラベル片14をその仮保持位置より側板2の外部に排出可能としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法にかかるもので、とくに帯状のラベルを装填して移送し、所望の被貼付け体に貼付け操作を行ってこのラベルを貼り付けるための携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯式ラベル貼付け機を用いて、各種商品その他の被貼付け体にラベルを貼り付け、商品の価格やその他必要な情報を表示することが行われている。
この携帯式ラベル貼付け機1の一例を図4および図5にもとづき概説する。
図4は、従来の携帯式ラベル貼付け機1の側面図であって、携帯式ラベル貼付け機1は、左右(紙面表裏)一対の側板2と、ラベル3の保持部4と、操作レバー5と、移送部6と、印字部7と、剥離部8と、貼付け部9と、を有する。
【0003】
左右一対の側板2は、操作者が握持可能なグリップ10を一体に形成するとともに、このグリップ10に対してレバー軸11のまわりに操作レバー5を回動操作可能としている。
なお、操作レバー5とグリップ10との間には、任意の付勢部材、たとえばコイルスプリング12を設けて、操作レバー5をグリップ10に対して、図4に示すような常時(操作レバー5の解放時)離反状態に付勢可能としている。
操作者は、コイルスプリング12の付勢力に抗してグリップ10および操作レバー5を握持して携帯式ラベル貼付け機1内の移送部6、印字部7および剥離部8を駆動するとともに、この握持操作を解放後、携帯式ラベル貼付け機1によるラベル3の貼付け操作を行うことになる。
【0004】
ラベル3は、帯状の台紙13に複数枚のラベル片14を仮着したもので、これをロール状に巻いて保持部4に保持するとともに、操作レバー5の操作にともなって、移送部6により印字部7方向にラベル3を帯状に繰り出し、剥離部8で台紙13からラベル片14を剥離し、貼付け部9によりラベル片14を被貼付け体M(図5)に貼り付け可能とする。
【0005】
保持部4は、左右一対の側板2の上面に左右(紙面表裏)一対の保持板15を取り付けてあり、いずれか一方の保持板15をいずれかの側板2に対して回動ないし開放可能として、左右一対の保持板15の間にロール状のラベル3を保持可能としてある。
【0006】
移送部6は、ローラー軸16のまわりに回転する移送ローラー17を有し、操作レバー5をグリップ10とともに握持および解放することにより、リンク機構(図示せず)を介してローラー軸16のまわりに移送ローラー17を所定ピッチだけ回転してラベル3を移送可能とする。
【0007】
印字部7は、操作レバー5における二股状のヨーク部5Aの先端部側に取り付けた印字器18と、ローラー軸16のまわりに回動開放可能としたプラテン19と、インキローラー20と、を有し、インキローラー20により印字器18の活字にインキを塗布し、プラテン19の上面に移送されてきたラベル3(ラベル片14)に所定の情報を印字する。
【0008】
図5は、一方の側板2を取り除いた状態の剥離部8および貼付け部9の要部拡大側面図であって、剥離部8は、プラテン19の下流側円弧部を剥離用転向稜19Aとし、移送部6によるラベル3の移送にともなって剥離用転向稜19Aにおいて台紙13のみを後方に転向させ、ラベル片14を台紙13から剥離する。
剥離部8においてラベル片14を剥離された台紙13は、移送ローラー17に再度係合したのち、側板2の外部に排出される。
【0009】
貼付け部9は、剥離用転向稜19Aの下流側に位置するラベル受けピン21(ラベル受け部材)と、さらにこのラベル受けピン21の下流側において側板2の先端下方部に位置する貼付けローラー22と、を有する。貼付けローラー22は、ローラー軸23のまわりに回転可能である。
ラベル受けピン21は、貼付けローラー22の上流側に位置してこれを側板2に固定し、ラベル片14を仮保持可能とするもので、台紙13が剥離用転向稜19Aの部分で転向することにより台紙13から剥離してくるラベル片14を仮保持しておき、携帯式ラベル貼付け機1全体の貼付け操作にともなって、貼付けローラー22によるラベル片14の被貼付け体Mへの貼付け動作を保証する。
すなわち、貼付けローラー22は、側板2の端部(図4中、左端下方端部)に位置するとともに、その円周部が側板2の外部に露出しており、側板2の外部に排出するように移送されてくるラベル片14を貼り付け可能とするもので、貼付けローラー22を被貼付け体Mに打ち付けるようにして回転させることにより、ラベル片14を被貼付け体Mに貼り付け可能とする。
【0010】
なお、ラベル受け部材としては、上記ピン部材(ラベル受けピン21)以外にも、断面三角形状のラベル受け片を採用することもある。
【0011】
こうした構成の携帯式ラベル貼付け機1において、とくに図5に示すように、ラベル受けピン21に仮保持されているとともに貼付けローラー22の下方部に位置している状態のラベル片14の側板2からの外部への露出長さが長いほど、その貼付け操作は容易である。
また、ラベル片14の裏面側の粘着剤層が下方を向いた状態で、側板2の底面とラベル片14の表面側とがなす角度が90度以内であることも必要である。
さらに、ラベル片14が貼付けローラー22により被貼付け体Mに貼り付けることができる携帯式ラベル貼付け機1の底面の被貼付け体Mに対する角度範囲、すなわち、ラベル片14を貼り付けることができる角度範囲(貼付け角度)が大きいほど貼付け操作が行いやすい携帯式ラベル貼付け機1と言える。
【0012】
しかしながら、とくにラベル片14の長さ(その移送方向におけるピッチ)が小さいときなどには、側板2から貼付けローラー22の下方部に飛び出しているラベル片14の長さが短くなるため、ラベル片14を貼り付けることができる角度範囲が小さくなってしまうという問題がある。
【0013】
なおまた、あらかじめ販売促進情報や広告情報などを印刷したラベル3を貼り付ける際には、印字部7を設けず、操作レバー5の操作のみで、ラベル3(ラベル片14)を剥離して貼り付けることができるが、このように構成した携帯式ラベル貼付け機の場合であっても、台紙13からのラベル片14の排出およびその貼付けについては同様の問題がある。
さらに、台紙13を設けずに、ラベル基材の裏面に粘着剤層を設けるとともに、その表面に剥離性を持たせた、いわゆる台紙なしラベルを貼り付ける場合にも、上述を同様の問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開昭57−55844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、ラベル片の長さないしピッチによらず、広範囲の貼付け角度を得ることができる携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法を提供することを課題とする。
【0016】
また本発明は、側板の外部に露出するラベル片の長さをできるだけ大きくし、貼付けローラーによってラベル片を貼り付け易くした携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法を提供することを課題とする。
【0017】
また本発明は、台紙の有る無しなどラベルの種類によらずに、安定してラベル片を貼り付け可能とした携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法を提供することを課題とする。
【0018】
また本発明は、貼付けローラーによる貼付け操作によりラベル片自体を側板の外部に排出させることできるようにした携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
すなわち本発明は、ラベル受け部材を貼付けローラーの回転に連動させることに着目したもので、第一の発明は、側板と、この側板の端部に位置するとともに、この側板の外部に排出するように移送されてくるラベル片を貼り付け可能とする貼付けローラーと、この貼付けローラーの上流側に位置して、上記ラベル片を仮保持可能なラベル受け部材と、を有する携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置であって、上記ラベル受け部材はこれを、回転可能なラベル受けローラーとするとともに、このラベル受けローラーと上記貼付けローラーとを連動し、上記貼付けローラーの回転を上記ラベル受けローラーに伝達可能として、上記ラベル片をその仮保持位置より上記側板の外部に排出可能としていることを特徴とする携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置である。
【0020】
第二の発明は、側板と、この側板の端部に位置するとともに、この側板の外部に排出するように移送されてくるラベル片を貼り付け可能とする貼付けローラーと、この貼付けローラーの上流側に位置して、上記ラベル片を仮保持可能なラベル受け部材と、を有する携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け方法であって、上記ラベル受け部材はこれを、回転可能なラベル受けローラーとするとともに、このラベル受けローラーと上記貼付けローラーとを連動し、上記貼付けローラーの回転を上記ラベル受けローラーに伝達して、上記ラベル片をその仮保持位置より上記側板の外部に排出し、上記貼付けローラーにより上記ラベル片を貼り付けることを特徴とする携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け方法である。
【0021】
上記ラベル受けローラーと上記貼付けローラーとは、ギアによりこれを連動させることができる。
【0022】
上記ラベル受けローラーと上記貼付けローラーとは、摩擦ローラーによりこれを連動させることができる。
【0023】
上記ラベル受けローラーは、上記ラベル片の上流側端部を仮保持しているとともに、上記ラベル片の下流側端部を上記貼付けローラーの下方部に位置可能であることができる。
【0024】
上記ラベルは、帯状の台紙(剥離紙)に複数枚のラベル片を仮着した構成の場合、あるいは、この台紙を持たない台紙なしラベルの構成であってもよい。
【発明の効果】
【0025】
本発明による携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法においては、ラベル受け部材として、側板に固定的なピン部材や片部材ではなく、回転可能なラベル受けローラーを採用し、このラベル受けローラーと貼付けローラーとを連動し、貼付けローラーの回転をラベル受けローラーに伝達可能として、ラベル片をその仮保持位置より側板の外部に排出させるようにしたので、貼付けローラーによる貼付け操作に連動して、ラベル片を側板の外部に所定の長さ分だけ露出させる長さを大きくすることができる。
【0026】
とくに第一の発明の携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置によれば、ラベル受けローラーと貼付けローラーとを連動し、貼付けローラーの回転をラベル受けローラーに伝達可能として、ラベル片をその仮保持位置より側板の外部に排出可能としているため、ラベル片の飛出し長さをより長くすることができ、貼付けローラーによる貼り付け可能な角度の範囲を拡大して、ラベルピッチによらず、安定した貼付け操作を可能とする。
【0027】
とくに第二の発明の携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け方法によれば、ラベル受けローラーと貼付けローラーとを連動し、貼付けローラーの回転をラベル受けローラーに伝達して、ラベル片をその仮保持位置より側板の外部に排出するため、ラベルピッチによらず、貼付け操作をより容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】携帯式ラベル貼付け機1に装備する本発明の実施例によるラベル貼付け装置30の要部拡大斜視図である。
【図2】同、要部拡大側面図である。
【図3】同、台紙なしラベル35を移送して貼り付ける構成に、ラベル貼付け装置30を応用した例を示す要部拡大側面図である。
【図4】従来の携帯式ラベル貼付け機1の側面図である。
【図5】同、一方の側板2を取り除いた状態の剥離部8および貼付け部9の要部拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明は、ラベル受け部材(ラベル受けローラー)と貼付けローラーとの連動により、側板の外部に排出するラベル片の長さをより長くし、ラベル片のピッチが短くても容易かつ安定した貼付け操作を可能とした携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法を実現した。
【実施例】
【0030】
つぎに本発明の実施例による携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置およびラベル貼付け方法を図1および図2にもとづき説明する。ただし、図4および図5と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、前述した携帯式ラベル貼付け機1に装備する本発明の実施例によるラベル貼付け装置30の要部拡大斜視図、図2は、同、要部拡大側面図である。
ラベル貼付け装置30においては、ラベル受け部材としてラベル受けピン21に代わって、ラベル受けローラー31を採用し、その回転軸32のまわりに回転可能とするとともに、ラベル受けローラー31を貼付けローラー22と連動させる。
【0031】
具体的には、貼付けローラー22に同軸で一体の第1のギア33と、ラベル受けローラー31に同軸で一体の第2のギア34と、を互いにかみ合わせて、ラベル受けローラー31と貼付けローラー22とを連動可能とし、貼付けローラー22の回転をラベル受けローラー31に伝達可能としている。
なお、第1のギア33および第2のギア34のかみ合わせ構造としては、貼付けローラー22およびラベル受けローラー31の片端部のみでもよいし、その両端部にこれを採用することもできる。
【0032】
こうした構成のラベル貼付け装置30において、携帯式ラベル貼付け機1によるラベル貼付け動作、すなわち、操作者がグリップ10を持って携帯式ラベル貼付け機1全体を被貼付け体Mに打ち付けるとともに手前に引くように、詳細には、貼付けローラー22が被貼付け体Mの表面上を転がるように、図2中時計方向に回転させると、第1のギア33および第2のギア34の連動によりラベル受けローラー31が反時計方向すなわち、ラベル片14の送り出し方向に回転し、ラベル片14をその回転分だけ側板2の外方に飛び出させるようにする。
したがって、ラベル受けローラー31は、ラベル片14の上流側端部14Aを仮保持しているとともに、ラベル片14の下流側端部14Bを貼付けローラー22の下方部に位置可能な状態に保持しつつ、ラベル片14をその仮保持位置より側板2の外部に排出可能とし、側板2外部に露出しているラベル片14の長さを長くすることができる。
【0033】
かくして、貼付けローラー22の回転をラベル受けローラー31に伝達可能とし、ラベル受けローラー31を所定量だけ回転させ、ラベル片14をその仮保持位置より側板2の外部に排出した状態で、貼付けローラー22によりラベル片14を貼り付けることができる。
【0034】
なお本発明においては、ラベル受けローラー31と貼付けローラー22とは、第1のギア33および第2のギア34などのギア構造ではなく、摩擦係数の大きな摩擦ローラー(図示せず)によりこれを連動させることもできる。
【0035】
図3は、台紙なしラベル35を移送して貼り付ける構成に、上述のラベル貼付け装置30を応用した例を示す要部拡大側面図である。
すなわち、被剥離性の表面を有する無端ベルト36を回転駆動軸37の回転にともなってラベル受けローラー31の部分まで台紙なしラベル35を移送し、単葉状態の台紙なしラベル35の上流側端部35Aをラベル受けローラー31に仮保持しているとともに、台紙なしラベル35の下流側端部35Bを貼付けローラー22の下方部に位置可能な状態に保持している。
既述のように、貼付けローラー22とラベル受けローラー31とは、第1のギア33および第2のギア34により連動可能となっている。
【0036】
かくすれば、台紙なしラベル35のような構成のラベルであっても、貼付けローラー22の貼付け操作にともなって、台紙なしラベル35を側板2の外方へ飛び出させる長さをより長くして、携帯式ラベル貼付け機1の姿勢に応じて貼り付けることができる範囲を拡大し、台紙なしラベル35のピッチが比較的小さくても、容易かつ安定した貼付け操作を実現可能とする。
【符号の説明】
【0037】
1 携帯式ラベル貼付け機(図4)
2 左右一対の側板
3 ラベル
4 保持部
5 操作レバー
5A 操作レバー5のヨーク部
6 移送部
7 印字部
8 剥離部
9 貼付け部
10 グリップ
11 レバー軸
12 コイルスプリング
13 台紙
14 ラベル片
14A ラベル片14の上流側端部(図2)
14B ラベル片14の下流側端部
15 保持板
16 ローラー軸
17 移送ローラー
18 印字器
19 プラテン
19A プラテン19の剥離用転向稜
20 インキローラー
21 ラベル受けピン
22 貼付けローラー
23 貼付けローラー22のローラー軸
30 携帯式ラベル貼付け機1におけるラベル貼付け装置(実施例、図1、図2)
31 ラベル受けローラー(ラベル受け部材)
32 ラベル受けローラー31の回転軸
33 第1のギア
34 第2のギア
35 台紙なしラベル(図3)
35A 台紙なしラベル35の上流側端部
35B 台紙なしラベル35の下流側端部
36 無端ベルト
37 回転駆動軸
M 被貼付け体(図2、図5)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
側板と、
この側板の端部に位置するとともに、この側板の外部に排出するように移送されてくるラベル片を貼り付け可能とする貼付けローラーと、
この貼付けローラーの上流側に位置して、前記ラベル片を仮保持可能なラベル受け部材と、を有する携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置であって、
前記ラベル受け部材はこれを、回転可能なラベル受けローラーとするとともに、
このラベル受けローラーと前記貼付けローラーとを連動し、前記貼付けローラーの回転を前記ラベル受けローラーに伝達可能として、前記ラベル片をその仮保持位置より前記側板の外部に排出可能としていることを特徴とする携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置。
【請求項2】
前記ラベル受けローラーと前記貼付けローラーとは、ギアによりこれを連動させることを特徴とする請求項1記載の携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置。
【請求項3】
前記ラベル受けローラーと前記貼付けローラーとは、摩擦ローラーによりこれを連動させることを特徴とする請求項1記載の携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置。
【請求項4】
前記ラベル受けローラーは、前記ラベル片の上流側端部を仮保持しているとともに、前記ラベル片の下流側端部を前記貼付けローラーの下方部に位置可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け装置。
【請求項5】
側板と、
この側板の端部に位置するとともに、この側板の外部に排出するように移送されてくるラベル片を貼り付け可能とする貼付けローラーと、
この貼付けローラーの上流側に位置して、前記ラベル片を仮保持可能なラベル受け部材と、を有する携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け方法であって、
前記ラベル受け部材はこれを、回転可能なラベル受けローラーとするとともに、
このラベル受けローラーと前記貼付けローラーとを連動し、前記貼付けローラーの回転を前記ラベル受けローラーに伝達して、前記ラベル片をその仮保持位置より前記側板の外部に排出し、
前記貼付けローラーにより前記ラベル片を貼り付けることを特徴とする携帯式ラベル貼付け機におけるラベル貼付け方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−178435(P2011−178435A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−44076(P2010−44076)
【出願日】平成22年3月1日(2010.3.1)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【出願人】(000130581)株式会社サトー (1,153)
【Fターム(参考)】