説明

携帯用美顔器

【課題】超音波を高効率で安定して発生することができ、卓上型美顔器と同様な効果が得られ、携帯電話と同程度のサイズの小型軽量の携帯用美顔器を提供する。
【解決手段】携帯用美顔器1は、表示部としての液晶パネル20と、携帯用美顔器1を操作する複数の操作ボタン21〜25と、凹形状のヘッド収納部19と、電源と、携帯用美顔器1の動作を制御する回路ボードとを有する本体部10、及び本体部10に対して折りたたみ式に連結されるとともに、ヘッド収納部19に収納される超音波振動用の半球体ガラスヘッド35と、半球体ガラスヘッド35を振動させる超音波振動子と、を有する展開部30を備える。半球体ガラスヘッド35は、セラミック製の超音波振動子と同程度の弾性係数を有し、金属製ヘッドより高効率で高出力の超音波を安定的に発生することができる。半球体ガラスヘッド35は透光性があり、半球体ガラスヘッド内部に赤外線発生器を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯用美顔器に関し、より詳しくは、小型で持ち運びやすい多機能の携帯用美顔器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ハンディタイプの美顔器として、人体の肌面に当接させて超音波振動を付与するもの、遠赤外線を照射するもの、マイナスイオンを肌表面に向けて放出するもの等がある。また、これらの機能を同時に行う美顔器もある。
【0003】
特許文献1には、超音波振動、遠赤外線、マイナスイオンを付与するためのハンディタイプの美顔器が示される。しかし、ハンディタイプの美顔器でも、携帯するにはまだ大きいサイズであった。
【0004】
特許文献2には、折り畳み式の携帯用美顔器が示される。特許文献2の携帯用美顔器は、液晶パネル、各種スタートボタン、凹部形状のヘッド収納部が配置される本体部と、本体部に対して折りたたみ式に連結され、ヘッド収納部に収納可能な美顔ヘッド部が突設された展開部とから構成される。この美顔器は、超音波とマイナスイオンを発生し、これにより肌の汚れを落とすものである。
【0005】
従来の携帯用美顔器は、ヘッドに金属を使用していたので、セラミック製の振動子からヘッドに超音波が伝達される際、伝達ロスが大きかった。
また、赤外線を発生できる美顔器では、金属性のヘッドは光を透過しないので、超音波と赤外線は違う位置から照射することになり、肌の超音波を当てる位置と赤外線を当てる位置はずれていた。
【0006】
従来の携帯用美顔器より、高効率で超音波を発生できる小型軽量の携帯用美顔器が求められている。
また、超音波と赤外線を同じ位置から照射することのできる小型軽量の携帯用美顔器が求められている。
導電性があり、通電可能なヘッドを有する小型軽量の携帯用美顔器が求められている。
また、抗菌作用のあるヘッドを有する小型軽量の携帯用美顔器が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−323970号
【特許文献2】特開2007−313149号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、超音波を高効率で安定して発生することができ、卓上型美顔器と同様な効果が得られ、携帯電話と同程度のサイズの小型軽量の携帯用美顔器を提供することである。
本発明の他の目的は、超音波と赤外線を同じ位置から照射できる小型軽量の携帯用美顔器を提供することである。
本発明の他の目的は、導電性があり通電可能なヘッドを有する小型軽量の携帯用美顔器が求められている。
本発明の他の目的は、抗菌作用のある超音波ヘッドを有する小型軽量の携帯用美顔器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明では、超音波ヘッドとしてガラスヘッドを使用した。ガラスヘッドはセラミック製の超音波振動子と同程度の弾性係数を有するので、金属ヘッドを使用した場合より超音波の伝達効率が良くなる。
ガラスヘッドにチタンコーティングを施したので、ガラスヘッドは透光性があり、かつガラスヘッドの表面に導電性がある。
これにより、ガラスヘッド内部に赤外線源を設け、透光性のガラスヘッド部から赤外線を照射できる。肌の通電状態を測定することにより、肌の水分を判定することができる。また、チタンコーティングにより生じる酸化被膜により抗菌性を持たせることができる。
【0010】
本発明は、1態様において、表示部としての液晶パネルと、携帯用美顔器を操作する複数の操作ボタンと、凹形状のヘッド収納部と、電源と、携帯用美顔器の動作を制御する回路ボードとを有する本体部、及び
前記本体部に対して折りたたみ式に連結されるとともに、前記ヘッド収納部に収納される超音波振動用の半球体ガラスヘッドと、半球体ガラスヘッドを振動させる超音波振動子と、を有する展開部を備える携帯用美顔器である。
携帯用美顔器を折りたたみ式とすることにより、ガラスヘッドを傷つけることなく、携帯に便利で、小型軽量の携帯用美顔器を得ることができる。
【0011】
前記半球体ガラスヘッドはセラミック製の超音波振動子と同程度の弾性係数を有し、金属製ヘッドより高効率で高出力の超音波を安定的に発生できることが好ましい。
半球体ガラスヘッドを用いることにより、金属製ヘッドの場合より、超音波の伝達効率が向上する。
【0012】
前記半球体ガラスヘッドは透光性があり、前記半球体ガラスヘッド内部に赤外線発生器を備えることが好ましい。
これにより、半球体ガラスヘッドを通して赤外線を照射することにより、超音波を照射するのと同じ位置から赤外線を照射することができる。
【0013】
前記半球体ガラスヘッドの表面に導電性があるチタンコーティング膜が形成されていることが好ましい。
前記チタンコーティング膜の導電性により、肌の水分状態を測定することができる。
【0014】
前記チタンコーティング膜により生じる酸化チタンの光触媒作用により防汚、抗菌作用を有することができる。
これにより、半球体ガラスヘッドが常時清潔な状態で使用することができる。
【0015】
前記スタートボタンを操作することにより、半球体ガラスヘッドより超音波発生、赤外線照射を行うことができることが好ましい。
【0016】
更に、本体部にMP4音楽動画再生装置が設けられていることが好ましい。
イヤホン等で音楽を聴きながら、リラックスした状態で、携帯用美顔器を使用することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、折りたたみ式とすることにより、携帯に便利で、超音波を高効率で安定して発生することができる小型軽量の携帯用美顔器を得ることができる。
本発明によれば、超音波と赤外線を同じ位置から照射できる小型軽量の携帯用美顔器を得ることができる。
本発明によれば、導電性があり通電可能なヘッドを有し、これにより肌の水分を判定できる小型軽量の携帯用美顔器を得ることができる。
本発明によれば、抗菌作用のある超音波ヘッドを有する小型軽量の携帯用美顔器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態による携帯用美顔器の展開部を半ば開いた状態の斜視図。
【図2】図1の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の斜め上方から見た斜視図。
【図3】図1の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の斜め下方から見た斜視図。
【図4】図1の携帯用美顔器の展開部を開いた状態の側面図。
【図5】図1の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の断面図。
【図6】従来の携帯用美顔器のヘッドと赤外線ランプの位置と、本発明のガラスヘッドと赤外線ランプの位置関係を模式的に示す図。
【図7】本発明の第2実施形態による携帯用美顔器の展開部を半ば開いた状態の斜視図。
【図8】図7の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の斜め上方から見た斜視図。
【図9】図7の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の斜め下方から見た斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の第1実施形態による携帯用美顔器について図面を参照して説明する。図1は携帯用美顔器の展開部を半ば開いた状態の斜視図である。携帯用美顔器1は、本体部10と、本体部10に対してヒンジ部40を中心にして回転し開閉可能な展開部30とを備える。展開部30を閉じたとき、携帯電話とほぼ同じ大きさとなる。
本体部10には、液晶パネル20が設けられ、選択中の機能、測定結果、動作時間等を表示することができる。
本体部10には、美顔器を動作させるための、5つのボタン21〜25が設けられている。これらのボタンにより、通電状態の測定、超音波発生、赤外線照射等を制御することができる。各ボタン21〜25の機能については、後述する。
【0020】
図1に示すように、展開部30には超音波を伝えるガラスヘッド35が設けられる。ガラスヘッド35の形状は、ほぼ半球体で、上部は平らな特殊な形状である。ガラスヘッド35の材質はクリスタルガラスが好ましいが、他の種類のガラスを使用することもできる。
本体部10には、展開部30を閉じたとき、超音波ガラスヘッド35を収納することができるヘッド収納部19が設けられている。展開部30を折りたたんで閉じたとき、超音波ガラスヘッド35はヘッド収納部19の底面に当たらないようになっている。
これにより、展開部30を折りたたんだときガラスヘッド35がヘッド収納部19に収納されるので、ガラスヘッド35を傷つけないように持ち運ぶことができる。
【0021】
従来の金属製のヘッドの弾性係数は、セラミック製の超音波振動子とは異なるので、超音波の発生効率が落ちる。本発明のガラスヘッド35はセラミック製の超音波振動子と同程度の弾性係数を有するので、金属製のヘッドを使用する場合より、高効率で安定的に超音波を発生することができる。金属製のヘッドの場合より、超音波の伝達効率が約15%向上する。クレンジングとトリートメントの効果も向上する。
【0022】
ガラスヘッド35の表面は、チタンコーティングが施され、ガラスヘッド35の表面に導電性を持たせている。
ガラスヘッド35の表面に導電性があるので、ガラスヘッド35を肌に接触させて、肌の通電状態を測定することにより、肌の保水状態を判定することができる。
また、チタンコーティングすることにより表面が酸化して酸化チタン膜が生じる。酸化チタン膜の触媒効果により、汚染を防止し、抗菌作用を持たせることができる。
更に、ヘッド収納部19内に、ガラスヘッド35を殺菌するためのUV殺菌灯を内蔵する場合は、酸化チタン膜の触媒効果と、UV殺菌灯の殺菌効果とで、いつもヘッドが清潔な状態で使用することができる。
【0023】
ガラスヘッド35の外周部は丸みをもち頂部は平らな形状とし、洗顔器を鼻に近い位置に当てる場合に、ガラスヘッド35の周辺部が肌に当たりにくい形状となっている。
【0024】
図2は、展開部を閉じた状態の斜め上方から見た斜視図である。展開部30は、フラップカバー31が展開部30下面の一部を覆っている。フラップカバー32が展開部30上面の一部を覆っている(図5の断面図に示す)。フラップカバー32の上を補強アルミニウムカバー33が覆っている。展開部30の上面の一部には、外観を良くするため透明アクリルカバー34が設けられている。第1実施形態の上面のカバーは、強度を向上させるため、フラップカバー32と補強アルミニウムカバー33の2層としたが、展開部30の外面のカバーは、内部を保護するものであればよく、第1実施形態に記載したものに限定されない。
【0025】
図3は、展開部を閉じた状態の斜め下方から見た斜視図である。本体部10は、本体カバー12が本体部10の上の一部を覆っている(図5の断面図に示す)。本体カバー13が本体部10の下面全体を覆い、本体カバー13の上を補強のためアルミニウムカバー14が覆っている。第1実施形態の下面のカバーは、強度を向上させるため、本体カバー13と、アルミニウムカバー14の2層としたが、本体部10の下面のカバーは、内部を保護するものであればよく、第1実施形態に記載したものに限定されない。
また、電池16を覆うアルミニウム製の電池カバー17と、電池カバー17を開閉するための電池カバー開閉ボタン18とが設けられている。アルミニウムのカバーを使用することにより、薄く高強度のカバーとすることができる。
【0026】
図3に示すように、本体部10の縦方向端部には、USB端子を接続するためのUSBジャック26が設けられ、パソコン等から本体部10に内蔵するMP4音楽動画再生装置に音楽等を転送することができるようになっている。USBジャック26から充電することもできる。MP4音楽動画再生装置は音楽を再生し、また液晶パネル20に動画を再生することができる。
また、イヤホンを接続するためのイヤホンジャック27が設けられている。
本体部10の側部には、ハンドイオンチップ28が設けられ、ハンドイオンチップ28に触れていると、ヘッドとハンドイオンチップ28との間で、マイナスイオンを発生することができるようになっている。
【0027】
図4は、図1の携帯用美顔器の展開部を完全に開いた状態の側面図である。
【0028】
図5は、図1の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の断面図である。本体部10には、美顔器の動作を制御する回路ボード15と、電源としてのリチウムイオン電池等の電池16が設けられている。
ガラスヘッド35の基部に超音波振動子37が設けられ、超音波発生器37により発生した超音波はガラスヘッド35を通して、肌に超音波振動を与えることができる。超音波振動子37は、電池16から電力を供給され振動する。
【0029】
図5に示すように、ガラスヘッド35の内側には、赤外線発生器として赤外線又は遠赤外線を発光するLED38が設けられ、電池16から電力を供給され赤外線を発生することができる。発生した赤外線は、チタンコーティングが施されたガラスヘッド35を透過し、ガラスヘッド35の位置から肌に照射することができる。
【0030】
図6は、従来の携帯用美顔器の金属製ヘッド3'と赤外線源5の位置と、本発明のガラスヘッド35とLED38の位置関係を模式的に示す図である。(a)の従来の金属製ヘッド3'を使用した携帯用美顔器で赤外線を照射する場合は、赤外線源5をヘッドと異なる位置に配置しなければならなかった。そのため、肌の表面7に超音波を照射する位置と、赤外線照射位置にずれが生じた。(b)の本発明による携帯用美顔器では、ガラスヘッド35は透光性があり、ガラスヘッド35の内側にLED38を配置し、ガラスヘッド35を通して赤外線を照射するので、ガラスヘッド35により超音波を当てる肌の表面7の位置と同じ位置に赤外線を照射することができる。
【0031】
次に、本体部10の上面に配置された各操作ボタンの機能の一例について説明する。操作ボタン23は、メインボタンであり、電源のオンオフ、水分の自動計測、超音波照射、赤外線照射、クレンジング、トリートメント等の携帯用美顔器1の動作を1つのボタンで操作することができるようになっている。
【0032】
操作ボタン21は、早送りボタンであり、再生中の音楽等を早送りすることができる。
操作ボタン22は、再生ボタンであり、音楽等を再生することができる。
操作ボタン24は、停止ボタンであり、再生中の音楽等を停止することができる。
操作ボタン25は、巻き戻しボタンであり、再生中の音楽等を巻き戻すことができる。
各ボタンに割り当てられる機能は、第1実施形態に記載したものには限定されず、他の機能を割り当てることもできる。
【0033】
本発明の第1実施形態では、クレンジング、トリートメントを効果的に行うことができる。
クレンジング(イオン導出)を行うときは、超音波により肌の汚れを浮き上がらせ、ガラスヘッド35をプラスに帯電させ、肌の汚れをガラスヘッド35に吸着さる。
トリートメント(イオン導入)を行うときは、超音波により美溶液を振動させ、ガラスヘッド35をマイナスに帯電させ、美溶液との反発力で美溶液を肌に浸透させることができる。美溶液の反発が大きく、放出される美溶液もより微細化されるため、肌の深部まで美溶液を送り込むことができる。
【0034】
次に、本発明の第1実施形態による携帯用美顔器1の動作を説明する。
携帯用美顔器1を使用するときは、まず操作ボタン23を所定の回数押して、所望の機能を選択する。
通電状態の測定をして肌の保水状態を判定するときは、操作ボタン23を繰り返し押して、液晶パネル20に「通電状態の測定」が表示されるようにする。次に、ガラスヘッド35を肌に押し当てると、肌の通電状態が測定され、液晶パネル20に肌の保水状態が表示される。保水状態の表示は、通電状態によりいくつかの段階に分けて表示することができる。
携帯用美顔器1の他の機能を行うときも、同様の操作で携帯用美顔器1を動作させることができる。
【0035】
本発明の第1実施形態によれば、肌の保水状態の測定、超音波振動、赤外線照射、クレンジング、トリートメント等を行うことができる。
【0036】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態の携帯用美顔器の展開部を半ば開いた状態の斜視図である。第2実施形態は、第1実施形態と操作ボタンの配置が異なる。操作ボタン23'は、第1実施形態の操作ボタン23と同様、美顔器の動作を行うボタンである。操作ボタン21', 22', 24', 25'は第1実施形態の操作ボタン21, 22, 24, 25に対応し、MP4の動作を行うためのボタンである。第2実施形態では、操作ボタン23'の位置が、MP4の動作を行うボタンと位置が離れているので、美顔器を操作しようとして誤って他のボタンを押すことが少なくなる。図8は図7の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の斜め上方から見た斜視図である。MP4の動作を行うボタンは、展開部30を閉じた状態でも操作でき、展開部30を閉じた状態で音楽を聴くことができる。
【0037】
図9は、図7の携帯用美顔器の展開部を閉じた状態の斜め下方から見た斜視図である。第2実施形態のUSBジャック26'はパソコン等への接続、充電のほか、イヤホンジャックもかねる。
第2実施形態では、アルミニウムカバー14の内側にスピーカーが設けられている。イヤホンで音楽等を聴くことができるのに加えて、スピーカーの音をアルミニウムカバー14のスピーカー孔29を通して聴くことができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、携帯用美顔器その他の美容機器の分野で使用することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 携帯用美顔器
3’金属製ヘッド
5 赤外線源
7 肌の表面
10 本体部
12 本体カバー
13 本体カバー
14 アルミニウムカバー
15 回路ボード
16 電池
17 電池カバー
18 電池カバー開閉ボタン
19 ヘッド収納部
20 液晶パネル
21 操作ボタン
22 操作ボタン
23 操作ボタン
24 操作ボタン
25 操作ボタン
26 USBジャック
27 イヤホンジャック
28 ハンドイオンチップ
29 スピーカー孔
30 展開部
31 フラップカバー
32 フラップカバー
33 補強アルミニウムカバー
34 透明アクリルカバー
35 ガラスヘッド
37 超音波振動子
38 LED
40 ヒンジ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部としての液晶パネルと、携帯用美顔器を操作する複数の操作ボタンと、凹形状のヘッド収納部と、電源と、携帯用美顔器の動作を制御する回路ボードとを有する本体部、及び
前記本体部に対して折りたたみ式に連結されるとともに、前記ヘッド収納部に収納される超音波振動用の半球体ガラスヘッドと、前記半球体ガラスヘッドを振動させる超音波振動子と、を有する展開部を備える携帯用美顔器。
【請求項2】
前記半球体ガラスヘッドは、セラミック製の超音波振動子と同程度の弾性係数を有し、金属製ヘッドより高効率で高出力の超音波を安定的に発生することができる請求項1に記載の携帯用美顔器。
【請求項3】
前記半球体ガラスヘッドは透光性があり、前記半球体ガラスヘッド内部に赤外線発生器を備える請求項1又は2に記載の携帯用美顔器。
【請求項4】
前記半球体ガラスヘッドの表面に導電性があるチタンコーティング膜が形成され、前記チタンコーティング膜の導電性により、肌の水分状態を測定できる請求項1乃至3の何れか1に記載の携帯用美顔器。
【請求項5】
前記チタンコーティング膜により生じる酸化チタンの光触媒作用により防汚、抗菌作用を有する請求項4に記載の携帯用美顔器。
【請求項6】
更に、本体部にMP4音楽動画再生装置が設けられた請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯用美顔器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−280(P2011−280A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−145633(P2009−145633)
【出願日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【出願人】(500036129)株式会社アスカコーポレーション (16)
【Fターム(参考)】