説明

携帯用括約筋運動器具

本発明は、男性のペニスと括約筋の運動器具に関するもので、より詳細には、一般の男性が休憩時間や日常生活をしながら体に着用して自然に括約筋運動を行うことができるようにし、精神的、肉体的に自信感と生活力を向上させることができる効果を有する運動器具器に関するものである。このために本発明の携帯用括約筋運動器具は、ペニスを収容するペニス吸入管と、前記ペニス吸入管に結合され、着用したときに体に密着して前記ペニス吸入管が真空状態になるように真空ポンプが設けられる付着用プレートと、前記付着用プレートの一側に結合され、ペニス吸入管と付着用プレートの安定的な付着のために使用者の首にかけられ、付着後の一定の動きに応じて括約筋にテンションを加えるための括約筋テンションネックレスとを含んでなり、前記ペニス吸入管は、ペニスが上方向に安定的に収容されるようにペニス吸入管の挿入部が内側に折曲して構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、男性のペニスと括約筋の運動器具に関するもので、より詳細には、一般の男性が休憩時間や日常生活をしながら体に着用して、自然に括約筋運動を行うことができるようにし、精神的、肉体的な自信感及び生活力を向上させることができる効果を有する運動器具器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術としては、単に真っ直ぐに延びた真空吸引器によりペニスを真空吸入し、ペニスの血流を遮断するゴムリングを挿入し、セックスのときのみペニスの勃起を維持させるようにした一字型真空吸引器がある。しかし、このような従来の真空機器は、単にセックスをするための吸入血流遮断機能を有するものであって、括約筋の運動に効果的でなく、体に着用するタイプではないので、家族や他人と一緒に過ごす時間や日常生活の中で括約筋運動を行うことができず、独りでいられる隠密な空間でしか運動できないという問題点があって、括約筋運動を持続的に行うことが不可能であった。
【0003】
従来の男性のペニスを真空吸入する機器は、真っ直ぐに延びた一字型でペニスが前方に突出するようになり、独りで運動できる隠密な空間を探す必要があり、また、体に着用することができないので両手で取って真空吸入を行わなければならないという不便があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ペニスを真空吸入する携帯用括約筋運動器具に腰ベルト、括約筋テンションネックレスを設けて体に着用するようにし、さらに、真空吸込管のペニス挿入部に折曲された吸込管部を形成して、携帯用括約筋運動器具を体に着用したとき、前方に突出しないで安定的に着用できるようにすることで、休憩時間や日常生活をしながら自然に括約筋運動を行うことができるようにした携帯用括約筋運動器具を提供することである。
【0005】
本発明のまた他の目的は、体に着用したとき、付着用プレートに設けられた真空ポンプと振動モータにより、片手で真空ポンプの動作が可能であり、括約筋の振動マッサージを行うことができる携帯用括約筋運動器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明は以下のような特徴を有する。
【0007】
本発明は、携帯用括約筋運動器具において、ペニスを収容するペニス吸入管と、前記ペニス吸入管に結合され、着用したとき体に密着して前記ペニス吸入管が真空状態になるように真空ポンプが設けられる付着用プレートと、前記付着用プレートの一側に結合され、ペニス吸入管と付着用プレートの安定的な付着のために、使用者の首にかけられ、付着後の一定の動きに応じて括約筋にテンションを加えるための括約筋テンションネックレスとを含んでなり、前記ペニス吸入管は、ペニスが上方向に安定的に収容されるようにペニス吸入管の挿入部が内側に折曲して構成されている。
【0008】
さらに、前記付着用プレートの一側には、付着後に振動によってマッサージを行うことができる振動モータがさらに設けられている。
【0009】
また、本発明は、携帯用括約筋運動器具において、ペニスを収容するが、ペニスが上方向に安定的に収容されるように収容部が内側に折曲されて構成されているペニス吸入管と、前記ペニス吸入管に結合され、ペニス吸入管内の空気量を調節することによってペニスが安定的に固定されるようにする真空ポンプと、前記ペニス吸入管の一側に結合され、ペニス吸入管の安定的な付着のために使用者の首にかけられ、付着後の一定の動きに応じて括約筋にテンションを加えるための括約筋テンションネックレスとを含んで構成されている。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、一般に男性は休憩時間であっても括約筋運動を行うことは困難である。ところが、本発明の携帯用括約筋運動器具によれば、簡単に携帯して体に着用できるようにした腰ベルトと、括約筋テンションネックレス、片手で動作が可能な真空ポンプ、振動マッサージを行うことができる振動モータを設けることにより、休憩時間にも手軽に着用して自然に括約筋運動を行うことができるようにし、バイアグラ等の薬物や外科的な手術に依存することなく、一般男性の精神的にも肉体的にも積極的で元気な生活を営むことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0012】
次に、本発明に係る携帯用括約筋運動器具を実施するための最良の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、本発明による携帯用括約筋運動器具を示した斜視図である。
【0014】
図示するように、本発明の一実施形態による携帯用括約筋運動器具100は、ペニスを収容するペニス吸入管10と、前記ペニス吸入管に結合され、着用したとき体に密着して前記ペニス吸入管10が真空状態になるように真空ポンプ40が設けられる付着用プレート20と、前記付着用プレート20の一側に結合され、ペニス吸入管10と付着用プレート20の安定的な付着のために、使用者の首にかけられ、付着後の一定の動きに応じて括約筋にテンションを加えるための括約筋テンションネックレス30とを含んで構成されている。
【0015】
前記ペニス吸入管10は、ペニスを収容するためのものであって、本発明による携帯用括約筋運動器具の最大の特徴は、ペニスが上方向に収容されて、使用者の下腹部に付くようにペニス吸入管10が構成されていることである。このため、使用者の着用上の不便を除去するために、前記ペニス吸入管10の挿入部11が内側に所定の角度(図面では90°)折れ曲がるように形成されている。また、前記付着用プレート20は、前記ペニス吸入管10に結合されて使用者の下腹部に密着されるが、このような付着用プレート20には真空ポンプ40が形成されて、ペニス吸入管10を真空状態にする。これにより、前記ペニス吸入管10に収容されるペニスが固定され、以下に説明する括約筋テンションネックレス30のテンション刺激によって括約筋を刺激するようになる。
【0016】
前記真空ポンプ40は、付着用プレート20の内側に所定の流路空間を介してペニス吸入管10と連通し、電動式により自動的にポンピングするように構成したり、又はペニス吸入管10の一側に直接連通して手動でポンピングするように構成することができる。
【0017】
一方、前記括約筋テンションネックレス30は、付着用プレート20の一側に結合され、ペニス吸入管10と付着用プレート20の安定的な付着のために使用者の首にかけることができるように形成され、上記のように、このような構成により、付着後に、腰を伸ばしたり、頭を動かすことによって括約筋にテンションを加えることができる。
【0018】
前記括約筋テンションネックレス30は、使用者の体に合わせて適切に長さを調節できる長さ調節部をさらに有してもよく、携帯用括約筋運動器具100を安定的に固定するための腰ベルト50をさらに有してもよい。
【0019】
前記腰ベルト50は、図1に示されるように、付着用プレート20に結合されて使用者の腰に巻くことができるように構成されている。
【0020】
なお、前記付着用プレート20には、付着後に振動によってマッサージを行うことができる振動モータ60を設けてもよいが、このような振動モータ60は、使用者が動作状態を調節可能に構成されることが好ましい。
【0021】
次に、上記のような携帯用括約筋運動器具の動作過程を説明する。
【0022】
まず、ペニスにマッサージオイルを塗り、ペニスを挿入部11に接触させて内蔵の真空ポンプ40を動作させると、ペニス吸入管10に吸入力が発生して、折曲された挿入部11に沿ってペニスがペニス吸入管10に吸入される。吸入力が発生してペニスが吸入されると、振動モータ60を動作させ、腰を真っ直ぐに伸ばす。腰を真っ直ぐに伸ばすと、腰ベルト50と括約筋テンションネックレス30とが引っ張られて、振動モータ60に連結された付着用プレート20が下腹部に密着する。
【0023】
これによって、真空吸入されたペニスに連結されている括約筋が自然に引っ張れて、振動モータ60の振動によって括約筋が引っ張れた状態でマッサージされる。このとき、括約筋は収縮運動を行うと、排便時よりも遥かに強い力を括約筋に与えることになり、このような過程を周期的に行うことによって括約筋がさらに発達する。
【0024】
図2は、本発明の他の実施形態による携帯用括約筋運動器具の斜視図である。図示するように、本発明の他の実施形態による携帯用括約筋運動器具200は、ペニスを収容するが、ペニスが上方向に安定的に収容されるように挿入部111が内側に折曲されて構成されているペニス吸入管110と、前記ペニス吸入管110に結合され、ペニス吸入管110内の空気量を調節してペニスが安定的に固定されるようにする真空ポンプ120と、前記ペニス吸入管110の一側に結合され、ペニス吸入管110を安定的に付着するために使用者の首にかけられ、付着後の一定の動きに応じて括約筋にテンションを与えるための括約筋テンションネックレス130とで構成されている。
【0025】
この実施形態は、上記実施形態に比べて簡単の構成を有するので、携帯及び使用が一層簡単である。
【0026】
前記ペニス吸入管110は、上記実施形態と同様であるが、付着用プレート20に固定されず、使用者の服や下着内に挿入させて固定されている。また、真空ポンプ120は、ペニス吸入管110の一側に連通結合されて、ペニス吸入管110内の空気を吐出させて真空状態にする。なお、括約筋テンションネックレス130は、ペニス吸入管110の一側に結合されており、長さ調節可能に調整部材131を備えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
以上のように、本発明について図示された好ましい実施形態を参照して詳細に説明したが、これは例示的なものに過ぎず、該当技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明に基づいて様々な変形及び均等な他の実施例が可能であることが理解できるであろう。よって、本発明の真の技術的保護範囲は添付された特許請求の範囲の技術的思想によって決まらなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態による携帯用括約筋運動器具の斜視図である。
【図2】本発明の他の実施形態による携帯用括約筋運動器具の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用括約筋運動器具において、
ペニスを収容するペニス吸入管と、
前記ペニス吸入管に結合され、着用したとき体に密着して前記ペニス吸入管が真空状態になるように真空ポンプが設けられる付着用プレートと、
前記付着用プレートの一側に結合され、ペニス吸入管と付着用プレートの安定的な付着のために使用者の首にかけられ、付着後の一定の動きに応じて括約筋にテンションを加えるための括約筋テンションネックレスとを含んでなり、
前記ペニス吸入管は、ペニスが上方向に安定的に収容されるようにペニス吸入管の挿入部が内側に折曲して構成されていることを特徴とする携帯用括約筋運動器具。
【請求項2】
前記付着用プレートの一側には、付着後に振動によってマッサージを行うことができる振動モータがさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用括約筋運動器具。
【請求項3】
携帯用括約筋運動器具において、
ペニスを収容するが、ペニスが上方向に安定的に収容されるように収容部が内側に折曲されて構成されているペニス吸入管と、
前記ペニス吸入管に結合され、ペニス吸入管内の空気量を調節することによってペニスが安定的に固定されるようにする真空ポンプと、
前記ペニス吸入管の一側に結合され、ペニス吸入管の安定的な付着のために使用者の首にかけられ、付着後の一定の動きに応じて括約筋にテンションを加えるための括約筋テンションネックレスと、を含んで構成されていることを特徴とする携帯用括約筋運動器具。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−515643(P2009−515643A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−541075(P2008−541075)
【出願日】平成18年11月15日(2006.11.15)
【国際出願番号】PCT/KR2006/004804
【国際公開番号】WO2007/058466
【国際公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【出願人】(508146352)ディッグンビッグ コリア カンパニー リミテッド (1)
【Fターム(参考)】