説明

携帯情報端末及び制御方法

【課題】
バッテリが正常電圧値かバッテリ電圧低下かの2種類の判別しか無い為、いつ電圧低下レベルになるか分からず、バッテリ交換の時期を予期する事が難しい。
【解決手段】
データを所定のパルス巾で赤外線により送信する送信器からの前記データを受信する受信手段を有し、前記データを受信することで、禁止されている機能が実行可能となる携帯情報端末であって、さらに、前記データのパルス巾測定手段と、前記パルス巾測定手段で測定された受信パルス巾と比較するためのパルス巾基準値を記憶する記憶手段と、前記受信パルス巾と前記パルス巾基準値を比較し前記送信器の電池残量を判定する判定手段と、前記判定手段による前記送信器の電池残量判定結果を出力する表示手段を備えたことを特徴とする携帯情報端末を用いることで解決される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデータの受信手段を備えた携帯情報端末及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ハンディーターミナル等の携帯情報端末を本来の所有者以外が不正利用できないようにセキュリティデータを送信する手段として、赤外線を用いた専用データ送信器等が使用されている。図8は、ハンディーターミナル等へ赤外線を利用してセキュリティデータを送信する送信装置の一例である。図9は従来のハンディーターミナル100へセキュリティデータを送信する例を表したものであり、赤外線インタフェースを介して通信している。
【0003】
この使用例では、赤外線データ送信器にバッテリ残量検出機能が設けられており、ある基準以下のバッテリ電圧になった場合、送信器のLEDが緑から赤点灯に変化し、バッテリ残量が少ない事をユーザに示す事が行われている。
【0004】
また、特許文献1には、カラオケ端末を遠隔操作するリモコンの電池容量低下を知らせる手段として、リモコンから送信される信号のパルス巾を記憶する記憶部をカラオケ端末本体に備えたリモコンの電池残量検出方法が知られる。リモコンから送信される信号のうち最近の所定回数での最大パルス巾を記憶する短期パルス巾記憶部とリモコンの電池を交換してからの最大パルス巾を記憶する長期パルス巾記憶部を有する。これら短期パルス巾と長期パルス巾の各最大パルス巾データの比から電池容量の有無を判断する容量判定部を設け、電池が低下していると判断されたら受信装置のLED部で表示する方法がとられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平06−236621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1では、バッテリが正常電圧値かバッテリ電圧低下かの2種類の判別しか無い為、いつ電圧低下レベルになるか分からず、バッテリ交換の時期を予期する事が難しい。携帯情報端末を稼動させるにあたってデータ送信器に必要な操作を完了させるための電池残量があるかの判断を行いづらい。
【0007】
そのため、本発明によって、携帯情報端末の機能制限を解除するデータを送信するデータ送信器の電池残量をデータの受け側の携帯情報端末で判定し、表示できる携帯情報端末及び制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、データを所定のパルス巾で赤外線により送信する送信器からの前記データを受信する受信手段を有し、前記データを受信することで、禁止されている機能が実行可能となる携帯情報端末であって、さらに、前記データのパルス巾測定手段と、前記パルス巾測定手段で測定された受信パルス巾と比較するためのパルス巾基準値を記憶する記憶手段と、前記受信パルス巾と前記パルス巾基準値を比較し前記送信器の電池残量を判定する判定手段と、前記判定手段による前記送信器の電池残量判定結果を出力する表示手段を備えたことを特徴とする携帯情報端末を用いる。
【0009】
上記課題を解決するためにデータを所定のパルス巾で赤外線により送信する送信器からの前記データを受信する受信手段を有し、前記データを受信することで、禁止されている機能が実行可能となる携帯情報端末の制御方法であって、さらに、前記データのパルス巾測定手段と、前記パルス巾測定手段で測定された受信パルス巾と比較するためのパルス巾基準値を記憶する記憶手段と、前記受信パルス巾と前記パルス巾基準値を比較し前記送信器の電池残量を判定する判定手段と、前記判定手段による前記送信器の電池残量判定結果を出力する表示手段を備えたことを特徴とする携帯情報端末の制御方法を利用することで解決することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、データ送信器の電池残量を受信側の携帯情報端末で判断し表示することで、使用可能な時間をより分かりやすく携帯情報端末の操作者に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態を表すブロック図
【図2】実施形態においてセキュリティデータ受信待ちのハンディーターミナルの画面図
【図3】本発明の実施形態の電池残量レベルを計算する方法を示す図
【図4】本発明の実施形態のフローチャート図
【図5】本発明の実施形態のパルス巾測定回路図
【図6】本発明の実施形態のパルス巾測定シーケンスを示す図
【図7】本発明の実施例1のフローチャート図
【図8】従来からある赤外線データ送信器を示した図。
【図9】従来からあるハンディーターミナルと赤外線データ送信器を表した図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は本発明の実施形態を示す図である。1は携帯情報端末の一例であるハンディーターミナル1、2はハンディーターミナル1全体の制御を司るCPU2、3はハンディーターミナル1を動作させるためのプログラムが格納されたROM3、ROM3はパルス幅測定の基準となるパルス巾基準値の記憶手段として機能する。
【0013】
4はROM3に格納されたプログラムを実行するための揮発性のメモリ4である。CPU2はROM3に格納されたプログラムをメモリ4に展開して受信した赤外線データの送信器の電池残量を判定する判定手段として機能する。
【0014】
5はハンディーターミナル1の表示を制御するLCDコントローラ(LCDC)5、6はハンディーターミナルの入力インタフェースであるタッチパネル入力を制御するタッチパネルコントローラ(T.Pコントローラ)6である。
【0015】
7はハンディーターミナル1の表示手段であるLCDと入力インタフェースであるタッチパネルで構成されているLCDモジュール7である。8は赤外線インタフェースを制御するIrDAコントローラ8、9は赤外線データの送受信を行う赤外線モジュール9(IrDA
モジュール)であり、赤外線データの受信手段として機能する。表示手段は、LCD、有機EL、FEDなど各種変更可能である。
【0016】
10はIrDA モジュール9が受信したデータが正常のデータ通信によるものか外乱光等のノイズによるものか判断し、ノイズと判断したデータを除去するノイズ除去手段10である。ノイズ除去手段10は、回路、プログラム、それらの組み合わせなどを用いることができる。
【0017】
11はノイズ除去された赤外線受信データをIrDAコントローラ8がデータとして処理する事が可能な波形にする復調回路11、12はIrDAモジュール9が受信したデータのパルス巾を測定するパルス巾測定回路12である。パルス巾測定回路12がパルス巾測定手段として機能し、受信したデータのパルス巾を測定する。
【0018】
13はハンディーターミナル1へログイン時のパスワード等やセキュリティデータが受信できない状態で禁止されている機能が実行可能となるセキュリティデータを送信する装置である赤外線送信ユニット13である。14は赤外線送信ユニット13のデータ送信開始をオンするオンスイッチ14、15は赤外線送信ユニット13の電池15である。この電池15の電池残量について、オンスイッチ14を操作することにより送信された赤外線送信ユニット13から送信された赤外線データを受信し、そのパルス巾を測定することで判定する。
【0019】
16は電池15から赤外線送信ユニット13内部のロジック電源を生成する電源回路16、17はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに格納された赤外線送信データ17、18は前記赤外線送信データ17のデータに従って赤外線LEDのオンオフを制御する赤外線送信制御部18である。
【0020】
19は赤外線送信制御部18の制御に従って発光する赤外線LED19、20は電池低下を検出する電池低下検出手段20、21は赤外線LED19が発光されると同時に点灯をするLED21であり、電池電圧が正常時は緑点灯し、電池電圧低下時は赤点灯する。
ハンディーターミナル1は、事前に設定することで特定のセキュリティデータをIrDA通信コントローラ8が受信しなければ、ログインできない状態や、機密情報に当たる情報へアクセスできないように設定することができる。
【0021】
ログインにセキュリティデータを必要となる設定をされたハンディーターミナル1の電源がオンされると赤外線送信ユニット13からのセキュリティデータ待ち受けモードに入り、同時にCPU2はLCDC5を介してLCDモジュール7に赤外線送信ユニット13からのセキュリティデータ受信待ち状態の表示を行う。この赤外線送信データ17は、赤外線送信制御部18により、所定のパルス巾でセキュリティデータを送信するようになっている。一方で、電池15の残量によって、赤外線LED19の発光強度が変化する。
【0022】
赤外線送信ユニット13のオンスイッチ14を押下すると赤外線送信制御部18は赤外線データ17から送信用データを受け取り、そのデータパターンに従って赤外線を発光するために赤外線LED19に流す電流のオンオフを行い、赤外線データ出力が行われる。また赤外線データが送信される際、オンスイッチ14が押された時点で、電池低下検出手段20により電池15電圧低下を検出すれば赤外線発光と同時にLED21は赤点灯する。
ハンディーターミナル1は送信された赤外線データをIrDAモジュール9で受信すると、受信したパルスの巾をパルス巾測定手段12で測定する。
【0023】
更に受信したパルス巾が外乱等によるノイズでは無い受信パルスだとノイズ除去手段10が判定すると、受信信号は復調回路11でIrDA通信コントローラが認識出来る波形に復調され、IrDA通信コントローラ8にデータが送られる。CPU2はIrDA通信コントローラ8がデータを受信するとデータ受信割り込みを受け取る。CPU2は受信割り込み処理で赤外線データによりセキュリティデータを受信し、セキュリティデータの照合が取れれば、LCDの画面表示をデータ待ち受け画面からログインした画面に移行する。
【0024】
セキュリティデータが受信されていない状態で機能制限されていたハンディーターミナル1の機能が使用可能となる。これによりハンディーターミナル1のタッチパネルや操作キーなど操作手段の禁止が解除され各種操作を実行できるようになり、売り上げや在庫情報などの機密情報を出力できるようになる。またこの通信処理と平行してパルス巾測定手段12でCPU2は送信信号のパルス巾を受信パルス巾から確認する。CPU2は、受信パルス巾とROM3内に格納されているパルス巾基準値と比較し、比較した結果から電池残量を算出する。CPU2は、LCDコントローラ6を介し電池15の電池残量の判定結果を表示するよう処理を行う。
【0025】
図2は、セキュリティデータ待ちのハンディーターミナル1の画面表示を示している。22は、CPU2が赤外線送信データの受信パルス巾とパルス巾基準値の比を算出し、決定した電池15の電池残量判定結果をLCDモジュール7に出力した表示22であり、表示される画面を示している。
【0026】
図3はハンディーターミナルの受信パルス巾とそれから算出する電池残量レベルを計算する方法を示している。セキュリティデータは、データ取得の単位時間に何回パルスの立ち上がりもしくは立下りがあるかによって情報を認識し、パルスを検知できるパルス巾である場合パルス巾によらず、セキュリティデータの照合を行うことができる。
【0027】
23はハンディーターミナル1で正常認識可能な基準となる最小正常受信パルス巾23を示しており、パルス巾測定回路12で測定可能な最小のパルス巾である。パルス巾測定回路12で測定可能な最小のパルス巾とすることで、受信したセキュリティデータが正常に認識されるかが分かりやすくなる。ただし基準とするパルス巾基準値は、適宜変更可能であり、早めに警告がわかるようにしてもよい。測定に使用する受信パルス巾24は赤外線送信ユニット13の正常に復調可能な電池残量レベルの時で、電池残量が低下しているため受信パルス巾24がHighとLOWで巾が異なる。電池残量がLEDの出力に影響を与えない状態であれば、パルス巾がHighとLOWで長さが等しくなる。ハンディーターミナル1での受信されたパルス巾を示しており、測定パルス巾はPである。この時の残量レベルLは、L=P/t×100で計算され、その結果に基づいて図2に示したように残量レベルに対応した表示22が行われる。表示の方法は、残量レベルに対応して段階的に区切って表示しても、線形に表示しても円形に表示しても構わない。好ましくは、線形に連続して表示し、かつ操作可能時間を表示する。このほか、セキュリティデータを正常に受信し操作できる回数を表示することもできる。これにより、操作者はセキュリティデータを受けて操作可能な時間や回数を判断することができる。
【0028】
図4は、本実施の形態のフローチャートを示している。
ハンディーターミナル1の電源がオンされ、赤外線通信のイネーブルをオンにし(ステップS1)、セキュリティデータ待ち受けモードになる。データ受信待ち状態では受信割り込みが有るまで受信待ちを続け、割り込み発生時は次のステップに移行する(ステップS2)。受信割り込み発生時は、受信パルス巾をパルス巾測定回路の内部基準クロックを基にしたパルス巾カウント値をリードする(ステップS3)。カウント値をクリアする(ステップS4)。次にカウント値からパルス巾を計算する(ステップS5)。CPU2により図3に基づいた受信パルス巾と基準パルス巾の比を計算し判定する(ステップS6)。電池残量結果をLCDモジュール7に表示する(ステップS7)。電池15の残量計算を終了する(ステップS8)。
【0029】
図5は本実施の形態のパルス巾測定回路の例を示す。25は赤外線受信信号RXD25、26は受信パルス巾測定回路用の基準クロックCLK26、27はフリップフロップ27、28はパルス巾測定用8bitバイナリカウンタ28、29はフリップフロップ29である。30はパルス巾測定開始をイネーブルする内部信号enableON30、31は赤外線データ受信割り込み信号INT31、32はアンドゲート32である。33はカウンタ28のイネーブル信号である内部信号Enable33、34はカウンタ28のカウンタクリア信号count_clr34、35はシステムのリセット信号であるreset35、36はアンドゲート36である。
【0030】
上記構成においてシステムリセット(パワーオンリセット)時はreset35の値は、「1」となり、フリップフロップ27の出力Enable33はLOW出力、count_clr34はHighになるためカウンタ28の出力はゼロ、フリップフロップ29の出力INT31はLOWになる。システムリセットが解除され、reset35、count_clr34がLOWになると、カウンタ28、フリップフロップ27、29はリセットが解除される。ここで内部信号enableON30がHighになると、割り込みINT31、reset35が共にLOWで、ゲート32の出力はLOWとなっているため、フリップフロップ27はリセット解除状態であり、赤外線受信データRXD25が入力(LOWレベルからHighレベル)されると、その立ち上がりエッジでフリップフロップ27の出力Enable33はパワーオンリセット時のLOW出力からHighになる。するとカウンタ28のイネーブルがHighになり、イネーブルとなるためクロックCLK26によりカウントが動作開始する。
【0031】
更にRXD25がHighレベルからLOWレベルになるとゲート36の出力はもう一方の入力信号がHighであるため、HighからLOWとなり、クロック入力に立ち下がりエッジが発生するため、フリップフロップ29の出力INT31がHighになる。するとゲート32の出力がHighになりフリップフロップ27の出力信号Enable33がLOWになり、カウンタ28のイネーブルがLOW(ディセーブル状態)になる。これにより受信信号RXD25のHigh期間のパルス巾カウントが停止される。よってこの時のカウンタ28の出力をリードする事でRXD25のHigh期間のパルス巾が測定出来る。更に、count_clr34をHighにする事でカウンタ28、フリップフロップ29をリセットし、再びRXDのパルス巾を測定するための準備が整う。
【0032】
この動作シーケンスを示しているのが図6であり、受信信号RXD25が入力されると同時にEnable33がHighになり、カウンタ28のカウントが開始し、RXD25がLOWになり、INT31が発生すると同時にEnableがLOWになりカウンタ28が停止しRXD25のHigh期間のカウント値が保持される。カウンタ値はカウンタクリアcount_clr34をLOWにする事でクリアされる。
【0033】
以上本発明を実施の形態に沿って説明したが、本発明の思想は、制御方法やプログラムに応用可能であり、本発明の携帯情報端末を利用した電池残量検知システムにも応用できる。
【実施例1】
【0034】
図7は実施例1を示すフローチャート図である。このフローチャートは本発明の実施形態のフローチャート図にカウント回数が5回か否かを確認するステップ(ステップS9)、平均パルス巾を計算ステップ(ステップS10)、カウント数をリセットするステップ(ステップS11)を追加したものである。上記ステップを追加する事で、本発明の実施形態では受信データパルス測定を一回の測定で終了し判定していたが、本実施例では5回のパルス巾測定を実施し、それらの平均値を求め、残量の判定を行う。
【0035】
本実施例により、測定回数を増やし、より判定精度の高い結果を求めたことができる。また本実施例では測定回数を複数回の測定の一例として5回としてあるが、複数回測定を行えば、判定の信頼性を向上させることができる。回数は回路条件等で調整して行われ特定したものではない。
【実施例2】
【0036】
実施例2の構成は本発明の実施形態の図1と同じ構成で、パルス巾測定回路12からの出力をノイズ除去手段10が受け、受信パルス巾に応じたノイズパルスを設定する機能をノイズ除去手段10に加えた。
【0037】
送信器の電池残量に応じて受信パルスをノイズパルスと判断する閾値を変更し調整する手段を設けた、電池残量レベルが下がってきたら相対的に受信パルス巾が狭くなるため、それに比例してノイズレベルの判断レベルを下げる。
【0038】
これにより、赤外線送信器の電池電圧低下が要因となり、ノイズではないセキュリティデータをノイズパルスと誤判別しないようにできる。
【符号の説明】
【0039】
1 ハンディーターミナル
2 CPU
3 ROM
4 メモリ
7 LCDモジュール
8 IrDAコントローラ
9 赤外線モジュール
10 ノイズ除去手段
11 復調回路
12 パルス巾測定回路
13 赤外線送信ユニット
14 オンスイッチ
15 電池
19 赤外線LED
22 電池残量表示
23 正常受信パルス最小パルス巾
24 受信パルス巾

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを所定のパルス巾で赤外線により送信する送信器からの前記データを受信する受信手段を有し、
前記データを受信することで、禁止されている機能が実行可能となる携帯情報端末であって、
さらに、前記データのパルス巾測定手段と、
前記パルス巾測定手段で測定された受信パルス巾と比較するためのパルス巾基準値を記憶する記憶手段と、
前記受信パルス巾と前記パルス巾基準値を比較し前記送信器の電池残量を判定する判定手段と、
前記判定手段による前記送信器の電池残量判定結果を出力する表示手段を備えたことを特徴とする携帯情報端末。
【請求項2】
前記パルス巾基準値は、前記測定手段が測定可能な最小のパルス巾であることを特徴とした請求項1記載の携帯情報端末。
【請求項3】
前記測定手段は、前記受信パルス巾を複数回測定し、
前記判定手段は測定した複数回の前記受信パルス巾の平均値と前記パルス巾基準値とを比較することを特徴とした請求項1または請求項2記載の携帯情報端末。
【請求項4】
さらに、ノイズ除去手段を備え、前記判定手段の結果に応じて、前記受信手段で受信する前記データからノイズとして除去する閾値を変更することを特徴とした請求項1から請求項3のいずれか一項記載の携帯情報端末。
【請求項5】
前記表示手段は、前記電池残量判定結果に対応して、前記表示手段に前記電池残量判定結果を線形に表示することを特徴とした請求項1から請求項4のいずれか一項記載の携帯情報端末。
【請求項6】
さらに前記携帯情報端末の各種操作を決定する操作手段を有し、前記機能制限は、前記操作手段による操作を禁止することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載の携帯情報端末
【請求項7】
データを所定のパルス巾で赤外線により送信する送信器からの前記データを受信する受信手段を有し、
前記データを受信することで、禁止されている機能が実行可能となる携帯情報端末の制御方法であって、
さらに、前記データのパルス巾測定手段と、
前記パルス巾測定手段で測定された受信パルス巾と比較するためのパルス巾基準値を記憶する記憶手段と、
前記受信パルス巾と前記パルス巾基準値を比較し前記送信器の電池残量を判定する判定手段と、
前記判定手段による前記送信器の電池残量判定結果を出力する表示手段を備えたことを特徴とする携帯情報端末の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−63889(P2012−63889A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−206149(P2010−206149)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【出願人】(000104652)キヤノン電子株式会社 (876)
【Fターム(参考)】