説明

摺動蓋付き注出容器

【課題】 摺動蓋付き注出容器において、容器本体内の内容物の残量が少なくなったことを判断できるようにして、使用の途中で内容物が無くなることによる不便の発生を、未然に防止することを目的とする。
【解決手段】 ノズルヘッド付きポンプ3を組付けた、遮光性を有する容器本体1の胴部2内に、磁石11を固定した摺動蓋6を密摺動可能に嵌装し、胴部2の外表面に、磁石11に吸引される磁性小片21を遊合させた移動空間18を設け、移動空間18の設定された位置に、磁性小片21を外部から視覚できる透視窓20を形成し、磁性小片21を見ることにより、摺動蓋6の位置を判定して、内容物の残量を正確に判断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物を収納した容器本体内に外気を吸い込むことなく、内容物を注出することのできる、摺動蓋付き注出容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
嫌気性の化粧液とか歯磨き液等の内容物を収納して、ポンプに組付けられたノズルヘッドに対する押圧操作により、内容物を注出し、この注出した内容物の体積分だけ、容器本体内の内容物収納容積を減少させて、外気を吸い込むことなく、内容物の注出に伴う減圧の発生を防止して、良好な内容物注出動作を維持する注出容器がある。
【0003】
この注出容器の代表的な従来技術は、内容物の注出口を形成するノズルヘッドを有するポンプを上端に組付けた容器本体内に、軸心方向に沿って密摺動可能に摺動蓋を嵌装組付けした構成となっており、摺動蓋の上位の容器本体内に内容物を収納するものとなっている。
【特許文献1】特開2003−212262号公報
【0004】
上記従来技術の構成において、ノズルヘッドを押圧操作して内容物を注出し、ノズルヘッドの復帰動作により略定量の内容物が容器本体内からポンプ内に吸い上げられると、この内容物の吸い上げにより容器本体内に発生した減圧に従って、摺動蓋が上昇変位し、ポンプに吸い上げられた内容物の体積分だけ、容器本体内の内容物収納容積を減少させ、もって発生した減圧を消滅させ、これにより、以後の内容物の注出動作が円滑に達成できるようにする。
【0005】
この従来の注出容器は、容器の外観形状を一定に保持したまま、外気を吸い込むことなく、内容物の注出を達成することができるので、内容物の品質を劣化させることなく、一定した良好な使用状態を維持できる、と云う利点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した従来技術にあっては、内容物を光から保護する等の目的から、遮光性を付与して容器本体を構成した場合、内容物の収納量の変化に関わりなく、容器本体の外観形状が一定不変であるので、内容物の残量を確認する手段が全くなく、このため使用の途中で内容物が無くなって、大いに不便する、と云う問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、容器本体に対する摺動蓋の密摺動により減圧発生を防止する、摺動蓋付き注出容器において、容器本体内の内容物の残量が一定量以下となったことを、確実に確認できるようにすることを技術的課題とし、もって使用の途中で内容物が無くなることによる不便の発生を、未然に防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、
内容物の注出口を形成するノズルヘッドを有するポンプを有すること、
このポンプを上端に組付けた、遮光性を有する容器本体を有すること、
この容器本体の胴部内に、軸心方向に沿って密摺動可能に嵌装すると共に、磁石を不動に固定した摺動蓋を有すること、
容器本体の胴部の外表面に、摺動蓋の磁石に吸引される磁性小片を、昇降変位自在に遊合させた移動空間を設け、この移動空間の少なくとも、摺動蓋の昇降移動範囲の上端部分に対向する位置に、磁性小片を外部から視覚できる透視窓を形成したこと、
にある。
【0009】
この請求項1記載の発明においては、ノズルヘッドを押圧操作して、略一定量の内容物を注出すると共に、ポンプ内に容器本体内から略一定量の内容物を吸い上げると、容器本体内に減圧が発生し、この発生した減圧に従って、摺動蓋が容器本体内を上昇変位して、容器本体内の内容物収納空間の容積を、ポンプに吸い上げられた内容物の体積に相当する分だけ減少させ、これにより容器本体内の内容物収納空間に発生した減圧を消滅させる。
【0010】
このとき、摺動蓋に固定された磁石に、移動空間内の磁性小片が対向していると、摺動蓋と一体に上昇変位する磁石に吸引されて、磁性小片も移動空間内を上昇変位する。
【0011】
このまま、摺動蓋が、容器本体の上端部分である、上昇限界位置間近に達すると、すなわち内容物の残量が少なくなる(数回の注出操作で無くなる程度)と、摺動蓋に従って移動空間内を上昇変位してきた磁性小片も、透視窓が位置する移動空間の、予め設定された位置に達する。
【0012】
それゆえ、容器を見るだけで、透視窓から見える磁性小片の位置により、もしくは透視窓から磁性小片が見えるようになったことにより、容器内の内容物の残量が少なくなったことを、正確に判断することができる。
【0013】
また、移動空間と透視窓と磁性小片とから構成される内容物残量表示機能部分は、内容物を全く接触しないものとなっているので、この内容物残量表示機能部分が、内容物に何らかの不都合を与える恐れが全くない。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、胴部に外嵌する外装筒の内表面に、縦溝状の移動空間を形成し、この移動空間の設定された位置を形成する外装筒部分を、透明部分で構成して透視窓を形成した、ことを加えたものである。
【0015】
この請求項2記載の発明にあっては、移動空間と透視窓と磁性小片とから構成される内容物残量表示機能部分を、容器本体に直接形成する必要がなく、これにより容器本体の構造が複雑化するのを防止することができ、また容器本体の胴部を機械的に補強することができ、必要に応じて容器が発揮する遮光性を高めることが可能になる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、胴部に外嵌する透明な外装筒の内表面に、縦溝状の移動空間を形成した、ことを加えたものである。
【0017】
この請求項3記載の発明にあっては、移動空間と透視窓と磁性小片とから構成される内容物残量表示機能部分を、容器本体に直接形成する必要がなく、これにより容器本体の構造が複雑化するのを防止することができ、また容器本体の胴部を機械的に補強すると共に、上記した内容物残量表示機能部分を簡単に構成することができる。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明の構成に、外装筒に、胴部の下端を閉塞する底蓋を設けた、ことを加えたものである。
【0019】
この請求項4記載の発明にあっては、容器本体の胴部の下端開口部を閉塞して、この胴部内へのホコリ等の侵入を阻止すると共に、胴部下端開口部を機械的に保護して、安定した「座」機能を発揮する底蓋を外装筒に一体設するので、外装筒の容器本体への組付けが、安定して簡単となる。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の構成に、磁性小片を、小鋼球とした、ことを加えたものである。
【0021】
この請求項5記載の発明にあっては、磁性小片を、外表面が、全く角のない、きわめて平滑な表面を有する小鋼球で構成したので、摺動蓋と一体に上昇変位する磁石の動きに対して、磁性小片を、円滑に確実に追従変位させることができる。
【0022】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の構成に、磁石を、リング状として、中心軸心を胴部と略一致させて摺動蓋に固定した、ことを加えたものである。
【0023】
この請求項6記載の発明にあっては、容器本体の胴部が直線円筒形状をしていて、胴部に対して摺動蓋が回動変位自在であっても、移動空間内の磁性小片に対して、磁石を常に間近に対向させることができ、これにより磁性小片の、摺動蓋の上昇変位に対する、確実で正確な追従変位動作を得ることができる。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の構成に、胴部と外装筒とを、二重筒構造に組合わせることにより、間に移動空間を形成し、この移動空間にリング状の磁性小片を遊合させた、ことを加えたものである。
【0025】
この請求項7記載の発明にあっては、容器胴部の全周範囲に亘って、内容物残量表示機能を発揮させることができると共に、リング状の磁性小片が外部から透視できる場合には、このリング状の磁性小片に、新規な装飾効果を現出させる可能性を得ることができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、容器の透視窓を見て、磁性小片の位置により、もしくは透視窓から磁性小片が見えるようになったことにより、容器内の内容物の残量が少なくなったことを、正確にかつ確実に判断することができ、これにより内容物が使用し尽くされる前に、新たな容器を予め用意しておくことができ、使用中、内容物がなくなると云う、不都合の発生を未然に防止することができる。
【0027】
また、移動空間と透視窓と磁性小片とから構成される内容物残量表示機能部分が、内容物に悪影響を与える恐れが全くないので、内容物を安全に収納保持でき、この内容物残量表示機能部分を設けることにより、内容物の安全な収納保持が劣化する、と云う恐れの発生は全くなく、内容物の安全な収納保持を維持することができる。
【0028】
請求項2記載の発明にあっては、容器本体の構造を複雑化することなく、容器の強度と機能とを補強することができ、これにより容器の安定性を高めることができる。
【0029】
請求項3記載の発明にあっては、容器本体の構造を複雑化することなく、容器の強度を高めることができると共に、内容物残量表示機能部分を簡単に構成することができ、これにより内容物残量表示機能部分付き容器の実施が容易となる。
【0030】
請求項4記載の発明にあっては、内容物残量表示機能部分の取扱いが容易となると共に、容器本体に対する組付け処理が容易となる。
【0031】
請求項5記載の発明にあっては、摺動蓋に対する磁性小片の、確実で正確な追従移動を得ることができるので、残り少なくなった内容物の残量の確認を、正確にそして確実に得ることができる。
【0032】
請求項6記載の発明にあっては、周方向に沿った磁石と磁性小片との位置合わせが不要であるので、容器の組立てが容易であり、かつ磁石と磁性小片との相対組合せ構造が簡単となり、容器全体の構造を簡単にすることができる。
【0033】
請求項7記載の発明にあっては、全周方向から内容物残量を知ることができるので、内容物残量の確認を簡単に得ることができ、また磁性小片により、動きのある新規な装飾作用を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0035】
図1ないし図3に示した本発明の第一の実施形態例は、内容物の注出口を形成するノズルヘッド4を、上端に組付けたポンプ3と、このポンプ3を上端に組付けた、遮光性を有する容器本体1と、この容器本体1の胴部2内に、軸心方向に沿って密摺動可能に嵌装すると共に、磁石11を不動に固定した摺動蓋6と、容器本体1の胴部2に不動に外嵌する外装筒17とから構成されている。
【0036】
ポンプ3は、容器本体1の上端の口筒部内に、組付きキャップ5により密に組付けられ、側方に注出口を開口したノズルヘッド4を、上端に突出させて組付け、下端に吸い上げ口を開口したシリンダ部22を、容器本体1の口筒部から胴部2の上端部内に、垂下状に突出させている。
【0037】
容器本体1は、胴部2の上端に、縮径段部状の肩部を介して、ポンプ3の組付け部分を形成する口筒部を起立連設して構成され、特に胴部2は、遮光性が付与されていると共に、内表面ができる限り平滑面に成形された、自己形状保持能力の高い、例えばポリプロピレン等の硬質合成樹脂材料等の硬質材料で成形されている。
【0038】
摺動蓋6は、低密度ポリエチレン等の比較的軟質な合成樹脂で一体成形されており、リング板状をした本体板7の内周縁から、有底円筒状の中央陥没筒片8を垂下連設し、また本体板7の外周縁から、外鍔状の連結部を介して、外周面の上下両端部を、胴部2内周面に密摺接させるシール筒片9を連設した構成となっており、このシール筒片9の内側側近に、保持板片10により磁石11を不動に固定している。
【0039】
胴部2に外嵌組付きする外装筒17は、胴部2の下端開口部を、嵌合組付きして閉塞する底蓋12と一体設されており、この底蓋12は、通気孔14を開設した蓋板13の上面中央に、摺動蓋6の下降限界位置を設定する中央筒片15を、また蓋板13の上面周端部に、胴部2下端開口部に強固に嵌入組付きする嵌合筒片16を、そして蓋板13の上面周端縁に、外装筒17を立設して構成されている、
【0040】
外装筒17の内周面には、下端部から上端縁にかけて、外装筒17が胴部2に組付いた状態で移動空間18を構成する縦溝が設けられており、この移動空間18内には、昇降変位自在に遊合する磁性小片21である小鋼球が配置されている。
【0041】
この第一の実施形態例にあっては、移動空間18の設定された位置を形成する外装筒17部分は、透明部分19(図3参照)となっており、これにより移動空間18の設定された位置に透視窓20が形成されることになる。
【0042】
図1に示した使用開始状態から、内容物の注出消費が進むに従って、摺動蓋6が上昇変位すると、この摺動蓋6と一体に上昇変位する磁石11に吸引されて、移動空間18内の磁性小片21も追従して上昇変位する。
【0043】
内容物の残量が、予め設定した位置まで少なくなると、図2に示すように、摺動蓋6は移動空間18の設定された位置に対向する位置まで上昇するので、この摺動蓋6に追従変位した磁性小片21も上昇変位して、移動空間18の設定された位置に形成された透視窓20に達するので、透視窓20から磁性小片21が視覚できるようになったことから、内容物の残量が設定した量まで減少したと判断することができる。
【0044】
図4に示した、本発明の第二の実施形態例は、外装筒17を透明としたもので、そのままでは外装筒17全体が透明部分19となるので、移動空間18全体に透明窓20が対向することになるが、外装筒17の外表面に窓付き転写フィルムまたは窓付きシュリンクラベルを被覆して、さらには印刷層を設けるとか、外装筒17全体をウインドウ付き筒体として成形する等して、透明窓20を所望形状に設定しても良い。
【0045】
図5に示した、本発明の第三の実施形態例は、胴部2と外装筒17とを、間に移動空間18となる空間を形成して、二重円筒構造に組付け、摺動蓋6に固定された磁石11のリング形状に対応させて、磁性小片21をリング状に構成したものである。
【0046】
この、第三の実施形態例にあっては、磁性小片21が容器の胴部部分の全周に亘って位置するので、胴部部分全周域で磁性小片21を視覚することができ、その分、内容物の残量認識が容易となる。
【0047】
なお、移動空間18および透視窓20は、外装筒17に下端部から上端縁までに亘って形成されなければならない、と云うものではなく、外装筒17の設定された位置だけに制限して形成しても良いのであるが、この場合、磁性小片21が、常時、視覚されてしまうことになり、このため内容物の残量が設定値に達したか否かの判断は、透視窓20における磁性小片21の位置変化から判断することになる。
【0048】
また、磁性小片21は、磁性材製の小鋼球とかリング状以外に、表面を平滑にした長円球体等の、転がりまたは滑り変位し易いものであれば良いのであるが、その存在を目立たせるため、輝度、色合い等、表示能力の大きいものとすることが望ましい。
【0049】
さらに、胴部2が直線円筒形状である場合には、摺動蓋6のシール筒片9も円筒形状であり、このため容器本体1に対する摺動蓋6の組付きが、回動変位可能なものとなるので、摺動蓋6に固定組付けされる磁石11は、中心軸心を胴部2と略一致させた円リング状に構成しておき、これにより磁性小片21と磁石11との、周方向に沿った位置合わせは不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の第一実施形態例を示す、消費前状態の半縦断した全体側面図である。
【図2】図1に示した実施形態例の、表示状態の半縦断した全体側面図である。
【図3】図1に示した実施形態例の、透視窓部分の拡大平断面図である。
【図4】本発明の第二実施形態例を示す、全体外観図である。
【図5】本発明の第三実施形態例を示す、全体外観図である。
【符号の説明】
【0051】
1 ; 容器本体
2 ; 胴部
3 ; ポンプ
4 ; ノズルヘッド
5 ; 組付きキャップ
6 ; 摺動蓋
7 ; 本体板
8 ; 中央陥没筒片
9 ; シール筒片
10; 保持板片
11; 磁石
12; 底蓋
13; 蓋板
14; 通気孔
15; 中央筒片
16; 嵌合筒片
17; 外装筒
18; 移動空間
19; 透明部分
20; 透視窓
21; 磁性小片
22; シリンダ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物の注出口を形成するノズルヘッド(4)を有するポンプ(3)と、該ポンプ(3)を上端に組付けた、遮光性を有する容器本体(1)と、該容器本体(1)の胴部(2)内に、軸心方向に沿って密摺動可能に嵌装すると共に、磁石(11)を不動に固定した摺動蓋(6)とを有し、前記胴部(2)の外表面に、前記磁石(11)に吸引される磁性小片(21)を、昇降変位自在に遊合させた移動空間(18)を設け、該移動空間(18)の少なくとも、前記摺動蓋(6)の昇降移動範囲の上端部分に対向する位置に、前記磁性小片(21)を外部から視覚できる透視窓(20)を形成して成る摺動蓋付き注出容器。
【請求項2】
胴部(2)に外嵌する外装筒(17)の内表面に、縦溝状の移動空間(18)を形成し、該移動空間(18)の設定された位置を形成する外装筒(17)部分を、透明部分(19)として透視窓(20)を形成した請求項1記載の摺動蓋付き注出容器。
【請求項3】
胴部(2)に外嵌する透明な外装筒(17)の内表面に、縦溝状の移動空間(18)を形成した請求項1記載の摺動蓋付き注出容器。
【請求項4】
外装筒(17)に、胴部(2)の下端を閉塞する底蓋(12)を設けた請求項2または3記載の摺動蓋付き注出容器。
【請求項5】
磁性小片(21)を、小鋼球とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の摺動蓋付き注出容器。
【請求項6】
磁石(11)を、リング状として、中心軸心を胴部(2)と略一致させて摺動蓋(6)に固定した請求項1〜5のいずれか1項に記載の摺動蓋付き注出容器。
【請求項7】
胴部(2)と外装筒(17)とを、二重筒構造に組合わせることにより、間に移動空間(18)を形成し、該移動空間(18)にリング状の磁性小片(21)を遊合させた請求項6記載の摺動蓋付き注出容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−153415(P2007−153415A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−353091(P2005−353091)
【出願日】平成17年12月7日(2005.12.7)
【出願人】(000001959)株式会社資生堂 (1,748)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】