説明

携帯電話によるウエブサイトの閲覧システム

【課題】お客を撮影した画像や販売品の画像を、サービスで次位のお客への宣伝を兼ねて携帯電話の待ち受け画面に掲載するにあたり、次位のお客がこの画像の撮影者や販売者のウエブサイトを閲覧したい場合、簡単に見れるようにしたい。
【解決手段】 お客を撮影した画像や購入品の画像を携帯電話の待ち受け画面に掲載するにあたり、撮影者や販売者のウエブサイトの2次元コード画像を、上記の画像の邪魔にならず且つ読み取り可能な大きさとして1画面に加工して待ちうけ画面に掲載する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は携帯電話を利用したウエブサイトの閲覧システムに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話でウェブサイトを閲覧する方法として、印刷物等に記載しているウェブサイトのURLの2次元コード画像を、バーコードリーダーで読み取って閲覧することが一般的に行われている。
【0003】
また、呉服店や美容院等が着物の着付けやヘアーメイク等をした場合に撮影した画像、旅行会社が旅行先でお客を撮影した画像やお客の購入品の商品の画像等を、写真やアルバム等としてお客に提供する場合、これらをお客の携帯電話にデーターとして提供すればいつでも簡単に見ることができ、新しい顧客サービスとして利用できる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のサービスをさらに発展させて、これらの画像を、お客の携帯電話の待ち受け画面に掲載すればお客本人が日常的に見て楽しむ以外に、第3者に見せることで新たな話題を創出する効果がある。
【0005】
第3者に上記の待ち受け画面を見せた場合、この着付けやヘアーメイクはどこで行ったのか?私もやりたい等の要望がある場合は、当該業者のウエブサイトのURLを探して知らせるか、携帯電話のメールファイルやブックマークで保存されている業者のURLを第3者に送信して知らせることになる。
【0006】
上記の送信手段は、手馴れていない場合面倒である上にせっかくの話題の盛り上がりを損なう恐れがある。
【0007】
待ち受け画面の画像のままで、第3者が当該業者のウエブサイトをすぐに閲覧できれば上記の懸念は解消される。
【0008】
本発明は、このような従来の問題を解決しようとするものであり、携帯電話を利用したウエブサイトの閲覧システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そして、本発明は上記の目的を達成するために、お客を撮影した画像や販売品等の画像と、撮影者や販売者のウエブサイトのURLの2次元コードの画像を、2次元コードの画像が上記の画像の識別の邪魔にならず、且つ携帯電話のバーコードリーダーで読み取り可能な大きさで1画像に加工して、お客の携帯電話の待ち受け画面に掲載し、次位のお客が待ち受け画面の2次元コードを次位の携帯電話のバーコードリーダーで読み取ることで、撮影者や販売者のウエブサイトを閲覧できるようにしたものである。
【0010】
また、第2の解決手段は写真やイラストまたは文字等の画像と、画像提供者のウエブサイトのURLの2次元コードの画像を、2次元コードの画像が上記の画像の識別の邪魔にならず、且つ携帯電話の待ち受け画面に掲載した場合に、携帯電話のバーコードリーダーで読み取り可能な大きさで1画像に加工し、この画像が携帯電話の待ち受け画面に掲載できるようにして提供したものである。
【0011】
上記の第1の解決手段による作用は次の通りである。すなわち、業者のウエブサイトのURLを例えばQRコード等の2次元コード化した2次元コード画像と、お客や商品等の撮影画像は1画像に加工されてお客の携帯電話の待ち受け画面に掲載されているので、次のお客は別の携帯電話のバーコードリーダーでこのQRコードを読み取ることで業者のウエブサイトをすばやく簡単に見ることができる。
【発明の効果】
【0012】
お客の携帯電話の待ちうけ画面に、お客の撮影画像や購入商品の画像が掲載されているので、これらを提供した業者の広告宣伝の効果があり、さらにこの待ち受け画面に当該業者のウエブサイトのURLが2次元コードとして上記の画像と1画面に掲載されているので、次のお客がこの業者のウエブサイトを閲覧したい場合、この2次元コードを別の携帯電話のバーコードリーダーで読み取ることですばやく簡単に閲覧できる。
【0013】
お客を撮影したり商品の販売をした業者は、お客の携帯電話を利用して、お客および次位の広範囲のお客に対して、経費をかけないで宣伝広告をすることができる。
【0014】
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0016】
図1においては、この発明システムのフローチャートを示している。
【0017】
当該業者はサービスや商品内容の詳細を掲載したウエブサイトのURLを2次元コード化ソフトでQRコード等の2次元コード画像1に加工する。
【0018】
次に、お客を撮影した画像2や販売した商品の画像等を上記のコンピューターに取り込み、この画像2と2次元コード画像1を画像処理ソフトで1つの画像3に加工する。
【0019】
この場合2次元コード画像1は、お客の撮影画像2や商品の画像が識別できる大きさ(あまり邪魔にならない大きさや配置)で、且つ携帯電話のバーコードリーダーで読み取り可能な大きさで1画像に加工する。(2次元コード画像の大きさは一般的には、60ピクセル×60ピクセル以上の大きさである)
【0020】
上記の加工画像3のデーターを、お客の携帯電話4のメールアドレスにメール通信によって送信する。(待ち受け画面の専用サイズが決められている場合240ピクセル×240ピクセルの大きさが一般的である)
【0021】
お客の携帯電話4のメールサイトに上記の画像データーが受信されると、この画像データーを当該携帯電話4を操作してこの携帯電話4の待ち受け画面5に掲載する。
【0022】
上記の状態で、次位のお客がこの待ち受け画面5の提供業者のウエブサイトを閲覧したい場合、別の携帯電話6のバーコードリーダーで2次元コード1を読み取ってウエブサイトを見ることができる。
【0023】
待ちうけ画面5に表示する画像は、図2に示したようにお客や商品の撮影画像以外にイラストや文字の画像なども利用できる。
【0024】
図3は上記の業者のウエブサイトのURLの2次元コード1だけを掲載した待ち受け画面5を示している。この場合は上記と同様に利用することで、名刺の代わりやパンフレットの代わりに利用することができ、さらに読み取った側においても、画像のデーターとして携帯電話およびコンピューター内で保存管理がそのまま行え、印刷物にする費用が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】この発明のウエブサイトの閲覧システムのフローチャート図
【図2】携帯電話の待ち受け画面を示す
【図3】携帯電話の他の待ち受け画面を示す
【符号の説明】
【0026】
1・・・2次元コード
2・・・画像
3・・・画像
4・・・携帯電話
5・・・待ち受け画面
6・・・携帯電話

【特許請求の範囲】
【請求項1】
お客を撮影した画像や販売品等の画像と、撮影者や販売者のウエブサイトのURLの2次元コードの画像を、2次元コードの画像が上記の画像の識別の邪魔にならず、且つ携帯電話のバーコードリーダーで読み取り可能な大きさで1画像に加工して、お客の携帯電話の待ち受け画面に掲載し、次位のお客が待ち受け画面の2次元コードを次位の携帯電話のバーコードリーダーで読み取ることで、撮影者や販売者のウエブサイトを閲覧できるようにしたことを特徴とする携帯電話によるウエブサイトの閲覧システム。
【請求項2】
写真やイラストまたは文字等の画像と、画像提供者のウエブサイトのURLの2次元コードの画像を、2次元コードの画像が上記の画像の識別の邪魔にならず、且つ携帯電話の待ち受け画面に掲載した場合に、携帯電話のバーコードリーダーで読み取り可能な大きさで1画像に加工し、この画像が携帯電話の待ち受け画面に掲載できるようにして提供したことを特徴とする携帯電話によるウエブサイトの閲覧システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−92449(P2010−92449A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−287134(P2008−287134)
【出願日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(504191246)
【Fターム(参考)】