説明

撮像装置

【課題】撮像装置において、ボタン数の削減と操作性の向上を実現する。
【解決手段】撮像装置は、主ボタン及び副ボタンを備え、主ボタンの割り当て機能を撮像装置の動作状態に応じて可変設定する。例えば、撮像装置の電源がオフのときには電源オン指示機能を主ボタンに割り当て、撮像装置の電源がオンである状態において、録画前、録画中、録画後には、夫々、録画開始指示機能、録画停止指示機能、再生指示機能(録画された動画像の再生指示機能)を主ボタンに割り当てる。撮像装置の動作状態に応じて主ボタンに割り当てられた機能が所望機能と異なる場合、ユーザは、副ボタンを押すことで主ボタンの割り当て機能を変更することができる。この他、撮像装置は、撮影シーン(人物有無、顔領域の大きさ等)に応じて主ボタンの割り当て機能を可変設定することもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、撮像装置には複数のボタンが設けられており、各々のボタンには1つ1つ異なる機能(役割)が割り当てられている。撮像装置にて様々な機能を実現するために、多数のボタンが撮像装置に設けられることも多い。
【0003】
しかしながら、ボタンの個数が多すぎると、ユーザはボタン操作が難しい或いは煩雑であると感じる場合がある。また、ボタンの個数増大は、撮像装置の形状設計に大きな制限を与える共に撮像装置の小型化及び低コスト化の阻害要因となる。
【0004】
これに鑑み、下記特許文献1には、表示画面上に1以上の仮想ボタンを表示しておき、筐体上の決定ボタンを押すことによって、選択された仮想ボタンが操作されているように表示し、かつその仮想ボタンにより実現される機能について条件内容を1つずつ表示していく方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−82381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の方法では、仮想ボタンにより実現される機能(機能の条件内容)が、決定ボタンを押すたびに、予め定められた順序に従って順次変更される。例えば、仮想ボタンの機能の候補が第1〜第5の候補から成る場合、仮想ボタンの機能は、決定ボタンを押すたびに、常に、第1の候補から第2、第3、第4、第5の候補へと順次切り替わってゆく。従って、仮に、ユーザが第5の候補の実現を望む場合、決定ボタンを4回押さなければ所望機能を実現することはできず、操作性に不満が残る。
【0007】
そこで本発明は、ボタン数の削減とともに操作性の向上に寄与する撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る撮像装置は、主ボタンを備えた撮像装置において、当該撮像装置の動作状態及び撮影シーンの内の少なくとも一方に応じて、前記主ボタンの割り当て機能を設定するボタン制御部を備えたことを特徴とする。
【0009】
主ボタンの割り当て機能を設定するボタン制御部を撮像装置に設けておくことにより、主ボタンに複数の機能を選択的に割り当てることが可能となり、結果、ボタン数の削減が可能となる。この際、撮像装置の動作状態又は撮影シーンを参照することにより、使用可能性の高い機能(ユーザの所望機能)を推定することでき、使用可能性が高いと思われる機能を優先的に主ボタンに割り当てることが可能となる。このため、ボタン数を削減したとしても、ユーザは容易に所望機能を実現させることが可能となり、操作性が向上する。
【0010】
また例えば、当該撮像装置に、前記主ボタンの割り当て機能を変更するための副ボタンを更に設けておくとよい。
【0011】
これにより、撮像装置の動作状態又は撮影シーンに基づく主ボタンの割り当て機能がユーザの所望機能と異なっていた場合においても、ユーザは主ボタンの機能を所望機能に変更させることができる。
【0012】
具体的には例えば、前記動作状態は、当該撮像装置への電源の投入状態、及び、当該撮像装置の録画状態の内、少なくとも一方を含む。
【0013】
また具体的には例えば、前記撮影シーンは、撮影領域内における人物の有無、当該撮影装置による撮影画像上の顔領域の大きさ、前記撮影画像上の動きの大きさの内、少なくとも1つに依存する。
【0014】
また例えば、前記主ボタンの割り当て機能を表示する表示画面を、当該撮像装置に更に設けておくとよい。
【0015】
また例えば、前記ボタン制御部は、前記主ボタンが操作されたときに設定していた前記割り当て機能を履歴情報として記憶し、過去の履歴情報をも用いて、現在の前記割り当て機能を設定してもよい。
【0016】
これにより、ユーザの過去の使用状況に応じた適切な機能割り当てが可能となる。
【0017】
また例えば、前記ボタン制御部は、前記主ボタンの割り当て機能を変更したとき、その変更の発生を報知してもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ボタン数の削減とともに操作性の向上に寄与する撮像装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態に係る撮像装置の概略全体ブロック図である。
【図2】図1の撮像部の内部構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係る撮像装置の外観斜視図の一例である。
【図4】表示画面上にボタンが配置される様子を示す図である。
【図5】第1ボタンに割り当てられうる9つの候補機能と9つの評価値との対応関係を示す図である。
【図6】本発明の第1実施例に係り、撮像装置の分類状況及び候補機能との関係における評価値の概要を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例に係り、撮像装置の分類状況及び候補機能との関係における評価値の概要を示す図である。
【図8】本発明の第3実施例に係り、撮像装置の分類状況及び候補機能との関係における評価値の概要を示す図である。
【図9】本発明の第4実施例に係り、撮像装置の分類状況及び候補機能との関係における評価値の概要を示す図である。
【図10】本発明の第5実施例に係り、表示されるアイコンの例を示す図である。
【図11】本発明の第5実施例に係り、表示されるアイコンの例を示す図である。
【図12】本発明の第6実施例にて導入された想定を説明するための図である。
【図13】本発明の第7実施例に係る表示方法を説明するための図である。
【図14】本発明の第7実施例に係る表示方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置1の概略全体ブロック図である。撮像装置1は、静止画像及び動画像を撮影及び記録可能なデジタルビデオカメラである。但し、撮像装置1は、静止画像のみを撮影及び記録可能なデジタルスチルカメラであっても良い。撮像装置1は、携帯電話機などの携帯端末に搭載されるものであっても良い。
【0022】
撮像装置1は、撮像部11と、AFE(Analog Front End)12と、主制御部13と、内部メモリ14と、表示画面(表示部)15と、記録媒体16と、操作部17と、を備えている。本明細書において、表示とは表示画面15における表示を指す。
【0023】
図2は、撮像部11の内部構成図である。撮像部11は、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズから成る光学系35と、絞り32と、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどから成る撮像素子(固体撮像素子)33と、光学系35や絞り32を駆動制御するためのドライバ34と、を有している。撮像素子33は、光学系35及び絞り32を介して入射した撮影領域内の被写体の光学像を光電変換し、該光電変換により得られた電気信号を出力する。撮影領域とは、撮像装置1の撮影領域(視野)を指す。AFE12は、撮像部11の出力信号である撮像素子33の出力信号のデジタル化及び増幅を行ってデジタル化及び増幅後の撮像素子33の出力信号を出力する。レンズ30及び31の位置、絞り32の開度並びにAFE12における信号増幅の増幅度は、主制御部13によって制御される。
【0024】
主制御部13は、AFE12の出力信号に対して必要な信号処理を施す。また、主制御部13は、撮像装置1内の各部位の動作を統括的に制御する。内部メモリ14は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等にて形成され、撮像装置1内で生成された各種信号(データ)を一時的に記憶する。表示画面15は、液晶ディスプレイパネル等から成り、主制御部13による制御の下、撮影画像や記録媒体16に記録されている画像などを表示する。記録媒体16は、カード状半導体メモリや磁気ディスク等の不揮発性メモリであり、主制御部13による制御の下、撮影画像等を記録する。撮影画像とは、撮像素子33の出力信号に基づく画像である。本明細書では、或る画像の画像データ(画像信号)のことを、単に画像とも言う。
【0025】
操作部17は、ユーザからの各種操作を受け付ける。操作部17に対するユーザの操作内容は、主制御部13に伝達され、主制御部13の制御の下、撮像装置1内の各部位は操作内容に応じた動作を行う。操作部17には、第1ボタンBT1(以下、ボタンBT1という)及び第2ボタンBT2(以下、ボタンBT2という)を含む複数のボタンが設けられている。ここでは、2つのボタンBT1及びBT2に注目するが、操作部17に設けられたボタンの個数は3以上でも良い。
【0026】
ボタンBT1及びBT2は、図3のボタン311及び312の如く、撮像装置1の筐体上に配置された機械式のボタンであっても良いし、図4のボタン321及び322の如く、表示画面15上のボタンであっても良い。図4において、斜線部分は表示画面15の筐体部分を表している(後述の図13及び図14においても同様)。ボタンBT1及びBT2が表示画面15上のボタンである場合、表示画面15はタッチパネルとして機能する。表示画面15としてのタッチパネルは、操作体(ユーザの指やタッチペン)と表示画面15との接触位置を検出し、検出位置を表すタッチ位置情報を主制御部13に送る。主制御部13(ボタン制御部20)は、タッチ位置情報に基づき、ボタンBT1又はBT2がユーザにより押されたか否か及び上記接触位置を認識することができる。
【0027】
主制御部13には、ボタン制御部20が設けられている(図1参照)。ボタン制御部20は、様々な要素に応じて、ボタンBT1に割り当てられた機能(以下、ボタンBT1の割り当て機能とも言う)を設定及び変更する。以下、ボタンBT1の割り当て機能に関し、第1〜第7実施例を説明する。矛盾なき限り、第1〜第7実施例の内の、複数の実施例を組み合わせることも可能である。
【0028】
<<第1実施例>>
第1実施例を説明する。まず、ボタンBT1の割り当て機能の候補である、第1〜第9の候補機能F〜Fについて説明する(図5参照)。ボタン制御部20は、様々な要素に応じて、候補機能F〜Fの中からボタンBT1の割り当て機能を選択する。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに(即ち、ボタンBT1の割り当て機能として候補機能Fが選択されたときに)、ユーザがボタンBT1を押すと、主制御部13は、撮像装置1内の各部位の動作を制御して候補機能Fを実現させる(iは整数)。
【0029】
候補機能Fは、撮像装置1の電源をオフからオンへ切り換えることを指示する電源オン指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、撮像装置1の電源がオフからオンへと切り換えられる。撮像装置1の電源がオンであるときにのみ、撮像部11による静止画像又は動画像の撮影が可能である。
候補機能Fは、撮像装置1の電源をオンからオフへ切り換えることを指示する電源オフ指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、撮像装置1の電源がオンからオフへと切り換えられる。
候補機能Fは、録画の開始を指示する録画開始指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、録画が開始される。録画とは、撮像部11にて動画像の撮影を行い、得られた動画像を記録媒体16に記録する処理を指す。
候補機能Fは、録画の停止を指示する録画停止指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、録画が停止される。
候補機能Fは、ズームインを指示するズームイン指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、撮像部11の撮影画角(撮像部11による撮影の画角)が減少する。
候補機能Fは、ズームアウトを指示するズームアウト指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、撮像部11の撮影画角が増大する。
候補機能Fは、メニューを表示させることを指示するメニュー表示指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、撮像装置1に様々な指示等を与えるためのメニューが表示画面15上に表示される。
候補機能Fは、記録媒体16に記録された静止画像又は動画像の再生を指示する再生指示機能である。本実施形態では、特に、動画像の再生に注目する。故に、ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、記録媒体16に記録された動画像(例えば、直前に記録された動画像)が表示画面15上で再生される。
候補機能Fは、静止画像の撮影及び記録を指示する静止画像撮影指示機能である。ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに、ユーザがボタンBT1を押すと、撮像部11により1又は複数枚の静止画像が撮影されて記録媒体16に記録される。
【0030】
ボタン制御部20は、候補機能F〜Fの夫々に対して評価値を設定する。候補機能Fに対して設定された評価値をEVにて表す(図5参照)。一方、撮像装置1についての状況を様々な状況に分類することができ、分類された各々の状況を分類状況と呼ぶ。
【0031】
第1実施例では、4つの分類状況SA〜SAを想定する(図6参照)。
分類状況SAは、撮像装置1の電源がオフになっている状況である。
分類状況SA以外の全ての分類状況では、撮像装置1の電源がオンになっている(後述の他の実施例における各分類状況についても同様)。
分類状況SAは、撮像装置1の電源がオフからオンに切り替わった後であって、且つ、録画の開始が成される前の状況を指す。
分類状況SAは、録画の最中の状況を指す。
分類状況SAは、撮像装置1の電源がオフからオンに切り替わった後、録画が開始され、その後、録画が停止した後の状況を指す。録画の停止後の一定期間中における状況が分類状況SAであっても良い。
【0032】
ボタン制御部20は、評価値を、候補機能ごとに且つ分類状況ごとに設定する。従って、分類状況SA〜SAに対しては、計36(=9×4)個の評価値が設定される。候補機能ごと且つ分類状況ごとの評価値を記憶する評価値記憶部(不図示)をボタン制御部20に設けておくと良い。候補機能ごと且つ分類状況ごとの評価値を、予め定めておくことができる。
【0033】
図6は、分類状況ごとに且つ分類状況ごとに設定された評価値の概要を示している。図6において、二重丸に対応する評価値は一重丸に対応する評価値よりも大きい。ボタン制御部20は、現在の撮像装置1の状況が、分類状況SA〜SAを含む複数の分類状況の何れに属するのかを特定し、更に、特定した分類状況における9つの評価値EV〜EVの中から最大の評価値を特定して、最大の評価値に対応する候補機能をボタンBT1の割り当て機能として選択及び設定する。但し、詳細は後述されるが、ユーザはボタンBT2を用いてボタンBT1の割り当て機能を変更することができる。
【0034】
或る1つの分類状況において、9つの評価値EV〜EVの内、最大の評価値を以下単に最大評価値と呼び、i番目に大きい評価値をi番目評価値と呼ぶ。
【0035】
分類状況SAにおいて、最大評価値は評価値EV(>0)であり、評価値EV〜EVは全てゼロである。故に、分類状況SAにおいて、ボタンBT1には候補機能Fが割り当てられ(即ち、ボタンBT1の割り当て機能は候補機能Fであり)、ユーザがボタンBT1を押すと候補機能Fが実現される(即ち、撮像装置1の電源がオフからオンに切り替わる)。尚、任意の分類状況において、ゼロの評価値に対応する候補機能がボタンBT1に割り当てられることはない。
【0036】
分類状況SAにおいて、最大評価値は評価値EV(>0)であり、2番目〜7番目評価値は正の評価値EV、EV〜EVから形成され、他の評価値はゼロである。故に、分類状況SAにおいて、まず候補機能FがボタンBT1に割り当てられ、結果、ユーザがボタンBT1を押すと録画が開始される。
分類状況SAにおいて、最大評価値は評価値EV(>0)であり、2番目〜4番目評価値は正の評価値EV、EV及びEVから形成され、他の評価値はゼロである。故に、分類状況SAにおいて、まず候補機能FがボタンBT1に割り当てられ、結果、ユーザがボタンBT1を押すと録画が停止する。
分類状況SAにおいて、最大評価値は評価値EV(>0)であり、2番目〜7番目評価値は正の評価値EV、EV、EV、EV、EV及びEVから形成され、他の評価値はゼロである。故に、分類状況SAにおいて、まず候補機能FがボタンBT1に割り当てられ、結果、ユーザがボタンBT1を押すと直前に録画された動画像が再生される。
【0037】
ユーザは、ボタンBT2を押すことでボタンBT1の割り当て機能を変更することができる。ボタンBT1に最大評価値が対応する候補機能が割り当てられている状況を起点として、ボタンBT2を押すたびに、ボタンBT1の割り当て機能は、順次、2番目、3番目、4番目・・・評価値に対応する候補機能へと変化してゆく。
【0038】
例えば、分類状況SAにおいて、EV>EV>EV>EV>EV>EV>EVである場合を考える。この場合、分類状況SAにおいて、まず候補機能FがボタンBT1に割り当てられるが、ボタンBT2を押すたびに、ボタンBT1の割り当て機能は、候補機能F、F、F、F、F、Fへと順次変更されてゆき、ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるときに更にボタンBT2を押すと、ボタンBT1の割り当て機能は候補機能Fに戻される。分類状況SA以外の分類状況についても同様である。
【0039】
或る分類状況において、使用される可能性がより高そうな候補機能に対して、より大きな評価値を与えると良い(後述の他の実施例においても同様)。例えば、分類状況SAにおいては録画の開始指示が成される可能性が高いことに鑑み、評価値EVに対して比較的大きな値を与える。
【0040】
<<第2実施例>>
第2実施例を説明する。録画中の状況である分類状況SAを、録画時間の長さに応じて更に複数の分類状況に細分化しても良く、例えば図7に示すように、分類状況SAを分類状況SB及びSBに細分化しても良い。尚、別個のタイミングにおける複数の録画及び別個のタイミングで撮影された複数の動画像の存在を考慮すると、説明が煩雑になるため、以下の説明における録画及び動画像とは、特定の1つの録画及び特定の1つの動画像を指すものとする。
【0041】
分類状況SBは、録画の最中の状況であって且つ録画時間が所定の基準時間よりも短い状況を指し、分類状況SBは、録画の最中の状況であって且つ録画時間が所定の基準時間以上である状況を指す。ボタン制御部20は、録画の開始時刻からの経過時間に基づき、撮像装置1の状況が分類状況SB及びSBのどちらに属するのかを判断する。そして例えば、分類状況SBにおいて“EV>EV>EV>EV>0”が成立するように各評価値を定めると共に、録画時間が比較的長い状況下においては録画停止指示が成される可能性が高まることに鑑み、分類状況SBにおいては、例えば“EV>EV>EV>EV>0”が成立するように各評価値を定める。分類状況SB及びSBの夫々において、評価値EV〜EV、EV及びEVはゼロとされる。
【0042】
<<第3実施例>>
第3実施例を説明する。撮影領域内における人物有無、顔領域の大きさに応じて撮像装置1の状況の分類が成されても良く、例えば、図8に示す如く、撮像装置1の状況が分類状況SC、SC又はSCに分類されても良い。
【0043】
分類状況SCは、録画の最中の状況であって且つ撮影領域内に人物が存在していない状況を指す。分類状況SCは、録画の最中の状況であって、且つ、撮影領域内に人物が存在しており、且つ、当該人物の撮影画像上の顔領域の大きさが所定の基準大きさよりも小さい状況を指す。分類状況SCは、録画の最中の状況であって、且つ、撮影領域内に人物が存在しており、且つ、当該人物の撮影画像上の顔領域の大きさが所定の基準大きさ以上である状況を指す。
【0044】
主制御部13に設けられた顔領域検出部(不図示)は、撮像部11の出力信号に基づいて撮影画像上の顔領域(顔の画像データが存在している画像領域)を検出すると共に撮影画像上における顔領域の大きさを検出する。顔領域検出部の検出結果はボタン制御部20に伝達される。ボタン制御部20は、撮影画像から顔領域が検出されたとき、撮影領域内に人物が存在していると判断することができ、撮影画像から顔領域が検出されなかったとき、撮影領域内に人物が存在していないと判断することができる。この判断と、顔領域検出部にて検出された顔領域の大きさとに基づき、ボタン制御部20は、録画の最中における撮像装置1の状況が分類状況SC〜SCの何れに属するのかを特定することができる。
【0045】
図8に示す如く、例えば、分類状況SC、SC、SCにおける最大評価値は、夫々、評価値EV、EV、EVであり、分類状況SC、SC及びSCの夫々において、評価値EV〜EV、EV及びEVはゼロとされる。より詳細には例えば、分類状況SCにおいて“EV>EV>EV>EV>0”が成立するように各評価値を定める。一方、顔領域が小さいときにはズームイン指示が成される可能性が高いと考えられるため、分類状況SCにおいては、例えば“EV>EV>EV>EV>0”が成立するように各評価値を定めるとよい。逆に顔領域が大きいときにはズームアウト指示が成される可能性が高いと考えられるため、分類状況SCにおいては、例えば“EV>EV>EV>EV>0”が成立するように各評価値を定めるとよい。
【0046】
<<第4実施例>>
第4実施例を説明する。画像の動きの大きさに応じて撮像装置1の状況の分類が成されても良く、例えば、図9に示す如く、撮像装置1の状況が分類状況SDに分類されても良い。
【0047】
分類状況SDは、録画の最中の状況であって且つ撮影画像上の動きの大きさが所定の基準動き量よりも大きい状況を指す。主制御部13に設けられた動き検出部(不図示)は、撮像部11の出力信号に基づき録画中の動画像(時系列に並ぶ撮影画像の集まり)におけるオプティカルフローを算出する。ボタン制御部20は、オプティカルフローに基づき撮影画像上の動きの大きさが所定の基準動き量よりも大きいか否かを判断する。そして、ボタン制御部20は、撮影画像上の動きの大きさが所定の基準動き量よりも大きい場合には、撮像装置1の状況が分類状況SDに属すると判断し、撮影画像上の動きの大きさが所定の基準動き量以下である場合には、第2又は第3実施例で述べた方法に従い、撮像装置1の状況が分類状況SB、SB、SC、SC及びSCの何れかに属するのかを判断する。
【0048】
図9に示す如く、例えば、分類状況SDにおける最大評価値は評価値EVである。動きが大きい場合には、注目被写体を撮影領域内に収め続けるべく、ユーザがズームアウト指示を成す可能性が高いと考えられるからである。より詳細には例えば、分類状況SDにおいて“EV>EV>EV>EV>0”が成立するように各評価値を定める。分類状況SDにおいて、評価値EV〜EV、EV及びEVはゼロとされる。
【0049】
<<第5実施例>>
第5実施例を説明する。上述の第1〜第4実施例において又は後述の他の実施例において、主制御部13(主制御部13に設けられた表示制御部)は、ボタンBT1の割り当て機能を表示画面15に表示させる。割り当て機能の表示は、文字、記号等の表示で実現されても良いし、アイコンの表示で実現されても良い。ここでは、割り当て機能の表示を、アイコンの表示で実現する方法を説明する。
【0050】
例えば、主制御部13は、ボタンBT1の割り当て機能が候補機能F、F、Fであるとき、それぞれ図10(a)〜(c)のアイコン341、342、343を表示画面15に表示させ、ボタンBT1の割り当て機能が候補機能F又はFであるとき、図10(d)のアイコン344を表示画面15に表示させる(図6も参照)。アイコン341〜344は互いに異なるアイコンである。ボタンBT1が表示画面15上のボタンである場合、アイコン341〜344の夫々がボタンBT1であっても良い。即ち、ボタンBT1の割り当て機能が候補機能Fであるとき、アイコン341が表示画面15に表示され、ユーザがボタンBT1としてのアイコン341を押すことにより、候補機能Fが実現されてもよい。
【0051】
また、以下のような表示を行ってもよい。今、或る特定の分類状況下において、最大評価値がEVであって、且つ、2番目、3番目、4番目評価値が夫々正の評価値EV、EV、EVであり、且つ、他の評価値はゼロであるとする。この場合、特定の分類状況下において、まず、主制御部13は、最大評価値EVに対応するアイコン341を表示画面15に表示し(図11参照)、ボタンBT2が1回押されたらアイコン341の代わりに合成アイコン361を表示画面15に表示し、ボタンBT2が更にもう1回押されたら合成アイコン361の代わりに合成アイコン362を表示画面15に表示する。
【0052】
合成アイコン361及び362に代表される合成アイコンは、アイコン341〜344を楕円上に沿って配列して合成したものである。合成アイコン上におけるアイコン341〜344の位置及び大きさは、ボタンBT2を押した回数に依存して変化する。ボタンBT2を押すたびに、合成アイコン中の最大アイコンはアイコン341〜344間で循環的に切り替わる。具体的には、合成アイコン361を形成するアイコン341〜344の内、アイコン341のサイズが最も大きく且つ合成アイコン361においてアイコン341が最も下方に表示され、合成アイコン362を形成するアイコン341〜344の内、アイコン344のサイズが最も大きく且つ合成アイコン362においてアイコン344が最も下方に表示される。合成アイコンが表示されているとき、合成アイコン中の最大アイコン(合成アイコン361においてはアイコン341、合成アイコン362においてはアイコン344)に対応する候補機能がボタンBT1に割り当てられる。即ち、合成アイコン361、362が表示されている場合におけるボタンBT1の割り当て機能は、夫々、アイコン341に対応する候補機能F、アイコン344に対応する候補機能F(又はF)である。ボタンBT1が表示画面15上のボタンである場合、ユーザは、合成アイコン361の表示時にアイコン341を押すことで候補機能Fを実現させることができる(他の合成アイコンの表示時においても同様)。
【0053】
<<第6実施例>>
第6実施例を説明する。分類状況ごとに且つ候補機能ごとに設定された評価値は固定値であっても良いが、可変値であっても良く、例えば、ユーザによる過去の操作内容に応じて評価値を変更しても良い。
【0054】
説明の具体化のため、図12に示す如く、時刻t及びt間における撮像装置1の状況が分類状況SCに分類されており、時刻tと時刻tよりも前の時刻tとの間において、ボタンBT1が5回以上押されたことを想定する。ボタン制御部20は、分類状況SCの評価値EV、EV、EV及びEVに対して、夫々、基準値REF、REF、REF及びREFを予め対応させておく(即ち、図8の二重丸、一重丸及び三角に、夫々、予め基準値REF、REF及びREFを対応させる)。“REF>REF>REF>0”が成立し、ここでは、REF=5、REF=2、REF=1であるとする。
【0055】
分類状況SCの下で、ある注目時刻にボタンBT1が押されたとき(即ち、ボタンBT1が操作されたとき)、ボタン制御部20は、その注目時刻にボタンBT1に割り当てられていた候補機能が何れの候補機能であるのかを履歴情報として記憶する(換言すれば、注目時刻において実現された候補機能を履歴情報として記憶する)。履歴情報を記憶する履歴情報記憶部(不図示)をボタン制御部20に設けておくと良い。履歴情報は、ボタンBT1が押される度に生成され記憶される。
【0056】
時刻tにおいて、ボタン制御部20は、分類状況SCについての直近過去5回分の履歴情報に基づき、時刻tにおける、分類状況SCについての各評価値を設定する。例えば、時刻t以後、時刻tに至るまで、ボタンBT1に候補機能Fが割り当てられている状態でボタンBT1がQ回押され、且つ、ボタンBT1に候補機能Fが割り当てられている状態でボタンBT1がQ回押され、且つ、ボタンBT1に候補機能F又はFが割り当てられている状態ではボタンBT1が1回も押されなかったケースを考える(ここでは、Q=3且つQ=2であるとする)。分類状況SCについての直近過去5回分の履歴情報は、このケースの内容を指し示し、それらの履歴情報に基づき、ボタン制御部20は、時刻tにおいて、分類状況SCについての評価値EV、EV、EV及びEVを、
EV=REF×(Q+1)=2×(2+1)=6、
EV=REF×(Q+1)=5×(3+1)=20、
EV=REF×(0+1)=1×(0+1)=1、
EV=REF×(0+1)=2×(0+1)=2、
に従って求める。結果、時刻tにおいては、“EV>EV>EV>EV”に従ってボタンBT1の割り当て機能の設定及び変更が成される。
【0057】
上述の演算式は例示に過ぎない。いずれにせよ、過去において使用頻度の高かった候補機能に対応する評価値が大きくなるように、履歴情報に応じて各評価値を修正すればよい。分類状況SCのみに注目して、過去の履歴情報(時刻tまでに得られた履歴情報)に応じた現在の割り当て機能(時刻tにおけるボタンBT1の割り当て機能)の設定方法を説明したが、履歴情報の記憶及び履歴情報に応じた割り当て機能の設定を、分類状況ごとに行うことができる。
【0058】
<<第7実施例>>
第7実施例を説明する。ボタン制御部20は、ボタンBT1の割り当て機能を変更したとき、その変更の発生をユーザに知らしめる報知を成すと良い。報知は、人間の感覚(視覚、聴覚、触覚等)に訴えるものであるならば何でもよい。典型的には、表示画面15における表示を用いて上記報知を実現すると良い。
【0059】
例えば、ボタンBT1の割り当て機能が変更された際、一定時間、その変更の発生を指し示す表示を行う。例えば、変更の発生を指し示す表示は、図13に示す如く、表示画面15の外枠部分の点滅表示であっても良いし、図14に示す如く、ボタンBT1としてのアイコンの点滅表示でも良い。
【0060】
本実施形態に係る撮像装置1によれば、従来は複数のボタンで実現されていた複数の機能を1つのボタンBT1にて選択的に実現することが可能となる。従って、従来の撮像装置と比べてボタンの個数を削減することが可能となり、結果、ユーザが必要とする操作を行ないやすくなる(ボタンの個数が多いことによる操作の煩雑性が軽減される)と共に撮像装置1の小型化及び低コスト化にも寄与する。
【0061】
この際、ボタン制御部20は、撮像装置1の動作状態(図6及び図7参照)及び撮影シーン(図8及び図9参照)の少なくとも一方に応じて、ボタンBT1の割り当て機能を設定する(撮像装置1の動作状態及び撮影シーンの意義の詳細については後述)。撮像装置1の動作状態又は撮影シーンに基づけば、使用可能性の高い機能(ユーザの所望機能)を推定することができ、使用可能性が高いと思われる機能を優先的にボタンBT1に割り当てることが可能となる。このため、ボタン個数を削減したにも関わらず、ユーザは容易に所望機能を実現させることが可能となり、操作性が向上する。加えて、ボタンBT1の割り当て機能を変更させるためのボタンBT2が別途設けられているため、ボタンBT1の割り当て機能がユーザの所望機能と異なる場合、ユーザはボタンBT1の機能を所望機能に変更させることができる。ボタン制御部20は、分類状況ごと且つ候補機能ごとの評価値を用いてボタンBT1の割り当て機能の設定及び変更を行うため、評価値の適切なる設定を介して、分類状況ごとに使用可能性が高いと推測される機能を優先的にボタンBT1に割り当てることが可能となる。
【0062】
また、ボタンBT1の割り当て機能が変化することで発生が懸念されるユーザの混乱は、ボタンBT1の割り当て機能の表示(第5実施例参照)及び/又は割り当て機能の変更報知(第7実施例参照)にて解消可能である。また、過去の履歴情報をも参照して現在の割り当て機能を設定可能にしておくことで、ユーザの過去の使用状況に応じた適切な機能割り当てが可能となる(第6実施例参照)。
【0063】
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈3を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
【0064】
[注釈1]
上述したように、撮像装置1に設けられるボタンの個数は3以上でも良く、使用頻度の高い機能など、幾つかの機能に対しては専用ボタンを割り当てるようにしても良い。例えば、ボタンBT1及びBT2に加えて、静止画像撮影指示機能が固定的に割り当てられたシャッタボタン(不図示)を操作部17に設けておくことができ、この場合、ボタンBT1に割り当てられうる機能から候補機能Fが削除される。また例えば、ボタンBT1及びBT2に加えて、電源オン指示機能及び電源オフ指示機能が固定的に割り当てられた電源ボタン(不図示)を操作部17に設けておくことができ、この場合、ボタンBT1に割り当てられうる機能から候補機能F及びFが削除される。
【0065】
[注釈2]
図1の撮像装置1を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。ソフトウェアを用いて撮像装置1を構成する場合、ソフトウェアにて実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すことになる。ソフトウェアを用いて実現される機能をプログラムとして記述し、該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能を実現するようにしてもよい。
【0066】
[注釈3]
例えば、以下のように考えることができる。
ボタンBT1及びBT2を、夫々、主ボタン及び副ボタンと呼ぶことができる。
撮像装置1の動作状態は、撮像装置1への電源の投入状態(撮像装置1の電源のオン又はオフ状態)、及び、撮像装置1の録画状態の内、少なくとも一方を含み、撮像装置1への電源の投入状態及び撮像装置1の録画状態に依存して、撮像装置1の状況が分類状況SA〜SA、SB及びSBの何れかに分類される(図6及び図7参照)。撮像装置1の録画状態は、現在が録画前であるか、録画中であるか、録画後であるかを表すと共に、現在が録画中であるならば録画時間の長さをも表す。
撮像装置1の撮影シーンは、撮影領域内における人物の有無、撮影画像上の顔領域の大きさ、撮影画像上の動きの大きさの内、少なくとも1つに依存する情報である。撮影領域内における人物の有無、撮影画像上の顔領域の大きさ及び撮影画像上の動きの大きさに依存して、撮像装置1の状況が分類状況SC〜SC及びSDの何れかに分類される(図8及び図9参照)。
【符号の説明】
【0067】
1 撮像装置
11 撮像部
15 表示画面
20 ボタン制御部
BT1 第1ボタン
BT2 第2ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主ボタンを備えた撮像装置において、
当該撮像装置の動作状態及び撮影シーンの内の少なくとも一方に応じて、前記主ボタンの割り当て機能を設定するボタン制御部を備えた
ことを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記主ボタンの割り当て機能を変更するための副ボタンを更に備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記動作状態は、
当該撮像装置への電源の投入状態、及び、
当該撮像装置の録画状態の内、少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記撮影シーンは、
撮影領域内における人物の有無、
当該撮影装置による撮影画像上の顔領域の大きさ、
前記撮影画像上の動きの大きさの内、少なくとも1つに依存する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の撮像装置。
【請求項5】
前記主ボタンの割り当て機能を表示する表示画面を更に備えた
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の撮像装置。
【請求項6】
前記ボタン制御部は、前記主ボタンが操作されたときに設定していた前記割り当て機能を履歴情報として記憶し、過去の履歴情報をも用いて、現在の前記割り当て機能を設定する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の撮像装置。
【請求項7】
前記ボタン制御部は、前記主ボタンの割り当て機能を変更したとき、その変更の発生を報知する
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−235196(P2012−235196A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−100734(P2011−100734)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】